JPH06116828A - 複合糸条 - Google Patents
複合糸条Info
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- JPH06116828A JPH06116828A JP4266057A JP26605792A JPH06116828A JP H06116828 A JPH06116828 A JP H06116828A JP 4266057 A JP4266057 A JP 4266057A JP 26605792 A JP26605792 A JP 26605792A JP H06116828 A JPH06116828 A JP H06116828A
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- JP
- Japan
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- yarn
- elongation
- boiling water
- young
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソフト性、フクラミ、ハリコシのあるシルキ
ー風合に富んだイラツキのない表面品位の良い複合糸条
を提供する。 【構成】 自発伸長性を有するポリエステル糸条と、紡
糸巻取速度4000m/分以上で紡糸されたスピンドロ
ーテイクアップ糸、又は該糸条を熱延伸した濃染収縮糸
とが混繊された複合糸条。
ー風合に富んだイラツキのない表面品位の良い複合糸条
を提供する。 【構成】 自発伸長性を有するポリエステル糸条と、紡
糸巻取速度4000m/分以上で紡糸されたスピンドロ
ーテイクアップ糸、又は該糸条を熱延伸した濃染収縮糸
とが混繊された複合糸条。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステルマルチフィ
ラメント複合糸条に関する。
ラメント複合糸条に関する。
【0002】
【従来の技術】自発伸長性ポリエステルマルチフィラメ
ント糸条と収縮性ポリエステルマルチフィラメント糸条
が混繊された複合糸はソフト性、フクラミのあるシルキ
ータッチ風合の素材として極めて好評であるが、ドライ
感の不足と、均一に染色しても色目がミクロにみると異
なっていて、いわゆるイラツキが出るという問題点を有
している。かかる問題点を解消するために染色仕上条件
が種々検討されているが、若干改善されるものの根本的
には解決されていない。
ント糸条と収縮性ポリエステルマルチフィラメント糸条
が混繊された複合糸はソフト性、フクラミのあるシルキ
ータッチ風合の素材として極めて好評であるが、ドライ
感の不足と、均一に染色しても色目がミクロにみると異
なっていて、いわゆるイラツキが出るという問題点を有
している。かかる問題点を解消するために染色仕上条件
が種々検討されているが、若干改善されるものの根本的
には解決されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題点を解消したソフトで、フクラミ、ハリコシがあ
って、ドライ感とイラツキのないポリエステルマルチフ
ィラメント複合糸条を提供するものである。
る問題点を解消したソフトで、フクラミ、ハリコシがあ
って、ドライ感とイラツキのないポリエステルマルチフ
ィラメント複合糸条を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、自発伸長性ポリエステルマルチフィラ
メント糸条(A)と収縮性ポリエステルマルチフィラメ
ント糸条(B)が混繊された複合糸条であって、該収縮
性ポリエステルマルチフィラメント糸条(B)が紡糸巻
取速度4000m/分以上で紡糸されたスピンドローテ
イクアップ糸条であることを特徴とする複合糸条、であ
る。
を達成するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、自発伸長性ポリエステルマルチフィラ
メント糸条(A)と収縮性ポリエステルマルチフィラメ
ント糸条(B)が混繊された複合糸条であって、該収縮
性ポリエステルマルチフィラメント糸条(B)が紡糸巻
取速度4000m/分以上で紡糸されたスピンドローテ
イクアップ糸条であることを特徴とする複合糸条、であ
る。
【0005】即ち、本発明によれば自発伸長性ポリエス
テルマルチフィラメント糸条(A)と特定の収縮性ポリ
エステルマルチフィラメント糸条(B)を用いることに
よって、イラツキのないドライ感のある複合糸条が得ら
れる。まず、本発明に用いる自発伸長性ポリエステルマ
ルチフィラメント糸条(A)とは布帛にしてからの染色
工程に於ける精練、プレセット、染色の各工程で段階的
に糸自身が伸びるものをいい、断面形状は丸、又は、異
形断面いずれでもよいが、三角、又はY型断面の方がド
ライ感が強調されるので好ましい。
テルマルチフィラメント糸条(A)と特定の収縮性ポリ
エステルマルチフィラメント糸条(B)を用いることに
よって、イラツキのないドライ感のある複合糸条が得ら
れる。まず、本発明に用いる自発伸長性ポリエステルマ
ルチフィラメント糸条(A)とは布帛にしてからの染色
工程に於ける精練、プレセット、染色の各工程で段階的
に糸自身が伸びるものをいい、断面形状は丸、又は、異
形断面いずれでもよいが、三角、又はY型断面の方がド
ライ感が強調されるので好ましい。
【0006】自発伸長性ポリエステルマルチフィラメン
ト糸条(A)は、紡糸巻取速度2000m/分〜400
0m/分の部分配向未延伸糸(以下POYという)を結
晶化温度以下、通常は100℃〜150℃で熱リラック
スされるか、好ましくは一旦、ガラス転移点温度以下、
通常は室温で延伸されたのち結晶化温度以下で熱リラッ
クスされるか、更には、ガラス転移点温度以下、通常は
室温で延伸域にて延伸仮撚されたのち結晶化温度以下で
熱リラックスされることで得られるものである。上記熱
リラックスの率は10%以上、加工可能最大フィード率
まで、熱リラックスの時間は1秒以下、好ましくは0.
