JPH06114942A - 輸液容器およびその製法 - Google Patents

輸液容器およびその製法

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JPH06114942A
JPH06114942A JP28697892A JP28697892A JPH06114942A JP H06114942 A JPH06114942 A JP H06114942A JP 28697892 A JP28697892 A JP 28697892A JP 28697892 A JP28697892 A JP 28697892A JP H06114942 A JPH06114942 A JP H06114942A
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JP
Japan
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sheet
container
plug
welded
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JP28697892A
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English (en)
Inventor
Akifumi Aramata
章文 荒俣
Jun Futagawa
準 二川
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Bag Frames (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自立可能かつ折り畳み可能であり、部品点数
が少なく、製造が容易で、特にポート部分におけるリー
クの問題を解決した安価な新しいタイプの輸液容器を提
供する。 【構成】 本発明の輸液容器は、同じ大きさの2枚のシ
ート11、12からなる本体シート1の一つの開放端縁
に栓体シート2を溶着して容器の底部3を形成し、本体
シート1の残りの開放端縁を溶着して袋体に形成したこ
とを特徴とするものであり、栓体シート2は長方形また
は正方形のシート21に栓体22を流体密に取り付けて
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生食やリンゲル液、栄
養液、治療用薬液などの薬液を収容するための輸液容器
に関し、自立可能かつ折り畳み可能であり、部品点数が
少なく、製造が容易で、特にポート部分におけるリーク
の問題を解決した安価な新しいタイプの輸液容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、生食やリンゲル液、栄養液、治療
用薬液等の薬液を収容する輸液容器は、ガラスやポリエ
チレン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体などで形成されており、容器の
形態としては、一般に、自立性を重視したガラス製やポ
リプロピレン製のボトルタイプのものと、その柔軟性を
特徴としたポリエチレンや軟質ポリ塩化ビニル、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体製のバッグタイプのものが使用
されている。
【0003】バッグタイプの輸液容器には、通常1つま
たは2つ以上のポートが設けられており、このポートを
通してバッグ内への薬液の導入あるいは導出が行われ
る。そして、ポートはバッグを構成する2枚の合成樹脂
製のシートで両側から挟まれ、通常、加熱した金型を用
いて熱溶着されている。ところが加熱金型を用いて溶着
する方法は、金型の形状を被着体の形状に合致させるこ
とにより、種々の形状の被着体に適合させることができ
るという長所を有するものの、金型温度は周囲の雰囲気
温度の影響によって変化する上、溶着を繰り返し行うに
つれて低下することがあるので、被着体によっては金型
温度の制御が極めて困難な場合があり、従って、被着体
どうしが均一に溶着せず、溶着不良を生じることがあ
り、特に2枚のシートの境目におけるポートとの溶着が
難しく問題であった。そこで、上記のような問題を解決
するために、従来、ポートとフィルムの溶着部分を舟形
や角筒形に形成したり、また該溶着部分として鰭を設け
たりして、均等に溶着できるようにしたり、外側に相対
的に高い融点を有するフィルムを配したラミネートフィ
ルムを用いたりしていた。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなポートとフィルムの溶着部分における改良や、ラ
ミネートフィルムの使用は、製造される輸液容器のコス
ト高につながり、また、割型を利用して成形を行う関係
で成形性が悪く、コストが高くなるという欠点を有して
いた。また、バッグタイプの輸液容器は自立させて使用
することが出来ないという欠点がある。本発明は上記の
事情に鑑みてなされたもので、ボトルタイプの輸液容器
の自立が可能という長所と、バッグタイプの輸液容器の
排液性に優れ、折り畳みが可能という長所を併せ持ち、
しかも、ポート部分におけるシール性が良く、部品点数
が少なく、製造が容易で、安価な輸液容器を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、第1の発明として、熱可塑性樹脂製のチ
ューブシートまたは同じ大きさの2枚のシートからなる
本体シートと、長方形または正方形のシートに栓体を流
体密に取り付けてなる栓体シートからなる容器であっ
て、該栓体シートが前記本体シートの一開放端縁に溶着
されて容器の底部が形成されるとともに、本体シートの
残りの開放端縁が溶着されたことを特徴とする輸液容器
を採用している。
【0006】また、第2の発明として、長方形又は正
方形の熱可塑性樹脂製のシートに栓体を溶着して栓体シ
ートを形成する。の工程で形成された栓体シート
を、熱可塑性樹脂製のチューブシートまたは同じ大きさ
の2枚のシートからなる本体シートの間に栓体が外側に
なるようにして挟み、本体シートの一開放端縁に栓体シ
ートを溶着して容器の底部を形成する。の工程で形
成された容器の底部に隣接する開放端縁を溶着して容器
の側縁部を形成する。容器の上部の開放端縁から薬液
を充填する。上部開放端縁を溶着して容器の上縁部を
形成する。の各工程を含んでなる輸液容器の製法を採用
している。
【0007】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、栓体シートは
栓体をそのフランジ部分でシートと溶着して形成するこ
とができるので、栓体をシートに確実かつ均一に溶着す
ることができ、従って栓体とシートの間でリークが生じ
ることはない。また、栓体シートが容器の底部を構成す
ることになるので、本体シート部分を脚とし、底部を下
向きにして輸液容器を自立させることができる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1は第1の発明の一実施例に係る輸液容器
の薬液を充填した状態を示す平面図であり、図2は図1
の正面図、図3は図1の背面図、図4は図2のX−X線
断面図(薬液を省略)、図5は図2のY−Y線断面図
(薬液を省略)である。また、図6〜図8は第2の発明
の輸液容器の製法の説明図である。先ず、第1の発明の
輸液容器について説明する。図1〜図5に示すように、
本発明の輸液容器は、同じ大きさの2枚のシート11、
12からなる本体シート1の一つの開放端縁に栓体シー
ト2を溶着して容器の底部3を形成し、本体シート1の
残りの開放端縁を溶着して袋体に形成したことを特徴と
するものであり、栓体シート2は長方形または正方形の
シート21に栓体22を流体密に取り付けてなるもので
ある。
【0009】本体シート1はポリエチレンやポリエステ
ル、エチレン−プロピレン共重合体などの熱可塑性樹脂
で形成されたシートであり、図6の工程2に示すような
同じ大きさの2枚のシート11、12または図6の工程
2’に示すようなチューブシート17からなる。一方栓
体シート2は本体シート1と同様の材料で形成された長
方形または正方形のシート21と、ポリエチレンなどで
形成された薄膜223を有する押え枠222にゴム栓2
21を埋設してなる栓体22からなり、シート21に栓
体22を流体密に取り付け、シート21の薄膜223に
面する部分を取り去ったものである。そして栓体22の
シート21への取り付け位置は、通常、シート21の中
央付近(図3参照)または、シート21を長手軸で2つ
に折り畳んで得られる長方形の一方の中央付近(図6の
工程2参照)であり、後者の場合、容器の折り畳みが容
易になる。尚、栓体シート2の形成は、栓体22の押え
枠222として薄膜223を有しないものを用意し、押
え枠222とゴム栓221で構成される凹部に合わせた
形状の凸部を有する金型を用いて、シート21を栓体2
2の押え枠222の内壁およびゴム栓221に溶着する
ようにしてもよい。
【0010】栓体シート2は本体シート1の一つの開放
端縁に栓体22が外側になるように溶着され、容器の底
部13に形成されている。そして、底部13は口部3を
有しており、この底部13に隣接する本体シート1の残
りの開放端縁は溶着されて容器の側縁部14、15に形
成されており、最後に残った開放端縁は、通常、ここか
ら薬液5を充填後、溶着されて容器の上縁部16に形成
される。また、容器の上縁部16には、その両端付近に
吊下孔4を2つ形成してもよい。尚、輸液容器に充填さ
れる薬液5としては、生食やリンゲル液、アミノ酸輸液
やブドウ糖液などの栄養液、各種の治療用薬液などが採
用される。
【0011】次に、第2の発明の輸液容器の製法につい
て、図6〜図8を用いて説明する。先ず、長方形または
正方形の熱可塑性樹脂製のシート21を用意し、このシ
ート21の長手軸で2つに折り畳んで得られる長方形の
一方の中央付近に、別途用意した例えばゴム栓221と
押え枠222からなる栓体22を溶着して、栓体シート
2を形成する(工程1)。この工程では、押え枠222
が薄膜223を有するものである場合には、薄膜223
に面するシート21部分を取り除く必要がある。また、
押え枠222が薄膜223を有しないものである場合に
は、押え枠222とゴム栓221で構成される凹部に合
わせた形状の凸部を有する金型を用いて、シート21を
栓体22の押え枠222の内壁およびゴム栓221に溶
着すればよい。
【0012】次に、工程1で形成された栓体シート2
を、熱可塑性樹脂製の同じ大きさの2枚のシート11、
12からなる本体シート1の間に栓体22が外側になる
ようにして挟み、本体シート1の一開放端縁に栓体シー
ト2を溶着して容器の底部13を形成する(工程2)。
底部13は栓体シート2に取り付けられた栓体22部分
が口部3になっており、薬液5の取り出しは、この口部
3の栓体22に輸液セット(図示していない)などの導
入針を穿刺して行われる。尚、この工程では、本体シー
ト1としてチューブシート17を用い、上記と同様に栓
体シート2を本体シート1に溶着して容器の底部13を
形成してもよい(工程2’)。
【0013】次に、工程2で形成された容器の底部13
に隣接する開放端縁を溶着して側縁部14、15を形成
する(工程3)。尚、本体シート1としてチューブシー
ト17を用いた場合には、チューブシート17と栓体シ
ート2の間に工程2’で溶着されない部分(側縁部分)
ができるので、この未溶着部分のみを溶着すればよい。
【0014】次に、残された開放端縁である容器の上部
の開放端縁から所定量の薬液5を充填し(工程4)、次
いで、この上部開放端縁を溶着して容器の上縁部16を
形成する(工程5)。これで薬液の充填された輸液容器
が完成するが、次いで、容器の上縁部16に図1に示す
ような吊下孔4などの吊り手段を形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の輸液容器およびその製法を採用することに
より、自立可能かつ折り畳み可能な輸液容器なので使用
時にも保存時にも場所をとらないで済む、シートを栓体
のフランジの平らな部分と溶着することができるのでシ
ール性が良い、部品点数が少なくて済むので経済的かつ
容易に製造することができる、などの利点を有する輸液
容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例に係る輸液容器の薬液を
充填した状態を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図2のX−X線断面図(薬液を省略)である。
【図5】図2のY−Y線断面図(薬液を省略)である。
【図6】第2の発明の輸液容器の製法の説明図である。
【図7】第2の発明の輸液容器の製法の説明図である。
【図8】第2の発明の輸液容器の製法の説明図である。
【符号の説明】 1 本体シート 13 底部 17 チューブシート 2 栓体シート 21 シート 22 栓体 3 口部 4 吊下孔 5 薬液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製のチューブシートまたは
    同じ大きさの2枚のシートからなる本体シートと、長方
    形または正方形のシートに栓体を流体密に取り付けてな
    る栓体シートからなる容器であって、該栓体シートが前
    記本体シートの一開放端縁に溶着されて容器の底部が形
    成されるとともに、本体シートの残りの開放端縁が溶着
    されたことを特徴とする輸液容器。
  2. 【請求項2】 下記〜の各工程を含んでなる輸液容
    器の製法。 長方形又は正方形の熱可塑性樹脂製のシートに栓体を
    溶着して栓体シートを形成する。 の工程で形成された栓体シートを、熱可塑性樹脂製
    のチューブシートまたは同じ大きさの2枚のシートから
    なる本体シートの間に栓体が外側になるようにして挟
    み、本体シートの一開放端縁に栓体シートを溶着して容
    器の底部を形成する。 の工程で形成された容器の底部に隣接する開放端縁
    を溶着して容器の側縁部を形成する。 容器の上部の開放端縁から薬液を充填する。 上部開放端縁を溶着して容器の上縁部を形成する。
JP28697892A 1992-09-30 1992-09-30 輸液容器およびその製法 Pending JPH06114942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003059A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 大日本印刷株式会社 袋および袋の本体部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016003059A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 大日本印刷株式会社 袋および袋の本体部

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