JP2002198746A - 位相線形広帯域周波数変換 - Google Patents

位相線形広帯域周波数変換

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JP2002198746A
JP2002198746A JP2001315562A JP2001315562A JP2002198746A JP 2002198746 A JP2002198746 A JP 2002198746A JP 2001315562 A JP2001315562 A JP 2001315562A JP 2001315562 A JP2001315562 A JP 2001315562A JP 2002198746 A JP2002198746 A JP 2002198746A
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Alcatel Lucent SAS
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Alcatel CIT SA
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    • HELECTRICITY
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    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
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    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相線形広帯域周波数変換を提供すること。 【解決手段】 複数オクターブベースバンド(BB)か
らRF帯域へ、またはその逆の周波数変換のためのI/
Q信号処理を利用した位相線形広帯域変換器。この変換
器は、3つのポート、I/Qミキサ段、I/Q局部発振
器(LO)信号のためのI/Q電力分割器、2つの広帯
域平衡ミキサ、およびインピーダンス整合回路を有する
位相線形電力分割器/結合器を使用する。複数オクター
ブ帯域にわたる改善されたパフォーマンスは、拡大され
たベースバンドにおける能動演算増幅器I/Q電力分割
器/結合器の間の相互の適合、所定の振幅および位相特
性を有し、能動ベースバンド電力分割器/結合器へ、ま
たはこれからのベースバンド信号経路に挿入される単独
ローパスフィルタ(LPF)、およびベースバンド位相
補正段による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数変換、すな
わちある周波数領域から他の周波数領域への電気信号の
転送に関する。詳細には、本発明は、不要な信号成分の
抑制のための改善された周波数変換システムに関する。
この点に関する特定の技術分野は、2つの信号成分、す
なわち、分割されていない元の信号の位相に従う位相を
もつ、I信号と名付けられる第1の信号成分、および元
の信号の位相から1周期の4分の1(π/2または90
°)遅れる位相をもつ、Q信号と名付けられる第2の成
分への信号分割または電力分割である。これにより、I
信号とQ信号は位相が直交するようになり、本技法はI
/Q信号処理と呼ばれる。
【0002】
【従来の技術】周波数領域での信号のシフトまたは伝送
は、一般に、その信号を、他の信号とともに、非線形転
送装置に送り込むことにより行なわれる。このような装
置はミキサと呼ばれ、導入される予備信号は、通常、局
部発振器(LO)からの信号となる。たとえ、変調とい
う表現が、第1の信号が発振器信号に比較して相対的に
低周波数を有する信号処理に対して専用とされるとして
も、この2つの信号の混合は変調に相当する。発振器信
号は、しばしば、搬送波、搬送波信号などと呼ばれる。
【0003】非線形転送関数y=F(x)を有するミキ
サにおいて、ω=2πfを信号の角周波数、fを周波
数、tを時間とすると、同時に印加された2つの正弦波
信号x=asinωt、およびX=Asinω
(発振器信号)は、ミキサの出力でx=aF(sinω
t)+AF(sinωt)となる。y=x(ダイ
オードミキサ特性の大まかな近似)のような単純な転送
関数を有するミキサは、出力で以下を与える。
【数1】
【0004】したがって、2つの二次信号(2つの信号
の第2の高調波)、およびLO周波数に対称の2つの一
次側波周波数信号(上側帯および下側帯)が発生する。
必要な下側帯の出力信号の振幅は、入力における2つの
印加信号の振幅に直接比例する。数式からは明らかでな
いが、実際の回路内では、これらの信号は、入力から出
力に、ある程度まで漏れる。
【0005】伝送関数またはミキサ特性は、問題となる
ダイナミック・レンジにわたって、少なくとも近似的に
は、以下の形の多項式に数学的に表現され、または連続
展開を通じて提示することができる。
【数2】
【0006】実際には、前記関数は、入力信号電圧に対
