JPH06105842A - 超音波トランスデューサ - Google Patents

超音波トランスデューサ

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JPH06105842A
JPH06105842A JP13084692A JP13084692A JPH06105842A JP H06105842 A JPH06105842 A JP H06105842A JP 13084692 A JP13084692 A JP 13084692A JP 13084692 A JP13084692 A JP 13084692A JP H06105842 A JPH06105842 A JP H06105842A
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JP
Japan
Prior art keywords
transducer
backing material
fpc
vibrator
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP13084692A
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English (en)
Inventor
Tomio Ono
富男 小野
Shinichi Hashimoto
新一 橋本
Mamoru Izumi
守 泉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】体腔内において機械的な回転を行うことにより
任意面の断層像の観察を行う超音波プローブに適用する
場合、口径を大きくとることができ、フレキシブルプリ
ント基板の信頼性を低下することなく、トランスデュー
サの回転を円滑に行えるようにする。 【構成】円形バッキング材26上に平行な多数の振動子
23を全体としてバッキング材26と同心円状の輪殻と
なる配置で固定する。各振動子23のバッキング材26
との接合面およびこれと反対側の面とに電極21a,2
1bを形成する。各振動子23の円形輪殻側の端面に電
極21bの一部を露出させる。露出した電極21b部に
導体パターン24をそれぞれ接合してフレキシブルプリ
ント基板25を振動子周側面に巻装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に体腔内で超音波診
断を行う際に用いられる超音波トランスデューサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療診断を行う場合、被検体の所定の部
位における断層像を例えばディスプレイ装置に表示し、
これを観察することが有効であるが、この断層像を得る
ために超音波診断装置が用いられる。
【0003】この超音波診断装置では、超音波の送受信
源として図11に示す超音波トランスデューサが用いら
れる。同図に示す超音波トランスデューサAは、両面に
電極11 ,12 を形成した多数の矩形状の圧電板2で振
動子3を構成している。そして、所望の振動子ピッチに
合わせて分割された導体パターン4が形成された薄板状
のフレキシブルプリント基板(以下、FPCという)5
の導体部を、ハンダ等により振動子3の電極12 に接合
するとともに、音響的なダンピング効果を有する固定部
材(バッキング材)6上に固定した構成とされている。
なお、振動子3は、予め1枚の板状とした素材を、FP
C5との接合後に、そのFPC5の導体ピッチに合わせ
て切断することで作製される。
【0004】このように構成された複数の振動子3に電
気的遅延をかけ、電気パルスを印加することによって超
音波ビームを発生させ、各種の走査によって断層像を得
るようになっている。
【0005】ところで最近では、経食道あるいは経直腸
的に超音波診断を行う超音波プローブにおいて、より適
確な診断を行うため、ある断面の断層像だけでなく、任
意断面の断層像観察を行うことが望まれるようになって
いる。これを実現するために、例えば図12に示すよう
に、プローブBを構成する前記の超音波トランスデュー
サAを、超音波放射軸Cの周りで機械的に回転させ、観
察断面Dを拡大することが考えられる。
【0006】しかし、図12に示すように、トランスデ
ューサAを直径D(Dは体腔内に挿入することを考慮す
ると10mm程度)の円内に収める必要から、上述した
通常の矩形トランスデューサA(例えば正方形)の場合
には、
【外1】 D=10mmとすると約7mmと小さくなり、分解能が
低下するという問題点が生じる。
【0007】この問題点を解決するためには、トランス
デューサAを円形として口径を大きくすることが考えら
れる(図12の場合、例えば直径Dの円形とすれば、口
