JPH06110807A - 分散型計算機システムのデータ伝送方式 - Google Patents

分散型計算機システムのデータ伝送方式

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JPH06110807A
JPH06110807A JP4282541A JP28254192A JPH06110807A JP H06110807 A JPH06110807 A JP H06110807A JP 4282541 A JP4282541 A JP 4282541A JP 28254192 A JP28254192 A JP 28254192A JP H06110807 A JPH06110807 A JP H06110807A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下位計算機から上位計算機へ伝送する周期デ
ータの伝送回数を減らし、上位計算機の負荷を軽減し
て、伝送処理以外の処理能力を向上させることにある。 【構成】 上位計算機300と複数の下位計算機100
とが送受信可能であるネットワーク200で接続構成さ
れる分散型計算機システムにおいて、下位計算機群を幾
つかのグループ(1〜k)に分け、さらにグループ内の
下位計算機に各々一意にレベル付けをし、下位レベルの
下位計算機は、周期データを直接上位計算機へ伝送せず
に、グループ内の上位レベルの下位計算機へ伝送し、そ
のグループ内で最上位レベルの下位計算機だけが上位計
算機へまとめて周期データを伝送するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散型計算機システム
のデータ伝送方式に係り、特に、下位計算機から上位計
算機へ定期的に周期情報を伝送する分散型計算機システ
ムのデータ伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、下位計算機から上位計算機へ周
期データを伝送する際に、全ての下位計算機が独立に上
位計算機へ直接伝送していた。そのため、上位計算機側
では、各下位計算機の一回分の周期データを受信するに
当たって、下位計算機の数と同数のデータ受信処理を必
要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、下
位計算機から上位計算機へ伝送する周期データに関し
て、全ての下位計算機が上位計算機へデータを伝送して
いるため、上位計算機のデータ受信回数が多くなり、上
位計算機の伝送受信処理の負荷が下位計算機の数に比例
して増加していた。ここで、上位計算機がネットワーク
からの一回のデータ受信処理に要する時間をa、受信し
たメッセージの一つの情報を解読する時間をbとすると
き、一回の伝送データ受信でn個の情報が含まれると
き、その伝送データ受信処理に要する時間は、a+nb
で表され、また、一回の伝送データ受信でn個の情報が
含まれるメッセージをm回受信するときの受信処理に要
する時間は、ma+mnbで表すことができる。このよ
うにみると、処理が必要なデータ数を低減することは不
可能であるため、上位計算機への伝送回数mの数を出来
るだけ減らすことが、上位計算機の負荷低減に有効であ
ることがわかる。また、aが大きい時その効果は大き
い。本発明の目的は、下位計算機から上位計算機へ伝送
する周期データの伝送回数を減らし、上位計算機の負荷
を軽減して、伝送処理以外の処理能力を向上させること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、下位計算機群を幾つかのグループに分け、さらにグ
ループ内の下位計算機に各々一意にレベル付けをし、下
位レベルの下位計算機は、周期データを直接上位計算機
へ伝送せずに、グループ内の上位レベルの下位計算機へ
伝送し、そのグループ内で最上位レベルの下位計算機だ
けが上位計算機へまとめて周期データを伝送するように
構成する。また、周期データを上位計算機へ伝送する
際、下位計算機の各レベルで合体される周期データの収
集時刻ずれを防ぐため、下位計算機において、周期デー
タの保存エリアを設け、周期情報収集と転送の処理を分
離する。収集処理で周期データを保存エリアに格納した
後、転送処理で、各々の下位計算機の周期データを伝送
する時刻タイミングに時間差を設け、各グループ内で合
体される周期データの収集時刻が下位計算機毎に等しく
なるように、周期データを上位計算機へ伝送するように
構成する。
【0005】
【作用】図3を参照して、上記の作用を説明する。n−
1台の下位計算機100を三台づつのグループk個に分
けて、各グループ内の下位計算機100にそれぞれ一意
にレベルを付加する。この中で、グループ1の下位計算
機100をレベルの昇順によりノードNO=2,3,4
とする。また、上位計算機300をノードNO=1とす
る。このとき、下位計算機100の周期データの流れ
は、最下位レベルであるノードNO=2が上位レベルで
あるノードNO=3に送信し、それを受けたノードNO
=3では、ノードNO=2の周期情報と共に上位レベル
