JPH06107358A - 巻取り／巻出し軸 - Google Patents
巻取り／巻出し軸Info
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- JPH06107358A JPH06107358A JP3178406A JP17840691A JPH06107358A JP H06107358 A JPH06107358 A JP H06107358A JP 3178406 A JP3178406 A JP 3178406A JP 17840691 A JP17840691 A JP 17840691A JP H06107358 A JPH06107358 A JP H06107358A
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- JP
- Japan
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- shaft body
- winding
- piano wire
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H75/00—Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
- B65H75/02—Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
- B65H75/18—Constructional details
- B65H75/24—Constructional details adjustable in configuration, e.g. expansible
- B65H75/242—Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages
- B65H75/243—Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages actuated by use of a fluid
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Abstract
(57)【要約】
薄肉として軽量化を図り、しかも曲げ剛性を大きくして
たわみを小さくした巻取り／巻出し軸を実現することを
目的とし、中空の軸本体の外周面には、その軸線方向に
沿って複数の溝を、軸本体の周方向に等間隔をあけて、
その軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成し、各溝
内には、ピアノ線を設け、このピアノ線を引張って張力
を発生させた状態で、ピアノ線の両端部を、軸本体の両
端部に固定する。こうして軸本体を水平に設置した状態
で、軸本体の下部に作用する荷重による引張り応力は、
ピアノ線によって作用された軸本体の圧縮応力によって
打消され、軸本体の曲げ剛性を向上してたわみを防ぐこ
とができる。
たわみを小さくした巻取り／巻出し軸を実現することを
目的とし、中空の軸本体の外周面には、その軸線方向に
沿って複数の溝を、軸本体の周方向に等間隔をあけて、
その軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成し、各溝
内には、ピアノ線を設け、このピアノ線を引張って張力
を発生させた状態で、ピアノ線の両端部を、軸本体の両
端部に固定する。こうして軸本体を水平に設置した状態
で、軸本体の下部に作用する荷重による引張り応力は、
ピアノ線によって作用された軸本体の圧縮応力によって
打消され、軸本体の曲げ剛性を向上してたわみを防ぐこ
とができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シートを巻取り、また
は巻出すためのコアを保持するための巻取り／巻出し軸
に関する。
は巻出すためのコアを保持するための巻取り／巻出し軸
に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような巻取り／巻出し軸は、軽量化
して、慣性モーメントを小さくし、これによって起動時
間を短くし、シートの移動に対する追従性を向上するこ
とが望まれる。このような軸を軽量化するために薄肉と
すると、曲げ剛性が低下し、したがって保持しているコ
アに大重量のシートが巻付けられた状態では、軸線がた
わむ結果になる。
して、慣性モーメントを小さくし、これによって起動時
間を短くし、シートの移動に対する追従性を向上するこ
とが望まれる。このような軸を軽量化するために薄肉と
すると、曲げ剛性が低下し、したがって保持しているコ
アに大重量のシートが巻付けられた状態では、軸線がた
わむ結果になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、軽量
化し、しかも曲げ剛性を向上することができるようにし
た巻取り／巻出し軸を提供することである。
化し、しかも曲げ剛性を向上することができるようにし
た巻取り／巻出し軸を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸本体に沿っ
