JPH06115937A - 薄片状酸化亜鉛粉末及びその製造方法 - Google Patents

薄片状酸化亜鉛粉末及びその製造方法

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JPH06115937A
JPH06115937A JP25928192A JP25928192A JPH06115937A JP H06115937 A JPH06115937 A JP H06115937A JP 25928192 A JP25928192 A JP 25928192A JP 25928192 A JP25928192 A JP 25928192A JP H06115937 A JPH06115937 A JP H06115937A
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    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 平均厚みが0.1μm〜0.5μm、平均差
渡し径が1μm〜100μm、平均差渡し径/平均厚み
の比が3〜1000で、アルミニウム及び/又は鉄の金
属原子を亜鉛1モル当り0.0001モル〜0.5モ
ル、及びリチウム、ナトリウム及びカリウムからなるア
ルカリ原子の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.
0001モル〜0.03モル含有することを特徴とする
薄片上酸化亜鉛粉末。 【効果】 紫外線の吸収波長端が400〜420nm程
度まで長波長側にシフトしたUVA〜UVBの全紫外線
領域の遮蔽能効果を有する機械的強度にも優れた薄片で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄片状酸化亜鉛粉末及び
その製造方法に関する。更に詳細には0.5μm以下の
超薄片であるにも拘らず、機械的強度に優れ、且つ、波
長400nm近辺迄の全紫外線遮蔽能に優れた、化粧
用、衣料用、包材用、塗装用及びその他の紫外線遮蔽用
に特に好適な薄片状酸化亜鉛粉末及びその製造方法に関
する。
【0002】近年、オゾンホールによる地表到達太陽光
紫外線量の増加は、主としてUVB(波長290〜32
0nmの紫外線)により生ずる日焼けや雪焼けによる皮
膚の急性炎症、或は主としてUVA(波長320〜40
0nmの紫外線)の繰り返し照射により生ずる皮膚の老
化、更にはメラノーマ等の皮膚癌増大等、生物に悪影響
を与えるのみならず、工業製品、食品等の紫外線劣化の
増大を惹起するとしてこの問題解決が重要な課題となっ
てきている。
【0003】
【従来の技術】ある種の薄片状の酸化チタンはUVB領
域において極めて優れた紫外線遮蔽能を有しているが、
紫外線の吸収波長端が350nmの為、UVA領域の紫
外線遮蔽能は低下する。他方、0.02μm程度の微粒
状酸化亜鉛粉末はUVB領域の紫外線遮蔽能は上記薄片
状の酸化チタンに比較し若干劣るものの、紫外線の吸収
波長端がUVB領域からUVA領域の約385nm近辺
迄の広範囲に於いてUVB領域と略同等の紫外線遮蔽効
果を有する。 それ故、極めて薄片状の酸化亜鉛粉末を
得ることができれば、UVA、UVB領域において、優
れた紫外線遮蔽能を有するものと推測される。加えて何
等かの操作により、更にその紫外線の吸収波長端を38
5nmから400nm以上にシフトすることが出来れ
ば、UVA、UVB領域の全域にあたる400nm近辺
迄の全紫外線領域に於て、優れた紫外線遮蔽剤と成り得
るものと推測される。
【0004】公知の薄片状酸化亜鉛の製造方法として
は、特公昭55−25133号に「硫酸亜鉛を含む酸性
水溶液にアンモニアガスを接触吸収させることにより、
酸性領域で結晶体を析出させる塩基性硫酸亜鉛板状結晶
体の製造方法」が教示されており、その用途に白色顔料
として板状酸化亜鉛粉末が記載されている。しかしなが
ら、開示された大きさは粒径が最高数百μm、厚さ数μ
m以上であり、単位重量当りの隠蔽面積が小さく、従っ
て紫外線遮蔽能も低い。又、上記方法で厚さ0.5μm
以下の薄片を作製した場合には、機械的強度が低く、例
えば化粧料等に使用する場合においては、化粧料を構成
する他の原料物質との混練時に形状崩壊を生じ、優れた
紫外線遮蔽能は期待できない。又、その紫外線の吸収波
長端は約385nm〜約390nmにある。
【0005】特開平3−60429号には「3価及び/
又は4価の金属原子をZn原子1モル当り0.0001
〜0.1モル含有し、粉体の体積固有抵抗値が105 Ω
cm以下であり、且つ粉体の形状がアスペクト比3〜4
00の針状、又は板の長径/厚みの比が10〜1000
