JPH06111330A - 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置 - Google Patents

高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置

Info

Publication number
JPH06111330A
JPH06111330A JP4255029A JP25502992A JPH06111330A JP H06111330 A JPH06111330 A JP H06111330A JP 4255029 A JP4255029 A JP 4255029A JP 25502992 A JP25502992 A JP 25502992A JP H06111330 A JPH06111330 A JP H06111330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
recording
reproducing
layer
optical recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4255029A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiichi Miyamoto
治一 宮本
Toshio Niihara
敏夫 新原
Motoyasu Terao
元康 寺尾
Shigenori Okamine
成範 岡峯
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
Masahiro Oshima
正啓 尾島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4255029A priority Critical patent/JPH06111330A/ja
Publication of JPH06111330A publication Critical patent/JPH06111330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光スポットよりも小さな記録マークで情報の
記録および再生を高密度で行なう。 【構成】 記録層Rの他に、照射される光に対して非線
形光学効果を現わす非線形層Nを備えた光記録媒体Mを
用いる。再生光と記録光は、非線形層Nを透過して記録
層Rに照射する。再生光のピーク強度は、記録光のピー
ク強度と略同一に設定する。再生光をパルス化してその
デューティ比を変える等により、再生光の平均強度を記
録光の平均強度より小さくする。 【効果】 非線形光学効果により、非線形層Nがない場
合よりも記録層R上の光スポットを小さくできる。光の
ピーク強度が同じなので、記録時と再生時との光スポッ
ト径は同一になる。そこで、光スポットよりも小さな記
録マークで情報の記録および再生を高密度で行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、きわめて高密度で光
記録および再生が行なえる高密度光記録再生方法および
それに用いる光記録媒体および光記録再生装置に関し、
さらに詳しく言えば、照射される光スポット径よりも小
さな記録マークを記録媒体に形成して情報を記録し、ま
たその記録マークから情報を再生することができる高密
度光記録再生方法およびそれに用いる光記録媒体および
光記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光記録再生方法の一例を図12お
よび図13に基づいて説明する。このような光記録再生
方法は、例えば特開昭62−259229号公報に開示
されている。
【0003】この光記録再生方法では、相変化によって
情報記録を行なう記録層72を基板71上に備えた光記
録媒体70を用いる。レーザ光75を記録ヘッド(図示
省略)内のレンズ74で集光し、回転している媒体70
の記録層72に対して基板71を通して照射する。
【0004】レーザ光75の強度は、情報記録時には、
図13に示すように、低レベルと高レベルの間で記録す
べき情報に応じて変調せしめられる。低レベルでは、記
録層72の光照射箇所が結晶化する温度まで上昇し、高
レベルでは、記録層72の光照射箇所の温度がその融点
付近まで上昇する。高レベルのレーザ光75が照射され
た場合、その箇所の温度は融点付近まで上昇した後、急
激に低下するため、非晶質となり、その箇所が記録マー
ク73となる。低レベルのレーザ光75が照射された場
合は、その箇所は結晶化温度に比較的長時間保たれるた
め、結晶化し、記録マーク73は形成されない。
【0005】情報再生時には、図13に示すように、記
録光の低レベル強度よりも低い一定強度を持つレーザ光
75を記録層72に照射し、記録マーク73の有無、換
言すれば、記録層72からの反射光の強弱を検出するこ
とによって情報を再生する。この光記録再生方法では、
記録マーク73が形成されている箇所に低レベルのレー
ザ光75が照射されると、その箇所は非晶質から結晶質
に変化するため、先に形成されていた記録マーク73は
消える。したがって、それまでに記録されていた情報
は、記録前に消去しなくても、新たに記録した情報によ
って直接書き換えられる。つまり、いわゆるオーバーラ
イトが可能である。
【0006】なお、記録されていた情報を一定強度のレ
ーザ光75を照射して消去した後、あらためて強度変調
したレーザ光75を照射して記録を行なうこともでき
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光記録再生
方法では、記録マーク73の大きさが記録層72に形成
されるレーザ光75のスポット76の半分以下になり、
図14に示すように、スポット76内に複数の記録マー
ク73が同時に入るようになると、再生時に各記録マー
ク73を光学的に分離することができなくなる。したが
って、このような高密度で情報を記録することはできな
いという問題がある。
【0008】光スポットよりも小さな記録マークから情
報を再生する方法としては、例えば、特開平3−930
56号公報に開示された光磁気記録交換結合二層膜を用
いる方法が知られている。この方法は、情報の記録は通
常の磁気記録で行ない、再生のみを光学的に行なうもの
である。
【0009】この方法では、光スポットよりも小さな記
録マークから情報を再生することは可能であるが、レー
ザ光を用いてそのような記録マークを記録層に形成する
には、記録層の温度分布のピーク付近を用いる必要があ
り、その結果、記録光の強度や外部磁界の大きさに対す
るマージンが狭いという問題がある。これは、光スポッ
トよりも小さな記録マークを用いて記録および再生の双
方を高密度で実現することは困難であることを意味す
る。
【0010】また、この方法では、磁性膜同士の磁気的
な交換結合を利用しているため、光磁気記録方式以外の
光記録媒体には適用できないという問題がある。
【0011】そこで、この発明の目的は、光スポットよ
りも小さな記録マークを用いて高密度で情報の記録およ
び再生が行なえる高密度光記録再生方法、光記録媒体お
よび光記録再生装置を提供することにある。
【0012】この発明の他の目的は、光磁気記録方式以
外の記録方式であっても、光スポットよりも小さな記録
マークを用いて高密度で情報の記録および再生が行なえ
る高密度光記録再生方法、光記録媒体および光記録装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明の光記録再生方法は、記録媒体に記録
光を照射することによってその記録媒体に情報を記録
し、その記録した情報をその記録媒体に再生光を照射す
