JPH0610553B2 - 電動シャッタ付き換気口 - Google Patents

電動シャッタ付き換気口

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JPH0610553B2
JPH0610553B2 JP3631089A JP3631089A JPH0610553B2 JP H0610553 B2 JPH0610553 B2 JP H0610553B2 JP 3631089 A JP3631089 A JP 3631089A JP 3631089 A JP3631089 A JP 3631089A JP H0610553 B2 JPH0610553 B2 JP H0610553B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主としてエアサイクル住宅の床下空間及び小
屋空間の所定位置に取付けられて自然通気を制御するた
めの電動シャッタ付き換気口に関するものである。
従来の技術 エアサイクル住宅では、建物の外壁あるいは屋根下など
の内側に断熱ボードなどから成る通気用壁を設け、外壁
等とこの通気用壁との間に形成された通気層及び通気用
壁の室内側等の内壁空洞に、床下換気口あるいは小屋換
気口を介して自然の通風を取入れ、あるいはこの通気層
内の空気に壁あるいは屋根などを通じて太陽熱を吸収さ
せることにより、通気層内等の気流の流動・停止を制御
して建物の温度及び湿度を調整する。
このようなエアサイクル住宅において用いられる上記し
た床下換気口あるいは小屋換気口は、例えば、本出願人
の出願に係る実願昭58−146276号あるは実願昭
58−162505号に示すような構造を有している。
即ち、両換気口は基本的には同一構造を成していて、取
付け用の枠体と、この本体の開口部を覆うようにして枠
体の前後方向一方向にのみ開閉自在になるようにして取
付けられた開閉弁と、この開閉弁の開閉動作を停止・許
容する開閉レバとから成る。上記開閉弁は、内側端が上
記枠体に枢支され、外側端が外方に開閉動作する左右1
対の弁体によって構成されている。また上記開閉レバ
は、同軸的に連結された操作レバの回動操作によって、
上記弁体の裏面を押えて開閉弁を閉止させる位置と、弁
体の内側端と平行になって開閉弁の開閉動作を許容する
位置とに変化する。
そして、この換気口は、床下換気口として用いる場合に
は、空気が建物外から建物内に流入するがその逆はなさ
れないように配設される一方、小屋換気口として用いる
場合には、空気が建物内から建物外へ流出するがその逆
はなされないよう配設される。
従って、夏などにおいては上記した開閉レバを弁体の内
側端と平行になるように回動しておけば、風上側(正圧
側)に位置する床下換気口より開閉弁を押開いて建物内
に侵入した涼しい空気が、通気層及び内壁空洞を通って
小屋空間の風上でない側(負圧側)の小屋換気口から建
物外へ放出されるので、これに伴い建物内の熱気及び湿
気が外部に排出される。また、冬などにおいては開閉レ
バを水平位置へと回動しておけば、床下換気口と小屋換
気口の開閉弁が開かないので建物内の暖気の漏出が阻止
される。
発明が解決しようとする問題点 ところが、上記した換気口の場合、開閉弁の開閉動作の
許容・停止を操作レバの手動操作によって行うようにし
ているために、季節等の時期に応じていちいちこうした
操作を戸外で行わなければならず面倒である。
また、操作レバにひもなどを付けてこれを引き、離れた
ところから操作しようとしても、ひもの角度・経路など
によって力の伝達が十分になされ難いので操作性が悪
く、しかも弁の開閉の程度を確認することができない。
このため、戸外の自然条件に対応して換気口の閉止及び
開閉動作の切換えをこまめにあるいは速やかに行い難い
ことから、エアサイクル住宅の目的である自然通気によ
る建物の温度及び湿度調整を充分に達成しえない結果と
なる。
更に、従来の換気口にあっては、空気の流れの強さによ
って開閉弁の開く角度が決められてしまい、自然通気を
充分にコントロールしたエアサイクル住宅を提供し得な
いものであった。
本発明はこのような点に鑑み、戸外に出ることなく、ま