の板状である酸化亜鉛系導電性粉末」が教示されてい
る。このものは明細書中において板の形状として、長径
1〜200μm、厚みが0.01〜10μmの範囲で使
用することを開示している。しかしながらこのものも厚
みが0.5μm以下の場合には、機械的強度が弱く、薄
片形状を生かさなければならない場合、煉込み等の強い
負荷がかかる操作での適用は困難である。又、その紫外
線の吸収波長端は約385nm〜約390nmにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況下におい
て、本発明者は紫外線の吸収波長端が400nm近辺ま
での全紫外線領域の遮蔽能に優れる、且つ機械的強度に
も優れる薄片状酸化亜鉛粉末を得るべく鋭意検討した結
果、亜鉛塩溶液とアンモニウムイオンの反応により得ら
れる薄片状亜鉛物質に特定の金属原子を含有せしめ、こ
れを非酸化性雰囲気で焼成する場合には、上記した紫外
線吸収波長端を有する薄片状酸化亜鉛粉末が得られるこ
と、さらには機械的混練操作後に於いても薄片形状を維
持し得る機械的強度に優れた薄片状酸化亜鉛粉末が得ら
れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、平均厚
みが0.1μm〜0.5μm、平均差渡し径が1μm〜
100μm、平均差渡し径/平均厚みの比が3〜100
0で、アルミニウム及び/又は鉄の金属原子を亜鉛原子
1モル当り0.0001モル〜0.5モル、及びリチウ
ム、ナトリウム及びカリウムからなるアルカリ原子の中
の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モ
ル〜0.03モル含有することを特徴とする薄片状酸化
亜鉛粉末を提供するにある。
【0008】また、本発明は、亜鉛塩溶液にアンモニウ
ムイオン、又は分解してアンモニウムイオンを発生する
化合物の含有溶液を混合し、中和反応により薄片状塩基
性亜鉛塩又は薄片状水酸化亜鉛を析出させるに際し、ア
ルミニウム及び/又は鉄の金属原子を、該溶液中の亜鉛
原子1モル当り0.0001モル〜0.5モルの存在下
に中和せしめ、該中和反応による析出物をろ過、洗浄
後、リチウム、ナトリウム及びカリウムからなるアルカ
リ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.
0001モル〜0.03モル含有する金属化合物を混合
し、必要により濾過又は蒸発乾燥した後、非酸化性還元
性雰囲気下で焼成することを特徴とする、平均厚みが
0.1μm〜0.5μm、平均差渡し径が1μm〜10
0μm、平均差渡し径/平均厚みの比が3〜1000
で、アルミニウム及び/又は鉄の金属原子を亜鉛原子1
モル当り0.0001モル〜0.5モル、及びリチウ
ム、ナトリウム及びカリウムからなるアルカリ原子の中
の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モ
ル〜0.03モル含有することを特徴とする薄片状酸化
亜鉛粉末の製造方法を提供するものである。
【0009】更に本発明は、亜鉛塩溶液にアンモニウム
イオン、又は分解してアンモニウムイオンを発生する化
合物の含有溶液を混合し、中和反応により薄片状塩基性
亜鉛塩の結晶又は薄片状水酸化亜鉛の結晶を析出させ、
得られた該薄片状物質にアルミニウム及び/又は鉄の金
属原子を、該溶液中の亜鉛原子1モル当り0.0001
モル〜0.5モル含有する金属又はその金属化合物を混
合し、必要によりろ過、乾燥した後、リチウム、ナトリ
ウム及びカリウムからなるアルカリ原子の中の少なくと
も1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜0.0
3モル含有する金属化合物を混合し、必要により濾過又
は乾燥した後、非酸化性雰囲気下で焼成することを特徴
とする、平均厚みが0.1μm〜0.5μm、平均差渡
し径が1μm〜100μm、平均差渡し径/平均厚みの
比が3〜1000で、アルミニウム及び/又は鉄の金属
原子を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜0.5モ
ル、及びリチウム、ナトリウム及びカリウムからなるア
ルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り
0.0001モル〜0.03モル含有することを特徴と
する薄片状酸化亜鉛粉末の製造方法を提供するものであ
る。
【0010】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
の薄片状酸化亜鉛粉末は、平均厚みが0.1μm〜0.