ることによって再生する光記録再生方法において、前記
記録媒体として、記録層の他に照射される光に対して非
線形光学効果を現わす非線形光学効果層を備えているも
のを用い、前記再生光と前記記録光とを前記非線形光学
効果層を透過して前記記録層に照射し、さらに、前記再
生光のピーク強度を前記記録光のピーク強度と略同一に
設定することを特徴とする。
【0014】前記非線形光学効果層の材料としては、光
の照射によって非線形光学効果を現わす物質であれば、
任意のものを使用可能であるが、銅フタロシアニン、銅
ナフタロシアニン、ローダミン6Gなどの可飽和吸収体
を用いるのが好ましい。
【0015】ここで、「非線形光学効果」とは、入射光
の強度に応じてその物質の光学定数(屈折率、光吸収率
など)が変化する現象を指す。
【0016】再生光のピーク強度が記録光のピーク強度
と「略同一」であるというのは、再生光のピーク強度が
記録光のピーク強度に完全に一致する場合に限定され
ず、完全に一致していなくてもよいことを意味する。許
容される両ピーク強度の差異は、前記記録光により前記
記録層に形成されるスポット径(プロファイル)が、前
記再生光により前記記録層に形成されるスポット径(プ
ロファイル)とほぼ同じとなり、且つ同じ密度で情報を
記録および再生できる範囲である。
【0017】また、記録光は通常、記録すべき情報に応
じて異なる2つのレベル(高レベルと低レベル)間で変
調されるが、ここでいう「記録光のピーク強度」は高レ
ベルのものを指す。
【0018】再生光のピーク強度と記録光のピーク強度
との関係を数値で示せば、再生光のピーク強度が記録光
のピーク強度の0.8〜1.2倍の範囲にあるのが好ま
しい。しかし、再生光のピーク強度が記録光のピーク強
度の0.9〜1.1倍の範囲にある方がより好ましく、
両光のピーク強度が完全に一致するのが最も好ましい。
【0019】前記再生光の平均強度は、前記記録光の平
均強度よりも小さくなるように設定する。これは、前記
再生光の照射によって前記記録層に情報が記録されない
ようにするためである。
【0020】ここで「平均強度」とは、前記記録光およ
び再生光の強度を任意の単位時間内で平均した値を意味
する。前記記録光または再生光がパルス光である場合
は、パルスの繰り返し周期内で平均した値を意味する。
【0021】前記再生光としては、パルス変調された光
を用いるのが好ましい。こうすると、ピーク強度を同一
に保ちながら前記再生光の平均強度を前記記録光の平均
強度よりも小さく設定することが容易である。
【0022】前記再生光としてパルス変調された光を用
いる場合、そのパルス変調の周期は再生信号の情報単位
の周期よりも短く設定する。これにより、必要な情報を
漏れなく再生することが可能となる。
【0023】前記再生光としてパルス変調された光を用
いる場合、そのパルス変調の位相は再生信号の情報単位
の位相と同期させるのが好ましい。これにより、再生信
号の位相が前記再生光によってランダムにシフトするの
を避けることができる、すなわち高S/Nで再生が可能
となる。
【0024】前記記録光としても、パルス変調された光
を用いるのが好ましい。こうすると、ピーク強度を同一
に保ちながら前記記録光の平均強度を前記再生光の平均
強度よりも大きく設定することが容易になる。
【0025】前記記録光の平均強度は、異なる2つのレ
ベルの間で記録すべき情報に応じて変調するのが好まし
い。こうすると、異なる2つのレベルに対応してデュー
ティ比を変えることにより、前記記録光のピーク強度を
一定に保ちながらその平均強度を変調することができ
る。また、この場合、パルス変調される記録光のデュー
ティ比を、パルス変調される再生光のデューティ比より
も大きく設定する。これによって、記録光の平均強度を
再生光の平均強度よりも大きくすることが容易となる。
【0026】前記記録媒体としては、光が照射された箇
所の温度が上昇してその箇所の物理的性質が変化するこ
とを利用して情報の記録を行なうものが好ましい。例え
ば、記録すべき情報に応じて前記記録媒体の記録層に形
状変化を起こさせる「穴あけ型」、相変化をおこさせる
「相変化型」、あるいは磁気的特性の変化を起こさせる
「光磁気型」などが好ましい。
【0027】一般に、記録媒体の熱的応答(温度上昇)
は、光の強度変化に比べて遅く、数ナノ秒から数百ナノ
秒程度の時定数をもっている。このため、この時定数よ
りも早い光の強度変化は、記録媒体の温度上昇には反映
されない。したがって、この時定数と同じ程度の時間内
における光の平均強度に応じて、記録媒体の温度上昇が
起こり、その結果、記録すべき情報に応じて媒体の温度
を制御することができる。
【0028】そこで、前記再生光のピーク強度を前記記
録光のピーク強度にほぼ等しく設定しても、前記再生光
の平均強度を前記記録光の平均強度よりも小さく設定す
れば、前記再生光が記録マークに影響を及ぼす恐れはな
い。また、前記記録光の平均強度を、例えば異なる2つ
のレベル間で変調することにより、ピーク強度を一定に
保ちながら情報を記録することができる。
【0029】前記記録光および再生光の少なくとも一方
は、通常、収束光とする。収束光は、レンズを用いて簡
単に得ることができ、しかも前記記録層に形成される光
スポットを小さくすることができる。また、収束光で
は、光スポットの中心部分の光強度がその周辺部分より
も大きいため、非線形光学効果を利用した光スポットの
縮小化が有効に行なえる。すなわち、従来より高密度の
記録・再生を実現することができる。
【0030】前記記録光および再生光の少なくとも一方
は、超解像光とするのが好ましい。「超解像光」は、光
を集束するレンズの前または後に光路を遮る物体を配置
したりして発生させることができる。この超解像光で
は、光強度の高い光スポットの中心部にある第1ピーク
の周りに、「サイドローブ」と呼ばれる第2ピークが現
われるが、前記非線形光学効果層によりこのサイドロー
ブの影響を取り除くことができる。このため、第1ピー
クのみを利用することが可能となり、いっそうの高密度
記録・再生が可能となる利点が生じる。
【0031】(2) この発明の光記録媒体は、記録層
に記録光を照射することによって情報を記録し、その記
録した情報を前記記録層に再生光を照射することによっ
て再生する光記録媒体において、照射された光に対して
非線形光学効果を現わす非線形光学効果層を備えてお
り、前記記録光および再生光は、前記非線形光学効果層
を透過して前記記録層に照射されるようにしたことを特
徴とする。
【0032】前記非線形光学効果層の材料は、上記
(1)で述べたのと同じように、非線形光学効果を表わ
す物質であれば任意のものを使用可能であるが、銅フタ
ロシアニン、銅ナフタロシアニン、ローダミン6Gなど
の可飽和吸収体を用いるのが好ましい。
【0033】「可飽和吸収体」は、ある閾値よりも強度
の高い光のみを選択的に透過させる働きを持っているの
で、これを用いて前記非線形光学効果層を形成すれば、
強度の高い光スポットの中心部分のみが透過して前記記
録層に到達するようになる。このため、前記記録層に形
成される光スポットをより小さくすることが可能とな
る。
【0034】前記非線形光学効果層と前記記録層とは、
それぞれ別個の層としてもよいし、それら両方の機能を
持つ単一の層により形成してもよい。単一の層より形成
する場合は、例えば前記記録層を可飽和吸収体により形
成する。そして、平均強度の大きい記録光を照射して、
可飽和吸収体層のその照射箇所を熱的に破壊し、その箇
所を記録マークとする。再生時には、平均強度に小さい
再生光を可飽和吸収体層に照射し、前記記録マークから
情報を再生すればよい。
【0035】前記記録層としては、前記記録光の照射さ
れた箇所の温度が上昇してその箇所の物理的性質が(半
不可逆的に)変化することを利用して情報の記録を行な
うものが好ましい。例えば、記録すべき情報に応じて前
記記録層に形状変化(例えばピットの形成)を起こさせ
て情報を記録する「穴あけ型」、前記記録層の相変化
(例えば結晶相と非晶質相との変化)を起こさせて情報
を記録する「相変化型」、記録層の磁気的特性の変化
(例えば自発磁化の発現と消失)を起こさせて情報を記
録する「光磁気型」などが好ましい。しかし、これら以
外の方式を用いるものでもよい。
【0036】(3) この発明の光記録再生装置は、記
録媒体と、その記録媒体に記録光および再生光を照射す
る手段と、記録すべき情報に応じて前記記録光を変調す
る手段と、前記記録媒体に記録された情報を前記再生光
に基づいて再生する手段とを備えてなる光記録再生装置
において、前記記録媒体は、記録層の他に照射される光
に対して非線形光学効果を現わす非線形光学効果層を備
えており、前記再生光と前記記録光とは、前記非線形光
学効果層を透過して前記記録層に照射されるように構成
され、さらに、前記再生光のピーク強度は、前記記録光
のピーク強度と略同一に設定されていることを特徴とす
る。
【0037】好ましくは、前記再生光のピーク強度は、
前記記録光のピーク強度の0.8〜1.2倍の範囲に設
定され、前記再生光の平均強度は、前記記録光の平均強
度よりも小さくなるように設定される。
【0038】また好ましくは、前記再生光は、パルス変
調されて前記記録媒体に照射されるが、その変調の周期
は再生信号の情報単位の周期よりも短く設定されている
のが好ましく、その変調の位相は再生信号の情報単位の
位相と同期されているのが好ましい。
【0039】前記記録光は、パルス変調されて前記記録
媒体に照射されるのが好ましい。
【0040】また前記記録光は、異なる2つのレベルの
間で記録すべき情報に応じて変調されるのが好ましい。
この場合、そのデューティ比は、パルス変調された前記
再生光のデューティ比よりも大きく設定されるのが好ま
しい。
【0041】前記記録媒体は、上記(2)で述べたよう
な、前記記録光の照射された箇所の温度が上昇してその
箇所の物理的性質が変化することを利用して情報の記録
を行なうものが好ましい。
【0042】さらに、前記記録光および再生光の少なく
とも一方のために、収束光を発生する手段あるいは超解
像光を発生する手段を有しているのが好ましい。
【0043】
【作用】この発明の光記録再生方法および光記録媒体お
よび光記録再生装置では、非線形光学効果を現わす非線
形光学効果層を透過して、記録層に記録光および再生光
を照射する。非線形光学効果層は、照射された光のうち
強度の大きい部分のみを透過させる働きがあるので、記
録光または再生光のピーク強度の大きい中心部分のみが
非線形光学効果層を透過して記録層に到達する。このた
め、記録層に形成される光スポット径を、非線形光学効
果層を設けないで直接に記録光または再生光を記録層に
照射する場合よりも小さくすることができる。
【0044】そこで、非線形光学効果層を設けない場合
よりも小さい記録マークを記録層に形成して情報を記録
することが可能となる。
【0045】非線形光学効果層を透過する光のスポット
径は、照射される光の強度に応じて変化するため、従来
のように、記録光の強度を再生光の強度よりも大きくす
ると、記録時に形成されるスポット径は再生時のものよ
りも大きくなってしまう。しかし、この発明では、再生
光のピーク強度を記録光のピーク強度と略同一に設定し
ているので、再生時および記録時のいずれにおいても略
同一のスポット径が得られる。よって、記録および再生
の両面において高密度化(高分解能化)を達成すること
ができる。
【0046】また、記録層の他に非線形光学効果層を有
していればよく、記録方式が限定されないので、光磁気
記録方式以外であっても高密度で記録・再生の双方を実
現可能である。
【0047】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0048】[実施例1−光記録再生方法]図1および
図2は、この発明の光記録再生方法の1実施例を示す。
図1において、Mはディスク状光記録媒体で、基板Sの
上に記録層Rと非線形層Nが積層形成してある。非線形
層Nは、照射されるレーザ光Bに対して非線形光学効果
を現わす物質から形成してある。非線形光学効果を現わ
す物質としては、例えば、銅フタロシアニン、銅ナフタ
ロシアニン、ローダミン6Gなどの可飽和吸収体が使用
可能である。
【0049】図1のように、レンズLで収束したレーザ
光Bを光記録媒体Mに照射すると、非線形層N上には光
スポットSP1が形成される。非線形層Nは、照射され
た光の強度がある閾値より大きい部分のみを透過させる
働きがあり、またレンズLで収束されたレーザ光Bは、
その中心部分の強度がその周辺部分の強度よりも大きく
なっている。そこで、強度の大きいレーザ光Bの中心部
分、すなわち光スポットSP1の中心に近い部分の光の
みが、非線形層Nを透過して記録層Rに到達する。した
がって、記録層R上に形成される透過光スポットSP2
の径は、非線形層N上の光スポットSP1の径よりも小
さくなり、その結果、非線形層Nを設けない場合よりも
小さい光スポット径SP2によって、記録層Rに記録マ
ークを形成することができる。
【0050】光記録媒体Mでは、非線形層N上の光スポ
ットSP1の径は同じであっても、レーザ光Bの強度が
増加するとそれに伴って透過光スポットSP2の径は大
きくなる。このため、従来のように記録光のピーク強度
を再生光のピーク強度よりも大きく設定するならば、光
スポットSP2の径は再生光のそれよりも大きくなって
しまう。そこで、この発明の方法では、図2に示すよう
に、記録時に照射するレーザ光B(以下、記録光ともい
う)のピーク強度と再生時に照射するレーザ光B(以
下、再生光ともいう)のピーク強度を同一に設定し、記
録時と再生時に同じ径の光スポットSP2を得るように
している。
【0051】この実施例では、図2に示すように、記録
光のピーク強度を、光記録媒体の温度上昇に好適に反映
されるような周期で、記録すべき情報に応じて高レベル
(I0)と低レベル(0)の間で変調している。記録光
のデューティ比(高レベル時間/パルス繰り返し周期)
は1である。記録光と同じピーク強度を持つ再生光は、
記録光の周期と同じ周期を持つパルス光とされている
が、そのデューティ比は1より小さく設定され、これに
よって再生光の平均強度(平均パワー)、すなわちパル
ス繰り返し周期内での光強度の平均値が、記録光のそれ
より小さくなるようにしている。
【0052】光記録では通常、記録媒体に照射したレー
ザ光によってその照射箇所の温度が上昇し、それによっ
てその箇所の物理的性質が変化することを利用してい
る。光記録媒体の熱的応答(温度上昇)は一般に、数ナ
ノ秒から数百ナノ秒程度の時定数を持っているため、再
生光を図2にようなパルス光とし、繰り返し周期をこの
時定数よりも短く設定して照射すると、再生光の平均強
度(パワー)は小さいため、光記録媒体の温度上昇はほ
とんど起こらず、したがって記録された情報は影響を受
けない。これに対し、それよりもデューティ比を大きく
してその平均強度を大きくした記録光を照射すると、光
記録媒体の温度上昇が起こり、情報の記録・消去が行な
われる。
【0053】この方法によれば、記録時と再生時の双方
において径の小さな光スポットSP2を得ることがで
き、しかも、その光スポットSP2を用いて情報の記録
および再生の双方を実現することができるので、非線形
層Nを設けない従来の方法に比べて、例えば約9倍の高
密度で情報を記録・再生することが可能となる。
【0054】[実施例2−光記録媒体の1]図3は、こ
の発明の光記録媒体の1実施例を示す。
【0055】この光記録媒体10は、図3に示すよう
に、ディスク状ポリカーボネート基板11の上に、二酢
酸セルロース中に分散させた銅フタロシアニン(可飽和
吸収色素)からなる非線形層12、(ZnS)80(Si
220膜からなる下部保護層13、Ge−Sb−Te
よりなる相変化型の記録層14、(ZnS)80(SiO
2)20よりなる上部保護層15、Al96Cu4よりなる金
属反射層16および紫外線硬化樹脂層17を、この順に
積層して構成されている。レーザ光は基板1側から照射
される。
【0056】以上の構成を持つ光記録媒体10を次のよ
うにして製作した。まず、射出成形時にトラッキング用
の溝とアドレスを示すピット(いずれも図示せず)を表
面に形成したディスク状ポリカーボネート基板11上
に、二酢酸セルロース中に分散させた銅フタロシアニン
(過飽和吸収色素)を、スピンコートで厚さ約0.1ミ
クロンに塗布・乾燥し、非線形層12とした。
【0057】その後、アルゴンガスを用いたマグネトロ
ンスパッタリングによって、下部保護層13として、厚
さ約120nmの(ZnS)80(SiO220膜を形成
した。次に、その上に記録層14として、厚さ約30n
mのGe−Sb−Te層を形成し、さらにその上に、上
部保護層15として、厚さ約210nmの(ZnS)80
(SiO220膜を形成した。
【0058】さらに、(ZnS)80(SiO220膜の
上に、金属反射層16として、厚さ約100nmのAl
96Cu4膜を形成した。そして、その上に、紫外線硬化
樹脂を塗布した後、紫外線を照射して硬化させ、紫外線
硬化樹脂層17を得た。下部保護層13から金属反射層
16までの厚さは約460nmである。
【0059】最後に、こうして得た積層体を、同様にし
て製作したもう一枚の積層体と、紫外線硬化樹脂17側
を内側にしてホットメルト接着剤で貼り合わせ、光記録
媒体10を得た。
【0060】Al96Cu4膜のCu含有量は1〜45原
子%の範囲で良好な特性が得られる。 こうして製作し
た高密度光記録再生媒体11に対して、次のようにして
情報を記録した。
【0061】光記録媒体10を1800rpmで回転さ
せ、レーザ光(波長680nm)を記録ヘッド中のレン
ズ(開口比:0.55)で集光して基板11と非線形層
12を透過して一方の記録層14に照射した。その際
に、反射光を検出して記録層14上に焦点が来るように
自動焦点合わせを行ない、さらにトラッキング用の溝
(図示省略)の中心にレーザ光スポットの中心が常に一
致するようにトラッキングを行なった。レーザ光の平均
強度(デューティ比)は、記録層14の結晶化が起こる
6mW(デューティ比6/15)と、非晶質に近い状態
への変化が起こる15mW(デューティ比1、これはピ
ーク強度に等しい)との間で、記録すべき情報信号にし
たがって変化させた。この場合は、記録層14の非晶質
に近い状態の箇所が記録マークとなる。
【0062】この記録方法では、先に記録されていた情
報が新たに記録した情報に書き替えられるので、オーバ
ーライトが可能である。一定の平均パワー(6mW)の
レーザ光を照射して、先の情報を消去した後、上記のよ
うに強度変調したレーザ光を照射して記録してもよい。
【0063】次に、以上のようにして記録した情報を次
のようにして再生した。
【0064】ディスクを1800rpmで回転させ、平
均強度を記録が行なわれないレベル(1mW)に保った
レーザ光(波長680nm)を、記録ヘッド中のレンズ
で集光して基板11と非線形層12を透過して、情報を
記録した記録層14に照射した。レーザ光のピーク強度
は、記録時のピーク強度と同じ15mWとし、20MH
z(デューティ比1/15)となるように強度変調し
た。記録時と同じようにトラッキングおよび自動焦点合
わせを行ないながら反射光の強弱を検出し、再生信号を
得た。
【0065】上記のようにして記録を行ったときの記録
光強度と記録マーク径の関係を図5に示す。この発明の
光記録媒体10では、15mW程度の記録光強度で直径
0.4μm程度の記録マークが安定に形成されているこ
とが分かる。これに対し、非線形層12を設けず且つ再
生用レーザ光を連続光とした以外はこの実施例と同様に
製作した従来例の光記録媒体では、記録光強度12.5
mW付近で直径0.4μm程度の記録マークが形成され
てはいるが、わずかな記録光強度の変動で記録マーク径
が大きく変わってしまうので、実用上は1μm程度の記
録マーク径が限界である。
【0066】上記のようにして再生を行ったときの記録
マーク長とC/N(搬送波対雑音比)の関係を図6に示
す。この発明の光記録媒体10では、上記従来例の半分
以下のマーク長においても高いC/Nが得られることが
分かる。
【0067】次に、この実施例において高密度の記録・
再生が可能な原理を説明すると、次の通りである。
【0068】可飽和吸収色素である銅フタロシアニンの
光強度に対する光吸収率の変化は、図4(a)に示す通
りである。図4(a)から分かるように、銅フタロシア
ニンは、閾値強度Ic以下の強度の光が入射したときに
は、その光をすべて吸収してしまうが、閾値強度Ic以
上の強度の光が入射したときには、光の一部しか吸収せ
ず、大部分の光を透過してしまう性質を持つ。
【0069】また、レーザ光をレンズで集光して銅フタ
ロシアニンよりなる非線形層12に照射した場合、非線
形層12上での光強度分布は図4(b)の実線のように
なる。この場合、光強度が1/e2になる範囲(幅)は
約1.2μmである。この実施例のように、強度15m
Wのレーザ光が照射された場合、この光強度分布の中心
部の直径約0.4μmの範囲の強度が閾値強度Icを超
える。よって、この直径約0.4μmの範囲の光のみが
非線形層12を透過し、それより外側の光(図中の斜線
部)はすべて非線形層12に吸収されてしまう。
【0070】このような理由により、この実施例では、
記録層14に到達する光のスポット径は約0.4μmと
なり、もとの1/3の径のスポットが得られる。よっ
て、上記従来例の約9倍の高密度化が可能となる。
【0071】また、この実施例では、記録時と再生時の
レーザ光のピーク強度を同じにしているため、記録層1
4上に形成される光スポットの径は記録時と再生時で同
じである。その結果、記録・再生いずれにおいても高密
度化が可能である。
【0072】上記構成において、下部保護層13と上部
保護層15の(ZnS)80(SiO2)20の一部または
全部を、ZnS、CdS、In23、ZnSe、CdS
e、In2Se3、SiO2、SiO、TiO2、Zr
2、Ta25、Y23、Si3N4、AlN、Cu2O、
AlSiN2、Al2SiN3、AlSi23、Si−A
l−O−NおよびSiCより成る群より選ばれた少なく
とも一種、あるいはそれに近い組成の材料を主成分とす
るもので置き換えても、同様の結果が得られる。これら
のうちでは、Al23とAl−Si−N系の材料が特に
好ましい。
【0073】[実施例3−光記録媒体の2]図7はこの
発明の光記録媒体の他の実施例を示す。この実施例の光
記録媒体20は、実施例2の光記録媒体10において各
層の積層順を逆にしたものである。すなわち、基板21
上に金属反射層26、下部保護層23、記録層24、上
部保護層25、非線形層22および紫外線硬化樹脂層2
7を、この順に積層形成している。これら各層の材料
は、実施例2の光記録媒体10と同じであるが、レーザ
光を紫外線硬化樹脂層27側から照射するので、紫外線
硬化樹脂層27としては透明なものを使用する必要があ
る。
【0074】この光記録媒体20においても、実施例2
の光記録媒体10と同じ効果が得られる。
【0075】[実施例4−光記録媒体の3]この実施例
の光記録媒体は、記録層14を膜厚約1.5nmのTb
−Fe−Co光磁気記録膜とした以外は、実施例2の光
記録媒体10(図3)と同じ構成を持つ。この光記録媒
体を次のようにして製作した。
【0076】ディスク状ポリカ−ボネ−ト基板11上
に、ポリビニルアルコール中に分散させた銅ナフタロシ
アニン(可飽和吸収色素)を、スピンコートで約0.1
ミクロン厚に塗布し、乾燥して非線形層12を得た。そ
の後、非線形層12上に下部保護層13として厚さ60
nmのSiN膜を、その上に記録膜33として厚さ20
nmTb−Fe−Co光磁気記録膜を、アルゴンガスを
用いたスパッタリングによって順に形成した。続いて、
その上に、上部保護層15として厚さ20nmのSiN
膜、金属反射層16として厚さ50nmのAlTi合金
膜および紫外線硬化樹脂膜17を積層した。
【0077】最後に、こうして得た積層体を、同様にし
て製作したもう一枚の積層体と、紫外線硬化樹脂17側
を内側にしてホットメルト接着剤で貼り合わせ、光記録
媒体10を得た。
【0078】こうして得た光記録媒体10を用いて、次
のようにして記録・再生を行なった。この実施例では、
記録ヘッドと光記録媒体10をはさんで記録ヘッドの反
対側に設置した磁場用コイルを用い、レ−ザ光の平均強
度を1mWと8mWの間で記録すべき情報にしたがって
変調し、記録点の両端にディジタル情報の1を対応させ
るピットエッジ方式で記録した。
【0079】光記録媒体10を3000rpmで回転さ
せ、ピーク強度16mWのレーザ光(波長680nm)
を記録ヘッド中のレンズ(開口比:0.55)で集光し
て基板11と非線形層12を通して記録層14に照射し
た。また、実施例1と同様に、反射光を検出することに
よって、記録層3上に焦点が来るように自動焦点合わせ
を行ない、さらにトラッキング用の溝の中心に光スポッ
トの中心が常に一致するようにトラッキングを行なっ
た。レーザ光の平均強度を1mW(デューティ比1/1
6)と、磁化反転が起こる8mW(デューティ比1/
2)との間で記録すべき信号にしたがって変化させた。
【0080】この記録方法では、先に記録されていた情
報が新たに記録した情報に書き替えられるので、オーバ
ーライトが可能である。一定の平均強度(6mW)のレ
ーザ光を照射して、先の情報を消去した後、上記のよう
に強度変調したレーザ光を照射して記録してもよい。
【0081】再生は次のようにして行なった。ディスク
を3000rpmで回転させ、レーザ光(波長680n
m)の平均強度を記録が行なわれないレベル(1mW)
に保って、記録ヘッド中のレンズで集光して基板11と
非線形層12を通して一方の記録層14に照射した。レ
ーザ光のピーク強度は16mWとし、20MHz(デュ
ーティ比1/16)となるように強度変調した。記録時
と同じようにトラッキングと自動焦点合わせを行ないな
がら反射光の強弱を検出し、再生信号を得た。読み出し
はカー効果による偏光面の回転を利用して行なった。
【0082】この実施例においても、実施例2と同様
に、非線形層12上での光強度が1/e2になる範囲
(幅)は約1.2μmであり、強度16mWのレーザ光
を照射した場合、その中心部の直径約0.4μmの部分
のみが閾値強度Icを超える。したがって、この直径約
0.4μmの範囲の光のみが非線形層12を透過するの
で、記録層14に到達する光のスポット径は約0.4μ
mとなり、非線形層12がない場合の1/3のスポット
径となる。すなわち、この場合も約9倍の高密度化が可
能である。
【0083】この実施例では、記録膜14としては、上
記のもの以外にGd−Tb−Fe−Co、Gd−Dy−
Fe−Co、Tb−Dy−Fe−Co、Nd−Dy−F
e−Co、Nd−Tb−Fe−Coなどを用いても同様
の効果が得られる。このうち最初の2者(Gd−Tb−
Fe−Co、Gd−Dy−Fe−Co)はカー回転角が
比較的大きく、大きな再生出力が得られる利点がある。
また、最後の2者(Nd−Dy−Fe−Co、Nd−T
b−Fe−Co)は短波長域での再生特性に優れてい
る。垂直磁気異方性はこの実施例で用いたTb−Fe−
Coが最も優れる。耐食性を向上させるために、上記組
成のものにNb、Ti、Al、Cr、Ni、Vなどの元
素を10原子%以下の範囲で添加してもよい。
【0084】上部保護層15と下部保護層13を、Zn
S、CdS、In23、ZnSe、CdSe、In2
3、SiO2、SiO、TiO2、ZrO2、Ta25
2O3、Si34、AlN、Cu2O、AlSiN2、A
2SiN3、AlSi23、Si−Al−O−N及びS
iCより成る群より選ばれた少なくとも1種あるいはそ
れに近い組成の材料を主成分とするもので置き換えて
も、同様の効果が得られる。これらは光学的に透明であ
るため、再生特性に優れる。これらのうちではSi3N4
及びAlN系材料が特に好ましい。
【0085】[実施例4−光記録媒体の3]図8は、こ
の発明の光記録媒体のさらに他の実施例を示す。
【0086】この光記録媒体30は、図8に示すよう
に、ディスク状ポリカーボネート基板31の上に、ポリ
ビニルアルコール中に分散させたローダミン6G(過飽
和吸収色素)からなる非線形層32、CN膜からなる下
部保護層33およびPb−Sn−Teよりなる記録層3
4を、この順に積層して構成されている。レーザ光は基
板31側から照射される。
【0087】以上の構成を持つ光記録媒体30を次のよ
うにして製作した。まず、ポリカ−ボネ−ト基板31上
に、ポリビニルアルコール中に分散させたローダミン6
Gをスピンコートで厚さ約0.1ミクロンに塗布し、乾
燥させて非線形層32とした。その後、アルゴンガスを
用いたスパッタリングにより、基板31上に下部保護層
32として厚さ60nmのCN膜を形成し、その上に記
録膜33としての厚さ20nmのPb−Sn−Teを形
成した。
【0088】この実施例では、次に述べるように、レー
ザ光の平均強度を0.8mWと4mWの間で情報信号に
したがって変調し、記録点の両端にディジタル情報の1
を対応させるピットエッジ方式の穴あけ記録を行なっ
た。
【0089】光記録媒体30を3600rpmで回転さ
せ、レーザ光(波長530nm)を記録ヘッド中のレン
ズ(開口比:0.55)で集光して、基板31と非線形
層32を通して記録層33に照射した。反射光を検出す
ることによって、記録層34上に焦点が来るように自動
焦点合わせを行ない、さらにトラッキング用の溝の中心
に光スポットの中心が常に一致するようにトラッキング
を行なった。レーザ光のピーク強度は12mWとし、レ
ーザ光の平均強度を0.8mW(デューティ比1/1
5)と、非晶質に近い状態への変化が起こる4mW(デ
ューティ比1/3)との間で記録すべき情報信号にした
がって変化させ、記録層33に情報を記録した。
【0090】再生は次のようにして行なった。ディスク
を3600rpmで回転させ、レーザ光(波長530n
m)の平均パワーを記録が行なわれないレベル(0.8
mW)に保って、記録ヘッド中のレンズで集光し、基板
31と非線形層32を通して一方の記録層3に照射し
た。レーザ光のピーク強度は16mWとし、20MHz
(デューティー比1/16)となるように強度変調し
た。記録時と同じようにトラッキングと自動焦点合わせ
を行ないながら、平均パワー1mWのレーザ光で反射光
の強弱を検出し、再生信号を得た。読み出しは、カー効
果による偏光面の回転を利用して行なった。
【0091】この実施例においては、非線形層32上で
の光強度が1/e2になる幅は、約1μmであり、ピー
ク強度16mWのレーザ光を照射した場合は、この光強
度分布の中心部の直径約0.3μmの部分の強度が、閾
値強度Icを超える。したがって、この直径約0.3μ
mの部分の光のみが非線形層32を透過するので、記録
層34に到達する光のスポット径は約0.3μmとな
り、非線形層32がない場合の1/3の径となる。よっ
て、直径(幅)約0.3μmの記録マークを光記録媒体
30に形成し、その記録マークから情報を再生すること
が可能となる。
【0092】以上の各実施例では、ディスク状の光記録
媒体について述べたが、この発明はテープ状、カード状
等の他の形状の光記録媒体にも適用できる。
【0093】[実施例5−光記録媒体の4]図9は、こ
の発明の光記録媒体のさらに他の実施例を示す。この光
記録媒体40は、記録を行わずに再生のみを行なうもの
で、一般にコンパクト・ディスクと呼ばれているもので
ある。この光記録媒体40は大量生産に適する。
【0094】基板41には、インジェクションなどによ
り、例えば凹凸よりなるピットが形成されており、その
上にAl反射膜などからなる記録層44が形成され、さ
らにその上に非線形層42が形成されている。非線形層
42は、保護層としての透明な紫外線硬化樹脂層47で
覆われている。レーザ光は、紫外線硬化樹脂層47の側
から照射される。
【0095】この光記録媒体40では、0.3μm程度
の記録マークを記録しておけば、赤外の半導体レーザな
どを用いて再生することが可能であるから、高記録密度
の再生専用の記録媒体を安価に得ることができる。
【0096】[実施例6−光記録装置]図10および図
11は、この発明の高密度光記録再生装置の実施例を示
す。
【0097】図10において、図11(a)の記録情報
は、まずコード変換回路53に入力され、コード変換さ
れてディジタル情報に変換される。たとえば、図11
(b)のように、記録情報の(1)の情報がディジタル
情報のレベルの変化点、すなわち立上りまたは立下がり
に対応する。
【0098】このディジタル情報は、変調回路52にお
いて、クロック生成回路61で生成されたクロック信号
(図11(c)参照)に同期した、図11(d)のよう
なパルス状のレーザ駆動信号に変換される。
【0099】レーザ駆動回路51は、こうして得られた
レーザ駆動信号に従ってレーザ54を駆動する。レーザ
54から発せられるレーザ光Bのピーク強度は、図11
(b)のディジタル情報の如何によらず一定であるが、
その平均強度はそのディジタル情報に応じて変調され
る。ここでは、パルス状に変調されたレーザ光Bの各パ
ルスのデューティ比を変えることにより、平均強度を高
レベルと低レベルの間で変調している。
【0100】こうして平均強度を変調されたレーザ光B
は、レンズL1を透過してからビームスプリッタ55に
送られ、ビームスプリッタ55を透過した後、レンズL
2で集光され、記録媒体Mに照射される。記録媒体M
は、基板Sの上に非線形層Nおよび記録層Rが積層され
たものを使用する。例えば、上記実施例2で示した光記
録媒体10を使用する。レーザ光Bの照射により、記録
層Rに、図11(a)の記録情報に応じた記録マーク6
2が、例えば図11(d)のように形成される。この記
録マーク62は、平均強度の高いレーザ光Bが照射され
た箇所にのみ形成される。
【0101】このようにして記録された情報を再生する
際には、レーザ光Bを図11(f)に示す再生レーザ駆
動信号にしたがって駆動して光記録媒体Mに照射する。
このレーザ光Bのピーク強度は、記録時のピーク強度と
ほぼ同じであるが、その平均強度(デューティ比)は、
記録マーク62が破壊されないような十分小さな値に設
定している。この場合、レーザ光Bの各パルスのデュー
ティ比は一定である。こうして照射されたレーザ光Bの
反射光は、レンズL3を透過してからPINフォトダイ
オードなどの検出器56で検出される。この信号は、検
出回路57で増幅される。こうして図11(g)のよう
な検出信号が得られる。この検出信号は、再生用レーザ
光Bのパルスと同期したパルス状となっているため、ロ
ーパスフィルタ58を通して再生信号とする。再生信号
は図11(h)のような波形になる。
【0102】この再生信号は、再生回路59内で2値化
され、図11(i)のような再生ディジタル情報とな
る。この再生ディジタル情報は、コード変換回路60に
送られてコード変換される。こうして、図11(j)の
ような再生情報が得られる。
【0103】もちろん、この再生情報は記録情報と一致
している。
【0104】この実施例の装置では、図11(f)の再
生レーザ駆動信号のパルスは、図11(i)の再生ディ
ジタル情報から得られるクロック信号(図11(c)参
照)と同期しているが、同期しなくてもよい。また、こ
の実施例の装置では、再生レーザ駆動信号の変調周期を
そのクロック信号の周期と同じにしているが、それより
十分短くしてもよい。そうしても同様の再生信号が得ら
れる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光スポットよりも小さな記録マークを用いて高密度
で情報の記録および再生を行なうことができる。また、
その記録および再生は、光磁気記録方式以外の記録方式
であっても可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高密度光記録再生方法の1実施例を
示す光記録媒体の断面説明図である。
【図2】図1の高密度光記録再生方法におけるレーザ光
強度の時間変化を示す図である。
【図3】この発明の光記録媒体の1実施例の部分断面図
である。
【図4】(a)は図3の実施例に使用する可飽和吸収色
素の光強度に対する光吸収率の変化を示すグラフ、
(b)はその可飽和吸収色素の場所に対する光強度の分
布を示すグラフである。
【図5】図3の光記録媒体の記録光強度と記録マーク径
の関係を示すグラフである。
【図6】図3の光記録媒体の記録マーク長とC/Nの関
係を示すグラフである。
【図7】この発明の光記録媒体の他の実施例の部分断面
図である。
【図8】この発明の光記録媒体のさらに他の実施例の部
分断面図である。
【図9】この発明の光記録媒体のさらに他の実施例の部
分断面図である。
【図10】この発明の光記録再生装置の1実施例の構成
図である。
【図11】図10の光記録再生装置における各種信号波
形を示す図である。
【図12】従来の光記録再生方法を示す光記録媒体の断
面説明図である。
【図13】従来の光記録再生方法におけるレーザ光強度
の時間変化を示す図である。
【図14】従来の光記録再生方法におけるレーザ光スポ
ット径と記録マークとの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
M、10、20、30、40 光記録媒体 S、11、21、31、41 基板 N、12、22、32、42 非線形層 13、23、33 下部保護層 R、14、24、34、44 記録層 15、25 下部保護層 16、26 金属反射層 17、27、47 紫外線硬化樹脂層 SP1 レーザ光スポット SP2 レーザ透過光スポット L、L1、L2、L3 レンズ B レーザ光 51 レーザ駆動回路 52 変調回路 53、60 コード変換回路 54 レーザ 55 ビームスプリッタ 56 検出器 57 検出回路 58 ローパスフィルタ 59 再生回路 61 クロック生成回路 62 記録マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡峯 成範 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 杉山 久貴 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 尾島 正啓 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録光を照射することによっ
    てその記録媒体に情報を記録し、その記録した情報をそ
    の記録媒体に再生光を照射することによって再生する光
    記録再生方法において、 前記記録媒体として、記録層の他に照射される光に対し
    て非線形光学効果を現わす非線形光学効果層を備えてい
    るものを用い、前記再生光と前記記録光とを前記非線形
