JPH06117122A - 連層長屋の入口部の構造 - Google Patents
連層長屋の入口部の構造Info
- Publication number
- JPH06117122A JPH06117122A JP4272991A JP27299192A JPH06117122A JP H06117122 A JPH06117122 A JP H06117122A JP 4272991 A JP4272991 A JP 4272991A JP 27299192 A JP27299192 A JP 27299192A JP H06117122 A JPH06117122 A JP H06117122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- passage
- entrance
- gate
- passage way
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入口が一つでも各住戸に至る通路が独立して
いることにより連層長屋として設計の自由性を高める。
一階の通路と二階の通路を完全に区画することにより避
難通路を確保して安全性を高める。外観上一戸建てのよ
うな外観にする。 【構成】 一階と二階に個別の住戸１，２を有する連層
長屋において、一階の住戸１の適所に一つの入口３を設
ける。入口３に夫々独立した一階用の門扉４と二階用の
門扉５を設ける。この入口３のある部分で一階から二階
に亙る階段室６を形成する。階段室６の一階部分を仕切
りで仕切って一階用通路と二階用通路を設ける。二階用
通路に二階に対して昇降する階段を設ける。一階用の門
扉４から一階用通路を経て一階の玄関まで至る通路と、
二階用の門扉５から二階用通路を経て階段に至る通路と
を独立させる。
いることにより連層長屋として設計の自由性を高める。
一階の通路と二階の通路を完全に区画することにより避
難通路を確保して安全性を高める。外観上一戸建てのよ
うな外観にする。 【構成】 一階と二階に個別の住戸１，２を有する連層
長屋において、一階の住戸１の適所に一つの入口３を設
ける。入口３に夫々独立した一階用の門扉４と二階用の
門扉５を設ける。この入口３のある部分で一階から二階
に亙る階段室６を形成する。階段室６の一階部分を仕切
りで仕切って一階用通路と二階用通路を設ける。二階用
通路に二階に対して昇降する階段を設ける。一階用の門
扉４から一階用通路を経て一階の玄関まで至る通路と、
二階用の門扉５から二階用通路を経て階段に至る通路と
を独立させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一階と二階に個別の住
戸を有する連層長屋の入口部の構造に関するものであ
る。
戸を有する連層長屋の入口部の構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般の集合住宅は入口が同じで建物の内
部に各住戸に至る共有部分を有するものが殆どである。
部に各住戸に至る共有部分を有するものが殆どである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、建物内部に
共有部分があることで、建築基準法上、「共同住宅」の
扱いになるため、避難規定、居室面積制限等、建物の設
計面の規制が多い。各住戸に共有部分を設けないと建築
基準法上、「連層長屋」の扱いとなり、規制が少なくな
る。
共有部分があることで、建築基準法上、「共同住宅」の
扱いになるため、避難規定、居室面積制限等、建物の設
計面の規制が多い。各住戸に共有部分を設けないと建築
基準法上、「連層長屋」の扱いとなり、規制が少なくな
る。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは入口が一つでも
各住戸に至る通路が独立しているため連層長屋となって
設計の自由性が高まり、また一階の通路と二階の通路を
完全に区画することにより避難通路が確保できて安全性
を高めることができ、さらに外観上一戸建てのような外
観にできる連層長屋の入口部の構造を提供するにある。
であって、本発明の目的とするところは入口が一つでも
各住戸に至る通路が独立しているため連層長屋となって
設計の自由性が高まり、また一階の通路と二階の通路を
完全に区画することにより避難通路が確保できて安全性
を高めることができ、さらに外観上一戸建てのような外
観にできる連層長屋の入口部の構造を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明連層長屋の入口部の構造は、一階と二階に個別の
住戸１，２を有する連層長屋において、一階の住戸１の
適所に一つの入口３を設け、入口３に夫々独立した一階
用の門扉４と二階用の門扉５を設け、この入口３のある
部分で一階から二階に亙る階段室６を形成し、階段室６
