JPH06207712A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH06207712A JPH06207712A JP160193A JP160193A JPH06207712A JP H06207712 A JPH06207712 A JP H06207712A JP 160193 A JP160193 A JP 160193A JP 160193 A JP160193 A JP 160193A JP H06207712 A JPH06207712 A JP H06207712A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼音を能動制御により排気口外部で消音す
る。 【構成】 燃焼室4に設けた振動検出器11により燃焼
音の圧力変動を振動として検出し、この信号を基に燃焼
音の逆位相信号を演算回路15で計算し、排気口6の外
部に備えた消音スピーカ16から逆位相音波を発生させ
燃焼音の消音を行なうと共に、排気口6の外部の圧力検
出器14の信号を基に消音量の評価を行なう適応制御に
より燃焼音を常に最小とする。
る。 【構成】 燃焼室4に設けた振動検出器11により燃焼
音の圧力変動を振動として検出し、この信号を基に燃焼
音の逆位相信号を演算回路15で計算し、排気口6の外
部に備えた消音スピーカ16から逆位相音波を発生させ
燃焼音の消音を行なうと共に、排気口6の外部の圧力検
出器14の信号を基に消音量の評価を行なう適応制御に
より燃焼音を常に最小とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等を燃焼する燃焼
装置の燃焼騒音を、その騒音により発生した振動と逆位
相の信号を計算し、能動的に消音する機能を備えた燃焼
装置に関するものである。
装置の燃焼騒音を、その騒音により発生した振動と逆位
相の信号を計算し、能動的に消音する機能を備えた燃焼
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼装置を図5に示すガス給湯機
を用いて説明する。図5に示すように、燃焼用空気を供
給する送風機1と、燃料を制御する燃料制御装置2と、
燃料と空気を混合し混合気とするバーナ部3と、バーナ
部3から噴出した混合気が燃焼する燃焼室4と、燃焼に
より発生した排気ガスを機器外部へ排出する排気通路5
と排気口6と、排気通路5に設けた吸音材7と、本体ボ
ディ8から構成されている。ここで9は、燃焼による熱
を水に伝える熱交換器である。
を用いて説明する。図5に示すように、燃焼用空気を供
給する送風機1と、燃料を制御する燃料制御装置2と、
燃料と空気を混合し混合気とするバーナ部3と、バーナ
部3から噴出した混合気が燃焼する燃焼室4と、燃焼に
より発生した排気ガスを機器外部へ排出する排気通路5
と排気口6と、排気通路5に設けた吸音材7と、本体ボ
ディ8から構成されている。ここで9は、燃焼による熱
を水に伝える熱交換器である。
【0003】上記構成において、ガス給湯機を運転する
際に発生する騒音は、送風機から発生する送風騒音と燃
焼により発生する燃焼騒音に大別される。ここでこれら
の騒音は主に排気口6から放出されるが排気通路5の吸
音材7による消音効果や、本体ボディ8の遮音効果によ
り低減していた。
際に発生する騒音は、送風機から発生する送風騒音と燃
焼により発生する燃焼騒音に大別される。ここでこれら
の騒音は主に排気口6から放出されるが排気通路5の吸
音材7による消音効果や、本体ボディ8の遮音効果によ
り低減していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、送風音を吸音効果と遮音効果によりある程
度低減できていたが、低周波数を主成分とする燃焼音を
殆ど低減できなかった。すなわち、低周波数騒音を低減
するためには、排気口を非常に大きくし、かつ多量の吸
音材を使用せねばならず、実際には、実現困難であると
いう課題があった。
の構成では、送風音を吸音効果と遮音効果によりある程
度低減できていたが、低周波数を主成分とする燃焼音を
殆ど低減できなかった。すなわち、低周波数騒音を低減
するためには、排気口を非常に大きくし、かつ多量の吸
音材を使用せねばならず、実際には、実現困難であると
