JPH0611095Y2 - 超音波発生可能なマグネット式攪拌装置 - Google Patents

超音波発生可能なマグネット式攪拌装置

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JPH0611095Y2
JPH0611095Y2 JP1989120783U JP12078389U JPH0611095Y2 JP H0611095 Y2 JPH0611095 Y2 JP H0611095Y2 JP 1989120783 U JP1989120783 U JP 1989120783U JP 12078389 U JP12078389 U JP 12078389U JP H0611095 Y2 JPH0611095 Y2 JP H0611095Y2
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和雄 伊藤
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    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
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    • B01F31/80—Mixing by means of high-frequency vibrations above one kHz, e.g. ultrasonic vibrations
    • B01F31/86—Mixing by means of high-frequency vibrations above one kHz, e.g. ultrasonic vibrations with vibration of the receptacle or part of it
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F33/00—Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
    • B01F33/45—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers
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Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は超音波発生可能なマグネット式攪拌装置に係わ
り、特に、液体と液体、液体と粉末等の被処理液を混合
攪拌する際に用いられるマグネット式攪拌装置に係わ
る。
［従来の技術］ 周知の通り、化学、製薬、食品、農業、農芸等の分野に
おいては、液体と他の液体、あるいは液体と粉末等を混
合攪拌する操作が広く行なわれている。具体的には、あ
る溶液を均一な濃度にしたり、pH調整を行ったりするた
めに攪拌装置が用いられている。
他方、溶液中に超音波を放射することによって、溶液中
にキャビテイションと称される現象を生じさせて、その
キャビテイションを利用することによって、溶液を処
理、操作する等の技術が多々用いられている。
具体的な使用例をしては、粉末を溶かした溶液中に超音
波を放射することによって上記溶液中にキャビテイショ
ンを生じさせることにより、粉末を細かく破砕して、よ
り濃度の均一な溶液を得るようにしている。
また、溶液中にキャビテイションを生じさせることによ
って溶液中に発熱作用を喚起し、その発熱作用による溶
液の酸化還元作用等によって溶液中に溶けている成分の
改質を目的とする処理操作や溶液中に溶けている物質の
イオン化を図り、溶液全体のイオン化の度合を調整する
等に用いられている。これらのメカニズムについての定
説は明らかではないが、実際の処理、操作においては、
上記処理操作が多々用いられている。
従来は、これらの攪拌装置と超音波発生装置とは別々に
構成されていた。
ところで、上記マグネット式攪拌装置で行う処理操作
と、超音波発生装置で行われる処理操作とは同一対象物
について共々行われる場合が考えられる。しかし、従来
は上記攪拌装置と上記超音波発生装置とが別々に構成さ
れていたので、同一対象物に対して２つの処理操作を行
なう場合でも別々の装置で別々の処理操作を行わなけれ
ばならなかった。
上記したように、２つの処理操作を別々に処理操作を行
うのは無駄が覆いので、同一対象物に対して同時に２つ
の処理操作を行うことができるようにするのが望まし
い。具体的にはマグネット式攪拌装置によって溶液を攪
拌しながら、同時に超音波を放射できるようにするのが
望ましい。
このような２つの処理操作を可能にするためには、マグ
ネット式攪拌装置の回転盤の所に電歪振動子等を設ける