する出力信号電圧の比、(真空管の相互コンダクタン
ス、または一般に電気のコンダクタンスとしての)入力
制御電圧に対する出力信号電流の比、または(トランジ
スタまたはダイオードにおけるような)入力制御電流に
対する出力信号電流の比などを表す。上述の漏れ伝送に
加えて、出力では、通常多くの高次信号が発生する。
【0007】文献中から、変調/混合の背景となる技術
を与える、いくつかの参考が見出される。 1.GaAsMESFETを使用するマイクロ波周波数
での直接I/Q変調器、マイクロ波ジャーナル、199
4年10月、62頁以下。 2.ベースバンド信号の周波数変換、Eric A.A
dler、EdwardA.Viveros、およびJ
ohn T.Clark著、Army Researc
h Laboratory、RFデザイン、41頁。 3.レーダーシステム入門、Merrill I.Sk
olnik、ISBN0−07−057909−1、9
章3:ミキサ、および9章4:低雑音初段。他の多くの
参考も与えられる。 4.集積電子工学、Millman Halkias
著、16章8:遅延イコライザ。 5.アナログデバイス:高速設計技術、G2164−1
0−9/96、ISBN−0−916550−17−
6、3〜33頁、およびその他(RF/IFサブシステ
ムは、様々なミキサの優れた記述、および画像応答およ
び三次変調間歪みの数学的および図式的扱いの双方を与
える。) 6.アマチュア無線のための単一側帯、米国無線中継リ
ーグ(ARRL)、1970、国会図書館カタログカー
ド番号:54−12271。 7.簡単な副高調波I/Q変調器、I.Doyle著、
応用マイクロ波と無線、1998年10月、34頁。 8.電子フィルタ設計手帳、Arthur B.Wil
liams、ISBN0−070430−9。 9.Halvlederteknikk、Erno B
orbely著、Teknologisk Forla
g、オスロ、ノルウェー(ノルウェー語)。 10.L帯域におけるQPSK信号の直接ダウンコンバ
ージョンおよび復調、Stewart N.Crozi
erおよびRavi Datta著、通信研究センタ
ー、オタワ、カナダ。
【0008】比較的低い周波数の信号の高い周波数への
アップコンバージョン、例えば、直接混合処理の手段に
より中間周波数帯域(IF)または出力周波数帯域(R
F)へ変換されるベースバンド(BB)の信号は、出力
において見られるように、一次および二次の3つの主信
号を発生する。これらは、それぞれ、かなり強いLO信
号、LOの上部または下部における必要な信号スペクト
ル、および反対側における不要なイメージ周波数信号
(不要な側帯)である。このBB信号は、ミキサを介し
て伝送され、一次信号を表すが、通常、低レベルで現
れ、効果的にフィルタをかけることができる。これに対
応して、(RFまたはIFの)高周波数信号が、例えば
ベースバンドへダウンコンバートされる時、不要なイメ
ージ周波数応答が発生する。
【0009】局部発振器およびイメージ周波数信号の双
方とも、多かれ少なかれ、フィルタリングによって効果
的に抑制することができるが、変換する周波数帯域が広
くなるほど、フィルタリングは困難になる。
【0010】しかし、不要な側帯の効果的な抑制のため
の要件とともに、LO信号が充分に減衰されないという
大きな問題が起こることもある。LO信号がミキサの入
力において高レベルを有しており、これにより、優れた
平衡仕様を有するミキサが要求されるため、設計段階で
は、いくつかの要素に配慮しなければならない。このよ
うなスペースが通信システム内に存在する場合、2つの
信号チャネル間の消失周波数帯スペースにLO周波数を
適切に配置することにより、問題を軽減することができ
る。システムの仕様は、これに従って完成されなければ
ならず、擾乱の可能性を低減するために、LO信号は、
同じシステムチャネル領域内の異なったチャネルに同調
する受信機内で、変調間の産物を生じさせないために、
とりわけ、充分に減衰させなければならない。
【0011】ダウンコンバージョンによる大きな問題
は、反対の側帯に現れるLO信号と信号との混合から得
られる、不要なイメージ周波数帯域である。これによ
り、信号は、必要な帯域と同じ周波数帯域へダウンコン
バートされるが、平衡ミキサで減衰されることもある
(資料(5)3〜39行を参照)。漏れ転送および/ま
たはLO信号の放射も、非常にしばしば、単一または二
重の平衡ミキサを必要とし、出力から入力へ十分な隔離
を有するRF段は、さらに、結果を改善することが必要
となる。
【0012】必要とされる平衡のレベルをより良く説明
するために、不要な側帯の55dBの減衰には、0.2
°未満の位相応答非平衡、および0.03dBより良好
な対応する振幅レベル非平衡が必要である。
【0013】平衡を取り、これにより、このような不要
な信号を抑制する、さらに直接的な方法は、2つの並列
な信号チャネルまたは経路を確立することである。この
技術は、最も単純な形態では、LOまたは搬送波信号を