いう課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、燃焼
装置を運転する際に発生する燃焼音を能動消音により大
幅に低減するとともに、燃焼音の変化に対しても適応制
御により追従することで消音効果を維持し、音波発生手
段の音波によるハウリングを抑制することを第一の目的
としている。
装置を運転する際に発生する燃焼音を能動消音により大
幅に低減するとともに、燃焼音の変化に対しても適応制
御により追従することで消音効果を維持し、音波発生手
段の音波によるハウリングを抑制することを第一の目的
としている。
【0006】本発明の第二の目的は、振動検出器の熱に
よる劣化を軽減しつつ、燃焼装置を運転する際に発生す
る燃焼音を能動消音により大幅に低減し、燃焼音の変化
に対しても適応制御により追従することで消音効果を維
持し、音波発生手段の音波がフィードバックしておこる
ハウリングを抑制することにある。
よる劣化を軽減しつつ、燃焼装置を運転する際に発生す
る燃焼音を能動消音により大幅に低減し、燃焼音の変化
に対しても適応制御により追従することで消音効果を維
持し、音波発生手段の音波がフィードバックしておこる
ハウリングを抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明燃焼装置の第一技術手段は、空気を供給
する送風装置と、空気と燃料を混合するバーナ部と、バ
ーナ部で混合された混合気体を燃焼する燃焼室と、燃焼
室からの排気ガスを排出する排気口と、燃焼室の振動を
検出する振動検出器と、排気口外部の圧力を検出する圧
力検出器と、振動検出器の信号と圧力検出器の信号を基
に圧力検出器の近傍の圧力が音波による逆位相干渉によ
り抑制される信号を適応制御により計算する演算回路
と、排気口外部に設け、音波信号を発生させる音波発生
手段を備えたものである。
るために本発明燃焼装置の第一技術手段は、空気を供給
する送風装置と、空気と燃料を混合するバーナ部と、バ
ーナ部で混合された混合気体を燃焼する燃焼室と、燃焼
室からの排気ガスを排出する排気口と、燃焼室の振動を
検出する振動検出器と、排気口外部の圧力を検出する圧
力検出器と、振動検出器の信号と圧力検出器の信号を基
に圧力検出器の近傍の圧力が音波による逆位相干渉によ
り抑制される信号を適応制御により計算する演算回路
と、排気口外部に設け、音波信号を発生させる音波発生
手段を備えたものである。
【0008】また第二の目的を達成するために本発明の
第二技術手段は、空気を供給する送風装置と、空気と燃
料を混合するバーナ部と、バーナ部で混合された混合気
体を燃焼する燃焼室と、燃焼室からの排気ガスを排出す
る排気口と、バーナ部の振動を検出する振動検出器と、
排気口外部の圧力を検出する圧力検出器と、振動検出器
の信号と圧力検出器の信号を基に圧力検出器の近傍の圧
力が音波による逆位相干渉により抑制される信号を適応
制御により計算する演算回路と、排気口外部に設け、音
波信号を発生させる音波発生手段を備えたものである。
第二技術手段は、空気を供給する送風装置と、空気と燃
料を混合するバーナ部と、バーナ部で混合された混合気
体を燃焼する燃焼室と、燃焼室からの排気ガスを排出す
る排気口と、バーナ部の振動を検出する振動検出器と、
排気口外部の圧力を検出する圧力検出器と、振動検出器
の信号と圧力検出器の信号を基に圧力検出器の近傍の圧
力が音波による逆位相干渉により抑制される信号を適応
制御により計算する演算回路と、排気口外部に設け、音
波信号を発生させる音波発生手段を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、まず燃焼により発
生した燃焼室内の圧力変動は、燃焼室やバーナ部の振動
として振動検出器により検出され、演算回路に取り込ま
れる。演算回路は、この振動検出器の信号を基に逆位相
の信号を計算し、この信号により音波発生手段から音波
として出力する。排気口から出る燃焼音と音波発生手段
から出る逆位相の音波とが位相干渉をおこし、排気口外
部で燃焼音を低減する。また、圧力検出器により、排気
口外部の燃焼音が検出され、演算回路に取り込まれる。
演算回路は燃焼音の消音効果を判断し、消音量が少ない
ときは逆位相信号の位相と出力を調整し、消音量が最大
となるようにする。すなわち演算回路における信号処理
は、燃焼音が変化したときにも追従するように適応制御
