JPH06105833B2 - セラミック多層配線基板の製造方法 - Google Patents

セラミック多層配線基板の製造方法

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JPH06105833B2
JPH06105833B2 JP7197889A JP7197889A JPH06105833B2 JP H06105833 B2 JPH06105833 B2 JP H06105833B2 JP 7197889 A JP7197889 A JP 7197889A JP 7197889 A JP7197889 A JP 7197889A JP H06105833 B2 JPH06105833 B2 JP H06105833B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セラミック多層配線基板の製造方法に関し、
特に良好な絶縁層が得られるセラミック多層配線基板の
製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、絶縁層を形成する絶縁ペーストと高融点導体層を
形成する導体ペーストとを、セラミックグリーンシート
上に交互に複数層形成した後、所定の雰囲気中で焼成し
てセラミック多層配線基板を製造していた。
そして、導体層を形成する導体ペーストを設け次いで絶
縁層を形成する絶縁ペーストを塗布する際、絶縁層とし
て必要な膜厚を一度の印刷では達成できないため、同じ
絶縁ペーストを2回以上印刷塗布することにより、必要
な膜厚の絶縁層を得ていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したように、2回以上の印刷を行な
うことにより所定の膜厚の絶縁層を得る印刷絶縁属形成
方法では、同一粘度で同一樹脂の絶縁ペーストを使用し
ているため、絶縁層印刷時に下地の導体ペーストの凹凸
に沿ってピンホールが発生し、絶縁層の電気絶縁性に悪
影響を及ぼす問題があった。
すなわち、第4図に従来の印刷絶縁層形成方法により得
たセラミック多層配線基板の焼成前の断面図を示すよう
に、セラミックグリーンシート11に設けた導体層を形成
するための導体ペースト12には凹凸が存在する。この導
体ペースト12の凹凸により、その上に形成する1回めの
印刷により設けた絶縁層を形成するための絶縁ペースト
13および2回めの印刷により設けた絶縁ペースト14中
に、気泡のまき込み等によりピンホール15が発生する。
その結果、絶縁ペースト13および14上に設ける上層の導
体層を形成するための導体ペースト16と導体ペースト12
の間が電気的に導通してしまうことになり、絶縁層の電
気絶縁性が悪くなる問題があった。
本発明の目的は上述した課題を解消して、2回以上の印
刷・塗布により絶縁層を設けてもピンホール等が発生せ
ず電気絶縁性の劣化がないセラミック多層配線基板の製
造方法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のセラミック多層配線基板の製造方法は、セラミ
ックグリーンシート上に、導体ペーストを塗布して導体
層を形成する導体ペースト層を設け、この導体ペースト
上に、1回めの印刷により絶縁ペーストを層間接続ヴィ
アホールの開口部を除いて塗布し、このヴィアホール内
に導体ペーストを印刷し、2回めの印刷により絶縁ペー
ストを層間接続ヴィアホールの開口部を除いて塗布し、
このヴィアホール内に導体ペーストを印刷し、以後必要
に応じて3回め以降の絶縁ペーストとヴィアホール内の
導体ペースト印刷を繰り返して、重ね塗りにより所定の
厚さとした絶縁層を形成するための絶縁ペースト層を設
け、さらに前記導体ペースト層と絶縁ペースト層とを必
要に応じて複数層交互に形成して印刷層を形成した後焼
成するセラミック多層配線基板の製造方法において、前
記導体ペースト層を形成するにあたり、1回めに塗布し
た絶縁ペーストの粘度が2回め以降に塗布した絶縁ペー
ストとの粘度より低いことを特徴とするものである。
(作用) 上述した構成において、導体層を形成する導体ペースト
上に、絶縁層を形成する絶縁ペーストを複数回印刷・塗
布するにあたり、1回めに塗布する絶縁ペーストの粘度
を2回め以降に塗布する絶縁ペーストの粘度より低くす
ることにより、導体層の凹凸の影響をなくし、気泡まき
込み等によるピンホールの発生をなくすことができる。
なお、ここで重要なのは、2回以上の複数回塗布する場
合でも、1層めの絶縁ペーストの粘度が本発明で規定し
た条件を満たしていれば、2層め以降の絶縁ペーストの
粘度はピンホール等の印刷欠陥発生に関係のない点であ
る。
(実施例) 第1図は本発明のセラミック多層配線基板の焼成前の一
例の構造を示す断面図である。第1図において、1はセ
ラミックグリーンシート、2は導体パターンを形成する
導体ペースト、3は1回めの印刷により設けた絶縁ペー
スト、4は2回めの印刷により設けた絶縁ペーストで、
絶縁ペースト3および4が焼成後絶縁層となる。この構
造で重要なのは、絶縁ペースト3の粘度を絶縁ペースト
4の粘度よりも低くする点である。
第1図に示す構造のセラミック多層配線基板は、以下の
