JPH06107133A - 車両洗浄体ユニット - Google Patents

車両洗浄体ユニット

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JPH06107133A
JPH06107133A JP27675292A JP27675292A JPH06107133A JP H06107133 A JPH06107133 A JP H06107133A JP 27675292 A JP27675292 A JP 27675292A JP 27675292 A JP27675292 A JP 27675292A JP H06107133 A JPH06107133 A JP H06107133A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄動作時において車両表面に接し始めると
きの接触衝撃を小さくして、泥、砂を塗装面に強く擦り
付け傷を付ける問題を解決し、また部分的な交換も可能
な車両洗浄体ユニットを提供する。 【構成】 塩ビパイプ10の外周に取付けて回転ブラシ
を構成するためのユニットU1を、柔軟な材料から断面
形状が鋸の歯状、パルス波形状、台形状等の略波形形状
に折曲げ、一方の端部分を塩ビパイプ10に取り付ける
取付部分Tに、そして他方の先端部分を洗車時に車両の
表面に接触させらる洗浄部分Sとする。そして洗浄部分
Sには取付部分Tに向けて所定深さの複数本の切込2、
2、…を入れる。取付部Tの波形形状に折曲げられた斜
面部5、5、…は、縫い込み、接着、溶着等で相互に密
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の外周に取付け
て回転ブラシを構成するための車両洗浄体ユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】洗車装置は、文献名を挙げるまでもなく
従来周知で、一般に次のように構成されている。すなわ
ち床面上に敷設された走行レール上を往復動する門型を
した走行フレームを主構成要素とし、この走行フレーム
にトップブラシ、サイドブラシ等の回転ブラシ類、水、
洗剤、ワックス等を噴射する各種ノズル、乾燥用のブロ
ワ装置、制御装置等が搭載されている。したがって、こ
れらの装置を使用して車両の表面を自動的に洗浄すると
こができるが、特に回転ブラシを車体の表面に接触させ
ながら回転させ、車体の表面に付着している泥、砂等を
洗い落とすことができる。ところで、上記のような洗車
装置に設けられている回転ブラシは、周知のようにブラ
シ毛から構成されている。そしてブラシ毛は一般にポリ
エチレン等の合成樹脂から形成されている。このような
合成樹脂製の回転ブラシは、色々な利点を有し多年にわ
たって実用に供されている。例えば水分の吸着量が少な
く、必要以上に重量が増すこともなく、凍結の心配もな
い。さらにはブラシ毛の材質あるいは大きさ等を変え
て、引っ張り強度を調節することができ、洗車中にブラ
シ毛が車両の突起物等に引っかかったとき、引っかかっ
たブラシ毛のみが切れるようにして、車両の突起物を保
護し、また洗車装置自体に無理な力が作用することを避
けることができる、等の利点がある。
【0003】しかしながら、ブラシ毛から構成されてい
る回転ブラシ装置にも、問題点はある。例えばブラシ毛
は、ポリエチレン等の軟質な樹脂から形成されてはいる
が、洗車中は回転力により遠心力が生じ、ブラシ毛の先
端部は車体の表面に打ち付けられ、この打ち付けられる
物理的な作用で洗浄されるので、泥、砂等を車両の塗装
面に擦り付けることになり、塗装面を痛めることがあ
る。本来車両の洗浄の目的は、車両表面に付着した汚れ
の除去にあるが、除去操作に伴い「洗車傷」という問題
がつきまとう。車両表面の汚れの主な物質は、泥、砂、
カーボン等であり、これらの物質の中には車両の塗装表
面より硬い物質も含まれている。このことは、ブラシ毛
の物理的衝撃により洗浄すると、車両の塗装表面に傷痕
を付けることを意味している。水、洗剤等で泥、砂など
を遊離させながらブラツシングするときでも、遊離した
泥、砂などは車両の塗装表面上で、ブラシ毛により物理
的に叩きつけられ、攪拌されるので、塗装表面に同様に
傷が付く恐れがあることに変わりはない。
【0004】そこで、織布あるいは不織布から構成され
た回転ブラシも例えば特開昭61ー261153号、実
開昭60ー63232号等により提案されている。すな
わち特開昭61ー261153号には、回転殻の周囲に
フエルト状の軟質材の短冊を取り付けた回転ブラシが示
されている。したがって、回転殻を回転駆動すると、軟
