JP3418959B2 - 車両洗浄装置の洗浄体 - Google Patents

車両洗浄装置の洗浄体

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JP3418959B2 JP2000149251A JP2000149251A JP3418959B2 JP 3418959 B2 JP3418959 B2 JP 3418959B2 JP 2000149251 A JP2000149251 A JP 2000149251A JP 2000149251 A JP2000149251 A JP 2000149251A JP 3418959 B2 JP3418959 B2 JP 3418959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、回転体に取り付け、車体の表面
に接触させて該車体の表面を洗浄する車両洗浄装置の洗
浄体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗車装置は、文献名を挙げるまでもなく
従来周知で、一般に次のように構成されている。すなわ
ち床面上に敷設された走行レール上を往復動する門形を
した走行フレームを主構成要素とし、この走行フレーム
にトップブラシ、サイドブラシ等の回転ブラシ類、水、
洗剤、ワックス等を噴射する各種ノズル、乾燥用のブロ
ワ装置、制御装置等が搭載されている。したがって、こ
れらの装置を使用して自動車の表面を自動的に洗浄する
とこができるが、特に回転ブラシを車体の表面に接触さ
せながら回転させ、車体の表面に付着している泥、砂等
を洗い落とすことができる。ところで、上記のような洗
車装置に設けられて、実施されている回転ブラシは、周
知のようにブラシ毛から構成されている。そしてブラシ
毛は一般にポリエチレン等の樹脂から形成されている。
このような合成樹脂製の回転ブラシは、色々な利点を有
し多年実用に供されている。例えば水分の吸着量が少な
く、必要以上に重量が増すこともなく、凍結の心配もな
い。さらにはブラシ毛の材質あるいは大きさ等を変え
て、引っ張り強度を調節することができ、洗車中にブラ
シ毛が車両の突起物等に引っかかったとき、引っかかっ
たブラシ毛のみが切れるようにして、車両の突起物を保
護し、また回転ブラシ装置自体に無理な力が作用するこ
とを避けることができる、等の利点がある。
【0003】しかしながら、ブラシ毛から構成されてい
る回転ブラシ装置にも、問題点はある。例えばブラシ毛
は、ポリエチレン等の軟質な樹脂から形成されてはいる
が、洗車中は回転力により遠心力が生じ、ブラシ毛の先
端部は車体の表面に打ち付けられ、この打付けられる物
理的な作用で洗浄されるので、泥、砂等を車両の塗装面
に擦り付けることになり、塗装面を痛めることがある。
本来車両の洗浄の目的は、車両表面に付着した汚れの除
去にあるが、除去操作にともない「洗車傷」という問題
がつきまとう。車両表面の汚れの主な物質は、泥、砂、
カーボン等であり、これらの物質の中には車両の塗装表
面より硬い物質も含まれている。このことは、ブラシ毛
の物理的衝撃により洗浄すると、車両の塗装表面に傷痕
を付けることを意味している。水、洗剤等で泥、砂など
を遊離させながらブラツシングするときでも、遊離した
泥、砂などは車両の塗装表面上で、ブラシ毛により物理
的に叩きつけられ、撹拌されるので、塗装表面に同様に
傷が付く恐れがあることに変わりはない。
【0004】そこで、織布あるいは不織布から構成され
た回転ブラシも例えば実開昭61ー177958号、実
開昭61ー181527号等により提案されている。実
開昭61ー177958号には、繊維シートに補強芯を
設けた洗車用ブラシが示されている。したがって、この
洗車用ブラシを回転駆動して車体の表面を洗車すること
ができる。また実開昭61ー181527号には、回転
軸の回りに取付具を介して柔軟なブラシ単体を複数枚取
り付けた洗車ブラシが示されている。この洗車ブラシに
よっても回転軸を駆動して洗車することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の洗車ブラシも、
洗浄体は織布あるいは不織布から形成されているので、
洗車時の塗装表面の保護はできる。しかしながら、問題
点もある。例えば、織布あるいは不織布は水を含む性質
があるので、洗車が進むにつれ、多量の洗浄水を含むよ
うになる。そうすると、重量が増しすなわち慣性が増
