JP6003104B2 - 回転操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に備えられた電子機器の操作に使用する回転操作装置に関するものである。
従来、様々な電子機器に搭載される操作装置として、回転操作装置が知られている。このような回転操作装置は、例えば、自動車等の車両に搭載される場合、車両の電子機器、具体的には、空調装置やカーナビゲーションシステム、あるいはカーオーディオシステム等を操作するために用いられる。このような回転操作装置として、特許文献1には、特定の回転軸回りに回転操作される回転操作部材と、その回転操作量を検出する回転検出器と、前記回転操作部材の回転力を前記回転検出器に伝達する回転力伝達部材とを備えたものが開示されている。前記回転操作部材は、前記回転軸周りに全周にわたって形成された第一歯車を有する。前記回転力伝達部材は、前記第一歯車と噛合することにより前記回転操作部材の回転に伴って回転する第二歯車と、この第二歯車と一体的に回転する伝達軸とを有する。前記伝達軸は、前記回転検出器に対して確実に位置決めされながら当該回転検出器に結合されて、その回転を当該回転検出器に伝達する。これにより、前記回転操作部材の操作量に応じて、前記回転検出器からの出力が変化する。換言すれば、当該回転操作装置において、前記回転操作部材の操作位置と前記回転検出器からの出力とは一定の対応関係にある。
ところで、前記回転操作装置は、その組み立て時に、前記回転操作部材の第一歯車と前記回転力伝達部材の第二歯車とが確実に正規の位相関係で噛み合う正規噛合位置で組み付けられる必要がある。両者が前記正規噛合位置で組み付けられた場合、前記回転操作部材が所定の操作位置となるまで回転操作されると、前記回転検出器は、前記操作位置あるいはその操作量に応じた適正な信号を出力する。しかし、前記第一歯車の歯と前記第二歯車の歯とが前記正規噛合位置から1歯でもずれて組み付けられた場合、前記回転操作部材が前記操作位置あるいは操作量となるまで回転操作されたとしても、前記回転検出器は前記適正な信号とは異なる信号を出力したり、その出力する信号に誤差が生じたりすることになる。例えば、前記回転検出器が可変抵抗式のものであり、前記回転操作部材と前記回転力伝達部材とが前記正規噛合位置からずれた位置で組み付けられた場合、前記回転操作部材が前記所定位置となるまで回転操作されたとしても、前記回転検出器は、前記適正な信号が得られる抵抗値とは異なる抵抗値に基づく信号を出力することになる。また、前記回転検出器がパルスを出力するロータリエンコーダであり、前記回転操作部材と前記回転力伝達部材とが前記正規噛合位置からずれた位置で組み付けられた場合、所定のパルス信号が得られる回転操作部材の操作量とは異なる操作量でそのパルス信号が出力されるおそれがある。すなわち、前記回転検出器と前記回転力伝達部材とは確実に位置決めがなされて組み付けられるので、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置からずれて当該回転操作部材と回転力伝達部材とが組み付けられた場合、上記の不具合が発生する。
この点に関し、特許文献1に記載の回転操作装置は、前記回転操作部材及び前記回転力伝達部材の少なくともいずれか一方に、確認用マークが形成されている。この確認用マークは、前記回転操作部材と前記回転力伝達部材との組み付け時に、前記第一歯車と前記第二歯車とが正規噛合位置とであることの確認を可能とするものである。このようにすれば、両者を前記正規噛合位置で組み付けることが容易となる。
特開2007−296956号公報
しかしながら、前記確認用マークを確認しながら前記回転操作部材と前記回転検出器との組み付けを行う場合であっても、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置からずれた位置での当該回転操作部材と回転検出器との組み付けが可能であったため、依然として両者の誤組付けが発生する懸念があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回転操作部材と回転力伝達部材との誤組付けの発生を防止可能な回転操作装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、特定の回転軸回りに回転操作される回転操作部材と、前記回転操作部材の回転操作を検出する回転検出器と、前記回転操作部材の回転操作により生じる回転力を前記回転検出器へ伝達する回転力伝達部材とを備える回転操作装置であって、前記回転操作部材は、当該回転操作部材の回転力を前記回転力伝達部材に伝達する第一歯車を有し、前記回転力伝達部材は、前記第一歯車と噛合する第二歯車と、この第二歯車とつながりその中心軸回