JPH06112273A - 電子部品の実装方法 - Google Patents

電子部品の実装方法

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JPH06112273A
JPH06112273A JP28076292A JP28076292A JPH06112273A JP H06112273 A JPH06112273 A JP H06112273A JP 28076292 A JP28076292 A JP 28076292A JP 28076292 A JP28076292 A JP 28076292A JP H06112273 A JPH06112273 A JP H06112273A
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JP
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chip
bumps
wiring board
mounting
electronic component
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Application number
JP28076292A
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English (en)
Inventor
Takashi Sotodani
高志 外谷
Shuichi Sugimoto
周一 杉元
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH06112273A publication Critical patent/JPH06112273A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装プロセスが簡略で、多品種少量生産にも
適し、実装時に電子部品にダメージを与えない電子部品
の実装方法を提供する。 【構成】 ノズル23から熱硬化性導電性液体25を吐
出してICチップ1の電極2上に未硬化のバンプ4を形
成する。未硬化のバンプ4を配線基板7のランド8に位
置決めしてICチップ1を配線基板7上に載置する。配
線基板7を加熱してバンプ4を硬化させ、ICチップ1
の電極2と配線基板7のランド8を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の実装方法に
関する。具体的にいうと、本発明は、ICチップのよう
な電子部品を基板に直接実装する電子部品の実装方法に
関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ICチップを基板に直接実装す
るフリップチップ実装法が知られている。この実装方法
にあっては、ICチップが多数形成されたウェハーの状
態でICチップの電極上にハンダのバンプを形成する。
この後、ウェハーからICチップを切り出し、ICチッ
プのバンプを基板の上面に設けられた配線パターンのラ
ンドの上に載せ、接着剤等によって基板にICチップを
仮固定する。この状態で、リフロー炉内においてバンプ
を溶融させることにより、ICチップの電極をランドに
接合させる。
【0003】しかしながら、このような実装方法にあっ
ては、上述のごとく実装プロセスが複雑で、ICチップ
の実装に時間がかかり、コスト高になるという問題があ
った。
【0004】また、実際上ICチップ単体ではバンプを
形成することができないので、ウェハーの状態でICチ
ップを入手できないユーザーは後からバンプを形成する
ことができなかった。
【0005】そこで、基板のランドに銅ペーストをスク
リーン印刷した後、銅ペーストを硬化させてランド上に
銅のバンプを形成し、このバンプ上にICチップの電極
を置き、ICチップを基板に接着剤で接着することによ
ってICチップの電極を基板のランドに接合する実装方
法が提案された。
【0006】しかしながら、この実装方法にあっては、
基板にバンプを印刷するための専用の原版が基板の種類
ごとに必要であり、他の実装方法であるワイヤーボンデ
ィング法に比べてフレキシビィリティーに欠け、多品種
少量生産に不適当であるという問題があった。
【0007】また、ICチップを基板に接着する際に、
硬質のバンプを介して基板上にICチップを置くため、
ICチップに衝撃を与え、ダメージを与える恐れがあっ
た。
【0008】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
さたものであり、その目的とするところは、実装プロセ
スが簡略で、多品種少量生産にも適し、実装時に電子部