、車体表面に接するときの衝撃力あるいは打ち付ける
力も、洗浄水を含んで重量が増した分だけ大きくなるの
で、水を含む量により洗浄効果が変わり、洗浄効果が
均一になる問題がある。本発明は、上記した従来の問題
点に鑑みてなされたもので、洗浄効果が不均一になるの
を防ぎまた洗浄動作時において、泥、砂を塗装面に強
く擦り付け傷を付ける問題を解決した車両洗浄装置の洗
浄体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記目的を達成するために、回転体に取り付け、車
体の表面に接触させて該車体の表面を洗浄する洗浄体で
あって、前記洗浄体は、柔軟なから形成されていると
共に、前記回転体に取り付ける側の所定長さ部分は、合
成樹脂がコーテイングされている。請求項2に記載の発
明は、回転体に取り付け、車体の表面に接触させて該車
体の表面を洗浄する洗浄体であって、前記洗浄体は、柔
軟なから形成されていると共に、前記回転体に取り付
ける側の所定長さ部分は、合成樹脂が含浸されている。
【0007】
【作用】本発明は、上記のように構成されているので、
柔軟な洗浄体を回転体の周囲にに取付け、回転ブラシを
構成する。そして例えば門型をした走行フレームに搭載
し、柔軟な洗浄体の先端部が車両の表面に多少曲がって
接触する状態で、回転体を駆動し、従来の洗浄装置と同
様にして車両の表面を洗浄する。このとき門型をした走
行フレームには、水、洗剤、ワックス等を噴射する各種
ノズルと共に、乾燥用のブロワ装置および制御装置等が
必要に応じて搭載された走行フレームを使用することが
できる。
【0008】
【実施例】本発明の洗浄体は、以下に説明するように色
々な形で実施されるが、いずれにしても柔軟な材料から
形成される。柔軟な材料は例えば繊維質の布、不織布、
紙状の化学繊維等であり、不織布としては長繊維不織布
が適している。これらの材料としては、例えば旭化成
(株)のエルタス(登録商標)がある。
【0009】以下、本発明の第1実施例を図1〜5図に
より説明する。上記のような材質の洗浄体1は、図1の
(イ)に示されているように、長辺の長さLが600〜
1000mm、短辺の幅Wが約60mmの長方形をして
いる。そして両端部2、2には長手方向に深さが約80
mmの切り込み3、3、…が入れられている。洗浄体1
の略中央部には、取付穴4、4が設けられ、これらの取
付穴4、4を含んだ右半分は第1部分1A、左半分が第
2部分2Aとなっている。またこれらの穴4、4を中心
として所定長さの中央部分あるいは固定部側部分5は、
メラミン樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の合成樹脂
で処理されている。この合成樹脂処理は色々な形で実施
することができる。例えば固定部側部分5の両表面を、
合成樹脂がコーテイング処理することもできる。このと
きのコーテイングは、取付用の穴4、4の近くを厚く
し、先端部2、2に向かって順次薄くするのが望まし
い。剛性の変化が滑らかになるからである。また固定部
側部分5の片方の面だけを、コーテイング処理すること
もできる。さらにはコーテイングに代えて、前述したよ
うな樹脂を含浸されることもできる。このときも、含浸
量を長さ方向に変化を持たせることもできる。
【0010】洗浄体1を取り付けるための回転体は、本
実施例では塩化ビニール樹脂製のパイプすなわち塩ビパ
イプ10が適用され、その径は、約100mmに選定さ
れている。前述の洗浄体1は、複数個用意され、塩ビパ
イプ10の回りに、取付穴4、4に丸小ネジ11、11
を通してねじ込み固定する。このとき、図1の(ロ)に
示されているように、隣合う洗浄体1の固定部側部分
5、5が互いに接し、且つ図2に示されているように、
洗浄体1の第1部分1Aと、第2部分2Aの先端部は、
塩ビパイプ10の軸方向にずれるようにして固定する。
隣合う洗浄体1の固定部側部分5、5が互いに接するよ
うに取り付けることにより、洗浄体1の第1部分1A
と、第2部分2Aは互いに反発し、放射方向に略均一に
広がる。このようにして、塩ビパイプ10の軸の周りに
固定すると共に、軸方向に図3に示されているように、
隣合う洗浄体1ー1、1ー2、1ー3を円周方向にずらし
て、複数段にわたって取付け、複数段に取り付けた合計
の幅すなわち軸方向の長さが、洗浄する車体に適した所
定長さの回転ブラシ1Bを構成する。洗浄体1、1、…
を1列に取り付けた状態の平面図は、図1(ロ)に示さ
