JPH06111037A - アナログ乗算器回路 - Google Patents

アナログ乗算器回路

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JPH06111037A
JPH06111037A JP27922692A JP27922692A JPH06111037A JP H06111037 A JPH06111037 A JP H06111037A JP 27922692 A JP27922692 A JP 27922692A JP 27922692 A JP27922692 A JP 27922692A JP H06111037 A JPH06111037 A JP H06111037A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギルバート・セル型のアナログ乗算器におい
て、それを構成する素子の非対称性に起因するキャリア
・リークを低減させる。 【構成】 ギルバート・セル型のアナログ乗算器回路に
おいて、双差動トランジスタ9〜12のコレクタ−ベー
ス間に容量13〜16を付加することにより、そのキャ
リア・リークを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動作周波数1GHz以上
において用いられるギルバート・セル型のアナログ乗算
器回路に係り、特にそのキャリア・リークを低減したギ
ルバート・セル型アナログ乗算器回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられているギルバート・セ
ル型のアナログ乗算器回路は、差動トランジスタと双差
動トランジスタがシリーズに接続されており、双差動ト
ランジスタのベースにキャリア信号を、差動トランジス
タのベースに比較的低周波のベース・バンド信号を入力
して使用される。
【0003】そして、従来のギルバート・セル型のアナ
ログ乗算器を1GHz以上の動作周波数で使用する場合
には、双差動トランジスタの性能ばらつき、ベース、エ
ミッタまたはコレクタ接続部の配線寄生容量のばらつき
に起因した出力電流の差が発生し、キャリア・リークが
増加するという不都合があった。そこで、このキャリア
・リークの抑圧方法はベース・バンド信号入力およびキ
ャリア信号入力にDCオフセット電圧を加え、そのDC
電位を変えることにより素子等のばらつきを補正する方
法をとっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のキャリア・
リーク抑圧方法では、外部よりDC電圧を加えるため回
路および調整が複雑になり、また、ある一定の温度、キ
ャリア周波数でオフセット調整をするので、温度範囲お
よび周波数帯域が狭くなるという問題があった。
【0005】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたもので、ギルバート・セル型のアナログ乗算器にお
いて、それを構成する素子の非対称性に起因するキャリ
ア・リークを低減させるアナログ乗算器回路を得ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログ乗算器
回路は、ギルバート・セル型のアナログ乗算器回路にお
いて、双差動トランジスタのコレクタ−ベース間の容量
を大きくする手段を備え、キャリア・リークを低減する
ようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明においては、ギルバート・セル型のアナ
ログ乗算器を構成する素子の非対称性に起因するキャリ
ア・リークを低減する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。この図1において、1,2はキャリア入力端、1
7,18は出力端で、このキャリア入力端1,2および
出力端17,18にはエミッタ・フォロワ3,4の各ベ
ースおよびエミッタ・フォロワ7,8の各エミッタがそ
れぞれ接続されている。5および6はエミッタ・フォロ
ワ7および8の各前段のエミッタ・フォロワである。
9,10および11,12はそれぞれエミッタを共通接
続した双差動トランジスタ、13,14および15,1
6はこの双差動トランジスタ9,10および11,12
の各コレクタ−ベース間に付加された容量である。19
はベース・バンド入力を示す。
【0009】つぎにこの図1に示す実施例の動作を説明
する。まず、双差動トランジスタ9,10および11,
12は、出力で同位相入力信号成分を極力おさえ、差動
入力信号成分に対する出力を得る作動増幅器を構成して
いる。そして、キャリア入力端1,2からの入力信号は
それぞれエミッタ・フォロワ3,4を介して双差動トラ
ンジスタ9,12および10,11の各ベースに印加さ
れ、この双差動トランジスタ9〜12とベース・バンド
入力19によってアナログ乗算が行われ、出力端17,
18には乗算出力が得られる。
【0010】つぎに、このアナログ乗算器において、ベ
ース・バンド電位差を0Vとしたときの出力レベルをキ
ャリア・リークとし、スパイス(SPICE)によるシ
ミュレーションを行った結果、50Ω系で3.8×10
-50Pの出力レベルが得られた。ただし、ここでキャリ
ア信号は、周波数2GHzで両相入力とし、容量13〜
16の容量値は各50fFとした。一方、本発明におい
て提案した容量13〜16を省いた回路におけるキャリ
ア・リークは2.5×10-40Pの出力レベルとなり約
16dB劣化している。
【0011】図2は図1の動作説明に供するローカル周
波数2GHzおよび3GHzでのキャリア・リークシミ
ュレーション値を示す特性図で、双差動トランジスタの
コレクタ・ベース間の容量に対するキャリア・リークの
特性を対数表で表わしたものである。(a)はローカル
周波数fLO=2GHzを示し、(b)はfLO=3GHz
を示す。そして、この図2は容量値を変えたときのキャ
リア・リークの値を示すグラフである。ただし、この容
量値にはトランジスタのコレクタ−ベース間寄生容量も
含んでいる。
【0012】なお、上記実施例においては、双差動トラ
ンジスタのコレクタ−ベース間に容量を付加する場合を
例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、双差動トランジスタのコレクタ−ベース間に
容量を追加するかわりに双差動トランジスタの素子サイ
ズを大きくしてもキャリア・リークを低減することがで
きる。そして、この双差動トランジスタのコレクタ−ベ
ース間に容量を付加することおよび双差動トランジスタ
の素子サイズを大きくすることは双差動トランジスタの
コレクタ−ベース間の容量を大きくする手段を構成して
いる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ギルバー
ト・セル型のアナログ乗算器回路において、双差動トラ
ンジスタのベース−コレクタ間の容量を大きくするよう
にしたので、キャリア・リークを低減することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の動作説明に供するローカル周波数でのキ
ャリア・リークシミュレーション値を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
3〜8 エミッタ・フォロワ 9〜12 双差動トランジスタ 13〜16 容量 19 ベースバンド入力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギルバート・セル型のアナログ乗算器回
    路において、双差動トランジスタのコレクタ−ベース間
    の容量を大きくする手段を備え、キャリア・リークを低
    減するようにしたことを特徴とするアナログ乗算器回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004006430A1 (ja) * 2002-07-03 2004-01-15 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Agc回路
JP2008306617A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電気分散補償等化回路

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JP4522436B2 (ja) * 2007-06-11 2010-08-11 日本電信電話株式会社 電気分散補償等化回路

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