JPH1091609A - 分散シミュレーションシステム - Google Patents

分散シミュレーションシステム

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JPH1091609A
JPH1091609A JP23958696A JP23958696A JPH1091609A JP H1091609 A JPH1091609 A JP H1091609A JP 23958696 A JP23958696 A JP 23958696A JP 23958696 A JP23958696 A JP 23958696A JP H1091609 A JPH1091609 A JP H1091609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulator
data
communication control
control mechanism
simulation system
Prior art date
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Application number
JP23958696A
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English (en)
Inventor
Shoichi Furuichi
昌一 古市
Seiji Mizuno
政治 水野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シミュレータの数が多くなるとネットワーク
における通信量が多くなってしまい、シミュレーション
処理に割り当てられる時間が短くなる。 【解決手段】 各シミュレータ1とネットワーク4との
間に設けられた通信制御機構2は、統合化マネージャ3
からあらかじめ指定された状態データのみをネットワー
ク4に送出する。また、統合化マネージャ3からあらか
じめ指定された状態データのみをネットワーク4から受
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、独立して動作す
る複数のシミュレータをネットワークを介して接続して
統合化シミュレーションを行う分散シミュレーションシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば特開平7−210521
号公報に記載された従来の分散シミュレーションシステ
ムの構成を示すブロック図である。図において、1bは
艦艇や航空機における機器を模擬する模擬機器、2bは
それぞれ対応する模擬機器1bを使用したシミュレーシ
ョン処理を行う制御計算機、3bは複数の模擬機器1b
のうちの一つに接続された指揮制御計算機、4bは各制
御計算機2bおよび指揮制御計算機3bを相互に接続す
るためのネットワークである。なお、指揮制御計算機3
bは、制御計算機2bとしての機能も有する。各模擬機
器1bは、例えば、艦艇の操舵のための機器や艦艇の搭
載機器、または航空機の操縦のための機器や航空機の搭
載機器等を模擬した機器である。そして、制御計算機2
bおよび指揮制御計算機3bは、それぞれに対応する模
擬機器1bの動作を模擬するための処理を行う。
【0003】次に動作について説明する。各シミュレー
タを統合して戦闘訓練等の統合化シミュレーションを行
う場合には、各機器の現在の状態や各機器の環境に関す
るデータを各シミュレータ間で交換する必要がある。そ
こで、制御計算機2bおよび指揮制御計算機3bは、ネ
ットワーク4bを介してデータの交換を行いつつシミュ
レーション処理を実行する。制御計算機2bおよび指揮
制御計算機3bは、それぞれメモリを有し、他の制御計
算機2bまたは指揮制御計算機3bから受信したデータ
をメモリに格納する。そして、制御計算機2bおよび指
揮制御計算機3bは、メモリ内のデータを使用してシミ
ュレーション処理を実行する。
【0004】各制御計算機2bおよび指揮制御計算機3
bがランダムにデータの交換を行うと、各制御計算機2
bおよび指揮制御計算機3bがシミュレーション処理実
行時に用いるデータに食い違いが生ずる場合がある。そ
のような場合には、各シミュレータを統合して行う戦闘
訓練等において、正確な模擬ができない。そこで、指揮
制御計算機3bは、データ交換のためのトリガ信号を各
制御計算機2bに与える。そのトリガ信号に応じて、各
制御計算機2bは、所定の順序で自局のデータを同報送
信する。各制御計算機2bおよび指揮制御計算機3b
は、受信したデータをメモリに格納する。指揮制御計算
機3bは、全ての制御計算機2bおよび指揮制御計算機
3bがデータを送信したことを検知すると、各制御計算
機2bにシミュレーション処理を実行するようにトリガ
信号を与える。各制御計算機2bは、そのトリガ信号を
受信すると、シミュレーション処理を開始する。なお、
指揮制御計算機3bも、同時に、シミュレーション処理
を開始する。
【0005】以上の処理が、所定の周期で実行される。
各制御計算機2bおよび指揮制御計算機3bは、各シミ
ュレーション期間において、常に共通したデータを用い
てシミュレーション処理を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散シミュレー
ションシステムは以上のように構成されているので、シ
ステム内のシミュレータの数が多くなるとネットワーク
4bにおける通信量が多くなってしまい、シミュレーシ
ョン処理に割り当てられる時間が短くなってシミュレー
ション処理に支障をきたすという課題があった。すなわ
ち、支障のないようにシミュレーション処理を行うため
に、システム内のシミュレータの数が制限されてしまう
という課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ネットワークにおける通信量を低
減して、システム内のシミュレータ数を増大させうる分
散シミュレーションシステムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る分散シミュレーションシステムは、各シミュレータと
ネットワークとの間に、各シミュレータが出力する状態
データのうちで指定された状態データのみをネットワー
クに送信する通信制御機構が設けられているものであ
る。
【0009】請求項2記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、どの状態データを送信すべきかを示
す情報を各シミュレータに通知する統合化マネージャを
備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、システム内の全シミュレータのうち
の幾つかのシミュレータからなる論理グループが定義さ
れ、どの状態データを送信すべきかを示す情報を論理グ
ループ内の各シミュレータに通知する論理グループマネ
ージャを備えたものである。
【0011】請求項4記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、複数の論理グループにまたがって存
在する各シミュレータがどの状態データを送信すべきか
を示す情報を論理グループマネージャに通知する統合化
マネージャを備えたものである。
【0012】請求項5記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、それぞれが複数の論理グループから
なる各スーパー論理グループにまたがって存在する各シ
ミュレータがどの状態データを送信すべきかを示す情報
を統合化マネージャに通知するスーパー統合化マネージ
ャを備えたものである。
【0013】請求項6記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、同一構成の2つの論理グループを有
し、論理グループマネージャが一方の論理グループ内の
各シミュレータに接続されている通信制御機構のみが送
信を行うように各通信制御機構に指示を与える構成にな
っているものである。
【0014】請求項7記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、論理グループが、同一機種を模擬す
る各シミュレータで構成されているものである。
【0015】請求項8記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、論理グループが、近い距離にある各
移動物体を模擬する各シミュレータで構成されているも
のである。
【0016】請求項9記載の発明に係る分散シミュレー
ションシステムは、論理グループが、システムにおいて
近接して設けられている各シミュレータで構成されてい
るものである。
【0017】請求項10記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、論理グループが、データ交換頻度
の高い各シミュレータで構成されているものである。
【0018】請求項11記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、論理グループが、同じ時間管理方
式の各シミュレータで構成されているものである。
【0019】請求項12記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、論理グループが、同じデータ送信
周期を持つ各シミュレータで構成されているものであ
る。
【0020】請求項13記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、送信可を示す情
報が付属する送信バッファの各領域に格納されている状
