JPH10258504A - 捺染用プリンタ - Google Patents

捺染用プリンタ

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Publication number
JPH10258504A
JPH10258504A JP9065720A JP6572097A JPH10258504A JP H10258504 A JPH10258504 A JP H10258504A JP 9065720 A JP9065720 A JP 9065720A JP 6572097 A JP6572097 A JP 6572097A JP H10258504 A JPH10258504 A JP H10258504A
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JP
Japan
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ink
pulse width
printing
voltage
printer
Prior art date
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Application number
JP9065720A
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English (en)
Inventor
久 ▲吉▼村
Hisashi Yoshimura
Masaru Horinaka
大 堀中
Norihiro Ochi
教博 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 布帛に絵柄等を所望の色のインクを吐出させ
て染色するものにおいて、同一色においても濃度を変え
て染色する場合、インクの粘度特性の違いに関係なくイ
ンクの吐出量を安定させるために駆動電圧又は駆動パル
ス幅を切換えるユーザ側での操作を省く。 【解決手段】 インクを噴射するインクジェットヘッド
に対向する位置に布帛を搬送し、該搬送される布帛にイ
ンクにより染色を行う捺染用プリンタにおいて、捺染用
のインクを交換することで、交換されたインクの特性を
検出し、該検出結果に応じてインク特性に応じた噴射条
件に設定することを特徴とする捺染用プリンタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布帛を染色するた
めのプリンタ、特に染色用のインクを噴射させて所望の
絵柄による染色を行う捺染用プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布帛を染色するための染色法とし
ては、浸染及び捺染法に代表される。周知の捺染法にお
いては種々改良が加えられ、かなりの技術水準に達して
いる。しかし、企画、所望の絵柄による彫刻もしくは製
版、捺染糊の作成、生産準備工程等が必要となり、これ
らの工程を経て、初めて所望の絵柄を所望の色による染
色を行うことができる。そのため、工数及び時間がかか
るだけでなく、熟練等も必要となり、コスト面での負担
が非常に大きくなる。
【0003】そこで、布帛に染色する手段として、プリ
ント技術を利用する考えが提案され、実施されるように
なってきた。特に、記録紙等に所望の色のインクを選択
的に噴射し、所望の色及び画像を形成できるインクジェ
ット方式のプリンタを用いる方法が提案され、実施に供
されるようになった。このようなプリント方式により布
帛に、所望の絵や模様(絵柄)を簡単に、かつ熟練を要
することなく簡単に染色を行えるようになった。
【0004】また、最近、繊維素材の開発および編織技
術の進歩により、ニーズにあった有毛布帛が生産できる
ようになり、その有毛布帛の用途も格段に広がってきて
いる。このような、有毛布帛を所望の絵柄で捺染する場
合、上述したインクジェット方式のプリントを利用する
と、布帛表面の毛羽にてインク噴射が阻害されたり、イ
ンクの噴射方向が変わり、所望の絵や模様を形成、つま
り捺染できないことがある。
【0005】つまり、インクジェット方式においては、
インクを噴射するインクジェットヘットから、布帛まで
の距離が1〜4mmと非常に狭く、上述した毛羽がイン
クジェットヘッドの噴射ノズル(オリフィス)を閉鎖し
たり、噴射したインクに当接する。そのため、有毛布帛
による染色においては、インクジェット方式によるプリ
ントを利用することが困難となる。
【0006】そこで、有毛布帛を上記インクジェット方
式のプリンタを利用して染色するために、例えば特開平
成7−3667号公報に記載された染色方法が提案され
ている。これは、有毛布帛の表面にまず粘着剤を塗布
し、その後に毛羽を粘着剤にて布帛表面に接着された
後、インクジェット方式のプリンタにて染色を行うもの
である。そのため、毛羽によるインク噴射が阻害される
ことなく、所望の絵柄、さらに所望の色による捺染を行
えるようになった。
【0007】このようなインクジェット方式による捺染
プリンタでは、通常のカラー画像を形成するために、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シンアン(C)及びブ
ラック(BK)の4色で染色を行う他、さらにレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)、特別色(金、
銀の2色)を含む8色、さらに特別色をさらに追加した
10色によるインクを用いて染色するようになってき
た。そのため、多数の色の捺染用のインクを用いること
で、ほぼ満足し得る色による染色を行えるようになっ
た。
【0008】しかも、よりリアルな染色を実現するため
には、同色のインクでも淡い濃度色、普通の濃度色、濃
い濃度色、あるいはそれ以上の濃度のインクの必要性が
高まってきた。この場合、同一色においても、濃度の違
いによるインクの粘度が異なり、この粘土に応じてイン
クと吐出させるための駆動電圧等を変更制御する必要が
ある。
【0009】そこで、従来のインクジェット方式におい
ては、インク粘度を常に一定に保つように、インク温度
を制御するなどの手段が講じられている。また、インク
の粘度は、周囲の環境に応じて変化することもあり、そ
の周囲の温度や湿度を検出することで、インクの吐出量
が常に一定になるように駆動電圧又は駆動パルス幅を制
御するようにしいてる。これにより、一定のインクの吐
出量に制御でき、よって決められた濃度形態で記録で
き、よって安定した状態での染色を行うことが可能とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにインクジ
ェット方式のプリンタを利用して簡単に、所望の絵柄に
よる捺染を行え、また環境変化等に応じてインクの吐出
量を安定させることで、常に同一の画質状態での染色を
可能にしている。
【0011】しかし、捺染を行う場合、上述したように
同一色のインクにおいても、その濃度を選択して所望の
画質を得ようとする場合、その濃度毎に駆動電圧の設定
あるいは駆動パルス幅の切換え制御を行う必要がある。
これは、各色に対して3種の濃度、又はそれ以上の濃度
形態が必要となれば、その駆動電圧又は駆動パスル幅を
ユーザサイドで選択スイッチ等を切換え操作している。
この操作は、非常に面倒でよく切換を間違えることにも
なる。
【0012】つまり10色を用いて染色を行う場合、そ
れぞれの色に対して少なくとも3種類の濃度のインクが
必要となれば、30種の切換用の選択スイッチを設け、
この選択スイッチの操作が必要となり、これをユーザ側
に委ねるには異常な負担を強要することになる。そのた
め、間違った切換え設定により所望の色、特に濃度によ
る染色を行えなくなる。布帛は記録紙等とは違い、特に
絹においては、非常に高価であり、捺染作業にて所望の
色による切換操作を間違えれば、その絹が無駄になり大
きな経費の無駄ともなる。
【0013】そこで、従来技術においては、粘度を一定
にして決められたインクの吐出量を補償するようにする
もの、また環境温度に応じてインク吐出量が一定になる
ように補償する方式等が提案されているが、この技術を
用いても同一色の濃度を変更、つまりインクの特性が異
なる場合、そのインク特性に応じた駆動電圧や駆動パス
ル幅等を事前に選択し、設定しておく必要あるため、こ
のような手間は全く軽減できなかった。また、同一色に
おいては、その濃度形態を十分に把握していなければ、
適正な駆動電圧等を切換え設定することはできない。
【0014】本発明は、上述のような問題点に鑑み、イ
ンクの異なる特性において、それぞれに適正な駆動を可
能にし、高精度なインクジェット方式による染色を行え
る捺染プリンタを提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の目的は、特定の種々異なる
インクを適宜使用するようなことがあっても、ユーザサ
イドでの調整や、特性変化の切換え操作の負担をなくし
たインクジェット方式による捺染プリンタを提供するも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による上述した目
的達成するための捺染用プリンタは、インクを噴射する
インクジェットヘッドに対向する位置に布帛を搬送し、
該搬送される布帛にインクにより染色を行う捺染用プリ
ンタにおいて、捺染用のインクを交換することで、交換
されたインクの特性を検出し、該検出結果に応じてイン
ク特性に応じた噴射条件に設定することを特徴とする。
【0017】さらに具体的には、捺染用のインクを交換
することで、そのインクの特性を検出する検出手段と、
該検出手段にて検出したインク特性に応じてインクを所
望のタイミングで噴射させる振動子に供給する駆動電圧
又は駆動パルス幅を制御する調整回路と、を備えたこと
を特徴とする捺染用プリンタである。
【0018】この構成によれば、所望の色によるインク
を収容した収容容器を所定の位置に装着すれば、その状
態位置でインク特性が検出される。この検出されたイン
ク特性に応じて調整回路は、インク特性に適した駆動電
圧又は駆動パスル幅に切換制御を行うことになる。その
ため、ユーザ側での面倒な切換操作を行う手間が省け
る。そのため、ユーザは所望の色によるインクを単に決
められた装着位置に装着すれば、プリンタ側で、そのイ
ンクの特性に応じて、該インクの吐出量を決めれた条件
で駆動制御することになる。
【0019】そこで、上述した構成の捺染用プリンタに
おいて、上記インク特性を検出する検出手段は、例えば
図2に示すようにインクを交換するためにインクを収容
する収容容器(9)にインク特性を示す検出部(92)
と、収容容器の装着位置(91)に検出部にて動作する
スイッチ(15)とを設けて構成し、該スイッチ(1
5)にてインク特性に応じた信号を、例えば図1に示す
ような調整回路(14)に入力するようにする。これに
より、調整回路(15)においては、図1に示すよう
に、トランジスタQ1にベース端子にインク特性に応じ
て設定された抵抗値の各抵抗R1〜R4の何れかが、接
続される。これによりトランジスタQ2の導通状態が制
御され、駆動電圧VHがインク特性に応じて切換制御さ
れた電圧VCとし出力され、これが振動子(11)に供
給され、インクの吐出量を決められた値に維持するよう
にしている。
【0020】また、上述した構成の捺染用プリンタにお
いて、上記インク特性を検出する検出手段は、例えば図
13に示すようにインクを交換するためにインクを収容
する収容容器(9)にインク特性を示す導電体(93)
を設け、収容容器の装着位置(91)に導電体(93)
を介して短絡する接点(18)を設け、該接点にて導通
した状態で装着された収容容器のインク特性を示す信号
を調整回路に入力する。このように構成においては、動
作片を動作する電気的なスイッチを設ける必要がなくな
り、よって電気部品を削減することで安価にできる。
【0021】本発明の上述した目的を達成するためのよ
り具体的な捺染用プリンタは、インクを噴射するインク
ジェットヘッドに対向する位置に布帛を搬送し、該搬送
される布帛にインクによる染色を行う捺染用プリンタに
おいて、捺染用のインクを交換することで、そのインク
の特性を検出する検出手段と、該検出手段にて検出した
インク特性に応じてインクを所望のタイミングで噴射さ
せる振動子に供給する駆動電圧又は駆動パルス幅を制御
する調整回路とを備え、図1に示すように該調整回路
(14)は、インク特性に対応した抵抗値に設定された
抵抗(R1〜R4)を有し、上記検出手段(15)にて
検出されたインク特性に応じた抵抗(R1〜R4)の抵
抗値に基づいて駆動電圧又は駆動パルス幅を制御する。
【0022】この構成によれば、検出されたインク特性
に応じて、その特性に対応した抵抗値に生じる電圧を利
用できる。この電圧状態に応じてトランジスタQ2の導
通状態が制御され、よって駆動電圧VHが、トランジス
タQ2にてインク特性に応じた電圧に変換された電圧V
Cとして出力される。従って、抵抗値をインク特性に応
じて設定しておけばよく、回路構成が複雑になることは
ない。なお、駆動電圧の切換制御ではなく、駆動パスル
幅の切換制御を行う場合には、例えば図10示すような
回路構成となる。
【0023】上述した構成の捺染用プリンタにおいて、
上記抵抗(R1〜R4)には、さらに温度により抵抗値
が変化する温度センサ(Tha〜Thd)が接続され、
上記抵抗及び温度センサよる抵抗値の変化に対応して、
上記調整回路(14又は16)にてインク特性及び温度
特性に応じた駆動電圧又は駆動パルス幅を制御すること
ができる。この場合、インク特性に応じた切換制御だけ
でなく、捺染を行っている時の環境変化、特に温度変化
に左右されることなく、常に決められたインクの吐出量
を維持でき、安定した高精度の染色を可能にできる。
【0024】ここで、インクを収容する収容容器(9)
として、例えば図14に示すような構成としれば、該収
容容器(9)自体にインク特性に応じて設定された抵抗
値の抵抗(R)とそのインクに応じて温度特性を示すサ
ーミスタ(Th)とを予め電気的に接続しておくこと
で、より確実に駆動電圧制御又は駆動パスル幅制御を行
える。
【0025】また、上述した捺染用プリンタの構成にい
おて、上記調整回路は、インク特性に応じて駆動電圧又
は駆動パルス幅制御を行う他、別途温度検出センサを設
けて、該温度検出に応じて駆動パスル幅又は駆動電圧を
制御するようにしておけば、上述したように温度に応じ
てインクの吐出量が変化するのを抑制でき、常に一定の
インク吐出量に維持できる。これは、捺染の途中で色の
変化等が生じるのを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明による布帛に所望の
絵柄、所望の色、濃度による捺染を行う各実施形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施形態におけるインクジェットヘッドを駆動する
ための駆動回路構成を示すものであって、図2は図1に
示す回路によるインクの交換操作に伴い、交換されたイ
ンクの特性を検出する一例を示す斜視図である。また図
3は、図1に示す駆動回路を備えたインクジェット方式
による捺染用プリンタの概要を示す斜視図、図4はイン
クジェット方式によるインクジェットヘッド部分を示す
斜視図、図5はインクジェット方式による記録部分を示
す断面図、図6はインクジェット方式による記録原理を
説明するためのインクジェットヘッド部分の断面図を示
す。
【0027】まず、図3乃至図6に従って捺染用プリン
タを構成するインクジェット方式のプリンタの構造につ
いて説明する。
【0028】図3において、プリンタ本体1の両側のフ
レームに固定された2本のスライド軸2,3上に、スラ
イド可能なキャリッジ4が設けられており、該キャリッ
ジ4上にインクカートリッジ5及びインクジェットヘッ
ド6が搭載されている。
【0029】上記インクジェットヘッド6は、スライド
軸2,3の方向に沿って移動する時に、選択的にインク
滴が噴射され、そのインク噴射前面に位置する記録媒
体、ここでは布帛に所望の絵柄及び濃度の色による記録
を行う。その布帛が位置する側には、インク噴射面に対
向するようにプラテン7が、スライド軸2,3と平行に
なるように配置されている。
【0030】上記プラテン7は、図5に示すように、ロ
ール形状に形成され、インクジェットヘッド6に対向す
る前後に布帛8を給送するための圧接ロール7a及び7
bが設けられており、矢印方向に記録動作に応じて回転
駆動されることで、布帛8を記録位置へと供給し、記録
後に排出するようにする。
【0031】また、インクジェットヘッド6は、図4に
示すように各色に対応するインク噴射を行うオリフィス
6aを有したそれぞれの噴射面6−1〜6−8を備え、
該インク噴射面にはそれぞれ多数のインク噴射のための
オリフィス6aが形成されている。また、上記各色のイ
ンク噴射部分に対応して、それぞれの色の染色するため
のインクを貯蔵したインクカートリッジ5−1〜5−8
が設けらている。
【0032】このインクカートリッジ5は、インク噴射
を行う上記オリフィス6a部分まで通じるインク供給通
路と連通するようになっており、インク供給通路の途
中、つまりオリフィス6aの手前に配置されているイン
ク圧力室へとインクを常に供給する。図4においては、
色数を8色としてインクカートリッジ5を8色に対応さ
せるように設けている。これは、何色でもよく、各種色
を重ね合わせにより再現できる場合には、少なくともイ
エロー、マゼンタ、シアンのインクカートリッジと、黒
に対応するインクを含む4色のインクカートリッジを用
意することもできる。また、重ね合わせにより各種色を
再現できない場合には、それぞれの色の染色用インクに
対応するように設けることもできる。
【0033】上記インクカートリッジ5は、それぞれに
おいてインクジェットヘッド6に対して着脱可能に設け
られており、貯蔵したインクがなくなれば交換される。
このインクカートリッジ5によるインクの交換に限ら
ず、インクジェットヘッド6以外に設けた大型のインク
タンク9よりインク供給通路を構成する可撓性パイプ1
0等を介してインクジェットヘッド6の上述したインク
カートリッジと連通するようにしてもよい。この場合、
インクカートリッジ5は、補助インクタンクとして作用
する。
【0034】上記インクタンク9は、各色に応じて設け
られており、補助インクタンクとなるインクカートリッ
ジ5のそれぞれと上記可撓性の供給パイプ10を介して
インク通路が連通されている。そして、インクジェット
ヘッド部分にて各供給パイプ10は束ねられて、所定の
位置に設けられたインクタンク9に連通される。そし
て、インクジェットヘッドにおいても、該ヘッドよりイ
ンクを吐出させるための信号を供給する信号供給線が、
上記供給パイプと共に束ねられ、途中で図示しない駆動
制御回路に接続される。
【0035】次に、図6において、インクジェットヘッ
ド6よりインクを吐出させるための構造及び吐出させる
ための原理を説明する。図において、インクジェットヘ
ッド6は、その内部にインクを噴射するインク噴射面6
−1に設けたオリフィス6aに連通するインク供給路の
途中に圧力室6bが設けられており、その圧力室6bに
対応してピエゾ振動子10が設けられている。上記圧力
室6bには上述したインクカートリッジ5内のインクが
毛細管力により、途中に配置されたフィルタ6cを介し
て供給される。
【0036】従って、圧力室6bには常にインクが満た
されており、上記ピエゾ振動子11に電圧12を選択的
に供給するためのスイッチング手段13をON−OFF
制御することで、圧力室6b内のインクがオリフィス6
aより噴射される。つまり、スイッチング13がONさ
れると、電圧12がピエゾ振動子11に供給され、圧力
室壁面の板とのユニモルフ動作により圧力室6b側にピ
エゾ振動子8が撓み(図6(b)参照)、圧力室6b内
の容積が減少する。この時に生じる圧力波により、圧力
室6b内のインクは、図6(b)に示すようにインク滴
Dとして吐出される。
【0037】上記吐出されるインク滴Dは、前面に配置
された布帛8に到達し、インクの色による絵柄及び任意
の色にて染色を行える。そして、インクジェットヘッド
6がスライド軸2,3方向に沿って移動する時に、上記
スイッチング手段13を選択的にON−OFF駆動制御
することで所望の絵柄による捺染を行える。
【0038】図6において、ピエゾ振動子11への電圧
の供給が解かれると、ピエゾ振動子11が元の形状に戻
る時の圧力室6b内の体積変化により、インクが圧力室
6bへと供給される。従って、インク圧力室6bには常
にインクにて満たされた状態となっている。
【0039】(第1の実施形態)以下に図1及び図2に
おいて、本発明による一実施形態による捺染用プリンタ
によるインクを吐出させるために、インクの特性等に応
じて上述したピエゾ振動子11に供給する駆動電圧又は
駆動パルス幅を制御し、一定の決められた量のインク滴
Dを吐出させる構成を説明する。
【0040】図1においては、本発明の一実施形態を示
すものであって、インクの特性の違いに応じてピエゾ振
動子11に供給する駆動電圧を制御し、これによりイン
クジェットヘッド6からのインク滴Dの噴出量を一定に
