JPH0611550A - 回路遮断器のテスト装置 - Google Patents
回路遮断器のテスト装置Info
- Publication number
- JPH0611550A JPH0611550A JP4167388A JP16738892A JPH0611550A JP H0611550 A JPH0611550 A JP H0611550A JP 4167388 A JP4167388 A JP 4167388A JP 16738892 A JP16738892 A JP 16738892A JP H0611550 A JPH0611550 A JP H0611550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- current
- circuit breaker
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一般に使用されている過電流継電器テスト装
置30等を流用して、フィールドテストが行える回路遮
断器のテスト装置40を得る。 【構成】 過電流継電器テスト装置30から交流電流が
入力されると、整流器41の二次巻線Sに接続された直
流電源29Aが直流定電圧を発生し、第一組の出力端子
44から回路遮断器の電源回路へ供給すると共に、整流
器41の一次巻線Pに接続された抵抗器45が交流電流
に比例したテスト信号を発生し、第二組の出力端子48
から回路遮断器の信号再生回路へ供給する。
置30等を流用して、フィールドテストが行える回路遮
断器のテスト装置40を得る。 【構成】 過電流継電器テスト装置30から交流電流が
入力されると、整流器41の二次巻線Sに接続された直
流電源29Aが直流定電圧を発生し、第一組の出力端子
44から回路遮断器の電源回路へ供給すると共に、整流
器41の一次巻線Pに接続された抵抗器45が交流電流
に比例したテスト信号を発生し、第二組の出力端子48
から回路遮断器の信号再生回路へ供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引外し部が電子式で
ある回路遮断器のテスト装置、特にフィールドテスト
(現地試験)を容易に行うことができる回路遮断器のテ
スト装置に関するものである。
ある回路遮断器のテスト装置、特にフィールドテスト
(現地試験)を容易に行うことができる回路遮断器のテ
スト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6,図7,図8は例えば特願平2−6
2700号に開示されたそれぞれ一般的な回路遮断器の
全体構成を示すブロック図、このような回路遮断器の引
外し特性を示す特性曲線図、従来の外部テスト装置を示
す回路図である。
2700号に開示されたそれぞれ一般的な回路遮断器の
全体構成を示すブロック図、このような回路遮断器の引
外し特性を示す特性曲線図、従来の外部テスト装置を示
す回路図である。
【0003】図6において、U,V,W,Nは交流電源
(図示しない)の各相、1は各相と負荷を結ぶ相導体か
ら成る主回路、2はこの主回路1に設けられた遮断器接
点、3は励磁された時に遮断機構(無符号)を介して遮
断器接点2を開かせるトリップコイル、4は主回路1の
各相導体を1次巻線とする変流器、5はこれら変流器4
の2次巻線に接続された引外し部、6は変流器4に接続
されて主回路1の交流を直流に変換する整流回路、7は
この整流回路6に接続されて後述する諸回路に所要の電
圧を供給する電源回路、8はこの電源回路7の両端間で
トリップコイル3と直列に接続された電子式スイッチ、
9は電源回路7の両端間に接続されて警報信号(以下、
ALと云う。)を出力するAL出力回路、10はこのA
L出力回路9に接続されてALで作動されるAL出力リ
レー、11は主回路1の各相導体に結合された空心コイ
ル、12はこれら空心コイル11に接続されて主回路1
の過電流に比例する過電流信号を再生する過電流信号再
生回路、13はこの過電流信号再生回路12と並列に空
心コイル11に接続され、主回路1の地絡電流に比例す
る地絡信号を再生する地絡信号再生回路、14は過電流
信号再生回路12によって再生された過電流信号を整流
する整流信号回路、15A,15Bはこの整流信号回路
14の出力側で互いに並列に接続されて各相の整流信号
のうち最大相の整流信号を選択する最大相選択回路、1
6,17は最大相選択回路15A,15Bによって選択
された整流信号をそれぞれピーク値、実効値に変換する
ピーク値交換回路、実効値変換回路、18は地絡信号再
生回路13によって再生された地絡信号が図7の地絡引