態データのみを送信する構成になっているものである。
【0021】請求項14記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、送信条件式を満
足する状態データのみを送信する構成になっているもの
である。
【0022】請求項15記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、ネットワークの
混雑度に応じた優先度の高い状態データを送信する構成
になっているものである。
【0023】請求項16記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、シミュレータか
ら緊急メッセージが転送されたらそのメッセージを直ち
に送信する構成になっているものである。
【0024】請求項17記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、受信した状態デ
ータをシミュレータが用いるデータ形式に変換してシミ
ュレータに供給する構成になっているものである。
【0025】請求項18記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、送信頻度を下げ
る要求に応じて状態データの送信頻度を下げる構成にな
っているものである。
【0026】請求項19記載の発明に係る分散シミュレ
ーションシステムは、通信制御機構が、送信を停止する
要求に応じて一定期間状態データの送信を停止する構成
になっているものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による分
散シミュレーションシステムの構成を示すブロック図で
ある。図において、1はシミュレーション処理を行うシ
ミュレータ、2は各シミュレータ1とネットワーク4と
の間に設けられ他のシミュレータ1との間の通信を制御
する通信制御機構、3は各シミュレータ1の依存関係を
認識し他のシミュレータ1がどのようなデータを必要と
しているかを各通信制御機構2に通知する統合化マネー
ジャである。
【0028】図2は通信制御機構2の構成の一例を示す
ブロック図である。図において、200は送受信制御を
行う制御部、210はシミュレータ1の状態データ等が
格納される送信バッファ、220はネットワーク4から
の受信データが格納される受信バッファである。制御部
200は、図2に示すように、例えばCPU201とメ
モリ202とを含む。図3は統合化マネージャ3の構成
の一例を示すブロック図である。図において、300は
統合化マネージャ3の制御部であるCPU、310はデ
ータおよびプログラムが格納されるメモリである。メモ
リ310には、各シミュレータ1の依存関係が設定され
るシミュレータ管理テーブル6が設けられている。
【0029】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1は、シミュレーション時刻毎にシミュレーション処
理を実行する。例えば、各シミュレーション時刻から1
秒間シミュレーション処理を行う。1回のシミュレーシ
ョン期間が終了すると、各シミュレータ1において、内
部状態の変化が生ずる。各シミュレータ1は、変化した
状態データを、接続されている通信制御機構2に転送す
る。通信制御機構2において、シミュレータ1から転送
されたデータは、送信バッファ210に格納される。
【0030】各通信制御機構2は、ネットワーク4を介
して相互に接続されている。それらの間のデータ交換
は、共通の通信プロトコルによって実現される。通信プ
ロトコルとして、例えば、IEEE標準に準拠したDI
S(Distributed InteractiveSimulation)が使用され
る。各通信制御機構2は、1回のシミュレーション期間
が終了すると、送信バッファ210に格納されているデ
ータのうち他のシミュレータ1に送信する必要があるデ
ータのみをネットワーク4に同報送信する。また、各通
信制御機構2は、ネットワーク4に送出されたデータの
うち、受信する必要があるデータのみを受信する。統合
化マネージャ3は、あらかじめ、どのデータが送信する
必要があるデータであるのかを示す情報およびどのデー
タを受信する必要があるのかを示す情報を、各通信制御
機構2に通知する。通信制御機構2において、通知され
た情報はメモリ202に格納される。また、各通信制御
機構2に通知される情報は、統合化マネージャ3におい
て、シミュレータ管理テーブル6に設定されている。
【0031】戦闘訓練を例にとって、この実施の形態1
による分散シミュレーションシステムの動作を具体的に
説明する。各シミュレータ1のうちのA1のシミュレー
タ1およびA2のシミュレータ1は、それぞれ、航空機
シミュレータであるとする。また、各シミュレータ1の
うちには、レーダシミュレータおよび気象シミュレータ
があるとする。仮に、B1のシミュレータ1をレーダシ
ミュレータ、B2のシミュレータ1を気象シミュレータ
であるとする。ただし、簡単のために、気象シミュレー
タは、風速のみをシミュレートすると仮定する。また、
各シミュレータ1は、同報送信を行うとする。
【0032】すると、統合化マネージャ3において、A
1のシミュレータ1である航空機シミュレータがどのデ
ータを他のシミュレータ1に送信すべきかを示す情報お
よび他のシミュレータ1からのどのデータを受信すべき
かを示す情報が、図3に示すシミュレータ管理テーブル
6におけるA−1行目に設定される。A2のシミュレー
タ1である航空機シミュレータがどのデータを他のシミ
ュレータ1に送信すべきかを示す情報および他のシミュ
レータ1からのどのデータを受信すべきかを示す情報
が、A−2行目に設定される。また、B1のシミュレー
タ1であるレーダシミュレータがどのデータを他のシミ
ュレータ1に送信すべきかを示す情報および他のシミュ
レータ1からのどのデータを受信すべきかを示す情報
が、B−1行目に設定される。さらに、B2のシミュレ
ータ1である気象シミュレータがどのデータを他のシミ
ュレータ1に送信すべきかを示す情報および他のシミュ
レータ1からのどのデータを受信すべきかを示す情報
が、B−2行目に設定される。統合化マネージャ3は、
シミュレーション開始時に、シミュレータ管理テーブル
6内の情報を各シミュレータ1に接続されている通信制
御機構2に通知する。各通信制御機構2において、通知
された情報は、メモリ202に格納される。
【0033】シミュレータ管理テーブル6内の情報は、
例えば、以下のようになっている。 A−1:(送信)位置/(受信)風速 A−2:(送信)位置/(受信)風速 B−1:(送信)ビデオデータ/(受信)A1およびA
2の位置 B−2:(送信)風速/(受信)なし
【0034】従って、A1のシミュレータ1である航空
機シミュレータに接続されている通信制御機構2におけ
るメモリ202には、統合化マネージャ3におけるシミ
ュレータ管理テーブル6のA−1行目の情報に対応した
情報が設定されている。A2のシミュレータ1である航
空機シミュレータに接続されている通信制御機構2にお
けるメモリ202には、統合化マネージャ3におけるシ
ミュレータ管理テーブル6のA−2行目の情報に対応し
た情報が設定されている。B1のシミュレータ1である
レーダシミュレータに接続されている通信制御機構2に
おけるメモリ202には、統合化マネージャ3における
シミュレータ管理テーブル6のB−1行目の情報に対応
した情報が設定されている。そして、B2のシミュレー
タ1である気象シミュレータに接続されている通信制御
機構2におけるメモリ202には、統合化マネージャ3
におけるシミュレータ管理テーブル6のB−2行目の情
報に対応した情報が設定されている。
【0035】その後、統合化マネージャ3は、各シミュ
レータ1から送出される状態データをモニタする。そし
て、状態データの変化の様子にもとづいて、必要があれ
ばシミュレータ管理テーブル6内の情報を更新する。シ
ミュレータ管理テーブル6内の情報に変更が生じたら、
統合化マネージャ3は、新たな情報を各シミュレータ1
に接続されている通信制御機構2に通知する。また、新
たに統合化シミュレーションに参加するシミュレータ1
は、参加時に、送信しうる状態データの種類と受信した
い状態データの種類とを統合化マネージャ3に申告す
る。統合化マネージャ3は、その申告にもとづいてシミ
ュレータ管理テーブル6に新たな行を生成する。この場
合にも、統合化マネージャ3は、新たな情報を各シミュ
レータ1に接続されている通信制御機構2に通知する。
【0036】A1およびA2のシミュレータ1である航
空機シミュレータにおいて、一般に、1回のシミュレー
ション期間において、速度、緯度、経度および高度が変
化する。従って、シミュレーション期間の終了後に、そ
れらの情報が通信制御機構2における送信バッファ21
0に設定される。通信制御機構2のメモリ202には、
位置に関する状態データを送信すべきであることが設定
されている。そこで、制御部200は、メモリ202を
参照して、送信バッファ210に設定された状態データ
のうち、緯度、経度および高度の状態データをネットワ
ーク4に同報送信する。速度の状態データは、メモリ2
02において送信すべきとされていないので、送信され
ない。
【0037】各シミュレータ1に接続されている通信制
御機構2における制御部200は、メモリ202を参照
して、ネットワーク4に送出されたデータのうち、受信
すべきとされているデータのみを受信する。受信したデ
ータは、受信バッファ220に格納される。そして、受
信バッファ220内のデータは、シミュレータ1に供給
される。この場合には、B1のシミュレータ1であるレ
ーダシミュレータに接続されている通信制御機構2にお
けるメモリ202のみに、A1,A2のシミュレータ1