りに回転可能であるとともに前記回転検出器と結合される伝達軸とを有し、前記回転操作部材及び前記回転力伝達部材のいずれか一方の部材は、その回転に合わせて当該回転方向に変位する部位に設けられかつ前記第一歯車と前記第二歯車とが正規の位相関係で噛み合う正規噛合位置からずれた位置での他方の部材との組み付けを阻止するように当該他方の部材と干渉する形状の第一干渉部を有し、他方の部材は、その回転に合わせて当該回転方向に変位する部位に設けられかつ前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置からずれた位置での前記一方の部材との組み付けを阻止するように前記第一干渉部と干渉する形状の第二干渉部と、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置にあるときに前記第一干渉部と干渉しないように当該第一干渉部を受け入れて前記一方の部材との組み付けを許容するとともに、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置に組み付けられた状態で当該回転操作部材及び当該回転力伝達部材が互いに相対回転するときに前記第一干渉部との干渉を回避する形状の回避部とを有する回転操作装置を提供する。
この発明の回転操作装置によれば、前記回転操作部材と前記回転力伝達部材との誤組付けの発生を防止することができる。すなわち、前記第一歯車と前記第二歯車とが正規の位相関係で噛み合う正規噛合位置にあるときは、前記一方の部材の第一干渉部が前記他方の部材の回避部に受け入れられて当該他方の部材と干渉しないので、この位置での両者の組み付けは許容される一方、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置からずれた位置では、前記第一干渉部が前記第二干渉部と干渉するので、この位置での両者の組み付けは防止される。また、前記回避部は、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置に組み付けられた状態で前記回転操作部材と前記回転力伝達部材とが互いに相対回転するときに前記第一干渉部と干渉しない形状を有するので、両者を組み付けた後の当該回転操作部材の操作性に影響はない。
また、本発明において、前記一方の部材の歯車は、当該歯車の回転に合わせてその回転方向に回転するとともに当該歯車の回転軸方向と交差する回転面を有し、前記第一干渉部は前記回転面の外縁よりも内側の位置で当該回転面とつながっており、前記第二干渉部は、当該他方の部材の歯車の外縁よりも当該歯車の径方向の外側に向かって張り出す形状を有し、前記回避部は、当該他方の部材の周方向に沿って前記第二干渉部と隣接する位置に形成されることが好ましい。
このようにすれば、前記第一干渉部は、当該歯車の回転軸方向と交差する回転面の外縁よりも内側の位置で当該回転面とつながっているので、この第一干渉部が前記回転面の外縁よりも外側に突出する場合と異なり、仮に前記回転操作部材と前記回転力伝達部材との組み付け時等にこの第一干渉部に前記回転軸方向の外力が加わったときの当該第一干渉部の破損が有効に抑制される。
また、本発明において、前記第一干渉部は、前記回転面から当該歯車の回転軸方向に突出する形状の突起であり、前記回避部は、前記第二干渉部の外縁よりも内側に窪んだ形状の凹部であり、この凹部は、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置にあるときの前記突起における当該突起の回転軸方向と直交する方向の外側の部位と対向する対向部と、この対向部とつながっておりかつ当該対向部における前記第二干渉部の回転方向の両端から前記突起側に向かうにつれて互いに離れるように広がる形状の一対の広がり部とを有することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、回転操作部材と回転力伝達部材との誤組付けの発生を防止可能な回転操作装置を提供することができる。
本発明の第一実施形態の回転操作装置の分解斜視図である。 図1に示す回転操作装置の断面図である。 第一実施形態の回転操作装置の突起と凹部との関係を説明する概略図である。 第一実施形態の回転操作装置の突起と凹部との係脱関係を説明する図である。 本発明の第二実施形態の回転操作装置の突起と凹部との関係を説明する概略図である。 第二実施形態の回転操作装置の突起と凹部との係脱関係を説明する図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図3及び図4では、後述の第二干渉部43、凹部43a、第一歯車44、円盤部52及び第二歯車51のみを示し、その他の部位は省略している。