質材の短冊は遠心力で、従来の毛ブラシから構成されて
いる回転ブラシと同様に、半径外方に広がり洗浄するこ
とができる。また実開昭60ー63232号には、回転
軸の回りに吸水性の柔軟な円板を所定の間隔をおいて複
数枚取り付けた洗車用ローラが示されている。この洗車
用ローラによっても回転軸を駆動すると、同公報の第6
図に示されているように、円板の先端部が車両面に当た
って曲がった状態で洗浄することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の短冊状の回転ブ
ラシも、また円板製の洗車用ローラも洗車時に車両表面
に接触する材質は、柔軟な例えばフエルト材から形成さ
れているので、合成樹脂製のブラシ毛に比較すれば、洗
車時の塗装表面の保護はある程度期待できる。しかしな
がら、特開昭61ー261153号に記載されている回
転ブラシは、軟質材の短冊から構成されているとは言
え、遠心力で棒状に放射方向に広がらせ、適切な接触圧
で車体表面に接して洗浄するには、短冊にある程度の剛
性と重量とが必要である。そのため、車両表面では短冊
が叩くように接してから、拭くように接して洗浄が行わ
れる。このように叩くようにして接すると、前述と同様
に泥、砂を塗装面に強く擦り付け傷を付ける。また実開
昭60ー63232号に記載の円板状あるいは螺旋状の
拭き板も、車体表面では遠心力により叩くように接して
から、拭くように接して洗浄が行われるので、前記と同
様な問題がある。以上のような問題があるので、柔軟な
例えばフエルト材から形成されている回転ブラシは、実
用化されていないのが現状である。
【0006】また、回転ブラシは、洗車する部位により
部分的に摩耗することがあるが、従来の回転ブラシは摩
耗に対する対策が格別に取られていないので、摩耗して
いない部分を含め全体を交換しなければならならず、不
経済でもある。本発明は、上記した従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ある程度の剛性を有すると共に、洗
浄動作時において車両表面に接し始めるときの接触衝撃
を小さくして、泥、砂を塗装面に強く擦り付け傷を付け
る問題を解決し、また部分的な交換も可能な車両洗浄体
ユニットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、回転体の外周に取付けて回転ブラシを構
成するためのユニットであって、該ユニットは、柔軟な
材料から断面形状が鋸の歯状、パルス波形状、台形状等
の略波形形状に折曲げられ、一方の端部分が前記回転体
に取り付けられる取付部分に、そして他方の先端部分が
洗車時に車両の表面に接触させられる洗浄部分に選定さ
れ、前記洗浄部分には前記取付部分に向けて所定深さの
複数本の切込が入れられ、前記取付部の波形形状に折曲
げられた斜面部は、縫い込み、接着、溶着等で相互に密
着されている。請求項2記載の発明は、回転体の外周に
取付けて回転ブラシを構成するためのユニットであっ
て、該ユニットは、柔軟な材料から断面形状が鋸の歯
状、パルス波形状、台形状等の略波形形状に折曲げら
れ、一方の端部分が前記回転体に取り付けられる取付部
分に、そして他方の先端部分が洗車時に車両の表面に接
触させられる洗浄部分に選定され、前記洗浄部分には前
記取付部分に向けて所定深さの複数本の切込が入れら
れ、前記取付部の波形形状に折曲げられた斜面部は、縫
い込み、接着、溶着等で相互に密着され、前記中間部分
から先端部の洗浄部分に至る波形形状に折曲げられた斜
面部は、接続されて円盤状に形成されている。
【0008】
【作用】本発明は、上記のように構成されているので、
車両洗浄体ユニットの取付け部分を利用して回転体の周
りに取付け、回転ブラシを構成する。そして例えば門形
をした走行フレームに搭載する。柔軟な車両洗浄体ユニ
ットの洗浄部分、すなわち回転ブラシの切込が入れられ
ている洗浄部分が車両の表面に多少曲がって接触してい
る状態で、回転体を駆動し、従来の洗浄装置と同様にし
て車両の表面を洗浄する。このとき門型をした走行フレ
ームには、水、洗剤、ワックス等を噴射する各種ノズル
と共に、乾燥用のブロワ装置および制御装置等が必要に
応じて搭載された走行フレームを使用することができ
る。回転ブラシが摩耗したら、摩耗した車両洗浄体ユニ
ットを回転体から外し、新しい車両洗浄体ユニットと交
換する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
に係わる車両洗浄体ユニットの構成材料としては、柔軟
な材料例えば繊維質の布、不織布、紙状の化学繊維等が
