JPH06106361A - 電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置 - Google Patents
電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置Info
- Publication number
- JPH06106361A JPH06106361A JP4253331A JP25333192A JPH06106361A JP H06106361 A JPH06106361 A JP H06106361A JP 4253331 A JP4253331 A JP 4253331A JP 25333192 A JP25333192 A JP 25333192A JP H06106361 A JPH06106361 A JP H06106361A
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- JP
- Japan
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- electrolytic capacitors
- electrolytic capacitor
- welding machine
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- electrolytic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流電源を平滑する電解コンデンサを有する
電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置において、電解
コンデンサの内部温度を低下させ、平滑用電解コンデン
サの小形化・長寿命化を図り、電源装置の小形化・低価
格化を実現する。 【構成】 電解コンデンサの端子部に放熱板を備え、あ
るいは複数個の電解コンデンサを接続する接続板に放熱
効果を持たせ電解コンデンサの内部温度を低下させる。
電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置において、電解
コンデンサの内部温度を低下させ、平滑用電解コンデン
サの小形化・長寿命化を図り、電源装置の小形化・低価
格化を実現する。 【構成】 電解コンデンサの端子部に放熱板を備え、あ
るいは複数個の電解コンデンサを接続する接続板に放熱
効果を持たせ電解コンデンサの内部温度を低下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源を平滑する電
解コンデンサを有する電解コンデンサ内蔵型溶接機の電
源装置に関する。
解コンデンサを有する電解コンデンサ内蔵型溶接機の電
源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電解コンデンサ内蔵型溶接機の電
源装置において、回路部品の自己発熱を低減し、信頼性
を向上するとともに小型、低コスト化が求められてい
る。
源装置において、回路部品の自己発熱を低減し、信頼性
を向上するとともに小型、低コスト化が求められてい
る。
【0003】従来例として実開平3−18973号公報
に示すように、熱伝導性板上にインバータ回路を構成す
るスイッチング素子等をユニット化し、放熱板上に載設
して放熱効果を向上させるものがある。しかし、平滑用
電解コンデンサの自己発熱を低減する構成のものはなか
った。
に示すように、熱伝導性板上にインバータ回路を構成す
るスイッチング素子等をユニット化し、放熱板上に載設
して放熱効果を向上させるものがある。しかし、平滑用
電解コンデンサの自己発熱を低減する構成のものはなか
った。
【0004】以下、従来の電解コンデンサ内蔵型溶接機
の電源装置について図2および図3を参照しながら説明
する。図2に示すように、電解コンデンサ1a、1bは
接続板2a、2bによって並列に接続されている。
の電源装置について図2および図3を参照しながら説明
する。図2に示すように、電解コンデンサ1a、1bは
接続板2a、2bによって並列に接続されている。
【0005】図3は電解コンデンサ1a、1bを使用し
たインバータ溶接機の一例であり、その電源装置は交流
入力を整流するダイオード3、トランジスタ5a、5
b、5c、5d、および変圧器6よりなるインバータ回
路4で構成されている。
たインバータ溶接機の一例であり、その電源装置は交流
入力を整流するダイオード3、トランジスタ5a、5
b、5c、5d、および変圧器6よりなるインバータ回
路4で構成されている。
【0006】図3において、インバータ回路4が駆動し
たとき、電解コンデンサ1a、1bにはインバータ回路
4のスイッチング動作によるスイッチング電流および商
用リップル電流が流れ、電解コンデンサ1a、1bに
は、次式で示されるエネルギー損失Wが発生する。
たとき、電解コンデンサ1a、1bにはインバータ回路
4のスイッチング動作によるスイッチング電流および商
用リップル電流が流れ、電解コンデンサ1a、1bに
は、次式で示されるエネルギー損失Wが発生する。
【0007】W= I A C2 ・R+V・I D C W : 電解コンデンサのエネルギー損失 I A C: 電解コンデンサのリップル電流 R : 電解コンデンサの内部抵抗 I D C: 電解コンデンサの直流漏れ電流 V : 電解コンデンサ印加された直流電圧 このエネルギー損失は電解コンデンサ1a、1bの内部
温度を上昇させ、漏れ電流を増加させ、静電容量の低
下、損失角正接(tanδ)の増加につながり電解コン
デンサ1a、1bを寿命短化に至らしめる。
温度を上昇させ、漏れ電流を増加させ、静電容量の低
下、損失角正接(tanδ)の増加につながり電解コン
デンサ1a、1bを寿命短化に至らしめる。
【0008】一般的に電解コンデンサの寿命L2は10
℃2倍速で表わされ、次式にて示される。
℃2倍速で表わされ、次式にて示される。
【0009】L2= L1×2(T1-T2)/10 L2 : 温度T2℃における寿命 L1 : 温度T1℃における寿命 T1 : L1を算定する電解コンデンサの温度 T2 : 電解コンデンサの自己発熱+周囲温度 すなわち、電解コンデンサの寿命は自己発熱を低下させ
ることにより伸ばすことができる。
ることにより伸ばすことができる。
【0010】図2において、電解コンデンサ1a、1b
は接続板2a、2bあるいは配線材料にて電気的に接続
するためだけに接続され、接続板も接続用ねじが取り付
けられ、かつ、通電電流にのみ耐え得るように設計され
ていた。
は接続板2a、2bあるいは配線材料にて電気的に接続
するためだけに接続され、接続板も接続用ねじが取り付
けられ、かつ、通電電流にのみ耐え得るように設計され
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、冷却扇などにより電解コンデンサ1a、1bを
表面より冷却した場合でも、電解コンデンサ1a、1b
の内部発熱を十分に下げきれず、必要とする寿命を確保
するためには、自己発熱の小さい、より大形の電解コン
デンサを使用する必要があり、電源装置の小形化を妨
げ、また価格的にも高くなるという欠点を有していた。
成では、冷却扇などにより電解コンデンサ1a、1bを
表面より冷却した場合でも、電解コンデンサ1a、1b
の内部発熱を十分に下げきれず、必要とする寿命を確保
するためには、自己発熱の小さい、より大形の電解コン
デンサを使用する必要があり、電源装置の小形化を妨
げ、また価格的にも高くなるという欠点を有していた。
【0012】本発明は電解コンデンサの自己発熱を低減
し、電源装置の小形・低コストを図ることを目的とす