の一階部分６ａを仕切り１０で仕切って一階用通路７と
二階用通路８を設け、二階用通路８に二階に対して昇降
する階段９を設け、一階用の門扉４から一階用通路７を
経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の門扉５から二
階用通路８を経て階段９に至る通路とを独立させて成る
ことを特徴とする。
本発明連層長屋の入口部の構造は、一階と二階に個別の
住戸１，２を有する連層長屋において、一階の住戸１の
適所に一つの入口３を設け、入口３に夫々独立した一階
用の門扉４と二階用の門扉５を設け、この入口３のある
部分で一階から二階に亙る階段室６を形成し、階段室６
の一階部分６ａを仕切り１０で仕切って一階用通路７と
二階用通路８を設け、二階用通路８に二階に対して昇降
する階段９を設け、一階用の門扉４から一階用通路７を
経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の門扉５から二
階用通路８を経て階段９に至る通路とを独立させて成る
ことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、一階用の門扉４から一階用
通路７を経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の門扉
５から二階用通路８を経て階段９に至る通路とが独立し
ており、建築基準法上「連層長屋」の扱いとなって設計
の自由性が高まる。また一階の通路と二階の通路を完全
に区画することで避難通路を確保して安全性を高めるこ
とができる。さらに入口３が一つで外観上一戸建てのよ
うな外観にできる。
通路７を経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の門扉
５から二階用通路８を経て階段９に至る通路とが独立し
ており、建築基準法上「連層長屋」の扱いとなって設計
の自由性が高まる。また一階の通路と二階の通路を完全
に区画することで避難通路を確保して安全性を高めるこ
とができる。さらに入口３が一つで外観上一戸建てのよ
うな外観にできる。
【０００７】
【実施例】図１（ａ）（ｂ）、図２に示すように一階の
住戸１と二階の住戸２は一つの建物に設けられるが夫々
独立したものである。一階の住戸１の適所には入口３が
設けられ、この入口３に夫々独立した一対の門扉４，５
を設けてある。つまり、門扉４が一階用の門扉となり、
門扉５が二階用の門扉となっている。入口３の両側には
門柱のような外観をした門柱パネル１１を立設してあ
り、一対の門扉４，５を蝶番にて門柱パネル１１に開閉
自在に取り付けてある。この入口３のある部分で一階か
ら二階に亙るように階段室６を設けてある。階段室６の
一階部分６ａは図３に示すように仕切り１０としての隔
壁１０ａにて仕切ってあり、一階用通路７と二階用通路
８を形成してある。入口３の一階用の門扉４と一階用通
路７とが連通しており、門扉４を開くことにより一階用
通路７に出入りできるようになっている。一階用通路７
から出入りできるように一階の住戸１には玄関ドア１３
を設けてあり、玄関ドア１３を開くことにより、一階の
玄関を介して一階の住戸１に出入りできるようになって
いる。入口３の門扉５と二階用通路８とが連通してお
り、門扉５を開くことにより二階用通路８に出入りでき
るようになっている。一階用通路７と二階用通路８とは
隔壁１０ａで仕切られているので、これらの間は通行で
きない独立した空間となっている。このとき一対の門扉
４，５間のセンターと仕切り１０としての隔壁１０ａの
通りとを合わせてあってシンプルな外観にしてある。
住戸１と二階の住戸２は一つの建物に設けられるが夫々
独立したものである。一階の住戸１の適所には入口３が
設けられ、この入口３に夫々独立した一対の門扉４，５
を設けてある。つまり、門扉４が一階用の門扉となり、
門扉５が二階用の門扉となっている。入口３の両側には
門柱のような外観をした門柱パネル１１を立設してあ
り、一対の門扉４，５を蝶番にて門柱パネル１１に開閉
自在に取り付けてある。この入口３のある部分で一階か
ら二階に亙るように階段室６を設けてある。階段室６の
一階部分６ａは図３に示すように仕切り１０としての隔
壁１０ａにて仕切ってあり、一階用通路７と二階用通路
８を形成してある。入口３の一階用の門扉４と一階用通
路７とが連通しており、門扉４を開くことにより一階用
通路７に出入りできるようになっている。一階用通路７
から出入りできるように一階の住戸１には玄関ドア１３
を設けてあり、玄関ドア１３を開くことにより、一階の
玄関を介して一階の住戸１に出入りできるようになって
いる。入口３の門扉５と二階用通路８とが連通してお
り、門扉５を開くことにより二階用通路８に出入りでき
るようになっている。一階用通路７と二階用通路８とは
隔壁１０ａで仕切られているので、これらの間は通行で