2秒〜0.7秒で処理されたものである。
ト糸条(A)は、紡糸巻取速度2000m/分〜400
0m/分の部分配向未延伸糸(以下POYという)を結
晶化温度以下、通常は100℃〜150℃で熱リラック
スされるか、好ましくは一旦、ガラス転移点温度以下、
通常は室温で延伸されたのち結晶化温度以下で熱リラッ
クスされるか、更には、ガラス転移点温度以下、通常は
室温で延伸域にて延伸仮撚されたのち結晶化温度以下で
熱リラックスされることで得られるものである。上記熱
リラックスの率は10%以上、加工可能最大フィード率
まで、熱リラックスの時間は1秒以下、好ましくは0.
2秒〜0.7秒で処理されたものである。
【0007】このようにして得られた本発明に用いる自
発伸長性ポリエステルマルチフィラメント糸条(A)は
沸水収縮率が0%〜−10%、130℃湿熱収縮率が−
1%〜−20%、破断伸度が70%以上、ヤング率が5
00kg/mm2 以下、沸水処理後のヤング率が400
kg/mm2 以下のものである。単糸デニールは3デニ
ール以下が好ましく、さらに好ましくは1.5デニール
以下であり、ソフト風合を呈し、より好ましい。
発伸長性ポリエステルマルチフィラメント糸条(A)は
沸水収縮率が0%〜−10%、130℃湿熱収縮率が−
1%〜−20%、破断伸度が70%以上、ヤング率が5
00kg/mm2 以下、沸水処理後のヤング率が400
kg/mm2 以下のものである。単糸デニールは3デニ
ール以下が好ましく、さらに好ましくは1.5デニール
以下であり、ソフト風合を呈し、より好ましい。
【0008】一方、収縮性ポリエステルマルチフィラメ
ント糸条(B)とは、紡糸巻取速度4000m/分以上
で紡糸されたスピンドローテイクアップ糸条で、沸水収
縮率が6%〜7%のもの、又は、該糸条を150℃以
下、好ましくは80℃〜140℃の温度で延伸倍率が
1.2倍以下、好ましくは1.05倍〜1.15倍で延
伸することで沸水収縮率を高めた沸水収縮率が18%以
下、好ましくは8%〜15%、130℃湿熱収縮率が2
3%以下、好ましくは10%〜18%、更に好ましくは
12%〜16%、伸度が30%以下、ヤング率が900
kg/mm2 以上で1200kg/mm2 以下、沸水処
理後のヤング率が650kg/mm2 以上で800kg
/mm2 以下のものをいう。延伸温度は150℃以上で
は染色性が低下(淡染化)するので好ましくない。
ント糸条(B)とは、紡糸巻取速度4000m/分以上
で紡糸されたスピンドローテイクアップ糸条で、沸水収
縮率が6%〜7%のもの、又は、該糸条を150℃以
下、好ましくは80℃〜140℃の温度で延伸倍率が
1.2倍以下、好ましくは1.05倍〜1.15倍で延
伸することで沸水収縮率を高めた沸水収縮率が18%以
下、好ましくは8%〜15%、130℃湿熱収縮率が2
3%以下、好ましくは10%〜18%、更に好ましくは
12%〜16%、伸度が30%以下、ヤング率が900
kg/mm2 以上で1200kg/mm2 以下、沸水処
理後のヤング率が650kg/mm2 以上で800kg
/mm2 以下のものをいう。延伸温度は150℃以上で
は染色性が低下(淡染化)するので好ましくない。
【0009】断面形状は丸でも異形でもよい。次に、自
発伸長性ポリエステルマルチフィラメント糸条(A)
(以下、糸条(A))と収縮性ポリエステルマルチフィ
ラメント糸条(B)(以下、糸条(B))との複合糸条
は、糸条(A)によりソフト感、主として表面タッチと
して生かされ、糸条(B)によってハリコシ、ドライ感
が付与される。このため、後者の条(B)の単糸デニー
ルは少なくとも1デニール以上であることが好ましく、
2デニール以上であればより好ましい。しかし、5デニ
ールを越えると布帛にしたとき硬くなるので5デニール
以下であることが好ましく、通常は2デニール〜4デニ
ールとするのがより好ましい。
発伸長性ポリエステルマルチフィラメント糸条(A)
(以下、糸条(A))と収縮性ポリエステルマルチフィ
ラメント糸条(B)(以下、糸条(B))との複合糸条
は、糸条(A)によりソフト感、主として表面タッチと
して生かされ、糸条(B)によってハリコシ、ドライ感
が付与される。このため、後者の条(B)の単糸デニー
ルは少なくとも1デニール以上であることが好ましく、
2デニール以上であればより好ましい。しかし、5デニ
ールを越えると布帛にしたとき硬くなるので5デニール
以下であることが好ましく、通常は2デニール〜4デニ
ールとするのがより好ましい。
【0010】次に、糸条(A)と糸条(B)との複合比
率は70:30〜30:70が好ましく、さらに、好ま
しくは60:40〜40:60である。糸条(A)と糸
条(B)とを混繊する方法は、インターレースノズルを
用いる場合は、エアー圧力が4kg以下が好ましく、さ
らに好ましくは1.5kg/3.5kg、リラックス率
が5%以下であることが好ましく、さらに好ましくは1
%〜4%で行う。
率は70:30〜30:70が好ましく、さらに、好ま
しくは60:40〜40:60である。糸条(A)と糸
条(B)とを混繊する方法は、インターレースノズルを
用いる場合は、エアー圧力が4kg以下が好ましく、さ
らに好ましくは1.5kg/3.5kg、リラックス率
が5%以下であることが好ましく、さらに好ましくは1
%〜4%で行う。
【0011】得られた混繊糸は沸水収縮率が20%以下
であることが好ましく、さらに好ましくは5%〜15%
であり、130℃湿熱収縮率が15%以下であることが
好ましく、さらに好ましくは5%〜10%であり、破断
伸度が50%以下であることが好ましく、さらに好まし
くは20%〜40%であり、交絡数が30個/m以上で
あることが好ましく、さらに好ましくは40個/m〜1
00個/mのものである。
であることが好ましく、さらに好ましくは5%〜15%
であり、130℃湿熱収縮率が15%以下であることが
好ましく、さらに好ましくは5%〜10%であり、破断
伸度が50%以下であることが好ましく、さらに好まし
くは20%〜40%であり、交絡数が30個/m以上で
あることが好ましく、さらに好ましくは40個/m〜1
00個/mのものである。
【0012】130℃湿熱処理後の糸長差は45%以下
であることが好ましく、さらに好ましくは10%〜30