れている。なお、この図においては、片面のみに合成樹
脂のライニング層Jを施した例が示されている。
【0011】このようにして、外形が700〜1100
mmの上面ブラシ1BーU、側面ブラシ1BーS等を形
成する。そして例えば従来周知の門型をした走行フレー
ムあるいは本出願人が特願平4ー204332号で提案
した洗車装置に搭載して図4に示されているように、自
動車Vの上面、側面等を従来の洗車ブラシと同様にし
て、例えば100〜200r・p.mで駆動して洗浄す
る。すなわち洗浄体1の先端部が100mm程度車両表
面に押し当たり、多少曲がった状態で洗車する。なお、
このとき噴射ノズルから水、洗剤等を車両表面に噴射し
て洗浄できることは勿論である。
【0012】本実施例によると、色々な効果が得られ
る。例えば洗浄体1は、固定部側部分5は合成樹脂がコ
ーテイングあるいは含浸され、剛性が高められているの
で、洗浄体1、1…は、塩ビパイプ10に取り付けると
適当に広がり、洗浄体1は柔軟な材質あるいは材料から
形成されているが、洗車中に塩ビパイプ10にまつわり
つくようなことはない。また、塗装面を傷つけるような
ことはない。また、洗浄水を含み難いので、洗浄が進む
につれて重量が増すことを防止できる。したがって、洗
浄効果が変化することを防止できる。さらには洗浄体
1の合成樹脂処理されている部分は、滑りが良いので、
洗浄中にバックミラー等の突起物に洗浄体1、1…が当
たっても、突起物を破損することが防止される。また本
実施例によると先端部2、2が従来のブラシ毛のように
細くなっているので、車両面への細やかな当たりと、柔
らかな接触が得られる。
【0013】図1に示されている第1実施例の洗浄体1
は、その略中央部に取付穴4、4が形成され、その両側
が第1部分1Aと、第2部分2Aとなっていたが、取付
穴4、4を含んだ第1部分1Aあるいは第2部分2Aの
みでも同様に実施できる。その例が図5の(イ)に示さ
れている。すなわち洗浄体1’は、前述の実施例の洗浄
体1の約半分の長さで、取付穴4、4を含んだ第1部分
1Aから構成されている。固定部側部分5’は、同様に
合成樹脂処理されている。そして図5の(ロ)において
右半分で示されているように、取付穴4、4を利用し
て、丸小ネジ11、11で塩ビパイプ10に取り付けら
れ、回転ブラシ1B’が構成されている。第1実施例の
洗浄体1の別の取付方が図5の(ロ)の左方において示
されている。本取付け方法によると、洗浄体1は2枚重
ねて塩ビパイプ10に取り付けられ、回転ブラシ1
B’’が構成されている。このよううに重ねて取り付け
ると、前述した1枚の場合に比較して腰が強くなる。な
お、本変形例によっても洗浄の点では略同様な作用・効
果が得られることは明らかである。
【0014】次に図6〜8により、本発明の第2実施例
を説明する。なお、前述した第1実施例と同様な部材、
要素等には同じ参照符号を付けて重複説明はしない。図
6は、第2実施例の洗浄体20の展開図であるが、同図
に示されているように、第2実施例の洗浄体20は、第
1実施例の洗浄体1に比較して幅W’が約倍の120m
mである点で相違する。このように幅が倍になっている
ので、縦の中心線21で2つに折られている。この折り
程度は、洗浄体20を図7に示されているように、塩ビ
パイプ10に取り付けて回転ブラシ20Bを構成し、洗
車するとき、切り込み3、3、…の根元において山形に
開く程度に折られている。折り形は、図8の(イ)、
(ロ)に示されているように、斜面22、23がなす角
が鋭角になるように、あるいは斜面22’、23’が丸
みをもってつながるように折られている。
【0015】本実施例の洗浄体20も、前述した第1実
施例と同様に1重あるいは図7に示されているように、
2重にして塩ビパイプ10に取り付けて洗浄ブラシ20
Bが形成される。本実施例によっても第1実施例と同様
な作用効果が得られるが、本実施例によると洗浄体11
は、回転中に図8に示されている程度に開くように折ら
れているので、塩ビパイプ10に粗に取り付けても、外
周部では密になり、あるいは均一になり、滑らかな洗浄
ができる。また洗浄するとき、車体の表面には山形に折
られた斜面22、23、22’、23’から接触するこ
とになり、衝撃が吸収され、車体表面の泥、砂等を塗装
面に強く押しつけて傷を付けるようなこともない。また
洗車時の騒音も小さくなる。本実施例によると洗浄体1
1は、縦の中心線21で2つに折られているので、回転