5μm、好ましくは0.1μm〜0.3μm、平均差渡
し径が1μm〜100μm、好ましくは1μm〜80μ
m、平均差渡し径/平均厚みの比が3〜1000で、好
ましくは5〜300で、アルミニウム及び/又は鉄の金
属原子を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜0.5
モル、及びリチウム、ナトリウム及びカリウムからなる
アルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当
り0.0001モル〜0.03モル含有することを特徴
とする薄片状酸化亜鉛粉末である。
【0011】このものは厚みが薄く、可視光線の透過性
に優れると共に紫外線遮蔽能にも優れており、加えてア
スペクト比(平均差渡し径/平均厚みの比)が大である
ため、化粧料の紫外線遮蔽剤、或いは樹脂に対する充填
剤としての使用に際し、単位重量当りの被覆効果に優れ
る。
【0012】ここに於いて薄片の形状(大きさ)はバラ
ツキを有するので、本発明に於いて平均差渡し径とは,
百個の薄片の(最大差渡し径+最小差渡し径)/2の値
の平均値である。
【0013】また、上記薄片状酸化亜鉛は、アルミニウ
ム又は鉄、或いはアルミニウムと鉄の原子を、亜鉛原子
1モル当り0.0001モル〜0.5モル、好ましくは
亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜0.4モル、及
びリチウム、ナトリウム及びカリウムからなるアルカリ
原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0
001モル〜0.03モル含有せしめることにより長波
長側に、例えば400〜420nm迄紫外線の吸収波長
端を拡大し得ると共に機械的強度に優れ、樹脂への充
填、或いは化粧料等への充填時に薄片が実質的に破壊さ
れることなく使用し得るというものである。
【0014】亜鉛原子に対するアルミニウム及び/又は
鉄の金属原子の添加量が上記範囲より少ない場合には、
薄片の機械的強度付与効果が得られず、他方、多い場合
には可視光線の透過性低下や、薄片状物質の生成量が低
下する等の現象が生じる。
【0015】アルカリ原子の含有量は亜鉛原子1モル当
り約0.0001モル〜約0.03モルで、好ましくは
約0.0005モル〜約0.01モル、より好ましくは
約0.001モル〜約0.005モルの範囲である。亜
鉛原子に対するアルカリ原子の添加量が上記範囲を外れ
る場合には、長波長側への紫外線の吸収波長端の拡大が
望めず、加えて上記範囲で加えたアルミニウム及び/又
は鉄の金属原子を添加した以上の機械的強度付与効果が
えられない為、強い負荷のかかる混練操作を必要とする
用途への適用が制限される場合がある。
【0016】薄片状酸化亜鉛粉末の製法としては、特に
制限されないが、(1)亜鉛塩溶液にアンモニウムイオ
ン、又は分解してアンモニウムイオンを発生する化合物
の含有溶液を混合し、中和反応により薄片状塩基性亜鉛
塩又は薄片状水酸化亜鉛を析出させるに際し、中和反応
をアルミニウム及び/又は鉄の金属原子の少なくとも1
種を、該溶液中の亜鉛原子1モル当り0.0001モル
〜0.5モルの存在下に実施し、該中和反応による析出
物を濾過、洗浄後、リチウム、ナトリウム及びカリウム
のアルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル
当り0.0001モル〜0.03モルを含有する金属化
合物と共存させ濾過又は蒸発乾燥し、非酸化性雰囲気中
で焼成することにより薄片状酸化亜鉛粉末を得る方法、
及び、(2)亜鉛塩溶液にアンモニウムイオン、又は分
解してアンモニウムイオンを発生する化合物の含有溶液
を混合し、中和反応により薄片状塩基性亜鉛塩又は薄片
状水酸化亜鉛を析出させ、得られた該薄片状物質にアル
ミニウム及び/又は鉄の金属原子の少なくとも1種を、
該薄片状物質中の亜鉛原子1モル当り0.0001モル
〜0.5モル含有する金属又はこれらの金属化合物とし
て混合し、必要により濾過、乾燥した後、更に、リチウ
ム、ナトリウム及びカリウムのアルカリ原子の中の少な
くとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜
0.03モルを含有する金属化合物と共存させ濾過又は
蒸発乾燥し、非酸化性雰囲気中で焼成することにより薄
片状酸化亜鉛粉末を製造する方法が挙げられる。
【0017】上記方法に於いて亜鉛塩溶液は、硫酸亜
鉛、硝酸亜鉛、塩化亜鉛、蟻酸亜鉛及び酢酸亜鉛等の有
機酸塩、或いは亜鉛アルコキシド等が挙げられる。亜鉛
アルコキシドの場合は低級アルコール、多価アルコー
ル、ジメチルホルムアミド、低級エステル、テトラヒド
ロフラン等の水溶性有機溶媒中に溶解し使用すればよ
い。
【0018】本発明で使用する金属原子はアルミニウム
及び/又は鉄であるが、得られる酸化亜鉛に着色がない
点においてアルミニウムが優れている。これらの金属原
子は金属として或いは金属酸化物、水酸化物、炭酸塩、
硝酸塩、硫酸塩、塩酸塩、有機酸塩等のいずれの形で使
用してもよいが、最も一般的には硫酸アルミニウム、硫
酸鉄、硝酸アルミニウム、硝酸鉄、塩化アルミニウム、
ポリ塩化アルミニウム、塩化鉄、酢酸アルミニウム、酢
酸鉄及びアンモニウム明礬等の水溶液が使用される。
【0019】アルカリ金属原子の添加は薄片に、或いは
薄片と均一分散し得る形態であれば特に制限されない
が、通常水酸化リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化
カリウムがアルコール可溶性である点より、何れも好適
に使用出来る。
【0020】アンモニウムイオン、又は分解してアンモ
ニウムイオンを発生する化合物を含有する溶液とは、ア
ンモニアガス、アンモニア水、尿素水溶液、ヘキサメチ
レンテトラミン水溶液並びにこれらの混合溶液等が挙げ
られる。
【0021】亜鉛塩溶液とアンモニウムイオン、又は分
解してアンモニウムイオンを発生する化合物を含有する
溶液を混合し、中和反応により薄片状塩基性亜鉛塩の結
晶又は薄片状水酸化亜鉛を析出させる方法は例えば特公
昭54−19235号、特公昭54−19237号或い
は特公昭54−40478号等により公知であり、使用
原料の種類、反応時の亜鉛塩溶液中の亜鉛濃度、これと
接触せしめる溶液中のアンモニウムイオン濃度、或いは
反応温度、反応系のPH濃度、原料の添加速度等により
析出する薄片状物質の形状は異なるので、簡単な予備実
験により平均厚みが0.1μm〜0.3μm、平均差渡
し径が1μm〜100μmの結晶を析出させれば良い。
【0022】本発明の物性を有する薄片状酸化亜鉛粉末
は、公知の薄片状酸化亜鉛粉末の製造方法に特定の金属
原子を存在させることにより得ることができるが、薄片
形状が美麗で、透光性に優れ、かつ収率の高い製法の一
例として以下の方法が挙げられる。
【0023】原料の亜鉛塩溶液として、亜鉛濃度0.1
モル/リットル以上の硫酸亜鉛溶液と金属原子として亜
鉛原子1モルに対し0.0001〜0.5モル(アルミ
ニウム原子換算)の硫酸アルミニウム等のアルミニウム
化合物含有溶液との混合物、及び分解してアンモニウム
イオンを発生する化合物を含有する溶液としてヘキサメ
チレンテトラミンを硫酸イオン1モルに対し0.5モル
〜2.5モル、アンモニウムイオン換算2モル〜10モ
ルを、95℃〜100℃の熱水中に撹拌下、等比量で同
時に添加し、ヘキサメチレンテトラミンの加水分解によ
り生じるアンモニアによる酸性溶液との中和反応によ
り、塩基性硫酸亜鉛を析出させる。析出処理後の溶液は
必要に応じて溶液の沸点以下、且つ沸点近傍の温度、例
えば約98℃〜約103℃の温度で約10分間以上、通
常約1時間〜約3時間加熱(熟成)処理する。これによ
り析出した薄片は結晶表面をより平滑化し、透光性の改
良、粒径の増加に寄与する。
【0024】収率の向上を望む場合には、加熱処理前、
或いは加熱処理後の溶液に、室温下でアンモニア水を添
加し、PHを、溶液中に残存する亜鉛及びアルミニウム
の最も溶解度が低下する範囲(PH約8〜約8.5)に
調整し薄片状の塩基性硫酸亜鉛の前駆体を析出させれば
よい。析出処理後の溶液はそのまま、濾過、洗浄等の処
理に供してもよいが、常温で撹拌下、1時間以上、通常
5時間〜72時間保持することにより、より平滑で、結