きない独立した空間となっている。このとき一対の門扉
４，５間のセンターと仕切り１０としての隔壁１０ａの
通りとを合わせてあってシンプルな外観にしてある。
【０００８】階段室６の一階部分６ａと二階部分６ｂと
の間には昇降用の階段９を設けてある。この階段９は平
面から見て略Ｕ字状になるように折り返し式に設けてあ
り、中間に踊り場１４を設けてある。この階段９が平面
から見て略Ｕ字状の折り返し式にしてあると、コンパク
トにできて階段室６の面積を小さくできる。階段室６の
二階部分６ｂは図４に示すようになっており、二階部分
６ｂの床上には階段９を囲むように階段袖壁１５を設け
てある。二階部分６ｂから出入りできるように二階の住
戸２には玄関ドア１６を設けてあり、玄関ドア１６を開
くことにより、二階の玄関１７を介して二階の住戸２に
出入りできるようになっている。階段室６の二階部分６
ｂの外側はテラス状の廊下１８になっており、廊下１８
の外周に沿って一階の外壁パネル１９と面一になるよう
に手摺りパネル２０を立設してあり、手摺りパネル２０
の上端に手摺り２１を設けてある。階段室６の一階部分
６ａで階段９の下には階段９の下の空間を利用して階段
下収納庫２２を設けてあり、一階部分６ａの一階用通路
７から収納庫扉２３を開閉して一階の住人が収納に利用
できるようになっている。また二階部分６ｂではテラス
状の廊下１８を有することにより二階の住戸２の玄関前
を広くできる。また入口３では左側に袖壁２４を有し、
入口３の手前から見たとき、階段９が袖壁２４と門柱パ
ネル１１にて外観上見えなく、一戸建て感覚の外観にで
きる。
の間には昇降用の階段９を設けてある。この階段９は平
面から見て略Ｕ字状になるように折り返し式に設けてあ
り、中間に踊り場１４を設けてある。この階段９が平面
から見て略Ｕ字状の折り返し式にしてあると、コンパク
トにできて階段室６の面積を小さくできる。階段室６の
二階部分６ｂは図４に示すようになっており、二階部分
６ｂの床上には階段９を囲むように階段袖壁１５を設け
てある。二階部分６ｂから出入りできるように二階の住
戸２には玄関ドア１６を設けてあり、玄関ドア１６を開
くことにより、二階の玄関１７を介して二階の住戸２に
出入りできるようになっている。階段室６の二階部分６
ｂの外側はテラス状の廊下１８になっており、廊下１８
の外周に沿って一階の外壁パネル１９と面一になるよう
に手摺りパネル２０を立設してあり、手摺りパネル２０
の上端に手摺り２１を設けてある。階段室６の一階部分
６ａで階段９の下には階段９の下の空間を利用して階段
下収納庫２２を設けてあり、一階部分６ａの一階用通路
７から収納庫扉２３を開閉して一階の住人が収納に利用
できるようになっている。また二階部分６ｂではテラス
状の廊下１８を有することにより二階の住戸２の玄関前
を広くできる。また入口３では左側に袖壁２４を有し、
入口３の手前から見たとき、階段９が袖壁２４と門柱パ
ネル１１にて外観上見えなく、一戸建て感覚の外観にで
きる。
【０００９】また図６、図７は他の実施例を示す。本実
施例の場合、上記隔壁１０ａの代わりに仕切り１０とし
て手摺りパネル１０ｂを用いている。この場合も、手摺
りパネル１０ｂにて一階用通路７と二階用通路８とを区
画できる。手摺りパネル１０ｂで区画した場合、花を置
いたりするフラワースペースを確保できる。
施例の場合、上記隔壁１０ａの代わりに仕切り１０とし
て手摺りパネル１０ｂを用いている。この場合も、手摺
りパネル１０ｂにて一階用通路７と二階用通路８とを区
画できる。手摺りパネル１０ｂで区画した場合、花を置
いたりするフラワースペースを確保できる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は叙述のように一階の住戸の適所
に一つの入口を設け、入口に夫々独立した一階用の門扉
と二階用の門扉を設け、この入口のある部分で一階から
二階に亙る階段室を形成し、階段室の一階部分を仕切り
で仕切って一階用通路と二階用通路を設け、二階用通路
に二階に対して昇降する階段を設け、一階用の門扉から
一階用通路を経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の
門扉から二階用通路を経て階段に至る通路とを独立させ
ているので、一階の住戸への通路と二階の住戸とが独立
して建築基準法上「連層長屋」の扱いとなるのであっ
て、共同住宅のような制約を受けず設計の自由性が高ま
るものであり、また一階の通路と二階の通路を完全に区
画することで避難通路を確保して安全性を高めることが
できるものであり、さらに入口が一つで外観上一戸建て
のような外観にできるものである。
に一つの入口を設け、入口に夫々独立した一階用の門扉
と二階用の門扉を設け、この入口のある部分で一階から
二階に亙る階段室を形成し、階段室の一階部分を仕切り
で仕切って一階用通路と二階用通路を設け、二階用通路
に二階に対して昇降する階段を設け、一階用の門扉から