%であり、最も好ましくは13%〜25%のものであ
る。糸長差が45%以上になるとサイジング、製織工程
性能の問題、及び製品でのピリング性の問題等があり好
ましくない。一方、タスランノズルを用いる場合は、エ
アー圧力は8kg以下が好ましく、さらに好ましくは4
kg/7kgであり、オーバーフィード率は20%以下
が好ましく、さらに好ましくは5%〜15%である。
であることが好ましく、さらに好ましくは10%〜30
%であり、最も好ましくは13%〜25%のものであ
る。糸長差が45%以上になるとサイジング、製織工程
性能の問題、及び製品でのピリング性の問題等があり好
ましくない。一方、タスランノズルを用いる場合は、エ
アー圧力は8kg以下が好ましく、さらに好ましくは4
kg/7kgであり、オーバーフィード率は20%以下
が好ましく、さらに好ましくは5%〜15%である。
【0013】得られた混繊糸は沸水収縮率が20%以下
であることが好ましく、さらに好ましくは5%〜15%
であり、130℃湿熱収縮率が15%以下であることが
好ましく、さらに好ましくは5%〜10%であり、破断
伸度が50%以下であることが好ましく、さらに好まし
くは20%〜40%のものである。
であることが好ましく、さらに好ましくは5%〜15%
であり、130℃湿熱収縮率が15%以下であることが
好ましく、さらに好ましくは5%〜10%であり、破断
伸度が50%以下であることが好ましく、さらに好まし
くは20%〜40%のものである。
【0014】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。な
お、沸水収縮率はJIS L−1073−6・12(熱
水収縮率)の測定法による。又、130℃湿熱収縮率は
次の方法により測定する。試料を測定板に掛け、次に、
デニール当り、糸条(A)、糸条(B)は1/30g、
複合糸は0.1g/dの荷重を掛けて50cmの長さに
マークする。次に荷重を外し、収縮が妨げられない様に
ガーゼに包み、40℃より投入、昇温2℃/分で130
℃まで昇温し、130℃で30分間処理した後、取り出
して布で水分を切り一昼夜自然乾燥し、再び荷重を糸に
掛けて長さを測定する。測定はn=5で行ない、その平
均値を、 (処理前の長さ−処理後の長さ)/処理前の
長さ×100、の式で求める。
お、沸水収縮率はJIS L−1073−6・12(熱
水収縮率)の測定法による。又、130℃湿熱収縮率は
次の方法により測定する。試料を測定板に掛け、次に、
デニール当り、糸条(A)、糸条(B)は1/30g、
複合糸は0.1g/dの荷重を掛けて50cmの長さに
マークする。次に荷重を外し、収縮が妨げられない様に
ガーゼに包み、40℃より投入、昇温2℃/分で130
℃まで昇温し、130℃で30分間処理した後、取り出
して布で水分を切り一昼夜自然乾燥し、再び荷重を糸に
掛けて長さを測定する。測定はn=5で行ない、その平
均値を、 (処理前の長さ−処理後の長さ)/処理前の
長さ×100、の式で求める。
【0015】
【実施例1】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48本、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を110℃に加熱したヒーターへ24%オーバー
フィードして弛緩させながら0.55秒間熱処理したも
のを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の糸特性は、62
d/48fで伸度が106%、130℃湿熱収縮率が−
8%、ヤング率が420kg/mm2 であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48本、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を110℃に加熱したヒーターへ24%オーバー
フィードして弛緩させながら0.55秒間熱処理したも
のを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の糸特性は、62
d/48fで伸度が106%、130℃湿熱収縮率が−
8%、ヤング率が420kg/mm2 であった。
【0016】次いで、糸条(B)は紡糸巻取速度が51
60m/分、第1ゴデットロール速度が2200m/
分、ロール温度が80℃、第2ゴデットロール速度が5
170m/分、ロール温度が130℃で製造されたポリ
エチレンテレフタレート糸で、デニールが50d/24
f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が11%、ヤン
グ率が1180kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が
790kg/mm2 の糸を用いた。
60m/分、第1ゴデットロール速度が2200m/
分、ロール温度が80℃、第2ゴデットロール速度が5
170m/分、ロール温度が130℃で製造されたポリ
エチレンテレフタレート糸で、デニールが50d/24
f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が11%、ヤン
グ率が1180kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が
790kg/mm2 の糸を用いた。
【0017】糸条(A)と糸条(B)を引揃えて、1.
7%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5kgの条件
で70個/mの交絡を付与した後、200m/分で巻取
り複合糸条とした。得られた複合糸条(112d/72
f、伸度25%、沸水収縮率8%、130℃湿熱処理後
の糸長差19%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経
糸、緯糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/
吋、緯糸密度が85本/吋で製織した。