た操作性良く、開閉弁の開閉動作と閉止を随時制御でき
るとともに、開閉弁の開閉角度を調整することができ、
建物内に流入あるいは建物内から流出する空気を効果的
にコントロールすることが可能な電動シャッタ付き換気
口を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明の換気口は上気した目的を達成するために、前後
方向に貫通する所要面積の開口部を備えた換気口本体枠
と、 発泡スチレン等の軽量断熱材によって上記開口部を塞ぐ
形状に形成され、かつ上記換気口本体枠の背面方向に開
閉自在になるように枢支された開閉弁と、 この開閉弁の開閉方向後方の換気口本体枠に取付けら
れ、内面が開閉弁を押えつけてこれを閉止させる第1の
位置と、開閉弁の開閉動作を許容して所要角度に開く第
2の位置との間で回動するシャッタと、 このシャッタに上記回動を行わせる作動部材と、 この作動部材に駆動力を与えるモータと、 このモータを駆動させ、シャッタが上記第1の位置ある
いは第2の位置に達したとき自動的にモータを停止さ
せ、またシャッタが第1の位置から第2の位置あるいは
第2の位置から第1の位置に移行する間の任意の位置で
も上記モータを停止可能とする制御手段と、 建物内に配設され、上記制御手段を作動させる操作手段
と、 前記シャッタが開閉動作したときに、これと連動してシ
ャッタの開閉角度を表示する表示手段とを備えている点
に特徴を有する。
また、本発明には、シャッタが前記第1の位置から第2
の位置に達したとき、あるいは第2の位置から第1の位
置に達したときにそれぞれ異なるランプが点灯されるラ
ンプ回路を設けるようにしても良い。
また、本発明における前記した作動部材と制御手段と操
作手段については、モータの駆動軸にカムを固定し、こ
のカムに、先端が前記シャッタの内面に枢支された開閉
レバの基端を枢支させ、カムのカム面にはマイクロスイ
ッチの作動片を摺接させ、3接点型の電源のスイッチの
接点を閉じたときにモータが駆動して上記シャッタを開
もしくは閉動作させ、シャッタが前記第1の位置もしく
は第2の位置に達したときにカム面によってマイクロス
イッチの接点が切換わり、モータの動作が停止されるよ
うにする構造とし、 また、前記表示手段については、第2の駆動モータと、
このモータの駆動軸に固定されたれカムと、表面にシャ
ッタの開閉角度位置を示す指標が設けられた円板と、こ
の円板に先端が、また上記カムに基端がそれぞれ枢支さ
れた作動アームと、カム面に作動片が摺接され、上記第
2の駆動モータを前記シャッタの開閉駆動モータと同期
して駆動、停止させるための第2のマイクロスイッチと
によって構成するようにしても良い。
更に、前記した開閉弁は、その上部両側を帯状のゴム材
より成る支持片によって前記換気口本体の開口部に支持
させるようにし、あるいは前記開閉弁は、前記シャッタ
が回動して開閉動作が許容されたときに換気口本体枠背
面方向に傾斜し、前記開口部の下部を若干開放するよう
にして支持されるようにしても良く、また、前記したシ
ャッタはその内面に発泡スチレン等の軽量断熱材を添着
しても良い。
作用 この換気口は床下あるいは小屋裏に所定の位置関係をも
って取付けられる。そして、屋内に設けた操作手段を操
作して制御手段を作動させると、モータが駆動され、作
動部材を介してシャッタを回動させる。これによって開
閉弁は閉止状態が解かれ、風上側に位置する換気口の開
閉弁が正圧によって開き、通気を可能とする。
シャッタの回動角度は操作手段の近傍等に配設された表
示手段によって表示されるので、これを確認しながら操
作手段のOFF操作によって所望の位置でその回動を停
止させることができる。従って、シャッタの停止位置を
上記各手段によってコントロールすることにより、開閉
弁の開閉動作範囲を規制でき、通気量の調整が可能とな
る。
シャッタが完全に開き、あるいはシャッタが完全に閉じ
ると、上記制御手段によってモータへの通電は自動的に
停止される。またランプ回路を設けた場合には、上記モ
ータの駆動停止と同時にランプ回路が作動してシャッタ
の開あるいは閉状態を表示する。
このようにして、使用者は屋内に居て且つ容易に、開閉
