JPH06105905A - 重炭酸配合液及びその収容容器 - Google Patents

重炭酸配合液及びその収容容器

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JPH06105905A
JPH06105905A JP5073148A JP7314893A JPH06105905A JP H06105905 A JPH06105905 A JP H06105905A JP 5073148 A JP5073148 A JP 5073148A JP 7314893 A JP7314893 A JP 7314893A JP H06105905 A JPH06105905 A JP H06105905A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、少なくとも2室を有する通気性プラ
スチック容器に血液アルカリ化剤としての重炭酸溶液
と、Caイオン又はこれとMgイオンとを含む電解質溶
液とが別々に収容され、更に還元糖が必要に応じ上記電
解質溶液と同室に収容されるか又は上記各室とは別個の
第3室に収容され、上記容器がガスバリア性を有する包
装材で包装され且つ上記容器と包装材との空間部が炭酸
ガスを含む雰囲気とされる重炭酸配合液収容容器を提供
する。 【効果】本発明容器に収容された重炭酸配合液は、経時
的沈殿析出や還元糖の分解、着色がなく、液pHの上昇
や配合液自体の商品価値の消失を回避し、また直接血管
内に注入しても血液の組成に大きな変動を与えず、輸
液、人工腎臓用灌流液、濾過型人工腎臓用補充液、腹膜
透析液等として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重炭酸配合液収容容器、
より詳しくは血液アルカリ化剤として重炭酸イオン(H
CO3 -)のみを利用した輸液、人工腎臓用灌流液、濾
過型人工腎臓用補充液、腹膜透析液等の重炭酸配合液を
収容した容器、殊にガスバリア性を有する包装材で包装
され、容器と包装材との空間部が炭酸ガス雰囲気とされ
ている通気性プラスチック容器、及び上記重炭酸配合液
に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来より、体液補正に用いられ
てきている乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液、人工腎臓
用灌流液、濾過型人工腎臓用補充液、腹膜透析液等に
は、専ら乳酸及び酢酸が血液アルカリ化剤(血液の緩衝
剤)として配合されている。これは乳酸塩や酢酸塩が体
内で重炭酸にまで代謝されて緩衝作用を発揮するためで
ある。しかるに、肝障害、糖尿病、外科侵襲時等の大手
術時の代謝異常のある患者に、上記乳酸塩や酢酸塩を含
む液を用いると、血圧降下や気分不良等が発生しやすい
不利があり、その使用には慎重な配慮が要求される。
【0003】一方、上記血液アルカリ化剤として乳酸塩
等の代りに重炭酸を利用した液も、人工腎臓用透析灌流
液や補充液として、一部市販され、また研究されている
(例えば特開昭61−22865号参照)。しかしなが
ら、之等の液は、いずれもその沈殿生成や配合還元糖の
分解による着色を防止する観点から、2剤に分割され2
つの容器に別々に収容されている。かかる製剤は、その
使用時に繁雑な無菌的混合操作を必要とすることは勿論
のこと、その混合時にはなお細菌汚染のおそれを回避で
きない。また該液のpHの調整のために乳酸や酢酸等の
有機酸の配合を余儀なくされている現状にあり、いまだ
血液アルカリ化剤として重炭酸塩を単独で用い、有機酸
塩を含まないこの種の輸液、人工腎臓用灌流液、補充液
等は開発されておらず、かかる液の研究、開発が当業界
で強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的は
当業界で要望されている、有機酸塩を含まない重炭酸配
合液を提供することにある。
【0005】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ねた結果、重炭酸配合液組成の選択と共に該液を収容す
る容器を特定のものとし且つこれを特定手段により包装
しておく時には、上記目的に合致する配合液が得られ、
しかもこれは経時的な組成変化等が起こらず、長期間保