7%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5kgの条件
で70個/mの交絡を付与した後、200m/分で巻取
り複合糸条とした。得られた複合糸条(112d/72
f、伸度25%、沸水収縮率8%、130℃湿熱処理後
の糸長差19%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経
糸、緯糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/
吋、緯糸密度が85本/吋で製織した。
【0018】得られた生地を精練、リラックス、減量加
工を行ない、乾燥後、液流染色機を用いて、130℃で
60分間染色し、乾燥後、ピンテンターを用いて、17
0℃で45秒間の仕上げセットを施した。得られた織物
は、収縮性の糸条(B)が濃染し、且つ、沸水処理後の
ヤング率が高い糸条を用いているのでシルキータッチの
風合で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、
ドライ感のある織物風合を呈し、しかも、イラツキのな
いものとなった。
工を行ない、乾燥後、液流染色機を用いて、130℃で
60分間染色し、乾燥後、ピンテンターを用いて、17
0℃で45秒間の仕上げセットを施した。得られた織物
は、収縮性の糸条(B)が濃染し、且つ、沸水処理後の
ヤング率が高い糸条を用いているのでシルキータッチの
風合で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、
ドライ感のある織物風合を呈し、しかも、イラツキのな
いものとなった。
【0019】
【実施例2】実施例1で得られた複合糸条に、200T
/mの撚を掛けた糸を経糸に使用して、緯糸に1600
T/mのS撚、Z撚の75d/72fを二越しで使用
し、実施例1と同様の織物規格で製織、仕上げを行っ
た。得られた織物は、シルキータッチの風合で、表面タ
ッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある
織物風合を呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
/mの撚を掛けた糸を経糸に使用して、緯糸に1600
T/mのS撚、Z撚の75d/72fを二越しで使用
し、実施例1と同様の織物規格で製織、仕上げを行っ
た。得られた織物は、シルキータッチの風合で、表面タ
ッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある
織物風合を呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
【0020】
【実施例3】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーターへ
42%オーバーフィードして弛緩させながら0.55秒
間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の
糸特性は、60d/48f、伸度が96%、130℃湿
熱収縮率が−8%、ヤング率が450kg/mm2 であ
った。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーターへ
42%オーバーフィードして弛緩させながら0.55秒
間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の
糸特性は、60d/48f、伸度が96%、130℃湿
熱収縮率が−8%、ヤング率が450kg/mm2 であ
った。
【0021】一方、糸条(B)は実施例1と同様の糸を
用い、実施例1と同様の混繊条件で複合糸を得て、実施
例1と同様の織物規格で製織、仕上げを行った。得られ
た織物は、シルキータッチの風合で、表面タッチもソフ
トで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある織物風合を
呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
用い、実施例1と同様の混繊条件で複合糸を得て、実施
例1と同様の織物規格で製織、仕上げを行った。得られ
た織物は、シルキータッチの風合で、表面タッチもソフ
トで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある織物風合を
呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
【0022】
【実施例4】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸をさらに130℃に加熱したヒーターへ30
%オーバーフィートして弛緩させながら0.22秒間熱
処理した。この未延伸糸の熱処理糸の糸特性は、60d
/48fで、伸度が96%、130℃湿熱収縮率が−5
%、ヤング率が450kg/mm2 であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸をさらに130℃に加熱したヒーターへ30
%オーバーフィートして弛緩させながら0.22秒間熱
処理した。この未延伸糸の熱処理糸の糸特性は、60d
/48fで、伸度が96%、130℃湿熱収縮率が−5
%、ヤング率が450kg/mm2 であった。
【0023】一方、糸条(B)は、実施例1と同様の糸
を用い、加工速度400m/分で巻取る以外は実施例1
と同様の条件で混繊を行い、複合糸条を得て、実施例1
と同様の織物規格で製織、仕上げを行った。得られた織
物は、実施例1と同様のものとなった。
を用い、加工速度400m/分で巻取る以外は実施例1
と同様の条件で混繊を行い、複合糸条を得て、実施例1
と同様の織物規格で製織、仕上げを行った。得られた織
物は、実施例1と同様のものとなった。
【0024】
【実施例5】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール11
0d、フィラメント数72本、伸度86%、沸水収縮率