径はDとなる)が、振動子3の裏側の電極12 にFPC
導体部を直接ハンダ等で接合する従来の構成は採用でき
ない。つまり、この場合には、振動子3の平面形状とと
もに、バッキング材も円形となる。このような円弧部間
に薄板状のFPC5を折り込んだ後、曲げることは困難
であり、しかもトランスデューサAをプローブB内の所
望のスペース内に収めることも困難となるという問題が
新たに生じることになる。また、ハンダ接合には1〜2
mm程度のスペースを要するため、電圧の印加される有
効部分が減少し、これにより分解能が低下するという問
題もある。
【0008】なお、図13は矩形状のトランスデューサ
AをプローブBの筐体7に収納した場合の平面図であ
る。この場合、FPC5のトランスデューサ接合部付近
は、機械的な強度を上げるためにトランスデューサAに
接着されている。トランスデューサAは±90゜程度回
転する必要があるため、FPC5にはたるみを設ける必
要がある。
【0009】ところが、トランスデューサAが矩形であ
ると、+90゜方向(図13の反時計方向)へ回転する
のに伴い、FPC5は矩形の隅角部で直角に折り曲げら
れることになり、FPC5の信頼性が低下する。また−
90゜から+90゜の方向(図13の時計方向)へ回転
させる時にはFPC5が滑らかに変形せず、トランスデ
ューサAの回転を阻害する可能性もある。
【0010】ところで、実際の超音波トランスデューサ
には超音波を収束させるために音響レンズが設けられ
る。
【0011】図14は振動子3の表側にマッチング層8
を介して円筒形音響レンズ9を設けた構成を示してい
る。なお、マッチング層8は振動子3と被検体との良好
な超音波の伝達を行う役目をし、またバッキング材6は
振動子3の裏面側に発振した超音波を吸収する役目をす
る。そして、複数の振動子3に前記の如くFPC5の導
電パターン4を介して電気的遅延をかけ、電気パルスを
印加することによって、超音波ビームを偏向、収束し断
層像を得るようになっている。
【0012】そして、超音波トランスデューサAを機械
的に回転する場合、図15に示すプローブBのように、
被検体との接触を確保するために、凸形で超音波の吸収
および反射の少ない窓材10内に液体等の音響媒体11
を満たし、その内部にトランスデューサAを設置して回
転させることが望ましい。これは安全確保のため、被検
体とプローブB内部とを完全に遮断するためである。ト
ランスデューサAは保持部材12上に置かれ、ベアリン
グ13を介して、筐体7内で回転することができるよう
になっている。なお、図15では、配線および駆動機構
については説明簡単化のため省略してある。
【0013】この図15の構成において、超音波トラン
スデューサAが軸Cの周りに回転するので、円筒形音響
レンズ9が窓材10と接触しないようにするためには、
音響レンズ9を窓材10の完全に下方に設置する必要が
ある。しかし、このために超音波プローブは窓材10の
分だけ厚くなってしまい、体腔内に挿入するためできる
だけ小さくする必要のある超音波プローブでは問題が生
じる。また、トランスデューサAと窓材10との距離が
大きいため、この間で超音波が何度も反射する多重反射
が生じ、擬似エコーが生じやすいという問題も生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、分解
能の低下を避けるため、トランスデューサを円形にして
口径を大きくしようとしても、従来の構成ではFPCを
折り曲げることができないため、口径を大きくすること
ができないという問題があった。また、ハンダ接合に1
〜2mm程度のスペースを要するため有効部分が減少
し、これにより分解能が低下するという問題があった。
さらにトランスデューサの回転によりFPCが折り曲げ
られるため、FPCの信頼性が低下すること、およびF
PCがトランスデューサの回転を阻害するなどの問題点
もあった。
【0015】また、円筒形レンズを用いた従来のトラン
スデューサでは、窓材とトランスデューサとの間の距離
が大きくなり、超音波プローブが大きくなってしまうと
いう問題があった。また多重反射が生じやすいという問
題もあった。
【0016】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、第1の目的は、主に体腔内において機械的な回転を
行うことにより任意面の断層像の観察を行う超音波プロ
ーブに適用する場合において、口径を大きくとることが
でき、FPCの信頼性を低下することなく、回転を円滑
に行える超音波トランスデューサを提供することにあ
る。
【0017】また、第2の目的は、主に体腔内において
機械的な回転を行うことにより任意面の断層像の観察を
行う超音波プローブを小型化することができ、多重反射
