JPH06116236A - ビスイミド化合物の製造方法 - Google Patents

ビスイミド化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH06116236A
JPH06116236A JP26490592A JP26490592A JPH06116236A JP H06116236 A JPH06116236 A JP H06116236A JP 26490592 A JP26490592 A JP 26490592A JP 26490592 A JP26490592 A JP 26490592A JP H06116236 A JPH06116236 A JP H06116236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
same
chemical formula
reaction
formula
those
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26490592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3135011B2 (ja
Inventor
Takayuki Nishinomiya
孝之 西宮
Toshimichi Maruta
順道 丸田
Akihiro Fukui
章博 福井
Junichi Bandai
順一 萬代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP04264905A priority Critical patent/JP3135011B2/ja
Publication of JPH06116236A publication Critical patent/JPH06116236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3135011B2 publication Critical patent/JP3135011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な工程で生産性を高く維持しつつ高い純
度の製品を得るという相反する課題を解決したビスイミ
ド化合物の製造方法を提供する。 【構成】 ジニトロ化合物を還元して得たジアミン化合
物を、α,β−不飽和ジカルボン酸無水物に付加させて
調整したビスアミド酸を得、これを脱水閉環させてビス
イミド化合物を製造する方法において、各工程で生成し
た中間体を溶液から分離することなく、かつ、各工程を
脂肪酸エステル溶媒中で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスイミド化合物の改
良された製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビスイミド化合物の一般的な製造
方法には、ジニトロ化合物を還元して調整したジアミン
化合物とα,β−不飽和ジカルボン酸無水物、例えば無
水マレイン酸を反応させて得たビスマレインアミド酸
を、酸触媒の存在下に加熱脱水閉環させる方法、ある
いは、アルカリ金属塩触媒の存在下に脱水剤としてカ
ルボン酸無水物を用い閉環させる方法が知られている。
これらの製造方法については、純度、収率ならびに生産
性の向上を目的に多くの改良法が提案されている。
【0003】例えば、特開平3ー14835号公報およ
び特開平3ー77865号公報には、過剰のα,β−不
飽和ジカルボン酸あるいはα,β−不飽和ジカルボン酸
無水物の存在下に脱水閉環することによる収率、純度の
改善されたビスマレイミドの製造方法が開示されてい
る。また、特開平1ー226872号公報、特開平1ー
238568号公報には、脱水剤により脱水閉環させて
得られるビスマレイミド化合物を、ハロゲン置換炭化水
素溶媒で溶解洗浄した後メタン系炭化水素溶媒を加え再
沈殿することにより純度の向上を図る方法が記載されて
いる。一方、特公平2ー58267号公報および特開平
1ー211563号公報には、ハロゲン化炭化水素系溶
媒と非プロトン性溶媒の存在下に、ジアミンと無水マレ
イン酸を反応させてビスマレインアミド酸とした後、単
離することなく酸触媒の存在下に脱水閉環させることに
よる純度の高いビスマレイミドの製造方法が開示されて
いる。
【0004】しかしながら、ビスイミド化合物が工業的
にはジニトロ化合物を経て製造されることを考慮する
と、上述の付加反応工程および脱水閉環反応のみを検討
することは必ずしも有利な製造方法に到達できるとはい
えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】多数の反応工程より成
り立つ製造方法においては、各反応工程の収率、純度の
向上を目指して改良が行われる。その場合、それぞれの
反応を最良の条件で行うために各工程間においては通常
中間生成物を単離生成することが行われている。
【0006】本発明の対象であるカルボン酸無水物によ
る脱水閉環反応を経由するビスイミド化合物の製造方法
においては、ジニトロ化合物を還元する工程とビスアミ
ド酸の脱水閉環反応の2つの異なった反応よりなってい
るが、接触還元反応とカルボン酸無水物による反応で
は、著しく反応の性質が相違しており、互いに異なった
環境で行うことが収率、純度の向上のためには好ましい
と考えられていた。
【0007】すなわち、還元反応工程においては、反応
に不活性なメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、メチルセロソルブ、N,N−ジメチルホルムア