品にダメージを与えない電子部品の実装方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の実装
方法は、電子部品及び基板のうち少なくとも一方の電極
上に吐出機から導電性液体を吐出することによって未硬
化のバンプを形成し、前記電子部品及び基板の電極同士
を前記導電性液体で形成された未硬化のバンプを介して
接触させた後、当該バンプを硬化させて当該電極同士を
接合することを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の電子部品の実装方法にあっては、電子
部品や基板の電極上に導電性液体を吐出して未硬化のバ
ンプを形成し、電子部品及び基板の電極同士を未硬化の
バンプを介して接触させた後、バンプを硬化させて接合
する。したがって、バンプは電子部品もしくは基板の上
に形成された後、養生硬化することなく直ちに接合さ
れ、従来の実装方法に比べ、実装プロセスを大幅に簡略
化することができ、実装スピードの高速化及び実装コス
トの低減を図ることができる。
【0011】また、電子部品や基板の電極の数や配置が
変わってもそれに応じて吐出機による導電性液体の吐出
位置を変更させれば良く、従来例のようにマスクや原版
を新たに作製する必要がないので、フレキシビリティー
に富んだバンプ形成が可能であり、多品種少量生産にも
適している。また、ICチップのような電子部品をウェ
ハーの状態で入手できないユーザーでもバンプ形成が可
能である。
【0012】さらに、電子部品及び基板の電極同士を未
硬化の液状バンプを介して接触させるので、接触時の衝
撃を小さくすることができ、電子部品が受けるダメージ
を小さくすることができる。また、電子部品及び基板の
電極がバンプを介して接触しさえすればバンプを形成す
る導電性液体が電子部品及び基板の電極になじむので、
電子部品の高さ方向の位置決め精度やバンプの高さの精
度が多少悪くても、電極同士を容易且つ確実に接合させ
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の一実施例による電子部品の
実装方法を説明する。図2に示すものは、この実装方法
において使用する液体吐出装置21の断面図である。こ
の液体吐出装置21は空気圧送式であって、シリンジ2
2の下部に設けられたノズル23を電磁バルブ24によ
って開閉するようにしてあり、シリンジ22の中に熱硬
化性導電性液体25(エポキシ樹脂のような熱硬化性樹
脂に銅等の金属微粒子を分散させた導電性のペースト)
を入れておき、シリンジ22内に圧縮空気26を圧送し
て熱硬化性導電性液体25に一定の圧力を加えている。
【0014】電磁バルブ24は、バルブロッド27の先
端でノズル23を開閉するようにし、バネ28によって
バルブロッド27をノズル閉成方向に付勢し、電磁ソレ
ノイド29によってバルブロッド27を後退させるよう
にしており、電磁ソレノイド29をオンにしてバネ28
の弾性力に抗してバルブロッド27を引き上げるとノズ
ル23が開かれ、空気圧によって熱硬化性導電性液体2
5がノズル23から吐出される。吐出を終える時には、
電磁ソレノイド29をオフにすると、バネ28によって
バルブロッド27が突出し、ノズル23が閉栓される。
【0015】しかして、このような液体吐出装置21は
例えばXYステージに設置されて2次元平面内で移動さ
せられるようになっており、初めに、図1(a)に示す
ように、ノズル23の先端をICチップ1のAl電極等
の電極2の1つに位置決めする。電極2はICチップ1
の片面に複数個設けられており、各電極2の中央部がパ
ッシベーション膜3の開口部から露出している。ノズル
1から熱硬化性導電性液体25を吐出すると、熱硬化性
導電性液体25は電極2の上に落ちて中央部に盛り上が
り、電極2上に未硬化のバンプ4が形成される。ICチ
ップ1の他の電極2にも同様にして順次バンプ4を形成
する。
【0016】次に、図1(b)に示すように、未硬化の
バンプ4を形成したICチップ1をバンプ4を下にして
チップ搬送用ツール5でチャッキングし、ステージ6上
に載置された配線基板7の上方に搬送し、配線基板7の
ランド8の上方にICチップ1に設けたバンプ4を位置
決めする。なお、ICチップ1と配線基板7の位置決め
は、ICチップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキン
グする前に行なってもよいし、チャッキング後ICチッ
プ1を配線基板7のランド8の上へ搬送する前におこな
ってもよい。
【0017】次いで、チップ搬送用ツール5を下方に移
動させて、図1(c)に示すように、ICチップ1を静
かに配線基板7上に載置する。このとき、配線基板7は
ステージ6内に設けられたヒータから加熱されており、
バンプ4を形成する熱硬化性導電性液体25はランド8
