JPH0338816Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338816Y2 JPH0338816Y2 JP13831984U JP13831984U JPH0338816Y2 JP H0338816 Y2 JPH0338816 Y2 JP H0338816Y2 JP 13831984 U JP13831984 U JP 13831984U JP 13831984 U JP13831984 U JP 13831984U JP H0338816 Y2 JPH0338816 Y2 JP H0338816Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- winding
- wound
- coil
- voltage
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 18
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 29
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 3
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 3
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 3
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガス絶縁変圧器等のように小形化され
た高電圧小容量変圧器において、高圧線輪の並置
巻線輪を用いた場合のインパルス耐圧性能向上を
目的とする。
た高電圧小容量変圧器において、高圧線輪の並置
巻線輪を用いた場合のインパルス耐圧性能向上を
目的とする。
この種変圧器の高圧線輪として、細い電線を複
数本並列に用いる場合がある。このとき、複数本
の細い電線をまとめて巻回しターン数の多い高圧
線輪を形成することは作業上きわめて困難であ
り、このため電線並列本数を2分割して巻回し並
置巻とする。
数本並列に用いる場合がある。このとき、複数本
の細い電線をまとめて巻回しターン数の多い高圧
線輪を形成することは作業上きわめて困難であ
り、このため電線並列本数を2分割して巻回し並
置巻とする。
第1図は並置巻線輪の従来の構造例を模式的に
示す断面図で、線輪ブロツク1,2は巻始め電位
固定板3に各巻始め端1a,2aを接続し、かつ
これを巻形として左右対称に巻回して構成する。
すなわち、巻始め電位固定板3にプラスチツクフ
イルムを所定の厚さに巻きつけて絶縁層4を形成
し、その中央に粘着テープを巻回して基部5を設
ける。次いで、各巻始め端1a,2aを巻始め電
位固定板3に接続して、基部の両端から線輪ブロ
ツク1,2を互いに逆方向に巻きながら反対方向
に巻き進む。
示す断面図で、線輪ブロツク1,2は巻始め電位
固定板3に各巻始め端1a,2aを接続し、かつ
これを巻形として左右対称に巻回して構成する。
すなわち、巻始め電位固定板3にプラスチツクフ
イルムを所定の厚さに巻きつけて絶縁層4を形成
し、その中央に粘着テープを巻回して基部5を設
ける。次いで、各巻始め端1a,2aを巻始め電
位固定板3に接続して、基部の両端から線輪ブロ
ツク1,2を互いに逆方向に巻きながら反対方向
に巻き進む。
このようにして第1層を左右対称に巻回したの
ち、層間絶縁層6および基部5を設けて巻き戻
り、第2層を形成する。かくして所定層数を巻回
し、再び絶縁層4を設けた上に巻終り電位固定板
7を設け、これに各巻終り端1b,2bを接続し
て巻線が完了し、線輪ブロツク1,2よりなる並
置巻高圧線輪が得られる。すなわち、線輪ブロツ
ク1,2は共通の層に互いに同一巻数の反対巻方
向のコイルがそれぞれ反対方向に巻かれており、
各層ごとに基部5の両端は同一巻数(同一電位)
となる。
ち、層間絶縁層6および基部5を設けて巻き戻
り、第2層を形成する。かくして所定層数を巻回
し、再び絶縁層4を設けた上に巻終り電位固定板
7を設け、これに各巻終り端1b,2bを接続し
て巻線が完了し、線輪ブロツク1,2よりなる並
置巻高圧線輪が得られる。すなわち、線輪ブロツ
ク1,2は共通の層に互いに同一巻数の反対巻方
向のコイルがそれぞれ反対方向に巻かれており、
各層ごとに基部5の両端は同一巻数(同一電位)
となる。
第2図はこのようにして完成した並置巻高圧線
輪の等価回路を示し、線輪ブロツク1,2は左右
対称に巻かれているため、層ごとのインダクタン
スは互いにほぼ等しい。しかし、各線輪ブロツク
の層間静電容量Cpおよび各層ごとの線輪ブロツ
ク間の静電容量Csは、層間の位置ずれ、および絶
縁層を形成するプラスチツクフイルムの巻厚が場
所により波うつて変化する等のことによつて、わ
ずかながら不均衡となるおそれがある。
輪の等価回路を示し、線輪ブロツク1,2は左右
対称に巻かれているため、層ごとのインダクタン
スは互いにほぼ等しい。しかし、各線輪ブロツク
の層間静電容量Cpおよび各層ごとの線輪ブロツ
ク間の静電容量Csは、層間の位置ずれ、および絶
縁層を形成するプラスチツクフイルムの巻厚が場
所により波うつて変化する等のことによつて、わ
ずかながら不均衡となるおそれがある。
上述したように、線輪ブロツク1,2は各層の
基部5の両側でそれぞれ同一巻数であり、起電力
は同一であるが、上記の静電容量の不均衡により
電位差が生じ、さらに層数がきわめて多いため、
この電位差は積算され、特にパルス成分を含む高
電圧が高圧線輪に生じた場合、中間層の基部両端
に過大な電位差が加わる可能性がある。