するものである。
【0041】図1において、図6に示したように電圧1
2に対応した駆動電圧VHが、電圧調整回路14に供給
される。この電圧調整回路14では、特にインク特性に
応じた駆動電圧に変換し、その変換された電圧VCを出
力する。そして、出力された電圧VCは、スイッチング
回路13に供給され、該スイッチング回路13にて選択
的に各ヘッドのオリフィスに対応するピエゾ振動子11
に供給される。
【0042】つまり、スイッチング回路13は、画像信
号Iv及び規定のパスル幅の信号Ipを入力するゲート
回路を備え、該ゲート回路が開くことで、2このトレン
ジスタからなるスイッチ手段を介して上述した出力電圧
VCが、個々のピエゾ振動子11に選択的に供給され
る。これにより、図6にて説明したようにインクジェッ
トヘッド6の各オリフィス6aに対応して設けられてい
るピエゾ振動子11に、上述した電圧調整回路14にて
切換制御された、インクの特性に応じた電圧VCが供給
されることになる。
【0043】上記電圧調整回路14は、2個のトレンジ
スタを備え、一方のトレンジスタQ1のベース端子にイ
ンク特性を検出するための複数の検出スイッチ15a〜
15dの一端子を共通接続しており、この検出スイッチ
のもう一方の端子には、温度変化を検出するサーミスタ
Thと抵抗Rとの直列接続回路の接続点が接続されてい
る。また、他のトレンジスタQ2にはその出力端子(エ
ミッタ)に上記サーミスタThの一方が接続されてい
る。上記トレンジスタQ1のエミッタ端子には定電圧素
子Tzが接続されており、また抵抗を介して駆動電圧V
H(12)が接続されている。
【0044】そして、トレンジスタQ2の入力端子であ
るコレクタ端子には、直接駆動電圧VHが供給されてお
り、抵抗を介して上記トレンジスタQ1のコレクタ端子
に接続されている。そして、トレンジスタQ2のベース
端子はトレンジスタQ1のコレクタ端子に接続されてい
る。
【0045】上記インク特性の検出スイッチ15は、例
えばインクの濃淡に応じた濃度を検出するものであっ
て、特に濃度に応じてインクの粘度が異なる。この粘度
の違いにより、吐出されるインク滴Dの量が変化するの
を防止するために、上述したようにピエゾ振動子11に
供給する電圧を制御するようにしている。
【0046】そのため、インク特性を検出するために、
図2に示すようにインクタンク9が着脱される載置台9
1にインクタンク9の装着を検出する同時にインク特性
を検出する検出スイッチ15が設けられている。上記イ
ンクタンク9は、その上部にはインクジェットヘッド6
のインク通路6bと連通する可撓性のインク供給パイプ
10が設けられており、さらにタンク特有の特性、つま
り収容したインクの特性に応じた検出凸部92が設けら
れている。このインクタンク9の凸部92に対応して、
個々に検出スイッチ15a〜15dが、上記載置台91
に設けられている。
【0047】つまり、凸部92は、そのインクタンク9
に収容されているインクの特性を示すためにインクタン
ク9の外壁に設けられ、その設けられる位置はインク特
性に応じて異なり、そのインクタンク特有のものなる。
これに対して、載置台91側には、装着されるインクタ
ンク9のインクの特性に応じた凸部92の配置位置に対
応した位置にそれぞれ検出スイッチ15a〜15dが設
けられており、その電気接点がON(接続)される。こ
れにより、インクタンク9の装着状態と同時に、そのイ
ンクタンク内のインクの特性を検出する。
【0048】例えば、図7にインクの粘度と温度の関係
を示すように、温度に応じてインクの粘度CPが変化す
る。そこで、同一色のインクにおいても、その濃度、つ
まりインクが淡い場合と濃い場合では、その粘度が異な
るだけでなく、温度変化に応じてもインク粘度が変化す
る。
【0049】図7に示すように各種インクの濃度特性に
応じて粘度が異なるため、決められた駆動電圧等にてピ
エゾ振動子11を駆動すれば、インクの吐出量が異な
る。これを図8の特性図に示すように、インク粘度、特
にインク濃度に応じて種々の電圧を設定する必要があ
る。例えば、インク濃度が薄い場合には、その粘度(C
P)が低いため電圧、つまりピエゾ振動子11に供給す
る電圧を小さくする必要がある。しかも、その時の温度
変化に応じても電圧制御を行う必要がある。
【0050】そこで、捺染用プリンタ等においては、種
々の色により繊細な色が要求されることがあり、よって
同一色においてもその濃度(濃い淡いの濃度)を種々交
換して使用している。そのため、必要な色の濃度を収容
したインクタンク9を適宜交換する必要があり、その交
換状態、つまりインクの特性である例えばインク濃度
を、装着されるインクタンク9に応じて検出する上述し
た検出スイッチ15を設けている。
【0051】この検出スイッチ15としては、図8に示
す特性においては、3種の濃度のインクを検出するた
め、3個の検出スイッチでよいが、図1においては4種
のインクに対して対応できるようにしている。これは、
必要に応じて設ければよいことであって、インク濃度の
種類に応じて設定すればよい。
【0052】上記インク特性を検出する各検出スイッチ
15s〜15dは、一方が供給接続され、他方が各温度
検出センサであるサーミスタTha〜Thdと抵抗R1
〜R4との接続点に接続されている。抵抗R1〜R4
は、インクの特性に応じた抵抗値に予め設定されてい
る。例えば、インクの濃度が淡い、つまり粘度が低い場
合には、その抵抗Rの抵抗値を高く設定する。そのた
め、抵抗R1〜R4はその抵抗値が徐々に小さくなるよ
うに設定されており、R1>R2>R3>R4の関係に
ある。これに応じて、各検出スイッチ15a〜15dの
接点がONするように構成される。
【0053】従って、温度が常温の場合、抵抗R1〜R
4に応じて抵抗によるサーミスタThとの分圧電圧がト
レンジスタQ1のベース端子に供給されている。そのた
め、濃度が濃い(粘度が高い)インクの場合、抵抗Rの
抵抗値が低いものが接続されるため、分圧電圧が小さ
く、よってトレンジスタQ1に流れる電流が小さくな
り、トレンジスタQ2を介して出力される電圧(VC)
は大きくなる。そのため、濃度が濃いインクを使用する
場合には、ピエゾ振動子11に供給される電圧(VC)
が大きくなる。また、逆にインクの濃度が淡い場合に
は、その粘度が低く、よってピエゾ振動子11に供給さ
れる電圧(VC)は小さくなる。
【0054】そして、温度変化に応じて、その変化をサ
ーミスタThが検出し、その時の温度に対応する抵抗値
に応じて抵抗R1〜R4とで分圧する電圧が変化する。
つまり、温度が高くなれば、当然サーミスタThの抵抗
値が小さくなり、よって分圧される電圧値が大きくな
る。そのため、トレンジスタQ1に流れる電流が多くな
るため、トレンジスタQ2を介して出力されピエゾ振動
子11に供給される電圧VCが小さくなる。
【0055】以上のようにインクジェット方式を利用し
てなる本発明の捺染用プリンタにおいては、同一色のイ
ンクにおいて、その濃度を変更するために、インクタン
ク9が交換される場合、その都度、その濃度に応じた電
圧を切換調整、及び設定する操作が省ける。つまり、イ
ンクタンク9を交換する時、その交換されたインクタン
ク9内に収容されるインクの特性が予め検出スイッチ1
5、例えば4種類のインク濃度特性を検出スイッチ15
a〜15dにて検出される。そのため、その検出スイッ
チ15a〜15dのいずれかがONし、サーミスタTh
a〜Thdと抵抗R1〜R4との接続回路の一つが選択
される。つまり、インク濃度が濃い場合には、例えば検
出スイッチ15dがONし、インクタンク9内に濃い濃
度のインクが収容されていることを検出する。
【0056】これにより、抵抗R4の抵抗値が小さいた
め、サーミスタThdとの分圧電圧が小さくなる。その
ため、トレンジスタQ1に流れる電流が小さくなり、ト
レンジスタQ2を介して出力されるピエゾ振動子11の
供給電圧(VC)が大きくなる。また、淡いインクを所
望する場合には、そのインクタンク9が載置台91に装
着されるため、それが検出され例えば検出スイッチ15
aがONし、ピエゾ振動子11に供給される電圧(V
C)が低く設定切換されることになる。
【0057】そして、記録動作を行っている時に、温度
変化が生じても、その温度変化に応じて検出するサーミ
スタThの抵抗値が変化するため、その変化に応じてピ
エゾ振動子11に供給される電圧(VC)が制御され
る。従って、インク特性に応じて、ユーザ側で適切な電
圧切換等の面倒な操作を行うことを省け、またそのイン
ク特性に応じて、間違えなく電圧制御を行える。そのた
め、非常に繊細な色による絵柄等を正確に精度よく布帛
8に染色できる。
【0058】ここで、図1においては、それぞれのイン
クの特性に応じて、濃度検出用のサーミスタThをそれ
ぞれ(Tha〜Thd)のインクに対応して設けている
が、図7及び図8に示すように、その粘度状態と温度と
の関係が一定の関係であれば、一つの温度センサ、つま
り一つのサーミスタThにて対応できる。そのため、一
つのサーミスタThの一方の端子に、並列に各抵抗R1
〜R4の一端子を接続し、該抵抗の他方の端子を図1に
示すように各検出スイッチ15a〜15dに接続すれ
ば、同様の制御、つまり、インク特性及び温度変化に応
じて、吐出されるインク滴Dの量を一定に維持できる。
【0059】しかし、インク濃度と粘度との関係におい
て、温度た一定の関係で変化しない場合には、それぞれ
の特性に応じたサーミスタTha〜Thdを図1に示す
ように設けることで、より精度の高い制御を行える。
【0060】なお、図3に示すようにインクタンク9
は、それぞれの色、つまりインクジェットヘッド6に対
応した個数設けられている。そのため、これらのインク
ジェットヘッド6−1〜6−8に対応して、個々に駆動
回路が設けられている。従って、図1に示す駆動回路が
個々にインクジェットヘッドに対応して設けられてお
り、それぞれのピエゾ振動子を駆動制御する。
【0061】(第2の実施形態)第1の実施形態にて説
明したように布帛8に所望の色により染色を行う場合、
さらに同一色にて微妙な濃度変化にも対応させるため
に、その濃度のインクを使用する時に、使用されるイン
ク特性に応じたインク滴Dの吐出を行わせている。その
ため、第1の実施形態においては、ピエゾ振動子11に
供給する駆動電圧値を制御するようにした。この制御に
限らずに、以下に説明する駆動パルス幅を制御すること
でも同様の制御を行える。つまり、ピエゾ振動子11に
供給する駆動電圧を制御することなく、この駆動電圧を
一定に維持しておき、駆動時間を制御する。
【0062】図9には、図8に対応させてインク濃度に
応じた粘度の相違により、その時の駆動電圧との関係と
は異なり、駆動パルス幅との関係を示している。図8と
同様に、インク濃度が高い場合には、その粘度CPが高
く、よって駆動時間を長くすることで、インクジェット
ヘッド6より吐出されるインク滴Dの量を一定にでき
る。
【0063】そのため、図9に示す特性に応じて、図2
に示したようにインクタンク9には、濃度に応じたイン
クが収容されており、その収容したインク特性に対応し
た凸部92が設けられている。そのインク特性を検出す
るために、図2に示すように装着される専用の載置台9
1には、装着されるインクタンク9に収容されるインク
の種類等を検出する特性検出スイッチ15a〜15dが
設けられている。
【0064】この各検出スイッチ15a〜15dは、図
10に示したように本実施形態の特徴としている駆動パ
ルス幅調整回路16に接続されている。この図10にお
いて、スイッチング回路13は図1と同一構成であり、
該スイッチング回路13に供給される駆動電圧12(V
H)は常に一定値にコントロールされている。そして、
図1の電圧調整回路14に代わとして、上述した駆動パ
ルス幅調整回路16が設けられている。
【0065】この駆動パルス幅調整回路16は、上記各
検出スイッチ15a〜15dが、図1にて説明したよう
に温度検出を行う各サーミスタTha〜Thd及び抵抗
R1〜R4を介してパルス幅制御回路(モノマルチ発振
器)17に接続されている。パルス幅制御回路17その
ものは、従来より周知の回路であり、その詳細は省略す
るが、特にコンデンサCと抵抗値とで決まる時定数によ
り出力されるパルス幅が制御されパスル幅信号Icを出
力する。そのため、R1〜R4の抵抗値は、例えば図9
に示すように、それぞれのインク粘度に応じて設定され
ており、この抵抗R1〜R4とサーミスタTha〜Th
dによる温度検出に対応する抵抗値との合成抵抗により
決まる抵抗値にて、パルス幅制御回路17は一定周期毎
で制御したパルス幅信号Icを出力する。
【0066】この制御されたパルス幅信号Icは、スイ
ッチング回路13の一方のゲート回路に入力され、該ゲ
ート回路の他の入力端子には各色毎に対応した画像信号
Ivが入力されているため、ゲート回路が開いた位置の
トレンジスタを導通させることで、ピエゾ振動子11に
上述した一定の駆動電圧VHが、上記パルス幅信号Ic
のパルス幅に応じた時間駆動されることになる。
【0067】そこで、インク濃度が淡い場合には、その
インク特性を検出スイッチ15a又は15bが動作(検
出)し、これにより抵抗R1又はR2及びサーミスタT
ha又はThbの合成抵抗値に応じたパルス幅信号Ic
が駆動パルス幅調整回路16より出力される。つまり、
インク濃度が淡いため、その粘度CPが低く、よってパ
スル幅の時間が短くなるような形態で出力される。ま
た、濃度が濃いインクの場合には、パスル幅の時間が長
くなすような形態で出力される。
【0068】そして、記録動作における環境変化、特に
温度変化においては、サーミスタThがそれを検出する
ため、その抵抗値変化により出力されるパスル幅が制御
される。つまり、温度が高くなれば、パスル幅が短くな
るように、温度が低くなればパスル幅が長くなるように
制御される。
【0069】これにより、濃淡に応じて布帛8を染色す
る場合、その濃度に応じたインクタンク9が装着されれ
ば、その装着によるインク特性を検出スイッチ15a〜
15dの何れかが検出する。そのため、その検出結果に
応じた長さのパスル幅信号Icが出力されるように制御
される。この場合においてもユーザ側では、単にインク
タンク9所望の濃度のもに交換するだけで、間違ったパ
スル幅信号Icの調整設定を行うことがなく、その手間
もなくなる。そのため、濃淡に合わせた繊細な色による
絵柄等の染色を布帛8に行え、高精度の染色を行える。
【0070】この場合においても、環境変化に応じて、
そのパスル幅制御を併せて行えるため、インク特性と同
時に精度よい制御を可能にしている。
【0071】この実施形態においてもサーミスタTha
〜Thdを設けるようにしているが、これはあくまでも
一例であり、第1の実施形態の項にて説明したように、
インク特性の濃度や粘度に応じたパスル幅が、温度変化
に応じて一定の関係であれば、一個のサーミスタThの
みを設け、それぞれの抵抗R1〜R4を並列に接続すれ
ばよい。
【0072】また、図10においては、一つのインクジ
ェットヘッド6に対応して設けられた各ピエゾ振動子1
1の1組の駆動回路であり、各インクジェットヘッド6
−1〜6−8にそれぞれ対応して設けられる。
【0073】(他の実施形態)以上説明した第1及び第
2の実施形態においては、インク特性の検出に応じて吐
出させるインク滴Dの量を一定にするために、ピエゾ振
動子11に供給する駆動電圧又は駆動パルス幅を制御す
る例を説明した。そして、この駆動制御に合わせて、環
境変化、特に温度変化においても、同様にして駆動電圧
又は駆動パルス幅制御を行っている。このような制御と
は別に、駆動電圧及び駆動パルス幅を合わせて制御する
例として以下に説明する。
【0074】まず、駆動電圧VHについては、インク特
性の検出に応じて設定(切換)制御し、駆動パルス幅に
ついては温度変化に応じて制御する例を図11に、その
一例を示している。つまり、電圧調整回路14aは、図
1に示すようにサーミスタThを設けることなく、抵抗
値が固定された抵抗R5〜R8を設けている。つまり、
抵抗R1と抵抗R5とを接続した分圧電圧をインク特性
検出スイッチ15aを介してトランジスタQ1のベース
端子に、また抵抗R2とR6、抵抗R3とR7、抵抗R
4とR8による分圧電圧をそれぞれ検出スイッチ15
b,15c,15dを介して上記トランジスタQ1のベ
ース端子に接続している。
【0075】そして、駆動パルス幅調整回路16aは、
環境変化を検出する温度センサであるサーミスタThの
抵抗値と、固定抵抗Rを介してパルス幅制御回路17に
接続されるようになっている。この駆動パルス幅調整回
路16aから出力されるパルス幅信号Icは、スイッチ
ング回路13のゲート回路に供給され、該ゲート回路の
一方の入力側には、各色毎の画像信号Ivが供給されて
いる。
【0076】この駆動回路構成において、検出されるイ
ンク特性に応じて、抵抗R1,R5の分圧電圧、抵抗R
2,R6の分圧電圧、抵抗R3,R7の分圧電圧、抵抗
R4,R8の分圧電圧にてピエゾ振動子11に供給させ
る駆動電圧値(VC)が設定される。そのため、所望の
色による濃淡に合わせた駆動電圧がピエゾ振動子11に
供給され、よって粘度に関係なく、一定の決めらたイン
ク滴Dを吐出でき、精度よく所定の絵柄を決められた濃
度で繊細に布帛8に捺染できる。
【0077】この時、温度等が変化すれば、その温度が
サーミスタThにて検出できる。そのため、その温度変
化により変化する粘度状態で、駆動パルス幅が決定され
出力される。つまり、温度が高くなれば、インクの粘度
が低くなる。これに対して、サーミスタThの抵抗値が
小さくなるため、抵抗Rとの合成抵抗値小さくなり、パ
ルス幅信号Icのパルス幅が短くなる。このため、イン
ク滴Dの量が多くなる傾向が抑制され、決められた量の
インク滴Dの吐出を行える。
【0078】従って、この例においても、同様にインク
特性に応じた電圧VCを制御できると同時に温度変化等
の環境変化に応じたパルス幅制御が行われる。よって、
安定したインク滴Dの噴射量を維持でき、精度よく布帛
8に所望の絵柄及び微妙な色にて染色を行える。
【0079】これに対して、図12に示す駆動回路は、
図11の駆動回路と異なる部分は、インク特性に応じて
駆動電圧VCを制御する代わりに、パルス幅制御を行
い、また温度変化に応じてパルス幅制御を行う代わりに
電圧制御を行うものである。つまり、インク特性を検出
する検出スイッチ15a〜15dに対応して抵抗R5〜
R8を接続し、その接続回路をコンデンサCと同時にパ
ルス幅制御回路17に接続している。
【0080】そのため、インク特性に応じて、抵抗R
5,R6,R7,R8の何れかが、パルス幅制御回路1
7に接続されるため、出力されるパルス幅信号Icのパ
ルス幅が制御される。
【0081】これに対し、環境温度変化を検出するサー
ミスタThは、固定抵抗Rとの分圧電圧を、トランジス
タQ1のベース端子に供給しているため、電圧調整回路
14bは、温度変化に応じて電圧VHを、所定の駆動電
圧VCに変換して出力するようにしている。
【0082】この回路構成においても、図11のものと
同様の作用効果を奏することができる。
【0083】(その他の実施形態)以上説明した実施形
態においては、インク特性を検出するために検出スイッ
チ15を設けるようにしている。この検出スイッチ15
では、動作片を作動させることで内部の接点がON又は
OFFするようにした電気スイッチにて構成されるた
め、高価になる。そのような電気スイッチでなく、イン
クタンク9を装着させることで、その状態を直接検出
し、図1の回路においてトランジスタQ1のベース端子
とサーミスタThと抵抗Rとの接続点とを短絡させるよ
うにする。
【0084】図13にその一例を示している。図14に
おいてインクタンク9には、図2の凸部92に代わり、
導電箔93が設けられている。この導電箔93は、凸部
92と同様にインクタンク9内に収容されるインク特
性、特にインク濃度に応じて設けられ、その配置位置に
より、その濃度が決められている。
【0085】これに対して、インクタンク9が装着され
る載置台91側には、上記導電箔93のそれぞれに設け
られる位置に対応して電気接点18が設けられている。
この電気接点18は、上部及び破線で示すように下部
(18−1)に対応して配置され、上下一対の電気接点
で構成されている。例えば、上部の電気接点18(18
a〜18d)は、それぞれ図1においてはサーミスタT
h(Tha〜Thd)と抵抗R(R1〜R4)との接続
点に電気的に接続されており、下部の電気接点18−1
はそれぞれ共通に接続され、トランジスタQ1のベース
端子に接続されている。
【0086】そのため、任意の濃度のインクを収容した
インクタンク9を載置台91に装着すると、この時イン
クタンク9に設けられた導電箔93にて、上下の電気接
点18と18−1とが短絡される。これによりサーミス
タThと抵抗Rによる分圧電圧がトランジスタQ1のベ
ース端子に供給される。
【0087】以上のように、インクの特性に応じたサー
ミスタThと抵抗Rとの組み合わせによる分圧電圧が直
接トランジスタQ1のベース端子に供給される。そのた
め、電気的なスイッチ手段を設けることなく、簡単な接
点を設けるだけで、図1の回路による駆動電圧の切換制
御を行える。
【0088】また、図10に示すようにパルス幅制御を
行うために、サーミスタThと抵抗Rとの組み合わせか
らなる合成抵抗を直接、パルス幅制御回路17に接続で
きる。従ってコスト的に安価となるインク特性に応じた
駆動制御回路を構成できる。
【0089】また、図1及び図10等の回路構成によれ
ば、環境変化の検出センサであるサーミスタTh及び、
インク特性に応じた抵抗値に設定される抵抗R、つまり
抵抗R1〜R4や抵抗R5〜R8を駆動電圧又は駆動パ
ルス幅制御を行う回路側に設けている。このようなもの
に限らずに、交換されるインクタンク9自体にサーミス
タTh及び抵抗Rを設けるようにすることもできる。
【0090】図14には、その一例を示しており、イン
クタンク9側に該インクタンク9に収容されるインクの
特性に応じた抵抗変化特性を示すサーミスタTh及び抵
抗Rを設けている。該サーミスタTh及び抵抗Rは、イ
ンクタンク9に設けた導電箔94−1〜94−3間にそ
れぞれ直列に電気的に接続されるように設けられてい
る。
【0091】そして、インクタンク9を装着するための
専用の載置台91には、上記導電箔94に対応して電気
的に接触し接続される電気接点19−1〜19−3が設
けられている。この電気接点19−1〜19−3は、図
14とは異なり上部のみ設けられている。つまり、イン
クタンク9が装着されることで、3個の並設されている
各導電箔94が、電気接点19のぞれぞれに接続され
る。
【0092】この図14に示すものは、インクタンク9
特有のサーミスタTh及び抵抗Rが設けられるものであ
って、特にインク濃度が淡い場合、濃い場合に応じて抵
抗Rの抵抗値が設定されている。つまり、図8及び図9
に示したように、インク濃度や粘度に応じ、その特性の
インクに合わせて、抵抗Rの抵抗値や温度特性を有する
サーミスタThがインクタンク9に設けられる。
【0093】この図14に示すインクタンク9の装着に
合わせて、図15にその駆動回路の一例を示す。図15
の回路構成においては、電圧調整回路14cには、トラ
ンジスタQ1のベース端子にサーミスタThと抵抗Rと
の接続部が接続される。そして、サーミスタThの他の
端子は、トランジスタQ2のエミッタ端子に接続され、
抵抗Rのもう一方の端子は接地部に接続される。
【0094】つまり、インクタンク9が装着される専用
の載置台91側の電気接点19において、中央の接点1
9−2がトランジスタQ1のベース端子に電気的に接続
されており、サーミスタThと対応する側(図15にお
いては左側)の電気接点19ー1が、トランジスタQ2
の出力端子(エミッタ端子)に接続されている。そし
て、残りの電気接点19−3は、接地電位に接続されて
いる。
【0095】従って、インクタンク9が装着された状態
において、図15の回路、特に電圧調整回路14cが構
成される。つまり、破線で囲ったサーミスタThと抵抗
Rの回路は、インクタンク9に収容されるインク特性特
有のものであって、該インクタンク9の装着に合わせて
電圧調整回路14cが構成され、インク特性に応じた駆
動電圧の切換制御を行うことができる。つまり、インク
濃度が淡いインクが収容されている場合には、その淡い
インクに応じた抵抗Rの抵抗値が設定されており、よっ
て電圧調整回路14cより、低く制御された駆動電圧V
Cが出力される。また、濃いインクの場合にには、より
高い駆動電圧VCが出力される。これにより、インク特
性に応じて、常に決めらえた量のインク滴Dを吐出でき
る。しかも、ユーザサイドでの電圧切換操作を行う手間
が省ける。
【0096】最後に、図16は、インクタンク9に収容
されるインクの特性を検出、つまりインク特性に応じた
駆動電圧又は駆動パルス幅の切換操作をユーザ側で行う
ことなく、自動的に切換設定するために、インクタンク
9内のインクの有無状態を駆動制御回路等に送るための
手段を利用して行うものである。
【0097】つまり、インクタンク9には、インクの有
無を検知する検知手段、特に検知スイッチ95等が設け
られており、この検出状態を記録動作を制御する制御回
路へと送るためにコネクタ96が設けられている。この
コネクタ96は信号伝達線を介して上記制御回路に接続
されようになっている。そのため、コネクタ96にイン
クの有無の検出信号を伝送するものとは別に、該インク
タンク9に収容されたいるインク特性に応じた信号を伝
達する端子を設けておく。そのため、コネクタ96を介
して引き出される信号線の一部が図1や図10に示す駆
動回路に接続される。つまり、図1において、検出手段
15の各スイッチの何れた短絡されることになる。
【0098】これにより、インクタンク9の交換等に合
わせて、インクタンク9に収容されたインク特性に応じ
て図1や図10に示す駆動回路における駆動電圧や駆動
パルス幅の切換制御が行われる。また、インクの有無状
態の検出により記録、特に捺染動作を開始させるか、イ
ンク無しの信号を受けて、一時中止することができる。
【0099】以上説明した各種実施形態においては、イ
ンク特性を検出するために、インクタンク9による交換
作業を利用するようにしている。しかし、インクタンク
9を用いることなく、インクカートリッジ5のみを設
け、該インクカートリッジ5を各色に応じて複数種の濃
度のインクに交換可能にする場合、該インクカートリッ
ジ5の交換作業に応じてインク特性を検出することにな
る。
【0100】また、インクカートリッジ5又はインクタ
ンク9を交換する場合、インクジェットヘッド6に前の
インクが残っている。このような残留するインクにより
濃度が変化することがある。そのため、インクタンク9
やインクカートリッジ5が交換された時には、インクジ
ェットヘッド6を記録位置でなく、図3に示すオリフィ
ス6aの目詰まりを防止するインク回収位置20へと移
動させ、インクを吐出される。この時、インクジェット
ヘッド6等に残留するインクが全て吐出される時間、繰
り返し吐出駆動する。あるいは、目詰まり防止のため
に、上記回収位置20では、インクジェットヘッド6と
密着させ、オリフィス6aの位置を負圧状態にし、イン
クを吸引することで、インクジェットヘッド6内の不要
なインクを除去するようにもできる。
【0101】さらに、本実施形態の説明においては、イ
ンクジェットヘッド6のオリフィス6aよりインクを吐
出させる手段としてピエゾ振動子11を設けている。し
かし、このインク吐出手段としては、このピエゾ振動子
11に限られるものではなく、インク圧力室6bの領域
の体積変化を発生させるものであればよく、例えば熱に
よりインクを膨張させてインク吐出させるものであって
もよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明の捺染用プリ
ンタによれば、布帛に所望の絵柄等による染色を行う場
合、インクの交換操作に応じて、そのインクの特性に応
じたインク吐出を行う駆動制御を行える。つまり、イン
ク滴をインク特性の変更や、変化に影響されずに、常に
決められた量のインク吐出を行えるため、繊細な染色を
良好に、かつ精度のようい染色を行える。
【0103】この場合、ユーザ側では、所望のインクを
設定するだけでよく、インク吐出を行う駆動の切換操作
を行う必要がないため、間違った切換操作を行うことが
なくなり、布帛等を無駄にすることもなくなる。
【0104】また、インクの濃度や粘度等の特性を検出
する手段を、電気接点等にて直接回路に接続すること
で、特別の検出センサ等を設ける必要がなくなり、非常
に安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の捺染プリンタにおいて、第1の実施形
態を説明するためのインク吐出を行わせる駆動電圧を制
御する駆動回路の一例を示す図である。
【図2】本発明の捺染用プリンタにおけるインクタンク
の交換操作に応じて、インクタンク内に収容されたイン
クの特性を検出するため一例を示すもので、インクタン
ク及びインクタンクを装着する載置台との構造を示す斜
視図である。
【図3】本発明の捺染用プリンタを構成するインクジェ
ット方式によるプリンタ概略構造を示す斜視図である。
【図4】図3におけるインクジェットヘッドのインク噴
射面から見た斜視図である。
【図5】図3に示す捺染用プリンタの構造を示す断面図
である。
【図6】インクを噴射させるための機構及び原理を説明
するための図である。
【図7】本発明にかかるインクの一つの特性を示すもの
で、温度と粘度との関係を示す特性図である。
【図8】本発明にかかるインクの一つの特性を示すもの
で、一定のインク吐出量にするための温度と駆動電圧と
の関係を示す特性図である。
【図9】本発明にかかるインクの一つの特性を示すもの
で、一定のインク吐出量にするための温度と駆動パルス
幅との関係を示す特性図である。
【図10】本発明の捺染用プリンタにおいて、第2の実
施形態を説明するためのインク吐出を行わせる駆動パル
ス幅を制御する駆動回路の一例を示す図である。
【図11】本発明の捺染用プリンタにおいて、他の実施
形成を説明するためのインク吐出を行わせる駆動電圧及
び駆動パルス幅をインク及び温度特性に応じて制御する
駆動回路の構成例を示す図である。
【図12】本発明の捺染用プリンタにおいて、他の実施
形成を説明するためのインク吐出を行わせる駆動電圧及
び駆動パルス幅を温度及びインク特性に応じて制御する
駆動回路の構成例を示す図である。
【図13】本発明にかかる使用するインクの特性を検出
するための他の方法を示すものであって、インクタンク
及びインクタンクが装着される載置台の構造を示す斜視
図である。
【図14】本発明にかかる使用するインクの特性に応じ
たインクタンク及び、該インクタンクを装着し、駆動電
圧や駆動パルス幅を制御する回路に接続するための例を
示す斜視図である。
【図15】図14におけるインクタンクを載置台に装着
した状態で構成される駆動回路の一例を示す図である。
【図16】本発明にかかる使用するインクの特性を示す
信号と、インクタンク内のインクの有無を示す信号を共
通のコネクタを介して伝送するための例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 スライド軸 3 スライド軸 4 キャリッジ 5 インクカートリッジ 6 インクジェットヘッド 7 プラテン 8 布帛 9 インクタンク 11 ピエゾ振動子(インク吐出手段) 12 駆動電圧(VH/VC) 13 スイッチング回路 14 駆動電圧調整回路 15 インク特性の検出スイッチ(検出手段) 16 駆動パスル幅調整回路 17 パスル幅制御回路 Th サーミスタ(温度検出センサ) R インク特性に応じた調整用の抵抗 91 インクタンク交換用の載置台 92 インク特性を示す凸部(検出部) 93 導電箔(導電体)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴射するインクジェットヘッド
    に対向する位置に布帛を搬送し、該搬送される布帛にイ
    ンクにより染色を行う捺染用プリンタにおいて、 捺染用のインクを交換することで、交換されたインクの
    特性を検出し、該検出結果に応じてインク特性に応じた
    噴射条件に設定することを特徴とする捺染用プリンタ。
  2. 【請求項2】 インクを噴射するインクジェットヘッド
    に対向する位置に布帛を搬送し、該搬送される布帛にイ
    ンクによる染色を行う捺染用プリンタにおいて、 捺染用のインクを交換することで、そのインクの特性を
    検出する検出手段と、該検出手段にて検出したインク特
    性に応じてインクを所望のタイミングで噴射させる振動
    子に供給する駆動電圧又は駆動パルス幅を制御する調整
    回路と、を備えたことを特徴とする捺染用プリンタ。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、インクを交換するため
    にインクを収容する収容容器にインク特性を示す検出部
    と、収容容器の装着位置に検出部にて動作するスイッチ
    とを設けて構成し、該スイッチにてインク特性に応じた
    信号を調整回路に入力し、該調整回路にて駆動電圧又は
    駆動パルス幅を制御することを特徴とする請求項2記載
    の捺染用プリンタ。
  4. 【請求項4】 上記検出手段は、インクを交換するため
    にインクを収容する収容容器にインク特性を示す導電体
    を設け、収容容器の装着位置に導電体を介して短絡する
    接点を設け、該接点にて導通した状態で装着された収容
    容器のインク特性を示す信号を調整回路に入力し、該調
    整回路にて駆動電圧又は駆動パスル幅を制御することを
    特徴とする捺染用プリンタ。
  5. 【請求項5】 インクを噴射するインクジェットヘッド
    に対向する位置に布帛を搬送し、該搬送される布帛にイ
    ンクによる染色を行う捺染用プリンタにおいて、 捺染用のインクを交換することで、そのインクの特性を
    検出する検出手段と、該検出手段にて検出したインク特
    性に応じてインクを所望のタイミングで噴射させる振動
    子に供給する駆動電圧又は駆動パルス幅を制御する調整
    回路とを備え、 該調整回路は、インク特性に対応した抵抗値に設定され
    た抵抗を有し、上記検出手段にて検出されたインク特性
    に応じた抵抗の抵抗値に基づいて駆動電圧又は駆動パル
    ス幅を制御することを特徴とする捺染用プリンタ。
  6. 【請求項6】 上記抵抗にはさらに温度により抵抗値が
    変化する温度センサが接続され、上記抵抗及び温度セン
    サよる抵抗値の変化に対応して、上記調整回路にてイン
    ク特性及び温度特性に応じた駆動電圧又は駆動パルス幅
    を制御することを特徴とする請求項5記載の捺染用プリ
    ンタ。
  7. 【請求項7】 上記調整回路は、インク特性に応じて駆
    動電圧又は駆動パルス幅制御を行う他、別途温度検出セ
    ンサを設けて、該温度検出に応じて駆動パスル幅又は駆
    動電圧を制御することを特徴とする請求項2又は5記載
    の捺染用プリンタ。
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