JPH06111335A - 光デイスクのagc回路 - Google Patents

光デイスクのagc回路

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Publication number
JPH06111335A
JPH06111335A JP25664792A JP25664792A JPH06111335A JP H06111335 A JPH06111335 A JP H06111335A JP 25664792 A JP25664792 A JP 25664792A JP 25664792 A JP25664792 A JP 25664792A JP H06111335 A JPH06111335 A JP H06111335A
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JP
Japan
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signal
area
recording
address
agc
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JP25664792A
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English (en)
Inventor
Takahiro Yamazaki
孝浩 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドレス領域と記録再生領域とを備えた光デ
イスク媒体のAGCを記録再生領域の未記録部であって
もアドレス領域の信号を利用してAGCを行うことによ
って記録済部のAGCを迅速且つ正確に追従できるAG
C回路を提供する。 【構成】 アドレス領域からの信号と記録再生領域から
の信号とを判別して、記録再生領域の未記録部からの信
号の場合にはアドレス領域からの信号を利用してAGC
を働かせ、記録再生領域の記録済部からの信号を検出し
たら、該記録済部からの信号に基づいてAGCを働かせ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録可能な光デイスク
に使用される自動利得制御(Automatic Ga
in Contorol:以下AGCと云う)の回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来における記録可能な光デイスクから
抽出されたRF信号によるAGCを行う回路は、予め光
デイスクの所定位置に記録されているプリアドレスから
の信号及び記録再生領域に記録されている記録内容から
の信号をまとめてAGC回路に取り込んでゲインコント
ロールを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の技術においては、前記プリアドレスからの信号を
含んだAGCではプリアドレスからの信号の影響が大き
くなりすぎてしまうこと、又プリアドレスからの信号と
記録再生領域に記録された記録内容からの信号とを含ん
でAGCを行うと記録再生領域の未記録部分でのゲイン
が最大となってしまい実際の記録再生領域の記録済部分
になった時に通常レベルのゲインにする時間が長くなる
という問題点があった。従って、実際に必要とする記録
再生領域における記録済部分のゲインコントロールを短
時間で適切に行うことに解決しなければならない課題を
有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、アドレス領域と記録再生領域とを有する光
デイスク媒体と、該光デイスク媒体からの信号を抽出す
る光ピックアップと、デモジュレーターとから構成され
た光デイスクであって、前記光ピックアップとデモジュ
レーターとの間に、前記アドレス領域からの信号及び記
録再生領域からの信号を受けて、夫々に切り換わる手段
を組み込んだAGC回路を備えた光デイスクのAGC回
路であり、又、記録再生領域からの信号に基づいて記録
済領域と未記録領域との判別をして、記録済領域の場合
には記録されている信号に基づいてAGC回路を動作さ
せ、未記録領域の場合には上記前記アドレス領域の信号
に基づいてAGC回路を動作させ、更に記録再生領域の
AGCゲイン調整手段とアドレス領域のAGCゲイン調
整手段とを夫々別個に備えた光デイスクのAGC回路で
ある。
【0005】
【作用】光ピックアップとデモジュレーターとの間にア
ドレス領域と記録再生領域との切り換え手段を組み込ん
だAGC回路を備えたことによって、記録再生領域の未
記録部分ではアドレス領域からの信号を利用してAGC
を行い、記録再生領域の記録済部では記録内容からの信
号に対応したAGCをかけることができるようになる。
【0006】又、記録再生領域からの信号に基づいて記
録済領域と未記録領域との判別をして、記録済領域の場
合には記録されている信号に基づいてAGC回路を動作
させ、未記録領域の場合にはアドレス領域の信号に基づ
いてAGC回路を動作させることにより、記録再生領域
におけるAGC回路の動作を迅速に行うことが可能とな
る。
【0007】更に、記録再生領域のAGCゲイン調整手
段と未記録再生領域のAGCゲイン調整手段とを夫々別
個に備えたことによって、記録再生領域へのAGCを正
確にかけることができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例により更に詳し
く説明すると、図1は本実施例の全体構成をブロック図
で示したものであり、光デイスク本体1とRF信号のA
GC回路7とから構成されている。
【0009】光デイスク本体1は、光デイスク媒体2
と、スピンドルモータ4と、スピンドルサーボ5と、光
ピックアップ6とから構成されている。
【0010】光デイスク媒体2は、円板型をした約1.