ミドなどが好ましいとされ、一方、ジアミンとα,β−
不飽和ジカルボン酸無水物の反応によるビスアミド酸の
生成とそれに続く脱水閉環反応は同一あるいは異なった
溶媒中においておこなうことは可能であるが、通常、両
成分と反応せずかつ良溶媒でありさらに生成するビスイ
ミド化合物を溶解できることが望ましいので、アセトン
などのケトン類などが使用されていた。
【0008】したがって、還元工程と脱水閉環反応工程
によりビスマレイミドを製造する場合においては、中間
において一旦単離精製することが必要であるとされてき
たが、この様な精製操作は純度向上には好ましいが、収
率の低下の原因であることが指摘される。
【0009】そこで、本発明は、簡易な工程で生産性を
高く維持しつつ高い純度の製品を得るという相反する課
題を解決するビスイミド化合物の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、 一般式
【0011】
【化11】
【0012】(Xはそれぞれ同じか異なる単結合、−C
2−、−O−、−SO2−、−C(CH3)2−、−C(C
3)2−、−O−C(CH3)2−、−C(CH3)2−O−、
−O−C(CF3)2−および−C(CF3)2−O−から選ば
れる二価の基、R1はそれぞれ同じか異なるハロゲン
(フッ素、塩素、臭素)または炭素数10以下のアルキ
ル基、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素)化アルキル基、
パーフルオロアルキル基から選ばれる置換基、nは1〜
6の整数、l、mは0か4以下の整数を表す。)で表さ
れるジニトロ化合物を還元して、一般式
【0013】
【化12】
【0014】(X、R1、l、m、nは化1と同じであ
る。)で表されるジアミン化合物を得、 ついで、この化2で表されるジアミン化合物と、一般
【0015】
【化13】
【0016】(Dはエチレン性不飽和結合を有する2価
の有機基を表す。)で表されるα,β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物を反応させて、一般式
【0017】
【化14】
【0018】(X、R1、l、m、nは化1と、Dは化
3と同じである。)で表されるビスアミド酸とし、 さらに、これをカルボン酸無水物により脱水閉環させ
ることの三工程よりなる、一般式
【0019】
【化15】
【0020】(X、R1、l、m、nは化1と、Dは化
3と同じである。)で表されるビスイミド化合物の製造
方法において、製造工程の簡略化によりビスアミド化合
物の生産性を向上させることについて検討したところ、
意外にも、特定の溶媒を各製造工程を通して共通に用い
ることが、生産性の向上のみならず、製品の純度の向上
にも寄与することを見出し、本発明に到達したものであ
る。
【0021】すなわち、本発明は、脂肪酸エステル溶媒
を使用した場合、の還元反応、の付加反応、の脱
水閉環反応において、いずれも共通の溶媒を使用でき、
中間体は各工程間において通常行われる様な精製された
固体状態での受渡しを必要とせず、溶液またはスラリー
の状態で移送することができ、との工程間では固形
分ならびに水分の除去のみの精製操作で、の工程の反
応になんら影響を及ぼさないという知見に基づくもので
ある。
【0022】さらに詳しくは、第一の工程で、目的生成
物であるビスイミド化合物に対応したニトロ化合物を脂
肪酸エステルに溶解させ、Pd、Ptなどの金属触媒の
存在下加圧水素ガスを導入して還元し、ついで、触媒を
濾別し、反応により発生した水を固体乾燥剤で脱水した
ままの溶液の状態で、得られたジアミン化合物をつぎの
付加反応に供し、第二の工程で、この脂肪酸エステル溶
液のジアミン化合物にα,β−不飽和ジカルボン酸無水
物を添加することでビスアミド化合物を溶液またはスラ
リーとして得、それをなんら処理することなく、第三の
工程で、さらにカルボン酸無水物と触媒として金属塩を
加え、加熱し、閉環縮合反応を完結させることよりなっ
ている。
【0023】また、ここで得られたビスイミド化合物の
脂肪酸エステル溶液には、脱水反応により生じたカルボ
ン酸が溶解するとともに脱水助剤としての金属塩が分散
しており、ビスイミド化合物中へのこれらの残存は、よ
り高純度のビスイミド化合物を得るための精製工程にお
いて精製効率を低下させるとともに、電子材料用途の品
質には、これらを完全に除くことがとくに重要であるこ
とから、脱水閉環反応により得られるビスイミド化合物
の脂肪酸エステル溶液に、水、より好ましくは温水を添
加して攪拌洗浄することによって、これらを充分低減し
たビスイミド化合物を得ることが好ましい。
【0024】本発明に用いられる脂肪酸エステルは、一
般式、R2COOR3(R2およびR3は同一かまたは異な
る炭素数1〜5の分岐を有することもあるアルキル
基。)で表され、水と混合した場合に少なくとも部分的
に分離しうるものをいい、例えば、ぎ酸ブチル、ぎ酸イ
ソブチル、ぎ酸t−ブチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、
酢酸t−ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チルなどを挙げることができ、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル、酢酸t−ブチルが最も好ましい。
またこれらを適宜混合して使用することもできる。
【0025】本発明の還元工程は、接触的にニトロ基を
アミノ基に還元するものであるが、触媒としてはNi、
Pd、Ptなどの金属触媒やその担持触媒またはラネー
