JPH06109211A - 加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ保護装置 - Google Patents

加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ保護装置

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JPH06109211A
JPH06109211A JP25651792A JP25651792A JPH06109211A JP H06109211 A JPH06109211 A JP H06109211A JP 25651792 A JP25651792 A JP 25651792A JP 25651792 A JP25651792 A JP 25651792A JP H06109211 A JPH06109211 A JP H06109211A
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JP
Japan
Prior art keywords
compressor
control valve
surge
bypass line
fluidized bed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25651792A
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English (en)
Inventor
Eisuke Asada
英介 浅田
Yoshimi Iki
能美 壹岐
Takashi Sonoda
隆 園田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサの可変静翼開度を制御すること
による従来のコンプレッサのサージ領域への突入防止に
比べて、より効果的な防止対策を実現する。 【構成】 圧力容器33の入口側と燃焼炉34の出口側
の間にバイパスライン36を接続し、同バイパスライン
36に制御装置が接続された制御弁37を設け、コンプ
レッサ32の運転状態がサージラインに近づいた場合に
制御装置が制御弁37を開としてコンプレッサ32から
の圧縮空気をガスタービン35へ直接供給し、コンプレ
ッサ圧力比を低下させることによって、コンプレッサ3
2の運転状態のサージ領域への突入を未然に防止する効
果的な対策を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧流動床ボイラの燃
焼用空気を供給するコンプレッサのサージ領域での運転
を自動的に防止する加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人の先願(特願平4−22012
4)の発明に係る制御装置におけるコンプレッサのサー
ジ保護対策について、図2により説明する。図2に示す
先願の発明に係る制御装置は、従来の排ガスの酸素濃度
制御装置に、コンプレッサのサージ領域近傍時において
静翼開度の下げ指令をブロックする機能を付加したもの
である。
【0003】上記において、ボイラ入力指令01を入力
とする関数発生器02からは、ボイラ入力指令01に相
当する空気流量が出力される。関数発生器03はボイラ
入力指令01を入力として排ガスの酸素濃度の設定値信
号を出力する。
【0004】この関数発生器03の出力は、計測された
排ガスの酸素濃度04との間で減算器05による減算が
行われ、減算器05の出力は制御器(例えば、PI〔比
例−積分〕コントローラ等)06の入力信号となる。
【0005】上記制御器06は必要な空気流量の補正信
号を出力し、この補正信号が加算器07で関数発生器0
2の出力信号に加算されることにより、空気流量の設定
値信号が作られる。この加算器07が出力する空気流量
の設定値信号は、計測された全空気流量08と共に減算
器09の入力信号となる。
【0006】一方、コンプレッサの下げブロック指令信
号は、次のように形成される。まず、計測されたコンプ
レッサ通過空気流量13を入力とする関数発生器14
が、コンプレッサのサージ圧力比を出力する。
【0007】また、計測されたコンプレッサ実圧力比1
5と定数発生器16の出力が、加算器17により加算さ
れる。この定数発生器16の出力は、サージ領域突入を
防ぐ安全係数(ε>0)である。
【0008】加算器17の出力信号は関数発生器14の
出力信号が減算器18により減算され、減算器18はサ
ージライン近傍かどうかを示す指令信号を出力し、AN
D回路21に入力する。
【0009】このAND回路21は、x1 の入力(減算
器18からの出力)信号とx2 の入力(減算器09から
の出力)信号が共に負の場合はコンプレッサの運転状態
がサージライン近傍の状態にあると判定するものであ
り、この場合のみ下げブロック指令信号ON(=1.
0)を出力し、それ以外はOFF(=0.0)を出力し
て切換えスイッチ20に入力する装置である。
【0010】切換えスイッチ20は、AND回路21の
出力信号がON(=1.0)の場合に定数発生器19の
信号(=0.0)を、OFF(=0.0)の場合には減
算器09の信号を出力し、切換えスイッチ20の出力信
号は制御器(例えば、PIコントローラ等)10の入力
となる。
【0011】制御器10の出力信号は、上/下限リミッ
タ11の入力信号となり、上/下限リミッタ11の出力
信号がコンプレッサ可変静翼指令12として燃焼空気流
量を制御する。
【0012】上記においては、コンプレッサの運転状態
がサージライン近傍の状態の場合は、切換えスイッチ2
0が定数発生器19に接続され、コンプレッサ可変静翼
指定12は切換えスイッチ20の切換え前の値に保持さ
れるため、コンプレッサのサージラインへの突入が防止
される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において、
加圧流動床ボイラは、流動床燃焼炉に燃焼用空気を供給
する空気供給ラインに容積の大きい圧力容器が設けられ
ている。従って、燃焼用空気を操作するためには、まず
圧力容器内の空気保有量を制御するが、容積が大きいた
め遅れが非常に大きかった。このため、コンプレッサの
可変静翼開度を排ガスの酸素濃度により制御してコンプ
レッサを運転する場合、サージ領域に突入する危険性が
あった。
【0014】これに対する対策が施された装置として、
本出願人の先願の発明に係る制御装置があるが、この装
置の場合は、コンプレッサがサージ領域に突入する危険
がある場合に可変静翼開度の下げ指令をブロックするも
ので、消極的な対策であった。
【0015】本発明は、上記の課題を解決するため、効
果的にコンプレッサのサージングを防止することができ
る装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の加圧流動床ボイ
ラ用圧縮機のサージ保護装置は、順次接続されたコンプ
レッサ、圧力容器、燃焼炉及びガスタービンの圧力容器
の入口側と燃焼炉の出口側の間に接続されたバイパスラ
イン、同バイパスラインに設けられた制御弁、およびコ
ンプレッサ圧力比とコンプレッサ通過空気流量の計測値
を入力しコンプレッサの運転状態がサージラインに近づ
いた場合には上記制御弁を開とする制御弁開度指令を同
制御弁へ出力する制御装置を備えたことを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】上記において、通常は制御弁は閉じており、コ
ンプレッサにより圧縮された空気が圧力容器に供給され
た後、燃焼炉を経由してガスタービンに流入している。
【0018】上記制御弁に接続された制御装置は、常時
コンプレッサ圧力比とコンプレッサ通過空気流量の計測
値を入力し、この計測値をもとにコンプレッサの運転状
態がサージラインに近づいたか否かを検知している。
【0019】上記コンプレッサの運転状態がサージライ
ンに近づくと、それが上記制御装置により検知され、制
御装置は制御弁開度指令を制御弁へ出力し、制御弁を開
いてコンプレッサから直接ガスタービンへ空気を流入さ
せ、コンプレッサ圧力比を低下させて、コンプレッサの
運転状態をサージ領域から通常運転領域へ移行させる。
【0020】上記により、コンプレッサの運転状態のサ
ージ領域への突入を未燃に防止することができる効果的
な対策を実現する。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1(a),(b)によ
り説明する。図1(a),(b)に示す本実施例は、配
管により順次接続されたコンプレッサ32、圧力容器3
3、燃焼炉34及びガスタービン35の圧力容器33入
口と燃焼炉34出口の間に接続されたバイパスライン3
6、同バイパスライン36に設けられた制御弁37、関
数発生器42、定数発生器44、加算器45、減算器4
6、制御器47及び上/下限リミッタ48が設けられコ
ンプレッサ実圧力比計測値43とコンプレッサ通過空気
流量計測値41を入力して制御弁開度指令49を出力し
上記制御弁37を制御する制御装置を備えている。
【0022】上記において、図1(a)に示す制御弁3
7は通常閉の状態となっており、コンプレッサ可変静翼
31を通った空気がコンプレッサ32により圧縮されて
圧力容器33に流入し、さらに、燃焼炉34を経由して
ガスタービン35に流れ込んでいる。
【0023】上記制御弁37を開閉させる図1(b)に
示す制御装置においては、計測されたコンプレッサ通過
空気流量41を入力とする関数発生器42が、コンプレ
ッサ32のサージ圧力比を出力する。
【0024】また、計測されたコンプレッサ実圧力比4
3と定数発生器44の出力は加算器45に入力され、同
加算器45により加算される。こゝで、定数発生器44
の出力はサージ領域突入を防ぐための安全係数(ε>
0)である。
【0025】上記コンプレッサ実圧力比43に安全係数
が可算された加算器45の出力信号は、関数発生器42
の出力信号とともに減算器46に入力され、同減算器4
6が加算器45の出力信号より関数発生器42の出力信
号を減算して出力する。
【0026】上記減算器45が出力する出力信号は、コ
ンプレッサ32の運転状態がサージライン近傍となった
場合には、正の値となるバルブ開の信号である。この信
号は制御器47を介して上/下限リミッタ48に入力さ
れ、上/下限リミッタ48は制御弁開度指令信号49を
出力して制御弁37にこれを入力する。
【0027】上記制御開度指令信号49を入力した制御
弁37は開の状態となり、コンプレッサ32からガスタ
ービン35へ空気を流入させ、コンプレッサ圧力比を下
げ、コンプレッサ32の運転状態をサージ領域から通常
運転領域へ移行させる。
【0028】上記のように、コンプレッサの運転状態が
サージラインに近づいた場合に空気をコンプレッサより
ガスタービンへ直接供給し、コンプレッサ圧力比を低下
させることにより、コンプレッサの運転状態のサージ領
域への突入を未然に防止する効果的な対策を実現した。
【0029】
【発明の効果】本発明の加圧流動床ボイラ用圧縮機のサ
ージ保護装置は、圧力容器の入口側と燃焼炉の出口側の
間にバイパスラインを接続し、同バイパスラインに制御
装置が接続された制御弁を設け、コンプレッサの運転状
態がサージラインに近づいた場合に制御装置が制御弁を
開としてコンプレッサからの圧縮空気をガスタービンへ
直接供給し、コンプレッサ圧力比を低下させることによ
って、コンプレッサの運転状態のサージ領域への突入を
未然に防止する効果的な対策を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図で、(a)はバイパ
スラインと制御弁の説明図、(b)は制御弁に接続され
た制御装置の説明図である。
【図2】従来の装置の説明図である。
【符号の説明】
31 コンプレッサ可変静翼 32 コンプレッサ 33 圧力容器 34 燃焼炉 35 ガスタービン 36 バイパスライン 37 制御弁 41 コンプレッサ通過空気流量計測値 42 関数発生器 43 コンプレッサ実圧力比計測値 44 定数発生器 45 加算器 46 減算器 47 制御器 48 上/下限リミッタ 49 制御弁開度指令

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次接続されたコンプレッサ、圧力容
    器、燃焼炉及びガスタービンの圧力容器の入口側と燃焼
    炉の出口側の間に接続されたバイパスライン、同バイパ
    スラインに設けられた制御弁、およびコンプレッサ圧力
    比とコンプレッサ通過空気流量の計測値を入力しコンプ
    レッサの運転状態がサージラインに近づいた場合には上
    記制御弁を開とする制御弁開度指令を同制御弁へ出力す
    る制御装置を備えたことを特徴とする加圧流動床ボイラ
    用圧縮機のサージ保護装置。
JP25651792A 1992-09-25 1992-09-25 加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ保護装置 Withdrawn JPH06109211A (ja)

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JP25651792A JPH06109211A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ保護装置

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JP25651792A JPH06109211A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 加圧流動床ボイラ用圧縮機のサージ保護装置

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JPH06109211A true JPH06109211A (ja) 1994-04-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011137576A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sanki Eng Co Ltd 加圧流動焼却炉の運転方法及び加圧流動焼却炉設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011137576A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sanki Eng Co Ltd 加圧流動焼却炉の運転方法及び加圧流動焼却炉設備

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Legal Events

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Effective date: 19991130