基部5の両側でそれぞれ同一巻数であり、起電力
は同一であるが、上記の静電容量の不均衡により
電位差が生じ、さらに層数がきわめて多いため、
この電位差は積算され、特にパルス成分を含む高
電圧が高圧線輪に生じた場合、中間層の基部両端
に過大な電位差が加わる可能性がある。
その結果、線輪ブロツク間で絶縁破壊や部分放
電等が生じ、巻線の絶縁被覆あるいは層間絶縁の
プラスチツクフイルムに損傷を与え、巻線間短絡
や、層間短絡等の重大な故障に進むおそれがあ
る。
電等が生じ、巻線の絶縁被覆あるいは層間絶縁の
プラスチツクフイルムに損傷を与え、巻線間短絡
や、層間短絡等の重大な故障に進むおそれがあ
る。
本考案はこの欠点を解消するためになされたも
ので、以下実施例について説明する。
ので、以下実施例について説明する。
第3図において、任意の層すなわち第n層の基
部5の両端における線輪ブロツク1,2の各巻線
の第(n+1)層への立上部分または第(n−
1)層への立下り部分を、リード線あるいは接続
バー等よりなる接続手段8により互いに共通に接
続する。この層(第n層)は高圧線輪の層数によ
り選定し、1層ないし適宜複数層で行なう。なお
同図では、第2層の立上り部分を共通接続した場
合を示す。このようにすれば、線輪ブロツク1,
2はある同一巻数の部分で互いに接続され、それ
まで蓄積された静電容量の不均衡による電位差を
なくし、電位差が上述した線輪ブロツク間の絶縁
破壊や部分放電等にまで進むおそれを解消するこ
とができる。
部5の両端における線輪ブロツク1,2の各巻線
の第(n+1)層への立上部分または第(n−
1)層への立下り部分を、リード線あるいは接続
バー等よりなる接続手段8により互いに共通に接
続する。この層(第n層)は高圧線輪の層数によ
り選定し、1層ないし適宜複数層で行なう。なお
同図では、第2層の立上り部分を共通接続した場
合を示す。このようにすれば、線輪ブロツク1,
2はある同一巻数の部分で互いに接続され、それ
まで蓄積された静電容量の不均衡による電位差を
なくし、電位差が上述した線輪ブロツク間の絶縁
破壊や部分放電等にまで進むおそれを解消するこ
とができる。
すなわち、並置巻高圧線輪は、線輪ブロツク
1,2の適宜同一巻数部分を共通接続して同電位
とすることにより、静電容量の左右不均衡による
電位差をなくすることができる。本考案はその接
続部分として層中央の立上り部分(または立下り
部分)を選んだものであり、これにより線輪ブロ
ツク1,2の同一巻数部分をきわめて容易に共通
接続することができる。なお、この場合の等価回
路を第4図に示す。
1,2の適宜同一巻数部分を共通接続して同電位
とすることにより、静電容量の左右不均衡による
電位差をなくすることができる。本考案はその接
続部分として層中央の立上り部分(または立下り
部分)を選んだものであり、これにより線輪ブロ
ツク1,2の同一巻数部分をきわめて容易に共通
接続することができる。なお、この場合の等価回
路を第4図に示す。
以上説明したように、本考案によるときは並置
巻高圧線輪における線輪ブロツク間および層間の
静電容量不均衡による電位差の蓄積を防止するこ
とができ、高電圧小容量の変圧器、特に小型化さ
れたガス絶縁変圧器に適用して効果を得ることが
できる。
巻高圧線輪における線輪ブロツク間および層間の
静電容量不均衡による電位差の蓄積を防止するこ
とができ、高電圧小容量の変圧器、特に小型化さ
れたガス絶縁変圧器に適用して効果を得ることが
できる。
第1図は従来の並置巻高圧線輪の断面図、第2
図はその等価回路図、第3図は本考案の実施例を
示す模式断面図、第4図はその等価回路図であ
る。 1,2……線輪ブロツク、5……基部、8……
接続手段。
図はその等価回路図、第3図は本考案の実施例を
示す模式断面図、第4図はその等価回路図であ
る。 1,2……線輪ブロツク、5……基部、8……
接続手段。
Claims (1)
- 並置巻高圧線輪を備えた変圧器において、少な
くとも第n層の中央において左右の巻線の第(n
+1)層への立上り部分または第(n−1)層へ
の立下り部分を共通に接続したことを特徴とする
変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13831984U JPH0338816Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13831984U JPH0338816Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153920U JPS6153920U (ja) | 1986-04-11 |
JPH0338816Y2 true JPH0338816Y2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=30696711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13831984U Expired JPH0338816Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338816Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP13831984U patent/JPH0338816Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6153920U (ja) | 1986-04-11 |
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