JP2708310B2 - ごみ焼却炉における排気ダクトの消音装置 - Google Patents

ごみ焼却炉における排気ダクトの消音装置

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JP2708310B2
JP2708310B2 JP605792A JP605792A JP2708310B2 JP 2708310 B2 JP2708310 B2 JP 2708310B2 JP 605792 A JP605792 A JP 605792A JP 605792 A JP605792 A JP 605792A JP 2708310 B2 JP2708310 B2 JP 2708310B2
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肇 吉儀
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剛 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気騒音を低減するた
めの消音装置を有するごみ焼却炉における排気ダクトの
消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ごみ焼却炉などの排気ダクトに設
けられる消音装置は、排気ダクトに、吸音型や膨張型、
共鳴型などの消音器(マフラー)を介在させるのが一般
的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記消音器
は、発生音源に対応して設計されるため、音源の騒音特
性が変化した場合には、容易に対応することができない
もので、また低周波数の騒音に対しては消音器の容積が
大きくなり、さらにダクト内の圧力損失が大きくなると
いう問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、発生音
圧特性が変化しても容易に対応できるとともに、ダクト
内の圧力損失も小さく、コンパクトに構成できるごみ焼
却炉における排気ダクトの消音装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のごみ焼却炉における排気ダクトの消音装置
は、排気ダクトの中間部に、上流側に配置された騒音検
出手段と、騒音検出手段の下流側に配置された付加音用
スピーカーと、付加音用スピーカーの下流側に配置され
た残留音検出手段と、前記騒音検出手段の検出値に基づ
き付加音用スピーカーを作動して検出騒音と同じ音圧レ
ベルで逆位相の消音用音波を排気ダクト内に発生させる
とともに残留音検出手段の検出値に基づいて前記消音用
音波を補正する消音制御器とを具備した消音装置を設け
たものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、騒音検出手段により検出し
た検出騒音と同じ音圧レベルで逆位相の消音用音波を、
残留音検出手段の検出値により補正して付加音用スピー
カーにより発生させ、騒音に干渉させて消音するので、
ごみ焼却炉の負荷の変動により、騒音特性が変化しても
容易に対応することができ、排気ダクト内に設置するセ
ンサーやスピーカーなども流路抵抗を極めて少なくする
ことができるので、ダクト内の圧力損失を極めて少なく
することができ、全体をコンパクトに構成することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るごみ焼却炉における排気
ダクトの消音装置の一実施例を図1および図2に基づい
て説明する。
【0008】図1は消音装置を具備した排気ダクトの基
本的な構成図である。すなわち、途中に排気用送風機1
が介在された排気ダクト2に、排気用送風機1の駆動モ
ーター3にその回転数を検出する送風機回転センサー
(騒音検出手段の一例)4が取り付けられるとともに、
排気用送風機1下流側の中間排気ダクト2aと排気口2
bに至る下流排気ダクト2cとのコーナー部2d近傍
に、排気口2b側に音圧発生面を向けた付加音用スピー
カー5が配設されている。また、付加音用スピーカー5
の下流側の下流排気ダクト2cに、残留音検出センサー
6が配置されている。
【0009】7は、排気用送風機1の駆動モーター3の
回転数に応じて発生する騒音の音圧レベルおよび音波波
形が予め記憶された消音制御器で、送風機回転センサー
4の検出値に応じて記憶値に基づき、発生騒音と同じ音
圧レベルで逆位相の消音用音波を付加音用スピーカー5
に発生させる信号を出力するとともに、残留音検出セン
サー6の検出値に基づいてその出力信号を補正すること
ができる。
【0010】8は中間排気ダクト2aに設けられる騒音
検出センサー(騒音検出手段の一例)で、排気騒音を検
出して消音制御器7に入力し、この検出値に基づいて発
生騒音と同じ音圧レベルで逆位相の消音用音波を付加音
用スピーカー5に発生させる信号を出力することができ
る。この騒音検出センサー8は、送風機回転センサー4
に代えて単独で設け機能させることもできるし、あるい
は送風機回転センサー4と共に設けて選択的に機能させ
ることもでき、また何方か一方を他方の故障時の補助用
に使用することも可能である。
【0011】図2は、高温でほこり、ごみなどを含む排
気ガス対策用の消音装置を具備した排気ダクトの具体的
な実施例を示している。すなわち、中間排気ダクト2a