存によっても安定であることを見出だし、ここに本発明
を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明によれば、少なくとも2室を
有する通気性プラスチック容器に血液アルカリ化剤とし
ての重炭酸溶液と、カルシウムイオン又はこれとマグネ
シウムイオンとを含む電解質溶液とが別々に収容されて
おり、更に還元糖が必要に応じて上記電解質溶液と同室
に収容されているか又は上記各室とは別個の第3室に収
容されており、上記容器がガスバリア性を有する包装材
で包装され且つ上記容器と包装材との空間部が炭酸ガス
を含むガス雰囲気とされていることを特徴とする重炭酸
配合液収容容器が提供される。
【0007】また本発明によれば、上記プラスチック容
器に収容された重炭酸配合液が用時混合によって下記組
成及びpHとなるものである重炭酸配合液を収容した容
器、及び上記重炭酸配合液が提供される。
【0008】 ナトリウムイオン 50〜150mEq/l カリウムイオン 0〜25mEq/l カルシウムイオン 2〜5mEq/l マグネシウムイオン 0〜3mEq/l 塩素イオン 40〜150mEq/l 重炭酸イオン 20〜40mEq/l 還元糖 0〜30w/v% pH 7.0〜7.5 本発明の容器に収容した重炭酸配合液は、血液アルカリ
化剤として重炭酸を利用し、乳酸や酢酸等の有機酸を含
まない点より、之等有機酸の利用による弊害の心配はな
く、しかもこれは直接血管内に注入しても血液の組成に
大きな変動を与えない利点がある。
【0009】また、本発明によれば、重炭酸溶液と、カ
ルシウムイオン又はこれとマグネシウムイオンとを含む
電解質溶液とは、別々の2室に収容されているため、経
時的に炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムの沈殿が析出
する心配はなく、更に還元糖も上記重炭酸溶液とは別室
に収容しているため、これが重炭酸溶液の高いpHによ
って分解して着色するおそれもない。
【0010】更に、本発明では上記重炭酸配合液を通気
性容器に収容すると共に、該容器をガスバリアー性を有
する包装材で包装し且つ上記容器と包装材との空間部を
炭酸ガスを含むガス雰囲気としたことに基づいて、重炭
酸塩の経時的分解による炭酸ガスの発生、揮散をみごと
に防止でき、これによる液pHの上昇及びそれによる配
合液自体の商品価値の消失をも確実に回避できる。また
この要件の採用によれば、液pHの上昇のおそれがない
ため、従来の乳酸、酢酸等をpH調整剤として配合する
必要も全くない。
【0011】上記本発明容器に利用される重炭酸配合液
は、特に下記の電解質イオン(及び還元糖)組成範囲及
びpH範囲となるものであるのが望ましい。
【0012】 ナトリウムイオン 120〜150mEq/l カリウムイオン 0〜 10mEq/l カルシウムイオン 2〜 5mEq/l マグネシウムイオン 0〜 3mEq/l 塩素イオン 100〜120mEq/l 重炭酸イオン 25〜 40mEq/l 還元糖 0〜 10w/v% pH 7.0〜7.5 上記重炭酸配合液は、上記イオンの他に更に例えばリン
酸イオンや銅、亜鉛等の微量元素を適宜配合されていて
もよい。
【0013】上記電解質イオン(及び還元糖)組成を与
える原料化合物としては、通常の各種のもののいずれで
もよく、代表的には炭酸水素ナトリウム(NaHC
3 )、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム
(KCl)、塩化カルシウム二水和物(CaCl2 ・2
2 O)、塩化マグネシウム六水和物(MgCl2 ・6
2O)、硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4 ・7
2 O)等やブドウ糖、マルトース等の還元糖を例示で
きる。
【0014】本発明によれば、上記重炭酸配合液は、少
なくとも2室を有する通気性プラスチック容器の各室に
血液アルカリ化剤としての重炭酸溶液と、カルシウムイ
オン又はこれとマグネシウムイオンとを含む電解質溶液
とを、別々に収容されることが重要であり、また還元糖
は上記電解質溶液と同室に収容してもよく、上記各室と
は別個の第3室に収容してもよく、かかる構成とするこ
とによって、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの沈殿
