JPH061089Y2 - 温度調節装置 - Google Patents

温度調節装置

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JPH061089Y2
JPH061089Y2 JP427689U JP427689U JPH061089Y2 JP H061089 Y2 JPH061089 Y2 JP H061089Y2 JP 427689 U JP427689 U JP 427689U JP 427689 U JP427689 U JP 427689U JP H061089 Y2 JPH061089 Y2 JP H061089Y2
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JP
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plate
slider
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rotary plate
temperature setting
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JP427689U
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JPH0294735U (ja
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宏明 治京
宏昭 出水
泰男 直井
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はホットプレート、電気鍋等に用いられる温度調
節装置、詳しくはその操作部の構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 温度調節装置は、一般に、サーモスタットと操作部とか
らなっている。サーモスタットは、機器側の加熱部の熱
を受けて揺動するバイメタルと、該バイメタルの揺動に
基づいて発熱体の電源回路を開閉する接点機構と、前記
バイメタルと接点機構との間隔を変化させる温度設定用
回転軸とを備えている。また、操作部は、前記サーモス
タットの温度設定用回転軸を駆動させるものである。
従来、この種の温度調節装置の操作部の構造としては、
摺動自在に設けた温度設定用ノブの直線運動をラックと
ピニオン機構、又は実開昭61−25610号公報に示
すようなプーリとベルト機構により回転運動を変換し
て、前記温度設定用回転軸を回転させることにより、設
定温度を調整できるようにしたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ラックとピニオン機構によるものでは、
バックラッシュが大きくてガタ付き易いため、調整が不
正確であるという問題があった。また、プールとベルト
機構によるものでは、プーリが2個必要で、広いスペー
スが必要であり、コンパクト化に反するという問題があ
った。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされてもので、ガタ付
き無く調整でき、温度設定が正確に行なえるうえ、コン
パクトな温度調節装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案は、温度設定用回転
軸を有するサーモスタットと、基板と、該基板に温度設
定用回転軸と一体回転可能に設けた回転板と、基板に摺
動自在に設けたスライダと、一端を前記回転板に係止し
て当該回転板の巻付部に巻き付け可能に設けるととも
に、他端を前記スライダに係止した可撓性のスライドバ
ンドと、該スライドバンドの回転板への巻付部及び非巻
付部をガイドするガイド部材とを備えたものである。
(作用) 前記構成によれば、スライドバンドを押すようにスライ
ダを摺動させると、スライドバンドはガイド部材にガイ
ドされてその一端が回転板を押圧するので、回転板の巻
付部に巻き付きつつ回転板を回転させる。
また、スライドバンドを引くようにスライダを摺動させ
ると、スライドバンドはガイド部材にガイドされてその
一端が回転板を引き付けるので、回転板から巻き戻され
つつ回転板を回転させる。
そして、この回転板の回転により温度設定用回転軸が回
転する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従って説明する。
第2図は本考案に係る温度調節装置20を備えたホット
プレートを示し、大略、本体1、遮熱板2、加熱板3、
プレート4、蓋5からなっている。
本体1は、上方に開口する合成樹脂製の容器状に形成さ
れ、その上端縁内面には前周につゆ受け溝6が形成され
ている。また、この本体1には、後述する温度調節装置
20等を収容するための制御室7が形成され、該制御室
7の上壁には、第3図に示すように、温度表示穴8a、
「とろ火」表示穴8b、「切」表示穴8c及びランプ取付
穴9がそれぞれ穿設されるとともに、所定の表示を印刷
したパネルシート10が貼着されている。
遮熱板2は、前記本体1の内底に取り付けられ、その底
外面にはとろ火用サーモスタット11が取り付けられて
いる。
加熱板3は、円形のアルミニウム合金からなり、前記遮
熱板2の上に取り付けられている。この加熱板3の裏面
には、略環状の900W用第1発熱体12と、該第1発
熱体12の内側に略環状の300W用第2発熱体13と
が埋設されるとともに、後述する温度調節装置20の感
熱部24が差し込まれる感熱部差込穴14を有する導熱
部15が突設されている。
プレート4は浅底の鍋状に形成され、前記加熱板3の上
に載置されるようになっている。また、プレート4の外
周鍔部4aは前記本体1のつゆ受け溝6の上方に位置
し、吹きこぼれたつゆが当該つゆ受け溝6に流下するよ
うになっている。
蓋5は、透明なガラス製で、前記プレート4の外周鍔部