また、図5及び図6では、後述の第二干渉部43′、凹部43a、第一歯車44、円盤部52′及び第二歯車51のみを示し、その他の部位は省略している。なお、図3〜図6では、後述のインナー40の中央の開口は省略している。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の回転操作装置について、図1ないし図4を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の回転操作装置は、特定の回転軸回りに回転操作される回転操作部材20と、回転操作部材20の回転操作を検出可能な回転検出器72と、回転操作部材20の回転力を回転検出器72に伝達する回転力伝達部材50と、回転操作部材20と回転力伝達部材50とを保持するホルダー60とを備える。なお、以下の説明において、回転軸方向における操作者が操作する側、すなわち、後述するダイアル30の端壁32側を表面側又は前端側とし、その反対側を裏面側又は後端側とする。この回転操作装置は、ダイアル30がその表面側に露出する状態で筐体10内に収容される。
筐体10は、ダイアル30をその表面側に露出させる円形の開口11と、ダイアル30の操作位置を示す表示部12とを有する。図2に示すように、この筐体10は、回転操作装置におけるダイアル30以外の部位を収容可能な形状を有する。
回転操作部材20は、操作者により回転操作されるダイアル30と、このダイアル30と共回りするように当該ダイアル30と接続されたインナー40とを有する。なお、本実施形態では、ダイアル30とインナー40とは別部材により構成されているが、これらは一体成形されてもよい。
ダイアル30は、回転操作のために把持される円筒状の被把持部31と、この被把持部31の前端側に形成された端壁32とを有する。被把持部31の後端部には、インナー40と接続するための被係止部が形成される。この被係止部は、インナー40と接続されることにより、ダイアル30とインナー40とが相対回転することを防止する。端壁32は、被把持部31の前端側を塞ぐ形状を有し、当該被把持部31の前端とつながっている。
インナー40は、後述の爪61aを係合可能な内筒部41と、ダイアル30と接続されるダイアル接続部42と、このダイアル接続部42の外周面に形成された第二干渉部43と、この第二干渉部43とその周方向に沿って隣接する位置に形成された回避部としての凹部43aと、回転操作部材20に加えられる回転力を回転力伝達部材50に伝達する第一歯車44とを有する。図1及び図2に示すように、このインナー40は、その中央に、後述のインナー接続部61を挿通可能な形状の開口を有する。
ダイアル接続部42は、内筒部41より一回り大きな円筒形状であり、被把持部31に内嵌される。このダイアル接続部42は、被把持部31の被係止部と係合する係止部を有する。
第二干渉部43は、ダイアル接続部42の後端側の外周面から前記回転軸と直交する径方向の外側に向かって張り出す形状を有する。この第二干渉部43の外縁は円弧状を呈する。凹部43aは、第二干渉部43の外縁よりも前記径方向の内側に窪んだ形状を有する。この第二干渉部43及び凹部43aの機能については後述する。
第一歯車44は、前記回転軸方向において第二干渉部43が設けられた位置とは異なる位置に設けられる。本実施形態では、第一歯車44の設ける位置を第二干渉部43よりも裏面側としている。また、具体的に、この第一歯車44は、第二干渉部43の径よりも小さな径を有する外歯車である。
回転力伝達部材50は、回転操作部材20の回転力を回転検出器72に伝達するように回転操作部材20と回転検出器72とに結合される。具体的に、回転力伝達部材50は、第一歯車44と噛合する第二歯車51と、この第二歯車51の表面側に設けられた円盤部52と、第二歯車51と一体的に回転するとともに回転検出器72に結合される伝達軸53とを有する。
第二歯車51は、第一歯車44と噛合することにより、回転操作部材20の回転に伴って回転する。本実施形態では、この第二歯車51は、第一歯車44よりも歯数の少ない外歯車とし、具体的に、その歯数は第一歯車44のそれの4分の1としている。またこの第二歯車51は、当該第二歯車51の回転に合わせてその回転方向に回転する回転面51aを有する。この回転面51aは、第二歯車51の表面側に設けられているとともに、当該第二歯車51の回転軸方向と交差する形状を有する。本実施形態では、この回転面51aは、伝達軸53の軸方向と直交する方向の平面としている。