抑制するために平衡ミキサ内で使用されている。さらに
進んだ形態では、この技術が、側帯の1つを抑制するた
めに採用され、この点では、I/Q信号処理に関係があ
る。
【0014】しかし、従来、位相およびレベル平衡に対
する厳しい要件は、広帯域回路の容易な設計を妨害する
ものと考えられてきた。1つの要件は、BBにおける非
常に急峻なフィルタへの必要性である。これは、特にL
C構成要素に基づいた場合、大きく、複雑になりやすい
フィルタである。もう1つの要件は、位相シフト回路の
位相直交の正確さである。したがっフィルタは、スロー
プの急峻性および鋭い応答コーナーに関する上述した要
件を超えて、通過帯域にわたって極端に平坦な振幅応答
を示し、優れた位相線形性を有さなければならない。し
たがって、設計者は、広い帯域の網羅のために、克服で
きないように見える問題に直面しており、したがって、
対応するフィルタリング方法の解決法に、むしろ目を向
けた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】I/Qまたは直交法
が、基本的には、周波数スペクトルを移動する理想的な
形態に見えるとしても、多くの現実的な限界があった。
【0016】I/Q信号処理は、受動回路で行なうこと
ができるが、このような回路は、非常に限られた帯域幅
を有する傾向にあり、位相線形性からほど遠い。これの
例には、US3,484,724に開示される混成直交
カプラがある。周波数領域は、1オクターブ、20から
40MHzであり、このオクターブ帯にわたる位相差は
比較的大きく、すなわち、約3°である。
【0017】I/Q技術は、純粋にデジタルであるシス
テムでも採用することができ、BBでの信号のデジタル
化および処理は、いくつかの長所をもたらす。しかし、
特にエイリアシングに関する新しい問題および短所が発
生しやすいようである。さらに、変換される信号が最初
に非デジタルである場合、アナログからデジタルへの変
換器(ADC)を使用する解決策は、限られた帯域にお
いてさえ、かなり複雑なものとなる。より高い周波数へ
の拡大は、RFフィルタリングの必要性および/または
同調性の欠如のために、状況をさらに複雑にする。
【0018】I/Q技術を使用せずに、段階的な周波数
変換を使用する従来の方法(すなわち、二重スーパーヘ
テロダイン受信機)が試みられたが、このような解決策
は、むしろ複雑になる傾向があり、しばしば、パフォー
マンスに関する欠点から損害を被る。これに続く、RF
での進んだフィルタリングを使用する直接変換は、使用
できる場合があるが、同調および適合の可能性に関して
は、むしろ限界がある。
【0019】この種の限界にもかかわらず、I/Q技術
は、未だに重要な長所を有する。事実、特にすべての必
要なチャネルフィルタリングおよび増幅は、急峻なフィ
ルタおよび比較的線形な回路を優れた正確さ、および例
えば2mA(直流バイアス)付近のトランジスタコレク
タ電流に対応する抑えられた電力消費を以って作成する
ことができるベースバンド(BB)で行なうことができ
る。
【0020】混合の不要な産物は、イメージ周波数帯お
よび変調間の産物を除いて、問題となる周波数の外側、
すなわちLO信号の奇数次高調波の近くに該当し、その
ため、通常必要となるFRフィルタリングは、単純なロ
ーパスフィルタ(LPF)またはブロードバンドパスフ
ィルタ(BPF)において、処理することができる。
【0021】シールドの要件も、1つ以上のIFレベル
および1つ以上の変換を有するシステムに比較して緩和
されている。この理由は、複数チャネルシステムにおい
て比較的低周波数で、各チャネルに単一のLOのみを有
するRFモジュールを少数使用して、信号を隔離するの
は簡単であるということである。単独のLOを1つだけ
有することにより、混合の産物はほとんど発生せず(見
せかけの応答)、特に広帯域通信による中間周波数(I
F)の選択が容易になる。
【0022】ダウンコンバージョンにより、I/Qミキ
サは、本質的に「イメージ抑制」性である。I/Q法の
他の長所は、ミキサの入力信号レベルが低いまたは中程
度であるため、変調間の産物が、大きなダイナミックレ
ンジを妨害せずに抑制されることである。これは、増幅
の重要な部分が、帯域の外側の変調間産物が通常存在し
ないシステムの部分において、チャネルフィルタリング
の後で行なわれるという事実のためである。知られるよ
うに、これらの産物は、ミキサおよび増幅器の双方で、
レベルの上昇とともに急激に増加する。この産物は、し
ばしば、通常IP3と呼ばれる三次変調間歪みを特徴と
する。
【0023】従来技術の他の例は、文献一覧の文献10
に与えられ、これは、直接ダウンコンバージョンにI/
Q信号処理、および1.5GHz(L帯)の変調と変調
タイプQPSK(直交チャネル位相シフト)の使用によ
る改善を示す。いくつかの改善が得られたとしても、考
慮する問題は未だにあり、この文献の508頁には、以