に接触すると同時に硬化し始める。バンプ4を十分に硬
化させて(硬化したバンプ4は図において斜線を施して
区別する。以下同様)ICチップ1の電極2と配線基板
7のランド8を接合し、ICチップ1の実装を終了する
〔図1(d)〕。
【0018】本実施例においては、液体吐出装置21の
ノズル23から移動させてICチップ1の各電極2に熱
硬化性導電性液体25を吐出してバンプ4を形成するの
で、電極2の数や位置の異なる別なICチップ1にバン
プ4を形成する場合でも、ノズル23の移動方向や導電
性液体25の吐出位置を制御するプログラムを変更した
り、ティーチィングし直したりするだけで対応すること
ができる。したがって、フレキシビリティーに富んだバ
ンプ形成が可能であり、多品種少量生産にも適してい
る。
【0019】また、ICチップ1の電極2と配線基板7
のランド8を未硬化のバンプ4を介して接触させるの
で、従来例のように接触時の衝撃によってICチップ1
にダメージを与えることがない。また、バンプの高さの
精度が多少悪くても、あるいはチップ搬送用ツール5の
高さ方向の位置精度が多少悪くても電極2とバンプ4を
容易且つ確実に接触させることができる。
【0020】なお、液体吐出装置21は図2のような空
気圧送式に限らず、どのような方式のものでも良く、例
えばギヤポンプ式、バルブ式、スクリュウポンプ式、チ
ューブ式、ピストン式、バブルジェット式等でも良い。
【0021】また、配線基板7は一定加熱しても良い
し、パルス的に加熱(パルスヒート)しても良い。ある
いは、プロセスに合わせて加熱しても良い。例えば、I
Cチップ1を配線基板7に載置する際は加熱せず、IC
チップ1を配線基板7に載置した後に加熱するようにし
ても良い。さらに、加熱方法としては、ステージ6側か
ら加熱するのに限らず、搬送用ツール5側から加熱して
も良いし、両側から同時に加熱しても良い。
【0022】図3(a)ないし(d)に本発明の別な実
施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の実装
方法にあっては、図3(a)に示すように、ノズル23
から配線基板7のランド8上に熱硬化性導電性液体25
を吐出して未硬化のバンプ4を形成する。
【0023】次いで、図3(b)に示すように、ICチ
ップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配線
基板7の上方に搬送し、ランド8に形成した未硬化のバ
ンプ4の上方にICチップ1の電極2を位置決めする。
このとき、ICチップ1はチップ搬送用ツール5内のヒ
ータにより加熱されている。
【0024】次に、図3(c)に示すように、チップ搬
送用ツール5を下方に移動させてICチップ1の電極2
をランド8に設けた未硬化のバンプ4に静かに接触させ
る。バンプ4を形成する熱硬化性導電性液体25はチッ
プ搬送用ツール5から加熱されたICチップ1の電極2
に接触すると同時に硬化し始める。バンプ4を十分に硬
化させてICチップ1の電極2と配線基板7のランド8
を接合させ、冷却させてICチップ1の実装を終了する
〔図3(d)〕。
【0025】この結果、本実施例においても、図1
(a)〜(d)の実施例と同様の効果が得られる。
【0026】図4(a)ないし(e)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、ノズル23から熱硬化性導電性液
体25を吐出することによって、ICチップ1の電極2
と配線基板7のランド8の両方に未硬化のバンプ4を形
成する〔図4(a)(b)〕。
【0027】次いで、図4(c)に示すように、ICチ
ップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配線
基板7の上方に搬送し、ICチップ1に形成した未硬化
のバンプ4を配線基板7に形成した未硬化のバンプ4の
上方に位置決めする。
【0028】次に、図4(d)に示すように、チップ搬
送用ツール5を下方に移動させて、ICチップ1及び配
線基板7のバンプ4同士を静かに接触させる。この後、
チップ搬送用ツール5及びステージ6内のヒータを加熱
してバンプ4を硬化させ、ICチップ1の電極2と配線
基板7のランド8を接合させる。次いで、チップ搬送用
ツール5を外し、冷却させてICチップ1の実装を終了
する〔図4(e)〕。
【0029】本実施例においては、バンプ4を形成する
熱硬化性導電性液体25をICチップ1の電極2と配線
基板7のランド8の両方に確実になじませることがで
き、確実に接合させることができる。
【0030】図5(a)ないし(e)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、ICチップ1の電極2と配線基板
7のランド8の両方に未硬化のバンプ4を形成した後
