JPH06113434A - 相間スペーサ - Google Patents
相間スペーサInfo
- Publication number
- JPH06113434A JPH06113434A JP4285406A JP28540692A JPH06113434A JP H06113434 A JPH06113434 A JP H06113434A JP 4285406 A JP4285406 A JP 4285406A JP 28540692 A JP28540692 A JP 28540692A JP H06113434 A JPH06113434 A JP H06113434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interphase
- lightning
- long
- series
- resistance characteristic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Insulators (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 セラミックス又は高分子ポリマー、或いは、
これ等の複合材料により長幹碍子状に形成された相間ス
ペーサにおいて、該相間スペーサに非直線抵抗特性を有
する酸化亜鉛素子を限流要素とする避雷器を直列に結合
させて相間スペーサを構成した。 【効果】 落雷等により相間スペーサの電位上昇が発生
した場合、避雷器のギャップホーン間でフラッシュオー
バさせて、酸化亜鉛素子(ZnO)の非直線抵抗特性に
より相間電圧を規定値以下に制限し雷電流を通過させ電
位上昇を抑制して続流を防止する。雷サージ通過後は酸
化亜鉛素子の特性により瞬時に無続流となり、商用周波
電流は阻止され停電等の電気的事故は防止される。
これ等の複合材料により長幹碍子状に形成された相間ス
ペーサにおいて、該相間スペーサに非直線抵抗特性を有
する酸化亜鉛素子を限流要素とする避雷器を直列に結合
させて相間スペーサを構成した。 【効果】 落雷等により相間スペーサの電位上昇が発生
した場合、避雷器のギャップホーン間でフラッシュオー
バさせて、酸化亜鉛素子(ZnO)の非直線抵抗特性に
より相間電圧を規定値以下に制限し雷電流を通過させ電
位上昇を抑制して続流を防止する。雷サージ通過後は酸
化亜鉛素子の特性により瞬時に無続流となり、商用周波
電流は阻止され停電等の電気的事故は防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は落雷等に起因する相間短
絡事故を防止した相間スペーサに関するものである。
絡事故を防止した相間スペーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、送電線のギャロッピング事故を防
止する相間スペーサとして、セラミックス又は高分子ポ
リマー、或いは、これ等の複合材料により長幹碍子状に
構成された相間スペーサが広く使用されている。
止する相間スペーサとして、セラミックス又は高分子ポ
リマー、或いは、これ等の複合材料により長幹碍子状に
構成された相間スペーサが広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成した
相間スペーサは軽量で、取り付け後の弛度張力に与える
影響が少ないという利点がある。
相間スペーサは軽量で、取り付け後の弛度張力に与える
影響が少ないという利点がある。
【0004】しかしながら、落雷等の電圧上昇による相
間フラッシュオーバが起きると、続流による相間短絡事
故が発生し電力の供給に支障を来たし、OA、FA機器
等が広く普及した高度情報化社会においては各方面に多
大な影響を及ぼすという問題点がある。
間フラッシュオーバが起きると、続流による相間短絡事
故が発生し電力の供給に支障を来たし、OA、FA機器
等が広く普及した高度情報化社会においては各方面に多
大な影響を及ぼすという問題点がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、落雷等による相間スペーサの電圧上昇に起因する相
間短絡事故を確実に防止した相間スペーサを提供するこ
とを目的とする。
で、落雷等による相間スペーサの電圧上昇に起因する相
間短絡事故を確実に防止した相間スペーサを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
又は高分子ポリマー、或いは、これ等の複合材料により
長幹碍子状に形成された相間スペーサにおいて、該相間
スペーサに非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛素子を限流
要素とする避雷器を直列に結合させて相間スペーサを構
成し、従来の問題点を解消したものである。
又は高分子ポリマー、或いは、これ等の複合材料により
長幹碍子状に形成された相間スペーサにおいて、該相間
スペーサに非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛素子を限流
要素とする避雷器を直列に結合させて相間スペーサを構
成し、従来の問題点を解消したものである。
【0007】
【作用】相間スペーサを電線間に取り付けギャロッピン
グ振動時等の電線相互の接近を防止し、相間短絡や地絡
事故等の電気的事故を防止する。避雷器は、落雷等によ
り相間スペーサの電位上昇が発生した場合、避雷器のギ
ャップホーン間でフラッシュオーバさせて、酸化亜鉛素
子の非直線抵抗特性により相間電圧を規定値以下に制限
し雷電流を通過させ電位上昇を抑制して続流を防止す
る。雷サージ通過後は酸化亜鉛素子の特性により瞬時に