下の7項目が掲げられている。 1.不適切な周波数合成器の分解能(RF段の大きさ) 2.IおよびQチャネル間の位相シフト誤差 3.IおよびQチャネル間のゲインの不平衡 4.ローパスフィルタ誘発信号歪み 5.IおよびQチャネル間のローパスフィルタの不整合 6.IおよびQチャネル間の遅延の不整合 7.ベースバンドにおける大きなゲインによる低周波数
マイクロフォニック雑音
【0024】上述のいくつかの長所にもかかわらず、周
波数変換の分野では、特に周波数帯の拡大による、これ
による、見せかけの抑制、または振幅と位相の線形性お
よび対応する群遅延歪みの値について妥協することな
く、さらなる改善に対する必要性が明らかにある。
【0025】運良く、より優れたRF回路構成要素の継
続的な開発は、新しい可能性を与え、そのため、例え
ば、直交法は、より魅力的にさえなっている。例とし
て、通常は3倍平衡と呼ばれる広帯域ミキサユニット
が、今日、集積回路チップとして利用できる。この集積
は、レベルおよび位相の平衡に著しい改善を達成してい
る。典型的な仕様を以下に掲げる。
【0026】変換損失:10dB LO/RF分離:30dB RF周波数領域(ダウンコンバージョンによる入力):
5〜20GHz IF帯域(出力):0〜3GHz
【0027】このような構成要素または相当する組み立
て済みユニットがアップコンバージョンに使用される場
合、必要な上側帯を有する典型的な出力スペクトルは、
搬送波、LO信号、下側帯、および30〜50dB抑制
された高次信号を有することができる。加えて、追加す
る回路が、回路をむしろ容易に複雑にするとしても、デ
バイスは、平衡をさらに改善するためにフィードバック
ループを設けることができる。
【0028】レーダー技術の領域内では、I/Qおよび
最近の設計によるこのような構成要素が、前段の低雑音
増幅器とともに入力側で使用される。
【0029】RFにおけるこのような回路構成部品の最
近の利用可能性、および今日の演算増幅器のようなこの
従来の低周波数構成要素がさらに高い周波数における用
途を見出しているという事実は、BBに広帯域を有する
回路の開発の当然な技術的背景を提供する。いくつかの
オクターブを恐らく網羅する位相シフト段は、最初の興
味の対象であった。
【0030】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の趣
旨は、位相線形広帯域構成要素の開発に基づき、簡単に
は、広帯域ミキサ段を提供するための、この構成要素の
組み立て、さらなる開発、および適合を含む。
【0031】この背景から、本発明の第1の様態によれ
ば、複数オクターブベースバンド(BB)からRF帯へ
の周波数変換のための、I/Q信号処理を利用した位相
線形広帯域変換器が提供され、変換器が主出力ポート、
第1の分割入力ポート、および第2の分割入力ポートを
有する位相線形広帯域RF電力結合器と、局部発振器
(LO)と、LO入力ポート、同相LO信号(L)の
ための分割I出力ポート、および直交位相LO信号(L
)のための分割Q出力ポートを含んでいるI/Q広帯
域電力分割器と、さらに、それぞれ、第1の入力ポート
でLO信号を受信し、第2の入力ポートで入力I/Q信
号(B、B)を受信するための2つの広帯域平衡ミ
キサとを有するI/Qミキサ段と、インピーダンス整合
回路と、主入力ポート、同相分割I出力ポート、および
直交位相分割Q出力ポートを有する広帯域BB I/Q
電力分割器であって、周波数に対する振幅応答変動を導
入しない位相シフトのための手段を提供するように、前
記分割器の前記分割出力ポートが、1つの入力に無効分
岐を有する能動広帯域増幅器の各段を含んでいる、広帯
域BB I/Q電力分割器と、周波数に対する所定の位
相応答を有する単一のBBローパスフィルタ(LPF)
と、BB位相補正段とを含み、前記ローパスフィルタ
(LPF)および位相補正段が変換器の入力においてB
B信号経路内に直列に接続される。
【0032】本発明の第2の様態によれば、RF帯域か
ら複数オクターブベースバンド(BB)への周波数変換
のための、I/Q信号処理を利用した位相線形広帯域変
換器が提供され、変換器が、主入力ポート、第1の分割
出力ポート、および第2の分割出力ポートを有する位相
線形広帯域RF電力分割器と、局部発振器(LO)と、
LO入力ポート、同相LO信号(L)のための分割I
出力ポート、および直交位相LO信号(L)のための
分割Q出力ポートを含んでいるI/Q広帯域電力分割器
と、さらに、それぞれ、第1の入力ポートでLO信号を
受信し、第2の入力ポートで入力信号(rf)を受信す
るための2つの広帯域平衡ミキサとを有するI/Qミキ
サ段と、インピーダンス整合回路と、主出力ポート、同
相分割I入力ポート、および直交位相分割Q入力ポート
を有する広帯域BB I/Q電力結合器であって、周波
数に対する振幅応答変動を導入しない位相シフトのため
の手段を提供するように、前記結合器の分割入力ポート
が、1つの入力に無効分岐を有する能動広帯域増幅器の
各段を含んでいる、広帯域BB I/Q電力結合器と、
周波数に対する所定の位相応答を有する単一のBBロー
パスフィルタ(LPF)と、BB位相補正段とを含み、
前記ローパスフィルタ(LPF)および位相補正段が変
換器の出力においてBB信号経路内に直列に接続され
る。
【0033】本発明によれば、ベースバンド位相補正段
が、オールパスフィルタ(APF)として機能するよう
に、抵抗性フィードバックおよび無効入力分岐を有する
少なくとも1つの能動回路を含むのが、さらに好まし
い。
【0034】さらに、本発明によれば、能動BB I/
Q電力分割器または結合器が、周波数に対する所定の増
加位相応答を提供するように、抵抗性フィードバックお
よび抵抗性/容量性(RC)位相シフト回路を有する少
なくとも1つの増幅器を含むのが、さらに好ましい。
【0035】BBローパスフィルタ(LPF)が、位相
線形性、位相応答、および通過帯域平坦性の最適化のた
めに設計された3段はしごフィルタであること、および
ベースバンド(BB)位相補正段が、反転入力にある抵
抗性フィードバック、および直接入力からアースへの並
列共振回路をそれぞれ有する2つの演算増幅器を含み、
これにより、BBローパスフィルタの整合を取り、かつ
全体的な位相変動を補正するように構成された2段オー
ルパスフィルタ(APF)を提供することも好ましい。
【0036】抵抗性フィードバックが、自動パフォーマ
ンス測定のテストセットアップにおけるレーザビームト
リミングに適応した抵抗を含んでいることも、さらに好
ましい。
【0037】本発明のこれら、および他の特徴および長
所は、添付の図面を参照し、以下の説明を読むことでさ
らに明らかになる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、ベースバンド信号のアッ
プコンバージョンに使用される従来技術の原理を示す。
この原理によれば、変換されるベースバンド(BB)信
号は、別個のチャネルにおける並列処理のために、2つ
の等しい成分BおよびBに分割される。これらの成
分は、90°の位相差を与えるために位相シフトされ、
そのため、位相が直交する。LO信号も同様に処理さ
れ、I/Q混合に対して成分LおよびLを各信号チ
ャネルに対して1つずつ与える。これにより、第1のチ
ャネルにおいてRF同相成分Iが発生する一方、90°
の位相シフトされたRF直交成分Qが、第2のチャネル
で発生する。これらのRF信号成分の双方は、必要な、
並びに、不要な混合の産物を搬送するが、前者は、両方
のチャネルに同じ位相を有する。しかし、不要なRF信
号成分(イメージ)は、相互に反対である位相を2つの
チャネルに有し、これにより、その後、結合器で結合さ
れる時、抑制または打ち消しが行なわれ、その出力にR
F信号を与える。図示する例において、この結合器は位
相線形である。この原理は、全くある時期の間に知ら
れ、多くの状況で実際に採用された。例えば、上記の参
考文献一覧を参照されたい。
【0039】BB信号(ω)およびLO信号(ω
が、混合の前に、2つに分割され、位相直交(それぞ
れ、BおよびB、LおよびL)に持ち込まれる
時、図1に従ったアップコンバージョンが、どのように
して周波数ω+ωの上側帯信号を打ち消すかを、以
下に数学的に示す。ミキサからの出力信号は、それぞ
れ、IおよびQと呼ばれ、信号の振幅は、便利のため、
すべての場所で1に等しくされる。得られる信号は下側
帯信号のみで、RFで表される。
【数3】
【0040】これに相当する原理はダウンコンバージョ
ンにも適用され、RF入力、BB出力に対するI/Qミ
キサ段を図2に示す。ここで、変換されるRF信号は、
別個のチャネル内の対応する並列処理のための位相シフ
トなしに、2つの等しい成分rfに分割される。LO信
号は、以前と同じ方法で分割され、処理され、90°の
位相差を与えるために位相をシフトされた成分、すなわ
ち、I/Q混合のための位相直交成分LおよびL
を、各信号チャネルに1つずつ与える。これにより、
第1のチャネルにおいて、同相BB成分Bが発生する
一方、90°位相シフトされたBB直交成分Bが、第
2のチャネルに発生する。双方の成分は、上記に説明し
たアップコンバージョンにあるように、必要な、並び
に、不要な混合の産物を搬送するが、前者は、双方のチ
ャネルに同じ位相を有する。しかし、不要な信号(イメ
ージ)は、2つのチャネルで相互に反対の位相を有し、
その後、位相シフト結合器で結合される時、これによ
り、抑制または打ち消され、その出力にBB信号を与え
る。
【0041】図3は、既に述べたUS3,484,72
4に開示される混成直交カプラの回路図を示す。周波数
領域は、1オクターブ、20〜40MHzであり、位相
差は、帯域にわたって約3°である。
【0042】以下に掲げる、本発明による変換器の研究
において、この技術的背景からのその開発を、最初に、
簡単に辿り、改善された仕様を有する代表的な実施形態
の説明が続く。
【0043】少なくとも10倍の帯域(3オクターブ以
上)を網羅する位相シフト段の開発は、位相線形演算増
幅器またはトランジスタを使用する集中(lumpe
d)構成要素、およびフィードバック経路におけるRC
回路を使用することにより、成功が実証され、位相シフ
トは、問題のBB周波数領域全体にわたって非常に線形
である。フィードバック抵抗の比によって完全に与えら
れる増幅を有する、この2つの典型的な位相シフト演算
増幅器を図4aに示す。図4bは、トランジスタを使用
した2つの3段位相シフトユニットの典型的な回路図を
示し、入力Iチャネル(図1を参照)のための1つのユ
ニットはB信号を与え、Qチャネル用の1つのユニッ
トは、B信号を与える。しかし、それぞれ、2つまた
は3つの増幅要素および2つまたは3つのRC段を有す
る、このタイプの2段および3段ユニットの双方の位相
応答は、最も低い周波数で、任意の周波数間隔で大幅に
変化するが、この変化は、周波数の上昇とともに徐々に
減少する。
【0044】問題の2信号経路間の位相差が、事実、π
/2であるので、I/Q原理の採用のための構成要素と
して、これらの位相シフト段は、非常にうまく適合する
ことが分かった。図4aの回路図では同一に見えるが、
異なった次元のRC段を有する2つの段は、それぞれ、
IおよびQ成分のための各信号チャネルで使用される。
最も低い周波数で減少の傾向があるとしても、チャネル
間の位相差は、同じ広い周波数帯にわたって全く一定に
保つことができる。
【0045】図4cは、少なくとも10倍の帯域を網羅
するオールパスユニットを形成し、位相線形演算増幅器
を使用する、相当する2段選択的位相シフト回路を示
す。フィードバック経路の並列共振回路は、共振周波数
で位相を最大にシフトする一方、振幅応答は、問題のB
B周波数領域全体にわたって平坦である。これは当業者
によく知られる。フィードバック抵抗の比により完全に
与えられる増幅を有する2つの典型的なこのような選択
的位相シフト演算増幅器を示す。
【0046】図4dは、トランジスタ版の、3つの段を
有する、このオールパスフィルタ(APF)の典型的回
路図を示す。
【0047】図5は、3つの段で、各段に並列共振回路
を有するローパスフィルタ(LPF)の回路図である。
I/Qチャネルの90°シフトされた位相応答曲線へ
の、最善の考えられる相補的な整合を得るために、最初
に、位相線形性、位相応答、および通過帯域にわたる振
幅平坦性の最適化のために、続いて、位相応答を、所定
の正規化された位相応答に従うようにわずかに修正する
ために、コンピュータープログラムが開発された。
【0048】図6は、従来の電話チャネルの標準的な帯
域幅(300〜3000Hz)の少なくとも10倍の帯
域幅をもつ拡大BBを網羅するための、典型的な最適化
されたこのようなフィルタの周波数に対する振幅応答を
示す。
【0049】図7aは、このフィルタLPF(上の曲
線)の、度で表した位相応答を図で示す。周波数帯にわ
たる非常に線形な位相変化は典型的で、上側の帯域境界
において位相のなだらかな減衰を示す。90°の位相差
のある2つの平行な曲線は、図4aのフィードバック増
幅器を使用して、IおよびQチャネルの間の位相差がほ
ぼ一定であることを実証する。2段オールパスユニット
またはフィルタ(APF)の位相応答も、この図に示
す。
【0050】図7bは、図5のLPFの群遅延をプリン
トアウトの形態で与える。群遅延が、図7aの位相応答
の派生物であることを想起すべきである。
【0051】図7cおよび図8は、それぞれ、図4aに
よる2段増幅器のI/Q群遅延および位相平衡を示す。
この位相平衡は、2.9〜46MHzの周波数領域にわ
たって90±2.5°である。
【0052】図9は、本発明による変換器のすべてのR
FからBBにわたる位相応答を示す。2つの別個の周波
数での位相補償のための図4aによる位相シフト段、図
5によるローパスフィルタ(LPF)、および図4bに
よるオールパスフィルタ(APF)を使用して、3〜3
7MHzの周波数帯にわたって、±3°未満の位相変化
が得られる。この変換器の組み立ては、図10の上部の
図面のブロック図による一方、BBからRFへの変換の
ための対応する組み立ては、下部の図面に示す。従来技
術の図1および2の対応するブロック図に比較して、2
つの追加のブロックが加えられる。すなわち、APFお
よびLPFである。しかし、本発明は、単に、これらの
ブロックの追加にあるだけでなく、従来技術をはるかに
広い帯域に拡大することにある。それは、ブロック図か
らは明らかでないが、記述に詳細に説明され、図9の位
相応答曲線により実証される。
【0053】図11は、図4cの3つの最終回路ブロッ
クの典型的な回路図を示し、構成部品の値を示し、これ
らの回路の対応する周波数応答は、図12に示す。
【0054】図4aおよび4bの回路は、それぞれ、2
および3のフィードバック増幅器段を含み、それらのゲ
インが反転入力に接続されるフィードバック抵抗の比に
より与えられる一方、位相シフトは、増幅器直接入力に
接続されるRC経路の構成部品の値により与えられる。
演算増幅器を使用する典型的な回路は、図4aに示さ
れ、2つの等しい段を有するが、明らかに、わずか1段
または2段以上を、同列にせよ、縦続にせよ、有するこ
とも、本発明の応用の領域内である。図示する最初の回
路の能動的要素として使用される演算増幅器は、強力な