晶形状の美麗な薄片が得られる。
【0025】析出処理後の溶液、或いは加熱処理後の溶
液は次いで固液分離し、洗浄後、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム及び水酸化カリウムのアルカリ原子の中の
少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モル
〜0.03モルを含有するアルコール溶液と共存させ蒸
発乾燥した後、還元雰囲気中で、焼成し薄片状酸化亜鉛
粉末を得る。
【0026】上記固液分離、洗浄後の濾洗液に水溶性有
機溶剤、例えば、低級アルコール類、多価アルコール
類、ジメチルホルムアミド、低級エステル類、テトラヒ
ドロフラン及び低級ケトン類等を加える場合には、液中
の亜鉛の溶解度が低下し、薄片状硫酸亜鉛が晶析するの
で更に収率の向上を計ることもできる。またこの場合に
は排水中への金属イオンの低減も図れる。この水溶性有
機溶剤は固液分離前に加えても、同様の効果を得ること
ができる。かかる処理に使用する有機溶剤は溶液100
容量部に対し、約1容量部〜約10容量部であれば良
い。
【0027】処理後の濾洗液は上記と同様な加温処理す
ることが推奨される。加温処理後の濾洗液は濾過処理し
薄片状前駆体を取得後、残部液中の水溶性有機溶剤は常
法に従って蒸発回収し、蒸発回収できないものは湿式酸
化処理、或は活性汚泥処理等により処理すればよい。
【0028】他方本発明のもう一つの製造方法として、
亜鉛塩溶液にアンモニウムイオン、又は分解してアンモ
ニウムイオンを発生する化合物の含有溶液を混合し、中
和反応により薄片状塩基性亜鉛塩の結晶又は薄片状水酸
化亜鉛の結晶を析出させ得られた該薄片状物質にアルミ
ニウム及び/又は鉄の金属原子を、該溶液中の亜鉛原子
1モル当り0.000モル〜0.5モル含有する金属又
は金属化合物を混合し、必要によりろ過、乾燥した後、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム
のアルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル
当り0.0001モル〜0.03モル含有するアルコー
ル溶液と共存させ蒸発乾燥した後、還元雰囲気中で焼成
されるが、好ましくは上述したような水溶性有機溶剤中
で超音波分散処理、或は、必要なら界面活性剤による分
散処理等により分散処理した後、スプレードライヤー、
ドラムドライヤー及びロータリーエバポレーター等で乾
燥することが推奨される。かかる処理により、析出時凝
集していた塩基性硫酸亜鉛の前駆体は均一分散し、凝集
の実質的にない薄片状の前駆体粉末が得られる。
【0029】乾燥後の薄片状前駆体粉末は次いで焼成す
るが、本発明に於いては、焼成は非酸化性雰囲気、即ち
不活性雰囲気又は還元雰囲気で行うことを必須とする。
焼成を酸化性雰囲気で実施する場合には、紫外線の吸収
波長端を400nm以上にシフトすることが出来ず、ま
た薄片に機械的強度を付与せしめることができない。
又、酸化亜鉛にアルカリ金属を共存して非酸化性雰囲気
中で焼成しても処理後の酸化亜鉛粉末は本発明の目的と
する効果の発現は見られない。また、アルカリ金属が存
在しない場合には例え、特定金属を存在せしめ、かつ非
酸化性雰囲気での焼成であっても強度の発現は少ない。
焼成に於いて還元性雰囲気で行う場合には、例えば、水
素、一酸化炭素及びアンモニア等を窒素、アルゴン及び
ヘリウム等の不活性ガスで希釈して炉内に通気すれば良
いし、より簡単には、圧抜きを着けた炉心管内に木炭或
はコークス等を共存させ、管内空気を置換しないで焼成
することにより一酸化炭素を発生させても良い。又、不
活性雰囲気、例えばアルゴン、ヘリウム等の不活性ガス
を炉内に通気して焼成してもよい。リチウム、ナトリウ
ム及びカリウムのアルカリ原子は、いずれを用いても紫
外線の吸収波長端を約390nmから約400〜420
nm程度にシフトすることが出来るが、就中、リチウム
がより長波長側にシフト出来る。
【0030】焼成温度は薄片状前駆体の温度が約650
℃〜約900℃となる温度で約10分間以上、通常約3
0分〜約1時間実施される。焼成温度が高過ぎると低次
の酸化亜鉛が生成して収量が低下するので好ましくな
く、低過ぎると紫外線吸収波長端の長波長側へのシフト
及び薄片の機械的強度付与効果が得難いので、使用する
還元雰囲気での簡単な予備実験により適当な焼成温度と
時間を決定することが推奨される。焼成炉は管状炉、箱
型炉、キルン炉及びガス炉等何れを用いてもよい。焼成
後、薄片状物質は必要ならば、解砕処理した後、所望の
大きさの薄片に分級して一般の樹脂充填剤、ゴム用充填
剤、顔料、化粧用顔料、更には化粧料、衣料、塗料、食
品包装材料等の各種用途の紫外線遮蔽剤として使用可能
である。
【0031】
【発明の効果】このようにして得られた本発明の薄片状
酸化亜鉛粉末は、紫外線の吸収波長端が約400〜42
0nm程度迄長波長側にシフトし、かつ薄片の機械的強
度をも著しく向上し得たもので、UVA〜UVBの紫外
線全領域に効果を有する紫外線遮蔽能剤として、その工
業的価値は頗る大である。
【0032】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが本発明は以下の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0033】実施例1 硫酸亜鉛7水和物(ZnSO4 ・7H2 O/和光純薬
製)86.7gと硫酸アルミニウム水和物(Al2 (S
4 3 ・14〜18H2 O/和光純薬製)0.95g
を脱イオン水に加温溶解して100mlに調整し、ま
た、純度99%のヘキサメチレンテトラミン(C6 12
4 /和光純薬製)108gを同様に加温溶解して23
0mlに調製した。 このようにして調整した原料を、
500mlセパラブルフラスコに脱イオン水20mlを
いれ、パドル撹拌翼で撹拌しつつ約98℃〜約100℃
に加熱した熱水中に、1時間かけて定量ポンプで等比容
量(両原料の供給が同時に完了する条件)で同時に注入
した。
【0034】次いで析出物含有溶液(スラリー)を、撹
拌しつつ約100℃〜約102℃に1時間加熱維持し
た。加熱処理後のスラリーは、次いで室温に冷却した
後、25%アンモニア水を加えPH値を約6.8から約
8.1に調節後、その状態で1時間保持した。
【0035】次いで得られたスラリーを固液分離した
後、脱イオン水300mlで洗浄し、更にエタノール5
0mlで洗浄し、この濾液並びに洗浄液を更に撹拌しつ
つ1時間晶析熟成して該溶液中に残存する金属を薄片状
亜鉛として回収し、先に固液分離して得た薄片状亜鉛と
共に、水酸化リチウム1水和物(LiOH・H2 O/和
光純薬製)0.08gを溶解したエタノール中に供給
し、30分間超音波分散処理した後、ロータリーエバポ
レーターで蒸発乾燥して、41.2gの不定形の薄片状
亜鉛物質を得た。
【0036】得られた薄片状亜鉛物質1.5gを磁製ボ
ートでシールして木炭と共に、圧抜きを着けた管状炉内
に供給し、200℃/hで昇温し、750℃で30分間
還元焼成して、0.93gの薄片状酸化亜鉛粉末を得
た。得られた薄片の厚みは約0.1μm、平均の差渡し
径は約7μmであった。
【0037】上記で得られた薄片状酸化亜鉛粉末0.1
8gをシリコンオイル(KS−62F/信越化学社製)
1.02gとめのう乳鉢で良く混合し、この混合物を脱
脂ポリプロピレンフイルム(厚さ50μm)にドクター
ブレード法にて25μmの厚みで塗布して、その分光拡
散透過率(50φ積分球付き/日立330分光光度計)
を測定した所、その紫外線の吸収波長端は414nmで
あった。
【0038】薄片の強度測定法として、上記で得られた
薄片状酸化亜鉛粉末0.5gを0.2%ヘキサメタリン
酸ナトリウム水溶液100mlにホモジナイザー(US
−300T:超音波分散器/リーズ&ノースラップ社
製)で分散し、マイクロトラックMKII(リーズ&ノー
スラップ社製)により各々1分間と10分間分散処理
し、次いで処理後の薄片の平均粒径を測定することによ
り、(10分間分散処理後の薄片の平均粒径/1分間分
散処理後の薄片の平均粒径)×100(%)として薄片
の強度を求めた。その結果、薄片強度は63%であっ
た。
【0039】実施例2 実施例1において、硫酸アルミニウム水和物の量を0.