である航空機シミュレータからのデータを受信すべきで
あるとの情報が設定されている。従って、B1のシミュ
レータ1であるレーダシミュレータに接続されている通
信制御機構2のみで、A1,A2のシミュレータ1であ
る航空機シミュレータからの緯度、経度および高度の状
態データが受信される。
【0038】ここで、B1のシミュレータ1であるレー
ダシミュレータの守備範囲が、半径100kmであると
する。統合化マネージャ3は、A1のシミュレータ1で
ある航空機シミュレータに接続されている通信制御機構
2から送信された最新の状態データが、B1のシミュレ
ータ1であるレーダシミュレータの守備範囲を越えたか
どうか判定する。すなわち、模擬されている航空機がシ
ミュレーションによるレーダの守備範囲を越えたかどう
か判断する。越えた場合には、その航空機に関するデー
タは、レーダでは必要とされない。そこで、統合化マネ
ージャ3は、航空機がレーダの守備範囲を越えたと判断
すると、シミュレータ管理テーブル6のA−1行目か
ら、位置情報を送信する必要があることを示す情報を削
除する。そして、A1のシミュレータ1である航空機シ
ミュレータに接続されている通信制御機構2に、更新さ
れたA−1行目の情報を通知する。A1のシミュレータ
1である航空機シミュレータに接続されている通信制御
機構2の制御部200は、その新たな情報でメモリ20
2内の該当情報を更新する。以後、通信制御機構2は、
メモリ202内の情報を参照して、送信バッファ210
内の緯度、経度および高度情報を送信しない。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、各通信制御機構2は、統合化マネージャ3の動的な
制御によって、他のシミュレータ1が必要としているデ
ータのみを送信する。従って、ネットワーク4における
通信量は、従来の通信量よりも低減される。その結果、
システムにおけるシミュレータ1の数を増大させること
ができ、大規模な統合化シミュレーションを行うことが
できる。
【0040】実施の形態2.図4は実施の形態2による
分散シミュレーションシステムにおける通信制御機構の
構成を示すブロック図である。実施の形態1では、通信
制御機構2における制御部200は、メモリ202に設
定された情報にもとづいて送信バッファ210内の状態
データを送信するか否か決定する。従って、制御部20
0は、送信バッファ210内の各状態データに対応した
情報をメモリ202から取り出し、取り出した情報に従
って送信バッファ210内の各状態データを送信するか
否か決定した。この実施の形態2では、図4に示すよう
に、送信バッファ210の各領域に、送信可/不可を示
す各フラグが設けられる。なお、分散シミュレーション
システムの全体構成は、図1に示す実施の形態1の構成
と同じである。
【0041】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および統合化マネージャ3の動作は、実施の形態1
の場合と同じである。この実施の形態2では、通信制御
機構2における送信バッファ210は、シミュレータ1
から通信制御機構2に転送される各状態データに対応し
た各領域に分割される。そして、シミュレータ1からの
各状態データは、対応する領域に設定される。通信制御
機構2における制御部200は、どのデータが送信する
必要があるデータであるのかを示す情報が統合化マネー
ジャ3から通知されると、送信すべきデータに対応した
送信バッファ210の領域に送信可のフラグを付す。そ
して、送信する必要のないデータに対応した送信バッフ
ァ210の領域に送信不可のフラグを付す。
【0042】通信制御機構2における制御部200は、
状態データを送信するタイミングになると、送信可のフ
ラグが付されている領域の状態データのみを送信する。
このようにすれば、制御部200は、直ちに、送信すべ
きとされている状態データを送信することができる。
【0043】実施の形態3.図5は実施の形態3による
分散シミュレーションシステムにおける通信制御機構の
構成を示すブロック図である。実施の形態1,2では、
通信制御機構2における制御部200は、どのデータが
送信する必要があるデータであるのかを示す統合化マネ
ージャ3からの個別情報にもとづいて、送信バッファ2
10内の状態データを送信するか否か決定した。この実
施の形態3では、図5に示すように、通信制御機構2に
おけるメモリ202に、送信条件式格納領域203が設
けられる。通信制御機構2における制御部200は、送
信条件式格納領域203に設定された送信条件式に従っ
て、送信バッファ210内の状態データを送信するか否
か決定する。なお、分散シミュレーションシステムの全
体構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同じであ
る。ただし、統合化マネージャ3は、シミュレータ管理
テーブル6を有していなくてもよい。
【0044】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1の動作は、実施の形態1の場合と同じである。この
場合には、統合化マネージャ3は、どのデータが送信す
る必要があるデータであるのかを示す情報に代えて、各
シミュレータ1に接続されている通信制御機構2に対し
て各送信条件式を供給する。各通信制御機構2は、送信
条件式を受信したら、それを送信条件式格納領域203
に設定する。通信制御機構2における制御部200は、
状態データを送信するタイミングになると、送信条件式
を満足する状態データのみを送信する。
【0045】例えば、統合化シミュレーションにおい
て、レーダシミュレータは、半径300km以内に存在
する航空機のみに興味があるとする。そのような場合に
は、統合化マネージャ3は、航空機シミュレータに接続
されている通信制御機構2に対して、以下のような送信
条件式を供給する。 (レーダ位置)−(航空機位置)<300km 航空機シミュレータに接続されている通信制御機構2に
おける制御部200は、航空機シミュレータから転送さ
れた状態データが示す位置情報とレーダ位置との間の距
離を算出し、算出された距離が300km以下である場
合には、送信バッファ210内の位置に関する状態デー
タを送信する。なお、レーダ位置に関する情報は、あら
かじめ、レーダシミュレータまたは統合化マネージャ3
から航空機シミュレータに通知される。
【0046】この実施の形態3によれば、状態データを
送信するか否かの判断は、通信制御機構2の側で行われ
る。従って、統合化マネージャ3の負荷が軽減される。
【0047】実施の形態4.図6は実施の形態4による
分散シミュレーションシステムにおける通信制御機構の
構成を示すブロック図である。この場合には、送信バッ
ファ210の各領域には、優先度を設定するための領域
が付加される。なお、分散シミュレーションシステムの
全体構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同じであ
る。
【0048】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および統合化マネージャ3の動作は、実施の形態1
の場合と同じである。この実施の形態4では、各シミュ
レータ1は、状態データとともに、そのデータの緊急度
や重要度に応じた優先度を通信制御機構2に転送する。
通信制御機構2において、状態データは優先度とともに
送信バッファ210に格納される。
【0049】通信制御機構2における制御部200は、
状態データを送信するタイミングになると、ネットワー
ク4の混雑度をチェックする。例えば、制御部200
は、送信バッファ210内のデータ量から混雑度を予測
する。あるいは、統合化マネージャ3からネットワーク
4の混雑度を受信する。その場合、統合化マネージャ3
は、ネットワーク4のデータ量を測定して混雑度を認識
する。通信制御機構2における制御部200は、ネット
ワーク4が混雑していると判断した場合には、混雑度に
応じて優先度の高い各状態データを送信する。ネットワ
ーク4が空いていると判断した場合には、低い優先度の
状態データまで送信する。
【0050】以上のように、通信制御機構2における制
御部200がネットワーク4の混雑度に応じて状態デー
タを送信する場合には、ネットワーク4が混雑している
ときに優先度の高い状態データが送信されないという事
態は回避される。なお、送信バッファ210に格納され
ている優先度を他の用途に用いてもよい。例えば、ネッ
トワーク4の混雑度に関係なく、優先度の低いデータを
送信しないといった使い方ができる。
【0051】実施の形態5.各シミュレータ1がシミュ
レーション処理中にシステムの終了要求などの緊急度の
高いメッセージを緊急メッセージとして通信制御機構2
に転送した場合に、通信制御機構2における制御部20
0は、緊急メッセージを送信バッファ210に書き込む
ことなく直ちに送信してもよい。
【0052】通信制御機構2に送信バッファ210を迂
回する機構を設けておけば、各シミュレータ1から統合
化マネージャ3等に対する緊急度の高いメッセージを直
ちに送信できる。なお、この実施の形態5は、実施の形
態1から実施の形態4の各分散シミュレーションシステ
ムに適用できる。
【0053】実施の形態6.実施の形態1では、通信制
御機構2は、受信バッファ220内のデータをそのまま
シミュレータ1に転送した。しかし、通信制御機構2が
受信したデータに対して、シミュレータ1がデータを利
用しやすいように加工してから転送してもよい。例え
ば、通信制御機構2は、同一種類の複数のシミュレータ
1から受信したデータを統計処理して、処理結果をシミ
ュレータ1に転送する。
【0054】レーダシミュレータを例にとって統計処理