外し特性を超えるとトリップ信号を出力する地絡引外し
回路、19は実効値変換回路17からの実効値変換され
た整流信号が図7の過電流引外し特性のうちの長限時引
外し特性を超えるとトリップ信号を出力する長限時引外
し回路、20はピーク値変換回路16からのピーク値変
換された整流信号が図7の短限時引外し特性を超えると
トリップ信号を出力する短限時引外し回路、21は最大
相選択回路15Aからの選択信号が図7の瞬時引外し特
性を超えるとトリップ信号を出力する瞬時引外し回路、
22は地絡引外し回路18からのトリップ信号によって
作動されてLEDやランプを点灯させる地絡動作表示回
路、23は長限時引外し回路19からのトリップ信号に
よって作動される長限時動作表示回路、24は短限時引
外し回路20または瞬時引外し回路21からのトリップ
信号によって作動される短限時瞬時動作表示回路、25
は電源回路7と並列に接続されて各引外し回路18〜2
1の出力側に挿入されている接点を開閉する不足電圧動
作禁止回路、そして26は電源回路7、過電流信号再生
回路13及び地絡信号再生回路13に接続されたテスト
端子であり、回路遮断器の前面に用意されている。な
お、27はこのテスト端子26に接続されるべき外部テ
スト装置である。これら以外の諸回路はこの発明に直接
関係しないので、ここではその説明を省略する。
(図示しない)の各相、1は各相と負荷を結ぶ相導体か
ら成る主回路、2はこの主回路1に設けられた遮断器接
点、3は励磁された時に遮断機構(無符号)を介して遮
断器接点2を開かせるトリップコイル、4は主回路1の
各相導体を1次巻線とする変流器、5はこれら変流器4
の2次巻線に接続された引外し部、6は変流器4に接続
されて主回路1の交流を直流に変換する整流回路、7は
この整流回路6に接続されて後述する諸回路に所要の電
圧を供給する電源回路、8はこの電源回路7の両端間で
トリップコイル3と直列に接続された電子式スイッチ、
9は電源回路7の両端間に接続されて警報信号(以下、
ALと云う。)を出力するAL出力回路、10はこのA
L出力回路9に接続されてALで作動されるAL出力リ
レー、11は主回路1の各相導体に結合された空心コイ
ル、12はこれら空心コイル11に接続されて主回路1
の過電流に比例する過電流信号を再生する過電流信号再
生回路、13はこの過電流信号再生回路12と並列に空
心コイル11に接続され、主回路1の地絡電流に比例す
る地絡信号を再生する地絡信号再生回路、14は過電流
信号再生回路12によって再生された過電流信号を整流
する整流信号回路、15A,15Bはこの整流信号回路
14の出力側で互いに並列に接続されて各相の整流信号
のうち最大相の整流信号を選択する最大相選択回路、1
6,17は最大相選択回路15A,15Bによって選択
された整流信号をそれぞれピーク値、実効値に変換する
ピーク値交換回路、実効値変換回路、18は地絡信号再
生回路13によって再生された地絡信号が図7の地絡引
外し特性を超えるとトリップ信号を出力する地絡引外し
回路、19は実効値変換回路17からの実効値変換され
た整流信号が図7の過電流引外し特性のうちの長限時引
外し特性を超えるとトリップ信号を出力する長限時引外
し回路、20はピーク値変換回路16からのピーク値変
換された整流信号が図7の短限時引外し特性を超えると
トリップ信号を出力する短限時引外し回路、21は最大
相選択回路15Aからの選択信号が図7の瞬時引外し特
性を超えるとトリップ信号を出力する瞬時引外し回路、
22は地絡引外し回路18からのトリップ信号によって
作動されてLEDやランプを点灯させる地絡動作表示回
路、23は長限時引外し回路19からのトリップ信号に
よって作動される長限時動作表示回路、24は短限時引
外し回路20または瞬時引外し回路21からのトリップ
信号によって作動される短限時瞬時動作表示回路、25
は電源回路7と並列に接続されて各引外し回路18〜2
1の出力側に挿入されている接点を開閉する不足電圧動
作禁止回路、そして26は電源回路7、過電流信号再生
回路13及び地絡信号再生回路13に接続されたテスト
端子であり、回路遮断器の前面に用意されている。な
お、27はこのテスト端子26に接続されるべき外部テ
スト装置である。これら以外の諸回路はこの発明に直接
関係しないので、ここではその説明を省略する。
【0004】図8は従来の外部テスト装置を回路遮断器
の一部と共に示す回路図であり、上述したように主回路
1のU,V,W,Nの各相導体には空心コイル11が結
合されている。過電流信号再生回路12、地絡信号再生
回路13は空心コイル11に接続されて主回路1のそれ
ぞれ過電流、地絡電流に比例する過電流信号、地絡信号
を再生する演算増幅器OPに加えて、テスト電圧発生抵
抗TVGRを有している。このテスト電圧発生抵抗TV
GRは、その一端すなわち電流供給端子CSTが演算増
幅器OPの一方の入力端子例えば負入力端子に抵抗(無
符号)を介して接続されると共にテスト端子26に接続
されかつ他端がアースされている。
の一部と共に示す回路図であり、上述したように主回路
1のU,V,W,Nの各相導体には空心コイル11が結
合されている。過電流信号再生回路12、地絡信号再生
回路13は空心コイル11に接続されて主回路1のそれ
ぞれ過電流、地絡電流に比例する過電流信号、地絡信号
を再生する演算増幅器OPに加えて、テスト電圧発生抵
抗TVGRを有している。このテスト電圧発生抵抗TV
GRは、その一端すなわち電流供給端子CSTが演算増
幅器OPの一方の入力端子例えば負入力端子に抵抗(無
符号)を介して接続されると共にテスト端子26に接続
されかつ他端がアースされている。
【0005】このように構成された回路遮断器の引外し
部5に外部テスト装置27を接続してそのスイッチ(無
符号)を過電流テスト側にたおすと、外部テスト装置2
7中の交流電源28から主回路過電流に相当するテスト
信号がテスト端子26、電流供給端子CSTおよびテス
ト電圧発生抵抗TVGRを通ってアースに流れ、テスト
電圧発生抵抗TVGRの両端間にテスト電圧が発生され
る。なお、地絡テストを行う場合には、スイッチを地絡
テスト側に切り換えれば良い。
部5に外部テスト装置27を接続してそのスイッチ(無
符号)を過電流テスト側にたおすと、外部テスト装置2
7中の交流電源28から主回路過電流に相当するテスト
信号がテスト端子26、電流供給端子CSTおよびテス
ト電圧発生抵抗TVGRを通ってアースに流れ、テスト
電圧発生抵抗TVGRの両端間にテスト電圧が発生され
る。なお、地絡テストを行う場合には、スイッチを地絡
テスト側に切り換えれば良い。
【0006】一方、外部テスト装置27には直流電源2
9が設けられており、この直流電源29の出力電圧がテ
スト端子26を通って引外し部5の電源回路7の入力側
に供給されるので、引外し部5は動作可能状態となる。
このため演算増幅器OPはテスト電圧発生抵抗TVGR
の両端に発生されたテスト電圧に基づいて過電流信号を
再生し、その再生された過電流信号の大きさにより、ど
れかの引外し回路18〜21がトリップ信号を発生する
と、このトリップ信号によって電子式スイッチ8が閉じ
られ、トリップコイル3が励磁され、そして遮断器接点
2が開かれる。
9が設けられており、この直流電源29の出力電圧がテ
スト端子26を通って引外し部5の電源回路7の入力側
に供給されるので、引外し部5は動作可能状態となる。
このため演算増幅器OPはテスト電圧発生抵抗TVGR
の両端に発生されたテスト電圧に基づいて過電流信号を
再生し、その再生された過電流信号の大きさにより、ど
れかの引外し回路18〜21がトリップ信号を発生する
と、このトリップ信号によって電子式スイッチ8が閉じ
られ、トリップコイル3が励磁され、そして遮断器接点
2が開かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】回路遮断器の従来の外
部テスト装置は上述したように構成されているので、フ
ィールドテストを行う際に、専用の交流電源と直流電源
を用意する必要があるという問題点があった。
部テスト装置は上述したように構成されているので、フ
ィールドテストを行う際に、専用の交流電源と直流電源
を用意する必要があるという問題点があった。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、一般に使用されている過電流継
電器テスト装置を流用してテストできる回路遮断器のテ
スト装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、一般に使用されている過電流継
電器テスト装置を流用してテストできる回路遮断器のテ
スト装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る回路遮断器のテスト装置は、変流器と、この変流器の
一次巻線及びこの一次巻線に直列接続されたインピーダ
ンス素子から成り、交流電源を有する過電流継電器テス
ト装置の両端間に接続され得る入力回路と、前記変流器
の二次巻線に接続され、直流定電圧を発生し、この直流
定電圧を電源電圧として回路遮断器に供給する直流電源
とを備え、前記インピーダンス素子は、前記過電流継電
器から交流電流が入力されると、この交流電流に比例し
た交流信号を発生し、この交流信号をテスト信号として
前記回路遮断器に供給するものである。
る回路遮断器のテスト装置は、変流器と、この変流器の
一次巻線及びこの一次巻線に直列接続されたインピーダ
ンス素子から成り、交流電源を有する過電流継電器テス
ト装置の両端間に接続され得る入力回路と、前記変流器
の二次巻線に接続され、直流定電圧を発生し、この直流
定電圧を電源電圧として回路遮断器に供給する直流電源
とを備え、前記インピーダンス素子は、前記過電流継電
器から交流電流が入力されると、この交流電流に比例し
た交流信号を発生し、この交流信号をテスト信号として
前記回路遮断器に供給するものである。
【0010】この発明の請求項2に係る回路遮断器のテ
スト装置は、変流器と、この変流器の一次巻線及びこの
一次巻線に直列接続された交流信号変換器の一部から成
り、交流電源を有する過電継従電器テスト装置の両端間
に接続され得る入力回路と、前記変流器の二次巻線に接
続され、直流定電圧を発生し、この直流定電圧を電源電
圧として回路遮断器に供給する直流電源とを備え、前記
交流信号変換器は、前記過電流継電器から交流電流が入
力されると、この交流電流に比例した交流信号を発生
し、この交流信号をテスト信号として前記回路遮断器に
供給するものである。
スト装置は、変流器と、この変流器の一次巻線及びこの
一次巻線に直列接続された交流信号変換器の一部から成
り、交流電源を有する過電継従電器テスト装置の両端間
に接続され得る入力回路と、前記変流器の二次巻線に接
続され、直流定電圧を発生し、この直流定電圧を電源電
圧として回路遮断器に供給する直流電源とを備え、前記
交流信号変換器は、前記過電流継電器から交流電流が入
力されると、この交流電流に比例した交流信号を発生
し、この交流信号をテスト信号として前記回路遮断器に
供給するものである。
【0011】
【作用】請求項1及び請求項2の発明では、交流電源を
有する過電流継電器テスト装置から交流電流が入力され
ると、変流器の二次巻線に接続された直流電源は直流定
電圧を発生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮
断器の電源回路に供給し、また入力回路は入力された交
流電流に比例した交流信号をテスト信号として回路遮断
器の過電流信号再生回路若しくは地絡信号再生回路に供
給する。
有する過電流継電器テスト装置から交流電流が入力され
ると、変流器の二次巻線に接続された直流電源は直流定
電圧を発生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮
断器の電源回路に供給し、また入力回路は入力された交
流電流に比例した交流信号をテスト信号として回路遮断
器の過電流信号再生回路若しくは地絡信号再生回路に供
給する。
【0012】
実施例1.図1はこの発明による回路遮断器のテスト装
置の一実施例を過電流継電器テスト装置と共に示す回路
図である。図1において26は回路遮断器のテスト端
子、27Aはテスト端子26に接続される外部テスト装
置、30は交流電源28を有し、外部テスト装置27A
の一部を構成する過電流継電器テスト装置である。40
は直流電源29Aを有し、外部テスト装置27Aの残部
を構成するテスト装置であり、その入力側が過電流継電
器テスト装置30に接続され、かつその出力側が回路遮
断器のテスト端子26に接続される。41は一次巻線P
及び二次巻線Sを有する変流器である。直流電源29A
は、変流器41の二次巻線Sにブリッジ接続されたダイ
オードD1〜D4から成る整流回路42と、この整流回
路42に並列接続されたコンデンサC及びツェナーダイ
オードZDから成る平滑回路43とを備え、直流定電圧
VDCを発生する。44はテスト端子26及び直流電源2
9Aに接続される第一組の出力端子である。45は変流
器41の一次巻線Pと直列接続されたインピーダンス素
子例えば抵抗であって、一次巻線Pと共に入力回路46
を構成する。47は抵抗器に接続された信号切換スイッ
チ、そして48はテスト端子26及び信号切換スイッチ
47に接続される第二組の出力端子である。
置の一実施例を過電流継電器テスト装置と共に示す回路
図である。図1において26は回路遮断器のテスト端
子、27Aはテスト端子26に接続される外部テスト装
置、30は交流電源28を有し、外部テスト装置27A
の一部を構成する過電流継電器テスト装置である。40
は直流電源29Aを有し、外部テスト装置27Aの残部
を構成するテスト装置であり、その入力側が過電流継電
器テスト装置30に接続され、かつその出力側が回路遮
断器のテスト端子26に接続される。41は一次巻線P
及び二次巻線Sを有する変流器である。直流電源29A
は、変流器41の二次巻線Sにブリッジ接続されたダイ
オードD1〜D4から成る整流回路42と、この整流回
路42に並列接続されたコンデンサC及びツェナーダイ
オードZDから成る平滑回路43とを備え、直流定電圧
VDCを発生する。44はテスト端子26及び直流電源2
9Aに接続される第一組の出力端子である。45は変流
器41の一次巻線Pと直列接続されたインピーダンス素
子例えば抵抗であって、一次巻線Pと共に入力回路46
を構成する。47は抵抗器に接続された信号切換スイッ
チ、そして48はテスト端子26及び信号切換スイッチ
47に接続される第二組の出力端子である。
【0013】次にテスト装置40の動作について説明す
る。過電流継電器テスト装置30よりテスト装置40に
交流電流が入力されると、変流器41の一次巻線Pおよ
び抵抗器45から成る入力回路46に交流電流が流れる
と共に変流器41の二次巻線Sにも交流電流が流れる。
この二次巻線Sに流れる交流電流は、ダイオードD1〜
D4の整流回路42で全波整流されかつコンデンサC及
びツェナーダイオードZDの平滑回路43で平滑される
ことにより、直流定電圧VDCとなり、第一組の出力端子
44を通して回路遮断器のテスト端子26に供給され
る。
る。過電流継電器テスト装置30よりテスト装置40に
交流電流が入力されると、変流器41の一次巻線Pおよ
び抵抗器45から成る入力回路46に交流電流が流れる
と共に変流器41の二次巻線Sにも交流電流が流れる。
この二次巻線Sに流れる交流電流は、ダイオードD1〜
D4の整流回路42で全波整流されかつコンデンサC及
びツェナーダイオードZDの平滑回路43で平滑される
ことにより、直流定電圧VDCとなり、第一組の出力端子
44を通して回路遮断器のテスト端子26に供給され
る。
【0014】一方、過電流継電器テスト装置29よりテ
スト装置40に入力された交流電流は抵抗器45にも流
れるため、その両端間に交流信号SACが発生される。こ
の交流信号SACは、信号切換スイッチ47及び第二組の
出力端子48を通って回路遮断器のテスト端子26に過
電流テスト信号又は地絡テスト信号として供給されるの
で、回路遮断器のテストを行うことが可能となる。
スト装置40に入力された交流電流は抵抗器45にも流
れるため、その両端間に交流信号SACが発生される。こ
の交流信号SACは、信号切換スイッチ47及び第二組の
出力端子48を通って回路遮断器のテスト端子26に過
電流テスト信号又は地絡テスト信号として供給されるの
で、回路遮断器のテストを行うことが可能となる。
【0015】図2は、回路遮断器のテスト装置40に入
力される交流電流と、テスト装置40から出力される直
流定電圧VDC及び交流信号SACの関係を示す図である。
図2において、テスト可能範囲では直流定電圧VDCは一
定であり、交流信号SACは入力された交流電流に比例し
ている。
力される交流電流と、テスト装置40から出力される直
流定電圧VDC及び交流信号SACの関係を示す図である。
図2において、テスト可能範囲では直流定電圧VDCは一
定であり、交流信号SACは入力された交流電流に比例し
ている。
【0016】実施例2.図3は、この発明の別の実施例
40Aを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代りに
交流信号変換器49例えば一次巻線P及び二次巻線Sを
有する変流器を用いた点だけが違う。
40Aを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代りに
交流信号変換器49例えば一次巻線P及び二次巻線Sを
有する変流器を用いた点だけが違う。
【0017】実施例3.図4は、この発明の更に別の実
施例40Bを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代
りに入力された交流電流による磁束で誘起電圧を発生す
る第1のコイルPC及び第2のコイルSCを有する交流
信号変換器49Aを用いた例である。この例では、過電
流テスト信号又は地絡テスト信号が電圧信号でテストを
行う回路遮断器に使用される。
施例40Bを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代
りに入力された交流電流による磁束で誘起電圧を発生す
る第1のコイルPC及び第2のコイルSCを有する交流
信号変換器49Aを用いた例である。この例では、過電
流テスト信号又は地絡テスト信号が電圧信号でテストを
行う回路遮断器に使用される。
【0018】実施例4.図5は、この発明の他の実施例
40Cを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代りに
インピーダンス素子としてリアクトル45Aを用いた例
である。
40Cを示す回路図であり、図1の抵抗器45の代りに
インピーダンス素子としてリアクトル45Aを用いた例
である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明は、変流器と、
この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列接続され
たインピーダンス素子から成り、交流電源を有する過電
流継電器テスト装置の両端間に接続され得る入力回路
と、前記変流器の二次巻線に接続され、直流定電圧を発
生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮断器に供
給する直流電源とを備え、前記インピーダンス素子は、
前記過電流継電器から交流電流が入力されると、この交
流電流に比例した交流信号を発生し、この交流信号をテ
スト信号として前記回路遮断器に供給するので、又は変
流器と、この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列
接続された交流信号変換器の一部から成り、交流電源を
有する過電流継電器テスト装置の両端間に接続され得る
入力回路と、前記変流器の二次巻線に接続され、直流定
電圧を発生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮
断器に供給する直流電源とを備え、前記交流信号変換器
は、前記過電流継電器から交流電流が入力されると、こ
の交流電流に比例した交流信号を発生し、この交流信号
をテスト信号として前記回路遮断器に供給するので、フ
ィールドテストを行う際に、一般に使用されている過電
流継電器テスト装置等を流用してテストができ、ひいて
はテスト設備費が安価になると云う効果を奏する。
この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列接続され
たインピーダンス素子から成り、交流電源を有する過電
流継電器テスト装置の両端間に接続され得る入力回路
と、前記変流器の二次巻線に接続され、直流定電圧を発
生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮断器に供
給する直流電源とを備え、前記インピーダンス素子は、
前記過電流継電器から交流電流が入力されると、この交
流電流に比例した交流信号を発生し、この交流信号をテ
スト信号として前記回路遮断器に供給するので、又は変
流器と、この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列
接続された交流信号変換器の一部から成り、交流電源を
有する過電流継電器テスト装置の両端間に接続され得る
入力回路と、前記変流器の二次巻線に接続され、直流定
電圧を発生し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮
断器に供給する直流電源とを備え、前記交流信号変換器
は、前記過電流継電器から交流電流が入力されると、こ
の交流電流に比例した交流信号を発生し、この交流信号
をテスト信号として前記回路遮断器に供給するので、フ
ィールドテストを行う際に、一般に使用されている過電
流継電器テスト装置等を流用してテストができ、ひいて
はテスト設備費が安価になると云う効果を奏する。
【図1】この発明の実施例1を過電流継電器テスト装置
と共に示す回路図である。
と共に示す回路図である。
【図2】図1のテスト装置の入出力特性例を示す図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例2を示す回路図である。
【図4】この発明の実施例3を示す回路図である。
【図5】この発明の実施例4を示す回路図である。
【図6】一般的な回路遮断器の全体構成を示すブロック
図である。
図である。
【図7】図6に示した回路遮断器の引外し特性を示す特
性曲線図である。
性曲線図である。
【図8】従来の外部テスト装置を回路遮断器の一部と共
に示す回路図である。
に示す回路図である。
29A 直流電源 40,40A,40B,40C テスト装置 41 変流器 45 抵抗器 45A リアクトル 46,46A,46B,46C 入力回路 49 交流信号変換器としての変流器 49A 交流信号変換器としてのコイル P 変流器の一次巻線 S 変流器の二次巻線
Claims (2)
- 【請求項1】 変流器と、 この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列接続され
たインピーダンス素子から成り、交流電源を有する過電
流継電器テスト装置の両端間に接続され得る入力回路
と、 前記変流器の二次巻線に接続され、直流定電圧を発生
し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮断器に供給
する直流電源と、 を備え、 前記インピーダンス素子は、前記過電流継電器から交流
電流が入力されると、この交流電流に比例した交流信号
を発生し、この交流信号をテスト信号として前記回路遮
断器に供給するようになっていることを特徴とする回路
遮断器のテスト装置。 - 【請求項2】 変流器と、 この変流器の一次巻線及びこの一次巻線に直列接続され
た交流信号変換器の一部から成り、交流電源を有する過
電流継電器テスト装置の両端間に接続され得る入力回路
と、 前記変流器の二次巻線に接続され、直流定電圧を発生
し、この直流定電圧を電源電圧として回路遮断器に供給
する直流電源と、 を備え、 前記交流信号変換器は、前記過電流継電器から交流電流
が入力されると、この交流電流に比例した交流信号を発
生し、この交流信号をテスト信号として前記回路遮断器
に供給するようになっていることを特徴とする回路遮断
器のテスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167388A JPH0611550A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 回路遮断器のテスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167388A JPH0611550A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 回路遮断器のテスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611550A true JPH0611550A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15848782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4167388A Pending JPH0611550A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 回路遮断器のテスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611550A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100376101B1 (ko) * | 2001-01-10 | 2003-03-26 | 한국산업안전공단 | 누전차단기 시험장치 |
KR100916359B1 (ko) * | 2008-01-29 | 2009-09-11 | 부산교통공사 | 고압 비접지 전력계통 보호설비의 결합시험장치 |
CN102087338A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-06-08 | 刘湘如 | 智能化断路器过载特性试验台及其控制方法 |
KR101306109B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2013-09-09 | 현대로템 주식회사 | 철도차량용 전류 검지 회로 |
KR101488201B1 (ko) * | 2012-08-24 | 2015-01-30 | 오미크론 일렉트로닉스 게엠바하 | 전기 회로 차단기의 스위칭 컨택의 저항 측정을 위한 방법 및 장치 |
KR20190098232A (ko) * | 2017-03-10 | 2019-08-21 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 전자식 회로 차단기 |
CN112881946A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-01 | 常熟开关制造有限公司(原常熟开关厂) | 双芯电流互感器断线检测方法、装置及一种断路器 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4167388A patent/JPH0611550A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100376101B1 (ko) * | 2001-01-10 | 2003-03-26 | 한국산업안전공단 | 누전차단기 시험장치 |
KR100916359B1 (ko) * | 2008-01-29 | 2009-09-11 | 부산교통공사 | 고압 비접지 전력계통 보호설비의 결합시험장치 |
CN102087338A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-06-08 | 刘湘如 | 智能化断路器过载特性试验台及其控制方法 |
KR101306109B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2013-09-09 | 현대로템 주식회사 | 철도차량용 전류 검지 회로 |
KR101488201B1 (ko) * | 2012-08-24 | 2015-01-30 | 오미크론 일렉트로닉스 게엠바하 | 전기 회로 차단기의 스위칭 컨택의 저항 측정을 위한 방법 및 장치 |
KR20190098232A (ko) * | 2017-03-10 | 2019-08-21 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 전자식 회로 차단기 |
CN112881946A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-01 | 常熟开关制造有限公司(原常熟开关厂) | 双芯电流互感器断线检测方法、装置及一种断路器 |
CN112881946B (zh) * | 2021-01-15 | 2021-09-24 | 常熟开关制造有限公司(原常熟开关厂) | 双芯电流互感器断线检测方法、装置及一种断路器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5982136A (en) | Circuit for sensing current in power trains for motor control | |
JP2001359234A (ja) | モジュラ電流センサ及び電源装置 | |
KR930010685B1 (ko) | 회로차단기 | |
JPH0611550A (ja) | 回路遮断器のテスト装置 | |
EP0446951B1 (en) | Four-pole circuit breaker | |
US4796148A (en) | Current-sensing arrangement utilizing two current-sensing signals | |
CN109378155B (zh) | 一种换流变压器消磁系统 | |
US4238644A (en) | Supply circuit for a subscriber's line circuit | |
US5206801A (en) | Ac/dc converter fault detector | |
JPH08331748A (ja) | 回路遮断器 | |
JP2002291150A (ja) | 限流器 | |
JP2611635B2 (ja) | 直流電流計測器 | |
JPH0984359A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2851484B2 (ja) | 回路遮断器 | |
SU1150566A1 (ru) | Измерительный преобразователь посто нного тока | |
JPH10206477A (ja) | 耐久試験システム及び耐久試験方法 | |
JP2824369B2 (ja) | 回路遮断器の電源回路 | |
JPH05133996A (ja) | 電力ケーブル線路の絶縁診断方法 | |
KR200308772Y1 (ko) | 과전류 보호계전기 시험보조장치 | |
JPS61154421A (ja) | 回路遮断器 | |
JP2000030761A (ja) | 充放電試験システム | |
JPH05290706A (ja) | 回路遮断器 | |
JP2654010B2 (ja) | クロスコンパウンドタービン発電機の励磁装置 | |
SU909742A1 (ru) | Устройство дл дифференциальной защиты сборных шин | |
JPH0450667A (ja) | 変圧器の過電流検出回路 |