55%)を延伸倍率が1.47倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸を、さらに、120℃に加熱したヒーター
へ87%オーバーフィードして弛緩させながら0.55
秒間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸
の糸特性は、140d/72f、伸度が110%、13
0℃湿熱収縮率が−4%、ヤング率が310kg/mm
2 であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール11
0d、フィラメント数72本、伸度86%、沸水収縮率
55%)を延伸倍率が1.47倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸を、さらに、120℃に加熱したヒーター
へ87%オーバーフィードして弛緩させながら0.55
秒間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸
の糸特性は、140d/72f、伸度が110%、13
0℃湿熱収縮率が−4%、ヤング率が310kg/mm
2 であった。
【0025】次いで、糸条(B)は紡糸巻取速度が55
00m/分のポリエチレンテレフタレート糸のスピンド
ローテイクアップ糸条でデニールが75d/36f、伸
度が28%、130℃湿熱収縮率が10%、ヤング率が
1150kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が750
kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条(B)と
を引揃えて2%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5
kgの条件で75個/mの交絡を付与した後、200m
/分で巻き取り複合糸条とした。
00m/分のポリエチレンテレフタレート糸のスピンド
ローテイクアップ糸条でデニールが75d/36f、伸
度が28%、130℃湿熱収縮率が10%、ヤング率が
1150kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が750
kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条(B)と
を引揃えて2%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5
kgの条件で75個/mの交絡を付与した後、200m
/分で巻き取り複合糸条とした。
【0026】得られた複合糸条(215d/108f、
伸度36%、沸水収縮率9%、130℃湿熱処理後の糸
長差14%)を用いて、800T/mの撚を掛けた糸を
経糸、緯糸に使用し、平織組織で経糸密度が95本/
吋、緯糸密度が50本/吋で製織した。得られた生地を
精練、リラックス、減量加工を行ない、乾燥後、液流染
色機を用いて、130℃で60分間染色し、乾燥後、ピ
ンテンターを用いて、170℃で45秒間の仕上げセッ
トを施した。
伸度36%、沸水収縮率9%、130℃湿熱処理後の糸
長差14%)を用いて、800T/mの撚を掛けた糸を
経糸、緯糸に使用し、平織組織で経糸密度が95本/
吋、緯糸密度が50本/吋で製織した。得られた生地を
精練、リラックス、減量加工を行ない、乾燥後、液流染
色機を用いて、130℃で60分間染色し、乾燥後、ピ
ンテンターを用いて、170℃で45秒間の仕上げセッ
トを施した。
【0027】得られた織物は、シルキータッチの風合
で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドラ
イ感のある織物風合を呈し、且つ、イラツキのないもの
となった。
で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドラ
イ感のある織物風合を呈し、且つ、イラツキのないもの
となった。
【0028】
【実施例6】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3500m/分、デニール71
d、フィラメント数48本、伸度102%、沸水収縮率
32%)を延伸倍率が1.46倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸をさらに、110℃に加熱したヒーターへ
49%オーバーフィードして弛緩させながら0.35秒
間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の
糸特性は、75d/48fで、伸度が120%、130
℃湿熱収縮率が−5%、ヤング率が390kg/mm2 で
あった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3500m/分、デニール71
d、フィラメント数48本、伸度102%、沸水収縮率
32%)を延伸倍率が1.46倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸をさらに、110℃に加熱したヒーターへ
49%オーバーフィードして弛緩させながら0.35秒
間熱処理したものを用いた。この未延伸糸の熱処理糸の
糸特性は、75d/48fで、伸度が120%、130
℃湿熱収縮率が−5%、ヤング率が390kg/mm2 で
あった。
【0029】一方、糸条(B)は紡糸巻取速度が500
0m/分のポリエチレンテレフタレート糸のスピンドロ
ーテイクアップ糸条でデニールが40d/24f、伸度
が25%、130℃湿熱収縮率が12%、ヤング率が1
100kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が750k
g/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条(B)とを
引揃えて2%オーバーフィードしつつ空気圧が2kgの
条件で85個/mの交絡を付与した後、250m/分で
巻取り複合糸条とした。
0m/分のポリエチレンテレフタレート糸のスピンドロ
ーテイクアップ糸条でデニールが40d/24f、伸度
