JPH06117629A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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Publication number
JPH06117629A
JPH06117629A JP26584892A JP26584892A JPH06117629A JP H06117629 A JPH06117629 A JP H06117629A JP 26584892 A JP26584892 A JP 26584892A JP 26584892 A JP26584892 A JP 26584892A JP H06117629 A JPH06117629 A JP H06117629A
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JP
Japan
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signal
pressure detector
combustion
pressure
exhaust port
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Pending
Application number
JP26584892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
Kunio Nakamura
邦夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼装置の燃焼音を能動制御により排気口外
部で消音する、低騒音の燃焼装置を実現する。 【構成】 バーナ部3の第一の圧力検出器10の信号を
基に燃焼音の逆位相信号を計算し、排気口5外部に備え
た消音スピーカ13から逆位相音波を発生させ燃焼音の
消音を行なうと共に、排気口5外部の第二の圧力検出器
11の信号を基に消音量の評価を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等を燃焼する燃焼
装置の燃焼騒音を、その騒音と逆位相の信号を計算し、
能動的に消音する機能を備えた燃焼装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼装置を図6に示すガス給湯機
を用いて説明する。図6に示すように、燃焼用空気を供
給する送風機1と、燃料を制御する燃料制御装置2と、
燃料と空気を混合し混合気とするバーナ部3と、バーナ
部3から噴出した混合気が燃焼する燃焼室4と、燃焼に
より発生した排気ガスを機器外部へ排出する排気口5
と、排気口5に吸音材6を備えて構成されている。ここ
で7は、熱交換器である。
【0003】上記構成において、燃焼によって発生した
燃焼音は主に排気口5から放出されるが、排気口5の吸
音材6による消音効果により燃焼音低減に対応してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、発生した燃焼音は低周波数を主成分として
いるため、排気口に備えた吸音材では燃焼音を低減する
効果が殆どなかった。すなわち、低周波数騒音を低減す
るためには、排気口を非常に大きくし、かつ多量の吸音
材を使用せねばならず、実際には実現困難であるという
課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、燃焼
装置を運転する際に発生する燃焼音を、能動消音により
大幅に低減するとともに燃焼音の変化に対しても適応制
御により追従することで消音効果を維持し燃焼騒音を抑
制することを第一の目的としている。
【0006】本発明の第二の目的は、燃焼音を、迅速、
かつ大幅に低減することにある。本発明の第三の目的
は、燃焼音を大幅に低減するとともに燃焼音消去用の音
波によるハウリングを抑制することにある。
【0007】本発明の第四の目的は、燃焼音と送風音を
大幅に低減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明燃焼装置の第一技術手段は、空気を供給
する送風装置と、空気と燃料を混合するバーナ部と、バ
ーナ部で混合された混合気体を燃焼する燃焼室と、燃焼
室からの排気ガスを排出する排気口と、バーナ部内の圧
力を検出する第一の圧力検出器と、排気口外部の圧力を
検出する第二の圧力検出器と、第一の圧力検出器の信号
と第二の圧力検出器の信号を基に、第二の圧力検出器の
圧力が音波による逆位相干渉により抑制される信号を計
算する演算回路と、排気口外部に設け、逆位相の音波を
発生させる音波発生手段を備えたものである。
