JP3089101B2 - 粒状固形物の定量供給装置 - Google Patents

粒状固形物の定量供給装置

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JP3089101B2 JP04170744A JP17074492A JP3089101B2 JP 3089101 B2 JP3089101 B2 JP 3089101B2 JP 04170744 A JP04170744 A JP 04170744A JP 17074492 A JP17074492 A JP 17074492A JP 3089101 B2 JP3089101 B2 JP 3089101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所やその他
原子力の工場から排出される粒状固形物スラリーを、
液体を分離して焼却炉に定量供給するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク等に収容されている粒状固
形物含有スラリーを焼却炉等に移送するには、以下の装
置が使用されていた。図4は、粒状固形物スラリーをポ
ンプで移送する装置であり、該スラリー14を収容する
タンク13には、攪拌機15が設けられ、粒状固形物を
均一に分散するとともに、タンク13の底部からポンプ
17で移送管16を介して移送するものである。この装
置は、スラリー移送方式のため、水切り状態で移送する
ことはできず、また、粒状固形物スラリーを定量供給す
るためには、粒状固形物と液体の混合割合を一定に保持
するために攪拌機等により常時攪拌する必要がある。
【0003】図5は、粒状固形物スラリーを水圧で移送
する装置であり、(a)は粒状固形物を水中に分散する
状態を示したもので、(b)は粒状固形物スラリーを水
圧で移送する状態を示したものである。なお、各導管に
設けた弁は、白抜きのものが開放状態を示し、黒塗りの
ものが閉鎖状態を示している。導管18からの水をタン
ク13の下部に設けたスクリーン19より供給して粒状
固形物を分散させ、粒状固形物スラリー14を調製した
後、廃液はタンク13の上部のスクリーン20、導管2
1を介して排出される。次いで、弁を切り換えて、導管
22を介してタンク13の上部に水圧を加えることによ
り、タンク13の中央部に伸びる排出導管23から粒状
固形物スラリー14を排出するものである。この装置
も、スラリー移送方式のため、水切り状態で移送するこ
とはできず、また、タンク内を常時満水状態に保持する
必要があるため、スラリーの移送にともないスラリー濃
度が徐々に低下し、粒状固形物を定量供給できない。
【0004】図6は、粒状固形物スラリーを窒素圧で移
送する装置であり、装置構成は図5と同様である。
(a)は導管18からの窒素ガスをタンク13下部のス
クリーン19から供給して粒状固形物を分散させ、粒状
固形物スラリー14を調製し、タンク13上部のスクリ
ーン20、導管21から排気する工程を示した図であ
り、(b)は弁を切り換えて、導管22を介してタンク
13の上部に窒素ガス圧を加える工程を示した図であ
り、(c)はさらに弁を切り換え、タンク13内に蓄え
られた窒素ガス圧により導管23から粒状固形物スラリ
ー14を排出するものである。この装置も、スラリー移
送方式のため、水切り状態で移送することはできず、ま
た、タンク内にガス圧を確保する工程とスラリー供給工
程を繰り返す必要があるため、断続的な供給となり、粒
状固形物を定量供給することができない。
【0005】図7は、予め水切りされた粒状固形物25
を円錐底タンク24に収容し、該タンク24の底部から
スクリューフィーダ26の下部に粒状固形物25を自由
落下させ、スクリューフィーダ26により移送するもの
である。この装置では、タンク24内の粒状固形物の量
が減少すると、図8のようなブリッジ27が形成され、
粒状固形物の排出が不可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の欠点を解消し、粒状固形物スラリーから水切りと定
量供給を可能とし、その後の焼却等の処理を安定して行
うことのできる粒状固形物の定量供給装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 原子力発
電所、その他の原子力の工場から排出される、粒状固形
物を含有するスラリーから粒状固形物のみを分離して焼
却炉に定量供給する装置において、上記スラリーを収容
する円錐底タンクと、傾斜配置の液体分離用スクリュー
フィーダと、空気エジェクタとを有し、上記タンク底部
の開口と上記スクリューフィーダの下部を連通し、上記
タンクの液面の高さが上記スクリューフィーダの中間部
に位置するように両者を配置し、上記スクリューフィー
ダの上部と上記空気エジェクタを連通し、上記タンク
上部及び上記スクリューフィーダの上部を大気に連通
たことを特徴とする粒状固形物の定量供給装置、及
び、(2) 上記の粒状固形物を収容する円錐底タンクに、
液面計とスラリー形成用液体の供給管を設け、上記液面
からの信号により上記供給管の制御弁を調節して上記
タンク内液面を一定に保持することを可能にしたことを
特徴とする上記(1) 記載の粒状固形物の定量供給装置で
ある。
【0008】
【作用】本発明は、粒状固形物をスラリーの形態で円錐
底タンクからスクリューフィーダに供給するため、タン
ク内にブリッジを形成することなく円滑にタンクから排
出することができ、傾斜配置されたスクリューフィーダ
の途中に液面を保持することにより、空気エジェクタに
供給する前に水切りを行うことができ、そして、スクリ
ューフィーダから定量的に排出される粒状固形物を空気
エジェクタで焼却炉等の次の装置に移送することができ
る。なお、スクリューフィーダに空気エジェクタを接続
することにより、スクリューフィーダの上部が負圧とな
り、スクリューフィーダ内の水位が上昇する恐れがある
ので、スクリューフィーダの上部を大気に連通して水位
上昇を防止している。また、タンク内に液面計とスラリ
ー形成用液体の供給管を設け、液面計により供給管の制
御弁を調節することにより、タンク内液面を一定に保持
することができ、その結果、スクリューフィーダの水切
り液面を一定にすることができ、スクリューフィーダの
液面から排出口までの距離も一定になるところから、粒
状固形物のかき上げ排出量も一定となり、定量供給をよ