の発生や還元糖の分解、着色を防止できる。上記血液ア
ルカリ化剤としての重炭酸溶液(以下A液という)と、
上記カルシウムイオン又はこれとマグネシウムイオン及
び必要に応じて還元糖を含む電解質溶液(B液という)
との容積比やA液、B液の濃度は、特に限定されるもの
ではなく、両者を混合した時に前記組成となるものとす
ればよい。また、ナトリウムイオン、カリウムイオン、
塩素イオンは、上記A液及びB液のいずれに含有させて
もよく、勿論両液に含有させることもできる。
【0015】尚、上記少なくとも2室を有する通気性プ
ラスチック容器としては、既に知られている各種のもの
のいずれでもよい。その具体例としては、例えば2室の
連通部を閉鎖する手段が設けられたもの(特公昭63−
20550号公報、実公昭63−17474号公報)や
2室を区画するシール部が押圧により連通しやすいもの
(特開昭63−309263号公報、特開平2−467
1号公報)等を例示できる。また上記容器の材質として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、架橋された酢酸ビニルアルコール等を例示でき、
特に高圧蒸気滅菌又は熱水滅菌に耐えられるものである
のが望ましい。
【0016】本発明によれば、上記A液及びB液を収容
した容器を、ガスバリア性を有する包装材で包装し且つ
上記容器と包装材との空間部を炭酸ガスを含むガス雰囲
気とすることを必須とする。
【0017】ここでガスバリア性を有する包装材として
は、通常のものでよく、その具体例としては例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)、エチレンビニルア
ルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン
(PVDC)等の材質のものや之等材質の組合わせから
なる多層フィルムからなるもの等を例示できる。之等包
装材の形状、大きさ等は上記プラスチック容器を収容で
き、その収容後に容器との間に炭酸ガス含有ガスを封入
できる充分な空間部を有することを前提として特に制限
されるものではない。通常上記空間部は、上記容器の内
容液量の約0.1〜0.8倍容積程度の大きさであるの
が適当である。
【0018】上記容器と包装材との空間部を炭酸ガスを
含むガス雰囲気とするためには、例えば炭酸ガスと空気
との混合ガスや炭酸ガスと窒素ガスとの混合ガス等の炭
酸ガス含有ガスを上記空間部に封入する方法を採用する
ことができる。また、上記空間部に存在する酸素ガスを
吸収してこれと等容積の炭酸ガスを放出する、炭酸ガス
発生型脱酸素剤を、上記空間部に封入する方法も同様に
採用することができる。この炭酸ガス発生型脱酸素剤と
しては、例えば三菱瓦斯科学株式会社製「エージレス
G」や、凸版印刷株式会社製の鮮度保持剤Cタイプ等を
有利に利用することができる。
【0019】かくして本発明によれば、上記の通り少な
くとも2室を有する通気性プラスチック容器に血液アル
カリ化剤としての重炭酸溶液をカルシウムイオン、マグ
ネシウムイオン、更には還元糖から分別収容し、且つ上
記容器をガスバリア性を有する包装材で包装し、また上
記容器と包装材との空間部を炭酸ガスを含むガス雰囲気
としたことに基づいて、pHの上昇や沈殿発生や着色等
を確実に防止して、本発明所期の輸液、人工腎臓用透析
灌流液、腹膜透析液等として特に好適な組成及びpHを
有する理想的な重炭酸配合液を提供できるのである。
【0020】しかるに、本発明の上記構成をとることな
く、例えば上記A液とB液とを別々に容器に収容し、之
等を用時混合するのみでは、A液中の重炭酸塩は下式
(1)により、滅菌時及び保存中に一部分解して炭酸ガ
スを発生させ、液のpHを上昇させる不利は避けられな
い。
【0021】 2HCO3 -→CO3 -+H2 O+CO2 (1) 本発明の上記構成の採用によれば、容器と包装材との空
間部に存在する炭酸ガスは、通気性プラスチック容器の
器壁を通過してA液に吸収され、A液中の炭酸ガス分圧
は該空間部の炭酸ガス分圧と平衡に達し、pHは7.0
〜7.5の所定範囲内に低下する。即ち、炭酸ガスはp
H調整剤として作用するのであるから、乳酸や酢酸等に
よるpH調整を全く必要としないのである。
【0022】但しこのとき、A液のpHを7.0〜7.
