JPH06107212A - 油圧式動力舵取装置 - Google Patents

油圧式動力舵取装置

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JPH06107212A
JPH06107212A JP28382992A JP28382992A JPH06107212A JP H06107212 A JPH06107212 A JP H06107212A JP 28382992 A JP28382992 A JP 28382992A JP 28382992 A JP28382992 A JP 28382992A JP H06107212 A JPH06107212 A JP H06107212A
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JP
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bypass
control
pump
solenoid valve
power assist
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JP28382992A
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English (en)
Inventor
Kyosuke Haga
恭輔 芳賀
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Kenichi Fukumura
健一 福村
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速及び操舵角をパラメータとしてパワーア
シスト力を制御する。 【構成】 ポンプ7からの吐出油をパワーアシスト部9
に導く供給路71の途中に制御オリフィス62を設け、
この制御オリフィスの前後差圧で作動する流量制御弁6
を設ける。上記制御オリフィスの下流側に、上記供給路
71から分岐した導入流路64を設け、この導入流路6
4を流量制御弁6の低圧室側ポート67に連結し合体さ
せる。この合体後の通路をバイパス流路65とし、この
バイパス流路65の途中にバイパス電磁弁1を設け、更
に、この下流側に、バイパスコントロールバルブ2を設
ける。また、車速センサ4及び舵角センサ5を設け、こ
れらセンサからの信号に基づきバイパス電磁弁1の開度
を制御する制御手段3を設ける。 【効果】 高速時には、パワーアシスト部9への作動油
供給量を減らして操舵感を与えるようにし、更にポンプ
内圧の上昇を押さえて、省エネルギー化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧式の動力舵取装置
に関するものであり、特に、ステアリング装置に与える
操舵力を車速等に対応させて変化させるようにしたもの
において、ポンプの稼働によって消費されるエネルギー
を極力少なくするようにした省エネルギー型の動力舵取
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の動力舵取装置は、単に操舵力につ
いての補助(パワーアシスト)を行なうだけではなく、
高速走行時等において操縦安定性を確保するため、車速
に応じて適度の操舵力を与えるようにした操舵力制御装
置が設けられるようになっている。これら操舵力制御装
置を有する動力舵取装置としては、操舵力を補助(パワ
ーアシスト)するためのパワーアシスト部と、当該操舵
力の補助量(パワーアシスト量)を車速に対応させて制
御することにより、操舵者に保舵力を与えるようにして
操舵感を与えるようにする制御部とからなるものがあ
る。
【0003】この従来の動力舵取装置について、図4を
基に説明する。このものは、ステアリング装置930の
操作に対応して作動するコントロールバルブ910、当
該コントロールバルブ910の作動に応じて作動するパ
ワーシリンダ920等からなるパワーアシスト部を有
し、このパワーアシスト部に作動油を供給するポンプ7
0を有し、当該ポンプ70からの作動油を上記パワーア
シスト部に供給する高圧ホース750等からなる供給路
710を有する構成からなることを基本とするものであ
る。これら基本構成に加えて、上記供給路710の途中
には、ソレノイド等によって作動する可変絞り弁(電磁