ブラシ20Bで自動車の側面を洗車するとき、頂き2
1、21’が上側に位置するようにすると、泥、砂等が
回転ブラシ20Bに溜まることがない。なお、図には具
体的には示されていないが、洗浄体20は、取付穴4、
4を含む第1あるいは第2部分20Aのみでも、第1実
施例の図5に関して述べたように、洗浄ブラシ20Bを
構成できるることは明らかである。
【0016】次に、本発明の第3実施例を図9〜17図
により説明する。本実施例に係わる洗浄体30は、幅W
が300〜500mmの柔軟な材質が用いられ、固定部
側部分5’は、前述した実施例と同様に合成樹脂処理さ
れている。そして先端部2には切り込み3、3、…が入
れられている。また合成樹脂処理された略中央部には、
固定部側部分5の端部から所定深さFの切り込み36
が、後述する谷折り線に一致するように入れられてい
る。このような洗浄体30には、図9において1点鎖線
32、32、…が山32’、32’、…になり、そして
鎖線33、33、…が谷33’、33’、…になり、山
32’から谷33’までの深さが略60mmになるよう
に折り曲げられている。この状態は、図10に示されて
いる。合成樹脂処理された下端部分は、切込み36を挟
んで左右に分離され、図12に示されているように、右
方の取付部31ー1と、左方の取付部31ー2とが形成
されている。そしてこれ等の取付部31ー1、31ー2
は、折り曲げた部分が開かないように、例えば図13に
おいて鎖線37で示されているように、略U字型に縫い
つけられている。そして縫いつけられた内側に取付穴
4、4が明けられている。
【0017】上記のように構成された洗浄体30は、左
右の取付部31ー1、31ー2を内側に曲げて図14に
示されているように、塩ビパイプ10に丸小ネジ11、
11で固定して、4個の洗浄体30から1列目の洗浄ブ
ラシ30Bが構成される。塩ビパイプ10の径は約10
0mmであるから、洗浄ブラシ30Bの直径は、700
〜1100mmになる。本実施例の洗浄ブラシ30Bに
よっても、前述した第2実施例のようにして洗車できる
ことは明らかである。本実施例によると、洗浄体30の
左右の取付部31ー1、31ー2を内側に曲げて塩ビパ
イプ10に固定されているので、すなわち波型に折り曲
げた部分が開くようにして固定されているので、隣合う
洗浄体30、30の間隔が開くようなことはない。
【0018】第3実施例も、色々変形できる。例えば清
浄体30は、波型に折り曲げられるが、その形状は、図
11に示されているように、丸みを持たせることができ
る。なお、取付部31ー1、31ー2は、折り曲げた部
分が開かないように、縫いつけられるので、丸みは無く
なる。また洗浄ブラシ30Bの側縁の外周部31、31
は隣合う洗浄ブラシ30Bの外周部31、31に、接着
剤、縫い込み、溶着等で接続し、円盤状の洗浄ブラシ3
0B’とすることもできる。このように接続した洗浄ブ
ラシ30B’は図17に示されている。なお、図17に
は左右の取付部31ー1、31ー2が重ねられて塩ビパ
イプ10に丸小ネジ11、11で固定された例が示され
ている。また図15、16には、波型に折り曲げる他の
例が示されている。すなわち1点鎖線35、35が山に
なるように、そして鎖線36’、36’が谷になるよう
に折り曲げられているが、山も谷も所定幅の面を有し、
図16に示されているように、全体として台形あるいは
パルス波形に折り曲げた例が示されている。なお、パル
ス波形は、固定部側部分5’に向かって、上辺および下
辺は徐々に狭くなり、固定部側部分5’ではパルス波形
は崩れる。
【0019】次に第4実施例を図18〜図21より説明
する。本実施例によると、洗浄体40は、図18に示さ
れているように、略長方形をし、その長辺Lは300〜
500mmで、その両先端部2、2に切り込み3、3、
…が入れられている。そして中央部の固定部側部分5
は、前述した実施例と同様に合成樹脂処理されている。
このように構成されている洗浄体40は、切り込み3、
3、…が入れられている両端部が、端に位置するよう
に、渦巻状に巻かれ、そして固定部側部分5は図19に
示されているように、押しつぶされて所定長さの2本の
縫い込み線43、43で縫い込まれている。縫い込み線
43、43の内側に取付穴4、4が明けられている。こ
のようにして、直径が約70mm、長さが600mm〜
1000mmの洗浄体40が形成されている。
【0020】洗浄体40、40、…は、中央部で折り曲
げられ、取付穴4、4を利用して丸小ネジ11、11で