について説明する。レーダシミュレータに接続されてい
る通信制御機構2において、制御部200は、同一種類
の航空機シミュレータからの位置に関する各状態データ
を統計処理する。例えば、それらの状態データが表す各
位置の重心を算出する。そして、重心とともに、受信し
た状態データ数すなわち航空機数をメモリ202に記憶
する。制御部200は、位置の重心と航空機数とをレー
ダシミュレータに転送する。レーダシミュレータは、画
面上で、重心位置に航空機数に応じた輝点を表示する。
【0055】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、通信制御機構2が受信データを利用しやすいように
加工してからシミュレータ1に転送するので、シミュレ
ータ1の機構を簡略化することができる。
【0056】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7による分散シミュレーションシステムの動作を説明
するための説明図である。この実施の形態7による分散
シミュレーションシステムの全体構成は、図1に示す実
施の形態1の構成と同じである。
【0057】図7に示すように、2台の航空機11A,
11Bを模擬する航空機シミュレータ(シミュレータA
およびシミュレータB)があるとする。また、シミュレ
ータBは、例えば哨戒機を模擬するものであって所定の
興味空域を持ち、他の航空機等が興味空域内に存在する
場合には、その航空機等の情報を頻繁に欲するものとす
る。すると、シミュレータAが模擬する航空機11Aが
興味空域にいない場合には、シミュレータBは、シミュ
レータAの状態データをさほど必要としない。
【0058】統合化マネージャ3は、ネットワーク4を
介してシステム内の全てのシミュレータ1からの状態デ
ータをモニタしている。従って、シミュレータAおよび
シミュレータBからの状態データをモニタできる。そし
て、シミュレータAおよびシミュレータBからの状態デ
ータにもとづいて、航空機11Aと航空機11Bとの間
の距離を算出する。統合化マネージャ3は、算出した距
離から、航空機11Aが航空機11Bの興味空域からは
ずれたかどうか判定する。航空機11Aが航空機11B
の興味空域からはずれた場合には、統合化マネージャ3
は、シミュレータAに接続されている通信制御機構2に
対して制御情報を送信する。制御情報には、状態データ
の送出頻度を低下させる指示が含まれる。
【0059】シミュレータAに接続されている通信制御
機構2の制御部200は、受信した制御情報をメモリ2
02に格納する。そして、制御部200は、状態データ
の送信タイミングがきたら、メモリ202の内容をチェ
ックする。メモリ202に、状態データの送出頻度を低
下させる指示が格納されていた場合には、制御部200
は、いくつかの送信タイミングのうちの1回のタイミン
グにおいてのみ、状態データを送出する。
【0060】航空機11Aと航空機11Bとの間の距離
は、シミュレータAの状態情報を受信しているシミュレ
ータBでも算出可能である。従って、シミュレータB
が、航空機11Aが興味空域からはずれたかどうか認識
できる。シミュレータBが、航空機11Aが興味空域か
らはずれたことを検知した場合には、通信制御機構2
に、その旨を示す情報を転送する。通信制御機構2は、
統合化マネージャ3に、航空機11Aが興味空域からは
ずれたことを示す情報を送信する。統合化マネージャ3
は、その情報に応じて、シミュレータAに接続されてい
る通信制御機構2に対して状態データの送出頻度を低下
させる指示を含む制御情報を送信する。なお、シミュレ
ータBに接続されている通信制御機構2が、航空機11
Aが興味空域からはずれたことを示す情報を、シミュレ
ータAに接続されている通信制御機構2に直接通知して
もよい。
【0061】以上の説明では、航空機11Aが航空機1
1Bの興味空域からはずれると、シミュレータAに接続
されている通信制御機構2は状態データの送出頻度を下
げたが、シミュレータAに接続されている通信制御機構
2は、所定の期間状態データの送出を停止させてもよ
い。シミュレータBが、一定期間シミュレータAからの
状態データを必要としないことがわかっている場合に
は、そのような制御が有効である。
【0062】この実施の形態7によれば、制御情報を受
けた通信制御機構2が、状態データの送出頻度を下げた
り状態データの送出を一定期間中止したりするので、ネ
ットワーク4に流れる状態データをさらに減らすことが
できる。
【0063】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8による分散シミュレーションシステムの構成を示す
ブロック図である。図において、1はシミュレーション
処理を行うシミュレータ、2は各シミュレータ1とネッ
トワーク4との間に設けられ他のシミュレータ1との間
の通信を制御する通信制御機構、8は論理グループ7内
の各シミュレータ1の依存関係を認識し他のシミュレー
タ1がどのようなデータを必要としているかを各通信制
御機構2に通知する論理グループマネージャである。論
理グループ7とは、所定の選択基準に従って選択された
複数のシミュレータ1をひとまとめにしたグループであ
る。
【0064】図9は論理グループマネージャ8の構成の
一例を示すブロック図である。図において、800は論
理グループマネージャ8の制御部であるCPU、810
はデータおよびプログラムが格納されるメモリである。
メモリ810には、論理グループ7内の各シミュレータ
1の依存関係が設定されるシミュレータ管理テーブル6
が設けられている。
【0065】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および各通信制御機構2の動作は、実施の形態1の
場合と同じである。この実施の形態8では、論理グルー
プマネージャ8が、あらかじめ、どのデータが送信する
必要があるデータであるのかを示す情報およびどのデー
タを受信する必要があるのかを示す情報を、論理グルー
プ7内の各通信制御機構2に通知する。通信制御機構2
において、通知された情報はメモリ202に格納され
る。また、各通信制御機構2に通知される情報は、論理
グループマネージャ8においてシミュレータ管理テーブ
ル6に設定されている。図9に示すように、論理グルー
プマネージャ8におけるシミュレータ管理テーブル6の
構成は、実施の形態1における統合化マネージャ3にお
けるシミュレータ管理テーブル6の構成と同じである。
【0066】その後、統合化シミュレーションが行われ
ているときに、論理グループマネージャ8は、実施の形
態1における統合化マネージャ3と同様に、論理グルー
プ7内の各通信制御機構2からの状態データをモニタす
る。シミュレータ管理テーブル6を変更する必要が生じ
たら、論理グループマネージャ8は、シミュレータ管理
テーブル6の内容を更新する。そして、更新内容を、各
通信制御機構2に通知する。
【0067】B1〜B3のシミュレータ1に接続されて
いる通信制御機構2は、例えば、図8には示されていな
い統合化マネージャ3の指示に従って実施の形態1のよ
うにデータ交換制御を行う。
【0068】この実施の形態8によれば、論理グループ
7内の各シミュレータ1に接続されている通信制御機構
2は、論理グループマネージャ8によって管理される。
従って、統合化マネージャ3が管理すべき通信制御機構
2の数が減る。すなわち、統合化マネージャ3の負荷を
減らすことができる。その結果、システム内のシミュレ
ータ1の数を拡大することが容易になる。
【0069】なお、ここでは、各シミュレータ1および
各通信制御機構2が実施の形態1におけるそれらと同様
に動作する場合を例に説明したが、通信制御機構2を、
実施の形態2〜7におけるものと同様に動作するものと
することもできる。その場合には、実施の形態2〜7に
おける統合化マネージャ3の機能は、論理グループマネ
ージャ8によって実現される。
【0070】実施の形態9.図10はこの発明の実施の
形態9による分散シミュレーションシステムの構成を示
すブロック図である。図において、8AはグループAの
論理グループ7に含まれるシミュレータ1に接続される
通信制御機構2を管理する論理グループマネージャ、8
BはグループBの論理グループ7に含まれるシミュレー
タ1に接続される通信制御機構2を管理する論理グルー
プマネージャである。論理グループマネージャ8A,8
Bは、ネットワーク4に接続されている。また、この実
施の形態9では、統合化マネージャ3Aは、論理グルー
プマネージャ8A,8Bを管理する。なお、図10に示
されているように、各論理グループ7は、システム内で
近接して設置されている各シミュレータ1を含む。
【0071】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および各通信制御機構2は、実施の形態1の場合と
同様に動作する。論理グループマネージャ8Aは、あら
かじめ、どのデータが送信する必要があるデータである
のかを示す情報およびどのデータを受信する必要がある
のかを示す情報を、グループAの論理グループ7内の各
通信制御機構2に通知する。通信制御機構2において、
通知された情報はメモリ202に格納される。また、各
通信制御機構2に通知される情報は、論理グループマネ
ージャ8Aにおいてシミュレータ管理テーブル6に設定
されている。なお、論理グループマネージャ8Aは、実
施の形態8の場合と同様に、図9に示すようなシミュレ
ータ管理テーブル6を有する。
【0072】論理グループマネージャ8Bは、あらかじ
め、どのデータが送信する必要があるデータであるのか
を示す情報およびどのデータを受信する必要があるのか
を示す情報を、グループBの論理グループ7内の各通信
制御機構2に通知する。通信制御機構2において、通知