の影響を低減できる超音波トランスデューサを提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、円形
バッキング材上に平行な多数の振動子を全体として前記
バッキング材と同心円状の輪殻となる配置で固定し、こ
の各振動子のバッキング材との接合面およびこれと反対
側の面とに電極を形成し、かつ前記各振動子の円形輪殻
側の端面に前記電極の一部を露出させるとともに、その
露出した電極部に導体パターンをそれぞれ接合してフレ
キシブルプリント基板を前記振動子周側面に巻装したこ
とを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、円形バッキング材上に
平行な多数の振動子を全体として前記バッキング材と同
心円状の輪殻となる配置で固定し、この各振動子のバッ
キング材との接合面およびこれと反対側の面とに電極を
形成し、かつ前記各振動子の円形輪殻側の端面に前記電
極の一部を露出させるとともに、その露出した電極部に
導体パターンをそれぞれ接合してフレキシブルプリント
基板を前記振動子周側面に巻装し、さらに前記振動子上
に球形の音響レンズを設けたことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、円弧状をなす振動子
の端面に電極を露出させ、この電極にてFPCの導体パ
ターンを電気的に接続するようにしたので、その接続を
容易に行うことができる。また圧電板の側端面を利用し
て接続を行っているため、圧電板の電圧が印加される有
効部分を大きくでき、振動子の効率向上が図れるように
なる。また、トランスデューサが円形であるため、その
回転によりFPCが変形しても折れ曲り等がなく、信頼
性が低下したり、FPCによるトランスデューサの回転
の妨げなどが生じない。
【0021】また、請求項2の発明によれば、球形レン
ズを使用することにより、窓材とトランスデューサとの
距離を小さくすることができ、プローブの小型化が図れ
るとともに、多重反射の影響低減も図れるようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】図1〜図4は第1実施例を示している。
【0024】本実施例では、図1および図2に示すよう
に、電極21a,21bを表裏面に有する圧電素子22
からなる多数の振動子23が、平面円形状に配列されて
バッキング材26上に固定されている。
【0025】振動子23の裏面側電極21bは図2に示
すように、振動子23の側端面に立上って露出し、この
露出した電極21bの外表面にFPC25の導電パター
ン24がスポット溶接または融着等によって接着されて
いる。
【0026】このように構成された超音波トランスデュ
ーサA1 の製造方法を示すと、以下のとおりである。
【0027】まず、円形圧電板素材に図1に示すように
電極21a,21bを形成する。次にこの圧電板素材を
円形のバッキング材26に接着し、圧電板素材を所定の
ピッチで切断することにより、複数の振動子23を作製
し、これら振動子23が円周でなすピッチと同じピッチ
の導体パターン24を有するFPC25を側面で接合す
る。
【0028】この接合は図3に示す抵抗加熱を利用した
方法によって行われる。即ち、図3でE1 ,E2 はそれ
ぞれ導体である。これらと電極21a,21bおよびF
PC25上に形成された導体パターン24を図のように
位置決めし、導体E1 ,E2間に図中矢印で示すように
電流iを流すと、抵抗分のジュール熱により、電極21
bと導体パターン24とが融着等により接合される。
【0029】また、図4は円形のトランスデューサA1
とFPC25とを筐体27に収納した場合の平面図であ
る。FPC25のトランスデューサ接合部付近は機械的
な強度を上げるため、トランスデューサA1 に巻装され
ている。28はFPC25のガイドピンである。図4の
実線はトランスデューサA1 が+90゜(図の反時計方
向)に回転した場合、破線は−90゜(図の時計方向)
に回転した場合の位置関係を示している。この場合、ト
ランスデューサA1 が円形であるため、トランスデュー
サA1 の回転に伴い、FPC25は緩やかに巻き付き、
または巻き外れ、曲げによるFPC25の信頼性の低下
を回避することができる。また−90゜側から+90゜
側へ回転する場合でも、筐体27がガイドとなるためF
PC25は滑らかに変形し、トランスデューサA1 の回
転を阻害することはない。
【0030】このように本実施例によれば、トランスデ
ューサA1 を円形にしても、容易に電気的接続を行うこ
とができ、また圧電板23の側面を利用して接続を行っ
ているため、圧電板23の電圧が印加される有効部分を
大きく設定でき、しかもトランスデューサA1 の回転に
よりFPC25が変形しても折れ曲り等を生じないので
信頼性が低下することはなく、さらにFPC25がトラ