一階用通路を経て一階の玄関まで至る通路と、二階用の
門扉から二階用通路を経て階段に至る通路とを独立させ
ているので、一階の住戸への通路と二階の住戸とが独立
して建築基準法上「連層長屋」の扱いとなるのであっ
て、共同住宅のような制約を受けず設計の自由性が高ま
るものであり、また一階の通路と二階の通路を完全に区
画することで避難通路を確保して安全性を高めることが
できるものであり、さらに入口が一つで外観上一戸建て
のような外観にできるものである。
【図１】本発明の一実施例の建物全体を示し、（ａ）は
正面図、（ｂ）は側面図である。
正面図、（ｂ）は側面図である。
【図２】同上の建物の平断面図である。
【図３】同上の階段室の一階部分の平断面図である。
【図４】同上の階段室の二階部分の平断面図である。
【図５】同上の階段室の側断面図である。
【図６】同上の他の実施例の階段室の一階部分の平断面
図である。
図である。
【図７】同上の階段室の側断面図である。
１ 一階の住戸 ２ 二階の住戸 ３ 入口 ４ 一階用の門扉 ５ 二階用の門扉 ６ 階段室 ６ａ 階段室の一階部分 ６ｂ 階段室の二階部分 ７ 一階用通路 ８ 二階用通路 ９ 階段 １０ 仕切り
Claims (1)
- 【請求項１】 一階と二階に個別の住戸を有する連層長
屋において、一階の住戸の適所に一つの入口を設け、入
口に夫々独立した一階用の門扉と二階用の門扉を設け、
この入口のある部分で一階から二階に亙る階段室を形成
し、階段室の一階部分を仕切りで仕切って一階用通路と
二階用通路を設け、二階用通路に二階に対して昇降する
階段を設け、一階用の門扉から一階用通路を経て一階の
玄関まで至る通路と、二階用の門扉から二階用通路を経
て階段に至る通路とを独立させて成ることを特徴とする
連層長屋の入口部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272991A JPH086473B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連層長屋の入口部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272991A JPH086473B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連層長屋の入口部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117122A true JPH06117122A (ja) | 1994-04-26 |
| JPH086473B2 JPH086473B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17521631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4272991A Expired - Fee Related JPH086473B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連層長屋の入口部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086473B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041786A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Misawa Homes Co Ltd | 集合住宅 |
| JP2014047472A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Daiwa House Industry Co Ltd | 重ね建て住宅 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP4272991A patent/JPH086473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041786A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Misawa Homes Co Ltd | 集合住宅 |
| JP2014047472A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Daiwa House Industry Co Ltd | 重ね建て住宅 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH086473B2 (ja) | 1996-01-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |