JPH0611125A - 粒状固形物の定量供給装置 - Google Patents

粒状固形物の定量供給装置

Info

Publication number
JPH0611125A
JPH0611125A JP17074492A JP17074492A JPH0611125A JP H0611125 A JPH0611125 A JP H0611125A JP 17074492 A JP17074492 A JP 17074492A JP 17074492 A JP17074492 A JP 17074492A JP H0611125 A JPH0611125 A JP H0611125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
screw feeder
granular solid
slurry
granular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17074492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3089101B2 (ja
Inventor
Kuniharu Wakuta
邦晴 涌田
Koki Kinoshita
弘毅 木下
Noriko Kuroda
紀子 黒田
Tatsuhiko Ishitobi
龍彦 石飛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP04170744A priority Critical patent/JP3089101B2/ja
Publication of JPH0611125A publication Critical patent/JPH0611125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089101B2 publication Critical patent/JP3089101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Screw Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒状固形物スラリーから水切りと定量供給を
可能とし、その後の焼却等の処理を安定して行うことの
できる粒状固形物の定量供給装置を提供しようとするも
のである。 【構成】 粒状固形物を含有するスラリーから粒状固形
物のみを分離し、定量供給する装置において、上記スラ
リーを収容する円錐底タンクと、傾斜配置の液体分離用
スクリューフィーダと、空気エジェクタとを有し、上記
タンク底部の開口と上記スクリューフィーダの下部を連
通し、上記スクリューフィーダの上部と上記空気エジェ
クタを連通し、上記タンク上部及び上記スクリューフィ
ーダの上部を大気に連通したことを特徴とする粒状固形
物の定量供給装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所やその他
の工場から排出される粒状固形物スラリーを、液体を分
離して焼却炉などに定量供給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク等に収容されている粒状固
形物含有スラリーを焼却炉等に移送するには、以下の装
置が使用されていた。図4は、粒状固形物スラリーをポ
ンプで移送する装置であり、該スラリー14を収容する
タンク13には、攪拌機15が設けられ、粒状固形物を
均一に分散するとともに、タンク13の底部からポンプ
17で移送管16を介して移送するものである。この装
置は、スラリー移送方式のため、水切り状態で移送する
ことはできず、また、粒状固形物スラリーを定量供給す
るためには、粒状固形物と液体の混合割合を一定に保持
するために攪拌機等により常時攪拌する必要がある。
【0003】図5は、粒状固形物スラリーを水圧で移送
する装置であり、(a)は粒状固形物を水中に分散する
状態を示したもので、(b)は粒状固形物スラリーを水
圧で移送する状態を示したものである。なお、各導管に
設けた弁は、白抜きのものが開放状態を示し、黒塗りの
ものが閉鎖状態を示している。導管18からの水をタン
ク13の下部に設けたスクリーン19より供給して粒状
固形物を分散させ、粒状固形物スラリー14を調製した
後、廃液はタンク13の上部のスクリーン20、導管2
1を介して排出される。次いで、弁を切り換えて、導管
22を介してタンク13の上部に水圧を加えることによ
り、タンク13の中央部に伸びる排出導管23から粒状
固形物スラリー14を排出するものである。この装置
も、スラリー移送方式のため、水切り状態で移送するこ
とはできず、また、タンク内を常時満水状態に保持する
必要があるため、スラリーの移送にともないスラリー濃
度が徐々に低下し、粒状固形物を定量供給できない。
【0004】図6は、粒状固形物スラリーを窒素圧で移
送する装置であり、装置構成は図5と同様である。
(a)は導管18からの窒素ガスをタンク13下部のス
クリーン19から供給して粒状固形物を分散させ、粒状
固形物スラリー14を調製し、タンク13上部のスクリ
ーン20、導管21から排気する工程を示した図であ
り、(b)は弁を切り換えて、導管22を介してタンク
13の上部に窒素ガス圧を加える工程を示した図であ
り、(c)はさらに弁を切り換え、タンク13内に蓄え
られた窒素ガス圧により導管23から粒状固形物スラリ
ー14を排出するものである。この装置も、スラリー移
送方式のため、水切り状態で移送することはできず、ま
た、タンク内にガス圧を確保する工程とスラリー供給工
程を繰り返す必要があるため、断続的な供給となり、粒
状固形物を定量供給することができない。
【0005】図7は、予め水切りされた粒状固形物25
を円錐底タンク24に収容し、該タンク24の底部から
スクリューフィーダ26の下部に粒状固形物25を自由
落下させ、スクリューフィーダ26により移送するもの
である。この装置では、タンク24内の粒状固形物の量
が減少すると、図8のようなブリッジ27が形成され、
粒状固形物の排出が不可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の欠点を解消し、粒状固形物スラリーから水切りと定
量供給を可能とし、その後の焼却等の処理を安定して行
うことのできる粒状固形物の定量供給装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、粒状固形物
を含有するスラリーから粒状固形物のみを分離し、定量
供給する装置において、上記スラリーを収容する円錐底
タンクと、傾斜配置の液体分離用スクリューフィーダ
と、空気エジェクタとを有し、上記タンク底部の開口と
上記スクリューフィーダの下部を連通し、上記スクリュ
ーフィーダの上部と上記空気エジェクタを連通し、上記
タンク上部及び上記スクリューフィーダの上部を大気に
連通したことを特徴とする粒状固形物の定量供給装置、
及び、粒状固形物スラリーを収容する円錐底タンクに、
液面計とスラリー形成用液体の供給管を設け、上記液面
計により供給管の制御弁を調節してタンク内液面を一定
に保持することを可能にした上記の粒状固形物の定量供
給装置である。
【0008】
【作用】本発明は、粒状固形物をスラリーの形態で円錐
底タンクからスクリューフィーダに供給するため、タン
ク内にブリッジを形成することなく円滑にタンクから排
出することができ、傾斜配置されたスクリューフィーダ
の途中に液面を保持することにより、空気エジェクタに
供給する前に水切りを行うことができ、そして、スクリ
ューフィーダから定量的に排出される粒状固形物を空気
エジェクタで焼却炉等の次の装置に移送することができ
る。なお、スクリューフィーダに空気エジェクタを接続
することにより、スクリューフィーダの上部が負圧とな
り、スクリューフィーダ内の水位が上昇する恐れがある
ので、スクリューフィーダの上部を大気に連通して水位
上昇を防止している。また、タンク内に液面計とスラリ
ー形成用液体の供給管を設け、液面計により供給管の制
御弁を調節することにより、タンク内液面を一定に保持
することができ、その結果、スクリューフィーダの水切
り液面を一定にすることができ、スクリューフィーダの
液面から排出口までの距離も一定になるところから、粒
状固形物のかき上げ排出量も一定となり、定量供給をよ
り確実にする。
【0009】スクリューフィーダの水切り効果を上げる
ためには、図2の部分拡大図におけるスクリューフィー
ダの羽3とケーシング4のクリアランス12を、粒状固
形物の粒径、質量、スクリューフィーダの傾斜角及びス
ラリーを形成する液体の粘度などを考慮して最適な値を
選択することが大切である。クリアランスが小さすぎる
と、粒状固形物が羽とケーシングの間を塞ぎ、液体の流
出を妨げるため、水切りが不良となる。また、クリアラ
ンスが大きすぎると、羽とケーシングとの間から粒状固
形物が大量にこぼれ、かき上げ量即ち排出量が減少して
定量供給を妨げる。そこで、例えばイオン交換樹脂につ
いては、粒径の3〜4倍程度のクリアランスを設けるこ
とが好ましい。
【0010】また、スクリューフィーダの水切り液位
は、図2のように、スクリューフィーダ全長の2/3付
近を目処に設定するのがよい。タンク1の高さHに比べ
てスクリューフィーダの高さhの方が高くなる場合は、
スクリューフィーダの出口を下げる必要がある。スクリ
ューフィーダの水切り液位が低く、スクリューフィーダ
の出口までの距離が長すぎると、かき上げる間に水切り
粒状固形物がスクリューフィーダ下方にすべり落ちる量
が多くなり、出口より排出される量が少なくなる。逆
に、水切り液位が高く、スクリューフィーダの出口まで
の距離が短すぎると、十分に水切りされない粒状固形物
が多量に排出されることになる。さらに、スクリューフ
ィーダにより定量的にかき上げられた水切り粒状固形物
は、スクリューフィーダ上部の大気との連通孔から空気
エジェクタへと流れる空気流れにより、スクリューフィ
ーダ上部排出口から空気エジェクタへの移動が促進さ
れ、最終的には空気エジェクタにより瞬時に圧送される
ため、定量供給性に優れた効果を有する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の1実施例である粒状固形物
の定量供給装置の概念図であり、粒径0.42〜0.5
9mmのイオン交換樹脂を水に分散したスラリーについ
て水切り性及び定量供給性について調べた。この装置
は、円錐底タンク1、スクリューフィーダ3及び空気エ
ジェクタ6を主要構成とし、該タンク1には水面計7及
び水供給管8を設け、水面計7の指示に対応して制御弁
(フロート式水位制御弁)を調節することにより、排出
される粒状固形物量に見合う水を供給して液面をタンク
1の高さの約60%に一定に保持した。また、タンク1
とスクリューフィーダ3の上部には大気吸い込み連結ラ
イン9で接続されており、両者の液面は同一面に保持し
た。なお、吸い込み口には空気流量計を付設した。スク
リューフィーダ3は、羽とケーシング4とのクリアラン
スを1.9mmに保持したもので、モータ5で9.0r
pmの回転速度で回転した。空気エジェクタ6に供給す
る圧縮空気は、流量計10及び圧力計11で計測され、
0.6kg/cm2 及び2.0Nm3 /hで供給した。
その時の大気吸い込み連結ライン9の吸い込み口空気量
は2.0Nm3 /hであった。上記の試験におけるイオ
ン交換樹脂の累積供給量は、図3のとおりであり、水切
りされたイオン交換樹脂の供給量は試験経過時間に対し
リニアに増加し、平均供給量は約1.7kg/hで、供
給量誤差は最大でも5%以内であった。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、安定した粒状固形物の供給を可能にし、水切り性
及び定量供給性の優れた粒状固形物の定量供給装置を提
供することができ、次工程の処理操作を安定して操業す
ることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である粒状固形物の定量供給
装置の概念図である。
【図2】図1のスクリューフィーダにおける、水切り液
位と羽とケーシングのクリアランスについての説明図で
ある。
【図3】実施例におけるイオン交換樹脂の累積供給量を
示したグラフである。
【図4】従来のポンプによる粒状固形物スラリー供給装
置の説明図である。
【図5】従来の水圧送による粒状固形物スラリー供給装
置の説明図である。
【図6】従来の窒素ガス圧送による粒状固形物スラリー
供給装置の説明図である。
【図7】従来のスクリューフィーダによる粒状固形物の
供給装置の説明図である。
【図8】図7の供給装置における粒状固形物のブリッジ
形成についての説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/32 H 9117−2G (72)発明者 石飛 龍彦 兵庫県神戸市和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状固形物を含有するスラリーから粒状
    固形物のみを分離し、定量供給する装置において、上記
    スラリーを収容する円錐底タンクと、傾斜配置の液体分
    離用スクリューフィーダと、空気エジェクタとを有し、
    上記タンク底部の開口と上記スクリューフィーダの下部
    を連通し、上記スクリューフィーダの上部と上記空気エ
    ジェクタを連通し、上記タンク上部及び上記スクリュー
    フィーダの上部を大気に連通したことを特徴とする粒状
    固形物の定量供給装置。
  2. 【請求項2】 粒状固形物スラリーを収容する円錐底タ
    ンクに、液面計とスラリー形成用液体の供給管を設け、
    上記液面計により供給管の制御弁を調節してタンク内液
    面を一定に保持することを可能にした請求項1記載の粒
    状固形物の定量供給装置。
JP04170744A 1992-06-29 1992-06-29 粒状固形物の定量供給装置 Expired - Fee Related JP3089101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04170744A JP3089101B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 粒状固形物の定量供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04170744A JP3089101B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 粒状固形物の定量供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0611125A true JPH0611125A (ja) 1994-01-21
JP3089101B2 JP3089101B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=15910587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04170744A Expired - Fee Related JP3089101B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 粒状固形物の定量供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089101B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19932965A1 (de) * 1999-07-14 2001-01-25 Siemens Ag Optischer Drehmomentsensor mit MoirE-Musterdetektion und Nullpunktabgleich
JP2011174776A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Ngk Insulators Ltd 粒状放射性廃棄物の焼却処理方法およびその焼却処理装置
CN103486570A (zh) * 2012-06-12 2014-01-01 中山市兴和生物能源科技有限公司 一种生物质燃烧机
CN110525895A (zh) * 2019-07-17 2019-12-03 江苏德力重工有限公司 一种输送机械动能螺旋微控旋转变向的管径提升机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6903811B2 (en) 2003-08-11 2005-06-07 Kamakura Koki Co., Ltd. Rangefinder binoculars

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19932965A1 (de) * 1999-07-14 2001-01-25 Siemens Ag Optischer Drehmomentsensor mit MoirE-Musterdetektion und Nullpunktabgleich
JP2011174776A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Ngk Insulators Ltd 粒状放射性廃棄物の焼却処理方法およびその焼却処理装置
CN103486570A (zh) * 2012-06-12 2014-01-01 中山市兴和生物能源科技有限公司 一种生物质燃烧机
CN110525895A (zh) * 2019-07-17 2019-12-03 江苏德力重工有限公司 一种输送机械动能螺旋微控旋转变向的管径提升机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3089101B2 (ja) 2000-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100494971B1 (ko) 유체 이송 시스템, 및 유체 공급 탱크로부터 유체 유출 라인으로 유체를 이송하는 방법
GB1574375A (en) Removal of liquid solid and semi-solid wastes
US6568842B1 (en) High capacity mobile lime slaker
CA1195362A (en) Materials transfer system and methodology
US4490044A (en) Automatic slurry concentration control system
US6254267B1 (en) Method and apparatus for mixing dry powder into liquids
JPH0611125A (ja) 粒状固形物の定量供給装置
CN111807662B (zh) 一种在线浓缩的连续流模块化储泥池
US3953003A (en) Tank provided with pneumatic mixing pipe
EP0483002B1 (en) Slurry sampling device
JPH08229378A (ja) 混合溶解装置
US4586853A (en) Apparatus for the reclamation of slurry from the bottom of a storage silo
JPS649143B2 (ja)
CN211367081U (zh) 一种用于污水处理的高效气浮装置
US4233155A (en) Apparatuses for the anaerobic digestion of natural organic waste
KR920009623B1 (ko) 석탄-물 혼합물의 제조방법
CN216605475U (zh) 一种墨水生产用研磨装置
CN218403731U (zh) 一种混凝土污水浓度智能控制装置
JPH0275306A (ja) 擬集剤稀釈溶液の連続供給方法
CN214612709U (zh) 稀土连续沉降系统
CN220257358U (zh) 一种固液分离装置
CN211595285U (zh) 一种气浮废水处理设备
CN214141712U (zh) 一种湿法投加的磁介质混凝沉淀成套装置
JPH03258305A (ja) 希釈凝集剤液の連続供給装置
JPH10230151A (ja) 粉体の懸濁・溶解装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000620

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees