JPH06107247A - 水田作業機の走行制御構造 - Google Patents

水田作業機の走行制御構造

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JPH06107247A
JPH06107247A JP25705692A JP25705692A JPH06107247A JP H06107247 A JPH06107247 A JP H06107247A JP 25705692 A JP25705692 A JP 25705692A JP 25705692 A JP25705692 A JP 25705692A JP H06107247 A JPH06107247 A JP H06107247A
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JP
Japan
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paddy field
traveling
working machine
steering
rice paddy
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Pending
Application number
JP25705692A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okuda
浩史 奥田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水田作業機において、耕盤の凹凸が激しく前
輪を頻繁に操向操作しなければ機体が所望の方向に進行
しないような場合、前輪の操向操作が少なくてもよくな
るようにする。 【構成】 機体の進行方向を変更する操向操作の回数を
検出する検出手段を備えて、単位時間当たりの操向操作
の回数が設定値以上になれば、走行用の変速装置14を
自動的に低速側に減速操作するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機や乗用型
直播機等のように水田内を走行して作業を行う水田作業
機の走行制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような水田作業機の一例に乗用型
田植機がある。乗用型田植機では一つの水田の一辺に沿
って略直進して苗の植付作業を行い、機体が畦際に達す
ると旋回して逆方向に略直進していき、次の苗の植付作
業を行うと言う作業を繰り返していく。このように機体
を略直進させて苗の植付作業を行う場合、操縦者は操縦
ハンドルにより前輪を左右に操向操作して機体の進行方
向を常に修正しており、機体ができるだけ水田の一辺に
沿って直進していくようにしている。又、地磁気センサ
ーにより現在の機体の向きを検出して、この検出値に基
づき機体が水田の一辺に沿って略直進していくように、
前輪を自動的に操向操作する自動操向機構を備えている
ものも研究されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗用型田植機の前輪及
び後輪が接地して走行する水田内の耕盤は、比較的平坦
な部分もあれば凹凸の激しい部分もある。従って、凹凸
の激しい耕盤の部分を走行した場合、前輪及び後輪が耕
盤の凹凸により左右に振られて、機体の進行方向が頻繁
に変化する場合がある。このような場合、前輪を絶えず
操向操作して機体の進行方向を修正する必要があるが、
このような操向操作だけでは、機体の進行方向の修正が
十分に行えない場合がある。又、操縦者が操縦ハンドル
を操作して機体の進行方向を修正する場合、操縦ハンド
ルを絶えず操作しなければならないので、この操作が操
縦者にとって負担になる。本発明は、前輪等の操向操作
だけでは機体を所望の方向に進行させることが難しくな
るような状態を、避けることができるように構成するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな水田作業機の走行制御構造において、次のように構
成することにある。つまり、機体の進行方向を変更する
操向操作の回数を検出する検出手段と、単位時間当たり
の前記操向操作の回数が設定値以上になれば、走行用の
変速装置を自動的に低速側に変更操作する減速手段とを
備えてある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると水田内での作業走行
中において、機体の進行方向を変更する操作(前輪の操
向操作等)の単位時間当たりの回数が設定値以上になる
と、耕盤の凹凸が激しく機体の進行方向が所望の方向か
らすぐに外れてしまう状態であると判断される。このよ
うな場合には走行用の変速装置が自動的に減速操作され
る。このように機体の走行速度が落とされると、耕盤の
凹凸の状態が同じであっても機体の進行方向が変化する
頻度が小さくなるので、機体の進行方向を変更する操作
を少なくしてもよくなる。そして、機体の進行方向を変
更する一回の操作を余裕を持って正確に行うことができ
る。
【0006】
【発明の効果】以上のように、耕盤の凹凸が激しくても
機体の進行方向を変更する操作が少なくなり、その一回
の操作を余裕を持って正確に行うことができるようにな
って、機体を所望の方向に進行させ易くなり作業精度
(植え付けられる苗及び播かれる種の列が曲がらない
等)を向上させることができる。又、操縦者が操縦ハン
ドルを操作して機体の進行方向を修正する場合には、操
縦ハンドルの操作が少なくなるので、操縦者にとっての
負担が軽くなり操作性の向上が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図4に示すように、左右一対の前輪1及び左右一
対の後輪2で支持された機体の後部に、苗植付装置3を
リンク機構4及び油圧シリンダ5により昇降操作自在に
連結して、水田作業機の一例である乗用型田植機を構成