必要がある。この場合、上記電歪振動子は、槽中に収容
されているマグネット攪拌子と回転盤との間に設けられ
ることになる。
［考案が解決しようとする課題］ このようにマグネット攪拌子と回転盤との間に電歪振動
子を設けると、上記マグネット攪拌子と回転盤との間隔
が大きくなる。このため、特別の工夫を施すことなく、
単に電歪振動子を配設すると、回転盤から上記マグネッ
ト攪拌子に通る磁力線の数が減少してしまい、マグネッ
ト攪拌の攪拌力が低下してしまう危険がある。
本考案は上述の問題点にかんがみ、マグネット攪拌の攪
拌力が低下させることなく、マグネット攪拌と超音波攪
拌とを同時に行うことができるようにすることを目的と
する。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本考案は次の技術的手段を有
する。すなわち、実施例に対応する添付図面に使用した
符号を用いて説明すると、磁力線を良好に透過する材料
にて形成された槽１中にマグネット攪拌子３を収容し、
上記槽１の底面の下側でマグネット回転盤５を回転させ
ることにより、上記槽１中に収容したマグネット攪拌子
３を回転させ、槽１中に入れられている被処理液Ａを攪
拌するようにしたマグネット式攪拌装置において； 上記槽１の底面の裏面に超音波振動子４を取り付け、上
記超音波振動子４の厚さを可及的に薄くするとともに、 上記マグネット回転盤５上に配置するマグネット１０
は、上記マグネット回転盤５の回転中心から可及的に遠
い位置に配置していることを特徴とする超音波発生可能
なマグネット式攪拌装置である。
［作用］ 本考案は上記技術手段よりなるので、マグネット攪拌子
と回転盤との間に電歪振動子を設けても、上記マグネッ
ト攪拌子と回転盤との間隔があまり大きくならないの
で、上記回転盤から上記マグネット攪拌子に通る磁力線
の数がほとんど減少しない。これにより、マグネット攪
拌の攪拌力が低下してしまうことがなく、マグネット攪
拌と超音波攪拌とを同時に、かつ良好に行うことができ
るようになる。
［実施例］ 以下、本考案の超音波発生可能なマグネット式攪拌装置
の一実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。
第１図〜第３図に示した様に、超音波発生可能なマグネ
ット式攪拌装置は槽１と本体２とから成り、上記槽１及
び本体２は磁力線を良好に透過させる材料により構成さ
れている。
上記槽１の底面には電歪振動子より成る超音波振動子４
が取り付けられ、絶縁被覆６によって周囲と絶縁されて
いる。そして、上記超音波振動子４はカバー７によって
溶液等に触れないよう覆われている。上記本体２内には
超音波発生装置９、マグネット回転盤５、トランス15、
駆動部Ｃ等が設けられている。
上記マグネット回転盤５には、Ｎ極及びＳ極をそれぞれ
上方に向けたマグネット10が植設されていて、軸受11に
よって支持されている軸22に取り付けられている。そし
て、モータ12、プーリ13、ベルト14から成る駆動部Ｃに
よって駆動力を受けて回転する。また、本体２には、メ
インスイッチ16、タイマー17、セレクトスイッチ18、速
度調整スイッチ19等が設けられていて、装置の操作を行
なえる様に構成されている。
上記マグネット回転盤５上にマグネット10を配置する場
合には、第２図に示したように、マグネット回転盤５の
回転中心から可及的に遠い位置に配置するようにして、
上記マグネット10から上記槽１中に収容するマグネット
攪拌子３に通す磁力線が上記超音波振動子４によって邪
魔されないようにする。
次に、このように構成された本実施例の超音波発生可能
なマグネット式攪拌装置の動作を説明する。
槽１内に被処理液Ａ及び略円柱のマグネットの表面にテ
フロンコーティング等を施して成るマグネット攪拌子３
を収容し、本体２のマグネット回転盤５の上方に載置す
る。そして、超音波発生装置９と超音波振動子４を接続
する。そして、マグネット回転盤５の回転に伴い、槽１
中のマグネット攪拌子３が回転し、被処理液Ａが攪拌さ
れると同時に超音波発生装置９によって発生された超音
波は超音波振動子４によって被処理液Ａに伝播される。
これにより、被処理液Ａ中にキャビテイションを生じさ
せることができ、被処理液Ａ中に溶けている物質を粉砕
したり、発熱させたりすると同時に、被処理液Ａを攪拌
できるので、より良い混合度や、溶解度が得られる。
また、本体２に設けられたセレクトスイッチ18によっ
て、攪拌と超音波、攪拌のみ、超音波のみといった様に
必要に応じて処理操作を選択することができ、タイマー
17によって処理時間を、速度調整スイッチ19によって攪
拌スピードをそれぞれ選択できるものでありより良い処
理が実現可能となる。
さらに、第４図に示した様に槽１内に被処理液Ａとマグ
ネット攪拌子３を収容したビーカー、フラスコ等の容器