2mmの厚さを有する透明なプラスチックの表面に光に
感光する物質、フオトレジスト等を均一に塗布し、その
上にきわめて薄い金属で形成された反射層があり、その
上に硬い保護層により形成されている。
【0011】そして、この光デイスク媒体2に均一に塗
布されたフオトレジストには所定位置にピットを形成し
たプリアドレスエリア3を備えた構造である。このプリ
アドレスエリア3は光デイスク媒体2を製造する段階で
作成される。
【0012】スピンドルモータ4は、光デイスク媒体2
を所定速度で回転運動をさせるものであり、スピンドル
サーボ5は、該スピンドルモータ4の中心軸からの光ビ
ームの位置を検出して、光デイスク媒体2の径によりス
ピンドルモータ4の回転数を変えゆくものである。これ
らの制御は図示していないが位置センサと精密なメカニ
ズムと光デイスク媒体2のプリアドレスエリア3の情報
等に基づいて行われる。
【0013】光ピックアップ6は、光方式の信号検出で
あって、図示していないがトラッキングサーボ機構と、
フォーカスサーボ機構と、RF信号を発生させるアナロ
グ波形整形機構とか構成されている。
【0014】トラッキングサーボ機構は、光ビームと光
デイスク媒体2上の目的とするトラックの位置ずれが生
じた場合等の偏心が起こっても、光ビームは常に1本の
スパイラル状のトラックを追い続ける機構であり、フォ
ーカスサーボ機構は、光デイスク媒体2上のピットのあ
る信号面に光を集中して信号を安定に読み出すように信
号面と光ピックアップ7の対物レンズの距離を一定に保
って正しい周波数特性を得るための機構である。
【0015】アナログ波形整形機構は、トラッキングサ
ーボ機構及びフォーカスサーボ機構により光デイスク媒
体2の目的とするピット、即ち信号面に光ビームが集光
され、1本のトラックを追い続けているとすれば、光デ
イスク媒体2の信号面からのピットの有無により変調さ
れて戻ってきた光ビームを電気的に変換してRF信号を
抽出する機構である。
【0016】RF信号のAGC回路7は、ボルテージ・
コントロール・アンプ(Voltage・Contor
ol・Amp)8と、RF検出器9と、アドレス検出器
10と、内部タイミング発生器11と、タイミング発生
器12と、ノアゲート13と、アンドゲート14と、A
GCスイッチコントロール15と、RF検波器16と、
サンプリング&ホールド17と、エラーアンプ18と、
サンプリング&ホールド19と、エラーアンプ20と、
スイッチ21と、デモジュレーター22とから構成さ
れ、各構成の機能及び夫々の接続状態は以下のようにな
っている。
【0017】ボルテージ・コントロール・アンプ8は、
光デイスク媒体2の製造時に予め作成されているアドレ
ス領域からの信号と記録再生領域の記録済部からの信号
とで切り換えて、前記光ピックアップ6で抽出されたR
F信号の電圧調整をするものであり、その入力側は前記
光ピックアップ6で抽出されるRF信号の端子に接続さ
れ、出力側はRF検波器16の入力側及びデモジュレー
ター22の入力側に接続され、制御端子はスイッチ21
のコモン端子に接続されている。
【0018】RF検出器9は、アドレス領域及び記録再
生領域から抽出されたRF信号に基づいたパルス信号を
出力するものであり、その入力側は前記光ピックアップ
6から抽出されたRF信号の端子に接続され、出力側は
アンドゲート14の他方の入力側に接続されている。
【0019】アドレス検出器10は、光ピックアップ6
で抽出されたRF信号の内アドレス領域の信号のみを抽
出して前記スピンドルサーボ5に送出するものであり、
その入力側は前記光ピックアップ6から抽出されるRF
信号の端子に接続し、出力側は前記スピンドルサーボ5
の他方の入力側に接続されている。
【0020】内部タイミング発生器11は、所定幅のハ
イレベルのタイミングパルス信号(アドレスウインド信
号)(B)を発生させるものであり、一方のタイミング
信号出力側は前記スピンドルサーボ5の一方の入力側に