り確実にする。
【0009】スクリューフィーダの水切り効果を上げる
ためには、図2の部分拡大図におけるスクリューフィー
ダの羽3とケーシング4のクリアランス12を、粒状固
形物の粒径、質量、スクリューフィーダの傾斜角及びス
ラリーを形成する液体の粘度などを考慮して最適な値を
選択することが大切である。クリアランスが小さすぎる
と、粒状固形物が羽とケーシングの間を塞ぎ、液体の流
出を妨げるため、水切りが不良となる。また、クリアラ
ンスが大きすぎると、羽とケーシングとの間から粒状固
形物が大量にこぼれ、かき上げ量即ち排出量が減少して
定量供給を妨げる。そこで、例えばイオン交換樹脂につ
いては、粒径の3〜4倍程度のクリアランスを設けるこ
とが好ましい。
【0010】また、スクリューフィーダの水切り液位
は、図2のように、スクリューフィーダ全長の2/3付
近を目処に設定するのがよい。タンク1の高さHに比べ
てスクリューフィーダの高さhの方が高くなる場合は、
スクリューフィーダの出口を下げる必要がある。スクリ
ューフィーダの水切り液位が低く、スクリューフィーダ
の出口までの距離が長すぎると、かき上げる間に水切り
粒状固形物がスクリューフィーダ下方にすべり落ちる量
が多くなり、出口より排出される量が少なくなる。逆
に、水切り液位が高く、スクリューフィーダの出口まで
の距離が短すぎると、十分に水切りされない粒状固形物
が多量に排出されることになる。さらに、スクリューフ
ィーダにより定量的にかき上げられた水切り粒状固形物
は、スクリューフィーダ上部の大気との連通孔から空気
エジェクタへと流れる空気流れにより、スクリューフィ
ーダ上部排出口から空気エジェクタへの移動が促進さ
れ、最終的には空気エジェクタにより瞬時に圧送される
ため、定量供給性に優れた効果を有する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の1実施例である粒状固形物
の定量供給装置の概念図であり、粒径0.42〜0.5
9mmのイオン交換樹脂を水に分散したスラリーについ
て水切り性及び定量供給性について調べた。この装置
は、円錐底タンク1、スクリューフィーダ3及び空気エ
ジェクタ6を主要構成とし、該タンク1には水面計7及
び水供給管8を設け、水面計7の指示に対応して制御弁
(フロート式水位制御弁)を調節することにより、排出
される粒状固形物量に見合う水を供給して液面をタンク
1の高さの約60%に一定に保持した。また、タンク1
とスクリューフィーダ3の上部には大気吸い込み連結ラ
イン9で接続されており、両者の液面は同一面に保持し
た。なお、吸い込み口には空気流量計を付設した。スク
リューフィーダ3は、羽とケーシング4とのクリアラン
スを1.9mmに保持したもので、モータ5で9.0r
pmの回転速度で回転した。空気エジェクタ6に供給す
る圧縮空気は、流量計10及び圧力計11で計測され、
0.6kg/cm2 及び2.0Nm3 /hで供給した。
その時の大気吸い込み連結ライン9の吸い込み口空気量
は2.0Nm3 /hであった。上記の試験におけるイオ
ン交換樹脂の累積供給量は、図3のとおりであり、水切
りされたイオン交換樹脂の供給量は試験経過時間に対し
リニアに増加し、平均供給量は約1.7kg/hで、供
給量誤差は最大でも5%以内であった。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、原子力発電所、その他の原子力の工場から排出さ
れる粒状固形物含有スラリーから粒状固形物のみを確実
に分離して焼却炉に安定的に定量供給でき、焼却炉の安
定した操業を可能にした
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である粒状固形物の定量供給
装置の概念図である。
【図2】図1のスクリューフィーダにおける、水切り液
位と羽とケーシングのクリアランスについての説明図で
ある。
【図3】実施例におけるイオン交換樹脂の累積供給量を
示したグラフである。
【図4】従来のポンプによる粒状固形物スラリー供給装
置の説明図である。
【図5】従来の水圧送による粒状固形物スラリー供給装
置の説明図である。
【図6】従来の窒素ガス圧送による粒状固形物スラリー
供給装置の説明図である。
【図7】従来のスクリューフィーダによる粒状固形物の
供給装置の説明図である。
【図8】図7の供給装置における粒状固形物のブリッジ
形成についての説明図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G21F 9/32 G21F 9/32 H (72)発明者 石飛 龍彦 兵庫県神戸市和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 平4−20706(JP,A) 実開 昭57−66335(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/44 ZAB B65G 33/14 F23G 5/02 ZAB F23K 3/00 303 G21F 9/28 G21F 9/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所、その他の原子力の工場か
    ら排出される、粒状固形物を含有するスラリーから粒状
    固形物のみを分離して焼却炉に定量供給する装置におい
    て、上記スラリーを収容する円錐底タンクと、傾斜配置
    の液体分離用スクリューフィーダと、空気エジェクタと
    を有し、上記タンク底部の開口と上記スクリューフィー
    ダの下部を連通し、上記タンクの液面の高さが上記スク
    リューフィーダの中間部に位置するように両者を配置
    、上記スクリューフィーダの上部と上記空気エジェク
    タを連通し、上記タンク上部及び上記スクリューフィ
    ーダの上部を大気に連通させたことを特徴とする粒状固
    形物の定量供給装置。
  2. 【請求項2】 上記の粒状固形物を収容する円錐底タン
    クに、液面計とスラリー形成用液体の供給管を設け、上
    記液面計からの信号により上記供給管の制御弁を調節し
    上記タンク内液面を一定に保持することを可能にした
    ことを特徴とする請求項1記載の粒状固形物の定量供給
    装置。
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