あり、不織布としては長繊維不織布が適している。これ
らの材料としては、例えば旭化成(株)のエルタス(登
録商標)がある。このような材料からなる第1実施例に
係わる車両洗浄体ユニットU1は、図1の(イ)に示さ
れているように、長さLが940〜1560mm、幅W
が300〜500mmの略長方形をした1枚の例えば長
繊維不織布からなる素材1から構成されている。
【0010】素材1の短辺方向は、一方の端部分が洗浄
部分Sに選定され、他方の端部分は取付部分Tに、そし
て洗浄部分Sと取付部分Tとの間が中間部分Cに選定さ
れている。洗浄部分Sには、取付部分Tに向かって複数
本の切込2、2、…が80mm程度の深さに入れられて
いる。このような素材1に、洗浄部分Sから取付部分T
にかけて、鎖線が山部3、3、…に、そして1点鎖線が
谷部4、4、…になり、そして山部3から谷部4の斜面
部5、5、…の幅が約60mmになるように、連続した
波形に例えば図1の(ハ)に示されているように折曲げ
加工されている。なお、折曲げ形状は図1の(ニ)に示
されているよに、断面が略台形あるいはパルス形でもよ
い。しかしながら、後述するように、取付部分Tにおい
ては斜面部5、5、…は、相互に密着されるので、パル
ス形は崩れることになる。そして、取付部分Tにおいて
山部3、3、…と谷部4、4、…を押しつぶすように圧
縮して斜面部5、5、…を相互に密接させ、縫い込み、
溶着、あるいは接着等の手段で密着されてる。密着され
た取付部分Tには、図1の(ロ)に示されているよう
に、取付用の穴6、6が形成されている。
【0011】本実施例によると、車両洗浄体ユニットU
1は、取付部分Tは密着されているが、中間部分Cから
洗浄部分Sにかけて自由状態にあるので、素材1の復元
力で開き、図1の(ロ)に示されているように、取付部
分Tを要として、略扇形になる。このとき、素材1の幅
Wが300〜500mmで、長Lが940〜1560m
mであるので、洗浄部分Sの先端で斜面部5、5がなす
角度が約60度とすると、洗浄部分Sの先端の平面の円
弧長さは、470〜780mmとなる。すなわち半径が
300〜500、円弧長さが470〜780mmの扇形
の車両洗浄体ユニットU1が得られる。
【0012】このような車両洗浄体ユニットU1を複数
個用意し、図2に示されているように、回転体例えば直
形が100mm程度の塩化ビニールパイプ10の回り
に、取付け用の穴6、6を利用して丸小ネジで取付け固
定する。本実施例による車両洗浄体ユニットU1の1個
は、約1/4円であるので、塩化ビニールパイプ10の
周りに4個取り付けると円盤状になるが、このとき、車
両洗浄体ユニットU1、U1、…を回転体10の軸方向
にずらしながら螺旋状に取り付けることもできる。この
ようにして、複数段にわたって取付け、複数段に取り付
けたユニットU1、U1、…の合計の幅すなわち軸方向
の長さが、洗浄する車体に適した所定長さになるように
する。そしてユニットU1、U1、…同志の中間部分C
から洗浄部分Sの端部に位置する斜面部5’、5’、…
を互いに接着剤、縫い合わせ、溶着等の手段でつなぎ円
盤状に一体化する。そうすると、外径が約700〜11
00mmの回転ブラシBが得られる。
【0013】このように構成された回転ブラシBを、例
えば本出願人が特願平4ー204332号で提案してい
るような洗車装置に搭載して、図3に示されているよう
に、車両Jのトップ面、両サイド面等を従来の洗車ブラ
シと同様にして、例えば100〜200r・p.mで駆
動して洗浄する。すなわち回転ブラシBの先端部が10
0mm程度車両表面に押し当たり、多少曲がった状態で
洗車する。このとき噴射ノズルから水、洗剤等を車両表
面に噴射して洗浄できることは勿論である。
【0014】本実施例によると、色々な効果が得られ
る。例えば車両洗浄体ユニットU1から得られる回転ブ
ラシBの円周方向断面は、略波形に形成されているの
で、洗浄時に回転ブラシBが回転して車両の表面に接す
るとき、山部3、3、…あるいは谷部4、4、…が崩れ
るようにして接する。したがって、接触が始まるとき、
叩きつけるようにして車両Jの表面に接する衝撃が山部
3、3、…あるいは谷部4、4、…が崩れるときに吸収
され、車両表面に塗装面より硬い物質が付着していて
も、塗装面が痛むようなことがない。また回転ブラシ
は、柔軟な材料から構成されているが、波形に加工され
ているので、ある程度の剛性を有し、回転速度が遅くて
も洗浄に必要な接触圧が得られる。さらには、回転ブラ
シは、ユニットU1、U1、…の斜面部5、5、…が接
続されて、円盤状に形成されているので、タイヤハウジ
ング等の隙間にその先端部が入り込むようなこともな