095gに、ヘキサメチレンテトラミン量を107gに
代えた他は全く同様にして薄片状亜鉛物質の前駆体を得
た。次いで、水酸化リチウム1水塩に代えて、水酸化ナ
トリウム(NaOH/和光純薬製)0.06gを加えた
他は全く同様に還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を得
た。得られた薄片の厚みは約0.2μm、平均差渡し径
約6μmであり、その紫外線の吸収波長端は406nm
であった。又、その薄片強度を測定した所、72%であ
った。
【0040】実施例3 実施例1において、硫酸アルミニウム水和物の量を9.
5gに、ヘキサメチレンテトラミン量を115gに代え
た他は全く同様にして薄片状亜鉛物質の前駆体を得た。
次いで、水酸化リチウム1水塩に代えて、水酸化カリウ
ム(KOH/和光純薬製)0.06gを加えた他は全た
く同様に還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を得た。得ら
れた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径約6μm
であり、その紫外線の吸収波長端は404nmであっ
た。又、その薄片強度を測定した所、73%であった。
【0041】実施例4 実施例1において、硫酸アルミニウム水和物を硫酸第二
鉄7水和物(Fe2 (SO4 3 ・7H2 O/和光純薬
製)0.209gに、ヘキサメチレンテトラミン量を1
09gに、水酸化リチウム1水塩に代えて、水酸化カリ
ウム(KOH/和光純薬製)0.05gを加えた他は全
く同様に還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を製造した。
得られた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径約4
μmであり、その紫外線の吸収波長端は411nmであ
った。又、その薄片強度を測定した所、92%であっ
た。
【0042】実施例5 実施例1において、硫酸アルミニウム水和物の量を0.
475gに、沈澱剤としてのヘキサメチレンテトラミン
を、ヘキサメチレンテトラミン2.16gと尿素((N
2)2 CO/和光純薬製)35.2gの混合水溶液に代
えた他は全く同様にして薄片状亜鉛物質の前駆体を得
た。その後、実施例1と全く同様に水酸化リチウムを添
加処理及び還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を製造し
た。得られた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径
約7μmであり、その紫外線の吸収波長端は414nm
であった。又、その薄片強度を測定した所、66%であ
った。
【0043】実施例6 実施例1において、水酸化リチウム1水和物の量を0.
41gに代えた他は全く同様に水酸化リチウムを添加処
理及び還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を製造した。得
られた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径約7μ
mであり、その紫外線の吸収波長端は403nmであっ
た。又、その薄片強度を測定した所、68%であった。
【0044】実施例7 実施例1において、水酸化リチウム1水和物の量を0.