4aに上方から載置してプレート4を蓋するようになっ
ている。この蓋5の下端には3個以上の突部5aが突設
され、プレート4の外周鍔部4aに載置した際に、隙間
δが形成されるようになっている。この隙間δにより、
内部の蒸気が流出可能で、沸騰しても吹きこぼれないよ
うになっている。
温度調節装置20は、サーモスタット21と、操作部2
2とからなっている。
サーモスタット21は、前記本体1に取り付けられた基
部23と、該基部23の一端に設けられ、前記加熱板3
の導熱部15の感熱部差込穴14に差し込まれた棒状の
感熱部24と、基部23の他端に設けられ、固定接点2
5aを有する固定接触片25と、固定接点25aに圧接す
る可動接点26aを有する可動接触片26と、前記感熱
部24に一端を固定され、他端が前記可動接触片26に
対向するバイメタル27と、基部23にねじ込まれ、先
端が固定接触片25に当接可能に設けた温度設定用回転
軸28と、該温度設定用回転軸28に固着したレバー2
9とからなっている。
そして、温度設定用回転軸28を回転させて下方に移動
させると、その先端が固定接触片25を押圧するので、
可動接触片26は自らの付勢力により接点を閉成したま
ま下方に撓み、バイメタル27との間隔が狭まるように
なっている。また、温度設定用回転軸28を上方に移動
させると、その先端が固定接触片25から離れようとす
るので、固定接触片25は自らの付勢力により上方へ撓
んで接点25a,26aを介して可動接触片26を上方に
押圧し、可動接触片26とバイメタル27との間隔が広
がるようになっている。
操作部22は、第1図に示すように、基板31と、回転
板32と、スライダ33と、スライダバンド34と、第
1ガイド部材35と第2ガイド部材36とからなってい
る。なお、第1図は基板31の裏面を上にしてこれに各
部品が取り付けられるように示してある。
基板31は、前端を折曲して設けた前壁にスライダ33
をガイドするガイド穴37が形成され、該ガイド穴34
の上下縁は外方に折曲されてガイドレール38,38が
形成されている。前記ガイド穴37の端部にはスライダ
33を差し込むための差込穴37aが形成されている。
また、基板31には、後述するスライドバンド34の係
合片58が嵌入するスリット39と、後述する回転板3
2の軸部41が遊嵌する軸穴40が形成されている。
回転板32は、円板状で、その中央には軸部41が突設
され、軸部41の外周には環状の巻付部42が突設され
ている。前記軸部41には前記温度設定用回転軸28が
遊嵌する軸穴43が穿設されている。また、巻付部42
の外側には爪部44が突設され、巻付部42と反対側の
面には一対の係合突起45a,45bが突設されている。
スライダ33は、基部46と、係合部47と指示部48
とからなっている。基部46は、前記基板31のガイド
穴37に嵌入する部分で、上下それぞれ2箇所にガイド
穴37のガイドレール38に係合する爪49が突設され
るとともに、前方にスライドノブ50が設けられてい
る。係合部47は、基部46の第1図において上端に突
設され、後述するスライドバンド34の係合片58が嵌
入する係合穴51が形成され、先端に後述するマイクロ
スイッチ60ののレバー61が係止する凹部52が形成
されている。また、前記基部46の第1図において上側
の爪49と略対向する位置の端面には突部53が形成さ
れている。この突部53はその近傍に穿設した抜き穴5
4により弾性が保有せしめられている。指示部48は基
部46の第1図において下端に突設されている。
このスライダ33は、前記基板31の差込穴37aから
その係合部47、指示部48及び基部46の一部を差し
込んだ後、基部46をガイド穴37に嵌入すると、爪4
9がガイドレール38に係合し、突部53がガイド穴3
7の第1図において裏面側の縁に圧接してガイド穴37
に沿って摺動自在になっている。また、係合部47の係
合穴51が基板31のスリット39の直下に位置し、か
つ、スリット39に沿って移動するするようになってい
る。さらに、指示部48は、第2図,第3図に示すよう
に、前記本体1の各表示穴8a,8b,8cの直下に位置し、そ
れぞれの表示を指示可能になっている。スライドノブ5
0は、第2図,第3図に示すように、本体1から突出す
るようになっている。
スライドバンド34は、第1図に示すように、可撓性を
有する合成樹脂からなり、多数の球状部55を断面矩形
の連結部56でつなぐとともに、一端に丸棒状の摺動部
57を形成したものである。そして、このスライドバン
ド34は、第1図において左側の端部が回転板32の爪
部44と巻付部42の間に係止され、右側の端部すなわ
ち摺動部57に設けた係合片58が基板31のスリット
39に嵌入され、さらにスライダ33の係合穴47に係
合されている。
第1ガイド部材35は、前記回転板32の外周縁の約1
/2部分を覆う断面 形のもので、基板31に取り付けられている。第2ガイ
ド部材36は、前記回転板32の外周縁の残りの約1/
2部分を覆う断面 形の曲線部36aと、該曲線部36aと連続して設けた断
形の直線部36bとからなり、基板31に取り付けられ
ている。そして、第4図に示すように、第1ガイド部材
35と回転板32に巻付部42との空間、第2ガイド部
材36の曲線部36aと回転板32の巻付部42との空
間、及び第2ガイド部材36の直線部36bに前記スラ
イドバンド34が収容されるようになっている。
この温度調節装置20の操作部22には、第4図に示す
ように、スライダ33の指示部48が第3図に示す「と
ろ火」の位置を指示した際にオンするマイクロスイッチ
60が取り付けられている。すなわち、マイクロスイッ
チ60のレバー61がスライダの凹部52にスナップ的
に係止することにより、マイクロスイッチ60がオンす
るようになっている。
以上の構成からなるホットプレートの温度調節装置20
において、スライドノブ50を持ってスライダ33を第
4図中右方向すなわち高温側に摺動させると、スライド
バンド34はその端部が回転板32の爪44を押圧して
第1ガイド部材35及び第2ガイド部材36にガイドさ
れつつ移動し、回転板32に巻付部42に巻き付きつ
つ、回転板32を第4図中反時計回りに回転させる。こ
れにより、第1図に示すように、回転板32の係合突起
45a,45bと係合するレバー29を介してサーモスタット
21の温度設定用回転軸28が回転し、第2図において
可動接触片26とバイメタル27の間隔が広く設定され
る。このように、回転板32の回転はレバー29を介し
て温度設定用回転軸28に伝達されるため、回転板32
の軸穴43と温度設定用回転軸28の間に多少の偏心が
あったとしても支障なく動作する。
また、逆に、スライダ33を第4図中左方向すなわち低
温側に摺動させると、スライドバンド34はその端部が
爪44を引き付けるようにして第1ガイド部材35及び
第2ガイド部材36にガイドされつつ移動し、回転板3
2の巻付部42から巻き戻されつつ、回転板32を第4
図中時計回りに回転させる。これにより、サーモスタッ
ト21の温度設定用回転軸28が回転し、第2図におい
て可動接触片26とバイメタル27の間隔が狭く設定さ
れる。
このように、スライダ33を「保温」から「200℃」
の間を左右に摺動させることにより、所望の温度に設定
することができ、900W用の第1発熱体12と300
W用の第2発熱体13とによる調理が可能となる。
そして、さらにスライダ33を低温側に摺動させてゆ
き、指示部48が第3図に示す「とろ火」の位置に来る
と、第4図においてマイクロスイッチ60のレバー61
がスライダ33の係合部47を乗り上げて凹部52に係
止した時点で、マイクロスイッチ60がオンする。この
状態では、可動接触片26がバイメタル27に当接し、
固定接点25aと可動接点26aとが開離する結果、第1
発熱体12への電流が遮断される。これにより、300
W用の第2発熱体13のみのとろ火による鍋物の調理が
可能となる。なお、鍋物が煮つまり、プレート4の温度
が異常発熱すると、遮熱板2の温度も高くなり、とろ火
用サーモスタット11がオフする結果、第2発熱体13
への電流が遮断される。
スライダ33を第3図に示す「切」の位置に位置させる
と、さらに固定接点25aと可動接点26aとが開離し、
またマイクロスイッチ60がオフする結果、第1発熱体
12及び第2発熱体13への電流が完全に遮断される。
なお、前記実施例は、ホットプレートのものであるが、
電気鍋等の他の電気機器にも装着できることは言うまで
もない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、スラ
イダの摺動による直線運動は、ガイド部材によりガイド
されたスライドバンドを介して回転板の回転運動に変換
されるため、ガタ付きが無く、正確に温度設定が行なえ
る。また、プーリを2個用いていた従来のものと異な
り、プーリに相当するものとして回転板1個のみでよ
く、構造簡単で、コンパクトになる等の効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る温度調節装置の操作部の分解斜視
図、第2図は本考案に係る温度調節装置を備えたホット
プレートの断面図、第3図は表示部の平面図、第4図は
温度調節装置の操作部の平面図である。 20…温度調節装置、 21…サーモスタット、 22…操作部、 28…温度設定用回転軸、 31…基板、 32…回転板、 33…スライダ、 34…スライドバンド、 35…第1ガイド部材、36…第2ガイド部材、 42…巻付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度設定用回転軸を有するサーモスタット
    と、基板と、該基板に温度設定用回転軸と一体回転可能
    に設けた回転板と、基板に摺動自在に設けたスライダ
    と、一端を前記回転板に係止して当該回転板の巻付部に
    巻き付け可能に設けるとともに、他端を前記スライダに
    係止した可撓性のスライドバンドと、該スライドバンド
    の回転板への巻付部及び非巻付部をガイドするガイド部
    材とを備えたことを特徴とする温度調節装置。
JP427689U 1989-01-17 1989-01-17 温度調節装置 Expired - Lifetime JPH061089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP427689U JPH061089Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 温度調節装置

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JP427689U JPH061089Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 温度調節装置

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Publication Number Publication Date
JPH0294735U JPH0294735U (ja) 1990-07-27
JPH061089Y2 true JPH061089Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31206649

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JP427689U Expired - Lifetime JPH061089Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 温度調節装置

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JPH0294735U (ja) 1990-07-27

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