    光学効果層を透過して前記記録層に照射し、さらに、前
    記再生光のピーク強度を前記記録光のピーク強度と略同
    一に設定することを特徴とする光記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記再生光のピーク強度を、前記記録光
    のピーク強度の0.8〜1.2倍の範囲に設定する請求
    項1に記載の光記録再生方法。
  3. 【請求項3】 前記再生光の平均強度を、前記記録光の
    平均強度よりも小さくなるように設定する請求項1また
    は2に記載の光記録再生方法。
  4. 【請求項4】 前記再生光としてパルス変調された光を
    用いる請求項1〜3のいずれかに記載の光記録再生方
    法。
  5. 【請求項5】 パルス変調された前記再生光の変調周期
    を、再生信号の情報単位の周期よりも短く設定する請求
    項4に記載の光記録再生方法。
  6. 【請求項6】 パルス変調された前記再生光の変調位相
    を、再生信号の情報単位の位相と同期させる請求項4ま
    たは5に記載の光記録再生方法。
  7. 【請求項7】 前記記録光としてパルス変調された光を
    用いる請求項1〜6のいずれかに記載の光記録再生方
    法。
  8. 【請求項8】 前記記録光の平均強度を、異なる2つの
    レベルの間で記録すべき情報に応じて変調する請求項1
    〜7のいずれかに記載の光記録再生方法。
  9. 【請求項9】 パルス変調された前記記録光のデューテ
    ィ比を、パルス変調された前記再生光のデューティ比よ
    りも大きく設定する請求項7または8に記載の光記録再
    生方法。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体として、光が照射された
    箇所の温度が上昇してその箇所の物理的性質が変化する
    ことを利用して情報の記録を行なうものを用いる請求項
    1〜9のいずれかに記載の光記録再生方法。
  11. 【請求項11】 前記記録光および再生光の少なくとも
    一方として収束光を用いる請求項1〜10のいずれかに
    記載の光記録再生方法。
  12. 【請求項12】 前記記録光および再生光の少なくとも
    一方として超解像光を用いる請求項1〜10のいずれか
    に記載の光記録再生方法。
  13. 【請求項13】 記録層に記録光を照射することによっ
    て情報を記録し、その記録した情報を前記記録層に再生
    光を照射することによって再生する光記録媒体におい
    て、 照射された光に対して非線形光学効果を現わす非線形光
    学効果層を備えており、前記記録光および再生光は、前
    記非線形光学効果層を透過して前記記録層に照射される
    ようにしたことを特徴とする光記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記非線形光学効果層が可飽和吸収体
    より形成されている請求項13に記載の光記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記非線形光学効果層と前記記録層と
    が単一の層より形成されている請求項13または14に
    記載の光記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記記録層が、前記記録光の照射され
    た箇所の温度が上昇してその箇所の物理的性質が変化す
    ることを利用して情報の記録を行なうものである請求項
    13〜15のいずれかに記載の光記録媒体。
  17. 【請求項17】 記録すべき情報に応じて前記記録層に
    形状変化を起こさせて情報を記録する請求項16に記載
    の光記録媒体。
  18. 【請求項18】 記録すべき情報に応じて前記記録層の
    相変化を起こさせて情報を記録する請求項16に記載の
    光記録媒体。
  19. 【請求項19】 記録すべき情報に応じて前記記録層の
    磁気的特性を変化させて情報を記録する請求項16に記
    載の光記録媒体。
  20. 【請求項20】 記録媒体と、その記録媒体に記録光お
    よび再生光を照射する手段と、記録すべき情報に応じて
    前記記録光を変調する手段と、前記記録媒体に記録され
    た情報を前記再生光に基づいて再生する手段とを備えて
    なる光記録再生装置において、 前記記録媒体は、記録層の他に照射される光に対して非
    線形光学効果を現わす非線形光学効果層を備えており、
    前記再生光と前記記録光とは、前記非線形光学効果層を
    透過して前記記録層に照射されるように構成され、さら
    に、前記再生光のピーク強度は、前記記録光のピーク強
    度と略同一に設定されていることを特徴とする光記録再
    生装置。
  21. 【請求項21】 前記再生光のピーク強度が、前記記録
    光のピーク強度の0.8〜1.2倍の範囲にある請求項
    20に記載の光記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記再生光の平均強度が、前記記録光
    の平均強度よりも小さくなるように設定されている請求
    項20または21に記載の光記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記再生光が、パルス変調されて前記
    記録媒体に照射される請求項20〜22のいずれかに記
    載の光記録再生装置。
  24. 【請求項24】 パルス変調された前記再生光の変調周
    期が、再生信号の情報単位の周期よりも短く設定されて
    いる請求項23に記載の光記録再生装置。
  25. 【請求項25】 パルス変調された前記再生光の変調位
    相が、再生信号の情報単位の位相と同期している請求項
    23または24に記載の光記録再生装置。
  26. 【請求項26】 前記記録光が、パルス変調されて前記
    記録媒体に照射される請求項20〜25のいずれかに記
    載の光記録再生装置。
  27. 【請求項27】 前記記録光の平均強度が、異なる2つ
    のレベルの間で記録すべき情報に応じて変調される請求
    項20〜26のいずれかに記載の光記録再生装置。
  28. 【請求項28】 パルス変調された前記記録光のデュー
    ティ比が、パルス変調された前記再生光のデューティ比
    よりも大きく設定されている請求項26または27に記
    載の光記録再生装置。
  29. 【請求項29】 前記記録媒体が、前記記録光の照射さ
    れた箇所の温度が上昇してその箇所の物理的性質が変化
    することを利用して情報の記録を行なうものである請求
    項20〜28のいずれかに記載の光記録再生装置。
  30. 【請求項30】 前記記録光および再生光の少なくとも
    一方のために、収束光を発生する手段を有している請求
    項20〜29のいずれかに記載の光記録再生装置。
  31. 【請求項31】 前記記録光および再生光の少なくとも
    一方のために、超解像光を発生する手段を有している請
    求項20〜30のいずれかに記載の光記録再生装置。