て延びる複数の溝または挿通孔を、軸本体の周方向に等
間隔をあけて、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形
成し、その溝または挿通孔内に、抗張力を有する線状体
をそれぞれ設け、線状体に張力を発生させた状態で、線
状体の両端部を、軸本体の両端部に固定することを特徴
とする巻取り／巻出し軸。
て延びる複数の溝または挿通孔を、軸本体の周方向に等
間隔をあけて、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形
成し、その溝または挿通孔内に、抗張力を有する線状体
をそれぞれ設け、線状体に張力を発生させた状態で、線
状体の両端部を、軸本体の両端部に固定することを特徴
とする巻取り／巻出し軸。
【０００５】また本発明は、軸本体には、半径方向に沿
って変位する複数のラグが、周方向に間隔をあけて設け
られ、このラグを、圧力流体によって半径方向外方に突
出して、シートを巻取りまたは巻出すコアの内周面で保
持することを特徴とする巻取り／巻出し軸である。
って変位する複数のラグが、周方向に間隔をあけて設け
られ、このラグを、圧力流体によって半径方向外方に突
出して、シートを巻取りまたは巻出すコアの内周面で保
持することを特徴とする巻取り／巻出し軸である。
【０００６】
【作用】本発明に従えば、シートを巻取り、または巻出
すためのコアに挿通される軸本体には、その軸本体の軸
線に沿って延びる複数の溝または挿通孔を、軸本体の周
方向に等間隔をあけて、形成し、この溝または挿通孔
は、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成されてお
り、その溝または挿通孔内にそれぞれ設けられた抗張力
を有する線状体に張力を発生させた状態で、したがって
軸本体に圧縮応力を作用した状態で、線状体の両端部
を、軸本体の両端部に固定して構成される。したがって
軸本体を水平な姿勢で回転自在に設けた状態で、コア、
したがって軸本体に作用する荷重によって、軸本体の下
部に引張り応力を生じ、この引張り応力は、線状体によ
って軸本体に作用している圧縮応力によって打消され
る。したがって軸本体を中空にして薄肉とした構成であ
っても、曲げ剛性を向上して、たわみが生じることを防
ぐことができる。
すためのコアに挿通される軸本体には、その軸本体の軸
線に沿って延びる複数の溝または挿通孔を、軸本体の周
方向に等間隔をあけて、形成し、この溝または挿通孔
は、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成されてお
り、その溝または挿通孔内にそれぞれ設けられた抗張力
を有する線状体に張力を発生させた状態で、したがって
軸本体に圧縮応力を作用した状態で、線状体の両端部
を、軸本体の両端部に固定して構成される。したがって
軸本体を水平な姿勢で回転自在に設けた状態で、コア、
したがって軸本体に作用する荷重によって、軸本体の下
部に引張り応力を生じ、この引張り応力は、線状体によ
って軸本体に作用している圧縮応力によって打消され
る。したがって軸本体を中空にして薄肉とした構成であ
っても、曲げ剛性を向上して、たわみが生じることを防
ぐことができる。
【０００７】また本発明に従えば、軸本体には、半径方
向に沿って変位する複数のラグを、周方向に間隔をあけ
て設けておき、圧力流体、たとえば圧縮空気などによっ
てラグを半径方向外方に突出し、そのラグをコアの内周
面に当接し、コアを軸本体に保持することができる。
向に沿って変位する複数のラグを、周方向に間隔をあけ
て設けておき、圧力流体、たとえば圧縮空気などによっ
てラグを半径方向外方に突出し、そのラグをコアの内周
面に当接し、コアを軸本体に保持することができる。
【０００８】本発明に従えば、線状体は、軸本体の軸線
に関して線対称な位置に形成された複数の各溝または各
挿通孔内にそれぞれ設けられており、したがって回転す
る軸本体のたわみを、全周にわたって、均等に抑制する
ことが可能である。
に関して線対称な位置に形成された複数の各溝または各
挿通孔内にそれぞれ設けられており、したがって回転す
る軸本体のたわみを、全周にわたって、均等に抑制する
ことが可能である。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例の巻取り／巻出し軸
１の端部付近の一部の断面図であり、図２はその軸１に
よってコア２を保持した状態を示す断面図である。コア
２には、シート３が巻付けられる。このシートは、合成
樹脂、紙、金属箔などから成り、このようなシート３を
コア２に巻取ったり、または巻出すために、軸１が用い
られる。水平な軸線を有する直円筒状の軸本体４の両端
部には軸端部材５が固定されており、この軸本体４のた
わみを防ぐために、軸本体４の周方向に等間隔（この実
施例では４５度）をあけて、軸線方向に平行に延びる溝
６が形成され、各溝６内には、抗張力を有する線状体で
あるピアノ線７がそれぞれ設けられる。ピアノ線７が溝
６内に設けられた状態で、そのピアノ線７の外周面は、
軸本体４の外周面８から半径方向内方（図１の下方）に
あり、少なくともそのピアノ線７の外周面は軸本体４の