〔図5(a)(b)〕、図5(c)に示すように、IC
チップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配
線基板7の上方に搬送し、ICチップ1のバンプ4を配
線基板7のバンプ4の上方に位置決めすると共に、配線
基板7を載置されているステージ6を加熱して配線基板
7のバンプ4を先に硬化させる。なお、配線基板7のバ
ンプ4はバンプ形成時に直ちに硬化させておいても良
い。
【0031】次に、図5(d)に示すように、チップ搬
送用ツール5を下方に移動させて、ICチップ1の未硬
化のバンプ4を配線基板7の硬化したバンプ4に接触さ
せ、さらにICチップ1の電極2を配線基板7の硬化し
たバンプ4に接触させる。この後、チップ搬送用ツール
5を加熱してICチップ1のバンプ4を硬化させ、IC
チップ1の電極2と配線基板7のランド8を接合させ
る。次いで、チップ搬送用ツール5を外し、冷却させて
ICチップ1の実装を終了する〔図5(e)〕。
【0032】本実施例においては、ICチップ1を配線
基板7上に載置する際、配線基板7の硬化したバンプ4
がICチップ1の電極2に当たりストッパの役目を果た
すので、チップ搬送用ツール5の高さ方向の位置決め精
度がそれ程高くなくても良く、制御が容易になるという
利点がある。
【0033】なお、図5(d)の工程においては、チッ
プ搬送用ツール5とステージ6の両方を加熱することに
よってバンプ4を硬化させても差し支えない。
【0034】図6(a)ないし(e)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、ICチップ1の電極2と配線基板
7のランド8の両方に未硬化のバンプ4を形成した後
〔図6(a)(b)〕、図6(c)に示すように、IC
チップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配
線基板7の上方に搬送し、ICチップ1のバンプ4を配
線基板7のバンプ4の上方に位置決めすると共に、チッ
プ搬送用ツール5を加熱することによってICチップ1
のバンプ4を硬化させる。
【0035】次に、図6(d)に示すように、チップ搬
送用ツール5を下方に移動させて、ICチップ1の硬化
したバンプ4を配線基板7の未硬化のバンプ4に接触さ
せ、さらにランド8に接触させる。この後、ステージ6
を加熱して配線基板7のバンプ4を硬化させ、ICチッ
プ1の電極2と配線基板7のランド8を接合させる。次
いで、チップ搬送用ツール5を外して冷却させ、ICチ
ップ1の実装を終了する〔図6(e)〕。
【0036】この結果、本実施例においても、図5
(a)〜(e)の実施例と同様の効果が得られる。
【0037】図7(a)ないし(d)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、既に金属バンプ等のバンプ9が設
けられたICチップ1を使用する。まず、図7(a)に
示すように、ノズル23から熱硬化性導電性液体25を
吐出することによって、配線基板7のランド8に未硬化
のバンプ4を形成する。
【0038】次いで、図7(b)に示すように、バンプ
9を有するICチップ1をチップ搬送用ツール5でチャ
ッキングして配線基板7の上方に搬送し、ICチップ1
のバンプ9を配線基板7に形成した未硬化のバンプ4の
上方に位置決めする。
【0039】次に、図7(c)に示すように、チップ搬
送用ツール5を下方に移動させて、ICチップ1のバン
プ9を配線基板7の未硬化のバンプ4に接触させ、さら
にランド8に接触させる。この後、チップ搬送用ツール
5及びステージ6内の各ヒータを加熱して配線基板7の
バンプ4を硬化させ、ICチップ1の電極2と配線基板
7のランド8を接合させる。次いで、チップ搬送用ツー
ル5を外し、冷却させてICチップ1の実装を終了する
〔図7(d)〕。
【0040】本実施例においては、ICチップ1を配線
基板7上に載置する際、ICチップ1の有するバンプ9
がランド8に当たりストッパの役目を果たすので、チッ
プ搬送用ツール5の高さ方向の制御が容易になる。しか
も、このICチップ1が金属バンプ等のバンプ9を有し
ているにも拘らず、導電性液体25を介してバンプ9と
ランド8を接合させているので、バンプ9を溶融させて
ランド8に直接に接合させる場合に比べて低温で接合で
き、ICチップ1に与える熱的なダメージを小さくする
ことができる。また、例えば4個以上のバンプ9をラン
ド8に接合させる場合、不揃いによりランド8から浮く
ようなバンプ9があっても、バンプ4を介してバンプ9
とランド8を確実に接合させることができる。
【0041】図8(a)ないし(d)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、既に金属バンプ等のバンプ9が設