している。そして、前輪1が操縦ハンドル10により左
右に操向操作自在であり、前輪1及び後輪2を駆動する
四輪駆動型式に構成されている。苗植付装置3は図4に
示すように、一対の植付アーム7を備えた植付ケース8
が、苗植付装置3の植付ミッションケース6の後部に回
転駆動自在に支持され、苗のせ台9が植付ミッションケ
ース6に対して左右に往復横送り駆動自在に支持されて
おり、植付ケース8の回転に伴い苗のせ台9から一対の
植付アーム7が交互に苗を取り出して田面Gに植え付け
て行くように構成されている。
【0008】図1及び図4に示すように、苗植付装置3
の左右中央に接地フロート16が配置されており、接地
フロート16の後部が植付ミッションケース6側の支持
アーム17の横軸芯P1周りに、揺動自在に支持されて
いる。植付ミッションケース6の前部にポテンショメー
タ19が備えられており、ポテンショメータ19の検出
アーム19aと、接地フロート16の前部とがロッド2
0により連結されている。そして、植付ミッションケー
ス6と接地フロート16との間に、接地フロート16を
下方側に付勢するバネ21が設けられている。
【0009】(2)次に、乗用型田植機における苗植付
装置3の昇降制御について説明する。図1に示すように
接地フロート16のポテンショメータ19からの検出値
が、制御装置11に入力されており、昇降制御の制御感
度を人為的に設定変更可能な感度設定スイッチ12が備
えられている。以上の構造により、図1に示すように感
度設定スイッチ12を標準に設定したとする。この状態
において、植付走行に伴い接地フロート16が田面Gに
接地追従して行くと、ポテンショメータ19からの検出
値に基づき、この検出値が基準値A1となるように(ポ
テンショメータ19の検出アーム19aが図1の基準値
A1の姿勢となるように)、制御装置11により制御弁
13が操作され油圧シリンダ5が伸縮操作されて、苗植
付装置3が自動的に昇降操作される。これによって、苗
植付装置3が田面Gから設定高さに自動的に維持され
て、苗の植付深さが設定値に維持される。
【0010】このような苗植付装置3の昇降制御におい
て、田面Gの凹凸が多い場合には感度設定スイッチ12
を鈍感側に操作する。この場合、図1に示すように当初
の基準値A1が、感度設定スイッチ12の操作位置に対
応する基準値A2に変更される。このような状態になる
と、ポテンショメータ19からの検出値が基準値A2と
なるように(ポテンショメータ19の検出アーム19a
が図1の基準値A2の姿勢となるように)、苗植付装置
3が自動的に昇降操作される。この基準値A2における
接地フロート16の姿勢は図1に示す姿勢よりも上向き
になるので、接地フロート16の田面Gへの接地面積が
減少すると共に、バネ21が圧縮されてこのバネ21の
付勢力が強められる。従って、この状態において接地フ
ロート16の田面Gへの接地追従感度、つまり昇降制御
の制御感度が鈍感側に変更操作されることになる。
【0011】逆に、田面Gの凹凸が少ない場合には感度
設定スイッチ12を敏感側に操作する。この場合、図1
に示すように当初の基準値A1が、感度設定スイッチ1
2の操作位置に対応する基準値A3に変更される。この
ような状態になると、ポテンショメータ19からの検出
値が基準値A3となるように(ポテンショメータ19の
検出アーム19aが図1の基準値A3の姿勢となるよう
に)、苗植付装置3が自動的に昇降操作される。この基
準値A3における接地フロート16の姿勢は図1に示す
姿勢よりも下向きになるので、接地フロート16の田面
Gへの接地面積が増加すると共に、バネ21が延びてこ
のバネ21の付勢力が弱められる。従って、この状態に
おいて接地フロート16の田面Gへの接地追従感度、つ
まり昇降制御の制御感度が敏感側に変更操作されること
になる。
【0012】(3)次に、機体の走行速度と操縦ハンド
ル10の操作及び昇降制御の制御感度との関係について
説明する。図1及び図4に示すように、この乗用型田植
機においては走行用としてベルト式の無段変速装置14
(走行用の変速装置に相当)と、前進2段後進1段のギ
ヤ変速装置(図示せず)を装備している。機体の操縦部
に変速レバー15が備えられ、変速レバー15の変速位
置が制御装置11に入力されており、無段変速装置14
が電動シリンダ18により変速レバー15の変速位置に
対応する位置に変速操作される。道路上を移動する場合
等においては、ギヤ変速装置を前進の高速側に操作した
状態で、変速レバー15により無段変速装置14を変速
操作する。逆に、水田内での植付作業走行時には、ギヤ
変速装置を前進の低速側に操作し、変速レバー15で無
段変速装置14を最高速位置に近い状態に設定した状態
で、一定の速度で走行する場合が多い。
【0013】図1に示すように操縦ハンドル10の基部
に、操縦ハンドル10の回動操作の角速度を検出する角
速度センサー22(操向操作の回数を検出する検出手段
に相当)が備えられている。これにより、図3に示すよ
うに角速度センサー22の検出値が(0)付近の場合、
操縦者が操縦ハンドル10を操作していない状態と判断
され、角速度センサー22の検出値が右旋回側の設定値
R又は左旋回側の設定値Lを越えると、操縦者が操縦ハ
ンドル10を操作して前輪1が右又は左に操向操作され
たと判断する。
【0014】これにより図2及び図3に示すように、単
位時間Tの経過毎に角速度センサー22の検出値が、右
又は左旋回側の設定値R,Lを越えた回数が検出される
(ステップS1)。そして、検出された回数が設定値以
上であれば頻繁に前輪1の操向操作が行われている判断
されて(ステップS2)、前項(2)で説明した昇降制
御の制御感度が所定量だけ鈍感側に操作されと共に(ス
テップS4)、変速レバー15に関係なく電動シリンダ
18が作動して、無段変速装置14が現在の変速位置か
ら10%だけ減速操作される(ステップS5)(減速手
段に相当)。このステップS4の場合、例えば感度設定
スイッチ12を標準に設定して、図1に示すようにポテ
ンショメータ19からの検出値が基準値A1となるよう
に(ポテンショメータ19の検出アーム19aが図1の
基準値A1の姿勢となるように)、苗植付装置3が昇降
操作されていれば、感度設定スイッチ12に関係なく基
準値A1が基準値A2に変更される。これにより、前項
(2)で説明したように接地フロート16の姿勢が上向
き気味になり、接地フロート16の田面Gへの接地面積
が減少すると共に、バネ21が圧縮されてこのバネ21
の付勢力が強められ、昇降制御の制御感度が鈍感側に変
更操作されるのである。
【0015】以上のように減速操作が行われた後におい
ても、単位時間T当たりの前輪1の操向操作の回数が設
定値以上となる状態が続けば、ステップS2からステッ
プS5に移行して、無段変速装置14がさらに10%だ
け減速操作される。このような減速操作に伴い制御感度
が鈍感側に一度操作さると、これ以後に減速操作が行わ
れても制御感度は鈍感側には操作されない。これは一度
減速操作されると、変速レバー15の変速位置と無段変
速装置14の変速位置とが異なってくるので、これに基
づきステップS3からステップS5に移行して減速操作
のみが行われるようにしている。
【0016】以上のような減速操作により、単位時間T
当たりの前輪1の操向操作の回数が設定値未満になると
(ステップS2)、タイマー(図示せず)によるカウン
トが開始される(ステップS6)。そして、タイマーに
より設定時間がカウントされるまでの間(ステップS6
からステップS9)においても、単位時間T当たりの前
輪1の操向操作の回数が検出されており(ステップS
7)、設定時間が経過しても単位時間T当たりの前輪1
の操向操作の回数が設定値以上にならなければ、機体の
走行が安定したと判断されて、無段変速装置14が所定
量だけ高速側に操作される(ステップS10)。逆に、
設定時間の経過中に単位時間T当たりの前輪1の操向操
作の回数が設定値以上になれば、ステップS8からステ
ップS3,S5に移行して、無段変速装置14の減速操
作が行われる。
【0017】ステップS10において無段変速装置14
が高速側に操作された場合、変速レバー15の変速位置
に対応する変速位置にまで無段変速装置14が戻し操作
されると(ステップS11)、その変速位置で高速側へ
の操作が停止されて(ステップS12)、変速レバー1
5の変速位置に無段変速装置14が対応する状態に戻る
ようにしている。このように変速レバー15と無段変速
装置14とが対応する最初の状態に戻ると、制御感度も
最初の状態(感度設定スイッチ12の操作位置に対応す
る状態)に戻される(ステップS13)。
【0018】〔別実施例〕本発明は乗用型田植機ばかり
でなく、直播機を機体後部に昇降自在に連結した乗用型
直播機や、さらには地磁気センサーにより現在の機体の
向きを検出して機体が略直進して行くように、前輪を自
動的に操向操作する自動操向機構を装備した型式の田植
機(乗用型及び無人型)にも適用できる。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操縦ハンドル及び角速度センサー、無段変速装
置及び変速レバー、接地フロート等の連係状態を示す図
【図2】操縦ハンドルによる操向操作に対する無段変速
装置及び制御感度変更の制御の流れを示す図
【図3】角速度センサーの検出値と時間との関係を示す
【図4】乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
14 走行用の変速装置 22 検出手段 T 単位時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の進行方向を変更する操向操作の回
    数を検出する検出手段(22)と、単位時間(T)当た
    りの前記操向操作の回数が設定値以上になれば、走行用
    の変速装置(14)を自動的に低速側に変更操作する減
    速手段とを備えてある水田作業機の走行制御構造。
JP25705692A 1992-09-28 1992-09-28 水田作業機の走行制御構造 Pending JPH06107247A (ja)

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JP25705692A JPH06107247A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 水田作業機の走行制御構造

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JPH06107247A true JPH06107247A (ja) 1994-04-19

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ID=17301130

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JP25705692A Pending JPH06107247A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 水田作業機の走行制御構造

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JP (1) JPH06107247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068728A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱マヒンドラ農機株式会社 乗用田植機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068728A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱マヒンドラ農機株式会社 乗用田植機

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