接続され、他方のタイミング信号出力側はタイミング発
生器12の入力側及びノアゲート13の入力側に接続さ
れている。
【0021】タイミング発生器12は、内部タイミング
発生器11から発生しているアドレスウインド信号に同
期させた信号、即ち、アドレスサンプルパルス信号
(C)を発生させるものであり、その入力側は内部タイ
ミング発生器の出力側(アドレスウインド信号)(B)
に接続され、出力側はサンプリング&ホールド19のア
ナログスイッチに接続されている。
【0022】ノアゲート13は、単一入出力端子であ
り、その入力端子は内部タイミング発生器11の出力側
(アドレスウインド信号)(B)に接続され、出力端子
はアンドゲート14の一方の入力端子に接続されてい
る。
【0023】アンドゲート14は、2個の入力端子から
なり、その一方の入力端子はノアゲート13の出力端子
に接続し、他方の入力端子はRF検出器9の出力側に接
続し、出力端子はサンプリング&ホールド17のアナロ
グスイッチ及びAGCスイッチコントロール15の入力
側に接続されている。
【0024】AGCスイッチコントロール15は、光デ
イスク媒体2の記録再生領域の記録済部と未記録部とに
よってスイッチ21を切り換えるものであって、記録済
部の信号の場合にはスイッチ21のコモン端子とRF信
号系端子が接続され、未記録部の場合にはスイッチ21
のコモン端子とアドレス信号系端子が接続されるもので
ある。このAGCスイッチコントロール15の入力側は
アンドゲート14の出力側に接続され、出力側はスイッ
チ21の切り換え端子に接続されている。
【0025】RF検波器16は、光デイスク媒体2のア
ドレス領域からの信号及び記録再生領域からの信号から
なるRF信号を検波するものであり、その入力側はボル
テージ・コントロール・アンプ8の出力側に接続され、
出力側はサンプリング&ホールド17及びサンプリング
&ホールド19の入力側に接続されている。
【0026】サンプリング&ホールド17は、ホールド
コンデンサ及びアナログスイッチを備えており、連続変
化している記録再生領域から抽出されたRF信号を標本
化し量子化する時に、わずかであるが時間がかかるた
め、次のA/D変換の変換作業がすむまで、その値を保
存するためのものである。このサンプリング&ホールド
17の入力側は、RF検波器16の出力側に接続され、
出力側はエラーアンプ18の入力側に接続され、アナロ
グスイッチはアンドゲート14の出力側に接続されてい
る。
【0027】エラーアンプ18は、記録再生領域の記録
済部から抽出されたRF信号のAGCゲイン調整手段を
備え、デジタル化されたRF信号を整形するためのもの
であり、その入力側はサンプリング&ホールド17の出
力側に接続され、出力側はスイッチ21のRF信号系端
子に接続されている。
【0028】サンプリング&ホールド19は、サンプリ
ング&ホールド17と同様にホールドコンデンサ及びア
ナログスイッチを備え、連続変化しているアドレス領域
から抽出したRF信号を標本化し量子化する時に、わず
かであるが時間がかかるため、次のA/D変換の変換作
業がすむまで、その値を保存するためのものである。
【0029】このサンプリング&ホールド19の入力側
は、RF検波器16の出力側に接続され、出力側はエラ
ーアンプ20の入力側に接続され、アナログスイッチは
タイミング発生器12の出力側に接続されている。
【0030】エラーアンプ20は、アドレス領域から抽
出されたRF信号のAGCゲイン調整手段を備え、デジ
タル化されたRF信号を整形するためのものであり、そ
の入力側はサンプリング&ホールド19の出力側に接続
され、出力側はスイッチ21のアドレス信号系端子に接
続されている。
【0031】スイッチ21は、RF信号系端子とアドレ
ス系信号端子と、コモン端子と、切り換え端子とから構
成され、AGCスイッチコントロール15からの信号に
