JPH06105569B2 - 避雷碍子の成形法及び成形鏝 - Google Patents

避雷碍子の成形法及び成形鏝

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JPH06105569B2
JPH06105569B2 JP720588A JP720588A JPH06105569B2 JP H06105569 B2 JPH06105569 B2 JP H06105569B2 JP 720588 A JP720588 A JP 720588A JP 720588 A JP720588 A JP 720588A JP H06105569 B2 JPH06105569 B2 JP H06105569B2
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JP
Japan
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molding
iron
insulator
forming
insulating support
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JP720588A
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啓治 若松
勇 松井
保 足立
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は笠部に避雷素子を内蔵させるための絶縁支持筒
を備えた例えば懸垂型等の避雷碍子の成形法とこれに用
いられる成形鏝に関するものである。
(従来の技術) 送電線路等に落雷した場合の高電圧により碍子装置が破
壊されることを防止するため、酸化亜鉛等を主成分とす
る電圧非直線特性を持つ避雷素子を碍子と並列に配置
し、雷電圧を地面に逃がすことは既に知られている(例
えば、実公昭61−31456号公報)。従来、このような避
雷素子は碍子とは別体に設けられるのが普通であった
が、最近では碍子の笠に避雷素子を組込む試みがなされ
ている。ところがこの場合には避雷素子を収納するため
の絶縁支持筒を碍子の笠に設ける必要があるため、例え
ば丸鏝と呼ばれる成形鏝で回転プレス成形された碍子の
笠部に生素地で孔を穿け焼成後孔部を研摩加工したう
え、別工程で成形焼成された絶縁支持筒をこの孔部に嵌
込んで釉薬等を塗布して再焼成することにより接合する
という方法が採用されており、工程が複雑化して製造コ
ストが高価となる欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、例え
ば懸垂碍子等の碍子本体に避雷素子収納用の絶縁支持筒
を一体成形することにより成形の簡素化と製造コストの
低減を図ることができる避雷碍子の成形法とこれに用い
られる成形鏝とを提供するために完成されたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は坏土を成形型内に供給し、同心円状のリブ成形
用凹凸を備えた予備成形鏝により回転プレス成形して碍
子の裏面形状を予備成形したうえ、絶縁支持筒成形用の
円筒状突部を有する通気性材料からなる回転しない成形
鏝により予備成形体の裏面からプレス成形を行ってリブ
と絶縁支持筒とを備えた最終形状に同時一体的に成形す
ることを特徴とする避雷碍子の成形法に関する第1の発
明と、中央にピン挿入孔成形用の突部を備え、その周囲
に絶縁支持筒成形用の好ましくは複数個等配された円筒
状突部とリブ成形用の円弧状凹部とを備えた通気性材料
からなる鏝本体を、基板の下面に空隙を設けて取付けた
ことを特徴とする避雷碍子の成形鏝に関する第2の発明
とからなるものである。
(実施例) 次に本発明を図示の一実施例である懸垂碍子の成形工程
を追って説明すると、まず第2図に示すように原料とな
る坏土(30)を下型(1)と上型(2)とによって回転
プレス成形する。下型(1)はその上面になだらかな隆
起部(3)を備えており、上型(2)は懸垂碍子の上面
形状にほぼ対応する凹陥部(4)を備えている。成形法
を焼鏝成形法について説明すれば、上型(2)は数百℃
に加熱されており、高温の上型(2)で水分を含んだ坏
土(30)の表面をプレスしつつ急速に固化させ第3図に
示されるような円盤状に成形された坏土(30)を得る。
次に第4図に示されるようにこのような円盤状の坏土
(30)を成形型(5)の内部に供給したうえ、予備押え
鏝(6)によりプレスする。予備押え鏝(6)は前記の
下型(1)の隆起部(3)よりも更に大きい隆起部
(7)と平板部(8)とを備えており、第4図に想像線
で示すとおり周縁部分が成形型(5)の周縁から多少は
み出すようにプレスするとともに懸垂碍子の上面即ち表
面部を最終形状にまで成形する。次に坏土(30)が入っ
たままの成形型(5)を第5図のように同心円状の碍子
裏面のリブ成形用の凹凸(9)を備えた予備成形鏝(1
0)の直下へ移動させ、予備成形鏝(10)を回転させな
がら回転プレス成形を行う。予備成形鏝(10)の凹凸
(9)は予備押え鏝(6)の隆起部(7)よりも更に懸
垂碍子の裏面形状に近い形状となっているので、この予
備成形鏝(10)による回転プレス成形によって成形型
(5)内の坏土(30)は懸垂碍子の裏面形状に近い形状
に予備成形される。
このようにして予備成形された坏土(30)の入った成形
型(5)は、次に第6図のように絶縁支持筒成形用の円
筒状突部を有する回転しない成形鏝(11)の直下へ移動
される。成形鏝(11)は第1図に拡大して示すように基
板(12)の下面に鏝本体(13)を取付けたものであり、