る。
し、電源装置の小形・低コストを図ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、電解コンデンサの端子部に放熱板を取り付
け、あるいは複数個の電解コンデンサを接続する接続板
を大形化し放熱効果を得ようとするものである。
本発明は、電解コンデンサの端子部に放熱板を取り付
け、あるいは複数個の電解コンデンサを接続する接続板
を大形化し放熱効果を得ようとするものである。
【0014】
【作用】上記構成において、本発明の電解コンデンサの
内部素子および電解液の発熱は電解コンデンサ本体から
の放熱だけでなく、接続された放熱板を介して放熱さ
れ、電解コンデンサの内部温度をより低下させることに
なる。
内部素子および電解液の発熱は電解コンデンサ本体から
の放熱だけでなく、接続された放熱板を介して放熱さ
れ、電解コンデンサの内部温度をより低下させることに
なる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例について図1を参照しなが
ら説明する。なお、従来例で説明したものと同一構成部
材には同一番号を用いる。
ら説明する。なお、従来例で説明したものと同一構成部
材には同一番号を用いる。
【0016】図1に示すように電解コンデンサ1a、1
bは接続板兼放熱板7a、7bにより接続されている。
前記接続板兼放熱板7a、7bは厚さ4mm、長さ10
0mm、高さ50mm、接続幅23mmのアルミ板を用
いた。
bは接続板兼放熱板7a、7bにより接続されている。
前記接続板兼放熱板7a、7bは厚さ4mm、長さ10
0mm、高さ50mm、接続幅23mmのアルミ板を用
いた。
【0017】インバータ溶接電源装置に、図1の接続板
兼放熱板7a、7bを用いた電解コンデンサ、図2の従
来の接続板2a、2bを用いた電解コンデンサの温度上
昇実験値を比較すると、図1に示す接続板兼放熱板7
a、7bを取り付けた電解コンデンサが、図2に示す電
気的にのみ接続することを目的とした電解コンデンサに
くらべ内部温度を5℃低下することができた。すなわ
ち、図1の示す接続板兼放熱板7a、7bを使用するこ
とにより、図2に示す電気的接続を目的とした構成にく
らべ約1.5倍の寿命を得られたことになる。
兼放熱板7a、7bを用いた電解コンデンサ、図2の従
来の接続板2a、2bを用いた電解コンデンサの温度上
昇実験値を比較すると、図1に示す接続板兼放熱板7
a、7bを取り付けた電解コンデンサが、図2に示す電
気的にのみ接続することを目的とした電解コンデンサに
くらべ内部温度を5℃低下することができた。すなわ
ち、図1の示す接続板兼放熱板7a、7bを使用するこ
とにより、図2に示す電気的接続を目的とした構成にく
らべ約1.5倍の寿命を得られたことになる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、電解コンデンサの端子部に放熱板を接続するこ
とにより、電解コンデンサの寿命を著しく延ばすことが
でき、電源装置の小形化・低コスト化を図ることができ
る。
よれば、電解コンデンサの端子部に放熱板を接続するこ
とにより、電解コンデンサの寿命を著しく延ばすことが
でき、電源装置の小形化・低コスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電解コンデンサ内蔵型溶接
機の電源装置の斜視図。
機の電源装置の斜視図。
【図2】従来例の電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装
置の斜視図。
置の斜視図。
【図3】電解コンデンサを使用したインバータ溶接機の
電源装置の回路図。
電源装置の回路図。
1a、1b 電解コンデンサ 7a、7b 接続板兼放熱板
Claims (2)
- 【請求項1】直流電源を平滑する電解コンデンサ端子部
に放熱板を備えた電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装
置。 - 【請求項2】直流電源を平滑する複数の電解コンデンサ
を並列あるいは直列に接続する接続板に電解コンデンサ
の放熱効果を持たせた電解コンデンサ内蔵型溶接機の電
源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253331A JPH06106361A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253331A JPH06106361A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106361A true JPH06106361A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17249827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4253331A Pending JPH06106361A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 電解コンデンサ内蔵型溶接機の電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06106361A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009124073A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Mitsubishi Electric Corp | 電力貯蔵デバイスセルおよび電力貯蔵デバイスモジュール |
JP2009245730A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | West Japan Railway Co | 電池接続具 |
JP2011515847A (ja) * | 2008-03-20 | 2011-05-19 | セレム パッシブ コンポーネンツ リミテッド | 側面伝導冷却型高出力コンデンサ |
JP2012155948A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 組電池用バスバー及びバスバーモジュール |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4253331A patent/JPH06106361A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009124073A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Mitsubishi Electric Corp | 電力貯蔵デバイスセルおよび電力貯蔵デバイスモジュール |
JP2011515847A (ja) * | 2008-03-20 | 2011-05-19 | セレム パッシブ コンポーネンツ リミテッド | 側面伝導冷却型高出力コンデンサ |
JP2009245730A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | West Japan Railway Co | 電池接続具 |
JP2012155948A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 組電池用バスバー及びバスバーモジュール |
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