円盤部52は、回転面51aの表面側とつながっており、当該回転面51aから表面側に突出する形状を有する。この円盤部52は、回転面51aの外縁よりも内側に納まる形状を有する。またこの円盤部52は、円形の本体と、この本体の外縁からその径方向の外向きに突出する第一干渉部としての突起52aとを有する。本体は、図4(c)及び図4(d)に示すように、第二干渉部43の外縁と接触、もしくは極めて近接する径に設定される。突起52aの機能については、前記第二干渉部43及び凹部43aとともに後述する。なお、本実施形態では、円盤部52が円形の本体を有する例について示したが、この本体は省略が可能である。
伝達軸53は、第二歯車51の回転とともに当該回転方向に回転する。この伝達軸53は、回転操作部材20の回転軸と平行な方向に長い形状を有しており、その回転が回転検出器72に伝達されるように当該回転検出器72に嵌合される。
ホルダー60は、回転操作部材20と回転力伝達部材50とを保持するものである。このホルダー60は、当該ホルダー60に対する回転操作部材20の相対回転を許容するように当該回転操作部材20を保持し、また、当該ホルダー60に対する回転力伝達部材50の相対回転を許容するように当該回転力伝達部材50を保持する。このホルダー60は、インナー40の内筒部41に係合可能な形状を有するインナー接続部61と、回転操作部材20の回転軸に対してインナー接続部61よりも外側に形成された周壁62と、インナー接続部61の後端部と周壁62の後端部とをつなぐ底壁63とを有する。
インナー接続部61は、その前端側に形成された爪61aと、この爪61aの周方向の両側に形成されたスリット61bとを有する。このインナー接続部61は、インナー40の内筒部41に内嵌されるようにその径が設定される。爪61aは、このインナー接続部61が内筒部41に対して当該内筒部41の裏面側から内嵌されたときに当該内筒部41の前端と係合する形状を有する。本実施形態では、インナー接続部61は円筒形であり、爪61aは、インナー接続部61の周方向に沿って90度間隔の4箇所に形成されている。スリット61bは、爪61aが径方向に撓むのを許容する。
周壁62は、回転操作部材20を取り囲む形状の回転操作部材囲繞部62aと、回転力伝達部材50を取り囲む形状の回転力伝達部材囲繞部62bとを有する。回転操作部材囲繞部62aは、インナー接続部61と同心円状をなす。回転力伝達部材囲繞部62bは、回転操作部材囲繞部62aとつながるとともに、回転操作部材20の回転軸と直交する径方向の外側に向かって回転操作部材囲繞部62aから突出する形状を有する。
底壁63は、回転操作部材20の回転軸と直交する方向の平面を有する。この底壁63は、回転操作部材20を載置する回転操作部材載置部63aと、回転力伝達部材50を載置する回転力伝達部材載置部63bとを有する。回転操作部材載置部63aには、その表面と第一歯車44の裏面とが対向するように回転操作部材20が載置され、回転力伝達部材載置部63bには、その表面と第二歯車51の裏面とが対向するように回転力伝達部材50が載置される。図2に示すように、インナー40の後端部は回転操作部材載置部63aの内端の溝に係合する。そして、前記後端部の外周面が前記溝の内周面と摺接しながらインナー40がホルダー60に対して相対回転する。回転力伝達部材載置部63bは、回転力伝達部材50の伝達軸53を挿通可能な形状の伝達軸挿通穴63cを含む。
回転検出器72は、所定の配線パターンを有する回路基板71に実装される。この回路基板71は、回転力伝達部材50の伝達軸53をその裏面側へ挿通可能な伝達軸挿通孔71aを有する。
回転検出器72は、回路基板71に対して相対回転可能な回転部材を有し、この回転部材の回転により当該回転検出器72に内蔵された接点が切り替えられる。この回転検出器72としては、可変抵抗式のものや、パルスを出力するロータリエンコーダ等を用いることができる。前記回転部材は、伝達軸53を内嵌することが可能な形状の伝達軸嵌合孔72aを有する。そして、この回転部材は、伝達軸嵌合孔72aに挿通された伝達軸53の回転により回転する。つまり、伝達軸嵌合孔72aは、伝達軸53の回転を当該回転部材に伝達可能な形状を有する。具体的に、この伝達軸嵌合孔72aの形状は、伝達軸53における当該伝達軸53の回転軸と直交する方向の断面形状と合致するように設定される。なお、本実施形態では、伝達軸53の前記断面形状及び伝達軸嵌合孔72aの形状は、略D字形状としている。また、伝達軸嵌合孔72aと伝達軸挿通孔71aとは伝達軸53の回転軸方向に重なっており、伝達軸挿通穴63cに挿通された伝達軸53が、当該伝達軸嵌合孔72a及び伝達軸挿通孔71aに挿通される。
ここで、第二干渉部43及び凹部43aと、第一干渉部としての突起52aとの機能について説明する。