の騒音検出部には、中間排気ダクト2aと直交する方向
に騒音伝播管11が接続され、その先端部に騒音検出セ
ンサー8が設けられている。そして、この騒音伝播管1
1の先端部に騒音検出センサー8の冷却空気を気送する
ための第1冷却ガス管12が接続されるとともに、騒音
伝播管11の中間部に騒音音圧を減衰することなく排ガ
ス中のちりやごみの侵入を阻止可能な第1断熱材13が
設けられている。
【0012】また、排気ダクト2のコーナー部2dに
は、下流排気ダクト2cと連続する方向に付加音伝播管
14が接続され、その先端部に付加音用スピーカー5が
設けられている。そして、この騒音伝播管11の先端部
に付加音用スピーカー5の冷却空気を気送するための第
2冷却ガス管15が付加音用スピーカー5の周囲複数箇
所に接続されるとともに、付加音伝播管14の中間部に
付加音音圧を減衰することなく排ガス中のちりやごみの
侵入を阻止可能な第2断熱材16が設けられている。
【0013】さらに、下流排気ダクト2cの残留音検出
部には、接続部近傍が下流排気ダクト2cと平行に上流
側に折り曲げられた残留音伝播管17が接続され、その
先端部に残留音検出センサー6が設けられている。そし
て、この残留音伝播管17の先端部に残留音検出センサ
ー6の冷却空気を気送するための第3冷却ガス管18が
接続されるとともに、残留音伝播管17の中間部に残留
音音圧を減衰することなく排ガス中のちりやごみの侵入
を阻止可能な第3断熱材19が設けられている。
【0014】上記構成によれば、第1,第3断熱材1
3,19を介在させた騒音伝播管11および残留音伝播
管17を介して騒音検出センサー8および残留音検出セ
ンサー6をそれぞれ設けることにより、センサー部に発
生する風切り音,気流音をできるだけ小さくして正確に
騒音または残留音の波形と音圧レベルを検出することが
できる。また、第2断熱材16を介在させた付加音伝播
管14を介して付加音用スピーカー5を設けることによ
り、排ガスに直接触れるのを防止するとともに、第1〜
第3冷却ガス管12,15,18から供給される冷却空
気により積極的に冷却して、騒音検出センサー8および
残留音検出センサー6ならびに付加音用スピーカー5が
熱により損傷するのを防止することができる。したがっ
て、高温でちりやごみを含むごみ焼却設備の排ガス用の
排気ダクト2の騒音を圧損もほとんどなく効果的に減衰
させることができ、特にコンパクトな構成で低周波数の
騒音を効果的に減衰させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のごみ焼却炉
における排気ダクトの消音装置によれば、消音装置によ
り、騒音検出手段で検出した検出騒音と同じ大きさの音
圧で逆位相の消音用音波を、残留音検出手段の検出値に
より補正して付加音用スピーカーにより発生させ、騒音
に干渉させて消音するので、ごみ焼却炉の負荷の変動に
より、騒音音源が大きく変化しても容易に対応すること
ができ、排気ダクト内に設置するセンサーやスピーカー
なども流路抵抗を極めて少なくすることができるので、
ダクト内の圧力損失を極めて少なくすることができ、全
体をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るごみ焼却炉における排気ダクトの
消音装置の一実施例を示す基本構成図である。
【図2】同ごみ焼却炉における排気ダクトの消音装置の
具体的な構成図である。
【符号の説明】
1 排気送風機 2 排気ダクト 3 駆動モーター 4 送風機回転センサー 5 付加音用スピーカー 6 残留音検出センサー 7 消音制御器 8 騒音検出センサー 11 騒音伝播管 14 付加音伝播管 17 残留音伝播管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 剛 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−95219(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ダクトの中間部に、上流側に配置さ
    れた騒音検出手段と、騒音検出手段の下流側に配置され
    た付加音用スピーカーと、付加音用スピーカーの下流側
    に配置された残留音検出手段と、前記騒音検出手段の検
    出値に基づき付加音用スピーカーを作動して検出騒音と
    同じ音圧レベルで逆位相の消音用音波を排気ダクト内に
    発生させるとともに残留音検出手段の検出値に基づいて
    前記消音用音波を補正する消音制御器とを具備したこと
    を特徴とするごみ焼却炉における排気ダクトの消音装
    置。
JP605792A 1992-01-17 1992-01-17 ごみ焼却炉における排気ダクトの消音装置 Expired - Lifetime JP2708310B2 (ja)

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KR20040011739A (ko) * 2002-07-30 2004-02-11 학교법인조선대학교 외부 가진형 캐비티 소각기
CN102011635B (zh) * 2010-12-12 2012-10-31 昆明理工大学 对偶音频消声排气管

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