ような方法で作製することができる。まず、アルミナ等
のセラミックスからなるセラミックグリーンシート1上
に、所定パターンの導体層を形成するための導体ペース
ト2を設ける。次に、このセラミックグリーンシート1
および導体ペースト2上に1回めの印刷により絶縁層を
形成するための絶縁ペースト3を層間接続ヴィアホール
の開口部を除いて塗布する。次いで、ヴィアホール内に
導体ペーストを印刷した後、この絶縁ペースト3上に、
2回めの印刷により絶縁層を形成するための、絶縁ペー
スト3よりも粘度の高い絶縁ペースト4を層間接続ヴィ
アホールの開口部を除いて塗布する。その後、必要に応
じてヴィアホール印刷ならびに3回め以降の絶縁ペース
トの塗布を実施した後、還元雰囲気中、例えば1600℃の
温度で焼成して、目的とするセラミック多層配線基板を
得ている。
第2図は本発明のセラミック多層配線基板の焼成前の他
の例の構造を示す断面図である。第2図に示す実施例に
おいて、第1図に示す例と同一の部材には同一の符号を
付し、その説明を省略する。第2図においては、絶縁層
と導体層とを多層化した例を示している。このときは、
一層めの絶縁層において絶縁ペースト3と絶縁ペースト
4との粘度を本発明で規定する関係を満たすようにする
だけでなく、二層めすなわち最外層の絶縁層における絶
縁ペースト3と絶縁ペースト4との粘度の関係をも本発
明で規定する関係を満たすようにする必要がある。もち
ろん、一層め絶縁層の絶縁ペースト3,4と二層め絶縁層
の絶縁ペースト3,4とを同じものとする必要はなく、一
層めと一層めとを別の絶縁ペーストを用いることもでき
るが、この場合でも各層内における絶縁ペースト3と4
と粘度の関係は、本発明で規定した関係を満たす必要が
ある。
実際に、ペースト粘度とピンホール発生数との関係を調
べるため、絶縁ペーストの粘度を1万、2万、3万、4
万、5万(cps)に調整したものを、1cm2の大きさの導
体ペーストからなるメタライズパターン上へ印刷し、ピ
ンホールの発生数を観察した。なお、絶縁ペースト中で
使用する樹脂としてはポリビニルブチラールを、メタラ
イズペースト中で使用する樹脂としてはエチルセルロー
スを使用した。結果を第3図に示す。なお、各粘度の値
は各粘度毎に10個ずつの試験を実施して、その平均値で
表示した。
第3図の結果から、1回めに印刷する絶縁ペースト3と
しては1万〜2万(cps)の粘度のものを使用し、2回
め以降に印刷する絶縁ペースト4としては2万(cps)
以上の粘度のものを使用すると好ましいことがわかる。
なお、絶縁ペーストの粘度が1万(cps)未満では、印
刷時のダレやニジミが多発して実使用は不可能であっ
た。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではな
く、幾多の変形、変更が可能である例えば、上述した実
施例では各絶縁層を形成するための絶縁ペーストを2回
塗布したものしか示さなかったが、3回以上の複数回に
わけて絶縁ペーストを塗布しても良いことはいうまでも
ない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明のセラミック多
層配線基板の製造方法によれば、導体ペースト上に塗布
する絶縁層を形成するための複数回の絶縁ペーストの塗
布において、それらの粘度を所定の関係を満たすように
しているため、ピンホールの発生もなく電気絶縁性の劣
化もないセラミック多層配線基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明のセラミック多層
配線基板の焼成前の一例の構造を示す断面図、 第3図は本発明における絶縁ペーストとピンホール発生
数との関係を示すグラフ、 第4図は従来のセラミック多層配線基板の焼成前の一例
の構造を示す断面図である。 1…セラミックグリーンシート 2…導体ペースト 3,4…絶縁ペースト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックグリーンシート上に、導体ペー
    ストを塗布して導体層を形成する導体ペースト層を設
    け、この導体ペースト上に、1回めの印刷により絶縁ペ
    ーストを層間接続ヴィアホールの開口部を除いて塗布
    し、このヴィアホール内に導体ペーストを印刷し、2回
    めの印刷により絶縁ペーストを層間接続ヴィアホールの
    開口部を除いて塗布し、このヴィアホール内に導体ペー
    ストを印刷し、以後必要に応じて3回め以降の絶縁ペー
    ストとヴィアホール内の導体ペースト印刷を繰り返し
    て、重ね塗りにより所定の厚さとした絶縁層を形成する
    ための絶縁ペースト層を設け、さらに前記導体ペースト
    層と絶縁ペースト層とを必要に応じて複数層交互に形成
    して印刷層を形成した後焼成するセラミック多層配線基
    板の製造方法において、前記導体ペースト層を形成する
    にあたり、1回めに塗布した絶縁ペーストの粘度が2回
    め以降に塗布した絶縁ペーストの粘度より低いことを特
    徴とするセラミック多層配線基板の製造方法。
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