外周面８と半径方向に同一位置にある。これによってピ
アノ線７がコア２の内周面に接触するなどして、支障を
来すことはない。ピアノ線７の端部９は、取付け手段１
０によって軸端部５に固定され、そのピアノ線７に張力
を発生させた状態で、そのピアノ線７の両端部９を、軸
本体４の両端部に設けてある軸端部材５に取付けて固定
する。これによって、軸本体４には周方向に均一な軸線
方向に沿う圧縮応力が作用する。したがって大重量のシ
ート３が巻付けられたコア２を軸本体４によって支持す
る際に、その軸本体４の下部に作用する引張り応力は、
ピアノ線７によって軸本体４に与えられている圧縮応力
によって打消されて相殺されることになり、軸本体４の
曲げ剛性を向上して、たわみを抑制することができるよ
うになる。
１の端部付近の一部の断面図であり、図２はその軸１に
よってコア２を保持した状態を示す断面図である。コア
２には、シート３が巻付けられる。このシートは、合成
樹脂、紙、金属箔などから成り、このようなシート３を
コア２に巻取ったり、または巻出すために、軸１が用い
られる。水平な軸線を有する直円筒状の軸本体４の両端
部には軸端部材５が固定されており、この軸本体４のた
わみを防ぐために、軸本体４の周方向に等間隔（この実
施例では４５度）をあけて、軸線方向に平行に延びる溝
６が形成され、各溝６内には、抗張力を有する線状体で
あるピアノ線７がそれぞれ設けられる。ピアノ線７が溝
６内に設けられた状態で、そのピアノ線７の外周面は、
軸本体４の外周面８から半径方向内方（図１の下方）に
あり、少なくともそのピアノ線７の外周面は軸本体４の
外周面８と半径方向に同一位置にある。これによってピ
アノ線７がコア２の内周面に接触するなどして、支障を
来すことはない。ピアノ線７の端部９は、取付け手段１
０によって軸端部５に固定され、そのピアノ線７に張力
を発生させた状態で、そのピアノ線７の両端部９を、軸
本体４の両端部に設けてある軸端部材５に取付けて固定
する。これによって、軸本体４には周方向に均一な軸線
方向に沿う圧縮応力が作用する。したがって大重量のシ
ート３が巻付けられたコア２を軸本体４によって支持す
る際に、その軸本体４の下部に作用する引張り応力は、
ピアノ線７によって軸本体４に与えられている圧縮応力
によって打消されて相殺されることになり、軸本体４の
曲げ剛性を向上して、たわみを抑制することができるよ
うになる。
【００１０】図３は、図１の切断面線III−IIIから見た
断面図である。軸端部材５の大径部１１には、ピアノ線
７のための受け溝１２が形成され、この受け溝１２は浅
く形成され、したがってピアノ線７の外周面は大径部１
１の外周面１３から半径方向外方に突出している。この
受け溝１２は本件軸１の軸線方向外方（図１の右方）に
なるにつれて半径方向内方（図１の下方）に傾斜して形
成される。この軸端部材５の大径部１１には、環状の締
付け部材１４が嵌め込まれ、その内周面１５は、ピアノ
線７の端部９外周面に当接する。この締付け部材１４の
内周面１５は、軸１の軸線方向外方になるにつれて小径
となる中空の円錐面に形成されている。大径部１１の外
周面１３と、締付け部材１４の内周面１５とは、軸端部
材５の軸線と同軸であり、この軸端部材５の軸線は、軸
本体４の軸線に一致する。こうしてピアノ線７に大きな
張力が作用するとき、締付け部材１４は軸線方向内方
（図１の左方）に変位して、くさび作用が発揮され、ピ
アノ線７の端部９が軸端部材５の溝１２と締付け部材１
４の内周面１５との間に強固に挟持されて固定される。
断面図である。軸端部材５の大径部１１には、ピアノ線
７のための受け溝１２が形成され、この受け溝１２は浅
く形成され、したがってピアノ線７の外周面は大径部１
１の外周面１３から半径方向外方に突出している。この
受け溝１２は本件軸１の軸線方向外方（図１の右方）に
なるにつれて半径方向内方（図１の下方）に傾斜して形
成される。この軸端部材５の大径部１１には、環状の締
付け部材１４が嵌め込まれ、その内周面１５は、ピアノ
線７の端部９外周面に当接する。この締付け部材１４の
内周面１５は、軸１の軸線方向外方になるにつれて小径
となる中空の円錐面に形成されている。大径部１１の外
周面１３と、締付け部材１４の内周面１５とは、軸端部
材５の軸線と同軸であり、この軸端部材５の軸線は、軸
本体４の軸線に一致する。こうしてピアノ線７に大きな
張力が作用するとき、締付け部材１４は軸線方向内方
（図１の左方）に変位して、くさび作用が発揮され、ピ
アノ線７の端部９が軸端部材５の溝１２と締付け部材１
４の内周面１５との間に強固に挟持されて固定される。
【００１１】軸本体４には半径方向に沿って変位する複
数のラグ１６が周方向に等間隔をあけて設けられ、圧縮
空気によってこのラグ１６が軸本体４の半径方向外方に
突出してコア２の内周面に当接し、これによってコアの
内周面でそのコア２がラグ１６によって保持される。ラ
グ１６はピアノ線７とは周方向にずれた位置に配置さ
れ、この実施例では周方向に９０度毎に間隔をあけて設
けられる。
数のラグ１６が周方向に等間隔をあけて設けられ、圧縮
空気によってこのラグ１６が軸本体４の半径方向外方に
突出してコア２の内周面に当接し、これによってコアの
内周面でそのコア２がラグ１６によって保持される。ラ
