JPH0434264Y2 - - Google Patents

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JPH0434264Y2
JPH0434264Y2 JP19343687U JP19343687U JPH0434264Y2 JP H0434264 Y2 JPH0434264 Y2 JP H0434264Y2 JP 19343687 U JP19343687 U JP 19343687U JP 19343687 U JP19343687 U JP 19343687U JP H0434264 Y2 JPH0434264 Y2 JP H0434264Y2
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gear
gears
notch
meshing
regulating mechanism
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JP19343687U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は互いに噛み合い一定の歯数の範囲内で
往復回動する一対の平歯車の噛み合い位置を常に
一定に規制するための機構に関する。
〔従来の技術並びにその問題点〕
このような歯車の噛み合い位置を一定に規制す
る機構は、例えば空調装置のダンパを開閉するた
めに、ダンパに固定されたシヤフトに歯車Aを取
付け、一方、一部に突起を具えて操作ノブを構成
する歯車Bをこれに噛み合わせて設け、該突起を
この位置から所定の方向に動かすことによつてこ
れらの歯車の噛み合いを介してシヤフトを回動さ
せ、以てダンパの開度を調整するダンパ開閉装置
等に必要な機構である。即ち、突起の初期位置を
必ずダンパの閉鎖位置に一致させる必要があるか
らである。
従来からこのような一対の歯車A,Bの噛み合
い位置を規制する手段として、第6図に示すよう
に両方の歯車A,Bの噛み合うべき所定個所に△
マークを付し、組み立ての際にこのマーク同士を
一致させ、これを目視によつて確認するように構
成している。しかし、ピツチが細かい場合には1
〜2歯程度のずれは目視では発見できないことも
多く、誤つた初期の噛み合い位置の設定が行われ
る欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような従来技術の欠点を解消する
ことを目的とし、互いに噛み合う一対の平歯車に
常に一定の噛み合い位置を与えるように規制する
機構を提供するものである。
即ち、本考案は、互いに噛み合つて一定の歯数
の範囲内で往復回動する一対の平歯車A,Bの中
の一方の歯車Aの側面に、その直径よりも大径の
抑え板を同心的に積層固定して該抑え板の一部が
他方の歯車Bの側面上に張り出すようになし、こ
れによつて他方の歯車Bの上下動を規制すると共
に、該抑え板の一部に切り欠きを設け、更に他方
の歯車Bの側面に該切り欠きと係合するピンを突
設したことを特徴とする噛み合い位置規制機構で
ある。
〔作用〕
本考案によれば、一方の歯車Aと同心的に積層
された抑え板が他方の歯車Bの上方に張り出して
これの軸方向の上下動を規制するので、歯車Bが
躍つて歯車Aとの噛み合いが外れることが防止で
きると共に、抑え板に設けられた切り欠きとピン
とが係合するように両歯車を噛み合わせることに
よつて、常に正しい噛み合い位置が設定される。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考
案を更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案にかかる位置規制機構の分解斜
視図を示す。
歯車Aと歯車Bとは互いに噛み合つて回転する
ように同じピツチの歯1,2を具えている。但
し、これらの歯車は連続的に一方向に回転を続け
るものではなく、それぞれ一回転以下の分角回動
を行うものである。
一方の歯車Aの側面3の上方には、該歯車Aの
直径よりも大きい直径を有する円板状の抑え板4
が同心的に積層されてこれと一体的に固定されて
いる。この抑え板4の円周の一部には切り欠き5
が設けられている。
一方、歯車Bの方には、その側面6の円周領域
の所定個所に一本の直立したピン7が突設されて
いる。
第2図及び第3図に示すように、両方の歯車
A,Bが所定の噛み合い位置にある場合には、前
記切り欠き5とピン7とは相互い係合するような
位置関係を占めている。即ち、この位置関係にお
いて両方の歯車A,Bは基準となる所定の歯同士
が噛み合うように構成されている。換言すれば、
このピン7と切り欠き5との係合によつて、両歯
車の正規な噛み合いが保証される。又、抑え板4
の一部は歯車Bの上に張り出してこれを上から抑
えるような位置を占める。
次にこの機構の作用について説明する。
第2図の位置から歯車A,Bが始動すると、こ
れにつれてピン7は切り欠き5から脱出して歯車
Bと共に回転を続ける。抑え板4の一部は常に歯
車Bの上に張り出した状態で回転するので、回転
中にたとえ歯車Bがその軸方向にスライドしたと
しても、その動きは抑え板4によつて規制され、
歯車Aとの噛み合いが外れることはない。
第4図には、本考案の別の実施例が示されてい
る。この例によれば歯車Aはその両側面にそれぞ
れ抑え板4a,4bを具え、一方歯車Bはこれを
上下に貫通するピン7aを具え、両抑え板4a,
4bに同一位相で設けられた切り欠き5a,5b
と係合するように構成されている。これによれ
ば、歯車Bの軸に沿う動きは上下方向とも抑え板
によつて規制される。
なお、本考案は図示のような円形の完全な歯車
のみでなく、例えば第5図に示すようなセクタギ
ア同士の噛み合いにも利用可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によればピツチの
細かい歯を有する一対の歯車同士の噛み合いを基
本とする位置規制機構において、一方の歯車に抑
え板を積層固定しているので、他方の歯車の軸方
向の動きを抑制して噛み合いの外れが防止され、
更に組み立ての際に前記抑え板に設けた切り欠き
と他方の歯車に設けたピンとを係合させることに
よつて所定位置での噛み合いが常に保証される。
これによつて簡単で確実な位置規制機構を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の機構の分解斜視
図、第2図は同じく組み立て斜視図、第3図は同
じく噛み合い領域の拡大断面図、第4図は本考案
の他の実施例の分解斜視図、第5図は更に他の実
施例の分解斜視図、第6図は従来の機構の斜視図
である。 1,2……歯、36……歯車の側面、4……抑
え板、5……切り欠き、7……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに噛み合つて一定の歯数の範囲内で往復
    回動する一対の平歯車A,Bの中の一方の歯車
    Aの側面に、その直径よりも大径の抑え板を同
    心的に積層固定して該抑え板の一部が他方の歯
    車Bの側面上に張り出すようになし、これによ
    つて他方の歯車Bの上下動を規制すると共に、
    該抑え板の一部に切り欠きを設け、更に他方の
    歯車Bの側面に該切り欠きと係合するピンを突
    設したことを特徴とする噛み合い位置規制機
    構。 (2) 歯車Aの両側面にそれぞれ抑え板が設置され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項に記載された位置規制機構。 (3) 歯車A,Bがセクタギアである実用新案登録
    請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載された位置
    規制機構。
JP19343687U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH0434264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19343687U JPH0434264Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JP19343687U JPH0434264Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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Publication Number Publication Date
JPH0198360U JPH0198360U (ja) 1989-06-30
JPH0434264Y2 true JPH0434264Y2 (ja) 1992-08-14

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JP19343687U Expired JPH0434264Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JP6003104B2 (ja) * 2012-03-06 2016-10-05 住友電装株式会社 回転操作装置

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JPH0198360U (ja) 1989-06-30

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