触媒、好ましくはPdまたはPtの活性炭担持触媒を、
反応物であるニトロ化合物に対し、金属基準で0.01
〜10wt%使用して行う。また、反応温度、反応圧力
は特に限定されないが、通常10〜200℃、好ましく
は10〜150℃、常圧〜50kg/cm2 である。こ
の時生じる水の脱水処理は、ゼオライトあるいは無水硫
酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウムなどの固体乾燥剤
により効率的に実施できる。
【0026】この際、ジアミン化合物の脂肪酸エステル
溶液中の水分量としては0.5%以下であれば差し支え
ない。0.5%以上であるとビスイミド化合物の生成時
に、脱水剤として多量のカルボン酸無水物を必要としか
つ副生物の生成が多くなるので好ましくない。
【0027】第二工程のビスアミド酸の調整は、第一工
程で得られたジアミン化合物の脂肪酸エステル溶液に1
0〜60℃好ましくは10〜40℃において粉末状、顆
粒状または溶液状態でα,β−不飽和ジカルボン酸無水
物を攪拌下に徐々に添加することで行う。この際、α,
β−不飽和ジカルボン酸無水物とジアミン化合物の仕込
み量は、ジアミン化合物に対し若干過剰とすることが好
ましい。通常ジアミン化合物1モルに対しα,β−不飽
和ジカルボン酸無水物2.02〜3.00が適当であ
る。
【0028】第三工程の脱水閉環反応は、第二工程で得
られたビスアミド酸溶液に、脱水剤としてカルボン酸無
水物好ましくは無水酢酸をアミド酸基1モルあたり1.
0〜3.0モル添加し、溶媒の沸点および操作圧力に依
存するが、20〜100℃、好ましくは20〜80℃
で、1〜30時間継続し反応を完結させる。
【0029】第三工程の反応の終了後の水による洗浄に
おいては、界面の分離は良好であり、あらかじめ脂肪酸
エステル層を分離するかもしくは分離しないで、ここに
貧溶媒を添加することによりビスイミド化合物を精製析
出させることが出来る。貧溶媒としては、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン、石油エーテルなど
の炭化水素化合物が好ましい。
【0030】脱水剤として用いるカルボン酸無水物は経
済的理由により事実上無水酢酸に限られるが、特に限定
する必要はない。また、脱水閉環反応に用いる触媒とし
ては、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム、リチウム
をいう。)の炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、硝酸塩、燐
酸塩、酢酸塩、蟻酸塩、高級脂肪酸塩、またはニッケ
ル、コバルト、マンガンなどの遷移金属の塩、ハロゲン
化物などが用いられるが、酢酸カリウムが好ましい。こ
れらの添加量は、アミド酸基1モルに対し0.1〜4.
0モルが好ましい。
【0031】さらに、必要に応じて、脱水閉環反応にお
いては反応の促進を目的に第三級アミンを適宜くわえる
ことができる。これの例としては、トリエチルアミン、
トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリフェニル
アミン、ピリジンなどが挙げられる。また、これらの添
加量は、アミド酸基1モルあたり0.1〜2.0モル程
度である。
【0032】本発明に用いられる、一般式
【0033】
【化16】
【0034】(Xはそれぞれ同じか異なる単結合、−C
2−、−O−、−SO2−、−C(CH3)2−、−C(C
3)2−、−O−C(CH3)2−、−C(CH3)2−O−、
−O−C(CF3)2−および−C(CF3)2−O−から選ば
れる二価の基、R1はそれぞれ同じか異なる炭素数10
以下のアルキル基、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素)化
アルキル基、パーフルオロアルキル基から選ばれる置換
基、nは1〜6の整数、l、mは0か4以下の整数を表
す。)で表されるジニトロ化合物は、具体的には、2,
2−ビス(4−ニトロフェニル)プロパン、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−
ニトロフェニル)プロパン、 4,4’−ジニトロジフ
ェニルエ−テル、2−トリフルオロメチル−4−ニトロ
ジフェニルエ−テル、3,3’−ジニトロジフェニルス
ルホン、2−トリフルオロメチル−4−ニトロジフェニ
ルスルホン、ビス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェ
ニル)スルホン、ビス(4−(2−トリフルオロメチル
−4−ニトロフェノキシ)フェニル)スルホン、ビス
(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル)メタン、ビ
ス(4−(2−メチル−4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)メタン、ビス(4−(2−トリフルオロメチル−4
−ニトロフェノキシ)フェニル)メタン、ビス(4−
(2,6−ジメチル−4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)メタン、ビス(4−(2,6−ビストリフルオロメ
チル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)メタン、2,
2−ビス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−(2−メチル−4−ニトロ
フェノキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
(2,6−ジメチル−4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−(2−トリフルオロ
メチル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−(2,6−ビストリフルオロメチル
−4−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス
(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビ
ス(4−(2−メチル−4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2,2−ビス(4−(2−トリフルオロメチル−4
−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−
(2,6−ジメチル−4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2,2−ビス(4−(2,6−ビストリフルオロメ
チル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン、ビ
ス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル)エ−テ
ル、ビス(4−(2−メチル−4−ニトロフェノキシ)
フェニル)エ−テル、ビス(4−(2−トリフルオロメ
チル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)エ−テル、ビ
ス(4−(2,6−ジメチル−4−ニトロフェノキシ)
フェニル)エ−テル、ビス(4−(2,6−ビストリフ
ルオロメチル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)エ−
テル、1,3−または1,4−ビス(2−(4−ニトロ
フェノキシ)イソプロピル)ベンゼン、1,3−または
1,4−ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2−(4−ニトロフェノキシ)イソプロピル)ベン
ゼン、1,3−または1,4−ビス(2−(2−メチル
−4−ニトロフェノキシ)イソプロピル)ベンゼン、
1,3−または1,4−ビス(1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2−(2−メチル−4−ニトロフェ
ノキシ)イソプロピル)ベンゼン、1,3−または1,
4−ビス(2−(2−トリフルオロメチル−4−ニトロ
フェノキシ)イソプロピル)ベンゼン、1,3−または
1,4−ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2−(2−トリフルオロメチル−4−ニトロフェノ
キシ)イソプロピル)ベンゼン、等が例示できる。
【0035】本発明の方法は、上記例示化合物のうち、
一般式
【0036】
【化17】
【0037】(Arは、一般式
【0038】
【化18】
【0039】(R4はそれぞれ同じか異なるハロゲン
(フッ素、塩素、臭素)またはメチル基、ハロゲン(フ
ッ素、塩素、臭素)化メチル基、トリフルオロメチル基
から選ばれる置換基、kは0か4以下の整数を示す。)
を表す。)で表される、3〜4個の芳香環および/また
は2個以上のエーテル結合を有する化合物に適用する場
合に最も顕著な効果をあげることができる。
【0040】本発明に用いられるα,β−不飽和ジカル
ボン酸無水物には、マレイン酸、クロロマレイ酸、ジク
ロロマレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、メサコン
酸、テトラヒドロフタール酸の各無水物が挙げられる。
【0041】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を説明する。な
お、実施例においては、有機物の分析は高速液体クロマ
トグラフにより分析し、分析値は面積%で表示し、水分
の分析はカールフィシャー法によりwt%で示す。 実施例1 温度計、圧力計、水素導入管及び水素パ−ジ口を備えた
1000mlのオ−トクレ−ブ内に1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−(2−ト
リフルオロメチル−4−ニトロフェノキシ)フェニル)
プロパン(以下、BIS−AF−OFNと略す。)25
0.0g(0.35モル)と酢酸エチル600ml及び
触媒として5%−Pd/C(50%湿潤品)5.0g
(1wt%)を仕込み密閉し、水素にて系内を2回置換
した。攪拌しながら温度100℃、圧力5.0kg/c
2に昇温、昇圧し、この条件を4時間保ち還元反応を
行なった。反応後、無水硫酸マグネシウム50gを使用
して脱水し、減圧濾過にて触媒及び硫酸マグネシウムを
除去した。得られた1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロ−2,2−ビス(4−(2−トリフルオロメチル
−4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(以下、
BIS−AF−OFAと略す。)酢酸エチル溶液は、純
度99.2%、水分0.4%であった。
【0042】温度計、攪拌機、ジムロ−ト冷却管を備え
た2000mlの四口フラスコ内に得られたBIS−A
F−OFA酢酸エチル溶液全量と酢酸エチル600ml
を仕込み攪拌しながら無水マレイン酸75.5g(0.
