JPH06113745A - 米菓とその製造方法及び装置 - Google Patents

米菓とその製造方法及び装置

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JPH06113745A
JPH06113745A JP4263318A JP26331892A JPH06113745A JP H06113745 A JPH06113745 A JP H06113745A JP 4263318 A JP4263318 A JP 4263318A JP 26331892 A JP26331892 A JP 26331892A JP H06113745 A JPH06113745 A JP H06113745A
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JP
Japan
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rice
plate
raw material
pressure
transfer line
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Pending
Application number
JP4263318A
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English (en)
Inventor
Masaru Nakanishi
勝 中西
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】白米のみを原料として焼成する米菓とその製造
方法及び装置の提供。 【構成】洗浄し12時間程度水に浸漬した後30分程度
かけて水切りをした白米のみからなる米菓原料を、13
0〜140℃の温度とし、上鉄板で700kg/枚程度の
加圧力により約20秒間程度加圧した後、上鉄板を約5
mm程度浮上させ、挟着されていた前記白米原料の弾性復
元力で膨れさせて焼き上がりを完了させる米菓および米
菓の製造方法。またヒーター1により加熱可能なベルト
コンベア3で閉鎖状に配設した間欠移動を行うプレート
移送ラインAと、該プレート移送ラインAの始端部Cと
終端部Bとの間に、前記プレート移送ラインAのベルト
コンベア3で間欠的に移送されて供給されるプレート4
をトッグルプレス機構により駆動される押圧加熱プレー
ト9で加圧する加圧加工部Dを介在させた構成の米菓製
造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白米のみを原料として
焼成する米菓とその製造方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の米菓は、もち米を原料とするあら
れ、おかき、白米を原料とするうるちせんべいが一般的
であるが、いずれも原料を粉砕して水または味液等と混
練したり、蒸した原料を混練するなどして原料粒子を練
り状態とし、これを載置焼成或は挟着焼成して製造して
おり、白米のみを用いこれを粉砕することなくそのまま
の状態で挟着焼成し膨らみを具備させた米菓は存在しな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように原料を粉
砕したり蒸したりして混練し練り状態にすることは、製
造工程が多くなるだけでなく、焼成後に出来上がった米
菓は非常に固く栄養価も一部失われ、米本来の栄養価と
味、風味と香ばしさ、食べやすさ等が確保できない点に
解決すべき課題があった。
【0004】本発明は、原料となる白米本来の栄養価と
味、焼成した場合の良好な風味と香ばしさ及び食べやす
さが確保された米菓の提供と、白米に形状的変化、性状
的変化をあたえることなく焼成して製造できる簡単な米
菓の製造方法及び装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために為されたものであって、米菓とその製造方法
と装置とからなっている。
【0006】まず本発明の米菓は、洗浄し浸漬含水後に
水切りをした白米のみからなる米菓原料を、加熱体間で
挟着して焼き、該米菓原料の弾性復元力を喪失しない程
度の時間を加圧した後、加圧力を解除することにより膨
らませ、これを取り出して得られるものである。
【0007】また米菓の製造方法は、洗浄し12時間程
度水に浸漬した後30分程度かけて水切りをした白米の
みからなる米菓原料の所定量づつを、130〜140℃
の温度の下鉄板上に適宜間隔で配置し、該下鉄板上の前
記白米原料を該下鉄板と略同一温度の上鉄板で700kg
/枚程度の加圧力により約20秒間程度加圧して米粒相
互を接着させ、次に上鉄板を約5mm程度浮上させ、挟着
されていた前記白米原料の弾性復元力で膨れさせて焼き
上がりを完了させることを特徴とするものである。
【0008】なお下鉄板上に配設する米菓原料の量によ
って、あられ様のもの、おかき様のもの又は本来のせん
べいを製造することができ、また、白米原料の中には適
量のもち米、麦、粟、豆類の一種または数種を混合する
こともできる。
【0009】さらに米菓製造装置は、ヒーターにより加
熱可能なベルトコンベアで閉鎖状に配設した間欠移動を
行うプレート移送ラインを形成するとともに、該プレー
ト移送ラインの始端部と終端部との間に、前記プレート
移送ラインのベルトコンベアで間欠的に移送されて供給
されるプレートをトッグルプレス機構により駆動される
押圧加熱プレートで加圧する加圧加工部を介在させ、且
つ前記ベルトコンベア上に整列載置されて間欠移動する
プレートを、加圧加工部の押圧加熱プレート下に送り込
むために前記プレート移送ラインの終端部側方に設けた
第一プッシャーで移動させ、また加圧加工部に位置する
プレートを別に設けた第二プッシャーで前記プレート移
送ラインの始端部へ移動させ、第一プッシャーにより移
動する直前のプレート上に米菓材料を供給してこれを前
記加圧加工部で加圧加熱処理するようにした構成であ
る。
【0010】
【実施例】米菓製造装置の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は加圧加工部の原理説明図であり、図2は
米菓製造装置の平面略図である。
【0011】本発明に係る米菓製造装置は、閉鎖状に配
設されたプレート移送ラインAと、該プレート移送ライ
ンAの終端部Bと始端部Cの間に介在させた加圧加工部
Dとから構成されている。
【0012】プレート移送ラインAはヒーター1により
ベルト2を加熱してプレート4を予熱するようにした四
基のベルトコンベア3を、平面四角状に配設したもので
あり、その終端部Bの側方には、後記する加圧加工部D
へ、ベルト2上に整列されたプレート4を順次送り込む
ための第一プッシャー5が配設され、また、加圧加工部
Dへ送り込まれていたプレート4をプレート移送ライン
Aの始端部Cへ送り出す第二プッシャー6が加圧加工部
Dの側方に前記始端部Cに向かって配設されている。
【0013】加圧加工部Dは、一端部をフレーム7に枢
着した第一リンク8と、一端部を押圧加熱プレート9の
固定した摺動体10に枢着された第二リンク11とのそ
れぞれの他端部を枢着して図面では逆「く」の字とし、
該枢着部をエアーシリンダー12の摺動軸13とリンク
14で連結した構成であり、摺動軸13の伸長により、
前記押圧加熱プレート9が下降する構成である。なお1
5は終端部Bに設けたストッパーである。
【0014】上記のように構成した米菓製造装置は、ベ
ルトコンベア3のベルト2上に整列載置されて間欠移動
するプレート4を、該プレート4上に所定量の米菓材料
を供給した後、加圧加工部Dの押圧加熱プレート9下に
送り込むために前記プレート移送ラインAの終端部B側
方に設けた第一プッシャー5で移動させて、押圧加熱プ
レート9で押圧する。その押圧力は米菓一枚に付き70
0kg程度である。また押圧時間は約20秒間程度として
米粒相互を接着させ、次に加圧加熱プレート9を約5mm
程度浮上させ、押圧挟着されていた米菓原料をその弾性
復元力で膨れさせて焼き上がりを完了させる。また加圧
加工部Dでの加工加熱処理が終わった後、米菓が載って
いるプレート4を別に設けた第二プッシャー6で前記プ
レート移送ラインAの始端部Cへ移動させて、焼き上が
った米菓を順次プレート4上から除去するのである。
【0015】
【発明の効果】上記説明した米菓とその製造方法及び装
置においては、浸漬含水後水切りをした白米のみからな
る米菓原料を使用することができるので、従来のように
粉砕、蒸し、混練等の処理が不要となり、これらに必要
な機械装置が不要であるとともに作業も簡単となって製
造コストを安価とする効果があり、また白米を浸漬含水
後に水切りするものであるから、白米に形状的変化や性
状的変化を与えず、白米本来の栄養価と味、焼成後の風
味と香ばしさが得られ、また挟着状態で焼き、前記米菓
原料の弾性復元力を喪失しない程度の時間を加圧した
後、加圧を解除することにより膨らせて取り出し得られ
るものであるから、適当な膨らみと適当な固さを確保で
きて食べやすい米菓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】米菓製造装置の加圧加工部の原理説明図であ
る。
【図2】米菓製造装置の平面略図である。
【符号の説明】
A プレート移送ライン B 終端部 C 始端部 D 加圧加工部 1 ヒーター 2 ベルト 3 ベルトコンベア 4 プレート 5 第一プッシャー 6 第二プッシ
ャー 7 フレーム 8 第一リンク 9 押圧加熱プレート 10 摺動体 11 第二リンク 12 エアーシ
リンダー 13 摺動軸 14 リンク 15 ストッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄し浸漬含水後に水切りをした白米の
    みからなる米菓原料を、加熱体間で挟着して焼き、該米
    菓原料の弾性復元力を喪失しない程度の時間を加圧した
    後、加圧力を解除することにより膨らませ、これを取り
    出して得られる米菓。
  2. 【請求項2】 洗浄して12時間程度水に浸漬した後3
    0分程度かけて水切りをした白米のみからなる米菓原料
    の所定量づつを、130〜140℃の温度の下鉄板上に
    適宜間隔で配置し、該下鉄板上の前記白米原料を該下鉄
    板と略同一温度の上鉄板で700kg/枚程度の加圧力に
    より約20秒間程度加圧して米粒相互を接着させ、次に
    上鉄板を約5mm程度浮上させ、挟着されていた前記白米
    原料の弾性復元力で膨れさせて焼き上がりを完了させる
    ことを特徴とする米菓の製造方法。
  3. 【請求項3】 ヒーターにより加熱可能なベルトコンベ
    アで閉鎖状に配設した間欠移動を行うプレート移送ライ
    ンを形成するとともに、該移送ラインの始端部と終端部
    との間に、前記プレート移送ラインのベルトコンベアで
    間欠的に移送されて供給されるプレートをトッグルプレ
    ス機構により駆動される押圧加熱プレートで加圧する加
    圧加工部を介在させ、且つ前記ベルトコンベア上に整列
    載置されて間欠移動するプレートを、加圧加工部の押圧
    加熱プレート下に送り込むために前記プレート移送ライ
    ンの終端部側方に設けた第一プッシャーで移動させ、ま
    た加圧加工部に位置するプレートを別に設けた第二プッ
    シャーで前記プレート移送ラインの始端部へ移動させ、
    第一プッシャーにより移動する直前のプレート上に米菓
    材料を供給してこれを前記加圧加工部で加圧処理するよ
    うにしたことを特徴とする米菓製造装置。
  4. 【請求項4】 トッグルプレス機構の駆動が流体シリン
    ダーである請求項3記載の米菓製造装置。
JP4263318A 1992-10-01 1992-10-01 米菓とその製造方法及び装置 Pending JPH06113745A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092118A1 (en) * 2004-03-29 2005-10-06 Sook-Ja Yun Manufacturingn process for fusion rice cake having characteristics in extended preservation period

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889317A (ja) * 1981-11-24 1983-05-27 Hiroyuki Yasujima エンボス化粧シ−トの製造方法
JPS5889137A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 株式会社幸和工業 製菓方法

Patent Citations (2)

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