よりRF信号系端子とアドレス系信号端子とを切り換え
るスイッチであり、RF信号系端子はエラーアンプ18
の出力側が接続され、アドレス信号系端子はエラーアン
プ20の出力側が接続され、コモン端子はボルテージ・
コントロール・アンプ8の制御端子に接続されている。
【0032】デモジュレーター22は、図示していない
がデジタル信号処理と、デジタルフイルタと、DAコン
バータと、オーデイオ回路等とから構成され、デジタル
信号処理は増幅及び2値化されたRF信号のフレームの
同期等の処理を行い、デジタルフイルタは再生側のフイ
ルタを補助するために設けられている。DAコンバータ
は、例えばアンプとスピーカーを駆動させるためにデジ
タル信号をアナログ信号に変換し、該アナログ信号をオ
ーデイオ回路に送るものである。このデモジュレーター
22の入力側は、ボルテージ・コントロール・アンプ8
の出力側に接続され、その出力側は左右に設けたアンプ
等に接続されている。
【0033】上記構成からなる光デイスク本体1及びR
F信号のAGC回路7は、光デイスク媒体2の記録再生
領域における未記録部と記録済部とで異なる動作をす
る。以下、図1及び図2を参照にして説明する。
【0034】先ず、光ピックアップ6から抽出されたR
F信号の内、アドレス領域から抽出されたアドレス信号
A1…An、An+1は、内部タイミング発生器11か
ら発生しているアドレスウインド信号B1…Bn、Bn
+1の中央の位置にくるようにスピンドルサーボ5がス
ピンドルモータ4の回転速度を制御してスピンドルモー
タ4の回転速度をロックする。
【0035】この時使用される信号は、光ピックアップ
6から抽出された記録再生領域からの信号とアドレス領
域からの信号とを含んだRF信号A1…An、An+1
から、アドレス検出器10で検出したアドレス領域から
のRF信号と、スピンドルモータ4の回転速度をロック
した時の内部タイミング発生器11からの信号との2個
の信号によってスピンドルサーボ5の動作を維持して、
光ピックアップ6で抽出されるRF信号と光デイスク媒
体2の回転速度のバランスが保たれている。
【0036】この状態、即ち、光デイスク媒体2から抽
出されたRF信号と光デイスク媒体2の回転速度がロッ
クされている状態において、光デイスク媒体2の記録再
生領域の未記録部と記録済部とから抽出されたRF信号
の取扱いについて以下、項目に分けて説明する。
【0037】[1].光デイスク媒体2の記録再生領域
の未記録部におけるAGC回路の動作 光デイスク媒体2の記録再生領域にいまだ記録されてい
ない未記録部においては、光ピックアップ6で抽出され
たRF信号はRF検出器9に入力され、その出力信号は
RF信号A1、A2、A3に対応したパルス信号からな
るRF検出信号E1、E2、E3を形成する。即ち記録
部が存在しないため、アドレス領域から抽出されたRF
信号だけに対応したRF検出信号E1、E2、E3を形
成することになる。
【0038】このアドレス領域から抽出されたRF信号
だけのRF検出信号E1、E2、E3と、ノアゲート1
3で反転されたアドレスウインド信号B1、B2、B3
とがアンドゲート14に入力されるが入力条件を満足し
ない。ここで、アドレスウインド信号B1…Bn、Bn
+1は、光デイスク媒体2から抽出されたRF信号の
内、アドレス領域に合わせて発生するタイミングパルス
信号であり、記録再生領域では発生しないものである。
【0039】即ち、アンドゲート14の入力条件が満足
するためには、光デイスク媒体2の記録再生領域から抽
出されたRF信号、即ちRF検出器9によりRF信号を
検出し、且つ検出されたRF信号が記録再生領域の場合
にだけアンドゲート14の入力条件が満足し、その出力
側にはハイレベルの信号を発生させる。
【0040】このアンドゲート14からの出力信号は、
AGCスイッチコントロール15に入力される。ここ
で、AGCスイッチコントロール15に入力される信号
がローレベル信号、即ち電圧2Vが所定時間連続する