77モル)を少しずつ加えた。添加後しばらくするとビ
スマレアミド酸が析出してきた。さらに室温にて2時間
攪拌すると純度99.0%のビスマレアミド酸と酢酸エ
チルのスラリ−状物が得られた。引続いて、これに無水
酢酸107.1g(1.05モル)と酢酸カリウム13
7.2g(1.40モル)を添加し、反応温度を60℃
に昇温し閉環反応を開始した。60℃にて3時間攪拌す
ると、反応率99.5%にてビスマレイミドの純度とし
て96.7%であった。反応後3000mlの分液ロ−
トを使用して温水洗浄を3回行ない過剰の無水酢酸、酢
酸カリウム、反応にて生成する酢酸を除去し、洗浄した
ビスマレイミド酢酸エチル溶液は5000mlのビ−カ
−に受け、攪拌しながらn−ヘキサン2400mlを加
えてビスマレイミドの結晶を析出させた。この結晶を減
圧濾過にて回収し、乾燥すると純度98.1%のビスマ
レイミドが252.0g得られた。この時の収率は8
8.3%であった。 実施例2 温度計、圧力計、水素導入管及び水素パ−ジ口を備えた
1000mlのオ−トクレ−ブ内に1,3−ビス(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−トリ
フルオロメチル−4−ニトロフェノキシ)イソプロピ
ル)ベンゼン(以下、1,3−HFAB−OFNと略
す。)157.6g(0.20モル)と酢酸エチル50
0ml及び触媒として5%−Pd/C(50%湿潤品)
3.2g(1wt%)を仕込み密閉とし、水素にて系内
を2回置換した。攪拌しながら温度100℃、圧力5.
0kg/cm2に昇温、昇圧し、この条件を4時間保ち
還元反応を行なった。反応後、無水硫酸マグネシウム5
0gを使用して脱水し、減圧濾過にて触媒及び硫酸マグ
ネシウムを除去した。得られた1,3−ビス(1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−トリフル
オロメチル−4−アミノフェノキシ)イソプロピル)ベ
ンゼン(以下、1,3−HFAB−OFAと略す。)酢
酸エチル溶液は、純度99.4%、水分0.5%であっ
た。
【0043】温度計、攪拌機、ジムロ−ト冷却管を備え
た2000mlの四口フラスコ内に得られた1,3−H
FAB−OFA酢酸エチル溶液全量と酢酸エチル500
mlを仕込み攪拌しながら無水マレイン酸41.2g
(0.42モル)を少しずつ加えた。添加後しばらくす
るとビスマレアミド酸が析出してきた。さらに室温にて
2時間攪拌すると純度99.1%のビスマレアミド酸と
酢酸エチルのスラリ−状物が得られた。引続いて、これ
に無水酢酸61.2g(0.6モル)と酢酸カリウム7
8.4g(0.8モル)を添加し、反応温度を60℃に
昇温し閉環反応を開始した。60℃にて5時間攪拌する
と、反応率99.3%にてビスマレイミドの純度として
95.7%であった。反応後3000mlの分液ロ−ト
を使用して温水洗浄を3回行ない過剰の無水酢酸、酢酸
カリウム、反応にて生成する酢酸を除去し、洗浄したビ
スマレイミド酢酸エチル溶液は5000mlのビ−カ−
に受け、攪拌しながらn−ヘキサン2000mlを加え
てビスマレイミドの結晶を析出させた。この結晶を減圧
濾過にて回収し、乾燥すると純度97.3%のビスマレ
イミドが155.7g得られた。この時の収率は85.