けられた配線基板7を使用する。まず、図8(a)に示
すように、ノズル23から熱硬化性導電性液体25を吐
出することによって、ICチップ1の電極2に未硬化の
バンプ4を形成する。
【0042】次いで、図8(b)に示すように、未硬化
のバンプ4を形成したICチップ1をチップ搬送用ツー
ル5でチャッキングして配線基板7の上方に搬送し、I
Cチップ1のバンプ4を配線基板7のバンプ9の上方に
位置決めする。
【0043】次に、チップ搬送用ツール5を下方に移動
させて、図8(c)に示すように、ICチップ1を配線
基板7上に静かに載置する。この後、ステージ6を加熱
してICチップ1のバンプ4を硬化させ、ICチップ1
の電極2と配線基板7のランド8を接合させる。次い
で、冷却させてICチップ1の実装を終了する〔図8
(d)〕。
【0044】この結果、本実施例においても、図7
(a)〜(d)の実施例と同様の効果が得られる。
【0045】図9(a)ないし(d)に本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例の
実装方法にあっては、既に金属バンプ等のバンプ9が設
けられたICチップ1を使用する。まず、図9(a)に
示すように、ノズル23から熱硬化性導電性液体25を
吐出することによって、ICチップ1のバンプ9上に未
硬化のバンプ4を形成する。
【0046】次いで、図9(b)に示すように、ICチ
ップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配線
基板7の上方に搬送し、ICチップ1のバンプ9上に形
成した未硬化のバンプ4を配線基板7のランド8の上方
に位置決めする。
【0047】次に、チップ搬送用ツール5を下方に移動
させて、図9(c)に示すように、ICチップ1を配線
基板7上に静かに載置する。この後、ステージ6を加熱
してICチップ1のバンプ4を硬化させ、ICチップ1
の電極2と配線基板7のランド8を接合させる。次い
で、冷却させてICチップ1の実装を終了する〔図9
(d)〕。
【0048】この結果、本実施例においても、図7
(a)〜(d)の実施例と同様の効果が得られる。
【0049】図10(a)ないし(d)に本発明のまた
別な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例
の実装方法にあっては、既に金属バンプ等のバンプ9が
設けられた配線基板7を使用する。まず、図10(a)
に示すように、ノズル23から熱硬化性導電性液体25
を吐出することによって、配線基板7のバンプ9上に未
硬化のバンプ4を形成する。
【0050】次いで、図10(b)に示すように、IC
チップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配
線基板7の上方に搬送し、ICチップ1の電極2を配線
基板7のバンプ9上に形成した未硬化のバンプ4の上方
に位置決めする。
【0051】次に、チップ搬送用ツール5を下方に移動
させて、図10(c)に示すように、ICチップ1を配
線基板7上に静かに載置する。この後、ステージ6を加
熱して配線基板7のバンプ4を硬化させ、ICチップ1
の電極2と配線基板7のランド8を接合させる。次い
で、冷却させてICチップ1の実装を終了する〔図10
(d)〕。
【0052】この結果、本実施例においても、図7
(a)〜(d)の実施例と同様の効果が得られる。
【0053】図11(a)ないし(d)に本発明のまた
別な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例
の実装方法にあっては、上述の実施例における熱硬化性
導電性液体25の代わりに熱可塑性導電性液体30(熱
可塑性樹脂に銅等の金属微粒子を分散させた導電性のペ
ースト)を使用する。まず、図11(a)に示すよう
に、ノズル23から熱可塑性導電性液体30を吐出する
ことによって、ICチップ1の電極2に溶融ないし軟化
状態のバンプ10を形成する。
【0054】次いで、図11(b)に示すように、バン
プ10が硬化しない温度に加熱したチップ搬送用ツール
5でICチップ1をチャッキングし、配線基板7の上方
に搬送してICチップ1のバンプ10を配線基板7のラ
ンド8の上方に位置決めする。
【0055】次に、チップ搬送用ツール5を下方に移動
させて、図11(c)に示すように、ICチップ1を配
線基板7上に静かに載置する。この後、ステージ6を冷
却してICチップ1のバンプ10を構成する熱可塑性導
電性液体30を硬化させ、ICチップ1の電極2と配線
基板7のランド8を接合させてICチップ1の実装を終
了する〔図11(d)〕。
【0056】なお、上記実施例においては、ICチップ
1を温度t1(バンプ4の融点によって決まる。)に加