弁の開閉動作の許容と停止並びに開閉弁の開閉動作中に
おける通気量の調整を行うことができる。
実施例 第1図ないし第4図は本発明の一実施例に係る換気口の
本体部の構造を示しており、第1図及び第2図はこれを
床下換気口として使用する場合の外観斜視図とその分解
斜視図、第3図及び第4図はこれを小屋換気口として使
用する場合の外観斜視図と分解斜視図を示している。
図中符号1は換気口本体で、この換気口本体1の前面に
は表面に多数の通気用スリット2aを備える前面パネル
2が取付けられている。そして、床下換気口の場合には
換気口本体1の背面側を矩形状の枠体より成る取付け枠
3によって床下基礎部の所定位置に取付けられる。一
方、小屋換気口の場合には換気口の背面側が建物外側に
位置するので、第一に戸外からの異物の侵入を防ぐため
に設ける背面パネル5をシャッタが開いたときシャッタ
と触れないようにするため、第二に建物外側で下から吹
き上げる風などによって開閉弁が吹き開かれることを防
ぐため、換気口本体1と背面パネルとの間に距離をとら
ねばならず、フード4が設けられる。
換気口本体1を第5図及び第6図に示す分解斜視図に沿
って説明すると、6は換気口本体枠で、その外周には取
付け用のフランジ部6aが突設され、枠内には開閉弁9
が収納される開口部7と、後述するシャッタの駆動制御
機構の収納部8とが設けられている。開口部7に収納さ
れる開閉弁9は発泡スチロール材などの軽量で断熱性に
富む素材によって上記開口部7を塞ぐに必要な形状に形
成され、その上部両側に帯状のゴム材から成る支持片10
の下端が固定されている。支持片10は、その上端が上記
開口部7内壁に突設された取付板11に固定され、固定さ
れていない支持片の中間部の屈曲によって開閉弁9の枠
体背面側への開閉を保障する。
なお、図中符号12は弁9側に取付けられる支持片固定
板、13はその支持片押え、14は支持片締付板、また15は
上記支持片取付板11と対を成す支持片押えである。弁9
側の支持片固定板12の外側端は外方に突出し、その内面
に図示しないパッキンが取付けられ、また、これに対応
する開口部7内壁に設けられた段部にもパッキン16が取
付けられる。
17は上記開閉弁9が開閉動作を行う側の本体枠背面を覆
うシャッタで、蓋体18とその内面に添着された断熱板19
とより成る。このシャッタ17は、蓋体18の一側上端が枠
背面の対応する位置に設けられた突片20に係止され、蓋
体18の他端上端がスプリング21によって、外方に付勢さ
れるピン22を介して枠体背面の対応する位置に枢支され
ており、本体枠6の背面後方にのみ開閉可能となってい
る。
断熱板19は開閉弁9と同様な素材によって形成されてお
り、シャッタ17が完全に閉じられたときにこの断熱板19
の表面の一部が上記開閉弁9の外面を押さえるよう厚み
設定されている。また断熱板19の板面所定位置には開閉
レバ29の先端を挿通する切込部23が形成されており、こ
の切込部23を通して挿入された開閉レバ29の先端は、蓋
体18に設けられた凹部24において図示しないピンを介し
て枢支される。この結果、シャッタ17はこの開閉レバ29
の動作に伴って開閉を行う。
なお、開閉弁は、シャッタの開放状態において、背面方
向に若干傾斜し、開口部下部を開放するような状態に支
持させれば、開閉弁を押し開くことのできないような微
弱な気流をもこの開口部下部を通して流通させることが
でき、夏などの気流のほとんど停滞しているような時期
にも建築物内の通気を行うことができる。
25は駆動制御機構用収納部8内を左右に仕切ると同時
に各種駆動部材が取付けられる仕切板(第6図参照)
で、図中右側の面にはモータ26が固定され、仕切板面を
貫通して図中左側に突出したモータ26の駆動軸26aの先
端には開閉動作を行わせるためのカム27が固定されてい
る。カムは、円盤状を成していて、円周の約1/2の大径
部27aと同約1/2の小径部27bとを有し、外方の盤面所定
位置に開閉レバ29の基端を枢支する支持軸28が突設され
ている。開閉レバ29はカム27の回動に伴い収納部背面方
向に進退動する。
30は上記仕切板25の図中左側の面のカム外周面と近接し
た位置に設けたマイクロスイッチ取付け部である。ここ