ンスデューサA1 の回転を妨げるようなこともない等の
効果が奏される。
【0031】図5および図6は本発明の第2実施例を示
している。
【0032】本実施例が前記第1実施例と異なる点は、
振動子の電極とFPCの導電パターンとがボンディング
ワイヤで接合された点である。以下、製法とともに構成
を説明する。図5および図6に示すように、まず絶縁物
で作製された薄肉円筒31にFPC25を接着する。次
に、この薄肉円筒31に円形圧電板素材を接着し、この
圧電板素材をFPC25上の導体パターン24に合わせ
て切断し、複数の振動子23を作成する。この時、導体
パターン24は所定の振動子ピッチが得られるよう作成
しておく。次にボンディングワイヤ32により、振動子
23の側面に形成された電極21bとFPC25上の導
体パターン24とを接続し、接続終了後、薄肉円筒31
にバッキング材26を流し込み、トランスデューサA2
を作製する。なお、薄肉円筒31を用いてワイヤボンデ
ィング加工を行うのは、バッキング材26上に直接FP
C25を接着しようとすると、柔か過ぎてワイヤボンデ
ィングが行えない場合があるためである。
【0033】このように構成した第2実施例の場合も、
第1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0034】なお、FPC25の幅には制限があり、ト
ランスデューサA1 ,A2 の振動子23の数が多くなる
と、1つのFPC25では導体接続が困難となる場合が
ある。この場合には、両面にパターンを有するFPCを
用いたり、FPCを複数に分割した構成とし、これを重
ねて配置すればよい。
【0035】また、回転部を例えば音響媒体等からシー
ルする必要がある場合には、FPC25の段差上部の位
置にトランスデューサA1 の全周にわたり、金属などの
剛体を設け、Oリングでシールすれば良い。
【0036】図7は発明の第3実施例を示している。本
実施例では従来の円筒レンズに代り、球形レンズ41が
用いられている。振動子23の形状は前記実施例と同様
に円形とし、これにより、口径を大きく取り、分解能を
高くしている。
【0037】球形レンズ41の曲率半径は、窓材42の
曲率半径より小さくしてある。したがって、図7に示す
ように、窓材42とトランスデューサA3 とを音響媒体
43を介して回転可能に密着あるいは接近して配置する
ことにより、超音波プローブA3 を小型化でき、かつ多
重反射の影響を低減できる。なお、トランスジューサA
3 は保持部材44上に置かれ、ベアリング45を介して
筐体46内で回転可能としている。
【0038】図8は第4実施例を示している。本実施例
では、球形レンズ41が窓材42に固定されている。こ
の場合のレンズ41とトランスデューサA4 とは音響媒
体43で回転可能に分離され、密着状態が望ましいが、
音響媒体43は音響整合層の役割を果たすように構成し
ても良い。このような第4実施例の構成でも、第3実施
例と同様の効果が奏される。
【0039】図9は第5実施例を示している。本実施例
では、音響媒体43の音速が被検体の音速よりも遅くな
っており、音響媒体43がレンズとしての機能を有して
いる。
【0040】このような構成のトランスジューサA5
有する、第5実施例においても、第3実施例と同様の効
果が奏される。
【0041】なお、球形レンズを使用した場合には電気
的遅延により、超音波の偏向、収束を行っている方向に
対しても、レンズが超音波ビームに影響を与えるので、
これを補正する必要が生じる。以下、この補正方法につ
いて説明する。
【0042】図10は円筒形レンズと球形レンズとの差
を説明するためのものである。今、振動子22上の任意
の点Pの位置を(x,y,0)とする。また、円筒形レ
ンズの焦点位置を図中A−A′で示されるy=0,z=
Fの直線とする。この時、トランスデューサAの口径を
D、媒質の音速をCとして、円筒形レンズの効果は次式
で与えられるtc により、表現することができる。
【0043】
【数1】
【0044】一方、x=0,y=0,z=Fの点O′を
焦点とする球形レンズの効果は同様に次式で与えられる
s により、表現することができる。
【0045】
【数2】 ここでtc とts の差をΔtとすれば、x,y,D<<
Fとして
【数3】 Δt=tc −ts =x2 /(2FC) …(3) となる。
【0046】ここでΔtは円筒形レンズと球形レンズを
遅延時間で表現した場合の差を示しており、逆にこのΔ
tだけ補正を行うことにより、球形レンズで円筒形レン
ズと同等の効果を得ることができる。ところで、このΔ
tは(3)式よりxのみの関数であり、このことは電気
的遅延により、この補正を実行することを示している。
実際には、振動子の幅が有限であることなどから誤差が
生ずるが、これは大きなものではない。