熱し、配線基板7を次式で決まる温度t22=t0+(t1−t0)・(α1/α2) 但し、t0:室温 α1:ICチップ1の熱膨張係数 α2:配線基板の熱膨張係数 に加熱した状態で互いにバンプ10とランド8を重ね合
わせて接合させれば、冷却後室温に戻った状態では、I
Cチップ1に熱応力が残留しなくなる。
【0057】したがって、実装後にICチップ1に作用
する熱応力を室温で最小にすることができ、熱応力によ
るICチップ1の損傷を防止することができる。
【0058】図12(a)ないし(e)に本発明のまた
別な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例
の実装方法にあっては、図12(a)に示すように、ノ
ズル23から熱硬化性導電性液体25を吐出することに
よって、ICチップ1の電極2に未硬化のバンプ4を形
成する。また、図12(b)に示すように、配線基板8
を載置したステージ6内のヒータを加熱しながら、ノズ
ル23から配線基板7のランド8に熱硬化性導電性液体
25を繰り返し吐出する。このとき、吐出された熱硬化
性導電性液体25はランド8上で逐次硬化するので、吐
出量を調節することによって任意の高さのバンプ11を
形成することができる。
【0059】次いで、図12(c)に示すように、IC
チップ1をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配
線基板7の上方に搬送し、ICチップ1の未硬化のバン
プ4を配線基板7の硬化したバンプ11の上方に位置決
めする。
【0060】次に、図12(d)に示すように、チップ
搬送用ツール5を下方に移動させることによって、IC
チップ1の未硬化のバンプ4を配線基板7の硬化したバ
ンプ11に接触させ、さらにICチップ1の電極2を配
線基板7の硬化したバンプ11に接触させる。この後、
チップ搬送用ツール5及びステージ6を加熱してバンプ
4を硬化させ、ICチップ1の電極2と配線基板7のラ
ンド8を接合させる。次いで、チップ搬送用ツール5を
外し、冷却させてICチップ1の実装を終了する〔図1
2(e)〕。
【0061】本実施例においては、バンプ11の高さを
通常よりも高くできるので、ICチップ1と配線基板8
の熱膨張率差によって生じる熱応力をバンプ11に吸収
させることができる。したがって、耐熱性に優れた実装
構造を提供することができる。
【0062】また、ICチップ1を配線基板7上に載置
する際、配線基板7の硬化したバンプ8がICチップ1
の電極2に当たりストッパの役目を果たすので、チップ
搬送用ツール5の高さ方向の制御が容易になる。また、
配線基板8上におけるICチップ1の位置決め高さを調
整することができる。
【0063】図13(a)ないし(e)に本発明のまた
別な実施例による電子部品の実装方法を示す。本実施例
の実装方法にあっては、図13(a)に示すように、I
Cチップ1を載置されたステージ12を加熱しながら、
ノズル23からICチップ1の電極2に熱硬化性導電性
液体25を繰り返し吐出する。このとき、吐出された熱
硬化性導電性液体25は電極2上で逐次硬化するので、
吐出量を調節することによって任意の高さのバンプ11
を形成することができる。
【0064】また、図13(b)に示すように、ノズル
23から熱硬化性導電性液体25を吐出することによっ
て、配線基板7のランド8に未硬化のバンプ4を形成す
る。次いで、図13(c)に示すように、ICチップ1
をチップ搬送用ツール5でチャッキングして配線基板7
の上方に搬送し、ICチップ1の硬化したバンプ11を
配線基板7の未硬化のバンプ4の上方に位置決めする。
【0065】次に、図13(d)に示すように、チップ
搬送用ツール5を下方に移動させることによって、IC
チップ1の硬化したバンプ11を配線基板7の未硬化の
バンプ4に接触させ、さらにランド8に接触させる。こ
の後、チップ搬送用ツール5及びステージ6を加熱して
バンプ4を硬化させ、ICチップ1の電極2と配線基板
7のランド8を接合させる。次いで、チップ搬送用ツー
ル5を外し、冷却させてICチップ1の実装を終了する
〔図13(e)〕。
【0066】従って、本実施例においても、図12
(a)〜(e)の実施例と同様の効果が得られる。
【0067】なお、上述の実施例においては、熱硬化性
又は熱可塑性の導電性液体25,30を使用したが、こ
れに限るものではなく、硬化させることが可能な導電性
液体であればどのようなものでも良い。例えば、紫外線
照射によって硬化する樹脂(紫外線硬化型樹脂)に銅等
の金属微粒子を分散させたものでも良い。
【0068】
【発明の効果】本発明の電子部品の実装方法によれば、
電子部品の基板への実装プロセスを大幅に簡略化するこ
とができ、実装スピードの高速化及び実装コストの低減