であるノードNO=4に送信する。そして、それを受け
たノードNO=4では、自己ノードが最上位レベルであ
ることを判断し、ノードNO=2、3の周期情報を自分
自身の周期情報と合体し、上位計算機300であるノー
ドNO=1に送信する。この伝送方法により、従来上位
計算機に周期データをノード数すなわちn−1回送信し
ていたものが、今回グループ数すなわちk回の伝送で済
む。ところで、各ノードからの周期データ送信が全て同
時刻に行う必要がある場合、各ノードにおける最新の周
期情報が直ちに上位計算機に送信されず、下位計算機の
各レベルで合体される周期データの時刻がそれぞれずれ
て伝送される可能性がある。そのため、下位計算機から
上位計算機への周期データ遅延を防ぐため、各下位計算
機の周期情報は、一旦保存エリアにそれぞれ格納され、
その後、各グループの各レベルのノード毎に周期データ
伝送時刻のタイミングに、ノード間でデータを通信でき
る程度の時間差を設けておき、下位レベルのノードほど
周期データの伝送時刻タイミングを早くすることによ
り、下位計算機の各レベルで合体される周期データの収
集時刻のずれをなくする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例であり、全体システム構成を示す。広
域に分散している各変電所400からHDLC伝送路2
01を介して、制御用の上位計算機300の一部機能を
分担し、接続されている変電所400の処理を各々独立
して遂行している伝送制御用の下位計算機100と、各
変電所400を集中監視制御するための上位計算機30
0とが情報の送受信を行うためのネットワーク200に
より接続構成されている。上位計算機300は、計算機
本体301、CRT表示装置302及びキーボード30
3より構成される。各変電所400からの情報を伝送路
201を介して下位計算機100に逐次送信し、下位計
算機100において編集され、必要情報ならばネットワ
ーク200にブロードキャストに送出される。それを受
けた上位計算機300は、計算機本体301で処理・加
工した後、CRT表示装置302に表示する。すなわ
ち、上位計算機300では、各変電所400の刻々と変
化する運用情報をリアルタイムで把握し、運転員に迅速
かつ正確に表示報告する必要があり、そのため各変電所
400においては、最新のデータを定期的に上位計算機
300に対して送信し、また、送信周期は短いほど情報
の新規性が増すことになる。下位計算機100間の情報
交換は、ネットワーク200を介して行われる。ここで
は、1秒周期で各変電所400の計測情報が伝送路20
1を介して下位計算機100に伝送され、受信した下位
計算機100も同周期で情報をネットワーク200に送
出し、それらを受信した上位計算機300が加工処理
し、その後にCRT302に表示する例を説明する。
【0007】図3に示すように、一台の上位計算機30
0に対し、N−1台の下位計算機100がネットワーク
200により接続されている場合、上位計算機300を
ノードNO=1、下位計算機をそれぞれノードNO=
2,3,…,Nとする。N−1台を三台づつに分けたと
き、それぞれはグループNO=1,2…kとなる。ただ
し、一つのグループの台数は、全てのグループで等しく
なる必要はないので、N−1が3で割り切れないとき
は、他のグループと異なる台数を持つグループを生成す
る。そして、周期情報の流れは、図2に示すように、ノ
ードNO=2→ノードNO=3→ノードNO=4→ノー
ドNO=1,ノードNO=5→ノードNO=6→ノード
NO=7→ノードNO=1となり、一般的には、ノード
NO=3n−1→ノードNO=3n→ノードNO=3n
+1→ノードNO=1(但し、n=1,2,…,(N−
1)/3)となる。
【0007】このなかで、グループ1(ノードNO=
2,3,4)を例にとり、その送受信動作について、図
4、図5、図6、図7を用いて説明する。まず、図5の
ように各ノードの状態を管理するノード状態管理テーブ
ル109を設ける。そしてノードNO=2,3,4につ
いて、順にノードレベルを1,2,3また周期データ送
信時刻タイミングを0.90秒,0.95秒,1.00
秒と定義する。また、ノードの稼動・停止状態は、すべ
て稼動(RUN)とする。
【0008】次に、図4は、下位計算機100の機能ブ
ロックであり、図4において、変電所400からの周期
情報は、伝送路201を通り、下位計算機100に送信
される。下位計算機100では、その情報を伝送路受信
部112で受信し、受信データエリア(下位)113に
格納する。それを受けて、受信編集処理(下位)114
は、受信データエリア(下位)113の内容を受信デー
タバッファ(下位)115に移すと共に、上りメッセー
ジ解析処理116を起動する。そして、上りメッセージ
解析処理116では、データを判別し、受信データバッ
ファ(下位)115のデータを、上りデータ受け送信デ
ータバッファ(上位)117に転送する。ここで、ノー
ドNO=2について、1秒周期で起動する周期転送処理
108は、毎時0.90秒に、送信編集処理106に対
し周期情報の送信要求を出す。送信編集処理106で