された情報はメモリ202に格納される。また、各通信
制御機構2に通知される情報は、論理グループマネージ
ャ8Bにおいてシミュレータ管理テーブル6に設定され
ている。なお、論理グループマネージャ8Bも、図9に
示すようなシミュレータ管理テーブル6を有する。
【0073】各通信制御機構2は実施の形態1の場合と
同様の送受信制御を行うので、論理グループマネージャ
8Aの制御によって、グループAの論理グループ7内の
各シミュレータ1に接続されている各通信制御機構2間
で交換されるデータは、必要最小限の状態データのみに
なる。また、論理グループマネージャ8Bの制御によっ
て、グループBの論理グループ7内の各シミュレータ1
に接続されている各通信制御機構2間で交換されるデー
タは、必要最小限の状態データのみになる。
【0074】2つのグループにまたがってデータ交換を
行う必要があることも考えられる。統合化マネージャ3
Aは、所属グループが異なるシミュレータ1間の依存関
係を認識している。例えば、A1のシミュレータ1とB
1のシミュレータ1との間で、どのような状態データの
やりとりがなされなければならないかを認識している。
そこで、統合化マネージャ3Aは、A1のシミュレータ
1を管理している論理グループマネージャ8Aに対し
て、A1のシミュレータ1がどのような状態データをB
1のシミュレータ1に送信しなければならないかを示す
情報を通知する。論理グループマネージャ8Aは、シミ
ュレータ管理テーブル6のA1のシミュレータ1に関す
る領域に、受信した通知の内容を記載する。そして、そ
の内容を、A1のシミュレータ1に接続されている通信
制御機構2に通知する。
【0075】A1のシミュレータ1に接続されている通
信制御機構2は、論理グループマネージャ8Aから通知
された内容をメモリ202に格納する。状態データを送
信するタイミングがくると、A1のシミュレータ1に接
続されている通信制御機構2は、メモリ202の内容に
従って送信バッファ210内の状態データを送信する。
メモリ202には統合化マネージャ3Aから論理グルー
プマネージャ8Aを経て通知された送信指示も格納され
ている。よって、通信制御機構2は、それに応じた状態
データも、ネットワーク4に送信することができる。こ
こでは、同報送信を想定しているので、そのデータも同
報送信される。
【0076】統合化マネージャ3Aは、B1のシミュレ
ータ1を管理している論理グループマネージャ8Bに対
して、B1のシミュレータ1がどのような状態データを
A1のシミュレータ1から受信しなければならないかを
示す情報を通知する。論理グループマネージャ8Bは、
シミュレータ管理テーブル6のB1のシミュレータ1に
関する領域に、受信した通知の内容を記載する。そし
て、その内容を、B1のシミュレータ1に接続されてい
る通信制御機構2に通知する。
【0077】B1のシミュレータ1に接続されている通
信制御機構2は、論理グループマネージャ8Bから通知
された内容をメモリ202に格納する。通信制御機構2
の制御部200は、受信時には、メモリ202に格納さ
れている内容に従ってネットワーク4上の状態データを
受信する。よって、A1のシミュレータ1からの状態デ
ータも受信することができる。
【0078】図11はグループ分けの一例を示す説明図
である。統合化シミュレーションにおいて、航空機11
A,11Bを模擬する2台の航空機シミュレータおよび
船舶12A,12B,12Cを模擬する3台の船舶シミ
ュレータがあるとする。2台の航空機シミュレータの間
のデータ交換の頻度は、航空機シミュレータと船舶シミ
ュレータとの間のデータ交換の頻度よりも高いと考えら
れる。また、3台の船舶シミュレータの間のデータ交換
の頻度は、船舶シミュレータと航空機シミュレータとの
間のデータ交換の頻度よりも高いと考えられる。そこ
で、2台の航空機シミュレータをグループAの論理グル
ープ7に割り当て、3台の船舶シミュレータをグループ
Bの論理グループ7に割り当てる。すると、論理グルー
プマネージャ8Aは、航空機シミュレータ間でどのよう
な状態データの交換が行われなければならないのかにつ
いてのみを管理する。また、論理グループマネージャ8
Bは、船舶シミュレータ間でどのような状態データの交
換が行われなければならないのかについてのみを管理す
る。2つの論理グループ7にまたがるデータ交換の頻度
は低いので、統合化マネージャ3Aが介在しなければな
らない管理が行われる頻度は低い。このように、同種類
のシミュレータ1を同一グループにグループ分けすれ
ば、論理グループマネージャ8A,8Bは、より容易に
各通信制御機構2を管理できる。また、統合化マネージ
ャ3Aの負荷が軽くなる。
【0079】図12はグループ分けの他の例を示す説明
図である。統合化シミュレーションにおいて、5台の航
空機シミュレータがあるとする。そして、航空機シミュ
レータによって模擬される航空機11A〜11Eのうち
の2機の航空機11A,11Bは、互いに近接して飛行
し、他の3機の航空機11C,11D,11Eは、互い
に近接して飛行するとともに、航空機11A,11Bと
離れて飛行するとする。その場合、航空機11A,11
Bを模擬する航空機シミュレータと航空機11C,11
D,11Eを模擬する航空機シミュレータとの間のデー
タ交換の頻度は、航空機11A,11Bを模擬する各航
空機シミュレータ間のデータ交換の頻度、または、航空
機11C,11D,11Eを模擬する各航空機シミュレ
ータとの間のデータ交換の頻度に比べて低いと考えられ
る。
【0080】そこで、航空機11A,11Bを模擬する
各航空機シミュレータをグループAの論理グループ7に
割り当て、航空機11C,11D,11Eを模擬する各
航空機シミュレータをグループBの論理グループ7に割
り当てる。このような割り当て方法によっても、論理グ
ループマネージャ8A,8Bが、より容易に各通信制御
機構2を管理できるとともに、統合化マネージャ3Aの
負荷が軽くなる。
【0081】図13はグループ分けのさらに他の例を示
す説明図である。統合化シミュレーションにおいて、航
空機11を模擬する1台の航空機シミュレータ、船舶1
2A,12Bを模擬する2台の船舶シミュレータおよび
航空機用レーダ13と船舶用レーダ14を模擬する2台
のレーダシミュレータがあるとする。その場合、航空機
シミュレータと航空機用レーダ13を模擬するレーダシ
ミュレータとの間のデータ交換の頻度は高く、船舶シミ
ュレータと船舶用レーダ14を模擬するレーダシミュレ
ータとの間のデータ交換の頻度も高いと考えられる。ま
た、航空機シミュレータと船舶シミュレータとの間のデ
ータ交換の頻度、および、2台のレーダシミュレータ間
のデータ交換の頻度は低いと考えられる。
【0082】そこで、航空機シミュレータと航空機用レ
ーダ13を模擬するレーダシミュレータとをグループA
の論理グループ7に割り当て、2台の船舶シミュレータ
と船舶用レーダ14を模擬するレーダシミュレータとを
グループBの論理グループ7に割り当てる。このような
割り当て方法によっても、論理グループマネージャ8
A,8Bが、より容易に各通信制御機構2を管理できる
とともに、統合化マネージャ3Aの負荷が軽くなる。
【0083】図14はグループ分けのさらに他の例を示
す説明図である。統合化シミュレーションにおいて、図
14に示すように、所定時間毎に状態データを送出する
時間駆動シミュレータ15とイベント発生時に状態デー
タを送出するイベント駆動シミュレータ16とが混在し
ているとする。そのような場合に、例えば、時間駆動シ
ミュレータ15をグループAの論理グループ7に割り当
て、イベント駆動シミュレータ16をグループBの論理
グループ7に割り当てる。
【0084】すると、論理グループマネージャ8Aは時
間駆動シミュレータ15を接続する通信制御機構2のみ
を管理し、論理グループマネージャ8Bはイベント駆動
シミュレータ16を接続する通信制御機構2のみを管理
することになる。すなわち、論理グループマネージャ8
A,8Bは、それぞれ、同じ制御方式による各シミュレ
ータ1に接続された通信制御機構2を管理すればよく、
論理グループマネージャ8A,8Bの構成は簡略化され
る。
【0085】図15はグループ分けのさらに他の例を示
す説明図である。統合化シミュレーションにおいて、図
15に示すように、状態データの送信レートが毎秒のシ
ミュレータ17と毎ミリ秒のシミュレータ18とが混在
しているとする。そのような場合に、例えば、送信レー
トが毎秒のシミュレータ17をグループAの論理グルー
プ7に割り当て、送信レートが毎ミリ秒のシミュレータ
18をグループBの論理グループ7に割り当てる。
【0086】すると、論理グループマネージャ8Aは送
信レートが大きいシミュレータ17を接続する通信制御
機構2のみを管理し、論理グループマネージャ8Bは送
信レートが小さいシミュレータ18を接続する通信制御
機構2のみを管理すればよい。論理グループマネージャ
8A,8Bは、同種類の送信レートを有するシミュレー
タ17,18を管理すればよいので、各論理グループマ
ネージャ8A,8Bの構成は簡略化される。
【0087】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、各シミュレータ1は所定の基準に従ってグルーピン
グされ、論理グループマネージャ8A,8Bが各グルー
プ内のシミュレータ1のみを管理するので、論理グルー
プマネージャ8A,8Bの構成が簡略化される。
【0088】なお、ここでは、各シミュレータ1および
各通信制御機構2が実施の形態1におけるそれらと同様
に動作する場合を例に説明したが、通信制御機構2を、
実施の形態2から実施の形態7におけるものと同様に動
作するものとすることもできる。その場合には、実施の
形態2から実施の形態7における統合化マネージャ3の