無続流となり、商用周波電流は阻止され停電等の電気的
事故は防止される。
グ振動時等の電線相互の接近を防止し、相間短絡や地絡
事故等の電気的事故を防止する。避雷器は、落雷等によ
り相間スペーサの電位上昇が発生した場合、避雷器のギ
ャップホーン間でフラッシュオーバさせて、酸化亜鉛素
子の非直線抵抗特性により相間電圧を規定値以下に制限
し雷電流を通過させ電位上昇を抑制して続流を防止す
る。雷サージ通過後は酸化亜鉛素子の特性により瞬時に
無続流となり、商用周波電流は阻止され停電等の電気的
事故は防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す説明図で、図におい
て1はセラミックス又は高分子ポリマー、或いは、これ
等の複合材料からなる長幹碍子である。なお、長幹碍子
として磁器製長幹碍子を用いてもよいことは勿論である
が、重量の点から軽量なセラミックス又は高分子ポリマ
ー、或いは、これ等の複合材料からなる長幹碍子を用い
ることが好ましい。
る。図1は本発明の一実施例を示す説明図で、図におい
て1はセラミックス又は高分子ポリマー、或いは、これ
等の複合材料からなる長幹碍子である。なお、長幹碍子
として磁器製長幹碍子を用いてもよいことは勿論である
が、重量の点から軽量なセラミックス又は高分子ポリマ
ー、或いは、これ等の複合材料からなる長幹碍子を用い
ることが好ましい。
【0009】2、2は非直線抵抗特性を有する酸化亜鉛
素子(ZnO)を限流要素とする避雷器で、該避雷器
2、2は図示するように前記長幹碍子1の両端に直列に
フランジ結合している。この避雷器2、2は、例えば、
直列に積層した酸化亜鉛素子をスプリングで強固に抑え
て絶縁筒に収納し、周囲を電気特性及び耐候性に優れた
熱収縮ゴムで被覆し(古河電工時報第89号172頁図
3参照)、或いは、磁器碍子に組み込む等して構成され
ている。
素子(ZnO)を限流要素とする避雷器で、該避雷器
2、2は図示するように前記長幹碍子1の両端に直列に
フランジ結合している。この避雷器2、2は、例えば、
直列に積層した酸化亜鉛素子をスプリングで強固に抑え
て絶縁筒に収納し、周囲を電気特性及び耐候性に優れた
熱収縮ゴムで被覆し(古河電工時報第89号172頁図
3参照)、或いは、磁器碍子に組み込む等して構成され
ている。
【0010】3、3は避雷器2、2に設けられたギャッ
プホーン(又はシールドリング)である。
プホーン(又はシールドリング)である。
【0011】4、4は電線クランプである。
【0012】上述のように構成した本発明の相間スペー
サを電線C、C間に取り付け、ギャロッピング振動時等
の電線相互の接近を防止し、相間短絡、地絡事故等の電
気的事故を防止する。
サを電線C、C間に取り付け、ギャロッピング振動時等
の電線相互の接近を防止し、相間短絡、地絡事故等の電
気的事故を防止する。
【0013】而して、落雷等により相間スペーサの電位
上昇が発生した場合、避雷器2、2に設けたギャップホ
ーン3、3間でギャップ放電させて、酸化亜鉛素子の非
直線抵抗特性により相間電圧を規定値以下に制限し雷電
流を通過させ電位上昇を抑制して続流を防止する。雷サ
ージが通過した後は酸化亜鉛素子の特性により瞬時に無
続流となり、この結果、商用周波電流は阻止され停電等
の電気的事故は確実に防止される。また、避雷素子が万
一破損しても碍子部分に異常がなければ絶縁性能を維持
できるので、相間短絡状態とはならずメンテナンスが容
易に行える。
上昇が発生した場合、避雷器2、2に設けたギャップホ
ーン3、3間でギャップ放電させて、酸化亜鉛素子の非
直線抵抗特性により相間電圧を規定値以下に制限し雷電
流を通過させ電位上昇を抑制して続流を防止する。雷サ
ージが通過した後は酸化亜鉛素子の特性により瞬時に無
続流となり、この結果、商用周波電流は阻止され停電等
の電気的事故は確実に防止される。また、避雷素子が万
一破損しても碍子部分に異常がなければ絶縁性能を維持
できるので、相間短絡状態とはならずメンテナンスが容
易に行える。
【0014】なお、以上は長幹碍子1の両端に避雷器
2、2を直列に設けた実施例について図示説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、図2に示すよ
うに避雷器2の両端に長幹碍子1、1を直列に結合させ
て構成してもよいものである。
2、2を直列に設けた実施例について図示説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、図2に示すよ
うに避雷器2の両端に長幹碍子1、1を直列に結合させ
て構成してもよいものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、落雷等に
よる相間スペーサの電位上昇に起因する相間短絡事故を
確実に防止した相間スペーサを提供し得るという優れた
利点がある。
よる相間スペーサの電位上昇に起因する相間短絡事故を
確実に防止した相間スペーサを提供し得るという優れた
利点がある。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図
1 長幹碍子
2 避雷器 3 ギャップホーン
4 電線クランプ
2 避雷器 3 ギャップホーン
4 電線クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 7/12 L 7028−5G
Claims (1)
- 【請求項1】 セラミックス又は高分子ポリマー、或い
は、これ等の複合材料により長幹碍子状に形成された相
間スペーサにおいて、該相間スペーサに非直線抵抗特性
を有する酸化亜鉛素子を限流要素とする避雷器を直列に