は、周期転送処理108から起動要求を受けて、下りデ
ータ受け送信データバッファ(上位)107に周期情報
が存在しないので、上りデータ受け送信データバッファ
(上位)117の周期情報だけを、ノード状態管理テー
ブル109により自己ノードが最上位レベルではないの
で、上位レベルであるノードNO=3を送信先とし、図
7のに示すフォーマットで、送信用バッファ110に
書き込む。図7ののフォーマットは、送信元がノード
NO=2、送信先がノードNO=3、要求内容が送信、
データ種別が周期、通番が1(後述)及びノードNO=
2の計測情報からなる。ネットワーク送信部111は、
送信用バッファ110のデータにネットワーク送受信管
理用の通番1を付加してネットワーク200にブロード
キャストに送出する。次に、ノードNO=3では、ネッ
トワーク200上の通番1のデータをネットワーク受信
部101で受信し、送信先がノードNO=3で自己ノー
ド宛のデータと判別し、受信データエリア(上位)10
2に格納すると共に、図7ののフォーマットで通番1
のデータを正常受信したことを、送信元であるノードN
O=2を送信先として、ネットワーク200に送出す
る。図7ののフォーマットにおいて、その送信先、送
信元及び通番は図7ののそれと一致していることが必
要であり、ACKは返答を表す。また、受信編集処理
(上位)103は、受信データエリア(上位)102の
内容を受信データバッファ(上位)104に移すと共
に、下りメッセージ解析処理105を起動する。そし
て、下りメッセージ解析処理105では、データを判別
し、受信データバッファ(上位)104のデータを、下
りデータ受け送信データバッファ(上位)107に転送
する。また、ノードNO=3について、変電所400か
ら伝送路201を介して下位計算機100に送られてく
る周期データは、ノードNO=2の伝送路からの受信処
理と同様に、上りデータ受け送信データバッファ(上
位)117に転送される。周期転送処理108は、ノー
ドNO=2からの周期データを受信した後になるよう
な、毎時0.95秒に、送信編集処理106に対し、周
期情報の送信要求を出す。送信編集処理106では、周
期転送処理108から起動要求を受けて、下りデータ受
け送信データバッファ(上位)107の周期情報と、上
りデータ受け送信データバッファ(上位)117の周期
情報を合わせて、ノード状態管理テーブル109により
自己ノードが最上位レベルではないので、上位レベルで
あるノード4を送信先とし、図7のに示すフォーマッ
トで、送信用バッファ110に書き込む。ネットワーク
送信部111は、送信用バッファ110のデータに通番
2を付加してネットワーク200にブロードキャストに
送出する。その次に、ノードNO=4では、ネットワー
ク200上の通番2のデータをネットワーク受信部10
1で受信し、送信先がノードNO=4で自己ノード宛の
データと判別し、受信データエリア(上位)102に格
納すると共に、図7ののフォーマットで通番2のデー
タを正常受信したことを、送信元であるノード3を送信
先としてネットワーク200に送出する。また、ノード
NO=3のネットワーク200からの周期情報の受信処
理と同様に、このデータを下りデータ受け送信データバ
ッファ(上位)107に転送する。さらに、ノードNO
=4について、変電所400から伝送路201を介して
下位計算機100に送られてくる周期データも、ノード
NO=2の伝送路からの受信処理と同様に、上りデータ
受け送信データバッファ(上位)117に転送される。
周期転送処理108は、ノードNO=3からの周期デー
タを受信した後になるような、毎時1.00秒に、送信
編集処理106に対し、周期情報の送信要求を出す。送
信編集処理106では、周期転送処理108から起動要
求を受けて、下りデータ受け送信データバッファ(上
位)107の周期情報と、上りデータ受け送信データバ
ッファ(上位)117の周期情報を合わせて、ノード状
態管理テーブル109により自己ノードが最上位レベル
であることを判断し、図7のに示すフォーマットで、
送信用バッファ110に書き込む。ネットワーク送信部
111は、送信用バッファ110のデータに通番3を付
加してネットワーク200にブロードキャストに送出す
る。そして、上位計算機300であるノードNO=1
は、ネットワーク200上の通番3のデータを受信し、
送信先がノードNO=1で自己ノード宛のデータと判別
し、取得すると共に、図7ののフォーマットで通番3
のデータを正常受信したことを、送信元であるノードN
O=4を送信先として、ネットワーク200に送出す
る。その後、計算機本体301で処理・加工した後、C
RT表示装置302に周期情報の計測データを表示更新
する。
【0009】ところで、各ノードの周期情報の伝送タイ
ミングを全て標準時計の同時刻にすると、図6の、
、のメッセージは同時刻に送信されるため、ノード
NO=4のデータは直ちにノードNO=1へ送信される
が、ノードNO=3のデータは約1秒後、ノードNO=
2のデータは約2秒後にノードNO=1へ送信されるた
め、周期データの信憑性が損なわれる可能性がある。そ
のため、図5に示すノード状態管理テーブル109に、
