JPH0611418B2 - 基材上への植毛方法 - Google Patents

基材上への植毛方法

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JPH0611418B2
JPH0611418B2 JP9000286A JP9000286A JPH0611418B2 JP H0611418 B2 JPH0611418 B2 JP H0611418B2 JP 9000286 A JP9000286 A JP 9000286A JP 9000286 A JP9000286 A JP 9000286A JP H0611418 B2 JPH0611418 B2 JP H0611418B2
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JP
Japan
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pile
adhesive
substrate
color
reflectance
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JP9000286A
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JPS62247859A (ja
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徹也 中田
健二 森脇
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂基体上にパイルを静電植毛する方法に
関する。
(従来技術) 従来、自動車の内装材として、ポリプロピレン、ABS
樹脂等の合成樹脂基体上に接着剤を塗布したのち、パイ
ルを静電植毛したものが用いられている。この場合、淡
彩あるいは鮮かな色彩のパイルが、このパイルとは異な
る色彩の基体上に植毛されていると、基体の色が透けて
色むらとして見える欠点があった。そこでこの色むらを
防止するため、従来は基体とパイルの色を等しくした
り、パイルの植毛密度を高めたり、パイル長を長くした
りして対応していた。また、一般に接着剤は光線透過率
がきわめて高いことから、植毛品の表面に太陽光線が照
射される頻度の多い場合には、植毛されたパイルの隙間
から接着剤層を透過して基体上に達する太陽光線によっ
て基体の表面が変色して外観が見苦しくなったり、基体
の材質が劣化して植毛が抜け易くなる問題があった。
そこで、特開昭59−139966号公報に開示されて
いるように、植毛するパイルと同色の顔料を混入した接
着剤を合成樹脂基体上に塗布した後、パイルを静電植毛
する方法が提案されており、これにより色むらが目立つ
のを防止するとともに、基体への光線照射による表面の
変色と材質劣化を抑制している。しかしながら、このよ
うな方法は、植毛するパイルの色に合せて顔料を調色し
なければならないから、色合せが面倒な欠点があった。
(発明の目的) 本発明は、基体上に塗布される接着剤に顔料を混入して
色むらを防止するとともに、接着剤へ混入される顔料の
調色が容易に行えるようにした植毛方法を提供すること
を目的とする。
(考案の構成) 本発明においては、接着剤中に白色と黒色の顔料を、植
毛するパイルの反射率とほぼ等しくなるように混入して
調色し、この接着剤を合成樹脂基体上に塗布した後、パ
イルを静電植毛することを特徴とする。
(考案の効果) 本発明によれば、パイルの密度をさして高くしなくても
色むらが目立つのを防止することができ、また、接着剤
に混入される白色と黒色の顔料の混合比を変えるだけで
あらゆる色のパイルに適応できる効果があり、しかも白
色と黒色の顔料だけで任意の反射率を有する接着剤が得
られるから、調色がきわめて容易な利点がある。
(実 施 例) 以下図面を参照して本発明の一実施例について詳細に説
明する。
第1図に示すように、本発明の効果を判定するサンプル
として、黒色ABS樹脂(鐘化製MUH、N1.5)よ
りなる縦100mm、幅150mm、厚さ2mmの基体1を準
備する。次に黒色接着剤(昭和ネオプレン製フィッター
N310Nに塗料用カーボンブラックを3重量%混入し
たもの、N1)と白色接着剤(上記フィッターN310
Nに酸化チタンを5重量%混入したもの、N7.5)を
1:3の割合で混入して、反射率40%の灰色接着剤を
調製し、これを基体1の表面に200〜250g/cm2
程度塗布して接着剤層2を形成する。この接着剤層2の
上に長さ1mmのパイル3(東レ製ナイロン6、ストレー
トパイル)を静電植毛する。パイル3の色は、ブルー、
パープルおよびグリーンとする。これらの色の波長(n
m)に対する分光反射率(%)は第2図に示すように3
0%〜50%の範囲内にあり、接着剤層2の反射率40
%にほぼ等しい。
下記の第1表、本発明の実施例によって得られた植毛品
におけるパイル3の色をそれぞれブルー、パープルおよ
びグリーンとした場合のパイル3の植毛量(g/m2)と
不良判定した人数(人)との関係を示し、第2表は、無
色の接着剤を使用した従来の方法による場合を示す。不
良判定方法は、JIS Z8701(2度視野XYZ表
白系による光の表示方法)による標準光源Cで1000
ルックスの照度を与え、透け、透けむらがあるものを不
良とした。
本実施例によればパイル3の色相に関係なくパイル植毛
量を従来の半分以下にしても同様の判定結果が得られる
ことが上記第1表および第2表からも明らかである。換
言すれば、反射率40%の灰色接着剤を塗布すると、色
相に関係なく30〜50%の反射率の色、すなわちパー
プル、ブルー、グリーンのいずれの色に対しても色むら
防止に効果があることがわかる。
同様にして、イエローは波長約570nmにおいて約8
0%の反射率を有するから、イエローのパイルを植毛す
るときは、黒色接着剤と白色接着剤との配合比を変えて
反射率を80%とした接着剤を用いればよい。このよう
に、本発明によれば、接着剤中に白色と黒色の顔料を、
植毛するパイルの反射率とほぼ等しくなるように混入す
るだけで、他の色の顔料を必要としないから、色むら防
止のための調色がきわめて容易となる効果がある。特
に、実施例のように、反射率約40%の接着剤がブル
ー、パープル、およびグリーンのいずれの色にも対応で
きるということは、本発明の優れた特徴を示すものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によって得られる植毛品の断面
図、第2図はブルー、パープル、およびグリーンの各色
の波長と分光反射率との関係を示すグラフである。 1……基体、2……接着剤層 3……パイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂基体上に静電植毛する方法におい
    て、白色と黒色の顔料を、植毛するパイルの反射率とほ
    ぼ等しくなるように混入して調色した接着剤を準備し、
    この接着剤を前記合成樹脂基体上に塗布した後、前記パ
    イルを静電植毛することを特徴とする基材上への植毛方
    法。
JP9000286A 1986-04-21 1986-04-21 基材上への植毛方法 Expired - Lifetime JPH0611418B2 (ja)

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