【0009】また第二の目的を達成するために本発明の
第二技術手段は、バーナ部内の二次空気流路に、圧力を
検出する第一の圧力検出器を備えたものである。
【0010】また第三の目的を達成するために本発明の
第三技術手段は、バーナ部内の混合気流路に、圧力を検
出する第一の圧力検出器を備えたものである。
【0011】また第四の目的を達成するために本発明
は、送風装置の近傍に、圧力を検出する第一の圧力検出
器を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記構成によって、まず燃焼室内の燃
焼音は、バーナ部内の圧力変動として第一の圧力検出器
により検出され、演算回路に取り込まれる。演算回路
は、この第一の圧力検出器の信号を基に逆位相の信号を
計算し、この信号により音波発生手段から音波として出
力する。排気口から出る燃焼音と音波発生手段から出る
逆位相の音波とが位相干渉をおこし、燃焼音を低減す
る。また、第二の圧力検出器により、排気口外部の燃焼
音が検出され、演算回路に取り込まれる。演算回路は燃
焼音の消音効果を判断し、消音量が少ないときは逆位相
信号の位相と出力を調整し、消音量が最大となるように
する。すなわち演算回路における信号処理は、燃焼音が
変化したときにも追従するように適応制御アルゴリズム
が組み込まれており、燃焼音の逆特性をリアルタイムに
計算し、常に最適な燃焼音低減効果が得られるものであ
る。ここで第一の圧力検出器は、燃焼室の上流側のバー
ナ部に設けるため、常に常温に近い温度の空気もしくは
燃料の雰囲気下に存在することになる。さらに第二の圧
力検出器は、排気口外部に設けるため雰囲気温度に近い
状態に存在することになる。
【0013】また第一の圧力検出器をバーナ部の二次空
気流路に設けることで、燃焼音の圧力変動を瞬時に演算
回路に取り込み、排気口外部の燃焼音を低減するもので
ある。
【0014】また第一の圧力検出器をバーナ部の混合気
流路に設けることで、燃焼音による圧力変動を瞬時に演
算回路に取り込み排気口外部の燃焼音を低減するととも
に、音波発生手段から発生される燃焼音の逆位相音の影
響を抑制できるものである。
【0015】また第一の圧力検出器を送風装置の近傍に
設けることで、燃焼音と送風音の圧力変動を演算回路に
取り込み、排気口外部の燃焼音と送風音を同時に低減す
るものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3に示
すガス給湯機を用いて説明する。
【0017】図1に示すように、燃焼用空気を供給する
送風装置であるシロッコファン1と、燃料である可燃ガ
ス量を制御する比例弁2と、可燃ガスと空気を混合した
混合気と二次空気を燃焼室4に供給するバーナ部3と、
バーナ部3内に設けた二次空気流路8と混合気流路9
と、燃焼による熱を水に伝える熱交換器7と、燃焼ガス
を機器外部に排出する排気口5とからなる。そして、さ
らに燃焼により発生する音を音圧としてバーナ部3で検
出する第一の圧力検出器である第一のマイクロフォン1
0と、排気口5外部に設け排気口5から出る燃焼音の圧
力変動の音圧を検出する第二の圧力検出器である第二の
マイクロフォン11と、第一のマイクロフォン10の信
号と第二のマイクロフォン11の信号を基に第二のマイ
クロフォン11の音圧が音波による逆位相干渉により抑
制される信号を計算する演算回路12と、演算回路12
の信号で逆位相の音波を発生させる音波発生手段として
の消音スピーカ13を排気口5上部に備えて構成され
る。さらに上記演算回路12は、図2に示す如く、第一
のマイクロフォン10の信号を増幅する第一の増幅器1
4と、アナログ信号をデジタル信号に変換する第一のA
/D変換器15と、第一のA/D変換器15からの信号
を基に燃焼音の逆特性を計算するデジタルフィルタ16
と、第二のマイクロフォン11の信号を増幅する第二の
増幅器17と、第二のA/D変換器18と、第二のA/
D変換器18からの信号を基に燃焼音の消音量を評価す
る適応フィルタ19と、計算されたデジタル逆位相信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器20と、この信
号を増幅する第三の増幅器21で構成される。なお、バ
ーナ部3の燃焼音の圧力変動を検出する第一の圧力検出
器10を、振動ピックアップとしても支障ないものであ
る。
【0018】上記構成によれば、燃焼室4で発生する燃
焼騒音は、バーナ部3に設けた第一のマイクロフォン1
0で検出され、演算回路12に音圧信号として取り込ま
れる。演算回路12内では、取り込まれた信号を第一の
増幅器14で増幅し、第一のA/D変換器15でデジタ
ル信号に変換した後、デジタルフィルタ16に取り込ま
れる。この信号を基に燃焼音の逆特性が計算される。計
算された逆位相信号は、適応フィルタ19を通り、D/
A変換器20でアナログ信号に変換され、第三の増幅器
21で増幅された後、排気口5外部に設けた消音用スピ
ーカ13から出力され、排気口5から放出される燃焼音
を位相干渉により消音する。また排気口5外部に設けた
第二のマイクロフォン11により、燃焼音の消音量の評
価を行なっている。すなわち、第二のマイクロフォン1
1で検出された信号は、第二の増幅器17により増幅さ
れ、第二のA/D変換器18によりデジタル信号に変換
された後デジタルフィルタ16を通り適応フィルタ19
に取り込まれる。適応フィルタ19では燃焼音が最小に
なるように出力信号の位相とゲインを調整し、変化する
燃焼音を常に最小とする適応制御が実行される。
【0019】従来の燃焼音の低減手法である吸音材6
は、燃焼音の主帯域である低周波数騒音(100から3
00Hz)を低減するのが困難であったのに対し、本発明
によれば、上記作用により燃焼音を低減できるものであ
る。また、第一のマイクロフォン10を燃焼室4の上流
側であるバーナ部3に設けているため、常に常温に近い
温度の空気もしくは燃料の雰囲気下に存在することにな
る。さらに第二のマイクロフォン11及び消音スピーカ
13を排気口5外部に設けているため、外気の雰囲気温
度に近い状態に存在することになり、熱による影響の考
慮を軽減できる。
【0020】次に本発明の第二の技術手段について図1
〜図3を基に説明する。上記第一の実施例と同一構造
で、かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳細
な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。上記実施
例においてバーナ部3に設けた第一のマイクロフォン1
0は燃焼音の圧力変動である音圧を、バーナ部3の燃焼
室4近傍に位置する燃焼用二次空気の通る二次空気流路
8に設けて検出するものである。バーナ部3はブンゼン
バーナを複数並設し、かつその間に二次空気流路8を形
成している。
【0021】上記構成により、第一のマイクロフォン1
0は燃焼室4で発生した燃焼音を瞬時に検出することが
できるため、演算回路12で逆位相信号を計算する時間
が充分あり、演算処理速度を上げることなく排気口5外
部で燃焼音を消音することが可能である。ここで第一の
マイクロフォン10により、一次空気圧変動もしくは燃
焼であるガス圧変動の少くともどちらか一方を検出して
も同様の効果が得られるものである。
【0022】次に本発明の第三技術手段について図1、
図2、図4を基に説明する。上記第一の実施例と同一構
造で、かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳
細な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。上記実
施例においてバーナ部3に設けた第一のマイクロフォン
10は燃焼音の圧力変動である音圧を、バーナ部3の燃
焼室4近傍に位置する混合気流路9に設けて検出するも
のである。バーナ部3はブンゼンバーナを複数並設し、
かつその間に二次空気流路8を形成してある。
【0023】上記構成により第一のマイクロフォン10
は燃焼室4で発生した燃焼音を瞬時に検出することがで
きるため、演算回路12で逆位相信号を計算する時間が
充分あり、演算処理速度を上げることなく排気口5外部
で燃焼音を消音することが可能である。さらに、消音ス
ピーカ13から発生する逆位相の音波が第一のマイクロ
フォン10で検出されるとハウリングを発生するが、混
合気流路9内部に第一のマイクロフォン10を備えてい
るため、ハウリングの発生を抑制することができる。
【0024】次に本発明の第四技術手段について図1、
図2、図5を基に説明する。上記第一の実施例と同一構
造で、かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳
細な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。上記実
施例においてバーナ部3に設けた第一のマイクロフォン
10は燃焼音と送風音の圧力変動である音圧を、シロッ
コファン1の吸い込み側に設けて検出するものである。
【0025】上記構成により第一のマイクロフォン10
は燃焼室4で発生した燃焼音とシロッコファン1から発
生する送風音を同時に検出することができ、この音圧信
号と逆位相の信号を演算回路12で計算し、その信号に
より消音スピーカ13から音波を発生させ、排気口5か
ら放出される燃焼音と送風音を位相干渉により同時に消
音することが可能となる。ここで第一のマイクロフォン
10をシロッコファン1の吸い込み側に設けた例を示し