グ１６はピアノ線７とは周方向にずれた位置に配置さ
れ、この実施例では周方向に９０度毎に間隔をあけて設
けられる。
【００１２】図４は、ラグ１６に関連する構成を示す軸
端部材５付近の断面図である。ラグ１６は突部１７と基
部１８とを有し、この突部１７は、軸本体４に形成され
た案内孔１９に沿って、半径方向に変位可能である。軸
本体４の内周面とラグ１６の基部１８との間に介在され
る板ばね２０は、ラグ１６を軸本体４の半径方向内方に
ばね力を与えて付勢する。
端部材５付近の断面図である。ラグ１６は突部１７と基
部１８とを有し、この突部１７は、軸本体４に形成され
た案内孔１９に沿って、半径方向に変位可能である。軸
本体４の内周面とラグ１６の基部１８との間に介在され
る板ばね２０は、ラグ１６を軸本体４の半径方向内方に
ばね力を与えて付勢する。
【００１３】軸本体４内には、可撓性を有する中空の気
密のゴムなどの材料から成る膨張体２１が収納される。
この膨張体２１の端部は、環状の保持片２２によって接
続片２３に気密に固定される。接続片２３内には通路２
４が形成される。接続片２３の外周部にはＯリング２５
が嵌合され、軸端部材５に形成された嵌合孔２６の内周
面との間を気密にする。軸端部材５には、管継手２７が
設けられ、この管継手２７を介して供給される圧力流体
である圧縮空気は、軸端部材５内に形成された通路２８
から、嵌合孔２６に供給され、接続部材２３の通路２４
を経て膨張体２１内に供給される。これによって膨張体
２１が半径方向外方に拡大され、したがってラグ１６
は、ばね２０のばね力に抗して半径方向外方に突出す
る。管継手２７は、圧縮空気の供給完了後で、分離され
た後には、膨張体２１の空間２９からの圧縮空気が外部
に漏洩しないようにするための逆止弁の機能を有してい
る。したがってラグ１６はコア２の内周面に当接した状
態が保たれる。
密のゴムなどの材料から成る膨張体２１が収納される。
この膨張体２１の端部は、環状の保持片２２によって接
続片２３に気密に固定される。接続片２３内には通路２
４が形成される。接続片２３の外周部にはＯリング２５
が嵌合され、軸端部材５に形成された嵌合孔２６の内周
面との間を気密にする。軸端部材５には、管継手２７が
設けられ、この管継手２７を介して供給される圧力流体
である圧縮空気は、軸端部材５内に形成された通路２８
から、嵌合孔２６に供給され、接続部材２３の通路２４
を経て膨張体２１内に供給される。これによって膨張体
２１が半径方向外方に拡大され、したがってラグ１６
は、ばね２０のばね力に抗して半径方向外方に突出す
る。管継手２７は、圧縮空気の供給完了後で、分離され
た後には、膨張体２１の空間２９からの圧縮空気が外部
に漏洩しないようにするための逆止弁の機能を有してい
る。したがってラグ１６はコア２の内周面に当接した状
態が保たれる。
【００１４】管継手２７から膨張体２１の空間２９内に
圧縮空気が供給されない状態は、図５に示されている。
この図５は、図４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図であ
る。空間２９は大気圧となっており、ばね２０のばね力
によって、ラグ１６の突部１７は軸本体４の外周面３０
よりもわずかに半径方向内方にある。
圧縮空気が供給されない状態は、図５に示されている。
この図５は、図４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図であ
る。空間２９は大気圧となっており、ばね２０のばね力
によって、ラグ１６の突部１７は軸本体４の外周面３０
よりもわずかに半径方向内方にある。
【００１５】次に管継手２７を経て膨張体２１の空間２
９内に圧縮空気が供給されると、その膨張体２１が膨張
して図６に示されるようになり、これによってラグ１６
はばね２０のばね力に抗して半径方向外方に変位し、そ
の突部１７は軸本体４の外周面３０よりも半径方向外方
に突出し、コア２の内周面に当接し、こうしてコア２は
軸本体４に保持される。
９内に圧縮空気が供給されると、その膨張体２１が膨張
して図６に示されるようになり、これによってラグ１６
はばね２０のばね力に抗して半径方向外方に変位し、そ
の突部１７は軸本体４の外周面３０よりも半径方向外方
に突出し、コア２の内周面に当接し、こうしてコア２は
軸本体４に保持される。
【００１６】本発明の他の実施例として、ピアノ線７の
端部９を軸端部材５に固定するための固定手段１０は、
上述の構成に代えて、その他の構成であってもよい。ピ
アノ線７に代えて、その他の抗張力を有する線状体が用
いられてもよい。
端部９を軸端部材５に固定するための固定手段１０は、
上述の構成に代えて、その他の構成であってもよい。ピ
アノ線７に代えて、その他の抗張力を有する線状体が用
いられてもよい。
【００１７】上述の実施例では軸本体４の外周部に半径
方向外方に開放した溝６が形成され、その溝６内にピア
ノ線７が設けられたけれども、本発明の他の実施例とし
て、この溝６は、軸本体４の内周面に形成されてもよ
く、さらにまた本発明の他の実施例として、軸本体４内
に形成された挿通孔に、ピアノ線７が緩やかに挿通され
るように構成してもよく、これらの各実施例において、
その他の構成は、上述の実施例と同様である。
方向外方に開放した溝６が形成され、その溝６内にピア
ノ線７が設けられたけれども、本発明の他の実施例とし
て、この溝６は、軸本体４の内周面に形成されてもよ
く、さらにまた本発明の他の実施例として、軸本体４内
に形成された挿通孔に、ピアノ線７が緩やかに挿通され
るように構成してもよく、これらの各実施例において、
その他の構成は、上述の実施例と同様である。
【００１８】軸本体４は金属製であってもよいけれど
も、軽量化を図るために、炭素繊維強化プラスチック製
などであってもよい。
も、軽量化を図るために、炭素繊維強化プラスチック製
などであってもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸本体に
は、その軸線に沿って複数の溝または挿通孔を、周方向
に等間隔をあけて、軸本体の軸線に関して線対称な位置
に形成し、各溝または各挿通孔内に、抗張力を有する線
状体をそれぞれ設け、この線状体に張力を発生させた状
態で、線状体の両端部を、軸本体の両端部に固定するよ
うにしたので、水平な軸線を有するように配置された軸
本体の下部に発生する引張り応力を、線状体によって軸
本体に予め生じさせた圧縮応力によって打消すように
し、これによって軸本体を、たとえば薄肉として軽量化
することが可能である。
は、その軸線に沿って複数の溝または挿通孔を、周方向
に等間隔をあけて、軸本体の軸線に関して線対称な位置
に形成し、各溝または各挿通孔内に、抗張力を有する線
状体をそれぞれ設け、この線状体に張力を発生させた状
態で、線状体の両端部を、軸本体の両端部に固定するよ
うにしたので、水平な軸線を有するように配置された軸
本体の下部に発生する引張り応力を、線状体によって軸
本体に予め生じさせた圧縮応力によって打消すように
し、これによって軸本体を、たとえば薄肉として軽量化
することが可能である。
【００２０】このような溝または挿通孔、したがって線
状体は、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成され
ているので、回転する軸本体の周方向に均一な圧縮応力
を作用し、周方向に均一に、たわみの発生を抑制するこ
とが可能となる。
状体は、軸本体の軸線に関して線対称な位置に形成され
ているので、回転する軸本体の周方向に均一な圧縮応力
を作用し、周方向に均一に、たわみの発生を抑制するこ
とが可能となる。
【００２１】さらに本発明によれば、シートを巻取りま
たは巻出すコアの内周面に、軸本体に設けられたラグが
圧力流体によって突出して当接し、こうしてコアを軸本
体に保持し、したがってコアを軸線方向および周方向に
均等な力でクランプすることができ、軸本体のたわみを
小さくすることができ、しかもコアの締付け力を大きく
し、異常停止時などにおけるシートが巻付けられたコア
の大きな慣性力に対しても、コアとのスリップを発生さ
せることなく、したがってそのコアに巻付けられている
シートである原反のしわやぶれを生じることを防ぐこと
ができる。
たは巻出すコアの内周面に、軸本体に設けられたラグが
圧力流体によって突出して当接し、こうしてコアを軸本
体に保持し、したがってコアを軸線方向および周方向に
均等な力でクランプすることができ、軸本体のたわみを
小さくすることができ、しかもコアの締付け力を大きく
し、異常停止時などにおけるシートが巻付けられたコア
の大きな慣性力に対しても、コアとのスリップを発生さ
せることなく、したがってそのコアに巻付けられている
シートである原反のしわやぶれを生じることを防ぐこと
ができる。
【図１】本発明の一実施例の一部の断面図である。
【図２】本発明に従う巻取り／巻出し軸１によって、シ
ート３が巻付けられたコア２を保持した状態を示す断面
図である。
ート３が巻付けられたコア２を保持した状態を示す断面
図である。
【図３】図１の切断面線III−IIIから見た一部の断面図
である。
である。
【図４】ラグ１６とその付近の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図５】図４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図であり、
膨張体２１内に圧縮空気を供給せずに、その空間２９を
大気圧程度にしたときの状態を示す図である。
膨張体２１内に圧縮空気を供給せずに、その空間２９を
大気圧程度にしたときの状態を示す図である。
【図６】図４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図であり、
膨張体２１の空間２９に圧縮空気を供給し、これによっ
てラグ１６を半径方向外方に変位した状態を示す断面図
である。
膨張体２１の空間２９に圧縮空気を供給し、これによっ
てラグ１６を半径方向外方に変位した状態を示す断面図
である。
１ 巻取り／巻出し軸 ２ コア ３ シート ４ 軸本体 ５ 軸端部材 ６ 溝 ７ ピアノ線 ９ ピアノ線７の端部 １０ 取付け部材 １２ 溝 １４ 締付け部材 １６ ラグ １７ 突部 １８ 基部 ２１ 膨張体 ２３ 接続片 ２７ 管継手
Claims (2)
- 【請求項１】 軸本体に沿って延びる複数の溝または挿
通孔を、軸本体の周方向に等間隔をあけて、軸本体の軸