アルゴリズムが組み込まれており、燃焼音の逆特性をリ
アルタイムに計算するものである。
生した燃焼室内の圧力変動は、燃焼室やバーナ部の振動
として振動検出器により検出され、演算回路に取り込ま
れる。演算回路は、この振動検出器の信号を基に逆位相
の信号を計算し、この信号により音波発生手段から音波
として出力する。排気口から出る燃焼音と音波発生手段
から出る逆位相の音波とが位相干渉をおこし、排気口外
部で燃焼音を低減する。また、圧力検出器により、排気
口外部の燃焼音が検出され、演算回路に取り込まれる。
演算回路は燃焼音の消音効果を判断し、消音量が少ない
ときは逆位相信号の位相と出力を調整し、消音量が最大
となるようにする。すなわち演算回路における信号処理
は、燃焼音が変化したときにも追従するように適応制御
アルゴリズムが組み込まれており、燃焼音の逆特性をリ
アルタイムに計算するものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3に示
すガス給湯機を用いて説明する。
すガス給湯機を用いて説明する。
【0011】図1、図3に示すように、燃焼用空気を供
給する送風装置であるシロッコファン1と、燃料である
可燃ガス量を制御する比例弁2と、可燃ガスと空気を混
合するバーナ部3と、混合気と二次空気を燃焼する燃焼
室4と、燃焼ガスを機器外部に排出する排気通路5と排
気口6と、燃焼による熱を水に伝える熱交換器9からな
る。そして、さらに燃焼により発生する振動を燃焼室側
板10で検出する振動検出器である振動ピックアップ1
1と、振動ピックアップ11と燃焼室側板10を連結す
る凸形治具12と、凸形治具12に設けた放熱板13
と、排気口6上部に設け排気口6から出る燃焼音の圧力
変動の音圧を検出する圧力検出器であるマイクロフォン
14と、振動ピックアップ11の信号とマイクロフォン
14の信号を基にマイクロフォン14の音圧が音波によ
る逆位相干渉により制御される信号を計算する演算回路
15と、演算回路15の信号で逆位相の音波を発生させ
る音波発生手段としての消音スピーカ16をマイクロフ
ォン14の上部に備えて構成される。さらに上記演算回
路15は、図2に示す如く、振動ピックアップ11の信
号を増幅する第一の増幅器17と、アナログ信号をデジ
タル信号に変換する第一のA/D変換器18と、第一の
A/D変換器18からの信号を基に逆特性を計算するデ
ジタルフィルタ装置19と、マイクロフォン14の信号
を増幅する第二の増幅器20と、第二のA/D変換器2
1と、第二のA/D変換器21からの信号を基に燃焼音
の消音量を評価する適応フィルタ22と、計算されたデ
ジタル逆位相信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器23と、この信号を増幅する第三の増幅器24で構成
される。
給する送風装置であるシロッコファン1と、燃料である
可燃ガス量を制御する比例弁2と、可燃ガスと空気を混
合するバーナ部3と、混合気と二次空気を燃焼する燃焼
室4と、燃焼ガスを機器外部に排出する排気通路5と排
気口6と、燃焼による熱を水に伝える熱交換器9からな
る。そして、さらに燃焼により発生する振動を燃焼室側
板10で検出する振動検出器である振動ピックアップ1
1と、振動ピックアップ11と燃焼室側板10を連結す
る凸形治具12と、凸形治具12に設けた放熱板13
と、排気口6上部に設け排気口6から出る燃焼音の圧力
変動の音圧を検出する圧力検出器であるマイクロフォン
14と、振動ピックアップ11の信号とマイクロフォン
14の信号を基にマイクロフォン14の音圧が音波によ
る逆位相干渉により制御される信号を計算する演算回路
15と、演算回路15の信号で逆位相の音波を発生させ
る音波発生手段としての消音スピーカ16をマイクロフ
ォン14の上部に備えて構成される。さらに上記演算回
路15は、図2に示す如く、振動ピックアップ11の信
号を増幅する第一の増幅器17と、アナログ信号をデジ
タル信号に変換する第一のA/D変換器18と、第一の
A/D変換器18からの信号を基に逆特性を計算するデ
ジタルフィルタ装置19と、マイクロフォン14の信号
を増幅する第二の増幅器20と、第二のA/D変換器2
1と、第二のA/D変換器21からの信号を基に燃焼音
の消音量を評価する適応フィルタ22と、計算されたデ
