JPH0610665Y2 - コンデンサ素子の集合構造 - Google Patents

コンデンサ素子の集合構造

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JPH0610665Y2
JPH0610665Y2 JP8411988U JP8411988U JPH0610665Y2 JP H0610665 Y2 JPH0610665 Y2 JP H0610665Y2 JP 8411988 U JP8411988 U JP 8411988U JP 8411988 U JP8411988 U JP 8411988U JP H0610665 Y2 JPH0610665 Y2 JP H0610665Y2
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JP
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round
packing
capacitor element
capacitor elements
capacitor
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JP8411988U
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隆 村岡
一英 米光
敏雄 奈良
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はたとえばビル内、地下街あるいは地下鉄など
の防災対策の必要性の高い場所に設置されるキュービク
ルなどの電力設備にて使用されるガス絶縁コンデンサな
どに使用されるコンデンサ素子の集合構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来この種コンデンサ素子の集合構造としては、実開昭
63−61116号公報に記されたものが知られてい
る。
上記公報では、複数個の丸巻コンデンサ素子を直列接続
して絶縁筒に収納して丸巻コンデンサ素子の集合体であ
るコンデンサユニットを形成するものである。
また中空の巻芯が両端部のメタリコン部より突出した形
状の丸巻コンデンサ素子の複数個に筒状連結棒を挿通し
て、メタリコン部より突出した中空の巻芯をそれぞれの
丸巻コンデンサ素子間のスペーサとして使用して集合す
る構成のものも知られている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記公報の構成においては、使用する丸
巻コンデンサ素子の外径および/または長さが異なる場
合、内径および/または長さの異なる絶縁筒を準備して
おく必要があり、静電容量の異なる多種類のコンデンサ
ユニットの製造に対応しにくい恐れがあった。
また上記構造では、丸巻コンデンサ素子の集合時の応力
や、振動による機械的な衝撃力を吸収することがないの
で、それらによってメタリコン部にクラックが発生し、
絶縁特性の劣化や損失率の増大をまねいた。
この考案は上記の事情を考慮してなされたものであり、
容量の変更に対応しやすく、また歩留まりの低下を防止
することができるコンデンサ素子の集合構造を提供しよ
うとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段および作用 かくしてこの考案によれば、絶縁性材料からなる丸棒体
と、外形が円柱形状でその両端部にメタリコン部を有
し、かつ巻芯部に空洞を有する丸巻コンデンサ素子と、 中心部に丸棒体の外径より少許大なる直径の穴を具備
し、かつ丸巻コンデンサ素子の外径より小なる外径の弾
性を有するパッキングとからなり、複数個の丸巻コンデ
ンサ素子を、それぞれの空洞に丸棒体を挿入し、かつそ
れぞれの丸巻コンデンサ素子間にパッキングを介装して
集合したことを特徴とするコンデンサ素子の集合構造が
提供される。
したがって、パッキングが丸巻コンデンサ素子の集合時
の応力や振動による衝撃力を吸収するので、メタリコン
部にクラックが発生するのを防止する。
(ホ)実施例 以下この考案の実施例を図面にして詳述するが、この考
案は以下の実施例に限定されるものではない。
第1図において、1は丸巻コンデンサ素子、2は丸棒
体、3はパッキングである。
丸巻コンデンサ素子1は、いわゆるソフトコアタイプと
呼ばれるもので、たとえばポリエチレンテレフタレート
フィルムを多数回巻回して得られる実質上巻芯部となる
空洞を有する先巻部に、たとえばポリプロピレンフィル
ムからなる金属蒸着フィルム2枚を重ね合わせて多数回
巻回して円筒形状とし、得られた円筒形状体の両端部に
メタリコン部1aが形成してある。そしてそのメタリコ
ン部1aには結線のためのリード線1bがはんだ付けさ
れている。
丸棒体2は、絶縁性材料で丸巻コンデンサ素子1の空洞
の内径とほぼ同一またはその内径より少許小さい外径の
ものを使用する。また丸棒体2の長さは丸巻コンデンサ
素子1の集合数に対応して適宜決定すればよい。
パッキング3は所定厚みの弾性を有する円板で、その中
心部には丸棒体2の外径より少許大きい直径の穴が設け
られている。パッキング3の材料としては、NBR(ブ
タジエンアクリロニトリルゴム)やニトリルゴムなどが
好ましい。
それぞれの丸巻コンデンサ素子1は以下に説明するよう
にして集合される。
まず丸棒体2の一方の端部より適当な長さをあけた位置
にたとえばナット4を固定して下方端とし、そのナット
4に密着してパッキング3を取り付ける。つぎに1個の
丸巻コンデンサ素子1の空洞に丸棒体2を挿通しナット
4に密着したパッキング3に密着させる。つぎにパッキ
ング3を丸棒体2に挿通させ、丸棒体2に挿通された丸
巻コンデンサ素子1の上側のメタリコン部1aに密着さ
せて取り付ける。この後、丸巻コンデンサ素子1、パッ
キング3をこの順に丸棒体2に挿通し、所定の個数たと
えば4個を挿通した後、それぞれの丸巻コンデンサ素子
1とそれぞれのパッキング3との間に間隙ができないよ
うにしてパッキング3を介してナット4にて締め付け固
定する。この実施例ではそれぞれの丸巻コンデンサ素子
1は直列に接続されている。
このようにして得られた丸巻コンデンサ素子の集合体
は、第2図に示すように、たとえば三相用のガス絶縁コ
ンデンサにて使用されるものであってよい。第2図にお
いて、1相に対し4個の集合体がそれぞれ密着して略直
方体形状に集合され、並列に接続されてコンデンサユニ
ット11を形成している。それぞれの相のコンデンサユ
ニット11の下方端は星形結線の場合には中性点として
互いに接続されている。なお、図示しないがそれぞれの
コンデンサユニット11は、それぞれの丸棒体2の上下
端をシールドのためのチャネル形状の銅板にて連結固定
すればよい。そして下端の銅板はチャネル内面を上向き
にして用いれば、コンデンサ素子1の外面にメタリコン
処理時に付着した不要の亜鉛粒がコンデンサ素子1より
落下した際、受け皿として機能し不要の亜鉛粒の飛散を
防止する。
それぞれのコンデンサユニット11はその内底面に中性
点側接続の絶縁のための絶縁部材12が敷設された直方
体形状の容器13に収納されている。容器13の内側寸
法としては、その内壁面とコンデンサユニット11との
間が、印加される電圧によってきまる一定の絶縁距離離
間するものであればよい。容器13の上部には、容器1
3の幅方向に1列にブッシング14が立設され、それぞ
れのコンデンサユニット11の上方端がそれぞれのブッ
シング14に接続されている。このようにブッシング1
4が立設されていると、三相用のガス絶縁コンデンサが
2台あるいはそれ以上の台数並列接続される場合に、そ
れぞれの三相用ガス絶縁コンデンサの相互に対応するブ
ッシング同士を直線にて接続することが可能となる。
そして、容器13内にそれぞれのコンデンサユニット1
1が収納固定され脱気された後、たとえばSF6からな
る絶縁性ガスが加圧状態にて充填される。
上記したガス絶縁コンデンサにおいては、丸巻コンデン
サ素子間のリード線を同一電界内に収納できるため、い
くつかの集合体にてコンデンサユニット11を形成する
場合に、リード線の突起が絶縁上問題とならないので、
絶縁のための部材を準備する必要がなく経済的であり、
また組み立て工程が簡素化できる。
また丸棒体2によって集合された丸巻コンデンサ素子1
の集合体は、モールドコンデンサとして使用されてもよ
い。この場合、モールドする際にパッキング3によって
丸棒体2と巻芯部との間が密封されているので、巻芯部
からの空気がモールド樹脂に侵入せず、したがってモー
ルド樹脂内にボイドが発生せず耐圧特性を向上させるこ
とができる。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、複数個の丸巻コンデンサ素子を容易
に集合できるとともに、集合作業時に丸巻コンデンサ素
子に加わる応力や機械的な衝撃力をパッキングによって
緩和してメタリコン部にクラックが発生するのを防止す
ることができるコンデンサ素子の集合構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の構成を示す正面図、第2図
は実施例を用いた三相用ガス絶縁コンデンサの概略構成
を示す構成説明図である。 1……丸巻コンデンサ素子、 1a……メタリコン部、 2……丸棒体、3……パッキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性材料からなる丸棒体と、 外形が円柱形状でその両端部にメタリコン部を有し、か
    つ巻芯部に空洞を有する丸巻コンデンサ素子と、 中心部に丸棒体の外径より少許大なる直径の穴を具備
    し、かつ丸巻コンデンサ素子の外径より小なる外径の弾
    性を有するパッキングとからなり、 複数個の丸巻コンデンサ素子を、それぞれの空洞に丸棒
    体を挿入し、かつそれぞれの丸巻コンデンサ素子間にパ
    ッキングを介装して集合したことを特徴とするコンデン
    サ素子の集合構造。
JP8411988U 1988-06-25 1988-06-25 コンデンサ素子の集合構造 Expired - Lifetime JPH0610665Y2 (ja)

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JP8411988U JPH0610665Y2 (ja) 1988-06-25 1988-06-25 コンデンサ素子の集合構造
KR2019890008673U KR960002437Y1 (ko) 1988-06-25 1989-06-23 3상용 가스절연콘덴서

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JP8411988U JPH0610665Y2 (ja) 1988-06-25 1988-06-25 コンデンサ素子の集合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH028024U JPH028024U (ja) 1990-01-18
JPH0610665Y2 true JPH0610665Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=31308819

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