と、その出力側にはローレベルの信号が出力するもので
ある。そして、入力側の信号に1回でもハイレベルの信
号が入力されると、その出力側からはハイレベルの信号
を出力する。
【0041】従って、光デイスク媒体2の記録再生領域
の未記録部においては、RF検出器9により記録再生領
域でのRF信号を検出できない。そのため、アンドゲー
ト14の入力条件が満足されず、その出力側はローレベ
ルの信号であるので、AGCスイッチコントロール15
から出力される信号はローレベルの信号であり、スイッ
チ21はアドレス信号系端子側F1に切り換わる。
【0042】このように光デイスク媒体2の記録再生領
域の未記録部においてのAGC回路7は、アドレス領域
における信号系の回路構成により光ピックアップ6で抽
出されたRF信号、即ちアドレス領域におけるRF信号
のレベルに基づいてAGCを動作させる。
【0043】即ち、アドレス領域における信号系のRF
信号処理は、光ピックアップ6で抽出されたRF信号→
ボルテージ・コントロール・アンプ8→RF検波器16
→サンプリング&ホールド19→エラーアンプ20→ス
イッチ21→ボルテージ・コントロール・アンプ8の制
御端子、の順で処理されてAGCを行う。
【0044】ここで、サンプリング&ホールド19のア
ナログスイッチへの信号は、タイミング発生器12から
のアドレスサンプルパルス信号C1、C2、C3が入力
される。この、アドレスサンプルパルス信号C1、C
2、C3は内部タイミング発生器11で発生するアドレ
スウインド信号(B)に基づいて発生するものである。
【0045】そして、アドレス領域における信号系のR
F信号は、アドレスサンプル信号C1、C2、C3に基
づいて量子化及び標本化が行われてデジタル信号に変換
され、該変換されたデジタル信号はエラーアンプ20で
整形されスイッチ21を介してボルテージ・コントロー
ル・アンプ8の制御をする。
【0046】[2].光デイスク媒体2の記録再生領域
の記録済部におけるAGC回路の動作 光デイスク媒体2の記録再生領域の記録済部からの信号
(以下RF部と云う)が存在する場合には、前記[1]
で説明した未記録部におけるような動作はしない。
【0047】即ち、RF検出器9はRF信号、即ちRF
部とアドレス領域からの信号(以下アドレス部と云う)
とを含んだRF検出信号E4、E5、E6、E7、…を
出力する。同時に内部タイミング発生器11からはアド
レスウインド信号(B)はアドレス部でのみハイレベル
の信号Bn、Bn+1が発生し、RF部A31、A32
…ではローレベルの信号B31、B32…が発生する。
【0048】従って、アンドゲート14の入力条件はア
ドレスウインド信号B31、B32…と、RE検出信号
E4、E6…の時に満足し、その出力はハイレベルの信
号が発生する。
【0049】アンドゲート14のハイレベルの出力信号
は、AGCスイッチコントロール15に入力され、該A
GCスイッチコントロール15からの出力はハイレベル
の信号となりスイッチ21をアドレス系端子側からRF
系端子側F2に切り換える。
【0050】同時にアンドゲート14のハイレベルの信
号になった出力側のRFサンプルパルス信号D1、D2
…は、サンプリング&ホール17のアナログスイッチに
入力され、RF検波器16で検波されたRF部のRF信
号の量子化及び標本化を行いデジタル信号にする。この
デジタル信号はエラーアンプ20で整形されスイッチ2
1を介してボルテージ・コントロール・アンプ8の制御
をする。
【0051】即ち、光デイスク媒体2における記録再生
領域の記録済部におけるAGC回路構成は、光ピックア
ップ6で抽出されたRF信号→ボルテージ・コントロー
ル・アンプ8→RF検波器16→サンプリング&ホール
ド17→エラーアンプ18→スイッチ21→ボルテージ
・コントロール・アンプ8の制御端子、の順に処理され
てAGCがかけられる。
【0052】[3].このように、光デイスク媒体2の