【0047】このような補正を行うことにより、球形レ
ンズを用いても円筒形レンズと同じ効果を得ることがで
き、プローブの小型化、多重反射の低減が可能となる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、FPCを折曲
することがなく、これとトランスデューサとの電気的接
続を容易に行うことができる。また圧電板の側端面を利
用して接続を行っているため、圧電板の電圧が印加され
る有効部分を大きくでき、振動子の効率向上が図れるよ
うになる。また、トランスデューサが円形であるため、
その回転によりFPCが変形しても折れ曲り等がなく、
信頼性が低下したり、FPCによるトランスデューサの
回転の妨げなどが生じない。
【0049】また、請求項2の発明によれば、球形レン
ズを使用することにより、窓材とトランスデューサとの
距離を小さくすることができ、プローブの小型化が図れ
るとともに、多重反射の影響低減も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、振動子の電
気的接続構成を説明するための斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同実施例における抵抗加熱を利用した接続方法
を説明するための図。
【図4】同実施例におけるトランスデューサとFPCと
をプローブ内に収納した状態を示す平面図。
【図5】本発明の第2実施例を示すもので、図1に対応
する斜視図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】本発明の第3実施例を示すもので、球形音響レ
ンズを使用した場合の断面図。
【図8】本発明の第4実施例を示すもので、図7に対応
する断面図。
【図9】本発明の第5実施例を示すもので、図7に対応
する断面図。
【図10】円筒形音響レンズと球形音響レンズとの差を
示す作用説明図。
【図11】従来例を示すもので、振動子の電気的接続構
成を示す斜視図。
【図12】トランスデューサ寸法とプローブ寸法との関
係を説明するための図。
【図13】従来例におけるトランスデューサとFPCと
をプローブ内に収納した状態を示す平面図。
【図14】円筒形音響レンズを用いた従来の超音波トラ
ンスデューサを示す斜視図。
【図15】図14に示すトランスジューサを用いたプロ
ーブを示す断面図。
【符号の説明】
21a,21b 電極 22 圧電素子 23 振動子 24 導電パターン 25 FPC(フレキシブルプリント基板) 26 バッキング材 41 球形レンズ A,A1 ,A2 ,A3 ,A4 トランスデューサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形バッキング材上に平行な多数の振動
    子を全体として前記バッキング材と同心円状の輪殻とな
    る配置で固定し、この各振動子のバッキング材との接合
    面およびこれと反対側の面とに電極を形成し、かつ前記
    各振動子の円形輪殻側の端面に前記電極の一部を露出さ
    せるとともに、その露出した電極部に導体パターンをそ
    れぞれ接合してフレキシブルプリント基板を前記振動子
    周側面に巻装したことを特徴とする超音波トランスデュ
    ーサ。
  2. 【請求項2】 円形バッキング材上に平行な多数の振動
    子を全体として前記バッキング材と同心円状の輪殻とな
    る配置で固定し、この各振動子のバッキング材との接合
    面およびこれと反対側の面とに電極を形成し、かつ前記
    各振動子の円形輪殻側の端面に前記電極の一部を露出さ
    せるとともに、その露出した電極部に導体パターンをそ
    れぞれ接合してフレキシブルプリント基板を前記振動子
    周側面に巻装し、さらに前記振動子上に球形の音響レン
    ズを設けたことを特徴とする超音波トランスデューサ。
JP13084692A 1992-05-22 1992-05-22 超音波トランスデューサ Pending JPH06105842A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH119599A (ja) * 1997-06-27 1999-01-19 Toshiba Corp 超音波プローブ
JP2011035916A (ja) * 2010-09-14 2011-02-17 Olympus Medical Systems Corp 超音波内視鏡
JP2015524318A (ja) * 2012-08-09 2015-08-24 ダルハウジー ユニバーシティー 超音波内視鏡及びその製造方法

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