結合させたことを特徴とする相間スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285406A JPH06113434A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 相間スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285406A JPH06113434A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 相間スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113434A true JPH06113434A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17691112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4285406A Pending JPH06113434A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 相間スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06113434A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19709668A1 (de) * | 1997-03-11 | 1998-09-17 | Abb Research Ltd | Freileitung |
CN112562949A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-03-26 | 辽宁华隆电力科技股份有限公司 | 一种串联多间隙金属氧化物避雷器 |
CN112653057A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-13 | 贵州电网有限责任公司 | 一种新型悬垂线夹 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4285406A patent/JPH06113434A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19709668A1 (de) * | 1997-03-11 | 1998-09-17 | Abb Research Ltd | Freileitung |
CN112653057A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-13 | 贵州电网有限责任公司 | 一种新型悬垂线夹 |
CN112562949A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-03-26 | 辽宁华隆电力科技股份有限公司 | 一种串联多间隙金属氧化物避雷器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101291908B1 (ko) | 고전압 절연체 및 이러한 절연체를 이용한 고전압 전력 선로 | |
KR101354017B1 (ko) | 갭리스 타입의 애자형 피뢰기 | |
Ishida et al. | Development of a 500 kV transmission line arrester and its characteristics | |
US4398057A (en) | Arc protection arrangement for covered overhead power distribution lines | |
EP0459727B1 (en) | Lightning arrestor system | |
JPH06113434A (ja) | 相間スペーサ | |
JP7222079B2 (ja) | 外部ギャップ付き避雷器 | |
US4736272A (en) | Current-limiting arcing horn | |
RU2661932C1 (ru) | Изолятор-разрядник | |
CA1106912A (en) | Lightning arrester device for power transmission line | |
JPH06209514A (ja) | 避雷型相間スペーサ | |
JPH03293920A (ja) | 鉄塔のサージインピーダンス低減方法 | |
US3328640A (en) | Electrical conductor system | |
JP2509741B2 (ja) | 送電線用避雷碍子装置 | |
JPS61158626A (ja) | 送電線用避雷碍子装置 | |
JPH038016Y2 (ja) | ||
JPS62264512A (ja) | 架空送電線用耐雷碍子装置 | |
Tsuge | Design and performance of external gap type line arrester | |
JP2951046B2 (ja) | 気中放電間隙を備えた避雷碍子装置 | |
Hasler | The design and predicted performance of intrabundle insulation | |
JPS6321409B2 (ja) | ||
JPH02234376A (ja) | 避雷碍子 | |
JPH07272574A (ja) | 避雷碍子装置 | |
JPH04272621A (ja) | 一回線送電線路における避雷碍子装置 | |
JPH0654621B2 (ja) | 架空送電線用避雷碍子装置 |