が25%、130℃湿熱収縮率が12%、ヤング率が1
100kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が750k
g/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条(B)とを
引揃えて2%オーバーフィードしつつ空気圧が2kgの
条件で85個/mの交絡を付与した後、250m/分で
巻取り複合糸条とした。
【0030】得られた糸条(115d/72f、伸度2
7%、沸水収縮率7.5%、130℃湿熱処理後の糸長
差17%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経糸、緯
糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/吋、緯糸
密度が85本/吋で製織した。得られた生地を精練、リ
ラックス、減量加工を行ない、乾燥後、液流染色機を用
いて、130℃で60分間染色し、乾燥後、ビンテンタ
ーを用いて、170℃で45秒間の仕上げセットを施し
た。
7%、沸水収縮率7.5%、130℃湿熱処理後の糸長
差17%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経糸、緯
糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/吋、緯糸
密度が85本/吋で製織した。得られた生地を精練、リ
ラックス、減量加工を行ない、乾燥後、液流染色機を用
いて、130℃で60分間染色し、乾燥後、ビンテンタ
ーを用いて、170℃で45秒間の仕上げセットを施し
た。
【0031】得られた織物は、シルキータッチの風合
で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドラ
イ感のある織物風合を呈し、且つ、イラツキのないもの
となった。
で、表面タッチもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドラ
イ感のある織物風合を呈し、且つ、イラツキのないもの
となった。
【0032】
【実施例7】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、仮撚温度が室温で延伸
仮撚した糸を、さらに、130℃に加熱したヒーターへ
25%オーバーフィードして弛緩させながら0.30秒
間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処理
糸の糸特性は、36d/48fで伸度が74%、130
℃湿熱収縮率が−3.6%、ヤング率が450kg/m
m2 であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、仮撚温度が室温で延伸
仮撚した糸を、さらに、130℃に加熱したヒーターへ
25%オーバーフィードして弛緩させながら0.30秒
間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処理
糸の糸特性は、36d/48fで伸度が74%、130
℃湿熱収縮率が−3.6%、ヤング率が450kg/m
m2 であった。
【0033】次いで、糸条(B)は紡糸巻取速度480
0m/分、第1ゴデットロール速度が3500m/分、
ロール温度が70℃、第2ゴデットロール速度が479
0m/分、ロール温度が100℃のポリエチレンテレフ
タレート糸で、デニールが50d/24f、伸度が30
%、130℃湿熱収縮率が13%、ヤング率が1180
kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が790kg/m
m2 の糸を用いた。
0m/分、第1ゴデットロール速度が3500m/分、
ロール温度が70℃、第2ゴデットロール速度が479
0m/分、ロール温度が100℃のポリエチレンテレフ
タレート糸で、デニールが50d/24f、伸度が30
%、130℃湿熱収縮率が13%、ヤング率が1180
kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が790kg/m
m2 の糸を用いた。
【0034】糸条(A)と糸条(B)を引揃えて2%オ
ーバーフィードしつつ空気圧が2kgの条件で75個/
mの交絡を付与した後、300m/分で巻取り複合糸条
とした。得られた複合糸条(115d/72f、伸度2
8%、沸水収縮率7%、130℃湿熱処理後の糸長差1
6.6%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経糸、緯
糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/吋、緯糸
密度が85本/吋で製織した。
ーバーフィードしつつ空気圧が2kgの条件で75個/
mの交絡を付与した後、300m/分で巻取り複合糸条
とした。得られた複合糸条(115d/72f、伸度2
8%、沸水収縮率7%、130℃湿熱処理後の糸長差1
6.6%)に、200T/mの撚を掛けた糸を経糸、緯
糸に使用し、平織組織で経糸密度が150本/吋、緯糸
密度が85本/吋で製織した。
【0035】得られた生地を精練、リラックス、減量加
工を行ない、乾燥後、液流染色機を用いて、130℃で
45分間染色し、乾燥後、ピンテンターを用いて、17
0℃で45秒間の仕上げセットを施した。得られた織物
は、シルキー風合で、表面でタッチもソフトで、フクラ
ミ、ハリコシ、ドライ感のある織物風合を呈し、且つ、
イラツキのないものとなった。
工を行ない、乾燥後、液流染色機を用いて、130℃で
45分間染色し、乾燥後、ピンテンターを用いて、17
0℃で45秒間の仕上げセットを施した。得られた織物
は、シルキー風合で、表面でタッチもソフトで、フクラ
ミ、ハリコシ、ドライ感のある織物風合を呈し、且つ、
イラツキのないものとなった。
【0036】
【実施例8】糸条(A)は実施例3と同様の糸を用い
た。一方の糸条(B)は、紡糸巻取速度が5000m/
分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率1.06倍