に取付けられた第1のマイクロスイッチMS1はその作
動片が常時カム27の外周に摺接されている。また、この
マイクロスイッチMS1は、第7図の回路図に示すよう
にその3つの接点のうち、第1の接点(共通接点CO
M)はモータ26から引き出された一方の端子に接続さ
れ、第2の接点(常閉接点NC)はつなぎ用の3ピンコ
ンセントを構成するプラグ32の第2端子と接続され、第
3の接点(常開接点NO)は上記プラグ32の第1端子と
接続されており、モータ26の他方の端子は上記したプラ
グ32の第3端子と接続されている。そして、作動片がカ
ムの小径部27bに接しているときにはマイクロスイッチ
MS1の第1の接点は第2の接点と導通され、作動片の
接するカム周面が小径部27bから大径部27aへと変わると
きに切換えられて第1接点は第3接点と導通する。
なお、図中符号8aはモータカバー、33は駆動制御機構
収納部8の下部に設けられた、上記プラグ32の、開閉蓋
34付き収納部である。
第8図は上下したシャッタ17の駆動モータ26を遠隔操作
するための操作器37と中継ボックス35を示している。
中継ボックス35には上記したつなぎ用コンセントのプラ
グ32と対を成すジャック36と、操作器37から配線された
3ピン端子盤とが収納されており、端子盤とジャック36
の端子とはそれぞれ対応するように接続されている。中
継ボックス35は換気口本体1から離れた適宜の位置に取
付けられるが、これを設けることなく操作器37と換気口
本体1の駆動制御機構の端子とを直接接続するようにし
ても良い。
操作器37は、これに収納される表示手段の一部の構造を
示す第9図と回路図を示す第10図に見られるように、ケ
ーシング38内に、ON−OFF−ON動作を行う3接点
型の電源用波型スイッチSWと、上記したシャッタ17の
開閉用駆動モータ26と同期して駆動し、シャッタ17の開
閉角度を表示するための表示板39を回転させる第2のモ
ータ40と、このモータ40の駆動軸40aに固定されたダブ
ルカム41と、このカム41によって切換え作動される第2
及び第3の2つのマイクロスイッチMS2,MS3と、
3個の表示ランプL1,L2,L3とを備え、家屋内の
適宜の位置に固定される。
ガブルカム41は第9図及び第11図ないし第13図に見られ
るように軸方向に2段のカム用周面を持っている。一方
の周面42は前記したシャッタ17の開閉制御カム27と同様
に大径部42aと小径部42bとを有し、第2のマイクロスイ
ッチMS2の作動片44が摺接しており、また他方の周面
43は上記一方の周面42よりも大径に形成されていて18
0度の対向する位置に第3のマイクロスイッチMS3の
作動片45の先端摺接部が受けいれられる凹所43aが形成
されている。そして、両マイクロスイッチMS2,MS
3は、第2のマイクロスイッチMS2の作動片44の摺接
部が上記一方のカム面42の段差部に位置するとき、第3
のマイクロスイッチMS3の作動片45の摺接部が上記他
方のカム面43の凹所43aに当接されるような位置関係を
もって基板上に配設固定されている。
シャッタ17の開閉角度表示板39は、表面に直線上の指標
39aが設けられ、中心を基板に設けた受け部46に回動自
在に支持されており、その板面適所に、一端がダブルカ
ム41の上面に設けた孔部に枢支されたアーム47の他端が
枢支されている。
これらの各部材は、第10図の回路図に示すように配線さ
れる。即ち、電源コードが接続された2ピン端子盤48の
一方の端子にヒューズが接続され、その出力端は3つの
主線のうちの第3の主線49を介して出力側の3ピン端子
盤52の第3端子に接続されている。また上記2ピン端子
盤48の他方の端子には上記した波形スイッチSWの第3
接点が接続される。波型スイッチSWの他の2つの接点
のうち、第1接点は第1の主線51を介して上記3ピン端
子盤52の第1端子に接続され、また第2接点は第2の主
線50を介して3ピン端子盤52の第2端子に接続されてい
る。
第1の主線51には第1の制御線53が接続され、この制御
線53にはランプL1が接続された後、第3のマイクロス
イッチMS3の第2の接点(常閉接点NC)に接続され
ている。第2の主線50には第2の制御線54が接続され、