5とするために上記空間部の炭酸ガス濃度、空間部容積
及び内容液量の間には、次式(2)の関係にある必要が
ある。
【0023】 k=Nco2 √VR ,k=16〜30 (2) 但し、Nco2 は空間部の炭酸ガス濃度(%)を、VR
空間部容積/内容液量(内容液量とはA液とB液との合
計液量である)をそれぞれ示す。
【0024】上記VR は特に限定されるものではない
が、包装の実用性から0.1〜0.8程度、好ましくは
0.3〜0.6程度とするのが好ましい。
【0025】通常重炭酸配合液をpH7.0〜7.5に
調製し製造するためには、炭酸ガスを吹き込む等してp
Hを7.0〜7.5に慎重に調製し、更に滅菌時には内
容液から炭酸ガスが揮散しないように、滅菌釜内を炭酸
ガス加圧するのが常套手段であるが、本発明品の場合は
A液の調製時のpH調整は行なう必要がなく、そのpH
は全く気にしなくてよい。また滅菌も通常の高圧蒸気滅
菌を実施してpH変動に神経を使わなくてよい。即ち、
重炭酸塩とカルシウムイオンもマグネシウムイオンも含
まない電解質とを注射用水に溶解すれば、pHが8.0
〜8.3のA液が得られる。このA液をプラスチック容
器に充填して、通常の高圧蒸気滅菌(100〜121℃
で20〜60分)にかけると、通常pHが8.2〜8.
4のA液が得られる。こうして得られたA液をB液と分
割して収容するプラスチック容器をガスバリアーフィル
ムに収容して、その空間部に炭酸ガスを含むガスを封入
すればよく、その時のk値が16〜30であれば、空間
部に封入された炭酸ガスがA液を収容する容器壁を通っ
てA液に吸収され、下式(3) CO2 +CO3 -+H2 O→2HCO3 - (3) に従って、pHが生理的なpH範囲7.0〜7.5に低
下する。このk値が16より下回る場合はA液のpH低
下は小さく、所定の範囲より高くなる。k値が30より
大であればA液のpH低下は大きく、所定の範囲より低
くなる。k値の好ましい範囲は18〜27である。かく
して得られる本発明品のA液及びB液を混合すると、A
液は重炭酸塩により緩衝作用を有しているが、B液は緩
衝作用を有していないので、混合液のpHは7.0〜
7.5になる。
【0026】上記A液及びB液の調製方法としては、特
に制限はなく、混合液が前記した組成となる限り、いか
なる手段によることもできる。代表的方法としては、例
えば注射用水に炭酸水素ナトリウムを溶解させてA液と
する。該A液には塩化ナトリウム及び/又は塩化カリウ
ムを更に溶解させることができる。一方、注射用水に塩
化カルシウム、塩化マグネシウム及び必要ならば還元糖
を溶解させてB液とする。このB液には更に塩化ナトリ
ウム及び/又は塩化カリウムを溶解させることもでき
る。かくして得られるA液及びB液は、これを0.45
μメンブランフィルターで濾過した後、前記通気性プラ
スチック容器の各室に収容することができる。
【0027】かくして、本発明によれば、従来必要であ
ったpH調整を要することなく、容易に所望の重炭酸配
合液を製造できる。しかもこれは肝障害、糖尿病、外科
侵襲時等の大手術時の代謝異常のある患者に対しても血
圧降下や気分不良等を発生させるおそれはない。従っ
て、これは医療分野において、人工腎臓用透析灌流液、
濾過型人工腎臓用補充液、輸液、腹膜透析液等として非
常に有用である。その利用に当って、本発明容器内重炭
酸配合液は、目的に応じて各種投与形態で投与、適用で
きる。また該液の組成は、前記範囲内より、投与、適用
対象とする患者の状態、疾患の程度、年齢等に応じて適
宜決定することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため実施
例を挙げる。
【0029】尚、実施例において用いた本発明容器の概
略図を添付図面に示す。
【0030】図において、(1)はガスバリア性を有す
る包装材、(2)は少なくとも2室を有する通気性プラ
スチック容器及び(3)は上記容器の2室を区画する連
通しやすいシール部をそれぞれ示す。
【0031】
【実施例1】炭酸水素ナトリウム5.04gを注射用水
に溶解して1lとし、A液とした。
【0032】一方、塩化カルシウム(2水塩)0.44
0g、塩化ナトリウム11.688g及び塩化カリウム
0.596gを注射用水に溶解して1lとし、B液とし
た。
【0033】0.45μmメンブランフィルターで濾過
した上記A液及びB液のそれぞれ250mlずつを、図
1の(2)として示した、使用直前に内容液を混合可能
な2室を有するポリエチレン製容器(内容積各室約40
0cm3 )の各室に充填し、得られた容器を高圧蒸気滅
菌(105℃、40分間)した後、図1の(1)として
示した、ガスバリア性フィルム(ポリビニルアルコール
よりなる多層フィルム、商品名:ボブロン、日合フィル
ム社製)で2次包装した。このとき、2次側空間部に炭
酸ガス混合空気を置換した。即ち、炭酸ガス濃度30%
の混合ガスを250mlを封入した。容積比VR は0.