21を収容し、槽１と容器21の間に水等の超音波伝播媒体
Ｂを収容することによって上述の利点に加えて、被処理
液Ａの交換等の作業が容易となり、より作業を能率よく
することができる。
そして、第５図に示した様に本体２上に槽１を複数配設
（なお、図示はしていないが、マグネット回転盤５も槽
１と同数に配設）することによって、多数の処理操作が
同時に行なうことができ、しかも、本体２に設けられた
スイッチ類16、17、18によっていろいろな組合せの処理操
作が可能となることはもちろん、作業スペースの省スペ
ース化に役立つものである。
また、第６図に示した様に槽１を本体２と一体的に形成
することによって槽１の底面のカバー７が不要となりよ
り透磁力が良好となり、さらに槽１と本体２が一体とな
っているので、装置を移動する際、槽１が脱落すること
がなく容易に移動することができる。そして第７図に示
した様に容器21を複数収容することも可能であり、この
場合、槽１が容器21に対してかなり大きいので、容器21
の大きさ、形状に対する自由度が増大し、より処理操作
が容易となるものである。
また、第３図に示した様に超音波振動子４付近に感熱素
子８を設けることによって超音波振動子４の熱による破
損を防ぐことができる。
なお、本実施例において、マグネット回転盤５を回転の
ためにモータ12、プーリ13、ベルト14より成る駆動部Ｃ
を設けているがこれに限らず、マグネット回転盤５を直
接モータ12で回転させるようにしてもよい。
また、本体２に設けたスイッチ類の組み合わせ等につい
ても種々考えられるものであり、上述及び、図示に限ら
れるものではない。また、図示はしていないが、槽１及
び本体２に、被処理液Ａの保温、保冷手段を設けること
によってより良好な処理、操作が可能となるものであ
る。
［考案の効果］ 以上詳述の如く、本考案は攪拌槽の底面の裏面に超音波
振動子を取り付け、上記超音波振動子の厚さを可及的に
薄くするとともに、上記マグネット回転盤上に配置する
マグネットを、上記マグネット回転盤の回転中心から可
及的に遠い位置に配置したので、マグネット攪拌子と回
転盤との間に電歪振動子を設けても、上記マグネット攪
拌子と回転盤との間隔があまり大きくならないようにす
ることができる。これにより、上記回転盤から上記マグ
ネット攪拌子に通る磁力線の数がほとんど減少しないよ
うにすることができ、超音波振動子を設けたことにより
マグネット攪拌の攪拌力が低下してしまう不都合がな
く、マグネット攪拌と超音波攪拌とを同時に、かつ良好
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示しており、 第１図〜第３図は第１実施例を示し、 第１図は全体斜視図、 第２図は第１図のＸ−Ｘ′矢視図、 第３図は第１図のＹ−Ｙ′矢視図（一部断面）を示し、 第４図は第２実施例における構成図、 第５図は第３実施例における全体斜視図、 第６図及び第７図は槽と本体を一体的に形成した第４実
施例を示し、 第６図は槽に収容された容器が単数の場合、 第７図は複数の場合を示す構成図である。 なお、図中符号 Ａ……被処理液、Ｂ……超音波伝播媒体、 Ｃ……駆動部、 １……槽、２……本体、 ３……マグネット攪拌子、 ４……超音波振動子、 ５……マグネネット回転盤、 ６……絶縁被覆、７……カバー、 ８……感熱素子、 ９……超音波発生装置、 10……マグネット、11……軸受、 12……モータ、13……プーリ、 14……ベルト、15……トランス、 16……メインスイッチ、 17……タイマー、 18……セレクトスイッチ、 19……速度調整スイッチ、 20……電源プラグ、 21……容器、22……軸、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】磁力線を良好に透過する材料にて形成され
    た槽１中にマグネット攪拌子３を収容し、上記槽１の底
    面の下側でマグネット回転盤５を回転させることによ
    り、上記槽１中に収容したマグネット攪拌子３を回転さ
    せ、槽１中に入れられている被処理液Ａを攪拌するよう
    にしたマグネット式攪拌装置において； 上記槽１の底面の裏面に超音波振動子４を取り付け、上
    記超音波振動子４の厚さを可及的に薄くするとともに、 上記マグネット回転盤５上に配置するマグネット１０
    は、上記マグネット回転盤５の回転中心から可及的に遠
    い位置に配置したことを特徴とする超音波発生可能なマ
    グネット式攪拌装置。
JP1989120783U 1989-10-16 1989-10-16 超音波発生可能なマグネット式攪拌装置 Expired - Lifetime JPH0611095Y2 (ja)

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