この制御線54は中途にランプL2が接続された後、ラン
プL1と第3マイクロスイッチMS3の第2接点間の制
御線53に接続されている。第3の主線49には第3の制御
線55が接続され、この制御線55の他端は第2のマイクロ
スイッチMS2の第1端子(共通端子COM)に接続さ
れており、中途にランプL3が接続されている。
第2モータ40はその一方の端子が第3の主線49に接続さ
れ、また他方の端子がランプL3と第2のマイクロスイ
ッチMS2の共通端子COM間の第3の制御線55に接続
されている。
第2のマイクロスイッチMS2の第2接点(常閉接点N
C)は第2の主線50に接続され、また、第3接点(常開
接点NO)は第1の主線51に接続されている。
第3のマイクロスイッチMS3の共通端子COMは第3
の主線49に接続されている。
なお、操作器37のケーシング前面の操作パネル56には電
源用波形スイッチSWと表示板39と3個のランプL1〜
L3とが表出される窓孔57〜61が形成されている(第14
図参照)。
そして、第7図及び第10図の回路構成に基づくシャッタ
17の開閉動作等を第15図のタイムチャートに即して説明
すると、先ず、電源スイッチSWをシャッタ17の開動作
側にONすると、このスイッチSWの第2端子が導通さ
れ、第1のマイクロスイッチMS1と第2のマイクロス
イッチMS2の共通端子と常閉接点の導通により(第11
図参照)、2つのモータ26,40が同期して駆動開始す
る。
このとき、第3の制御線55に接続された例えば橙色のラ
ンプL3が点灯する。
両モータ26,40の駆動に伴い開閉用カム27とダブルカム4
1とが回動し、開閉用レバ29の動作によってシャッタ17
が換気口本体1の背面方向に動き始めると同時に表示板
39がこれと同期するようにして回動し、操作パネル56の
表示窓58を通してその回動状態が表示される。
そして、両モータ26,40の駆動中、第1のマイクロスイ
ッチMS1と第2のマイクロスイッチMS2の作動片は
開閉用カム27とダブルカム41の小径部27b,42bに沿って
移動するためにそのまま共通端子と常閉接点の導通状態
を保持する(第12図参照)、両カム27,41が半回転し、
両マイクロスイッチMS1,MS2の作動片が両カム2
7,41の小径部27b,42bから大径部27a,42aに移る段差部に
達すると、作動片44がカム面に押されて両マイクロスイ
ッチMS1,MS2の導通接点を常閉接点側に切換える
(第13図参照)。これによって両モータ26,40への導通
状態が遮断され、両モータ26,40は停止する。このと
き、第3のマイクロスイッチMS3の作動片45の先端作
動部は、対向する凹所43aに再度受け入れられて第2の
制御線54を介してランプL2が点灯し、シャッタ17の開
状態を示す。
シャッタ17を閉じるには、電源スイッチSWを逆方向に
押してその第1端子側を導通させると、第1及び第2の
マイクロスイッチMS1,MS2の上記した導通接点を
介してモータ26,40が再駆動され、前記したと同様な動
作が繰り返され、これによってシャッタ17が閉じられる
とともに表示板39の指標もこれに同期した動きを行う。
そして、シャッタ17が完全に閉じられると、第1及び第
2のマイクロスイッチMS1,MS2は、両カム27,41
によって常閉接点側に切換えられる。このとき電源スイ
ッチSWは上記したように第1端子を導通状態にしてい
るために、モータ26,40が停止されるとともにランプL
3が消灯される。また、このとき第3のマイクロスイッ
チMS3は常閉接点が導通されるために、ランプL1を
点灯させる。
このように構成された換気口は、第18図に示すように、
床下換気口Aの場合には開閉弁9とシャッタ17が床下空
間側に位置するようにし、また小屋換気口Bの場合には
開閉弁9とシャッタ17が戸外を向くようにして、建築物
の適所にそれぞれ配設される。使用者は屋内にいて操作
器37の電源スイッチSWのON・OFF操作を行うこと
により、床下換気口及び小屋換気口のシャッタ17を任意
の角度に開閉することができる。操作器37は、各換気口
に対して単一のものを用意し、これによってすべての換