JP4255029A 1992-09-24 1992-09-24 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置 Pending JPH06111330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4255029A JPH06111330A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4255029A JPH06111330A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06111330A true JPH06111330A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17273193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4255029A Pending JPH06111330A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06111330A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988010226A1 (en) * 1987-06-23 1988-12-29 Yoshin Co., Ltd. Apparatus for automatically stacking piles of paper
JPH06162564A (ja) * 1992-11-17 1994-06-10 Victor Co Of Japan Ltd 光記録媒体
KR20030031698A (ko) * 2001-10-15 2003-04-23 엘지전자 주식회사 열적 흡수띠 적향변위 고분자 박막을 이용한 고밀도광디스크
WO2003052756A1 (fr) * 2001-12-14 2003-06-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de lecture optique d'informations, dispositif a tete optique et unite de traitement optique d'informations
WO2004102543A2 (en) * 2003-05-19 2004-11-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Record carrier for the optical storage and retrieval of information
JP2009176388A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Spinet Inc 光記録再生装置、光記録媒体、および光記録再生方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988010226A1 (en) * 1987-06-23 1988-12-29 Yoshin Co., Ltd. Apparatus for automatically stacking piles of paper
JPH06162564A (ja) * 1992-11-17 1994-06-10 Victor Co Of Japan Ltd 光記録媒体
KR20030031698A (ko) * 2001-10-15 2003-04-23 엘지전자 주식회사 열적 흡수띠 적향변위 고분자 박막을 이용한 고밀도광디스크
WO2003052756A1 (fr) * 2001-12-14 2003-06-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de lecture optique d'informations, dispositif a tete optique et unite de traitement optique d'informations
US7126883B2 (en) 2001-12-14 2006-10-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information reproducing method, optical head device, and optical information processor
WO2004102543A2 (en) * 2003-05-19 2004-11-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Record carrier for the optical storage and retrieval of information
WO2004102543A3 (en) * 2003-05-19 2005-01-06 Koninkl Philips Electronics Nv Record carrier for the optical storage and retrieval of information
JP2009176388A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Spinet Inc 光記録再生装置、光記録媒体、および光記録再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2797733B2 (ja) 光学情報記録部材の記録方法
JP3057516B2 (ja) 光記録媒体の信号再生方法
US6469977B2 (en) Optical information recording medium, method for producing the same, and method and apparatus for recording/reproducing information thereon
US5291470A (en) Optical information recording method
JP4339999B2 (ja) 光学的情報記録媒体とその製造方法、記録再生方法及び記録再生装置
WO1992015091A1 (en) Optically recording medium
JPH0497242A (ja) 情報記録再生方法
JPH06111330A (ja) 高密度光記録再生方法およびそれに用いる高密度光記録媒体および高密度光記録再生装置
JPH04176039A (ja) 光磁気記録媒体の記録方法
US4806952A (en) Information recording apparatus for recording/reproducing information by irradiating an information recording medium with an energy beam
JPH04281219A (ja) 記録媒体の初期化方法
JP3138661B2 (ja) 相変化型光ディスク
JPH08147756A (ja) 光学的記録媒体及び光記録再生方法並びに光記録再生装置
JPH05205313A (ja) 高耐久性光記録媒体
US20060280111A1 (en) Optical storage medium and optical recording method
JPH0312824A (ja) 相変化型光記録媒体の記録・消去・再生方法及び構成方法
JP3334146B2 (ja) 光学ヘッド装置
JPH0573961A (ja) 溶融マスク層を持つ高密度光記録媒体
JP3626211B2 (ja) 光記録媒体の信号再生方法
JPH04102227A (ja) 相変化型光ディスクの初期化方法
JPH07262612A (ja) 相変化形光情報記録媒体
JP2803245B2 (ja) 情報記録再生方法
JPH04102228A (ja) 光ディスクの初期化方法
JPH0917028A (ja) 光学的情報記録媒体及びその情報再生方法
JPH06111369A (ja) 情報の記録用部材および記録再生方法