JPH06115062A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH06115062A
JPH06115062A JP26707992A JP26707992A JPH06115062A JP H06115062 A JPH06115062 A JP H06115062A JP 26707992 A JP26707992 A JP 26707992A JP 26707992 A JP26707992 A JP 26707992A JP H06115062 A JPH06115062 A JP H06115062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
electrodes
discrimination
jet printer
resistance value
Prior art date
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Pending
Application number
JP26707992A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ikeda
浩一 池田
Masaharu Oyama
正治 大山
Tomoyuki Noguchi
智之 野口
Hajime Shiraishi
肇 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26707992A priority Critical patent/JPH06115062A/ja
Publication of JPH06115062A publication Critical patent/JPH06115062A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジのインクや吐出手段の種類を簡
単な構成で判別できる判別手段を備えたインクジェット
プリンタを提供することを目的とする。 【構成】 カートリッジのインクや吐出手段の種類によ
って電極間の抵抗値が異なるように、電極間距離または
対向端面面積を変えて構成される判別用電極10a,1
0bを設置した。 【効果】 判別用電極10a,10b間の抵抗値からイ
ンクや吐出手段の種類を判別できる。また判別装置12
の判別用電極10a,10bはインク吐出用の対向電極
と同一の工程で容易に製作することができ、またインク
の残量検出手段としても兼用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流によりインクを沸
騰させ、そのときに生じるバブルによりインク滴を飛翔
させる方式のインクジェットプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタはヘッド
とインク収容部とを一体にしたカートリッジが用いられ
るようになってきた。このインクジェットプリンタの
内、通電式のインクジェットプリンタは、導電性を持っ
たインクに電流を流し、I2 R損による自己発熱により
インクが気化し、その際の体積膨張により圧力を発生
し、インク滴の吐出を行うものである。ここで、Iはイ
ンクに流れる電流、Rはインクの抵抗である。
【0003】図2は従来のインクジェットプリンタの部
分断面図である。基盤1にインク供給口2があり、共通
インク室3に導電性のインクを供給する。共通インク室
3はノズル板4で覆われていて、ノズル板4には多数の
インク吐出口5が形成されている。基盤1のインク吐出
口5に対向する位置には多数の圧力室6があり、それぞ
れの圧力室6にはインク吐出用の対向電極7a,7bが
設けられている。
【0004】インクは共通インク室3からインク流路を
経て圧力室6に導かれる。対向電極7a,7bにヒート
パルス発生装置8により、電圧が印加されるとI2 R損
による発熱によりインクが気化し、その圧力によりイン
ク吐出口5からインクを吐出する。ヒートパルス発生装
置8がオフになると、インクには電流は流れなくなり、
インク中に発生した気泡は熱量を周りのインクに奪われ
て速やかに消滅し、吐出されたインクと同量のインクが
インク流路9を通じて補給され、待機状態に戻る。以
後、これらの動作を繰り返すことにより、インク吐出を
おこなう。
【0005】図3に図2に示すインクジェットプリンタ
の一対の対向電極の拡大図を示す。対向電極7a,7b
は、互いに断面積Sをもつ端面を対向させ、距離Lで配
置されている。ここで、インクの比抵抗をρ(Ω・c
m)とすると、対向電極7a,7b間のインクの抵抗値
Rは、R=ρ×S/Lとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットプリンタのカートリッジには複数のインクの色や種
類、対向電極7a,7bの種類などにより様々なものが
存在し、インクジェットプリンタ本体へのカートリッジ
の装着時に、所定の場所へ異なった色や、異なった種類
のカートリッジを装着することがある。そこで、インク
の種類や対向電極7a,7bの種類等により駆動条件が
異なるためインクジェットプリンタ本体側でインクや対
向電極7a,7bの種類を判別することが必要になる。
【0007】本発明は、インクや対向電極の種類等を簡
単に判別する手段を備えたインクジェットプリンタを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、インクまたはインク吐出手段の種類によっ
て電極間距離や対向端面面積などを変えることにより電
極間抵抗をかえる一対の判別用電極と、この判別用電極
の電極間の抵抗値を計測する判別手段とを備えた。
【0009】
【作用】上記構成により、電極間の抵抗値を計測するこ
とでインクまたはインク吐出手段の種類を判別でき、そ
れによって駆動条件などを制御することができる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるインクジ
ェットプリンタの部分断面図である。図1において、基
盤1にインク供給口2があり、共通インク室3にインク
を供給する。共通インク室3はノズル板4で覆われてい
て、ノズル板4には多数のインク吐出口5が形成されて
いる。基盤1のインク吐出口5に対向する位置に多数の
圧力室6があり、それぞれの圧力室6にはインク吐出用
の対向電極(図示せず)が設けてある。以上の構成は従
来例と同じである。
【0012】本実施例においては、判別用電極10a,
10bがインク吐出用の対向電極と同じように基盤1に
配設される。インク室11は共通インク室3からのイン
クの供給をうけ、判別用電極10a,10bに接続され
た判別装置12はインク室11内の判別用電極10a,
10b間のインクの抵抗値を検出する。ここで、ノズル
板4のインク室11に対応する部分にはインク吐出口は
形成されていない。
【0013】判別装置12は、判別用電極10a,10
bへの電圧印加を制御するトランジスタ13と、トラン
ジスタ13へオン−オフ信号を供給する信号発生装置1
5と、抵抗14と、判別用電極10a,10b間の電圧
を測定する電圧検出装置16とから構成される。
【0014】信号発生装置15によってトランジスタ1
3がオンされると、抵抗14と判別用電極10a,10
b間に電流が流れる。そして、抵抗14の抵抗値と、判
別用電極10a,10b間のインクの抵抗値によって分
圧された判別用電極10a,10b間の電圧を電圧検出
装置16によって検出することにより、判別用電極10
a,10b間の抵抗値を検出することができる。このよ
うに判別時に判別用電極10a,10bへの電圧の印加
を行うことにより、判別用電極10a,10bへの電圧
印加によるインクの電気分解や判別用電極10a,10
bの損耗を軽減することができる。また、判別用電極1
0a,10bに印加される電圧は、インク吐出用の対向
電極に印加される電圧よりも低く、判別用電極10a,
10b間のインクは電圧が印加されても沸騰しないもの
とする。
【0015】ここで、ある種類のインク、たとえば、黒
のインクを収容するカートリッジにおいて、判別用電極
10a,10bの対向端面面積をS1、電極間距離をL
1、黒のインクの比抵抗をρ1とすると、判別用電極1
0a,10b間のインクの抵抗値R1は、R1=ρ1×
S1/L1となる。また、他の種類のインク、たとえ
ば、マゼンタのインクを収容するカートリッジにおい
て、判別用電極10a,10bの対向端面面積をS2
(=2・S1)、電極間距離をL2(=L1/2)、マ
ゼンタのインクの比抵抗をρ2(=ρ1)とすると、判
別用電極10a,10b間のインクの抵抗値R2は、R
2=ρ2×S2/L2=4・R1となる。
【0016】そして、インクジェットプリンタ本体は、
判別装置12によりインクジェットプリンタ本体に装
着、あるいは使用されるカートリッジの判別用電極10
a,10b間の抵抗値を検出してインクの種類を判別す
る。この場合、抵抗値がR1であれば、黒のインクを収
容したカートリッジであり、また、抵抗値が4・R1で
あれば、マゼンタのインクを収容したカートリッジであ
ることが判別できることになる。ここでは、インクの比
抵抗は同じであるが、インクの比抵抗が異なる場合で
も、判別用電極10a,10bの電極間距離または対向
端面面積を変えることにより、判別用電極10a,10
bの電極間の抵抗値を容易に設定できる。
【0017】なお、本実施例においては、インク室11
内に判別用電極10a,10bを配設したが、共通イン
ク室3などのインク流路上に配設してもよいものであ
り、その配設装置などは任意に設定できる。また、判別
用電極10a,10bの対向端面面積や、電極間距離を
本実施例ではインクの色で変えたが、インク吐出用の対
向電極の種類などにより判別用電極10a,10bの対
向端面面積や、電極間距離を変えることでインク吐出用
の対向電極等の種類を判別することも可能である。さら
に、本実施例においては、1つの判別用電極10a,1
0bの対向端面面積を変えることにより、判別用電極1
0a,10bにより得られる抵抗値を設定したが、判別
用電極10a,10bを複数設け、この判別用電極10
a,10bの並列接続数を変えることでも、判別用電極
10a,10bの対向端面面積を変えることと同様のこ
とが言え、複数の判別用電極10a,10bにより得ら
れる抵抗値を設定することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、インクまたはイ
ンク吐出手段の種類によって電極間距離や対向端面面積
などを変えることにより電極間抵抗を変える一対の判別
用電極と、この判別用電極の電極間の抵抗値を計測する
判別手段とを備えたことにより、判別用電極間の抵抗値
を計測することでインクまたはインク吐出手段の種類を
判別でき、それによって駆動条件などを制御することが
できる。さらに、インク吐出用の対向電極が配設される
基盤にインクまたはインク吐出手段の種類を判別する判
別用電極を配設すれば、判別用電極の電極間距離や対向
端面面積などを変えるだけでインク吐出用の対向電極と
判別用電極とを同一の工程で製作できるので、コストの
低減ができる。また、判別用電極間にインクが無い場合
は、その抵抗値が無限大として検出されるので、インク
残量検出手段としても兼用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェットプリ
ンタの部分断面図
【図2】従来のインクジェットプリンタの部分断面図
【図3】従来の図2に示すインクジェットプリンタの一
対の対向電極の拡大図
【符号の説明】
7a 対向電極 7b 対向電極 10a 判別用電極 10b 判別用電極 12 判別装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/125 9012−2C B41J 3/04 103 B 9012−2C 104 K (72)発明者 白石 肇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性のインクへ電流を流す一対の電極を
    有するインク吐出手段と、電極間距離または対向端面面
    積をインクまたは前記インク吐出手段の種類に応じて変
    えた一対の判別用電極とを有するカートリッジと、前記
    判別用電極間の抵抗値を計測する判別手段とを備えたこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記判別用電極へ印加される電圧が、前記
    判別用電極間のインクが沸騰しない電圧であることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】前記判別用電極への電圧の印加がインクま
    たは前記インク吐出手段の種類の判別時のみに行われる
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
JP26707992A 1992-10-06 1992-10-06 インクジェットプリンタ Pending JPH06115062A (ja)

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