を図ることができる。
【0069】また、電子部品や基板の電極の数や位置が
変わってもそれに応じて吐出機による導電性液体の吐出
位置を変更させるだけで対応できる。したがって、フレ
キシビリティーに富んだバンプ形成が可能であり、多品
種少量生産にも適している。また、ICチップをウェハ
ーの状態で入手できないユーザーでもバンプ形成が可能
である。
【0070】さらに、電子部品及び基板の電極同士を未
硬化の液状バンプを介して接触させるので、接触させる
時に電子部品に与える衝撃を小さくすることができ、電
子部品のダメージを小さくすることができる。また、電
子部品及び基板の電極がバンプを介して接触しさえすれ
ばバンプを形成する導電性液体が電子部品及び基板の電
極になじむので、電子部品の高さ方向の位置決め精度や
バンプの高さの精度が多少悪くても、電極同士を容易且
つ確実に接合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)は本発明の一実施例
による電子部品の実装方法を示す一部破断した断面図で
ある。
【図2】同上で使用する液体吐出装置を示す断面図であ
る。
【図3】(a)(b)(c)(d)は本発明の別な実施
例による電子部品の実装方法を示す一部破断した断面図
である。
【図4】(a)(b)(c)(d)(e)は本発明のま
た別な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断
した断面図である。
【図5】(a)(b)(c)(d)(e)は本発明のま
た別な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断
した断面図である。
【図6】(a)(b)(c)(d)(e)は本発明のま
た別な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断
した断面図である。
【図7】(a)(b)(c)(d)は本発明のまた別な
実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断した断
面図である。
【図8】(a)(b)(c)(d)は本発明のまた別な
実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断した断
面図である。
【図9】(a)(b)(c)(d)は本発明のまた別な
実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断した断
面図である。
【図10】(a)(b)(c)(d)は本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断した
断面図である。
【図11】(a)(b)(c)(d)は本発明のまた別
な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破断した
断面図である。
【図12】(a)(b)(c)(d)(e)は本発明の
また別な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破
断した断面図である。
【図13】(a)(b)(c)(d)(e)は本発明の
また別な実施例による電子部品の実装方法を示す一部破
断した断面図である。
【符号の説明】
1 ICチップ 2 電極 4,9,10,11 バンプ 7 配線基板 8 ランド 21 液体吐出装置 23 ノズル 25 熱硬化性導電性液体 30 熱可塑性導電性液体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品及び基板のうち少なくとも一方
    の電極上に吐出機から導電性液体を吐出することによっ
    て未硬化のバンプを形成し、 前記電子部品及び基板の電極同士を前記導電性液体で形
    成された未硬化のバンプを介して接触させた後、当該バ
    ンプを硬化させて当該電極同士を接合することを特徴と
    する電子部品の実装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998048455A1 (fr) * 1997-04-21 1998-10-29 Seiko Epson Corporation Structure et procede de connexion entre electrodes, dispositif a semi-conducteur, procede de montage de semi-conducteur, dispositif a cristaux liquides et materiel electronique
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