これら第二干渉部43、凹部43a及び突起52aは、第一歯車44と第二歯車51とが正規の位相関係で噛み合う正規噛合位置(図3に示す位置)であるときのみ回転操作部材20と回転力伝達部材50との組み付けを許容し、前記正規噛合位置からずれた位置での両者の組み付けを阻止するものである。詳細には、突起52aは、前記正規噛合位置での第一歯車44と第二歯車51との中心軸同士を結ぶ方向に突出するように形成され、凹部43aは、当該正規噛合位置でのその突起52aと干渉することなく当該突起52aを受け入れ可能な形状に形成され、第二干渉部43は、前記正規噛合位置からずれた位置で両者が組み付けられようとしたときに突起52aと干渉する形状に形成される。よって、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置にあるときは、突起52aは凹部43aに受け入れられて第二干渉部43と干渉しないので、この位置での両者の組み付けは許容される一方、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置からずれた位置では、突起52aが第二干渉部43と干渉するので、この位置での両者の組み付けは阻止される。
本実施形態では、凹部43aは、対向部43bと一対の広がり部43cとを有する。対向部43bは、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置にあるときの突起52aにおける当該突起52aの回転軸方向と直交する方向の外側(図3の右側)の部位と対向する平面である。広がり部43cは、対向部43bとつながっており、かつ、当該対向部43bにおける第二干渉部43の回転方向の両端から突起52a側に向かうにつれて互いに離れるように広がる形状を有する平面である。なお、凹部43aとしては、対向部43bと一対の広がり部43cとを有するものに限らず、対向部43bを省略して一対の広がり部43c同士を直接隣接させた形状、すなわち、平面視略V字状のものや、第二干渉部43の外縁から前記径方向の内側に向かって凸となる湾曲面を有する形状等であってもよい。
次に、この回転操作装置の組み立て工程を説明する。以下に説明するように、本実施形態の回転操作装置は、一方向からの組み立てが可能となっている。
まず、回転検出器72が実装された回路基板71を準備する。そして、この回路基板71の表面側にホルダー60の後端部を当接させる。なお、ホルダー60は、回路基板71に対して相対回転しないように、図示しない固定手段により当該回路基板71に固定される。このとき、ホルダー60の伝達軸挿通穴63cの位置と伝達軸嵌合孔72a及び伝達軸挿通孔71aの位置とが伝達軸53の回転軸と平行な方向に重なるように、ホルダー60が回路基板71に対して固定される。
そして、その伝達軸53が伝達軸挿通穴63c、伝達軸嵌合孔72a及び伝達軸挿通孔71aに挿通されるように回転力伝達部材50を回転力伝達部材載置部63bに載置する。このとき、伝達軸53は、伝達軸嵌合孔72aと確実な位置決めがなされながら回転検出器72と結合される。
続いて、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置となるようにインナー40の内筒部41をインナー接続部61に外嵌する。このとき、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置にない場合、すなわち、回転力伝達部材50の突起52aとインナー40の凹部43aとが回転軸方向に重なる位置関係にない場合は、インナー40と回転力伝達部材50との組み付けは許容されず、突起52aと凹部43aとが回転軸方向に重なる位置にある場合、すなわち、両歯車が前記正規噛合位置となる位相関係にある場合のみインナー40のホルダー60への挿入が許容され、そして、凹部43a内に突起52aを受け入れると同時に爪61aが内筒部41の前端に係合する。なお、爪61aは、その挿入時に、内筒部41の内周面に押されることにより内側に撓み変位し、挿入完了時に、その弾性により中立位置に復帰して当該内筒部41の前端に係合する。ここで、第一干渉部としての突起52aは、第二歯車51の回転面51aの外縁よりも内側の位置で当該回転面51aとつながっているので、この突起52aが回転面51aの外縁よりも外側に突出する場合と異なり、インナー40と回転力伝達部材50との組み付け時に、この突起52aに第二干渉部43が接触して当該突起52aに回転軸方向の外力が加わったとしても、突起52aの破損が有効に抑制される。なお、インナー40は、回転力伝達部材50と組み付けられた状態で、ホルダー60に組み付けられてもよい。
最後に、ダイアル30をインナー40に外嵌して両者を一体とする。
次に、本実施形態の回転操作装置の動作を説明する。
ダイアル30の被把持部31を把持して当該ダイアル30を回転操作すると、このダイアル30とともにインナー40が共回りする。よって、ダイアル30を回転操作することにより、インナー40の第一歯車44と噛合する第二歯車51を有する回転力伝達部材50が回転する。そして、この回転力伝達部材50の回転がその伝達軸53を介して回転検出器72に伝達されて、当該回転検出器72から所定の信号が出力される。