い。また洗浄部Sには、複数本の切り込み2、2、…が
入れられているので、車両面への細やかな当たりと、柔
らかな接触が得られる。またユニットU1、U1、…を
塩ビパイプ10に螺旋状に取り付けられると、洗浄する
とき、車両洗浄体ユニットU1とユニットU1の間を他
のユニットU1が埋める形となり、前述の効果に加え
て、洗い残しが無くなる効果が得られる。回転ブラシB
は、幅方向の中央部分が車両表面に比較的強く接するの
で、中央部分が摩耗するが、本実施例によると、回転ブ
ラシBは車両洗浄体ユニットU1、U1、…から構成さ
れているので、摩耗した車両洗浄体ユニットU1のみ
を、新しいユニットU1と交換することができる。な
お、本実施例では、4個の車両洗浄体ユニットU1で、
円盤状に形成されているが、4個以外のユニットU1数
でも回転ブラシBを構成できることは明らかである。
【0015】次に、車両洗浄体ユニットの別の実施例
を、図4により説明する。本実施例によると、車両洗浄
体ユニットU2は、図1に示されている車両洗浄体ユニ
ットU1が、接合されて円盤状の車両洗浄体ユニットU
2が構成されている。すなわち4個の車両洗浄体ユニッ
トU1、U1、…が、取り付け部分Tを中心とし、隣合
う斜面部5’、5’、…の一部が接着剤、縫い合わせ等
の手段でつながれ一体化されている。本実施例の車両洗
浄体ユニットU2も、取り付け部分T、T、…を多少曲
げて、図2に示されているように、塩ビパイプ10に取
り付けて、回転ブラシを構成できることは明らかであ
る。本実施例によると、端部に位置する斜面5’、
5’、…が予め接合され、円盤状に形成されているの
で、現場で車両洗浄体ユニットU2を交換するとき斜面
5’、5’、…を接合する手間が省ける効果が得られ
る。
【0016】図5には、車両洗浄体ユニットU3のさら
に別の実施例が示されている。図4に示されている車両
洗浄体ユニットU2は、図1に示されている4個の車両
洗浄体ユニットU1から、円盤状のユニットU2が形成
されているが、本実施例によると、1枚の素材1’から
見かけ上の4個のユニットU1’、U1’、…が形成さ
れている。素材1’の短辺方向は、一方の端部分は、図
1に示されている実施例と同様に、洗浄部分Sに選定さ
れ、他方の端部分は取付部分Tに、そして洗浄部分Sと
取付部分Tとの間が中間部分Cに選定されている。素材
1’の取付部分Tには、洗浄部分Sに向かって所定深さ
の切込2’、2’、2’が入れられ、4個のユニットU
1’、U1’、…形成されている。また洗浄部分Sに
は、取付部分Tに向かって複数本の切り込み2、2、…
が80mm程度の深さに入れられている。
【0017】このような素材1’に、洗浄部分Sから取
付部分Tにかけて、鎖線が山部3、3、…に、そして1
点鎖線が谷部4、4、…になり、山部3から谷部4の斜
面部5、5、…の幅が約60mmになるように、連続し
た波形に例えば図1の(ハ)に示されているように折曲
げ加工されている。なお、折曲げ形状は図1の(ニ)に
示されているよに、断面が略台形あるいはパルス形でも
よい。そして、取付部分Tにおいて山部3、3、…と谷
部4、4、…を押しつぶすように圧縮して斜面部5、
5、…を相互に密接させ、縫い込み、溶着、あるいは接
着等の手段で密着されてる。密着された取付部分Tに
は、取付用の穴が形成されている。このようにして、図
5の(ロ)に示されているような、4個のユニットU
1’、U1’、…からなる1個の車両洗浄体ユニットU
3が形成されている。
【0018】本実施例による車両洗浄体ユニットU3
も、図2に示されているように、塩ビパイプ10に取り
付けて、回転ブラシを構成できることは明らかである。
取付に当たっては、4個のユニットU1’、U1’、…
を塩ビパイプ10の軸方向に順次ずらして、螺旋状に取
り付けることもできる。本実施例によっても、洗浄に関
しては前述の実施例と同様な効果が得られるが、本実施
例によると、車両洗浄体ユニットU3は、図5の(ロ)
に示されているように、平板状になっているので運搬、
保管等に便利である。なお、車両洗浄体ユニットU3の
端部に位置する斜面部5’、5’を接続して、図4に示
されているような円盤状の車両洗浄体ユニットにするこ
ともできる。このとき、車両洗浄体ユニットU3は、1
枚の素材1’から構成されているので、1ヶ所で斜面部
5’、5’を接続して円盤状の車両洗浄体ユニットを形
成することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、車両洗浄体ユニット
は、柔軟な材料から断面形状が鋸の歯状、パルス波形
状、台形状等の略波形形状に折曲げられて形成されてい