この鏝本体(13)はその中央部にピン挿入孔成形用の突
部(14)を備えるとともに、その周囲に好ましくは2〜
4個の同心等配された絶縁支持筒成形用の円筒状突部
(15)及びリブ成形用の円弧状凹部(16)とを備えてい
る。本実施例において成形される懸垂型の避雷碍子(4
0)は第8図に示されるように笠の中央部分に絶縁支持
筒(41)がリブ(42)と一体的に形成されたものである
ため、鏝本体(13)もこれに対応する形状とされている
が、絶縁支持筒(41)とリブ(42)との相対位置は一列
を第9図に示したように設計上種々変更させることがで
きるので、鏝本体(13)の円筒状突部(15)及び円弧状
凹部(16)の配置もそれに応じて変更されることは言う
までもない。また鏝本体(13)は無機質粒子を合成樹脂
等により結合した連通細孔を持つ通気性材料からなるも
のであり、好ましくは10μm以下の微細孔を有する無機
質微細粒子を有機質結合剤で結合した成形表面層と、機
械的強度を保持する50〜200μmの孔径を有する無機質
粒子を結合剤で結合した下層との2重構造のものが特に
好ましい。このような鏝本体(13)は第1図に示すよう
に基板(12)の下面に空隙(17)を設けて気密に取付け
られており、鏝本体(13)の使用に先立って連通細孔中
に予め油性の離型剤等を含浸させておき、基板(12)の
透孔(18)から空気を吸引しながら成形し、更に離型に
際して透孔(18)から空気を吹込み鏝の表面に離型剤等
を泡出させて離型を容易にすることができるようになっ
ている。なお(19)は気密性を保つためのOリングであ
る。
以上に説明した成形鏝(11)は回転されることなく成形
型(5)の内部の予備成形された坏土(30)に向って下
降し、第6図に示すように坏土(30)を避雷素子収納用
の絶縁支持筒とリブとを持つ碍子の最終形状に同時一体
的にプレス成形する。またプレス時には空隙(17)を通
じて通気性の鏝本体(13)内を減圧にするので深いリブ
の部分を正確に成形でき、離型時には鏝本体(13)内を
加圧して離型性を高めることができる。しかも坏土(3
0)の表面は予め懸垂碍子の裏面形状に近い形状にまで
成形されているので、成形鏝(11)による最終的なプレ
ス成形は無理なく行われ、またこれと同時に周縁部分の
はみ出し部は切断される。その後に成形鏝(11)を反転
させて第7図のように成形品を取り出せば、第8図、第
9図のように中央にピン挿入孔(43)を持ち、その周囲
に好ましくは複数のリブ(42)と絶縁支持筒(41)とが
一体的に成形された懸垂型の避雷碍子が得られることと
なる。
なお、本発明は懸垂碍子に限られるものではなく、他の
碍子にも適用できるものである。
(発明の効果) このように本願の第1の発明によれば、成形型内に供給
された坏土を同心円状のリブ成形用の凹凸を備えた予備
成形鏝により回転プレス成形して懸垂碍子の裏面形状を
均一に予備成形したうえで、絶縁支持筒成形用の円筒状
突部を有する回転しない成形鏝によりリブと絶縁支持筒
とを備えた最終形状にまで同時一体的にプレス成形する
ので、坏土の表面は無理なく次第に最終形状にまで成形
される。この結果、本発明の方法によれば、別工程で碍
子本体と絶縁支持筒とを製造したうえで釉薬等により接
合を行うという従来法とは異なり、避雷素子を収納する
絶縁支持筒を持つ避雷碍子の一体成形を容易に行えるこ
ととなる。
また本願の第2の発明の成形鏝を用いれば、ピン挿入孔
とリブと絶縁支持筒とを同時一体的に成形できるうえ、
通気性の鏝本体に基板との間の空隙を通じて成形体の離
型時に空気を吹込んだり逆に成形時に空気の吸引を行う
ことにより、深いリブ成形用の凹凸部をも空気の滞留に
よる成形不良を生ずることなく正確に成形でき、また確
実な離型を行わせることも可能となる。よって本発明は
従来の問題点を一掃した避雷碍子の成形法及び成形鏝と
して、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願の第2の発明の成形鏝の一実施例を示す断
面図、第2図〜第7図は本願の第1の発明の成形工程を
示す断面図、第8図は本発明により成形された懸垂型の
避雷碍子の一部切欠斜視図、第9図は本発明により成形
される他の懸垂型の避雷碍子を示す一部切欠斜視図であ
る。 (5):成形型、(9):リブ成形用凹凸、(10):予
備成形鏝、(11):成形鏝、(12):基板、(13):鏝
本体、(14):突部、(15):円筒状突部、(16):円
弧状凹部、(17):空隙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】坏土を成形型内に供給し、同心円状のリブ
    成形用凹凸を備えた予備成形鏝により回転プレス成形し
    て碍子の裏面形状を予備成形したうえ、絶縁支持筒成形
    用の円筒状突部を有する通気性材料からなる回転しない
    成形鏝により予備成形体の裏面からプレス成形を行って
    リブと絶縁支持筒とを備えた最終形状に同時一体的に成
    形することを特徴とする避雷碍子の成形法。
  2. 【請求項2】中央にピン挿入孔成形用の突部を備え、そ
    の周囲に絶縁支持筒成形用の円筒状突部とリブ成形用の
    円弧状凹部とを備えた通気性材料からなる鏝本体を、基
    板の下面に空隙を設けて取付けたことを特徴とする避雷
    碍子の成形鏝。
JP720588A 1988-01-16 1988-01-16 避雷碍子の成形法及び成形鏝 Expired - Lifetime JPH06105569B2 (ja)

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