このときの回転操作部材20と回転力伝達部材50との挙動を、図4を参照しながら説明する。図4は、回転操作部材20と回転力伝達部材50とが前記正規噛合位置にある状態から、回転操作部材20を徐々に回転させたものを示す。具体的に、図4(a)は両者が前記正規噛合位置にある状態、図4(b)は、図4(a)の状態から回転操作部材20を6度だけ回転させた状態、図4(c)は、図4(a)の状態から回転操作部材20を15度だけ回転させた状態、図4(d)は、図4(a)の状態から回転操作部材20を21度だけ回転させた状態を示す。このように、両者は前記正規噛合位置では干渉せず、かつその相対回転時にも干渉しない。
本実施形態では、図4(a)に示す状態から回転操作部材20を正逆のいずれに回転させる場合であっても、その回転角度が90度となる直前で、突起52aが第二干渉部43に干渉する。つまり、本実施形態の回転操作部材20は、その回転可能な角度が180度未満となるように設定されている。このように回転操作部材20の回転角度に制限のある形態では、回転検出器72としては可変抵抗式のものが好ましく用いられ、当該回転操作装置は空調装置の温度設定やカーオーディオシステムの音量設定等に適用される。ただし、このような場合であっても、回転検出器72としてロータリエンコーダを使用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態の回転操作装置では、回転操作部材20と回転力伝達部材50との誤組付けの発生を防止することができる。すなわち、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置にあるときは、突起52aが凹部43aに受け入れられて当該突起52aと第二干渉部43とが干渉しないので、この位置での両者の組み付けは許容される一方、第一歯車44と第二歯車51とが前記正規噛合位置からずれた位置では、突起52aが第二干渉部43と干渉するので、この位置での両者の組み付けは防止される。そのため、両者が誤組み付けされた不良品が製造工程における次工程に移ったり、市場に出回ったりすることが回避される。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態の回転操作装置について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、この第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果については説明を省略する。
本発明の回転操作装置は、これが搭載される装置によっては、前記正規噛合位置が複数存在することが許容される場合がある。それは、例えば、回転検出器72としてパルスを出力するロータリエンコーダが用いられ、回転操作部材20が360度回転操作可能な場合である。この場合、パルス間隔に合わせて凹部43aを複数設けることにより、前記正規噛合位置を複数とすることができる。つまり、この第二実施形態の回転操作装置における第一実施形態の回転操作装置との異なる点は、第二干渉部43′、凹部43a及び突起52aがそれぞれ複数形成された点、すなわち、前記正規噛合位置が複数存在する点である。
本実施形態のインナー40は、ダイアル接続部42の外周面に形成された複数の第二干渉部43′と、各第二干渉部43′の間に形成された複数の凹部43aとを有する。具体的に、各第二干渉部43′及び各凹部43aは、それぞれダイアル接続部42の周方向に沿って45度間隔で合計8個ずつ形成されている。円盤部52′は、円形の本体と、この本体の外縁に形成された複数の突起52aとを有する。具体的に、突起52aは、本体の外周面に沿って180度間隔で合計2個形成されている。つまり、本実施形態の回転操作装置は、前記正規噛合位置が複数、具体的には、一方の突起52aにつき8箇所存在する。なお、第一歯車44の歯数及び第二歯車51の歯数は、第一実施形態のものと同一である。
次に、本実施形態の回転操作装置の組み立て工程を説明する。
回転検出器72が実装された回路基板71を準備し、この回路基板71に対してホルダー60を固定する工程、及び回転力伝達部材50を回転検出器72と結合させる工程は、第一実施形態と同一である。
その後、インナー40をホルダー60に組み付ける。このとき、第一実施形態の場合と異なり、いずれかの凹部43aと突起52aとが回転軸方向に重なる位置関係であれば両者の組み付けが許容される。
続いて、本実施形態の回転操作部材20を回転操作したときの回転操作部材20と回転力伝達部材50との挙動を、図6を参照しながら説明する。図6は、回転操作部材20と回転力伝達部材50とが前記正規噛合位置にある状態から、回転操作部材20を徐々に回転させたものを示す。具体的に、図6(a)は両者が前記正規噛合位置にある状態、図6(b)は、図6(a)の状態から回転操作部材20を15度だけ回転させた状態、図6(c)は、図6(a)の状態から回転操作部材20を30度だけ回転させた状態、図6(d)は、図6(a)の状態から回転操作部材20を45度だけ回転させた状態を示す。このように、両者は前記正規噛合位置では干渉せず、かつその相対回転時にも干渉しない。そして、回転操作部材20が45度回転するごとに、突起52aが凹部43a内に受け入れられるので、本実施形態では、図6(a)に示す状態から回転操作部材20を正逆のいずれに回転させる場合であっても、当該回転操作部材20は360度の回転操作が可能である。
このように回転操作部材20の回転角度に制限のない形態では、回転検出器72としてはパルスを出力するロータリエンコーダが好ましく用いられ、当該回転操作装置はカーナビゲーションシステムの表示選択等に適用される。ただし、このような場合であっても、回転検出器72として可変抵抗式のものを使用することも可能である。
ここで、回転検出器72としてロータリエンコーダを用いる場合、回転操作部材20の回転操作量に応じて当該回転検出器72からはパルスが発生される。よって、パルス間隔に合わせて両歯車の歯数比及び各凹部43a間の角度を設定することにより、突起52aが複数の凹部43aのうちいずれの凹部43a内に位置するように両者が組み付けられる場合であっても、その組み付け位置から回転操作部材20が所定の回転操作量だけ操作されたときに回転検出器72からパルスが発生される。換言すれば、両歯車及び凹部43aを上記のように設定することにより、前記正規噛合位置を複数箇所とすることができる。
さらに、この回転操作装置は、回転操作部材20の操作位置を保持する機構(いわゆるクリック機構)を備えることが好ましい。当該機構は、回転検出器72としてロータリエンコーダを用いる場合、パルスが発生する点を跨ぐ位置で回転操作部材20の操作位置を保持し、回転検出器72として可変抵抗式のものを用いる場合、所定の抵抗値を超えるときに一定の出力が得られるように閾値を設定しておき、この閾値を跨ぐ位置で回転操作部材20の操作位置を保持するようにその保持位置が設定される。このようにすれば、回転操作部材20の回転操作によって操作者がクリック感を感じるごとに、回転検出器72のからの出力の切り替えが行われる。
以上説明したように、この第二実施形態の回転操作装置であっても、回転操作部材20と回転力伝達部材50との誤組付けの発生を防止することができる。すなわち、第一歯車44と第二歯車51とが複数の正規噛合位置のうちの一つにあるときは、突起52aが凹部43aに受け入れられて当該突起52aと第二干渉部43とが干渉しないので、この位置での両者の組み付けは許容される一方、第一歯車44と第二歯車51とがすべての正規噛合位置からずれた位置では、突起52aが第二干渉部43と干渉するので、この位置での両者の組み付けは防止される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態では、回転操作部材20が第二干渉部43,43′及び凹部43aを有し、回転力伝達部材50が第一干渉部としての突起52aを有するものについて示したが、これらを設ける位置を逆とするもの、すなわち、回転操作部材20に突起を形成し、回転力伝達部材50に第二干渉部及び凹部を形成するものであってもよい。この場合において、突起は第一歯車44の外形よりも径方向の外側に突出する形状であっても径方向の内側に位置する形状であってもよく、また、第二干渉部及び凹部が第二歯車51の外形よりも径方向の内側に位置する形状であっても径方向の外側に位置する形状であってもよい。
また、上記実施形態では、第二干渉部43,43′及び凹部43aが第一歯車44の表面側に形成され、突起52aが第二歯車51の表面側に形成された例ついて示したが、これらはすべて各歯車の裏面側に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、第二歯車51が第一歯車44と外接する例について示したが、第一歯車が外歯車ではなく内歯車とされ、かつ、第二歯車51が当該第一歯車44に内接するように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、回転力伝達部材50の回転面51aが伝達軸53の軸方向と直交する直交する方向の平面とした例について示したが、この回転面51aは、第二歯車51の外縁からその中心に向かって隆起する形状の湾曲面等であってもよい。
10 筐体
11 表示部
12 開口
20 回転操作部材
30 ダイアル
31 被把持部
32 端壁
40 インナー
41 内筒部
42 ダイアル接続部
43,43′ 第二干渉部
43a 凹部(回避部)
43b 対向部
43c 広がり部
44 第一歯車
50 回転力伝達部材
51 第二歯車
51a 回転面
52,52′ 円盤部
52a 突起(第一干渉部)
53 伝達軸
60 ホルダー
61 インナー接続部
61a 爪
61b スリット
62 周壁
62a 回転操作部材囲繞部
62b 回転力伝達部材囲繞部
63 底壁
63a 回転操作部材載置部
63b 回転力伝達部材載置部
63c 伝達軸挿通穴
71 回路基板
71a 伝達軸挿通孔
72 回転検出器
72a 伝達軸嵌合孔

Claims (3)

  1. 特定の回転軸回りに回転操作される回転操作部材と、前記回転操作部材の回転操作を検出する回転検出器と、前記回転操作部材の回転操作により生じる回転力を前記回転検出器へ伝達する回転力伝達部材とを備える回転操作装置であって、
    前記回転操作部材は、当該回転操作部材の回転力を前記回転力伝達部材に伝達する第一歯車を有し、
    前記回転力伝達部材は、前記第一歯車と噛合する第二歯車と、この第二歯車とつながりその中心軸回りに回転可能であるとともに前記回転検出器と結合される伝達軸とを有し、
    前記回転操作部材及び前記回転力伝達部材のいずれか一方の部材は、その回転に合わせて当該回転方向に変位する部位に当該回転方向に沿って等間隔に設けられかつ前記第一歯車と前記第二歯車とが正規の位相関係で噛み合う正規噛合位置からずれた位置での他方の部材との組み付けを阻止するように当該他方の部材と干渉する形状の複数の第一干渉部を有し、他方の部材は、その回転に合わせて当該回転方向に変位する部位に当該回転方向に沿って等間隔に設けられかつ前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置からずれた位置での前記一方の部材との組み付けを阻止するように前記第一干渉部と干渉する形状の複数の第二干渉部と、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置にあるときに前記第一干渉部と干渉しないように当該第一干渉部を受け入れて前記一方の部材との組み付けを許容するとともに、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置に組み付けられた状態で当該回転操作部材及び当該回転力伝達部材が互いに相対回転するときに前記第一干渉部との干渉を回避する形状の複数の回避部とを有し、
    各回避部は、前記他方の部材の回転方向に沿って等間隔でかつ互いに隣接する第二干渉部の間に形成されており、
    前記第二干渉部の数及び前記回避部の数は、前記第一干渉部の数に対し、前記他方の部材の歯車の歯数の前記一方の部材の歯車の歯数に対する割合を乗じた数に設定されており、
    前記回転操作部材は、操作者により前記回転軸回りに回転操作されるダイアルと、前記ダイアルと共回りするように当該ダイアルと接続されており前記第一歯車、前記複数の第二干渉部及び前記複数の回避部を含むインナーとを有し、
    前記インナーは、前記回転軸の軸方向について前記複数の第二干渉部を基準として前記第一歯車が位置する側とは反対側で前記ダイアルを接続するダイアル接続部を有し、
    前記複数の第二干渉部の外形は、前記ダイアルの外形よりも大きくかつ前記第一歯車の外径よりも大きく設定されている回転操作装置。
  2. 請求項1に記載の回転操作装置において、
    前記一方の部材の歯車は、当該歯車の回転に合わせてその回転方向に回転するとともに当該歯車の回転軸方向と交差する回転面を有し、前記第一干渉部は前記回転面の外縁よりも内側の位置で当該回転面とつながっており、
    前記第二干渉部は、当該他方の部材の歯車の外縁よりも当該歯車の径方向の外側に向かって張り出す形状を有する回転操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載の回転操作装置において、
    前記第一干渉部は、前記回転面から当該歯車の回転軸方向に突出する形状の突起であり、
    前記回避部は、前記第二干渉部の外縁よりも内側に窪んだ形状の凹部であり、この凹部は、前記第一歯車と前記第二歯車とが前記正規噛合位置にあるときの前記突起における当該突起の回転軸方向と直交する方向の外側の部位と対向する対向部と、この対向部とつながっておりかつ当該対向部における前記第二干渉部の回転方向の両端から前記突起側に向かうにつれて互いに離れるように広がる形状の一対の広がり部とを有する回転操作装置。
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