気口を連動させるようにしたり、床下換気口と小屋換気
口に分け、あるいは各換気口について独立して制御する
ようにしても良い。
また、シャッタ17が開放されたとき(第17図参照)の開
閉弁9の動作は前記した出願人の従来技術と同様に自然
通気によって行われるが、本実施例の場合には、開閉弁
9と本体枠との当たり面及び開閉弁9の支持片10にそれ
ぞれゴム材を用いており、またシャッタ17がその閉状態
のときには内面によって開閉弁9を押さえるので(第16
図参照)、開閉弁9がその動作中、あるいは閉まってい
るときにバタバタと音を立てたりすることがなくなり、
換気を静かに行うことができる。
更に、この換気口は、床下換気口Aあるいは小屋換気口
Bのみならず、例えば室内上下に、床下換気口と同一の
ものA′及び小屋換気口と同一のものB′をそれぞれ取
付けることにより、第18図に示すように、エアサイク
ル住宅における通気層等を介しての構造躯体間の換気
(図中右側部)の他に、室内の自然換気(図中左側部
分)をも行うことができるものである。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、軽量断熱材より成る
開閉弁の開閉方向後方の換気口本体枠に、内面が開閉弁
を押えつけてこれを閉止させる第1の位置と、開閉弁の
開閉動作を許容して所要角度に開く第2の位置との間で
回動するシャッタを取付け、このシャッタの回動を室内
に配設した操作手段によってシャッタの駆動制御手段を
介して制御するようにしているので、開閉弁の閉止及び
開閉動作の許容を戸外に出ることなく室内で、且つ操作
性良く集中制御できる。
また、シャッタの回動角度に応じてシャッタ内面によっ
て開閉弁の開閉動作範囲を規制できるので、通気量の調
整を簡単に行うことができる。しかも、シャッタの回動
角度状態は表示手段によって明示されるので、シャッタ
を任意の位置で回動停止させることができ、上記した通
気量の調整を確実に行うことができる。
更に、シャッタの回動はこれに駆動力を与えるモータの
電気的制御によって行われるので、前記した従来技術に
おける操作レバにひもなどを付けて、これを離れたとこ
ろから引いて行う手動的制御に比し、換気口の閉止及び
開閉弁の開閉動作の切換えをこまめにかつ速かに行うこ
とができる。
本発明により、上記効果があいまって、年間(季節)、
日間などでの自然通気の充分なコントロールにより、建
物内の温度及び湿度の適切かつ速やかな調整が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例に係る換気口を床
下換気口として使用する場合の外観斜視図とその分解斜
視図、第3図及び第4図はこれを小屋換気口として使用
する場合の外観斜視図と分解斜視図、第5図は換気口本
体を背面から見た一部分解斜視図、第6図は同本体を正
面から見た一部分解斜視図、第7図は同換気口における
シャッタの制御部分の回路図、第8図は操作器(図中右
方)と中継ボックス(図中左方)の外観図、第9図は操
作器中に組み込まれる表示手段の一例を示す要部の分解
斜視図、第10図は操作器内の回路図、第11図ないし第13
図は第9図における表示手段の動作状態を示す説明図、
第14図は操作器の操作パネルを示す正面図、第15図は同
換気口を構成する各部材の動作状態を示すタイムチャー
ト、第16図及び第17図は同換気口のシャッタと開閉弁の
開閉状態を示す断面図、第18図は本換気口が取付けられ
た建築物内の空気の流れを示す説明図である。 1:換気口本体、2:前面パネル、3:取付け枠、5:
背面パネル、6:換気口本体枠、7:開口部、9:開閉
弁、10:支持片、17:シャッタ、18:蓋体、19:断熱
板、26:シャッタの開閉駆動用モータ、27:カム、27
a:大径部、27b:小径部、29:開閉レバ、37:操作器、
39:表示板、 39a:指標、40:第2のモータ、41:ダブルカム、 42a:大径部、42b:小径部、43a:凹所、 47:アーム、57〜61:窓孔、 MS1:第1のマイクロスイッチ、 MS2:第2のマイクロスイッチ、 MS3:第3のマイクロスイッチ、 SW:電源スイッチ、A:床下換気口、B:小屋換気