の100℃で延伸処理して得た、デニールが38d/2
4f、伸度が20%、130℃湿熱収縮率が13%、ヤ
ング率が1200kg/mm2 、沸水収処理後のヤング
率が800kg/mm2 の糸を用いた。
た。一方の糸条(B)は、紡糸巻取速度が5000m/
分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率1.06倍
の100℃で延伸処理して得た、デニールが38d/2
4f、伸度が20%、130℃湿熱収縮率が13%、ヤ
ング率が1200kg/mm2 、沸水収処理後のヤング
率が800kg/mm2 の糸を用いた。
【0037】糸条(A)と糸条(B)とを引揃えて1.
7%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5kgの条件
で70個/mの交絡を付与した後、200m/分で巻取
り複合糸条とした。得られた複合糸条(100d/72
f、伸度30%、沸水収縮率6%、130℃湿熱処理後
の糸長差が21%)を用いて、実施例1と同様の条件で
製織し、染色仕上げを行った。
7%オーバーフィードしつつ空気圧が1.5kgの条件
で70個/mの交絡を付与した後、200m/分で巻取
り複合糸条とした。得られた複合糸条(100d/72
f、伸度30%、沸水収縮率6%、130℃湿熱処理後
の糸長差が21%)を用いて、実施例1と同様の条件で
製織し、染色仕上げを行った。
【0038】得られた織物は、シルキー風合で表面タッ
チもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある織
物風合を呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
チもソフトで、フクラミ、ハリコシ、ドライ感のある織
物風合を呈し、且つ、イラツキのないものとなった。
【0039】
【比較例1】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーターへ
42%オーバーフィードして弛緩させながら0.55秒
間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処理
糸の糸特性は、60d/48fで伸度が96%、130
℃湿熱収縮率が−8%、ヤング率が450kg/mm2
であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3250m/分、デニール50
d、フィラメント数48f、伸度75%、沸水収縮率2
6%)を延伸倍率が1.20倍、延伸温度が室温で延伸
処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーターへ
42%オーバーフィードして弛緩させながら0.55秒
間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処理
糸の糸特性は、60d/48fで伸度が96%、130
℃湿熱収縮率が−8%、ヤング率が450kg/mm2
であった。
【0040】一方、糸条(B)は紡糸巻取速度が150
0m/分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率が
3.5倍で熱延伸して得た、デニールが50d/24
f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が7%、ヤング
率が1300kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が8
50kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条
(B)とを引揃えて1.7%オーバーフィードしつつ空
気圧が1.5kgの条件で70個/mの交絡を付与した
後、200m/分で巻取り複合糸条とした。
0m/分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率が
3.5倍で熱延伸して得た、デニールが50d/24
f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が7%、ヤング
率が1300kg/mm2 、沸水処理後のヤング率が8
50kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条
(B)とを引揃えて1.7%オーバーフィードしつつ空
気圧が1.5kgの条件で70個/mの交絡を付与した
後、200m/分で巻取り複合糸条とした。
【0041】得られた複合糸条(110d/72f、伸
度27%、沸水収縮率7%、130℃湿熱処理後の糸長
差15%)を用いて実施例1と同様の条件で製織し、染
色仕上げを行った。得られた織物は、ソフトタッチでフ
クラミ、ハリコシのある織物ではあるが、表面がイラツ
キ現象があって高級感に欠けるものであった。
度27%、沸水収縮率7%、130℃湿熱処理後の糸長
差15%)を用いて実施例1と同様の条件で製織し、染
色仕上げを行った。得られた織物は、ソフトタッチでフ
クラミ、ハリコシのある織物ではあるが、表面がイラツ
キ現象があって高級感に欠けるものであった。
【0042】
【比較例2】糸条(A)はポリエチレンテレフタレート
未延伸糸(紡糸巻取速度3500m/分、デニール71
d、フィラメント数48f、伸度102%、沸水収縮率
32%)を延伸倍率が1.46倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーター
へ49%オーバーフィートして弛緩させながら0.35
秒間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処
理糸の糸特性は、75d/48fで伸度が120%、1
30℃湿熱収縮率が−5%、ヤング率が390kg/m
m2 であった。
未延伸糸(紡糸巻取速度3500m/分、デニール71
d、フィラメント数48f、伸度102%、沸水収縮率
32%)を延伸倍率が1.46倍、延伸温度が室温で延
伸処理した糸を、さらに、110℃に加熱したヒーター