各ノードの周期データ送信時刻タイミングに時間差を設
け、下位レベルのノードから周期データを受信後に、自
己データと合わせて、次ノードにデータを送信するよう
にして、周期情報の遅延を防ぐ。
【0010】次に、図8、図9に、ノード3が停止した
場合の動作について説明する。各ノードの動作状態は、
ノード状態管理テーブルが把握しており、図8、9に示
すように、図5、図6と同じ構成のとき、まず、ノード
NO=2では、変電所400から伝送路201を介して
下位計算機100に送られてくる周期データが、上りデ
ータ受け送信データバッファ(上位)117に転送され
る。1秒周期で起動する周期転送処理108は、毎時
0.90秒に、送信編集処理106に対し、周期情報の
送信要求を出す。送信編集処理106では、周期転送処
理108から起動要求を受けて、下りデータ受け送信デ
ータバッファ(上位)107に周期情報が存在しないの
で、上りデータ受け送信データバッファ(上位)117
の周期情報だけを、ノード状態管理テーブル109によ
り自己ノードが最上位レベルではないので、上位レベル
ノードを検索し、ノードNO=3が停止であるので、ノ
ードNO=4を送信先として、送信用バッファ110に
書き込む。ネットワーク送信部111は、送信用バッフ
ァ110のデータにネットワーク送受信管理用の通番1
を付加して、ネットワーク200にブロードキャストに
送出する。そしてノードNO=4では、ネットワーク2
00上の通番1のデータをネットワーク受信部101で
受信し、送信先がノードNO=4で自己ノード宛のデー
タと判別し、受信データエリア(上位)102に格納す
ると共に、通番1のデータを正常受信したことを、送信
元であるノードNO=2を送信先として、ネットワーク
200に送出する。この受信データエリア(上位)10
2に格納したデータを下りデータ受け送信データバッフ
ァ(上位)107に転送する。また、ノードNO=4に
おいて、変電所400から伝送路201を介して下位計
算機100に送られてくる周期データは、上りデータ受
け送信データバッファ(上位)117に転送される。周
期転送処理108は、ノードNO=2,3からの周期デ
ータを受信した後になるような、毎時1.00秒に、送
信編集処理106に対し、周期情報の送信要求を出す。
送信編集処理106では、周期転送処理108から起動
要求を受けて、下りデータ受け送信データバッファ(上
位)107の周期情報と、上りデータ受け送信データバ
ッファ(上位)117の周期情報を合わせて、ノード状
態管理テーブル109により自己ノードが最上位レベル
であることを判断し、送信用バッファ110に書き込
む。ネットワーク送信部111は、送信用バッファ11
0のデータに通番2を付加して、ネットワーク200に
ブロードキャストに送出する。そして上位計算機300
であるノードNO=1は、ネットワーク200上の通番
2のデータを受信し、送信先がノードNO=1で自己ノ
ード宛のデータと判別し、取得すると共に、通番2のデ
ータを正常受信したことを、送信元であるノードNO=
4を送信先として、ネットワーク200に送出する。そ
の後、計算機本体301で処理・加工した後、CRT表
示装置302に周期情報の計測データを表示更新する。
【0011】図10、図11に、これらの手順の処理フ
ローを示す。図10において、下位計算機100では、
まず、ネットワーク200からの周期データを受信編集
する(ステップ10)。また、変電所400から伝送路
201を介して送られてくる周期データを受信編集する
(ステップ11)。続いて、ネットワーク200からの
下りメッセージを解析処理する(ステップ12)。ま
た、上りメッセージを解析処理する(ステップ13)。
これらの下りメッセージ及び上りメッセージを周期転送
処理し(ステップ14)、ネットワーク200に伝送す
る送信データを編集する(ステップ15)。次に、図1
1において、ネットワーク200からの下りメッセージ
については、下位レベルの下位計算機100からの自己
ノード宛のデータであれば、取得し、また、伝送路20
1からの上りメッセージについてはそのまま取得し、そ
れぞれのデータを合体する(ステップ20)。この中
で、まず、自己ノード、グループ番号を取得する(ステ
ップ21)。次いで、グループ内で自己ノードが最上位
レベルのノードか否かを判断する(ステップ22)。最
上位レベルのノードであれば、上位計算機(ノード1)
を周期データの送信相手先とみなす(ステップ23)。
また、最上位レベルのノードでなければ、グループ内で
上位レベルのノードは稼働しているか否かを判断する
(ステップ24)。上位レベルのノードが稼働していな
ければ、上位計算機(ノード1)を周期データの送信相
手先とみなす(ステップ25)。また、上位レベルのノ
ードは稼働していなければ、上位レベルの下位計算機に
周期データを送信する(ステップ25)。以上のように
実施すれば、上位計算機300が受信する周期情報の1
回当たりのメッセージ量は3倍に増えるが、同計算機の
受信回数は3分の1に低減する。ところで、一般に、計
算機間の送受信の負荷は、メッセージ量が膨大でない限