たが、シロッコファン1の近傍であれば同様の効果を示
すものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の燃焼装置は、バーナ部内の圧力変動を第一圧力検出
器で、排気口外部の圧力変動を第二圧力検出器でそれぞ
れ検出し、この信号を基に第二圧力検出器の圧力が音波
による逆位相干渉により抑制される信号を演算し、この
信号により音波発生手段から逆位相の音波を排気口外部
に出力するものであるから、排気口外部から出る燃焼音
を位相干渉により低減できる。すなわち、従来の吸音材
による消音作用では低減困難であった、低周波数の燃焼
騒音を大幅に低減できる。また、第一の圧力検出器を燃
焼室上流側のバーナ部に設け、第二の圧力検出器ならび
に音波発生手段を排気口外部に設けているため、各部品
の熱による影響の考慮を軽減できる。
【0027】また、本発明の請求項2の燃焼装置によれ
ば、バーナ部の二次空気流路に第一の圧力検出器を設け
たものであるから、燃焼室で発生した燃焼音を瞬時に検
出することができるため、演算回路で逆位相信号を計算
する時間が充分あり、演算処理速度を上げることなく燃
焼音を消音することができる。
【0028】また、請求項3の本発明によれば、バーナ
部の混合気流路に第一の圧力検出器を設けたものである
から、燃焼室で発生した燃焼音を瞬時に検出でき、演算
回路で逆位相信号を計算する時間が充分あるため演算処
理速度を上げることなく燃焼音を消音することができる
とともに、音波発生手段から発生する逆位相の音波が第
一の圧力検出器で検出され発生するハウリングを抑制す
ることができる。
【0029】また、請求項4の本発明によれば、送風装
置の近傍に第一の圧力検出器を設けたものであるから、
燃焼室で発生した燃焼音と送風装置から発生する送風音
の圧力変動である音圧を同時に検出することができ、こ
の音圧信号と逆位相の信号を演算回路で計算し、その信
号により音波発生手段から発生させ、排気口から放出さ
れる燃焼音と送風音を位相干渉により同時に消音するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明燃焼装置の一実施例を採用したガス給湯
機の側部断面図
【図2】同装置の演算回路内部の構成図
【図3】同装置の他実施例を採用したガス給湯機のバー
ナ部分の側部断面図
【図4】同装置の他実施例を採用したガス給湯機のバー
ナ部分の側部断面図
【図5】同装置の他実施例を採用したガス給湯機の送風
機部分の側部断面図
【図6】従来のガス給湯機の側部断面図
【符号の説明】
1 送風装置 3 バーナ部 4 燃焼室 5 排気口 8 二次空気流路 9 混合気流路 10 第一の圧力検出器 11 第二の圧力検出器 12 演算回路 13 音波発生手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を供給する送風装置と、空気と燃料を
    混合するバーナ部と、前記バーナ部で混合された混合気
    体を燃焼する燃焼室と、前記燃焼室からの排気ガスを排
    出する排気口と、前記バーナ部内の圧力を検出する第一
    の圧力検出器と、前記排気口外部の圧力を検出する第二
    の圧力検出器と、前記第一の圧力検出器の信号と前記第
    二の圧力検出器の信号を基に前記第二の圧力検出器の圧
    力が音波による逆位相干渉により抑制される信号を計算
    する演算回路と、前記排気口外部に設け、前記音波信号
    を発生させる音波発生手段を備えた燃焼装置。
  2. 【請求項2】第一の圧力検出器は、バーナ部内の二次空
    気流路に設けた請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】第一の圧力検出器は、バーナ部内の混合気
    流路に設けた請求項1記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】空気を供給する送風装置と、空気と燃料を
    混合するバーナ部と、前記バーナ部で混合された混合気
    体を燃焼する燃焼室と、前記燃焼室からの排気ガスを排
    出する排気口と、前記送風装置の近傍に設け、圧力を検
    出する第一の圧力検出器と、前記排気口外部の圧力を検
    出する第二の圧力検出器と、前記第一の圧力検出器の信
    号と前記第二の圧力検出器の信号を基に前記第二の圧力
    検出器の圧力が音波による逆位相干渉により抑制される
    信号を計算する演算回路と、前記排気口外部に設け、前
    記音波信号を発生させる音波発生手段を備えた燃焼装
    置。
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