絞り弁)10が設けられており、また、当該電磁絞り弁
10の開度を、車速センサ40からの車速信号に基づき
制御する制御手段30が設けられているものである。ま
た、上記電磁絞り弁10の前後に生ずる差圧に応じて作
動し、上記ポンプ70からの余剰の吐出油を当該ポンプ
の吸入路720側に還流させて、上記パワーアシスト部
への作動油の供給量を制御する流量制御弁60が設けら
れている構成からなるものである。
【0004】このような構成を採ることにより、上記ポ
ンプ70から吐出された吐出油(作動油)は、供給路7
10よりコントロールバルブ910を経てパワーシリン
ダ920に導かれ、パワーアシストを行なうこととな
る。このパワーアシストを行なうに際しては、上記車速
センサ40からの車速信号に基づき、上記制御手段30
が制御作用を行なうが、例えば車速が高速状態にある場
合には、上記電磁絞り弁10の開度を狭めるように作動
する。その結果、上記電磁絞り弁10の前後差圧は大き
くなり、これに伴って、上記流量制御弁60が作動し
て、上記ポンプ70からの吐出油の多くを吸入路720
側へ還流させることとなる。これにより、上記供給路7
10からパワーシリンダ920に供給される作動油の流
量が減少し、従って、パワーアシスト量は低下すること
となる。その結果、高速時には操舵者の操舵力が多く必
要となり、操舵感が得られることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ものにおいては、パワーアシスト部への作動油の供給量
を減らすに際して、図4に示す如く、供給路710の途
中に設けられた電磁絞り弁10の開度を絞ることとして
いる。その結果、当該電磁絞り弁10の前後差圧に応じ
て作動する流量制御弁60から、上記ポンプ70の吸入
路720側に還流される作動油は高圧のものとなってし
まう。すなわち、この従来のものにおいては、高速走行
時にステアリング装置に保舵力を与えるためにパワーア
シスト量を減らそうとした場合、ポンプ70周りには高
圧の作動油が循環することとなる。このことは、作動油
の発熱を促進させる等、エネルギーロスを伴うこととな
る。このような高圧の作動油の循環等に起因するエネル
ギー損失の問題点を解決することとした、油圧式の動力
舵取装置を提供しようとするのが本発明の目的(課題)
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、ステアリング装置の作動に基づき作動す
るコントロールバルブ、当該コントロールバルブの作動
に応じて作動するパワーシリンダ等からなるパワーアシ
スト部と、当該パワーアシスト部に吐出油(作動油)を
供給するポンプと、当該ポンプからの吐出油(作動油)
を上記パワーアシスト部に供給する供給路の途中に設け
られた制御オリフィスと、当該制御オリフィスの前後差
圧に応じて作動し、上記ポンプからの余剰の吐出油をポ
ンプの吸入路側に還流させる流量制御弁等からなる油圧
式動力舵取装置において、上記制御オリフィスの下流側
に上記供給路から分岐する導入流路を設け、当該導入流
路を上記流量制御弁の低圧室側ポートに連結するととも
に、上記ポンプ吸入路側に通ずるバイパス流路に連結
し、当該バイパス流路の途中にバイパス電磁弁を設け、
当該バイパス電磁弁の下流側に、上記バイパス流路内の
油圧と上記供給路内の油圧との両者の差圧に応じて作動
するバイパスコントロールバルブを設けるとともに、一
方、車速センサ及び舵角センサを設け、これら両センサ
からの信号を受けて上記バイパス電磁弁の開度を制御す
る制御手段を設けてなる構成を採ることとした。
【0007】
【作用】上記構成を採ることにより、本発明においては
次のような作用を呈することとなる。すなわち、図1に
おいて、ポンプ7が作動を開始すると、当該ポンプ7か
ら吐出された吐出油(作動油)は、供給路71を経てパ
ワーアシスト部9のパワーシリンダ92に導かれてパワ
ーアシストを行なう。なお、この場合、上記ポンプ7か
らの吐出流量が増加すると、制御オリフィス62の前後
に生ずる差圧に応じて流量制御弁6が作動し、余剰の吐
出油を上記ポンプ7の吸入路72側に還流させて、上記
供給路71へは、一定の流量の作動油を供給するように
作動する。このような状態において、制御手段3は車速
センサ4からの信号を受けて作動し、車速が高くなるに
従ってバイパス電磁弁1の開度が大きくなるように制御