フィードバックループ内に、大きなオープンループゲイ
ンおよび広帯域を有する最近のタイプのものである。4
0MHzを充分上回るフィードバック帯域を有する、電
流フィードバック高速タイプの演算増幅器は、使用する
のが好ましい。このパフォーマンスは、図4bのトラン
ジスタ版のパフォーマンスよりわずかに良い。
【0055】図4cおよび4dの回路は、典型的な2お
よび3段のオールパスフィルタ(APF)を示し、各段
は、反転入力経路に抵抗性フィードバックを、および直
接入力経路にRLC結合を有する。このLC結合は、最
大位相シフトが発生するところに共振周波数が選ばれ
る、同調可能な共振回路を形成する。2段以上のものは
時々便利であり、問題の帯域にわたるかなりよく正規化
された位相変動を補償するために、連続生産では同調が
自動的または準自動的に行なえる。
【0056】優れたレベル平衡、すなわちIおよびQチ
ャネルの信号レベルが等しいことは、可能な限り少ない
構成部品、およびフィードバックループ内の最低数の、
安定した、および好ましくは等しい抵抗により与えられ
る強力なフィードバックの使用により達成される。
【0057】同じことは、位相平衡および安定性につい
ても正しく、結果として得られる位相応答は、1つの単
独ローパスフィルタ(LPF)の反対の、または相補的
な位相応答により補償され、前記フィルタは、さらに、
必要なチャネルの選択性を与える。本発明によれば、こ
の周波数帯に対し減少するIおよびQチャネルの位相遅
延(図7c、IおよびQの中央値を参照)、および徐々
に増加するLPFの位相遅延(図7b)は、IおよびQ
チャネル内にさらなる回路を導入する必要なしに、ま
た、全体で限られた数の回路を使用するのみで、互いに
部分的に打ち消し合う。位相遅延の最終的補正は、オー
ルパスフィルタ(APF)で行なわれ、これにより、平
衡の要件とは独立して、広い帯域にわたる位相歪みの補
償をシステムの仕様に基づき行なうことができる。これ
は、大きな恩恵をもたらし、設計を楽にする。
【0058】IおよびQチャネルの間の平衡の調整は、
レベルと位相が別個に調整できるため、かなり簡単であ
る。必要なら、低周波数BB信号成分を抑制するため
に、ハイパスフィルタでさらなるフィルタリングを行な
うことができる。不要な側帯および搬送波(LO)のさ
らなる減衰は、好ましくはSAWフィルタで、RFの固
定周波数に対して行なうことができる。
【0059】フィードバック増幅器の歪みが、一定した
オープンループスロープを有する増幅器内で、または強
力なフィードバックにより、低く保つことができること
は、よく知られ、文献8でも討論されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースバンドBBからRFへのI/Q変換を行
なう一般的な方法を示す機能ブロック図である。
【図2】RFからBBへの対応するI/Q変換のブロッ
ク図である。
【図3】集中構成部品および1オクターブの帯域幅をも
つ従来技術の受動混成回路を示す図である。
【図4a】フィードバック演算増幅器を使用し、かつ本
発明による変換器に適した2段位相シフトユニットの回
路図である。
【図4b】トランジスタを使用した2つの3段位相シフ
トユニットの典型的な回路図であって、1つのユニット
はB信号を与えるIチャネル用であり、1つのユニッ
トはB信号を与えるQチャネル用である回路図であ
る。
【図4c】同じくフィードバック演算増幅器を使用し、
かつ本発明に適した2段オールパスユニットを示す図で
ある。
【図4d】図4cのオールパスフィルタの典型的な回路
図である。
【図5】本発明に適した3段ローパスフィルタLPFを
示す図である。
【図6】本発明による変換器のための好ましいローパス
フィルタの周波数応答のプロットである。
【図7a】図4aおよび4cに示すユニット、および図
5に示す典型的な好ましいLPFの位相応答のプロット
である。
【図7b】図5のLPFの群遅延のプリントアウトを示
す図である。
【図7c】本発明によるIおよびQチャネルの群遅延間
の緊密な整合を例示する図である。
【図8】図4aに示すタイプの2つの2段ユニットの間
の位相差の形態で表したI/Q平衡を示す図である。
【図9】本発明による典型的な3.5オクターブ変換器
のBB位相応答を示す図である。
【図10】ベースバンドBBからRF(上側の図)へ、
およびその逆(下側の図)の変換のための、本発明によ
るI/Q変換器の機能ブロック図である。
【図11】図4cの最後の3つの回路ブロックの典型的
な回路図である。
【図12】図11の回路の周波数応答を実証する図であ
る。
【符号の説明】
BB ベースバンド RF 出力信号 IF 中間周波数帯域 LO 局部発振器 L 直交位相LO信号 L 同相LO信号 APF オールパスフィルタ LPF ローパスフィルタ B、B 入力I信号、入力Q信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数オクターブベースバンド(BB)か