ジタル逆位相信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器23と、この信号を増幅する第三の増幅器24で構成
される。
【0012】上記構成によれば、燃焼により燃焼室4で
発生する振動は、燃焼室側板10に設けた凸形治具12
を介して振動ピックアップ11で検出され、演算回路1
5に燃焼音の圧力変動信号として取り込まれる。演算回
路15内では、取り込まれた信号を第一の増幅器17で
増幅し、第一のA/D変換器18でデジタル信号に変換
した後、デジタルフィルタ装置19に取り込まれる。こ
の信号を基に燃焼音の逆特性が計算される。計算された
逆位相信号は、適応フィルタ22を通り、D/A変換器
23でアナログ信号に変換され、第三の増幅器24で増
幅された後、排気口6上部に設けた消音用スピーカ16
から出力され、排気口6から放出される燃焼音を位相干
渉により消音する。また排気口6上部に設けたマイクロ
フォン14により、燃焼音の消音量の評価を行なってい
る。すなわち、マイクロフォン14で検出された信号
は、第二の増幅器20により増幅され、第二のA/D変
換器21によりデジタル信号に変換された後デジタルフ
ィルタ装置19を通り適応フィルタ22に取り込まれ
る。適応フィルタ22では燃焼音が最小になるように出
力信号の位相とゲインを調整し、変化する燃焼音を常に
最小とする適応制御が実行される。
発生する振動は、燃焼室側板10に設けた凸形治具12
を介して振動ピックアップ11で検出され、演算回路1
5に燃焼音の圧力変動信号として取り込まれる。演算回
路15内では、取り込まれた信号を第一の増幅器17で
増幅し、第一のA/D変換器18でデジタル信号に変換
した後、デジタルフィルタ装置19に取り込まれる。こ
の信号を基に燃焼音の逆特性が計算される。計算された
逆位相信号は、適応フィルタ22を通り、D/A変換器
23でアナログ信号に変換され、第三の増幅器24で増
幅された後、排気口6上部に設けた消音用スピーカ16
から出力され、排気口6から放出される燃焼音を位相干
渉により消音する。また排気口6上部に設けたマイクロ
フォン14により、燃焼音の消音量の評価を行なってい
る。すなわち、マイクロフォン14で検出された信号
は、第二の増幅器20により増幅され、第二のA/D変
換器21によりデジタル信号に変換された後デジタルフ
ィルタ装置19を通り適応フィルタ22に取り込まれ
る。適応フィルタ22では燃焼音が最小になるように出
力信号の位相とゲインを調整し、変化する燃焼音を常に
最小とする適応制御が実行される。
【0013】従来の燃焼音の低減手法である遮音や吸音
では、燃焼音の主帯域である低周波数騒音(100から
300Hz)を低減するのが困難であったのに対し、本
発明によれば、上記作用により燃焼音を大幅に低減てき
るものである。また消音スピーカ16により発生した逆
位相音は、燃焼室側板10を加振する程大きくない為振
動ピックアップ11へはフィードバックせず、ハウリン
グも防止できる。さらに、振動ピックアップ11と燃焼
室側板10の連結を凸形治具12により施し、凸形治具
12の首部の放熱板13により燃焼室4から振動ピック
アップ11へ伝わる熱を放熱できる。この放熱は、シロ
ッコファン1によりガス給湯機本体内部に空気の対流が
発生しており、強制的に行なわれている。さらにマイク
ロフォン14及び消音スピーカ16を排気口6外部に設
けているため、外気の雰囲気温度に近い状態に存在する
ことになり、熱による影響の考慮を軽減できる。マイク
ロフォン14を排気口6と消音スピーカ16の間に設け
ることで正負二重音源構造となり消音効果は最大とな
る。
では、燃焼音の主帯域である低周波数騒音(100から
300Hz)を低減するのが困難であったのに対し、本
発明によれば、上記作用により燃焼音を大幅に低減てき
るものである。また消音スピーカ16により発生した逆
位相音は、燃焼室側板10を加振する程大きくない為振
動ピックアップ11へはフィードバックせず、ハウリン
グも防止できる。さらに、振動ピックアップ11と燃焼
室側板10の連結を凸形治具12により施し、凸形治具
12の首部の放熱板13により燃焼室4から振動ピック
アップ11へ伝わる熱を放熱できる。この放熱は、シロ
ッコファン1によりガス給湯機本体内部に空気の対流が
発生しており、強制的に行なわれている。さらにマイク
ロフォン14及び消音スピーカ16を排気口6外部に設