作用を行なう。その結果、パワーアシスト部9に供給さ
れる作動油の流量は、図2に示す如く、車速の高いとき
には少量となり、従ってパワーアシスト量が低下する。
これによって、操舵者には車速が高くなるに従って操舵
感(保舵感)が与えられることとなる。
【0008】またこの場合、上記バイパス電磁弁1は開
度が大きくなるように作動している。従って、流量制御
弁6のスプリング室61の圧力も下がっており、当該流
量制御弁6の上記吸入路72側への還流口66の開口面
積も大きく開かれている状態となっている。そのため、
上記ポンプ7から吐出した余剰の吐出油が当該流量制御
弁6を経由して循環する際、ポンプ内圧は上昇せず、従
って、エネルギー損失も少なくなる。また、このような
状況下において、ステアリング装置93が操舵される
と、パワーアシスト部9内の負荷圧が上昇し、これによ
って、上記供給路71内の油圧P1 も上昇する。その結
果、導入流路64の途中に設けられたダンピングオリフ
ィス63を境にして、供給路71内の油圧P1 とバイパ
ス流路65内の油圧P2 との間には、P1 −P2 の差圧
が生ずることとなる。これによって、バイパスコントロ
ールバルブ2内のスプール21が作動し、上記供給路7
1から上記パワーアシスト部9に供給される作動油の流
量が確保される。
【0009】ところで、この状態において、本発明にお
いては、上記ステアリング装置が操舵されると、そのと
きの操舵角(舵角)に応じて、舵角センサ5からの信号
に基づき制御手段3が働き、バイパス電磁弁1の開度を
車速を加味して、更に微細に制御する。特に高速時にあ
っては、パワーアシスト量を減らして保舵力を上げる必
要があるため、上記バイパス電磁弁1の開度を更に拡げ
るように制御する。すなわち、パワーアシスト部9への
作動油供給量を、図3の高速時に示す如く、車速のみを
制御対象とした場合の図2における高速時の最低供給量
1 よりも、更に低い値になるように制御する。これに
よって高速時においては、操舵者に操舵感を与えるよう
に制御しながら、更にパワーアシスト部9への作動油供
給量を減らすことによって、より省エネルギー化を図ら
んとするものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について、図1ないし図3を
基に説明する。本実施例の構成は、図1に示す如く、ス
テアリングハンドル等のステアリング装置93の操作に
応じて作動するコントロールバルブ91、当該コントロ
ールバルブ91の作動に応じて作動するパワーシリンダ
92等からなるパワーアシスト部9と、当該パワーアシ
スト部9に作動油を供給するポンプ7と、当該ポンプ7
から上記パワーアシスト部9に作動油を送る供給路71
等からなる油圧式の動力舵取装置であることを基本とす
るものである。
【0011】このような基本構成に加えて、上記供給路
71の途中には制御オリフィス62が設けられており、
この制御オリフィス62の前後に生ずる差圧に応じて作
動し、上記ポンプ7からの余剰の吐出油を当該ポンプ7
の吸入路72側に還流させる流量制御弁6が設けられて
いる構成からなるものである。また、上記供給路71の
途中であって上記制御オリフィス62の下流側には、上
記供給路71から分岐して導入流路64が設けられてお
り、この導入流路64は、その途中にダンピングオリフ
ィス63を有するとともに、その一方端が上記流量制御
弁6の低圧室(スプリング室)61側のポート67に連
結されている。これとともに、リザーブタンク99に通
ずるバイパス流路65に連結されている構成となってい
る。このバイパス流路65の途中には、ソレノイドの作
動によって絞り弁の開度を変化させるバイパス電磁弁1
が設けられており、このバイパス電磁弁1の下流側に
は、上記供給路71内の油圧P1 と上記バイパス流路6
5内の油圧P2 との両者の差圧(P1 −P2 )によって
作動するバイパスコントロールバルブ2が設けられてい
る構成となっている。
【0012】なお、このバイパスコントロールバルブ2
は、上記差圧(P1 −P2 )等によって作動するスプー
ル21と当該スプール21に反力を与えるスプリング2
3等からなるものであり、当該スプリング23の設けら
れている空間には、上記バイパス電磁弁1を通過した作
動油の導入されるスプリング室22が設けられており、
更には、当該スプリング室22に導入された作動油を上
記差圧(P1 −P2 )に応じた開度でリザーブタンク9