5、k値は21.2と算出された。本発明品のA液のp
Hを経時的に測定した所、次の通りであった。
【0034】pH 8.30(製造直後)→7.30
(室温10日)→7.33(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液、B液を混合して得た重炭酸配合液500mlの組成
及びpHは下記の通りであり、安定な重炭酸配合リンゲ
ル液として提供できる。
【0035】Na+ 130mEq/l K+ 4mEq/l Ca++ 3mEq/l Cl- 107mEq/l HCO3 - 30mEq/l pH 7.30
【0036】
【実施例2】塩化ナトリウム59.61g、塩化カリウ
ム2.98g、炭酸ナトリウム23.52gを注射用水
に溶解して6lとし、A液とした。
【0037】一方、塩化カルシウム(2水塩)2.21
g及びマルトース500gを注射用水に溶解して4lと
し、B液とした。
【0038】以下、実施例1と同様にして、A液600
ml及びB液400mlを2室に区画されたポリエチレ
ン製容器(図1の(2))に充填し、高圧蒸気滅菌し、
ガスバリアーフィルム(図1の(1))で包装した。2
次側空間部には50%炭酸ガス混合空気0.2l封入
し、k=50×√0.2=22.4を得た。本発明品の
A液のpHを経時的に測定した所、次の通りであった。
【0039】pH 8.32(製造直後)→7.35
(室温10日)→7.39(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液、B液を混合して得た重炭酸配合液1lの組成及びp
Hは下記の通りであり、輸液・補液として提供できる。
【0040】Na+ 130mEq/l K+ 4mEq/l Ca++ 3mEq/l Cl- 109mEq/l HCO3 - 28mEq/l マルトース 5w/v% pH 7.35
【0041】
【実施例3】塩化ナトリウム35.06g及び炭酸水素
ナトリウム15.12gを注射用水に溶解して4lと
し、A液とした。
【0042】一方、塩化カルシウム(2水塩)1.32
g、塩化カリウム4.47g及びブドウ糖60gを注射
用水に溶解して2lとし、B液とした。
【0043】0.45μmメンブランフィルターで濾過
した上記A液400ml及びB液200mlを用い、実
施例1と同様に操作した。但し、2次側空間部に35%
炭酸ガス混合空気を300ml封入した。kは24.7
と求められた。本発明品のA液のpHを経時的に測定し
た所、次の通りであった。
【0044】pH 8.35(製造直後)→7.21
(室温10日)→7.30(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液、B液を混合して得た重炭酸配合液600mlの組成
及びpHは下記の通りであり、輸液として提供できる。
【0045】Na+ 130mEq/l K+ 10mEq/l Ca++ 3mEq/l Cl- 113mEq/l HCO3 - 30mEq/l ブドウ糖 1w/v% pH 7.21
【0046】
【実施例4】炭酸水素ナトリウム25.20gを注射用
水に溶解して3lとし、A液とした。
【0047】一方、塩化ナトリウム61.36g、塩化
カリウム1.86g、塩化カルシウム(2水塩)2.2
1g及び塩化マグネシウム(6水塩)1.52gを注射
用水に溶解して7lとし、B液とした。
【0048】0.45μmメンブランフィルターで濾過
した上記A液300ml及びB液700mlを用い、実
施例1と同様に操作した。但し、2次側空間部に40%
炭酸ガス混合空気を約250ml封入した。kは40√
0.25=20と算出された。本発明品のA液のpHを
経時的に測定した所、次の通りであった。
【0049】pH 8.27(製造直後)→7.40
(室温10日)→7.42(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液、B液を混合して得た重炭酸配合液1lの組成及びp
Hは下記の通りであり、安定な濾過型人工腎臓用補充液
として提供できる。
【0050】Na+ 135mEq/l K+ 2.5mEq/l Ca++ 3mEq/l Mg++ 1.5mEq/l Cl- 112mEq/l HCO3 - 30mEq/l pH 7.40
【0051】
【実施例5】塩化ナトリウム122.72g、塩化カリ
ウム2.98g及び炭酸水素ナトリウム58.81gを
注射用水に溶解して10lとし、A液とした。
【0052】一方、塩化カルシウム(2水塩)4.41
g、塩化マグネシウム(6水塩)2.03g及びブドウ
糖40.0gを注射用水に溶解して10lとし、B液と
した。
【0053】0.45μmメンブランフィルターで濾過
したA液1l及びB液1lについて、実施例1と同様に
操作して、本発明品を得た。但し、2次側空間部には3
5%炭酸ガス混合空気約800mlを封入して、k=3
5√0.4=22.1と算出された。本発明品のA液の
pHを経時的に測定した所、次の通りであった。
【0054】pH 8.29(製造直後)→7.25