008gに代えた他は全く同様に水酸化リチウムを添加
処理及び還元焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を製造した。
得られた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径約7
μmであり、その紫外線の吸収波長端は400nmであ
った。又、その薄片強度を測定した所、61%であっ
た。
【0045】実施例8 実施例1において、水酸化リチウムの添加処理で得られ
た薄片状亜鉛物質を窒素ガス置換して通気シールしてい
る炉芯管内に供給し、更に窒素ガス置換及び通気を実施
しつつ、200℃/hで昇温し、850℃で30分間、
非酸化焼成して薄片状酸化亜鉛粉末を得た。得られた薄
片の厚みは約0.1μm、平均差渡し径約7μmであ
り、その紫外線の吸収波長端は410nmであった。
又、その薄片強度を測定した所、61%であった。
【0046】比較例1 実施例1において、硫酸アルミニウム水和物を加えず、
硫酸亜鉛供給量を43.4g、ヘキサメチレンテトラミ
ンの供給量を54gに代えた他は、全く同様にして薄片
状前駆体を得た。この前駆体を比較例1と同様に管状炉
内に供給し、自然通気下に、昇温速度200℃/hで昇
温し、950℃で30分間焼成して薄片状酸化亜鉛粉末
を得た。得られた薄片の厚みは約0.1μm、平均差渡
し径約6μmであり、その紫外線の吸収波長端は390
nmであった。又、その薄片強度を測定した所、40%
であった。
【0047】比較例2 実施例1において、得られた薄片状前駆体にアルカリ原
子を共存させないで、同様に還元雰囲気中で焼成して薄
片状酸化亜鉛粉末を得た。その紫外線の吸収波長端は3
94nmであった。又、その薄片強度を測定した所、5
8%であった。
【0048】比較例3 市販の平均粒径0.2μmの微粒酸化亜鉛粉末(堺化学
工業製)の紫外線の吸収波長端を実施例1と同様に測定
した所、390nmであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均厚みが0.1μm〜0.5μm、平
    均差渡し径が1μm〜100μm、平均差渡し径/平均
    厚みの比が3〜1000で、アルミニウム及び/又は鉄
    の金属原子を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜
    0.5モル、及びリチウム、ナトリウム及びカリウムか
    らなるアルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原子1
    モル当り0.0001モル〜0.03モル含有すること
    を特徴とする薄片状酸化亜鉛粉末。
  2. 【請求項2】 亜鉛塩溶液にアンモニウムイオン、又は
    分解してアンモニウムイオンを発生する化合物の含有溶
    液を混合し、中和反応により薄片状塩基性亜鉛塩又は薄
    片状水酸化亜鉛を析出させるに際し、アルミニウム及び
    /又は鉄の金属原子を、該溶液中の亜鉛原子1モル当り
    0.0001モル〜0.5モルの存在下に中和せしめ、
    該中和反応による析出物をろ過、洗浄後、リチウム、ナ
    トリウム及びカリウムからなるアルカリ原子の中の少な
    くとも1種を亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜
    0.03モル含有する金属化合物を混合し、必要により
    濾過又は蒸発乾燥した後、非酸化性雰囲気下で焼成する
    ことを特徴とする、平均厚みが0.1μm〜0.5μ
    m、平均差渡し径が1μm〜100μm、平均差渡し径
    /平均厚みの比が3〜1000で、アルミニウム及び/
    又は鉄の金属原子を亜鉛原子1モル当り0.0001モ
    ル〜0.5モル、及びリチウム、ナトリウム及びカリウ
    ムからなるアルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛原
    子1モル当り0.0001モル〜0.03モル含有する
    ことを特徴とする薄片状酸化亜鉛粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 亜鉛塩溶液にアンモニウムイオン、又は
    分解してアンモニウムイオンを発生する化合物の含有溶
    液を混合し、中和反応により薄片状塩基性亜鉛塩の結晶
    又は薄片状水酸化亜鉛の結晶を析出させ、得られた該薄
    片状物質にアルミニウム及び/又は鉄の金属原子を、該
    溶液中の亜鉛原子1モル当り0.0001モル〜0.5
    モル含有する金属又はその金属化合物を混合し、必要に
    よりろ過、乾燥した後、リチウム、ナトリウム及びカリ
    ウムからなるアルカリ原子の中の少なくとも1種を亜鉛
    原子1モル当り0.0001モル〜0.03モル含有す
    る金属化合物を混合し、必要により濾過又は乾燥した
    後、非酸化性雰囲気下で焼成することを特徴とする、平
    均厚みが0.1μm〜0.5μm、平均差渡し径が1μ
    m〜100μm、平均差渡し径/平均厚みの比が3〜1
    000で、アルミニウム及び/又は鉄の金属原子を亜鉛
    原子1モル当り0.0001モル〜0.5モル、及びリ
    チウム、ナトリウム及びカリウムからなるアルカリ原子
    の中の少なくとも1種を亜鉛原子1モル当り0.000
    1モル〜0.03モル含有することを特徴とする薄片状
    酸化亜鉛粉末の製造方法。
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