口、A′:室内下換気口、B′:室内上換気口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に貫通する所要面積の開口部を備
    えた換気口本体枠と、 発泡スチレン等の軽量断熱材によって上記開口部を塞ぐ
    形状に形成され、かつ上記換気口本体枠の背面方向に開
    閉自在になるように枢支された開閉弁と、 この開閉弁の開閉方向後方の換気口本体枠に取付けら
    れ、内面が開閉弁を押えつけてこれを閉止させる第1の
    位置と、開閉弁の開閉動作を許容して所要角度に開く第
    2の位置との間で回動するシャッタと、 このシャッタに上記回動を行わせる作動部材と、 この作動部材に駆動力を与えるモータと、 このモータを駆動させ、シャッタが上記第1の位置ある
    いは第2の位置に達したとき自動的にモータを停止さ
    せ、またシャッタが第1の位置から第2の位置あるいは
    第2の位置から第1の位置に移行する間の任意の位置で
    も上記モータを停止可能とする制御手段と、 建物内に配設され、上記制御手段を作動させる操作手段
    と、 前記シャッタが開閉動作したときに、これと連動してシ
    ャッタの開閉角度を表示する表示手段とを備えている ことを特徴とする電動シャッタ付き換気口。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の電動シャッタ
    付き換気口において、シャッタが前記第1の位置から第
    2の位置に達したとき、あるいは第2の位置から第1の
    位置に達したときにそれぞれ異なるランプが点灯される
    ランプ回路を備えていることを特徴とする電動シャッタ
    付き換気口
  3. 【請求項3】前記モータの駆動軸にカムを固定し、この
    カムに、先端が前記シャッタの内面に枢支された開閉レ
    バの基端を枢支させ、カムのカム面にはマイクロスイッ
    チの作動片を摺接させ、3接点型の電源のスイッチの接
    点を閉じたときにモータが駆動して上記シャッタを開も
    しくは閉動作させ、シャッタが前記第1の位置もしくは
    第2の位置に達したときにカム面によってマイクロスイ
    ッチの接点が切換わり、モータの動作が停止されること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電動シャッタ
    付き換気口。
  4. 【請求項4】前記表示手段は、第2の駆動モータと、こ
    のモータの駆動軸に固定されたカムと、表面にシャッタ
    の開閉角度位置を示す指標が設けられた円板と、この円
    板に先端が、また上記カムに基端がそれぞれ枢支された
    作動アームと、カム面に作動片が摺接され、上記第2の
    駆動モータを前記シャッタの開閉駆動モータと同期して
    駆動、停止させるための第2のマイクロスイッチとを備
    えるものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電動シャッタ付き換気口。
  5. 【請求項5】前記開閉弁は、その上部両側を帯状のゴム
    材よりなる支持片によって前記換気口本体枠の開口部に
    支持されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電動シャッタ付き換気口。
  6. 【請求項6】前記開閉弁は、前記シャッターが回動して
    開閉動作が許容されたときに換気口本体枠背面方向に傾
    斜し、前記開口部の下部を若干開放するようにして支持
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項もし
    くは第5項記載の電動シャッタ付き換気口。
  7. 【請求項7】前記シャッタは、その内面に発泡スチレン
    等の軽量断熱材が添着されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電動シャッタ付き換気口。
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