記録再生領域の未記録部においては、プリアドレスエリ
ア3の信号を使ってAGC動作を行い、記録再生領域の
記録済部においては記録されたRF信号を使ってAGC
動作を行うことにより、RF部におけるAGCは正確に
しかも未記録部、記録済部との境であっても最終目標レ
ベルの値に速く収束することが可能となる。
【0053】ここで、プリアドレスエリア3は、光デイ
スク媒体2の製造時にプレスで作成され、ディスク面上
は凹凸になっている。このピットの深さは1/4・λ
(λはピックアップの波長)であり、記録再生した領域
に記録された信号を再生するRFレベル信号よりも大き
い。
【0054】即ち、プリアドレスエリア3からのRF信
号のレベルは、ピットの深さ、形状、デイスク記録膜表
面の反射率の差で変化するものであり、一方記録済のR
F部のRF信号のレベルは、記録の際のレーザーパワー
のオフセットや振幅、デイスク記録膜の各層の膜厚等に
より変化するものである。従って、プリアドレスエリア
3に適用されるAGCのみで動作させると記録済のRF
部のRF信号に対して正確なAGCがかからなくなるの
で夫々にAGCゲインの調整機能を持たせてある。
【0055】従って、ゲイン調整は、RF部の場合には
RF信号ゲイン調整手段を使い、アドレス部の場合には
アドレス信号ゲイン調整手段を夫々別個に設けることに
よってアドレス領域及び記録再生領域から抽出されたR
F信号に対応した適説なゲイン調整が可能となる。この
アドレス信号ゲイン調整手段及びRF信号ゲイン調整手
段はエラーアンプ18、20に可変抵抗18a、20a
を接続して構成され、その値は適宜設定されるようにな
っているものである。
【0056】
【発明の効果】光ピックアップとデモジュレーターとの
間にアドレス領域と記録再生領域との切り換え手段を組
み込んだAGC回路を備えたことによって、記録再生領
域の未記録部であっても確実なAGCをかけることがで
き、しかも記録再生領域の未記録部から記録済部に変化
した時に生じるAGCの変化にもすばやく追従すること
ができると云う優れた効果を奏する。
【0057】又、記録再生領域の信号に基づいて記録済
部と未記録部との判別をして、記録済部の場合には記録
されている信号に基づいてAGC回路を動作させ、未記
録部の場合にはアドレス領域の信号に基づいてAGC回
路を動作させることによって、未記録部におけるAGC
のゲインの広がりを抑制することができるため、記録済
部の信号に対するAGCを短時間で正確にかけることが
できると云う優れた効果を奏する。
【0058】更に、記録再生領域のAGCゲイン調整手
段と未記録再生領域のAGCゲイン調整手段とを夫々別
個に備えたことによって、アドレス領域からの信号のレ
ベル、及び記録再生領域からの信号のレベルに対応した
AGCをかけることができると云う優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAGC回路の全体構成を示したブ
ロック図である。
【図2】同回路のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 光デイスク本体 2 光デイスク媒体 3 プリアドレスエリア 4 スピンドルモータ 5 スピンドルサーボ 6 光ピックアップ 7 RF信号のAGC回路 8 ボルテージ・コントロール・アンプ 9 RF検出器 10 アドレス検出器 11 内部タイミング発生器 12 タイミング発生器 13 ノアゲート 14 アンドゲート 15 AGCスイッチコントロール 16 RF検波器 17 サンプリング&ホールド 18 エラーアンプ 18a 可変抵抗 19 サンプリング&ホールド 20 エラーアンプ 20a 可変抵抗 21 スイッチ 22 デモジュレーター
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】光デイスク媒体2は、円板型をした約1.
2mmの厚さを有する透明なプラスチックの表面に光に
感光する物質、フオトレジスト等を均一に塗布し、その
上にきわめて薄い金属で形成された反射層があり、その
上に硬い保護層により形成されている。又は、円板型を
したポリカーボネイト基板に4層の金属膜付けを行った
後に、2枚の片面デイスクは貼合され、カートリッジケ
ースに収納されている。この金属膜の内、第1、第2、
第3の層が記録レーザービームの熱によって合金化され
る。即ち、第2層が熱吸収層で、第1、第3層に記録レ
ーザービームの熱を伝える構造である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】スピンドルモータ4は、光デイスク媒体2
を所定速度で回転運動をさせるものであり、スピンドル
サーボ5は、外部入力信号と光デイスク媒体2のプリア
ドレス3の位相を合わせるようにスピンドルモータ4を
制御するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】サンプリング&ホールド17は、ホールド
コンデンサ及びアナログスイッチを備えており、記録再
生領域を再生している区間ではRF検波された値を積分
し、アドレス領域を再生している区間ではその値を保存
するためのものである。このサンプリング&ホールド1
7の入力側は、RF検波器16の出力側に接続され、出
力側はエラーアンプ18の入力側に接続され、アナログ
スイッチはアンドゲート14の出力側に接続されてい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】エラーアンプ18は、記録再生領域の記録
済部から抽出されたRF信号のAGCゲイン調整手段を
備え、積分されたAGC誤差信号を増幅するためのもの
であり、その入力側はサンプリング&ホールド17の出
力側に接続され、出力側はスイッチ21のRF信号系端
子に接続されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】サンプリング&ホールド19は、サンプリ
ング&ホールド17と同様にホールドコンデンサ及びア
ナログスイッチを備え、アドレス領域を再生している区
間ではRF信号を検波した信号を積分し、記録再生領域
を再生している区間では、その値を保存するためのもの
である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】エラーアンプ20は、アドレス領域から抽
出されたRF信号のAGCゲイン調整手段を備え、積分
されたAGC誤差信号を増幅するためのものであり、そ
の入力側はサンプリング&ホールド19の出力側に接続
され、出力側はスイッチ21のアドレス信号系端子に接
続されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】デモジュレーター22は、映像信号がFM
記録されたRF信号を、RF信号のゼロクロスポイント
を検出し、パルスカウント方式で復調し、映像信号とし
て出力する。このデモジュレーター22の入力側は、ボ
ルテージ・コントロール・アンプ8の出力側に接続さ
れ、その出力側はタイムベースコレクター等へ接続され
ている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このアンドゲート14からの出力信号は、
AGCスイッチコントロール15に入力される。ここ
で、AGCスイッチコントロール15に入力される信号
がローレベル信号が2V(2ボルト)連続すると、その
出力側にはローレベルの信号が出力するものである。そ
して、入力側の信号に1回でもハイレベルの信号が入力
されると、その出力側からはハイレベルの信号を出力す
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】そして、アドレス領域における信号系のR
F信号は、アドレスサンプル信号C1、C2、C3に基
づいて積分及びエラー電圧保持が行われ、誤差信号はエ
ラーアンプ20で増幅されスイッチ21を介してボルテ
ージ・コントロール・アンプ8の制御をする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】同時にアンドゲート14のハイレベルの信
号になった出力側のRFサンプルパルス信号D1、D2
…は、サンプリング&ホール17のアナログスイッチに
入力され、RF検波器16で検波されたRF部のRF信
号の積分及びエラー電圧保持が行われ、誤差信号はエラ
ーアンプ20で増幅されスイッチ21を介してボルテー
ジ・コントロール・アンプ8の制御をする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス領域と記録再生領域とを有する
    光デイスク媒体と、該光デイスク媒体からの信号を抽出
    する光ピックアップと、デモジュレーターとから構成さ
    れた光デイスクであって、 前記光ピックアップとデモジュレーターとの間に、前記
    アドレス領域からの信号及び記録再生領域からの信号を
    受けて、夫々に切り換わる手段を組み込んだAGC回路
    を備えたことを特徴とする光デイスクのAGC回路。
  2. 【請求項2】 記録再生領域からの信号に基づいて記録
    済領域と未記録領域との判別をして、記録済領域の場合
    には記録されている信号に基づいてAGC回路を動作さ
    せ、未記録領域の場合には上記前記アドレス領域の信号
    に基づいてAGC回路を動作させることを特徴とする請
    求項1に記載の光デイスクのAGC回路。
  3. 【請求項3】 記録再生領域のAGCゲイン調整手段と
    アドレス領域のAGCゲイン調整手段とを夫々別個に備
    えたことを特徴とする請求項1、又は2に記載の光デイ
    スクのAGC回路。
JP25664792A 1992-09-25 1992-09-25 光デイスクのagc回路 Pending JPH06111335A (ja)

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