けているため、外気の雰囲気温度に近い状態に存在する
ことになり、熱による影響の考慮を軽減できる。マイク
ロフォン14を排気口6と消音スピーカ16の間に設け
ることで正負二重音源構造となり消音効果は最大とな
る。
【0014】次に本発明の第二の技術手段について図4
から図5を基に説明する。上記第一の実施例と同一構造
で、かつ同一作用をする部分には同一符合を付して詳細
な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。燃焼用空
気を供給する送風装置であるシロッコファン1と、燃料
である可燃ガス量を制御する比例弁2と、可燃ガスと空
気を混合するバーナ部3と、混合気と二次空気を燃焼す
る燃焼室4と、燃焼ガスを機器外部に排出する排気通路
5と排気口6と、燃焼による熱を水に伝える熱交換器9
からなる。そして、さらに燃焼により発生する圧力変動
を振動としてバーナ部側板25の薄板部26で検出する
振動検出器である振動ピックアップ11と、振動ピック
アップ11と、排気口6上部に設け排気口6から出る燃
焼音の圧力変動の音圧を検出する圧力検出器であるマイ
クロフォン14と、振動ピックアップ11の信号とマイ
クロフォン14の信号を基にマイクロフォン14の音圧
が音波による逆位相干渉により抑制される信号を計算す
る演算回路15と、演算回路15の信号で逆位相の音波
を発生させる音波発生手段としての消音スピーカ16を
マイクロフォン14の上部に備えた構成とするものであ
る。上記構成により、振動ピックアップ11は薄板部2
6に取り付けられているため変位量が大きくなり、燃焼
音により発生した圧力変動を振動として効率よく検出で
きるとともに、燃焼室4の上流側に位置しているため熱
による影響の考慮を軽減でき、さらに燃焼音と逆位相音
との位相干渉により燃焼音を大幅に低減でき、ハウリン
グの発生も防止できるものである。
から図5を基に説明する。上記第一の実施例と同一構造
で、かつ同一作用をする部分には同一符合を付して詳細
な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。燃焼用空
気を供給する送風装置であるシロッコファン1と、燃料
である可燃ガス量を制御する比例弁2と、可燃ガスと空
気を混合するバーナ部3と、混合気と二次空気を燃焼す
る燃焼室4と、燃焼ガスを機器外部に排出する排気通路
5と排気口6と、燃焼による熱を水に伝える熱交換器9
からなる。そして、さらに燃焼により発生する圧力変動
を振動としてバーナ部側板25の薄板部26で検出する
振動検出器である振動ピックアップ11と、振動ピック
アップ11と、排気口6上部に設け排気口6から出る燃
焼音の圧力変動の音圧を検出する圧力検出器であるマイ
クロフォン14と、振動ピックアップ11の信号とマイ
クロフォン14の信号を基にマイクロフォン14の音圧
が音波による逆位相干渉により抑制される信号を計算す
る演算回路15と、演算回路15の信号で逆位相の音波
を発生させる音波発生手段としての消音スピーカ16を
マイクロフォン14の上部に備えた構成とするものであ
る。上記構成により、振動ピックアップ11は薄板部2
6に取り付けられているため変位量が大きくなり、燃焼
音により発生した圧力変動を振動として効率よく検出で
きるとともに、燃焼室4の上流側に位置しているため熱
による影響の考慮を軽減でき、さらに燃焼音と逆位相音
との位相干渉により燃焼音を大幅に低減でき、ハウリン
グの発生も防止できるものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の燃焼装置は、燃焼により発生する燃焼室内の圧力変
動を振動検出器で検出し、この信号を基に圧力検出器の
圧力が音波による逆位相干渉により常に最適に抑制され
る信号を適応制御則により演算し、音波発生手段から逆
位相の音波を排気口外部に出力するものであるから、排
気口外部から出る燃焼音を位相干渉により低減できる。
すなわち、従来の遮音や吸音による消音作用では低減困
難であった、低周波数の燃焼騒音を大幅に低減できる。
また音波発生手段から発生した音は、燃焼室内の圧力変
動を引き起こすほど大きくないため振動ピックアップへ
はフィードバックせずハウリングも発生しないものであ
る。
載の燃焼装置は、燃焼により発生する燃焼室内の圧力変
動を振動検出器で検出し、この信号を基に圧力検出器の
