JPH06114860A - レンズシートの製造方法 - Google Patents
レンズシートの製造方法Info
- Publication number
- JPH06114860A JPH06114860A JP4286642A JP28664292A JPH06114860A JP H06114860 A JPH06114860 A JP H06114860A JP 4286642 A JP4286642 A JP 4286642A JP 28664292 A JP28664292 A JP 28664292A JP H06114860 A JPH06114860 A JP H06114860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- mold
- lens sheet
- lower mold
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/34—Feeding the material to the mould or the compression means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/021—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles characterised by the shape of the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/34—Feeding the material to the mould or the compression means
- B29C2043/3433—Feeding the material to the mould or the compression means using dispensing heads, e.g. extruders, placed over or apart from the moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2011/00—Optical elements, e.g. lenses, prisms
- B29L2011/0016—Lenses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2011/00—Optical elements, e.g. lenses, prisms
- B29L2011/0016—Lenses
- B29L2011/005—Fresnel lenses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度で光学特性に優れた大型のレンズシー
トを成形でき、更には、成形サイクルの短縮化、製造コ
ストの低減化を図れるレンズシートの製造方法を提供す
ること。 【構成】 押出機1のノズル15から下型17のレンズ
形成面17A上に、溶融状態の透光性樹脂23を成形す
べきレンズシートに対応した幅でシート状に流出させつ
つ供給し、次いで、下型17のレンズ形成面17Aに上
型19のレンズ形成面19Aを対向させて上型19と下
型17を合わせ、次いで、溶融状態の透光性樹脂23を
上型19と下型17とで加圧賦形するようにした。
トを成形でき、更には、成形サイクルの短縮化、製造コ
ストの低減化を図れるレンズシートの製造方法を提供す
ること。 【構成】 押出機1のノズル15から下型17のレンズ
形成面17A上に、溶融状態の透光性樹脂23を成形す
べきレンズシートに対応した幅でシート状に流出させつ
つ供給し、次いで、下型17のレンズ形成面17Aに上
型19のレンズ形成面19Aを対向させて上型19と下
型17を合わせ、次いで、溶融状態の透光性樹脂23を
上型19と下型17とで加圧賦形するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロジェクションテレビ
の透過形スクリーン等に使用されるレンズシートに関
し、更に詳細には、大型のフレネルレンズシートやレン
チキュラーレンズシート等のレンズシートの製造方法に
関する。
の透過形スクリーン等に使用されるレンズシートに関
し、更に詳細には、大型のフレネルレンズシートやレン
チキュラーレンズシート等のレンズシートの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズシートの製造方法として、
次のような方法が知られている。 溶融透光性樹脂を閉鎖金型に射出して成形する射出成
形法(特開昭55−137513号) 透光性樹脂板を加熱溶融して加圧成形する加圧成形法
(特開昭56−24339号) 押出成形によりシート状に押し出し、次いで、一対の
ロール間で賦形する成形法(特開昭56−25719
号) 紫外線透過性板と金型との間に紫外線硬化樹脂を注入
し、紫外線透過性板を通して紫外線硬化樹脂に紫外線を
照射し、硬化させ、賦形する成形法(特開昭61−11
4232号)
次のような方法が知られている。 溶融透光性樹脂を閉鎖金型に射出して成形する射出成
形法(特開昭55−137513号) 透光性樹脂板を加熱溶融して加圧成形する加圧成形法
(特開昭56−24339号) 押出成形によりシート状に押し出し、次いで、一対の
ロール間で賦形する成形法(特開昭56−25719
号) 紫外線透過性板と金型との間に紫外線硬化樹脂を注入
し、紫外線透過性板を通して紫外線硬化樹脂に紫外線を
照射し、硬化させ、賦形する成形法(特開昭61−11
4232号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の製造方法では以下に述べるような問題があっ
た。上記の方法では、注入口から供給される溶融樹脂
が閉鎖キャビディであるが故に流動性が悪く、そのため
大面積を有する大型のレンズシートを成形する場合、チ
ャージマークが発生する他、注入口から離れたところの
金型の転写性が悪く、光学特性に優れた大型のレンズシ
ートが得られない。上記の方法では、透光性樹脂板を
賦形するための加熱、加圧に20〜30分程度かかり、
これに冷却時間等を加えると通常40分前後の時間を要
し、成形サイクルが長くなる。また、透光性樹脂板の表
面を予め加熱し軟化させても、固形物を加圧して賦形す
るため金型の劣化が著しく、型寿命が短くなってコスト
高になる。
うな従来の製造方法では以下に述べるような問題があっ
た。上記の方法では、注入口から供給される溶融樹脂
が閉鎖キャビディであるが故に流動性が悪く、そのため
大面積を有する大型のレンズシートを成形する場合、チ
ャージマークが発生する他、注入口から離れたところの
金型の転写性が悪く、光学特性に優れた大型のレンズシ
ートが得られない。上記の方法では、透光性樹脂板を
賦形するための加熱、加圧に20〜30分程度かかり、
これに冷却時間等を加えると通常40分前後の時間を要
し、成形サイクルが長くなる。また、透光性樹脂板の表
面を予め加熱し軟化させても、固形物を加圧して賦形す
るため金型の劣化が著しく、型寿命が短くなってコスト
高になる。
【0004】上記の方法では、プラスチック特有のス
プリングバック現象(レオロジカルな復元力)によって
型の転写性が悪く、レンズ形状についての高い精度を得
ることができない。また、シートの表裏にレンズを形成
する場合、表裏のレンズの位置合わせが困難であり、生
産性に問題がある。そして、生産性を向上させるために
表裏位置合わせ設備等を設けようとするとコスト高にな
る。上記の方法では、気泡の混入により光学特性が低
下したり、脱型の際にレンズ形状にカケが生じたり、ま
た、金型が多数個必要なため製造コストが上がる等の問
題がある。更に、紫外線硬化樹脂自体がコスト高である
ことや、材料面での開発も不十分であるため、実用の域
に達していないのが現状である。
プリングバック現象(レオロジカルな復元力)によって
型の転写性が悪く、レンズ形状についての高い精度を得
ることができない。また、シートの表裏にレンズを形成
する場合、表裏のレンズの位置合わせが困難であり、生
産性に問題がある。そして、生産性を向上させるために
表裏位置合わせ設備等を設けようとするとコスト高にな
る。上記の方法では、気泡の混入により光学特性が低
下したり、脱型の際にレンズ形状にカケが生じたり、ま
た、金型が多数個必要なため製造コストが上がる等の問
題がある。更に、紫外線硬化樹脂自体がコスト高である
ことや、材料面での開発も不十分であるため、実用の域
に達していないのが現状である。
【0005】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、高精度で光学特性に優れた大
型のレンズシートを成形でき、更には、成形サイクルの
短縮化、製造コストの低減化を図れるレンズシートの製
造方法を提供することにある。
あって、本発明の目的は、高精度で光学特性に優れた大
型のレンズシートを成形でき、更には、成形サイクルの
短縮化、製造コストの低減化を図れるレンズシートの製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透光性
樹脂を成形すべきレンズシートに対応した幅でシート状
に流出させつつ供給し、次いで、前記下型のレンズ形成
面に上型のレンズ形成面を対向させて上型と下型を合わ
せ、次いで、溶融状態の透光性樹脂を上型と下型とで加
圧賦形するようにしたことを特徴とする。
本発明は、下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透光性
樹脂を成形すべきレンズシートに対応した幅でシート状
に流出させつつ供給し、次いで、前記下型のレンズ形成
面に上型のレンズ形成面を対向させて上型と下型を合わ
せ、次いで、溶融状態の透光性樹脂を上型と下型とで加
圧賦形するようにしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記溶融状態の透光性樹
脂が、成形すべきレンズシートよりも大きい幅のスリッ
ト状のノズルから流出されることを特徴とする。また、
本発明は、前記下型及び上型のレンズ形成面が予め加熱
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記レ
ンズシートがフレネルレンズ或はレンチキュラーレンズ
であることを特徴とする。
脂が、成形すべきレンズシートよりも大きい幅のスリッ
ト状のノズルから流出されることを特徴とする。また、
本発明は、前記下型及び上型のレンズ形成面が予め加熱
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記レ
ンズシートがフレネルレンズ或はレンチキュラーレンズ
であることを特徴とする。
【0008】
【作用】下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透光性樹
脂を製品に対応した幅でシート状に流出させつつ供給し
た後、上型と下型とで加圧賦形するようにしたので、チ
ャージマークの発生を防止して高精度で光学特性に優れ
た大型のレンズシートが得られ、更には、転写性の向
上、サイクルタイムの短縮化、金型の耐久性向上、コス
トダウンが図れる。
脂を製品に対応した幅でシート状に流出させつつ供給し
た後、上型と下型とで加圧賦形するようにしたので、チ
ャージマークの発生を防止して高精度で光学特性に優れ
た大型のレンズシートが得られ、更には、転写性の向
上、サイクルタイムの短縮化、金型の耐久性向上、コス
トダウンが図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る製造方法を添付図面に従
って説明する。図1は本発明に係る製造方法を実施する
ためのレンズシートの製造装置の概略側面図、図2は図
1のA矢視図を示す。レンズシートの製造装置は押出機
1と金型3からなり、押出機1は本体5と、台車7で支
持された移動体9とで構成され、移動体9の基部は本体
5に組み込まれ、移動体9は金型3方向に往復移動可能
である。前記本体5の上部には、材料投下用のホッパー
11が設けられている。レンズシートの材料としては、
光学用途として使用できる熱可塑性の透光性樹脂、例え
ば、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リカーボネイト樹脂等が用いられ、実施例ではスミペッ
クMHOG(住友化学工業)が用いられている。
って説明する。図1は本発明に係る製造方法を実施する
ためのレンズシートの製造装置の概略側面図、図2は図
1のA矢視図を示す。レンズシートの製造装置は押出機
1と金型3からなり、押出機1は本体5と、台車7で支
持された移動体9とで構成され、移動体9の基部は本体
5に組み込まれ、移動体9は金型3方向に往復移動可能
である。前記本体5の上部には、材料投下用のホッパー
11が設けられている。レンズシートの材料としては、
光学用途として使用できる熱可塑性の透光性樹脂、例え
ば、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リカーボネイト樹脂等が用いられ、実施例ではスミペッ
クMHOG(住友化学工業)が用いられている。
【0010】ホッパー11に投下された透光性樹脂材料
は、本体5内で加熱、可塑化され、溶融される。移動体
9の内部には溶融した透光性樹脂を流動させるための通
路13が形成され、移動体9の先端には前記通路13に
接続し水平方向に延在するスリットによりノズル15が
形成されている。前記スリットは成形すべきレンズシー
トの幅よりも大きい長さで形成され、計量機構(不図
示)により製品に応じた一定量の溶融した透光性樹脂が
ノズル15からシート状に流出される。
は、本体5内で加熱、可塑化され、溶融される。移動体
9の内部には溶融した透光性樹脂を流動させるための通
路13が形成され、移動体9の先端には前記通路13に
接続し水平方向に延在するスリットによりノズル15が
形成されている。前記スリットは成形すべきレンズシー
トの幅よりも大きい長さで形成され、計量機構(不図
示)により製品に応じた一定量の溶融した透光性樹脂が
ノズル15からシート状に流出される。
【0011】前記金型3は下型17及び上型19からな
り、金型3により図3に示すように、一方の面にフレネ
ルレンズ21Aが、他方の面にレンチキュラーレンズ2
1Bが形成された両面レンズシート21が成形される。
即ち、下型17の上面には、フレネルレンズ21Aに相
当するレンズ形成面17Aが形成され、また、上型19
の下面には、レンチキュラーレンズ21Bに相当するレ
ンズ形成面19Aが形成され、上型19及び下型17に
は、各レンズ形成面17A,19Aを加熱する加熱機構
(不図示)が組み込まれている。
り、金型3により図3に示すように、一方の面にフレネ
ルレンズ21Aが、他方の面にレンチキュラーレンズ2
1Bが形成された両面レンズシート21が成形される。
即ち、下型17の上面には、フレネルレンズ21Aに相
当するレンズ形成面17Aが形成され、また、上型19
の下面には、レンチキュラーレンズ21Bに相当するレ
ンズ形成面19Aが形成され、上型19及び下型17に
は、各レンズ形成面17A,19Aを加熱する加熱機構
(不図示)が組み込まれている。
【0012】次に、製造装置によりレンズシート21を
成形する場合について説明する。まず、上型19を上動
させて下型17から離し、双方の型17,19のレンズ
形成面17A,19Aを加熱機構により加熱しておく。
一方、押出機1のホッパー11には透光性樹脂を投下
し、本体5内で加熱して可塑化し、溶融状態にする。そ
して、ノズル15を下型17のレンズ形成面17A上の
端部に臨ませ、移動体9を矢印B方向に移動しつつ、計
量機構により計量した所定量の溶融状態の透光性樹脂
を、ノズル15から製品(レンズシート21)の幅W1
よりも大きい幅W2でシート状に流出しつつレンズ形成
面17A上に供給する。レンズ形成面17A上に流出さ
れた透光性樹脂を符号23で示す。このような矢印B方
向へのノズル15の一回の移動により、下型17のレン
ズ形成面17A上には、溶融状態の透光性樹脂が製品の
幅W1及び長さよりも大きい幅W2及び長さで均一に供
給される。
成形する場合について説明する。まず、上型19を上動
させて下型17から離し、双方の型17,19のレンズ
形成面17A,19Aを加熱機構により加熱しておく。
一方、押出機1のホッパー11には透光性樹脂を投下
し、本体5内で加熱して可塑化し、溶融状態にする。そ
して、ノズル15を下型17のレンズ形成面17A上の
端部に臨ませ、移動体9を矢印B方向に移動しつつ、計
量機構により計量した所定量の溶融状態の透光性樹脂
を、ノズル15から製品(レンズシート21)の幅W1
よりも大きい幅W2でシート状に流出しつつレンズ形成
面17A上に供給する。レンズ形成面17A上に流出さ
れた透光性樹脂を符号23で示す。このような矢印B方
向へのノズル15の一回の移動により、下型17のレン
ズ形成面17A上には、溶融状態の透光性樹脂が製品の
幅W1及び長さよりも大きい幅W2及び長さで均一に供
給される。
【0013】透光性樹脂の供給後、移動体9を矢印C方
向に退避させ、上型19を下動させる。そして、下型1
7のレンズ形成面17Aに上型19のレンズ形成面19
Aを対向させて上下の型17,19を合わせ、上下の型
17,19により110℃〜180℃の範囲の一定温度
で加熱し、前記温度範囲のもとで1〜2秒から2分の範
囲で70Kg/cm2 の圧力をかけて保持し、加圧賦形
する。次いで、80℃前後の温度(ガラス転移点近傍)
まで冷却し、冷却後、型開きして取り出し、図3に示す
レンズシート21が得られる。
向に退避させ、上型19を下動させる。そして、下型1
7のレンズ形成面17Aに上型19のレンズ形成面19
Aを対向させて上下の型17,19を合わせ、上下の型
17,19により110℃〜180℃の範囲の一定温度
で加熱し、前記温度範囲のもとで1〜2秒から2分の範
囲で70Kg/cm2 の圧力をかけて保持し、加圧賦形
する。次いで、80℃前後の温度(ガラス転移点近傍)
まで冷却し、冷却後、型開きして取り出し、図3に示す
レンズシート21が得られる。
【0014】本実施例によれば、矢印B方向へのノズル
15の一回の移動により、下型17上に、溶融状態の透
光性樹脂が製品に対応した幅でシート状に流出しつつ供
給されるので、チャージマークが発生することなく高精
度なレンズシート21が得られ、特に、大面積を有する
大型のレンズシート21の成形に好適となる。また、従
来の圧縮成形のように固形物である板状の樹脂を金型内
で加熱して溶融させる方式とは異なり、シート状に流出
された溶融状態の透光性樹脂を加圧するので、サイクル
タイムの短縮化や転写性を向上でき、更には、金型3の
耐久性を向上してコストダウンを図ることが可能とな
る。
15の一回の移動により、下型17上に、溶融状態の透
光性樹脂が製品に対応した幅でシート状に流出しつつ供
給されるので、チャージマークが発生することなく高精
度なレンズシート21が得られ、特に、大面積を有する
大型のレンズシート21の成形に好適となる。また、従
来の圧縮成形のように固形物である板状の樹脂を金型内
で加熱して溶融させる方式とは異なり、シート状に流出
された溶融状態の透光性樹脂を加圧するので、サイクル
タイムの短縮化や転写性を向上でき、更には、金型3の
耐久性を向上してコストダウンを図ることが可能とな
る。
【0015】また、実施例のように、溶融状態の透光性
樹脂を、製品の幅W1よりも大きい幅W2でシート状に
流出しつつ供給すれば、高精度なレンズシート21を得
る上でより有利となる。また、低圧で成形できるので、
歪、変形(ソリ、ヒケ)のない光学特性に優れたレンズ
シートを得る上でも有利となる。更に、実施例のよう
に、上下の型17,19のレンズ形成面17A,19A
を予め加熱しておけば、チャージマークの発生を防止す
る上でより有利となる。
樹脂を、製品の幅W1よりも大きい幅W2でシート状に
流出しつつ供給すれば、高精度なレンズシート21を得
る上でより有利となる。また、低圧で成形できるので、
歪、変形(ソリ、ヒケ)のない光学特性に優れたレンズ
シートを得る上でも有利となる。更に、実施例のよう
に、上下の型17,19のレンズ形成面17A,19A
を予め加熱しておけば、チャージマークの発生を防止す
る上でより有利となる。
【0016】図4は、本発明により製造される他のレン
ズシートの要部断面正面図を示す。この実施例では、レ
ンズシート31の双方の面を夫々レンチキュラーレンズ
31A,31BBで形成すると共に、一方のレンチキュ
ラーレンズ31Aのレンズ単位の間に突条31Cを設
け、表裏レンチキュラーレンズ31A,31Bの光軸を
一致させた両面レンチキュラーレンズとしたものであ
る。
ズシートの要部断面正面図を示す。この実施例では、レ
ンズシート31の双方の面を夫々レンチキュラーレンズ
31A,31BBで形成すると共に、一方のレンチキュ
ラーレンズ31Aのレンズ単位の間に突条31Cを設
け、表裏レンチキュラーレンズ31A,31Bの光軸を
一致させた両面レンチキュラーレンズとしたものであ
る。
【0017】尚、下型17上に溶融状態の透光性樹脂を
シート状に流出させるに際して、実施例では押出機1を
移動させた場合について説明したが、下型17を移動さ
せてもよく、或は、押出機1及び下型17の双方を移動
させてもよい。また、溶融状態の透光性樹脂をシート状
に流出させるノズル15の構造は、スリットに限らず任
意で、例えば、孔で形成された多数のノズル15を直線
的に並べてもよい。
シート状に流出させるに際して、実施例では押出機1を
移動させた場合について説明したが、下型17を移動さ
せてもよく、或は、押出機1及び下型17の双方を移動
させてもよい。また、溶融状態の透光性樹脂をシート状
に流出させるノズル15の構造は、スリットに限らず任
意で、例えば、孔で形成された多数のノズル15を直線
的に並べてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透光性樹脂
を成形すべきレンズシートに対応した幅でシート状に流
出させつつ供給し、次いで、前記下型のレンズ形成面に
上型のレンズ形成面を対向させて上型と下型を合わせ、
次いで、溶融状態の透光性樹脂を上型と下型とで加圧賦
形するようにしたので、高精度で光学特性に優れた大型
のレンズシートを成形でき、更には、成形サイクルの短
縮化、製造コストの低減化を図ることが可能となる。
れば、下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透光性樹脂
を成形すべきレンズシートに対応した幅でシート状に流
出させつつ供給し、次いで、前記下型のレンズ形成面に
上型のレンズ形成面を対向させて上型と下型を合わせ、
次いで、溶融状態の透光性樹脂を上型と下型とで加圧賦
形するようにしたので、高精度で光学特性に優れた大型
のレンズシートを成形でき、更には、成形サイクルの短
縮化、製造コストの低減化を図ることが可能となる。
【図1】レンズシート製造装置の概略側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】成形されたレンズシートの要部断面正面図であ
る。
る。
【図4】成形されたレンズシートの要部断面正面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 押出機 3 金型 11 ホッパー 15 ノズル 17 下型 17A レンズ形成面 19 上型 19A レンズ形成面 21,31 レンズシート
Claims (4)
- 【請求項1】 下型のレンズ形成面上に、溶融状態の透
光性樹脂を成形すべきレンズシートに対応した幅でシー
ト状に流出させつつ供給し、 次いで、前記下型のレンズ形成面に上型のレンズ形成面
を対向させて上型と下型を合わせ、 次いで、溶融状態の透光性樹脂を上型と下型とで加圧賦
形するようにした、 ことを特徴とするレンズシートの製造方法。 - 【請求項2】 前記溶融状態の透光性樹脂は、成形すべ
きレンズシートよりも大きい幅のスリット状のノズルか
ら流出される請求項1記載のレンズシートの製造方法。 - 【請求項3】 前記下型及び上型のレンズ形成面は予め
加熱されている請求項1または2記載のレンズシートの
製造方法。 - 【請求項4】 前記レンズシートはフレネルレンズ或は
レンチキュラーレンズである請求項1,2または3記載
のレンズシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286642A JPH06114860A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | レンズシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286642A JPH06114860A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | レンズシートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114860A true JPH06114860A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17707069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4286642A Pending JPH06114860A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | レンズシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114860A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000007793A1 (fr) * | 1997-01-13 | 2000-02-17 | Kyowa Electric & Chemical Co., Ltd. | Procede de fabrication d'un produit plastique en forme de plaque a protuberances superficielles |
WO2003047833A1 (fr) * | 2001-12-04 | 2003-06-12 | Riken | Procede et dispositif pour la fabrication d'une grande lentille de fresnel incurvee a double face |
US6858165B2 (en) | 1998-08-06 | 2005-02-22 | Kyowa Electric And Chemical Co. Ltd. | Method of manufacturing plastic thin-plate article with protrusions on surface thereof |
EP1785253A4 (en) * | 2004-08-19 | 2010-09-08 | Japan Steel Works Ltd | METHOD FOR PRODUCING A SHAPED BODY AND DEVICE THEREFOR |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4286642A patent/JPH06114860A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000007793A1 (fr) * | 1997-01-13 | 2000-02-17 | Kyowa Electric & Chemical Co., Ltd. | Procede de fabrication d'un produit plastique en forme de plaque a protuberances superficielles |
US6858165B2 (en) | 1998-08-06 | 2005-02-22 | Kyowa Electric And Chemical Co. Ltd. | Method of manufacturing plastic thin-plate article with protrusions on surface thereof |
WO2003047833A1 (fr) * | 2001-12-04 | 2003-06-12 | Riken | Procede et dispositif pour la fabrication d'une grande lentille de fresnel incurvee a double face |
US7106528B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-09-12 | Riken | Method and apparatus for manufacturing large double-sided curved Fresnel lens |
EP1785253A4 (en) * | 2004-08-19 | 2010-09-08 | Japan Steel Works Ltd | METHOD FOR PRODUCING A SHAPED BODY AND DEVICE THEREFOR |
US8119054B2 (en) | 2004-08-19 | 2012-02-21 | Japan Steel Works, Ltd. | Method and apparatus for manufacturing a molded product |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1142309A (en) | Mold apparatus | |
JP4267820B2 (ja) | 光学製品の製造方法及び製造装置 | |
CN101005932A (zh) | 用于制造模制产品的方法和装置 | |
CN201819998U (zh) | 曲面光学镜片 | |
KR20090039576A (ko) | 도광판(導光板)의 제조방법 | |
JPH06114860A (ja) | レンズシートの製造方法 | |
CN100411845C (zh) | 导光板的制造方法 | |
JP4224048B2 (ja) | 成形体の製造装置および製造方法 | |
KR100404024B1 (ko) | 마이크로렌즈 제조방법 | |
JPH09225961A (ja) | 光学用プラスチック製品の製造方法 | |
JPH05173253A (ja) | レンズシートの製造方法 | |
KR101558877B1 (ko) | 압출 인각 방식에 의한 거대 패턴이 형성된 도광판의 제조방법 | |
JPS6115809B2 (ja) | ||
CN220331829U (zh) | 用于制作光学透镜的分层注塑厚壁模具 | |
CN102114691A (zh) | 塑料成型品和成型方法、以及光扫描装置 | |
JP2000015676A (ja) | 樹脂成形方法 | |
CN220548611U (zh) | 双倾斜式主流道注塑模具 | |
JP3883634B2 (ja) | 光学素子のプレス成形用金型 | |
JPH09248844A (ja) | フレネルレンズシ−トの製造方法 | |
US20240246849A1 (en) | Lens forming method | |
JP2009096169A (ja) | 加圧成形装置及び加圧成形方法ならびに成形品 | |
CN116394559A (zh) | 复合光学膜的镜片成型方法 | |
JPS62207612A (ja) | レプリカ板の製造方法 | |
JPS60159021A (ja) | プラスチツクレンズの製造金型 | |
EP1203651B1 (en) | Method for producing an optical sheet |