塩ビパイプ10に固定される。このとき洗浄体40、4
0、…は、1重に取り付けることもできるが、図20に
は2個重ねて固定して回転ブラシ40Bを構成した例が
示されている。本実施例によると、洗浄体40、40、
…は、断面が円形になるように卷かれているので、第2
実施例と同様な作用・効果が得られる。本実施例も色々
変形できる。例えば図18に示されている第1部分40
Aだけでも実施できる。このことは、前述した図5に
(イ)に関する説明からも明らかである。また図21に
示されているように、洗浄体40’を形成することもで
きる。すなわち渦巻状に巻く代わりに、洗浄体40’を
2つ折にして縫い込み線47で長手方向に中央部を所定
長さ縫い込み、縫い込み線47が中央に位置するように
して両サイドを、図19に関して説明したように、さら
に縫い込み、縫い込んだ内側に取付穴を形成する。本変
形例によっても同様な効果が得られることは明らかであ
る。
【0021】最後に図22〜27により本発明の第5実
施例を説明する。本実施例によると、5枚の素材50
S、S、…から洗浄体50が形成される。それぞれの素
材50Sには、前述の実施例の素材と同様に、柔軟な素
材が適用されている。そして先端部2には切り込み3、
3、が入れられ、固定側部分5’は同様に合成樹脂処理
されている。5枚の素材50S、S、…は、図22に示
されているように、重ねられた状態に配置され、下端部
から高さhの点において略中間部52で縫い込まれ、一
体化されている。また同じ位置において端部の素材50
Sに柔軟な材質の繋ぎ部材53が縫い込まれている。
【0022】このように、繋がれた素材50S、S、…
は、図23に示されているように、それぞれが渦巻状に
卷かれている。そして固定側部分5’の端部を矢印Y、
Y方向に圧接し、圧接した部分を図24に示されている
ように、略U字形の縫い込み線54に沿って縫い込み、
その内部に取付穴4、4が明けられている。このように
して、先端部の直径が約70mm、長さ300〜500
mmの洗浄体50が構成されている。このような洗浄体
50が8個用意され、一方の洗浄体50の繋ぎ部材53
を他方の洗浄体50の対応する部分に縫い込みにより接
続され、以下同様にして円盤状に接続される。そして取
付穴4、4により、塩ビパイプ10に固定され、図26
に示されているように、洗浄ブラシ50Bが形成されて
いる。本実施例による洗浄体50、50、…は、渦巻状
に卷かれているので、第3実施例と同様な作用を奏し、
同様な効果が得られることは明らかである。
【0023】本実施例も色々変形できる。例えば洗浄ブ
ラシ50Bを8個の洗浄体50、50、…から円盤状に
構成する代わりに、2個の洗浄体50、50を繋ぎ部材
53で接続し、これをユニットとして4個形成して、図
14に示されているように塩ビパイプ10に固定しても
よい。また前述の実施例では、固定側部分5’の端部を
矢印Y、Y方向に圧接したが、圧接部分を切り込み3、
3、…近くまで延ばすこともできる。すなわち固定側部
分5’と切り込み3、3、…の根元部との間の断面形状
を楕円形にすることもできる。
【0024】さらに、図27に示されているように、2
枚の素材50S’、50S’を重ね、重ねた素材50
S’、50S’の端部の一部が、他の素材50S’、5
0S’の端部に一部が重なるように配置する。そして縫
い込み線55、55で接続する。接続してから重ねた素
材50S’、50S’を矢印R1、R2方向にそれぞれ
広げると、重ねられた素材50S’、50S’は断面が
円形になる。したがって、前述の断面が渦巻状の円形の
洗浄体50と同様にして、固定側部分5’の端部を圧接
し、略U字形の縫い込み線に沿って縫い込み、その内部
に取付穴を明けて洗浄体50B’を構成する。本実施例
によっても、図19、21、23に示されている実施例
と同様な作用・効果が得られることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、回転体に取り付けられ
る洗浄体は、柔軟なから形成されていると共に、前記
回転体に取り付ける側の所定長さ部分は、合成樹脂がコ
ーテイングあるいは合成樹脂が含浸されているので、洗
浄水を含んで重量が増ことを防止でき、洗浄効果が
不均一になるのを防止でき、さらには車両の塗装面を痛
めることを防止できるという本発明に特有の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で、その(イ)は