圧力が音波による逆位相干渉により常に最適に抑制され
る信号を適応制御則により演算し、音波発生手段から逆
位相の音波を排気口外部に出力するものであるから、排
気口外部から出る燃焼音を位相干渉により低減できる。
すなわち、従来の遮音や吸音による消音作用では低減困
難であった、低周波数の燃焼騒音を大幅に低減できる。
また音波発生手段から発生した音は、燃焼室内の圧力変
動を引き起こすほど大きくないため振動ピックアップへ
はフィードバックせずハウリングも発生しないものであ
る。
【0016】また、本発明の請求項2の燃焼装置によれ
ば、燃焼室上流側のバーナ部に振動検出器を設けたもの
であるから、振動検出器の熱による悪影響が生じないた
め耐久性が向上する。加えて音波発生手段からの逆位相
音で燃焼音を消音することができ、さらに音波発生手段
から発生した逆位相の音波がフィードバックして発生す
るハウリングを抑制することができる。
ば、燃焼室上流側のバーナ部に振動検出器を設けたもの
であるから、振動検出器の熱による悪影響が生じないた
め耐久性が向上する。加えて音波発生手段からの逆位相
音で燃焼音を消音することができ、さらに音波発生手段
から発生した逆位相の音波がフィードバックして発生す
るハウリングを抑制することができる。
【図1】本発明の一実施例の燃焼装置をガス給湯機に応
用した場合の構成図
用した場合の構成図
【図2】同装置の演算回路内部のブロック構成図
【図3】同装置の燃焼室部分の側部断面図
【図4】同装置の他の実施例の燃焼装置をガス給湯機に
応用した場合の構成図
応用した場合の構成図
【図5】同装置の燃焼室部分の制御断面図
【図6】従来のガス給湯機の側部断面図
1 送風装置 3 バーナ部 4 燃焼室 6 排気口 11 振動検出器 14 圧力検出器 15 演算回路 16 音波発生手段
Claims (2)
- 【請求項1】空気を供給する送風装置と、空気と燃料を
混合するバーナ部と、前記バーナ部で混合された混合気
体を燃焼する燃焼室と、前記燃焼室からの排気ガスを排
出する排気口と、前記燃焼室の振動を検出する振動検出
器と、前記排気口の外部の圧力を検出する圧力検出器
と、前記振動検出器の信号と前記圧力検出器の信号を基
に前記圧力検出器の近傍の圧力が音波による逆位相干渉
により抑制される信号を適応制御により計算する演算回
路と、前記排気口の外部に設けられ前記音波信号を発生
させる音波発生手段を備えた燃焼装置。 - 【請求項2】空気を供給する送風装置と、空気と燃料を
混合するバーナ部と、前記バーナ部で混合された混合気
体を燃焼する燃焼室と、前記燃焼室からの排気ガスを排
出する排気口と、前記バーナ部の振動を検出する振動検
出器と、前記排気口の外部の圧力を検出する圧力検出器
と、前記振動検出器の信号と前記圧力検出器の信号を基
に前記圧力検出器の近傍の圧力が音波による逆位相干渉
により抑制される信号を適応制御により計算する演算回
路と、前記排気口の外部に設けられ前記音波信号を発生
させる音波発生手段を備えた燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP160193A JPH06207712A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP160193A JPH06207712A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207712A true JPH06207712A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11506026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP160193A Pending JPH06207712A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06207712A (ja) |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP160193A patent/JPH06207712A/ja active Pending
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