    らRF帯域への周波数変換のための、I/Q信号処理を
    利用した位相線形広帯域変換器であって、 主出力ポート、第1の分割入力ポート、および第2の分
    割入力ポートを有する位相線形広帯域RF電力結合器
    と、 局部発振器(LO)と、LO入力ポート、同相LO信号
    (L)のための分割I出力ポート、および直交位相L
    O信号(L)のための分割Q出力ポートを含んでいる
    I/Q広帯域電力分割器と、さらに、それぞれ、第1の
    入力ポートでLO信号を受信し、第2の入力ポートで入
    力I/Q信号(B、B)を受信するための2つの広
    帯域平衡ミキサとを有するI/Qミキサ段と、 インピーダンス整合回路と、 主入力ポート、同相分割I出力ポート、および直交位相
    分割Q出力ポートを有する広帯域BB I/Q電力分割
    器であって、周波数に対する振幅応答変動を導入しない
    位相シフトのための手段を提供するように、前記分割器
    の前記分割出力ポートが、1つの入力に無効分岐を有す
    る能動広帯域増幅器の各段を含んでいる、広帯域BB
    I/Q電力分割器と、 周波数に対する所定の位相応答を有する単一のBBロー
    パスフィルタ(LPF)と、 BB位相補正段とを含んでおり、前記ローパスフィルタ
    (LPF)と位相補正段が、変換器の入力においてBB
    信号経路内で直列に接続されることを特徴とする変換
    器。
  2. 【請求項2】 RF帯域から複数オクターブベースバン
    ド(BB)への周波数変換のための、I/Q信号処理を
    利用した位相線形広帯域変換器であって、 主入力ポート、第1の分割出力ポート、および第2の分
    割出力ポートを有する位相線形広帯域RF電力分割器
    と、 局部発振器(LO)と、LO入力ポート、同相LO信号
    (L)のための分割I出力ポート、および直交位相L
    O信号(L)のための分割Q出力ポートを含んでいる
    I/Q広帯域電力分割器と、さらに、それぞれ、第1の
    入力ポートでLO信号を受信し、第2の入力ポートで入
    力信号(rf)を受信するための2つの広帯域平衡ミキ
    サとを有するI/Qミキサ段と、 インピーダンス整合回路と、 主出力ポート、同相分割I入力ポート、および直交位相
    分割Q入力ポートを有する広帯域BB I/Q電力結合
    器であって、周波数に対する振幅応答変動を導入しない
    位相シフトのための手段を提供するように、前記結合器
    の分割入力ポートが、1つの入力に無効分岐を有する能
    動広帯域増幅器の各段を含んでいる、広帯域BB I/
    Q電力結合器と、 周波数に対する所定の位相応答を有する単一のBBロー
    パスフィルタ(LPF)と、 BB位相補正段とを含んでおり、前記ローパスフィルタ
    (LPF)と位相補正段が、変換器の出力においてBB
    信号経路内で直列に接続されることを特徴とする変換
    器。
  3. 【請求項3】 ベースバンド位相補正段が、オールパス
    フィルタ(APF)として機能するように、抵抗性フィ
    ードバックおよび無効入力分岐を有する少なくとも1つ
    の能動回路を含むことを特徴とする請求項1または2に
    記載の広帯域変換器。
  4. 【請求項4】 能動BB I/Q電力分割器または結合
    器が、周波数に対する所定の増加位相応答を提供するよ
    うに、抵抗性フィードバックおよび抵抗性/容量性(R
    C)位相シフト回路を有する少なくとも1つの増幅器を
    含むことを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域
    変換器。
  5. 【請求項5】 BBローパスフィルタ(LPF)が、位
    相線形性、位相応答、および通過帯域平坦性の最適化の
    ために設計された3段はしごフィルタであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の広帯域変換器。
  6. 【請求項6】 ベースバンド(BB)位相補正段が、反
    転入力にある抵抗性フィードバック、および直接入力か
    らアースへの並列共振回路をそれぞれ有する2つの演算
    増幅器を含み、これにより、BBローパスフィルタと整
    合を取り、かつ全体的な位相変動を補正するように構成
    された2段オールパスフィルタ(APF)を提供するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域変換
    器。
  7. 【請求項7】 抵抗性フィードバックが、自動パフォー
    マンス測定のテストセットアップにおけるレーザビーム
    トリミングに適応した抵抗を含んでいることを特徴とす
    る請求項3、4、および6のいずれか一項に記載の広帯
    域変換器。
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