洗浄体の第1実施例を示す平面図、(ロ)は洗浄体を塩
ビパイプに1列に取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】第1実施例の1個の洗浄体を塩ビパイプに取り
付けた状態を示す正面図である。
【図3】第1実施例の洗浄体を塩ビパイプに軸方向に取
り付けた部分的状態を示す展開図である。
【図4】第1実施例の洗浄ブラシを使用した洗車状態を
示す正面図である。
【図5】図5の(イ)は第1実施例の洗浄体の変形例を
示す平面図、(ロ)はその回転ブラシの一部と、他の固
定方とを示す側面図である。
【図6】本発明の洗浄体の第2実施例を示す平面図であ
る。
【図7】図6に示されている洗浄体で構成された回転ブ
ラシの一部を示す側面図である。
【図8】図7において、矢印方向8ー8で見た断面図
で、(イ)、(ロ)はそれぞれ異なる例を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の洗浄体の第3実施例を示す平面図であ
る。
【図10】第3実施例の洗浄体を折り曲げた状態で示す
図で、図14において矢印方向10ー10で見た断面図
ある。
【図11】第3実施例の洗浄体を折り曲げた他の状態を
示す図で、図14において矢印方向10ー10で見た図
に相当する他の断面図ある。
【図12】第3実施例の洗浄体を折り曲げた状態の平面
図である。
【図13】第3実施例の洗浄体を折り曲げた状態の側面
図である。
【図14】図9に示されている洗浄体で構成された回転
ブラシの側面図である。
【図15】本発明の洗浄体の第3実施例の変形例を示す
平面図である。
【図16】第3実施例の変形例の洗浄体を折り曲げた状
態で示す図で、図17において矢印方向16ー16で見
た図に相当する断面図ある。
【図17】第3実施例の洗浄体で構成された回転ブラシ
の側面図である。
【図18】本発明の洗浄体の第4実施例を示す平面図で
ある。
【図19】本発明の洗浄体の第4実施例の形成状態を示
す斜視図である。
【図20】図18に示されている洗浄体で構成された回
転ブラシの一部を示す側面図である。
【図21】本発明の洗浄体の第4実施例の変形例を示す
斜視図である。
【図22】本発明の洗浄体の第5実施例を示す斜視図で
ある。
【図23】本発明の洗浄体の第5実施例の形成状態を示
す斜視図である。
【図24】本発明の洗浄体の第5実施例の形成状態を示
す側面図である。
【図25】本発明の洗浄体の第5実施例の平面図であ
る。
【図26】本発明の洗浄体の第5実施例で構成された回
転ブラシを示す側面図である。
【図27】本発明の洗浄体の第5実施例の変形例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1、20、30、40、50 洗浄体 2、2 先端部 5、5’ 塩ビパイプ(回転
体)に固定される側 10 塩ビパイプ(回転
体) J 樹脂のライニング層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−87414(JP,A) 特開 平3−284453(JP,A) 特開 平4−228346(JP,A) 特開 平2−41471(JP,A) 特開 平3−99604(JP,A) 実開 昭61−181526(JP,U) 実開 昭60−125919(JP,U) 実開 昭59−132533(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06 A46B 7/10 A46D 1/00 B08B 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に取り付け、車体の表面に接触さ
    せて該車体の表面を洗浄する洗浄体であって、 前記洗浄体は、柔軟なから形成されていると共に、
    記回転体に取り付ける側の所定長さ部分は、合成樹脂が
    コーテイングされていることを特徴とする車両洗浄装置
    の洗浄体。
  2. 【請求項2】 回転体に取り付け、車体の表面に接触さ
    せて該車体の表面を洗浄する洗浄体であって、 前記洗浄体は、柔軟なから形成されていると共に、
    記回転体に取り付ける側の所定長さ部分は、合成樹脂が
    含浸されていることを特徴とする車両洗浄装置の洗浄
    体。
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