9側へ流出させる流出ポート24が設けられている構成
からなるものである。このような構成において、更に、
本実施例においては、車速を検出するための車速センサ
4が設けられており、更に、上記ステアリング装置の実
舵角を検出するための舵角センサ5が設けられている構
成からなるものである。そして、これら両センサから信
号θ、Vを受けて、上記バイパス電磁弁1の絞り弁開度
を調節するように作動するマイクロコンピュータ等から
なる制御手段3が設けられている構成からなるものであ
る。
【0013】次に、これら構成を有する本実施例の作動
態様について説明する。ポンプ7が稼働を開始すると、
吐出油(作動油)が制御オリフィス62、供給路71を
経てパワーアシスト部9に供給される。このパワーアシ
スト部9に供給された作動油は、ステアリング装置93
の作動に応じて作動するコントロールバルブ91の作動
に基づいて制御され、パワーシリンダ92に導かれ、こ
こでパワーアシストに供されることとなる。このような
状況下において、ポンプ回転数の上昇等により上記ポン
プ7からの吐出流量が増加した場合には、上記供給路7
1の途中に設けられた制御オリフィス62の前後に生ず
る差圧の作用により、流量制御弁6が作動し、余剰の吐
出油を還流口66からポンプ7の吸入路72側へ還流さ
せる。これにより、上記パワーアシスト部9へは一定量
の作動油が供給されることとなる。
【0014】このような作動状態において、一方、車速
センサ4からの信号Vを受けて、制御手段3は、車速が
高速になるに従ってバイパス電磁弁1の絞り弁開度が大
きくなるように制御作用を行なう。これによって、流量
制御弁6の低圧室61側が、バイパス電磁弁1を介して
リザーブタンク99に連通することとなり、その圧力が
低下する。その結果、制御オリフィス62の上流側圧力
0 と低圧室61側の圧力P2 との差(P0 −P2 )の
値が増大化するため、流量制御弁6の還流口66を更に
開かせるように作用する。その結果、供給路71からパ
ワーアシスト部9に供給される作動油の流量は、図2に
示す如く、車速Vが高速になるに従って低下し、最終的
にはQ1 の値まで低下する。これによって、車速が高く
なるに従って、パワーアシストに供される作動油の流量
が低下し、パワーアシスト量が減ることによって、結果
的に操舵感が付与されることとなる。すなわち高速時に
は保舵力が確保されることとなり、高速安定性が得られ
る。そしてこの場合、本実施例においては、上記バイパ
ス電磁弁1の開度が拡げられることにより、流量制御弁
6の低圧室(スプリング室)61側の圧力も低下してい
る。従って、上記流量制御弁6に設けられた還流口66
の開度も大きくなっている。その結果、ポンプ7の内圧
は低くなり、作動油循環によるエネルギー消費量が低く
押さえられることとなる。このような状態でステアリン
グ装置93の操作に基づきコントロールバルブ91が作
動すると、供給路71、導入流路64およびバイパス流
路65中の圧力が上昇することとなる。しかしながら、
供給路71の圧力上昇に応動してバイパスコントロール
バルブ2のスプール21はスプリング23に抗して移動
するため、流出ポート24の開度が狭められて、その結
果、上記バイパス電磁弁1を通過する作動油の流量は負
荷圧の影響を受けないようになる。
【0015】これらに加えて、本実施例においては、ス
テアリング装置93の操舵角を検出する舵角センサ5が
設けられており、この舵角センサ5からの信号θによ
り、制御手段3が演算作業を行ない、車速を加味して、
舵角に応じて上記バイパス電磁弁1の絞り弁開度を調節
することとしている。具体的には、高速時においては、
パワーアシスト力はほとんど必要でなく、むしろ操舵感
が得られるようにする必要があるため、操舵時には、更
にパワーアシスト部9への作動油の供給量を減らすよう
にしたい。これらのことを加味して、例えば図3に示す
如く、車速のみを検出して作動油の供給量を制御するこ
ととした図2における最小供給流量Q1 よりも低い値の
作動油供給量を設定することとしている。
【0016】これによって、一般には、操舵することに
よってパワーアシスト部9の負荷圧が上昇し、これが供
給路71内の油圧P1 を上昇させ、これによってダンピ
ングオリフィス63等を介して操舵感を与えることとな
る反面、流量制御弁6のスプリング室61内の圧力をも
上昇させ、延いてはポンプ7の内部圧力を上昇させ、エ
ネルギーロスを増加させるおそれがあった。しかしなが
ら、本実施例においては、上記舵角センサ5からの信号
に基づき、上記バイパス電磁弁1の開度を積極的に拡
げ、バイパス流路65内の圧力P2 を低下させ、これに
よってポンプ内部圧の低減化を図り、エネルギー損失を
より低減化するようにしている。また、本実施例におい
ては、図3に示す如く、舵角センサ5からの信号に基づ
き操舵角θがストロークエンドθmaxに近づいた場
合、具体的にはθ2 の値になったときに、上記バイパス
電磁弁1の絞り弁開度を最大限に拡げて、バイパス流路
65側からリザーブタンク99側に作動油の大部分を流
出させるように、上記制御手段3に制御作用を行なわし
めるようにしている。従って、この場合においては、上
記供給路71から上記パワーアシスト部9に供給される
作動油の流量は、パワーアシスト部におけるアシスト切
れ状態になる限界値であるQminの値となる。これに
よって、ストロークエンド付近における本パワーアシス
ト装置の油圧リリーフ作用を行なわせ、ポンプ内部圧力
の上昇を押さえ、省エネルギー化を図ることとしてい
る。また、操舵角θがθ1 よりも小さな値の中立位置近
辺においても、図3に示す如く、据切り時および中・高
速時等、各車速に応じて設定された作動油の流量をさら
に所定量低減化させ、省エネルギー化を図ることとして
いる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ステアリング装置の作
動に基づき作動するコントロールバルブ、当該コントロ
ールバルブの作動に応じて作動するパワーシリンダ等か
らなるパワーアシスト部と、当該パワーアシスト部に吐
出油(作動油)を供給するポンプと、当該ポンプからの
吐出油を上記パワーアシスト部に供給する供給路の途中
に設けられた制御オリフィスと、当該制御オリフィスの
前後に生ずる差圧に応じて作動し、上記ポンプからの余
剰の吐出油をポンプ吸入路側に還流させる流量制御弁等
からなる油圧式の動力舵取装置において、上記制御オリ
フィスの下流側に上記供給路から分岐する導入流路を設
け、当該導入流路を上記流量制御弁の低圧室(スプリン
グ室)側ポートに連結するとともに、上記ポンプの吸入
路側に通ずるバイパス流路に連結し、当該バイパス流路
の途中にバイパス電磁弁を設け、当該バイパス電磁弁の
下流側に、上記バイパス流路内の油圧と上記供給路内の
油圧との両者の差圧に応じて作動するバイパスコントロ
ールバルブを設けるとともに、一方、車速センサ及び舵
角センサを設け、これら両センサからの信号を受けて上
記バイパス電磁弁の開度調節を行なう制御手段を設けて
なる構成を採ることとしたので、車速に応じて上記パワ
ーアシスト部への作動油の供給量を変化させ、高速時に
は操舵者に操舵感を与えることができるとともに、この
場合、上記ポンプの内部圧が上昇しないようにして省エ
ネルギー化を図ることができるようにした。また、高速
走行時における操舵時には、操舵者に操舵角に応じた操
舵感を付与するとともに、このときにおいても上記バイ
パス電磁弁の開度を更に拡げて、パワーアシスト部への
作動油の供給量を減らし、より省エネルギー化を図るこ
とができるようにした。更には、上記舵角センサからの
信号に基づき、ストロークエンド時における油圧のリリ
ーフ作用を行なわせることとし、これによってストロー
クエンド付近でのポンプ内圧の上昇を押さえ、これによ
りエネルギー損失の低減化を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すスケルトン構造図であ
る。
【図2】本発明におけるパワーアシスト部への作動油供
給量と車速との関係を示す図である。
【図3】本発明におけるパワーアシスト部への作動油供
給量と操舵角との関係を、車速をパラメータとして表し
た場合の図である。
【図4】従来例における油圧式動力舵取装置の全体構成
を示すスケルトン構造図である。
【符号の説明】
1 バイパス電磁弁 2 バイパスコントロールバルブ 21 スプール 22 スプリング室 23 スプリング 24 流出ポート 3 制御手段 4 車速センサ 5 舵角センサ 6 流量制御弁 61 低圧室(スプリング室) 62 制御オリフィス 63 ダンピングオリフィス 64 導入流路 65 バイパス流路 66 還流口 67 ポート 7 ポンプ 71 供給路 72 吸入路 9 パワーアシスト部 91 コントロールバルブ 92 パワーシリンダ 93 ステアリング装置 99 リザーブタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング装置の操作に基づき作動す
    るコントロールバルブ、当該コントロールバルブの作動
    に応じて作動するパワーシリンダ等からなるパワーアシ
    スト部と、当該パワーアシスト部に吐出油(作動油)を
    供給するポンプと、当該ポンプからの吐出油(作動油)
    を上記パワーアシスト部に供給する供給路の途中に設け
    られた制御オリフィスと、当該制御オリフィスの前後に
    生ずる差圧に応じて作動し、上記ポンプからの余剰の吐
    出油をポンプ吸入路側に還流させる流量制御弁等からな
    る油圧式動力舵取装置において、上記制御オリフィスの
    下流側に上記供給路から分岐する導入流路を設け、当該
    導入流路を上記流量制御弁の低圧室(スプリング室)側
    ポートに連結するとともに、上記ポンプ吸入路側に通ず
    るバイパス流路に連結し、当該バイパス流路の途中にバ
    イパス電磁弁を設け、当該バイパス電磁弁の下流側に、
    上記バイパス流路内の油圧と上記供給路内の油圧との両
    者の差圧に応じて作動するバイパスコントロールバルブ
    を設けるとともに、一方、車速センサ及び舵角センサを
    設け、これら両センサからの信号を受けて上記バイパス
    電磁弁の開度を制御する制御手段を設けてなることを特
    徴とする油圧式動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 車速センサ及び舵角センサからの信号に
    応じてバイパス電磁弁の開度を制御するマイクロコンピ
    ュータ等からなる手段であって、車速が高くなるに従っ
    て上記バイパス電磁弁の開度を大きくするように制御作
    用を行ない、一方、ステアリング装置の操舵角に応じて
    上記バイパス電磁弁の開度を変化させるように制御作用
    を行なう制御手段を設けてなることを特徴とする請求項
    1記載の油圧式動力舵取装置。
JP28382992A 1992-06-12 1992-09-29 油圧式動力舵取装置 Pending JPH06107212A (ja)

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JP28382992A JPH06107212A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 油圧式動力舵取装置
US08/075,307 US5439070A (en) 1992-06-12 1993-06-11 Hydraulic power steering apparatus
DE4319495A DE4319495B4 (de) 1992-06-12 1993-06-11 Hydraulische Servolenkvorrichtung

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JP28382992A JPH06107212A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 油圧式動力舵取装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980058972A (ko) * 1996-12-30 1998-10-07 박병재 구동 마력 저감형 동력 조향 시스템
JP2002347644A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置
JP2002347643A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kayaba Ind Co Ltd パワーステアリング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980058972A (ko) * 1996-12-30 1998-10-07 박병재 구동 마력 저감형 동력 조향 시스템
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