機能は、論理グループマネージャ8A,8Bによって実
現される。
【0089】実施の形態10.図16はこの発明の実施
の形態10による分散シミュレーションシステムの構成
を示すブロック図である。図において、1はシミュレー
ション処理を行うシミュレータ、2は各シミュレータ1
とネットワーク4との間に設けられ他のシミュレータ1
との間の通信を制御する通信制御機構、81はグループ
A,A’の各論理グループ7内の各シミュレータ1の依
存関係を認識し他のシミュレータ1がどのようなデータ
を必要としているかを各通信制御機構2に通知する論理
グループマネージャである。ただし、A1のシミュレー
タ1はA1’のシミュレータ1と同じ処理を行い、A2
のシミュレータ1はA2’のシミュレータ1と同じ処理
を行う。
【0090】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および各通信制御機構2の動作は、実施の形態1の
場合と同じである。グループAの論理グループマネージ
ャ81は、実施の形態8における論理グループマネージ
ャ8と同様に、あらかじめ、どのデータが送信する必要
があるデータであるのかを示す情報およびどのデータを
受信する必要があるのかを示す情報を、グループAの論
理グループ7内の各通信制御機構2に通知する。通信制
御機構2において、通知された情報はメモリ202に格
納される。また、各通信制御機構2に通知される情報
は、論理グループマネージャ81においてシミュレータ
管理テーブル6に設定されている。
【0091】統合化シミュレーションの開始時に、グル
ープA’の論理グループマネージャ81は、データを送
信しないことを示す情報およびどのデータを受信する必
要があるのかを示す情報を、グループA’の論理グルー
プ7内の各通信制御機構2に与える。各通信制御機構2
に通知される情報は、論理グループマネージャ81にお
いてシミュレータ管理テーブル6に設定されている。通
信制御機構2において、通知された情報はメモリ202
に格納される。従って、グループA’の各シミュレータ
1はグループAの各シミュレータ1と同様に動作する
が、グループA’の各通信制御機構2は状態データを送
信しない。また、双方の論理グループマネージャ81
は、統合化シミュレーションが行われているときに、同
様に動作する。従って、双方の論理グループマネージャ
81におけるシミュレータ管理テーブル6は、同一内容
に維持される。
【0092】グループAのシミュレータ1に故障が生ず
ると、グループAの論理グループマネージャ81は、そ
のことをグループA’の論理グループマネージャ81に
通知する。すると、グループA’の論理グループマネー
ジャ81は、シミュレータ管理テーブル6の内容に従っ
て、どのデータが送信する必要があるデータであるのか
を示す情報を、グループA’の各シミュレータ1に接続
されている通信制御機構2に通知する。従って、以後、
グループA’の各シミュレータ1に接続されている通信
制御機構2が状態データの送信処理を行う。
【0093】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、2重化された論理グループ7が設けられているの
で、統合化シミュレーションの信頼性を向上させること
ができる。
【0094】なお、ここでは、各シミュレータ1および
各通信制御機構2が実施の形態1におけるそれらと同様
に動作する場合を例に説明したが、通信制御機構2を、
実施の形態2〜7におけるものと同様に動作するものと
することもできる。その場合には、実施の形態2〜7に
おける統合化マネージャ3の機能は、論理グループマネ
ージャ81によって実現される。
【0095】実施の形態11.図17はこの発明の実施
の形態11による分散シミュレーションシステムの構成
を示すブロック図である。図において、1はシミュレー
ション処理を行うシミュレータ、2は各シミュレータ1
とネットワーク4との間に設けられ他のシミュレータ1
との間の通信を制御する通信制御機構、8A〜8Dは各
論理グループ7内の各シミュレータ1の依存関係を認識
し他のシミュレータ1がどのようなデータを必要として
いるかを各通信制御機構2に通知する論理グループマネ
ージャである。この実施の形態11では、さらに、グル
ープA,Bの論理グループマネージャ8A,8Bを管理
する統合化マネージャ3Xと、グループC,Dの論理グ
ループマネージャ8C,8Dを管理する統合化マネージ
ャ3Yとが設けられている。統合化マネージャ3X,3
Yの構成は、図10に示された実施の形態9における統
合化マネージャ3Aの構成と同様である。また、統合化
マネージャ3X,3Yは、スーパー統合化マネージャ1
0によって管理される。グループA,Bの論理グループ
7はXのスーパー論理グループ9に割り当てられ、グル
ープC,Dの論理グループ7はYのスーパー論理グルー
プ9に割り当てられる。
【0096】図18はスーパー統合化マネージャ10の
構成の一例を示すブロック図である。図において、10
0はスーパー統合化マネージャ10の制御部であるCP
U、101はデータおよびプログラムが格納されるメモ
リである。メモリ101には、2つのスーパー論理グル
ープ9にまたがる各シミュレータ1の依存関係が設定さ
れるシミュレータ管理テーブル6が設けられている。
【0097】次に動作について説明する。各シミュレー
タ1および各通信制御機構2は、実施の形態1の場合と
同様に動作する。各論理グループマネージャ8A〜8D
は、図10に示された実施の形態9における論理グルー
プマネージャ8A,8Bと同様に動作する。すなわち、
あらかじめ、どのデータが送信する必要があるデータで
あるのかを示す情報およびどのデータを受信する必要が
あるのかを示す情報を、論理グループ7内の各通信制御
機構2に通知する。通信制御機構2において、通知され
た情報はメモリ202に格納される。各通信制御機構2
に通知される情報は、論理グループマネージャ8A〜8
Dにおいてシミュレータ管理テーブル6に設定されてい
る。
【0098】2つのグループにまたがってデータ交換を
行う必要があることもある。そのために、統合化マネー
ジャ3X,3Yは、それぞれ、所属グループが異なるシ
ミュレータ1間の依存関係を認識している。例えば、統
合化マネージャ3Xは、A1のシミュレータ1とB1の
シミュレータ1との間で、どのような状態データのやり
とりがなされなければならないかを認識している。そこ
で、統合化マネージャ3Xは、A1のシミュレータ1を
管理している論理グループマネージャ8Aに対して、A
1のシミュレータ1がどのような状態データをB1のシ
ミュレータ1に送信しなければならないかを示す情報を
通知する。また、統合化マネージャ3Xは、B1のシミ
ュレータ1を管理している論理グループマネージャ8B
に対して、B1のシミュレータ1がどのような状態デー
タをA1のシミュレータ1から受信しなければならない
かを示す情報を通知する。
【0099】さらに、2つのスーパー論理グループ9に
またがってデータ交換を行う必要があることもある。そ
のために、スーパー統合化マネージャ10は、所属スー
パー論理グループ9が異なるシミュレータ1間の依存関
係を認識している。例えば、スーパー統合化マネージャ
10は、A1のシミュレータ1とC1のシミュレータ1
との間で、どのような状態データのやりとりがなされな
ければならないかを認識している。そこで、スーパー統
合化マネージャ10は、A1のシミュレータ1が属して
いるスーパー論理グループ9を管理している統合化マネ
ージャ3Xに対して、A1のシミュレータ1がどのよう
な状態データをC1のシミュレータ1に送信しなければ
ならないかを示す情報を通知する。統合化マネージャ3
Xは、自身のシミュレータ管理テーブル6の論理グルー
プマネージャ8Aに関する領域に、受信した通知の内容
を記載する。そして、その内容を、論理グループマネー
ジャ8Aに通知する。
【0100】論理グループマネージャ8Aは、シミュレ
ータ管理テーブル6のA1のシミュレータ1に関する領
域に、受信した通知の内容を記載する。そして、その内
容を、A1のシミュレータ1に接続されている通信制御
機構2に通知する。A1のシミュレータ1に接続されて
いる通信制御機構2は、論理グループマネージャ8Aか
ら通知された内容をメモリ202に格納する。
【0101】状態データを送信するタイミングがくる
と、A1のシミュレータ1に接続されている通信制御機
構2は、メモリ202の内容に従って送信バッファ21
0内の状態データを送信する。メモリ202にはスーパ
ー統合化マネージャ10から統合化マネージャ3Xおよ
び論理グループマネージャ8Aを経て通知された送信指
示も格納されているので、通信制御機構2は、それに応
じた状態データも、ネットワーク4に送信する。ここで
は、同報送信を想定しているので、そのデータも同報送
信される。
【0102】スーパー統合化マネージャ10は、C1の
シミュレータ1が属しているYのスーパー論理グループ
9を管理している統合化マネージャ3Yに対して、C1
のシミュレータ1がA1のシミュレータ1からどのよう
な状態データを受信しなければならないかを示す情報を
通知する。統合化マネージャ3Yは、自身のシミュレー
タ管理テーブル6の論理グループマネージャ8Cに関す
る領域に、受信した通知の内容を記載する。そして、そ
の内容を、論理グループマネージャ8Cに通知する。論
理グループマネージャ8Cは、シミュレータ管理テーブ
ル6のC1のシミュレータ1に関する領域に、受信した
通知の内容を記載する。そして、その内容を、C1のシ
ミュレータ1に接続されている通信制御機構2に通知す
る。
【0103】C1のシミュレータ1に接続されている通
信制御機構2は、論理グループマネージャ8Cから通知
された内容をメモリ202に格納する。通信制御機構2
の制御部200は、受信時には、メモリ202に格納さ
れている内容に従ってネットワーク4上の状態データを
受信するので、A1のシミュレータ1からの状態データ
も受信することができる。
【0104】以上のように、この実施の形態11では、
各論理グループ7を各論理グループマネージャ8A〜8
Dが管理し、スーパー論理グループ9を各統合化マネー
ジャ3X,3Yが管理し、各統合化マネージャ3X,3
Yをスーパー統合化マネージャ10が管理するような階
層的制御が行われる。従って、論理グループマネージャ
8A〜8Dはより性質が近い各シミュレータ1のみを管
理対象とすることができ、構成がより簡略化される。な
お、必要に応じて、階層数をより多くしてもよい。ま
た、各論理グループ7のグループ分けの考え方として、
例えば、図11〜図15に示された方法を適用すること
ができる。
【0105】ここでは、各シミュレータ1および各通信
制御機構2が実施の形態1におけるそれらと同様に動作
する場合を例に説明したが、通信制御機構2を、実施の
形態2から実施の形態7におけるものと同様に動作する
ものとすることもできる。その場合には、実施の形態2
から実施の形態7における統合化マネージャ3の機能
は、論理グループマネージャ8A〜8Dによって実現さ
れる。
【0106】以上に説明した各実施の形態において、戦
闘訓練を行う分散シミュレーションシステムを例にとっ
たが、分散シミュレーションシステムを、他の用途に用
いることもできる。例えば、レーダ等の新機種を開発す
るときのシミュレーションに用いることもできる。
【0107】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、分散シミュレーションシステムを、各シミュレー
タが出力する状態データのうちで指定された状態データ
のみをネットワークに送信する通信制御機構を有するよ
うに構成したので、ネットワークにおける通信量を低減
できる効果がある。
【0108】請求項2記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、どの状態データを送信すべきか
を示す情報を各シミュレータに通知する統合化マネージ
ャを有するように構成したので、システム全体を管理す
るマネージャの管理のもとでネットワークにおける通信
量を低減することができる効果がある。
【0109】請求項3記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、どの状態データを送信すべきか
を示す情報を論理グループ内の各シミュレータに通知す
る論理グループマネージャを有するように構成したの
で、各グループ単位で、ネットワークにおける通信量を
低減できる効果がある。
【0110】請求項4記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、複数の論理グループにまたがっ
て存在する各シミュレータがどの状態データを送信すべ
きかを示す情報を論理グループマネージャに通知する統
合化マネージャを有するように構成したので、各グルー
プ単位でネットワークにおける通信量を低減できるとと
もに、論理グループマネージャの構成が簡略化される効
果がある。
【0111】請求項5記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、それぞれが複数の論理グループ
からなる各スーパー論理グループにまたがって存在する
各シミュレータがどの状態データを送信すべきかを示す
情報を統合化マネージャに通知するスーパー統合化マネ
ージャを有するように構成したので、各グループ単位で
ネットワークにおける通信量を低減できるとともに、論
理グループマネージャの構成がさらに簡略化される効果
がある。
【0112】請求項6記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、同一構成の2つの論理グループ
を有し、一方の論理グループ内の各シミュレータに接続
されている通信制御機構のみが送信を行うように論理グ
ループマネージャが各通信制御機構に指示を与えるよう
に構成したので、システムの信頼性が向上する効果があ
る。
【0113】請求項7記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、同一機種を模擬する各シミュレ
ータが同一論理グループに含まれるように構成したの
で、論理グループマネージャの処理が簡略化される効果
がある。
【0114】請求項8記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、近い距離にある各移動物体を模
擬する各シミュレータが同一論理グループに含まれるよ
うに構成したので、論理グループマネージャの処理が簡
略化される効果がある。
【0115】請求項9記載の発明によれば、分散シミュ
レーションシステムを、システムにおいて近接して設け
られている各シミュレータが同一論理グループに含まれ
るように構成したので、論理グループマネージャの処理
が簡略化される効果がある。また、論理グループマネー
ジャから遠いシミュレータにおいて制御の遅延が生ずる
ことが回避される効果がある。
【0116】請求項10記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、データ交換頻度の高い各シミ
ュレータが同一論理グループに含まれるように構成した
ので、論理グループマネージャの処理が簡略化される効
果がある。
【0117】請求項11記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、同じ時間管理方式の各シミュ
レータが同一論理グループに含まれるように構成したの
で、時刻の同期処理が容易になり、論理グループマネー
ジャの処理が簡略化される効果がある。
【0118】請求項12記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、同じデータ送信周期を持つ各
シミュレータが同一論理グループに含まれるように構成
したので、時刻の同期処理が容易になり、論理グループ
マネージャの処理が簡略化される効果がある。
【0119】請求項13記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、送信可を示す情報が付属する
送信バッファの各領域に格納されている状態データのみ
を通信制御機構が送信するように構成したので、通信制
御機構の処理が簡略化される効果がある。
【0120】請求項14記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、送信条件式を満足する状態デ
ータのみを通信制御機構が送信するように構成したの
で、マネージャ側の負荷の一部を各通信制御機構に肩代
わりさせることができ、マネージャの処理が簡略化され
る効果がある。
【0121】請求項15記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、ネットワークの混雑度に応じ
た優先度の高い状態データを通信制御機構が送信するよ
うに構成したので、優先度の高いデータが送信されなく
なる事態が回避される効果がある。
【0122】請求項16記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、シミュレータから緊急メッセ
ージが転送されたら通信制御機構がそのメッセージを直
ちに送信するように構成したので、緊急度の高い処理を
直ちに実行できる効果がある。
【0123】請求項17記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、受信した状態データをシミュ
レータが用いるデータ形式に変換して通信制御機構がシ
ミュレータに供給するように構成したので、各シミュレ
ータの処理効率の向上を図ることができる効果がある。
【0124】請求項18記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、送信頻度を下げる要求に応じ
て通信制御機構が状態データの送信頻度を下げるように
構成したので、さほど必要でないデータがネットワーク
に頻繁に送出されることが防止され、ネットワークにお
けるデータ量をさらに削減できる効果がある。
【0125】請求項19記載の発明によれば、分散シミ
ュレーションシステムを、送信を停止する要求に応じて
通信制御機構が一定期間状態データの送信を停止するよ
うに構成したので、さほど必要でないデータがネットワ
ークに送出されることが防止され、ネットワークにおけ
るデータ量をさらに削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による分散シミュレ
ーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 通信制御機構の構成の一例を示すブロック図
である。
【図3】 統合化マネージャの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による分散シミュレ
ーションシステムにおける通信制御機構の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による分散シミュレ
ーションシステムにおける通信制御機構の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による分散シミュレ
ーションシステムにおける通信制御機構の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による分散シミュレ