(室温10日)→7.30(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液及びB液を混合して得た重炭酸配合液2lの組成及び
pHは下記の通りであり、これは持続的血液濾過透析用
灌流液して提供できる。
【0055】Na+ 140mEq/l K+ 2mEq/l Ca++ 3mEq/l Mg++ 1mEq/l Cl- 111mEq/l HCO3 - 35mEq/l ブドウ糖 0.2w/v% pH 7.25 また、本製造において、2次側空間部に、 (1)25%炭酸ガス混合空気約900mlを封入し
た。このときのk値は16.8と算出され、A液のpH
は8.29(製造直後)→7.48(室温10日)→
7.50(室温12ケ月)であった。
【0056】(2)44%炭酸ガス混合空気約900m
lを封入した。このときのk値は29.5と算出され、
A液のpH8.29(製造直後)→7.13(室温10
日)→7.15(室温12ケ月)であった。
【0057】
【実施例6】塩化ナトリウム74.22g、塩化カリウ
ム3.73g及び炭酸水素ナトリウム16.80gを注
射用水に溶解して2lとし、A液とした。
【0058】一方、塩化カルシウム(2水塩)2.94
g及びブドウ糖500.0gを注射用水に溶解して8l
とし、B液とした。
【0059】0.45μmメンブランフィルターで濾過
したA液200ml及びB液800mlについて、実施
例1と同様に操作して本発明品を得た。但し、2次側空
間部には50%炭酸ガス混合空気150mlを封入し
て、k=50√0.15=19.4と算出された。本発
明品のA液のpHを経時的に測定した所、次の通りであ
った。
【0060】pH 8.13(製造直後)→7.42
(室温10日)→7.48(室温12ケ月) 上記で得たもので10日経過した本発明品のA液及びB
液を混合して得た重炭酸配合液1lの組成及びpHは下
記の通りであり、これは輸液として提供できる。
【0061】Na+ 147mEq/l K+ 5mEq/l Ca++ 4mEq/l Cl- 136mEq/l HCO3 - 20mEq/l ブドウ糖 5w/v% pH 7.42
【0062】
【実施例7】炭酸水素ナトリウム29.40gを注射用
水に溶解して5lとし、A液とした。
【0063】一方、塩化ナトリウム11.69g、塩化
カリウム18.64g、塩化カルシウム(2水塩)2.
21g、塩化マグネシウム(6水塩)2.03g及びブ
ドウ糖2500.0gを注射用水に溶解して5lとし、
B液とした。
【0064】0.45μmメンブランフィルターで濾過
したA液500ml及びB液500mlについて、実施
例1と同様に操作して、本発明品を得た。但し、2次側
空間部には40%炭酸ガス混合空気約300mlを封入
して、k=40√0.3=21.9と算出された。本発
明品のA液のpHを経時的に測定した所、次の通りであ
った。
【0065】pH 8.21(製造直後)→7.35
(室温10日)→7.39(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液及びB液を混合して得た重炭酸配合液1lの組成及び
pHは下記の通りであり、これは高カロリー輸液として
提供できる。
【0066】Na+ 55mEq/l K+ 25mEq/l Ca++ 3mEq/l Mg++ 2mEq/l Cl- 50mEq/l HCO3 - 35mEq/l ブドウ糖 25w/v% pH 7.35
【0067】
【実施例8】塩化ナトリウム111.0g及び炭酸水素
ナトリウム58.8gを注射用水に溶解して10lと
し、A液とした。
【0068】一方、塩化カルシウム(2水塩)5.15
g、塩化マグネシウム(6水塩)3.05g及びブドウ
糖300gを注射用水に溶解して10lとし、B液とし
た。
【0069】0.45μmメンブランフィルターで濾過
したA液1l及びB液1lについて、実施例1と同様に
操作して、本発明品を得た。但し、2次側空間部には3
5%炭酸ガス混合空気約800mlを封入して、k=3
5√0.4=22.1と算出された。本発明品のA液の
pHを経時的に測定した所、次の通りであった。
【0070】pH 8.30(製造直後)→7.28
(室温10日)→7.32(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、10日経過した本発明品のA
液及びB液を混合して得た重炭酸配合液2lの組成及び
pHは下記の通りであり、安定な腹膜透析液として提供
できる。
【0071】Na+ 130mEq/l Ca++ 3.5mEq/l Mg++ 1.5mEq/l Cl- 100mEq/l HCO3 - 35mEq/l ブドウ糖 1.5w/v% pH 7.28
【0072】
【実施例9】実施例1において、2次側空間部を350
mlの空気雰囲気とし、ここに炭酸ガス発生型脱酸素剤
エージレスG(三菱瓦斯科学株式会社製)1個を封入す
る以外は同様に操作した。これにより、2次側空間部の
酸素は等容積の炭酸ガスと置換され、従って2次側空間
部は約20%の炭酸ガス濃度となり、容積比VR は0.