り、メッセージ量よりも、むしろ送受信回数に影響を受
け、ネットワークに接続されるノード数が増加するほ
ど、その負荷は増大する。したがって、本実施例によれ
ば、上位計算機300の負荷を大巾に軽減することがで
き、伝送処理以外の処理能力を著しく向上させることに
なる。また、ネットワークに接続されるノード数が増加
しても、グループ数を適宜に設定することにより、上位
計算機300の負荷を最低限の増加に抑えることができ
る。また、本実施例において、変電所400からの事故
データ等、緊急を要する情報については、上位計算機3
00にダイレクトに送信するようにすることも容易にで
きる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、下位計算機から上位計
算機への周期データ伝送回数を減少することができ、こ
れにより、上位計算機の負荷を軽減し、その分、他の処
理能力が向上する。また、本発明によれば、変電所増設
により下位計算機が追加されても、周期データの伝送回
数が増加しないため、上位計算機の負荷を最低限の増加
に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分散システムの構成
【図2】本発明の実施例のシステム間の周期データの流
【図3】実施例の分散システムのグループ構成
【図4】下位計算機本体の機能ブロック図
【図5】下位計算機内のノード状態管理テーブルの例
【図6】実施例の1グループについての周期データの流
【図7】周期データのフォーマット
【図8】ノード停止時における下位計算機内のノード状
態管理テーブルの例
【図9】ノード停止時における実施例の1グループにつ
いての周期データの流れ
【図10】下位計算機の周期データ処理のフローチャー
【図11】前記フローチャートの各ノード状態判別処理
のフローチャート
【符号の説明】
100 下位計算機 200 ネットワーク 201 HDLC伝送路 300 上位計算機 301 上位計算機本体 302 CRT表示装置 303 キーボード 400 変電所 101 ネットワーク受信部 102 受信データエリア(上位) 103 受信編集処理(上位) 104 受信データバッファ(上位) 105 下りメッセージ解析 106 送信編集処理(上位) 107 下りデータ受け送信データバッファ(上位) 108 周期転送処理 109 ノード状態管理テーブル 110 送信用バッファ(上位) 111 ネットワーク送信部 112 伝送路受信部 113 受信データエリア(下位) 114 受信編集処理(下位) 115 受信データバッファ(下位) 116 上りメッセージ解析 117 上りデータ受け送信データバッファ(上位) 118 送信データバッファ(下位) 119 送信編集処理(下位) 120 送信用バッファ(下位) 121 伝送路送信部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が独立した複数の下位計算機と、少
    なくとも1台の上位計算機と、それら複数の計算機シス
    テム間で情報を送受信可能とするネットワークから構成
    され、下位計算機から上位計算機へ定期的に周期情報を
    伝送する分散型計算機システムにおいて、一つの下位計
    算機の周期情報を他の下位計算機に伝送し、代表した下
    位計算機だけが上位計算機へまとめて周期情報を伝送す
    ることを特徴とする分散型計算機システムのデータ伝送
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各々が独立した複数
    の下位計算機を任意の幾つかのグループに分類し、その
    グループ内の下位計算機に一意にレベルを付け、一つの
    下位計算機から上位レベルの下位計算機に周期データを
    伝送することを特徴とする分散型計算機システムのデー
    タ伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、下位
    計算機において、周期情報の保存エリアを設け、データ
    収集処理時に周期情報を保存エリアに格納し、その後、
    転送処理することを特徴とする分散型計算機システムの
    データ伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3にお
    いて、下位計算機から上位計算機に周期情報を伝送する
    際、グループ内の各下位計算機の周期情報収集時刻を等
    しくするために、各々の下位計算機の周期情報を伝送す
    る時刻タイミングに時間差を設けることを特徴とする分
    散型計算機システムのデータ伝送方式。
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JPH1091609A (ja) * 1996-09-10 1998-04-10 Mitsubishi Electric Corp 分散シミュレーションシステム

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