るので、これらのユニットを回転体に取り付けて回転ブ
ラシを構成して、車両を洗浄すると、回転ブラシは柔軟
な物質から構成されているにも拘らず、ある程度の剛性
があり、しかも洗車時に車両表面に接し始めるとき、波
形が変形するように作用する。この変形により、車両表
面に接するときの衝撃が吸収され、車両表面に塗装面よ
り硬い物質が付着していても、あるいは洗剤などで浮き
上がった状態になっていても、これらの物質を塗装面に
叩きつけ、擦り付けることはない。また車両洗浄体ユニ
ットの洗浄部分には取付部分に向けて所定深さの複数本
の切込が入れられているので、この切込が入れられてい
る部分が主として洗車時に車両の表面へ接触し、細やか
な当たりと、柔らかな接触が得られる。さらには、車両
洗浄体ユニットの一方の端部分は、回転体に取り付けら
れる取付部分に選定され、そして取付部分の波形形状に
折曲げられた斜面部は、縫い込み、接着、溶着等で相互
に密着されているので、回転体に簡単に取り付けること
ができる。したがって、車両洗浄体ユニットの部分的交
換も容易である。請求項2記載に発明は、車両洗浄体ユ
ニットが円盤状に形成されているので、上記発明と同様
な効果が得られ、円盤状に接合する手間が省ける効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両洗浄体ユニットの第1実施例を示す図で、
(イ)はその素材を示す平面図、(ロ)は車両洗浄体ユ
ニットの第1実施例を示す斜視図、(ハ)、(ニ)は第
1実施例の車両洗浄体ユニットの要部の、それぞれ異な
る例を示す断面図である。
【図2】車両洗浄体ユニットを塩ビパイプに取り付けた
状態を示す側面図である。
【図3】本実施例の車両洗浄体ユニットから構成された
回転ブラシで車両を洗浄している状態を模式的に示す正
面図である。
【図4】車両洗浄体ユニットの第2実施例を示す斜視図
である。
【図5】車両洗浄体ユニットの第3実施例を示す図で、
その(イ)その素材を示す平面図、(ロ)は車両洗浄体
ユニットの第3実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 切込 3 山部 4 谷部 5 斜面部 10 塩ビパイプ B 回転ブラシ C 中間部分 S 洗浄部分 T 取付部分 U1、U2、U3 車両洗浄体ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の外周に取付けて回転ブラシを構
    成するためのユニットであって、 該ユニットは、柔軟な材料から断面形状が鋸の歯状、パ
    ルス波形状、台形状等の略波形形状に折曲げられ、一方
    の端部分が前記回転体に取り付けられる取付部分に、そ
    して他方の先端部分が洗車時に車両の表面に接触させら
    れる洗浄部分に選定され、 前記洗浄部分には前記取付部分に向けて所定深さの複数
    本の切込が入れられ、 前記取付部の波形形状に折曲げられた斜面部は、縫い込
    み、接着、溶着等で相互に密着されていることを特徴と
    する、車両洗浄体ユニット。
  2. 【請求項2】 回転体の外周に取付けて回転ブラシを構
    成するためのユニットであって、 該ユニットは、柔軟な材料から断面形状が鋸の歯状、パ
    ルス波形状、台形状等の略波形形状に折曲げられ、一方
    の端部分が前記回転体に取り付けられる取付部分に、そ
    して他方の先端部分が洗車時に車両の表面に接触させら
    れる洗浄部分に選定され、 前記洗浄部分には前記取付部分に向けて所定深さの複数
    本の切込が入れられ、 前記取付部の波形形状に折曲げられた斜面部は、縫い込
    み、接着、溶着等で相互に密着され、 前記中間部分から先端部の洗浄部分に至る波形形状に折
    曲げられた斜面部は、接続されて円盤状に形成されてい
    る、車両洗浄体ユニット
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102086A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Yonezu Brush Kk 洗車用ブラシ

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JP2011102086A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Yonezu Brush Kk 洗車用ブラシ

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