へ49%オーバーフィートして弛緩させながら0.35
秒間熱処理したものを用いた。得られた未延伸糸の熱処
理糸の糸特性は、75d/48fで伸度が120%、1
30℃湿熱収縮率が−5%、ヤング率が390kg/m
m2 であった。
【0043】一方、糸条(B)は紡糸巻取速度3500
m/分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率1.5
倍、110℃で熱延伸して得た、デニールが50d/2
4f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が9%、ヤン
グ率が1300kg/mm2、沸水処理後のヤング率が
650kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条
(B)とを引揃えて1.7%オーバーフィードしつつ空
気圧が1.5kgの条件で70個/mの交絡を付与した
後、200m/分で巻取り複合糸条とした。
m/分のポリエチレンテレフタレートを延伸倍率1.5
倍、110℃で熱延伸して得た、デニールが50d/2
4f、伸度が30%、130℃湿熱収縮率が9%、ヤン
グ率が1300kg/mm2、沸水処理後のヤング率が
650kg/mm2 の糸を用いた。糸条(A)と糸条
(B)とを引揃えて1.7%オーバーフィードしつつ空
気圧が1.5kgの条件で70個/mの交絡を付与した
後、200m/分で巻取り複合糸条とした。
【0044】得られた複合糸条(125d/72f、伸
度35%、沸水収縮率7.5%、130℃湿熱処理後の
糸長差14%)を用いて実施例1と同様の条件で製織
し、染色仕上げを行った。得られた織物は、ソフトタッ
チでフクラミのある織物ではあるが、ヌメリ感があり、
ハリコシの不足した、表面がイラツキ現象があって高級
感に欠けるものであった。
度35%、沸水収縮率7.5%、130℃湿熱処理後の
糸長差14%)を用いて実施例1と同様の条件で製織
し、染色仕上げを行った。得られた織物は、ソフトタッ
チでフクラミのある織物ではあるが、ヌメリ感があり、
ハリコシの不足した、表面がイラツキ現象があって高級
感に欠けるものであった。
【0045】
【発明の効果】本発明の糸条(A)と糸条(B)とが混
繊された複合糸条は、ソフト性、フクラミ、ハリコシ、
があり、従来のものに比らべ、ドライ感のあるシルキー
風合をもち、イラツキがなく、ソフト性、フクラミ、ハ
リコシ、ドライ感のあるシルキー風合で、且つ、イラツ
キのない布帛を得ることができる。
繊された複合糸条は、ソフト性、フクラミ、ハリコシ、
があり、従来のものに比らべ、ドライ感のあるシルキー
風合をもち、イラツキがなく、ソフト性、フクラミ、ハ
リコシ、ドライ感のあるシルキー風合で、且つ、イラツ
キのない布帛を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/62 302 J 7199−3B 303 K 7199−3B
Claims (1)
- 【請求項1】 自発伸長性ポリエステルマルチフィラメ
ント糸条(A)と収縮性ポリエステルマルチフィラメン
ト糸条(B)が混繊された複合糸条であって、該収縮性
ポリエステルマルチフィラメント糸条(B)が紡糸巻取
速度4000m/分以上で紡糸されたスピンドローテイ
クアップ糸条であることを特徴とする複合糸条。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266057A JPH06116828A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 複合糸条 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266057A JPH06116828A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 複合糸条 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06116828A true JPH06116828A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17425785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4266057A Pending JPH06116828A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 複合糸条 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06116828A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0860471A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-03-05 | Toyobo Co Ltd | ポリエステルマルチフィラメント糸条及び混繊糸 |
JP2003138449A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Toyobo Co Ltd | 高密度織物及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4266057A patent/JPH06116828A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0860471A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-03-05 | Toyobo Co Ltd | ポリエステルマルチフィラメント糸条及び混繊糸 |
JP2003138449A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Toyobo Co Ltd | 高密度織物及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020528 |