7、K値は16.7と算出された。本発明品のA液のp
Hを経時的に測定した所、次の通りであった。
【0073】pH 8.31(製造直後)→7.43
(室温2週間)→7.45(室温12ケ月) 上述の製造で得たもので、2週間経過した本発明品のA
液及びB液を混合して得た重炭酸配合液500mlの組
成及びpHは下記の通りであり、これは安定な重炭酸配
合リンゲル液として提供できる。
【0074】Na+ 130mEq/l K+ 4mEq/l Ca++ 3mEq/l Cl- 107mEq/l HCO3 - 30mEq/l ブドウ糖 25w/v% pH 7.40
【0075】
【発明の効果】輸液、人工腎臓用灌流液、濾過型人工腎
臓用補充液に配合されているアルカリ化剤としての乳酸
塩、酢酸塩等を重炭酸に変更したことにより、重症患
者、代謝障害のある患者等への投与に慎重を要しなくな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明重炭酸配合液収容容器の概略図である。
【符号の説明】
(1)…ガスバリア性を有する包装材 (2)…少なくとも2室を有する通気性プラスチック容
器 (3)…2室を区画する連通しやすいシール部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】Na 130mEq/l K 4mEq/l Ca++ 3mEq/l Cl 107mEq/l HCO 30mEq/ H 7.40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2室を有する通気性プラスチッ
    ク容器に血液アルカリ化剤としての重炭酸溶液と、カル
    シウムイオン又はこれとマグネシウムイオンとを含む電
    解質溶液とが別々に収容されており、更に還元糖が必要
    に応じて上記電解質溶液と同室に収容されているか又は
    上記各室とは別個の第3室に収容されており、上記容器
    がガスバリア性を有する包装材で包装され且つ上記容器
    と包装材との空間部が炭酸ガスを含むガス雰囲気とされ
    ていることを特徴とする重炭酸配合液収容容器。
  2. 【請求項2】通気性プラスチック容器に収容された重炭
    酸配合液が用時混合によって下記組成及びpHを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の容器。 ナトリウムイオン 50〜150mEq/l カリウムイオン 0〜25mEq/l カルシウムイオン 2〜5mEq/l マグネシウムイオン 0〜3mEq/l 塩素イオン 40〜150mEq/l 重炭酸イオン 20〜40mEq/l 還元糖 0〜30w/v% pH 7.0〜7.5
  3. 【請求項3】容器と包装材との空間部のガス雰囲気が、
    炭酸ガス濃度(%)×√(空間部容積/内容液量)=1
    6〜30である請求項1に記載の容器。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の容器に収容されて
    いる液であって、用時混合によって下記組成及びpHを
    有することを特徴とする重炭酸配合液。 ナトリウムイオン 50〜150mEq/l カリウムイオン 0〜25mEq/l カルシウムイオン 2〜5mEq/l マグネシウムイオン 0〜3mEq/l 塩素イオン 40〜150mEq/l 重炭酸イオン 20〜40mEq/l 還元糖 0〜30w/v% pH 7.0〜7.5
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