3%であった。 実施例3 温度計、圧力計、水素導入管及び水素パ−ジ口を備えた
1000mlのオ−トクレ−ブ内に1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−(4−ニ
トロフェノキシ)フェニル)プロパン(以下、BIS−
AF−Nと略す。)289.0g(0.5モル)と酢酸
エチル500ml及び触媒として5%−Pd/C(50
%湿潤品)5.8g(1wt%)を仕込み密閉とし、水
素にて系内を2回置換した。攪拌しながら温度100
℃、圧力5.0kg/cm2に昇温、昇圧し、この条件
を4時間保ち還元反応を行なった。反応後、無水硫酸マ
グネシウム50gを使用して脱水し、減圧濾過にて触媒
及び硫酸マグネシウムを除去した。得られた1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(以下、
BIS−AF−Aと略す。)酢酸エチル溶液は、純度9
9.7%、水分0.4%であった。
【0044】温度計、攪拌機、ジムロ−ト冷却管を備え
た2000mlの四口フラスコ内に得られたBIS−A
F−A全量と酢酸エチル500mlを仕込み攪拌しなが
ら無水マレイン酸102.9g(1.05モル)を少し
ずつ加えた。添加後しばらくするとビスマレアミド酸が
析出してきた。さらに室温にて2時間攪拌すると純度9
9.6%のビスマレアミド酸と酢酸エチルのスラリ−状
物が得られた。引続いて、これに無水酢酸112.2g
(1.10モル)と酢酸カリウム196.0g(2.0
モル)を添加し、反応温度を還流下(78℃)までに昇
温し閉環反応を開始した。還流下温度にて4時間攪拌す
ると、反応率99.1%にてビスマレイミドの純度とし
て95.8%であった。反応後3000mlの分液ロ−
トを使用して温水洗浄を3回行ない過剰の無水酢酸、酢
酸カリウム、反応にて生成する酢酸を除去し、洗浄した
ビスマレイミド酢酸エチル溶液は5000mlのビ−カ
−に受け、攪拌しながらn−ヘキサン2000mlを加
えてビスマレイミドの結晶を析出させた。この結晶を減
圧濾過にて回収し、乾燥すると純度97.0%のビスマ
レイミドが292.7g得られた。この時の収率は8
3.9%であった。 実施例4 温度計、圧力計、水素導入管及び水素パ−ジ口を備えた
1000mlのオ−トクレ−ブ内に2,2−ビス(4−
(4−ニトロフェノキシ)フェニル)プロパン(以下、
BIS−A−Nと略す。)235.0g(0.5モル)
と酢酸エチル500ml及び触媒として5%−Pd/C
(50%湿潤品)4.7g(1wt%)を仕込み密閉と
し、水素にて系内を2回置換した。攪拌しながら温度1
00℃、圧力5.0kg/cm2に昇温、昇圧し、この
条件を4時間保ち還元反応を行なった。反応後、無水硫
酸マグネシウム50gを使用して脱水し、減圧濾過にて
触媒及び硫酸マグネシウムを除去した。得られた2,2
−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロ
パン(以下、BIS−A−Aと略す。)酢酸エチル溶液
は、純度99.5%、水分0.4%であった。
【0045】温度計、攪拌機、ジムロ−ト冷却管を備え
た2000mlの四口フラスコ内に得られたBIS−A
−A全量と酢酸エチル500mlを仕込み攪拌しながら
無水マレイン酸102.9g(1.05モル)を少しず
つ加えた。添加後しばらくするとビスマレアミド酸が析
出してきた。さらに室温にて2時間攪拌すると純度9
9.3%のビスマレアミド酸と酢酸エチルのスラリ−状
物が得られた。引続いて、これに無水酢酸112.2g
(1.10モル)と酢酸カリウム196.0g(2.0
モル)を添加し、反応温度を還流下(78℃)までに昇
温し閉環反応を開始した。還流下温度にて4時間攪拌す
ると、反応率99.1%にてビスマレイミドの純度とし
て96.6%であった。反応後3000mlの分液ロ−
トを使用して温水洗浄を3回行ない過剰の無水酢酸、酢
酸カリウム、反応にて生成する酢酸を除去し、洗浄した
ビスマレイミド酢酸エチル溶液は5000mlのビ−カ
−に受け、攪拌しながらn−ヘキサン2000mlを加
えてビスマレイミドの結晶を析出させた。この結晶を減
圧濾過にて回収し、乾燥すると純度97.9%のビスマ
レイミドが266.0g得られた。この時の収率は9
1.5%であった。 実施例5 温度計、圧力計、水素導入管及び水素パ−ジ口を備えた
1000mlのオ−トクレ−ブ内にBIS−AF−OF
N250.0g(0.35モル)と酢酸ブチル600m
l及び触媒として5%−Pd/C(50%湿潤品)5.
0g(1wt%)を仕込み密閉し、水素にて系内を2回
置換した。攪拌しながら温度100℃、圧力5.0kg
/cm2に昇温、昇圧し、この条件を4時間保ち還元反
応を行なった。反応後、無水硫酸マグネシウム50gを
使用して脱水し、減圧濾過にて触媒及び硫酸マグネシウ
ムを除去した。得られたBIS−AF−OFA酢酸ブチ
ル溶液は、純度99.3%、水分0.4%であった。
【0046】温度計、攪拌機、ジムロ−ト冷却管を備え
た2000mlの四口フラスコ内に得られたBIS−A
F−OFA酢酸ブチル溶液全量と酢酸エチル600ml
を仕込み攪拌しながら無水マレイン酸75.5g(0.