線に関して線対称な位置に形成し、 その溝または挿通孔内に、抗張力を有する線状体をそれ
ぞれ設け、 線状体に張力を発生させた状態で、線状体の両端部を、
軸本体の両端部に固定することを特徴とする巻取り／巻
出し軸。 - 【請求項２】 軸本体には、半径方向に沿って変位する
複数のラグが、周方向に間隔をあけて設けられ、 このラグを、圧力流体によって半径方向外方に突出し
て、シートを巻取りまたは巻出すコアの内周面で保持す
ることを特徴とする請求項１記載の巻取り／巻出し軸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3178406A JPH0780593B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | シ−トを巻取りまたは巻出すための軸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3178406A JPH0780593B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | シ−トを巻取りまたは巻出すための軸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06107358A true JPH06107358A (ja) | 1994-04-19 |
| JPH0780593B2 JPH0780593B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=16047939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3178406A Expired - Fee Related JPH0780593B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | シ−トを巻取りまたは巻出すための軸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780593B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT389306B (de) * | 1987-01-14 | 1989-11-27 | Sandoz Ag | Faserreaktive monoazos-triazin-derivat |
| ITFI20130249A1 (it) * | 2013-10-18 | 2015-04-19 | Celli Paper S P A A | "asta di avvolgimento per bobine di materiale nastriforme e macchina ribobinatrice utilizzante detta asta" |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3091447U (ja) * | 2002-07-15 | 2003-01-31 | 株式会社バンビ | 中空バンド駒のアジャスト構造及びそれを備えた時計バンド |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3178406A patent/JPH0780593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3091447U (ja) * | 2002-07-15 | 2003-01-31 | 株式会社バンビ | 中空バンド駒のアジャスト構造及びそれを備えた時計バンド |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT389306B (de) * | 1987-01-14 | 1989-11-27 | Sandoz Ag | Faserreaktive monoazos-triazin-derivat |
| ITFI20130249A1 (it) * | 2013-10-18 | 2015-04-19 | Celli Paper S P A A | "asta di avvolgimento per bobine di materiale nastriforme e macchina ribobinatrice utilizzante detta asta" |
| WO2015056194A1 (en) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | A.Celli Paper S.P.A. | A winding rod for reels of web material and a winding machine using said rod |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0780593B2 (ja) | 1995-08-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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