ーションシステムの動作を説明するための説明図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態8による分散シミュレ
ーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図9】 論理グループマネージャの構成の一例を示す
ブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態9による分散シミュ
レーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図11】 論理グループのグループ分けの一例を示す
説明図である。
【図12】 論理グループのグループ分けの他の例を示
す説明図である。
【図13】 論理グループのグループ分けのさらに他の
例を示す説明図である。
【図14】 論理グループのグループ分けのさらに他の
例を示す説明図である。
【図15】 論理グループのグループ分けのさらに他の
例を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態10による分散シミ
ュレーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態11による分散シミ
ュレーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図18】 スーパー統合化マネージャの構成の一例を
示すブロック図である。
【図19】 従来の分散シミュレーションシステムの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シミュレータ、2 通信制御機構、3,3X,3Y
統合化マネージャ、4 ネットワーク、6 シミュレ
ータ管理テーブル、7 論理グループ、8,8A〜8
D,81 論理グループマネージャ、10 スーパー統
合化マネージャ、200 制御部、203 送信条件式
格納領域、210 送信バッファ、800CPU(制御
部)。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシミュレータがネットワークを介
    してデータの交換を行って統合化シミュレーションを行
    う分散シミュレーションシステムにおいて、前記各シミ
    ュレータとネットワークとの間に、各シミュレータが出
    力する状態データのうちで指定された状態データのみを
    前記ネットワークに送信する通信制御機構を備えたこと
    を特徴とする分散シミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 各シミュレータ間のデータの依存関係が
    設定されるシミュレータ管理テーブルを有し、前記シミ
    ュレータ管理テーブルの内容に従って、どの状態データ
    を送信すべきかを示す情報を前記各シミュレータに通知
    する統合化マネージャを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の分散シミュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 システム内の全シミュレータのうちの幾
    つかのシミュレータからなる論理グループ内の各シミュ
    レータ間のデータの依存関係が設定されるシミュレータ
    管理テーブルを有し、前記シミュレータ管理テーブルの
    内容に従って、どの状態データを送信すべきかを示す情
    報を前記論理グループ内の各シミュレータに通知する論
    理グループマネージャを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の分散シミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 複数の論理グループにまたがって存在す
    る各シミュレータ間のデータの依存関係が設定されるシ
    ミュレータ管理テーブルを有し、前記シミュレータ管理
    テーブルの内容に従って、どの状態データを送信すべき
    かを示す情報を論理グループマネージャに通知する統合
    化マネージャを備えたことを特徴とする請求項3記載の
    分散シミュレーションシステム。
  5. 【請求項5】 それぞれが複数の論理グループからなる
    各スーパー論理グループにまたがって存在する各シミュ
    レータ間のデータの依存関係が設定されるシミュレータ
    管理テーブルを有し、前記シミュレータ管理テーブルの
    内容に従って、どの状態データを送信すべきかを示す情
    報を統合化マネージャに通知するスーパー統合化マネー
    ジャを備えたことを特徴とする請求項4記載の分散シミ
    ュレーションシステム。
  6. 【請求項6】 同一構成の2つの論理グループを有し、
    論理グループマネージャは、一方の論理グループ内の各
    シミュレータに接続されている通信制御機構のみが送信
    を行うように各通信制御機構に指示を与える制御部を備
    えたことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのい
    ずれか1項記載の分散シミュレーションシステム。
  7. 【請求項7】 論理グループは、同一機種を模擬する各
    シミュレータで構成されていることを特徴とする請求項
    3から請求項6のうちのいずれか1項記載の分散シミュ
    レーションシステム。
  8. 【請求項8】 論理グループは、近い距離にある各移動
    物体を模擬する各シミュレータで構成されていることを
    特徴とする請求項3から請求項6のうちのいずれか1項
    記載の分散シミュレーションシステム。
  9. 【請求項9】 論理グループは、近接して設けられてい
    る各シミュレータで構成されていることを特徴とする請
    求項3から請求項6のうちのいずれか1項記載の分散シ
    ミュレーションシステム。
  10. 【請求項10】 論理グループは、データ交換頻度の高
    い各シミュレータで構成されていることを特徴とする請
    求項3から請求項6のうちのいずれか1項記載の分散シ
    ミュレーションシステム。
  11. 【請求項11】 論理グループは、同じ時間管理方式の
    各シミュレータで構成されていることを特徴とする請求
    項3から請求項6のうちのいずれか1項記載の分散シミ
    ュレーションシステム。
  12. 【請求項12】 論理グループは、同じデータ送信周期
    を持つ各シミュレータで構成されていることを特徴とす
    る請求項3から請求項6のうちのいずれか1項記載の分
    散シミュレーションシステム。
  13. 【請求項13】 通信制御機構は、送信可/不可を示す
    情報が付属する各領域を有し各領域にシミュレータから
    の状態データを格納する送信バッファと、送信可を示す
    情報が付属する各領域に格納されている状態データのみ
    を送信する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項12のうちのいずれか1項記載の分散シミュ
    レーションシステム。
  14. 【請求項14】 通信制御機構は、送信条件式を格納す
    る送信条件式格納領域と、前記送信条件式格納領域に設
    定されている送信条件式を満足する状態データのみを送
    信する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1から
    請求項12のうちのいずれか1項記載の分散シミュレー
    ションシステム。
  15. 【請求項15】 通信制御機構は、シミュレータからの
    状態データに優先度が付されていた場合に、ネットワー
    クの混雑度に応じた優先度の高い状態データを送信する
    制御部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項1
    2のうちのいずれか1項記載の分散シミュレーションシ
    ステム。
  16. 【請求項16】 通信制御機構は、シミュレータから緊
    急メッセージが転送されたらそのメッセージを直ちに送
    信する制御部を備えたことを特徴とする請求項1から請
    求項15のうちのいずれか1項記載の分散シミュレーシ
    ョンシステム。
  17. 【請求項17】 通信制御機構は、受信した状態データ
    をシミュレータが用いるデータ形式に変換してシミュレ
    ータに供給する制御部を備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項16のうちのいずれか1項記載の分散シミ
    ュレーションシステム。
  18. 【請求項18】 通信制御機構は、送信頻度を下げる要
    求に応じて、状態データの送信頻度を下げる制御部を備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項17のうちの
    いずれか1項記載の分散シミュレーションシステム。
  19. 【請求項19】 通信制御機構は、送信を停止する要求
    に応じて、一定期間状態データの送信を停止する制御部
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項17のう
    ちのいずれか1項記載の分散シミュレーションシステ
    ム。
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