77モル)を少しずつ加えた。添加後しばらくするとビ
スマレアミド酸が析出してきた。さらに室温にて2時間
攪拌すると純度99.1%のビスマレアミド酸と酢酸ブ
チルのスラリ−状物が得られた。引続いて、これに無水
酢酸107.1g(1.05モル)と酢酸カリウム13
7.2g(1.40モル)を添加し、反応温度を60℃
に昇温し閉環反応を開始した。60℃にて3時間攪拌す
ると、反応率99.3%にてビスマレイミドの純度とし
て96.1%であった。反応後3000mlの分液ロ−
トを使用して温水洗浄を3回行ない過剰の無水酢酸、酢
酸カリウム、反応にて生成する酢酸を除去し、洗浄した
ビスマレイミド酢酸ブチル溶液は5000mlのビ−カ
−に受け、攪拌しながらn−ヘキサン2400mlを加
えてビスマレイミドの結晶を析出させた。この結晶を減
圧濾過にて回収し、乾燥すると純度98.1%のビスマ
レイミドが240.3g得られた。この時の収率は8
4.3%であった。
【0047】
【発明の効果】本発明の方法によると、精製操作を中心
に製造工程が大幅に簡略化されるにも拘わらず、高収率
かつ純度の高い状態でビスイミド化合物が得られるとい
う効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萬代 順一 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社東京研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (Xはそれぞれ同じか異なる単結合、−CH2−、−O
    −、−SO2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−、−
    O−C(CH3)2−、−C(CH3)2−O−、−O−C(C
    3)2−および−C(CF3)2−O−から選ばれる二価の
    基、R1はそれぞれ同じか異なるハロゲン(フッ素、塩
    素、臭素)または炭素数10以下のアルキル基、ハロゲ
    ン(フッ素、塩素、臭素)化アルキル基、パーフルオロ
    アルキル基から選ばれる置換基、nは0か6以下の整
    数、l、mは0か4以下の整数を表す。)で表されるジ
    ニトロ化合物を還元して、一般式 【化2】 (X、R1、l、m、nは化1と同じである。)で表さ
    れるジアミン化合物を得、 ついで、この化2で表されるジアミン化合物と、一般
    式 【化3】 (Dはエチレン性不飽和結合を有する2価の有機基を表
    す。)で表されるα,β −不飽和ジカルボン酸無水物を反応させて、一般式 【化4】 (X、R1、l、m、nは化1と、Dは化3と同じであ
    る。)で表されるビスアミド酸とし、 さらに、これをカルボン酸無水物により脱水閉環させ
    ることの三工程よりなる、一般式 【化5】 (X、R1、l、m、nは化1と、Dは化3と同じであ
    る。)で表されるビスイミド化合物の製造方法におい
    て、各工程で生成した中間体を溶液から分離することな
    く、かつ、各工程を脂肪酸エステル溶媒中で行うことを
    特徴とするビスイミド化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】一般式 【化6】 (Xはそれぞれ同じか異なる単結合、−CH2−、−O
    −、−SO2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−、−
    O−C(CH3)2−、−C(CH3)2−O−、−O−C(C
    3)2−および−C(CF3)2−O−から選ばれる二価の
    基、R1はそれぞれ同じか異なるハロゲン(フッ素、塩
    素、臭素)または炭素数10以下のアルキル基、ハロゲ
    ン(フッ素、塩素、臭素)化アルキル基、パーフルオロ
    アルキル基から選ばれる置換基、nは1〜6の整数、
    l、mは0か4以下の整数を表す。)で表されるジニト
    ロ化合物を還元して、一般式 【化7】 (X、R1、l、m、nは化1と同じである。)で表さ
    れるジアミン化合物を得、 ついで、この化2で表されるジアミン化合物と、一般
    式 【化8】 (Dはエチレン性不飽和結合を有する2価の有機基を表
    す。)で表されるα,β−不飽和ジカルボン酸無水物を
    反応させて、一般式 【化9】 (X、R1、l、m、nは化1と、Dは化3と同じであ
    る。)で表されるビスアミド酸とし、 さらに、これをカルボン酸無水物により脱水閉環させ
    ることの三工程よりなり、各工程で生成した中間体を溶
    液から分離することなく、かつ、各工程を脂肪酸エステ
    ル溶媒中で行う、一般式 【化10】 (X、R1、l、m、nは化1と、Dは化3と同じであ
    る。)で表されるビスイミド化合物の製造方法におい
    て、溶液として得られたビスイミド化合物を水洗浄し、
    ついで、貧溶媒の添加により固体を析出させることを特
    徴とするビスイミド化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】脂肪酸エステルが酢酸エステルであること
    を特徴とする請求項1、2記載のビスイミド化合物の製
    造方法。
  4. 【請求項4】脂肪酸エステルが酢酸エチルまたは酢酸ブ
    チルであることを特徴とする請求項1、2記載のビスイ
    ミド化合物の製造方法。
JP04264905A 1992-10-02 1992-10-02 ビスイミド化合物の製造方法 Expired - Fee Related JP3135011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04264905A JP3135011B2 (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ビスイミド化合物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04264905A JP3135011B2 (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ビスイミド化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06116236A true JPH06116236A (ja) 1994-04-26
JP3135011B2 JP3135011B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=17409848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04264905A Expired - Fee Related JP3135011B2 (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ビスイミド化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3135011B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941935A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 东华大学 2,2-双[4-(2-三氟甲基-4-马来酰亚胺基苯氧基)苯基]六氟丙烷的制备方法
CN101941932A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 东华大学 1,3-双(4-马来酰亚胺基-2-三氟甲基苯氧基)苯的制备方法
US9068055B2 (en) 2011-04-26 2015-06-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Rubber composition
CN109336416A (zh) * 2018-09-17 2019-02-15 佛山朝鸿新材料科技有限公司 一种玻璃棉及其制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941935A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 东华大学 2,2-双[4-(2-三氟甲基-4-马来酰亚胺基苯氧基)苯基]六氟丙烷的制备方法
CN101941932A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 东华大学 1,3-双(4-马来酰亚胺基-2-三氟甲基苯氧基)苯的制备方法
US9068055B2 (en) 2011-04-26 2015-06-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Rubber composition
US9365497B2 (en) 2011-04-26 2016-06-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Rubber composition comprising a hydrate of a compound or a methanol solvate of a compound
CN109336416A (zh) * 2018-09-17 2019-02-15 佛山朝鸿新材料科技有限公司 一种玻璃棉及其制备方法
CN109336416B (zh) * 2018-09-17 2021-07-30 常州市北洋建材有限公司 一种玻璃棉及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3135011B2 (ja) 2001-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108299423B (zh) 一种二氢吡咯并2-氨基喹啉类化合物的合成方法
CN113200933B (zh) 不对称加成反应合成光学活性苯并羧酸酯类化合物的方法
JP3135011B2 (ja) ビスイミド化合物の製造方法
JPS6046104B2 (ja) ブテン誘導体の製造方法
JP4669609B2 (ja) ジメチルスルホキシドによる1−クロロ−3,3−ジメチルブタンの酸化による3,3−ジメチルブチルアルデヒドの合成及び精製
JPH08165256A (ja) 1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製造方法
US5446166A (en) Preparation of pyrrol and oxazole compounds: formation of porphyrins and C-acyl-α-amino acid esters therefrom
JP3663229B2 (ja) 4−ハロ−2′−ニトロブチロフエノン化合物の製造方法
JPH02256647A (ja) 2,4―ジヒドロキシ安息香酸の製造方法
CN114890912B (zh) 一种氟代环戊烯并茚满酮化合物的制备方法
JP4442107B2 (ja) インドール化合物の製造方法
JP4198863B2 (ja) N−アルキルマレイミドの精製方法
JPH07330755A (ja) ピペロナールの製法
KR102632488B1 (ko) 연속 흐름 화학에 의한 bbmo의 합성 방법
JPH08119939A (ja) 高純度エーテル型ビスマレイミドの製造方法
JP2000198767A (ja) フッ素―含有フェネチルアミン類の製造法ならびに新規なフッ素―含有β―イミノビニル―及びβ―イミノエチルベンゼン類
JPH08198818A (ja) ニトロオレフィンの製造方法
JP3757478B2 (ja) 2,4,5−トリフルオロ−3−ヨ−ド安息香酸の製造法
TWI252848B (en) Process for the preparation of 5-formylphthalide
JPH0469132B2 (ja)
JPS6356218B2 (ja)
CN116478170A (zh) 一种双烷基化稠环喹唑啉酮衍生物的制备方法
JP4571740B2 (ja) 1,6−ジシアノヘキサンの製造方法
JPH01163154A (ja) テトラヒドロフタルイミド系化合物の製造法、その中間体および該中間体の製造法
JPH0527617B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees