JPH0611365U - 発光ダイオード - Google Patents
発光ダイオードInfo
- Publication number
- JPH0611365U JPH0611365U JP5423792U JP5423792U JPH0611365U JP H0611365 U JPH0611365 U JP H0611365U JP 5423792 U JP5423792 U JP 5423792U JP 5423792 U JP5423792 U JP 5423792U JP H0611365 U JPH0611365 U JP H0611365U
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- Japan
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- light emitting
- led chip
- emitting diode
- lens portion
- horizontal
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の発光ダイオードにおいては、一方向に
収束する配光特性を有するものであったので、例えばマ
トリックス表示などを行うために複数を配列して点灯し
たときにも、個々が独立しているように観視され、表示
品位を損なう問題点を生じていた。 【構成】 樹脂ハウジング3のレンズ部31を、LED
チップ2を焦点とし光軸方向を水平とする凸曲線DをL
EDチップ2を中心とする垂直軸Vで回転させた屈折レ
ンズ部31aと、この屈折レンズ部31aに密接し同じ
LEDチップ2を焦点とし光軸方向を水平とする放物線
Eを前記垂直軸Vで回転させた反射レンズ部31bとで
成る発光ダイオード1とし、配光方向を全周に渡るもの
として、複数を配列したときの夫々の発光ダイオード間
に連続感が得られるものとして表示品位を向上させ課題
を解決する。
収束する配光特性を有するものであったので、例えばマ
トリックス表示などを行うために複数を配列して点灯し
たときにも、個々が独立しているように観視され、表示
品位を損なう問題点を生じていた。 【構成】 樹脂ハウジング3のレンズ部31を、LED
チップ2を焦点とし光軸方向を水平とする凸曲線DをL
EDチップ2を中心とする垂直軸Vで回転させた屈折レ
ンズ部31aと、この屈折レンズ部31aに密接し同じ
LEDチップ2を焦点とし光軸方向を水平とする放物線
Eを前記垂直軸Vで回転させた反射レンズ部31bとで
成る発光ダイオード1とし、配光方向を全周に渡るもの
として、複数を配列したときの夫々の発光ダイオード間
に連続感が得られるものとして表示品位を向上させ課題
を解決する。
Description
【0001】
本考案は発光ダイオードに関するものであり、詳細には光の照射方向を水平方 向の全周とした発光ダイオードに係るものである。
【0002】
従来のこの種の発光ダイオード90の構成の例を示すものが図3であり、LE Dチップ91には防湿を目的とする樹脂ハウジング92が、例えば透明エポキシ 樹脂のモールデングで形成されるものとなるが、このとき同時に前記樹脂ハウジ ング92のLEDチップ91の正面側にはこのLEDチップ91を略焦点とする 凸球面が形成され、該凸球面をもって光学レンズ92aとされ、前記LEDチッ プ91からの発光を一方向に収束して放射するものとされている。
【0003】
しかしながら、前記した従来の構成の発光ダイオード90は、上記の説明でも 明らかなように、その発光方向が図中に矢印Zで示す一方向であり、且つ収束す るものであるので、例えばパイロットランプ用など単独で使用する際には好都合 であるが、文字、図形の表示を目的として複数をマトリックス状などに集合させ たときには、個々がドット状に分離して観視され表示品質が低下する問題点を生 ずると共に、表示の視野角が狭く視認性に劣るものとなる問題点を生じ、これら の点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、LEDチッ プにケースと光学レンズとを兼ねる樹脂ハウジングが設けられて成る発光ダイオ ードにおいて、前記樹脂ハウジングの光学レンズ部分は、前記LEDチップを焦 点とし光軸方向を水平とする凸曲線を前記LEDチップを中心とする垂直軸で回 転させた屈折レンズ部と、この屈折レンズ部に密接し前記LEDチップを焦点と し光軸方向を水平とする放物線を前記LEDチップを中心とする垂直軸で回転さ せた反射レンズ部とで成ることを特徴とする発光ダイオードを提供することで課 題を解決するものである。
【0005】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1に符号1で示すものは本考案に係る発光ダイオードであり、この発光ダイ オード1はLEDチップ2を例えば透明なエポキシ樹脂でモールデングすること で樹脂ハウジング3を形成するものであり、このときに前記樹脂ハウジング3は 前記LEDチップ2の防湿を行うためのケース機能を有すると共に、前記LED チップ2からの発光を所定方向に向かわせるレンズ部31が設けられるものとさ れている点は従来例のものと同様である。
【0006】 しかしながら、前記レンズ部31には本考案により屈折レンズ部31aと反射 レンズ部31bとが設けられ、これにより水平方向の全周に渡る発光方向が得ら れるものとし、例えば副数個が密接して配設されたときの連続性を向上させるこ とが可能なものとすると共に、表示の視野角も広げるものとされている。
【0007】 以下に、前記屈折レンズ部31aと反射レンズ部31bとに就いて更に詳細に 説明を行えば、先ず、前記屈折レンズ部31aは図2に示すようにLEDチップ 2を焦点とし光軸方向を水平とする例えば円弧とした凸曲線Dを前記LEDチッ プ2の中心を通過する垂直軸Vで回転させたものであり、このときに前記LED チップ2が配置されている前記凸曲線Dの内側にはエポキシ樹脂など高屈折の部 材が充填され、従って、LEDチップ2からの発光は光軸方向、即ち、水平軸H 方向の全周に平行光線として放射されるものとなる。
【0008】 このときに、前記凸曲線DをLEDチップ2を通過する水平軸Hより下方まで 延長するときには、このLEDチップ2を保持するためのリードフレーム4の影 を生ずるので、全周に渡る無影の配光特性を望むときには前記凸曲線Dは水平軸 Hから上の半分を採用する。尚、前記凸曲線Dを円弧で形成するときには球面収 差などを生じて完全にLEDチップ2に焦点を有するものと成らないので、必要 に応じて前記凸曲線Dは補正が行われるものとされる。
【0009】 また、反射レンズ部31bは前記LEDチップ2を焦点とし光軸方向を水平と する放物線Eを、前記屈折レンズ部31aを形成したときと同じ垂直軸Vで回転 させたものであり、このときに前記放物線Eの内側をエポキシ樹脂など高屈折率 の部材で充填することにより、前記LEDチップ2からの発光は放物線Eで全反 射し、前記屈折レンズ部31aと同様に水平軸H方向の全周に平行光線として放 射されるものとなる。
【0010】 ここで、前記屈折レンズ部31aと反射レンズ部31bとは密接して設けられ るものとされているので、この屈折レンズ部31aと反射レンズ部31bとによ る配光は切れ目なく連続するものとなっている。尚、前記屈折レンズ部31aと 反射レンズ部31bとの接合を行う際には、例えばその接合部分で両者の明るさ を同一とするなど照度的な整合も行われていることが望ましい。
【0011】 また、実際の実施に当たっては、前記凸曲線D及び放物線EをLEDチップ2 から適宜に焦点を外れるものとするなどの手段で、上記したような平行光線でな く適宜な放射角を有するものとすることも自在であり、このようにすることで一 層に広い表示の視野角が得られるものとなる。
【0012】 以上の構成としたことで、本考案の発光ダイオード1は全周方向に光を照射す るものとなるので、例えば複数を線状に配列し点灯させた場合には、如何なる方 向から見るときにも個々が独立することなく連続する線光源として観視されるも のとなる。
【0013】
以上に説明したように本考案により、樹脂ハウジングの光学レンズ部分をLE Dチップを焦点とし光軸方向を水平とする凸曲線を前記LEDチップを中心とす る垂直軸で回転させた屈折レンズ部と、この屈折レンズ部に密接し前記LEDチ ップを焦点とし光軸方向を水平とする放物線を前記LEDチップを中心とする垂 直軸で回転させた反射レンズ部とで成る発光ダイオードとしたことで、配光方向 を水平方向の全周に渡るものとし、複数を配列してマトリックス表示を行う時な どの、夫々の発光ダイオード間に連続感が得られるものとして表示品位を向上さ せる優れた効果を奏すると共に、全周に渡る配光特性により表示の視野角も広い ものとし性能向上にも優れた効果を奏するものである。
【図1】 本考案に係る発光ダイオードの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 従来例を示す斜視図である。
1……発光ダイオード 2……LEDチップ 3……樹脂ハウジング 31……レンズ部 31a……屈折レンズ部 31b……反射レンズ部 D……凸曲線 E……放物線 H……水平軸 V……垂直軸
Claims (1)
- 【請求項1】 LEDチップにケースと光学レンズとを
兼ねる樹脂ハウジングが設けられて成る発光ダイオード
において、前記樹脂ハウジングの光学レンズ部分は、前
記LEDチップを焦点とし光軸方向を水平とする凸曲線
を前記LEDチップを中心とする垂直軸で回転させた屈
折レンズ部と、この屈折レンズ部に密接し前記LEDチ
ップを焦点とし光軸方向を水平とする放物線を前記LE
Dチップを中心とする垂直軸で回転させた反射レンズ部
とで成ることを特徴とする発光ダイオード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5423792U JPH0611365U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発光ダイオード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5423792U JPH0611365U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発光ダイオード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611365U true JPH0611365U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12964941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5423792U Pending JPH0611365U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発光ダイオード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611365U (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-07-10 JP JP5423792U patent/JPH0611365U/ja active Pending
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