JPH06105495A - 三相電動機の電機子巻線 - Google Patents

三相電動機の電機子巻線

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JPH06105495A
JPH06105495A JP24913992A JP24913992A JPH06105495A JP H06105495 A JPH06105495 A JP H06105495A JP 24913992 A JP24913992 A JP 24913992A JP 24913992 A JP24913992 A JP 24913992A JP H06105495 A JPH06105495 A JP H06105495A
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JP
Japan
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coil
slots
phase
pole
slot
Prior art date
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Pending
Application number
JP24913992A
Other languages
English (en)
Inventor
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06105495A publication Critical patent/JPH06105495A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三相電動機の小型軽量化が可能な電機子巻線
構造を実現する。 【構成】 コイルUa〜Ud、Va〜Vd、Wa〜Wdのそれ
ぞれは、波状に巻線整形されている。コイルUa〜Ud、
Va〜Vd、Wa〜Wdは、N極、S極に対応する部分のコ
イルエンドの一方が無い構造である。コイルUa〜Udの
最大コイルピッチは{Ns/P+(q−1)}スロット
間隔であり、最大コイルピッチとなった極の隣の極で
は、最小コイルピッチは{Ns/P−(q−1)}スロ
ット間隔となる。ただし、Nsはスロット数、Pは極
数、qは毎極毎相のスロット数である。コイルVa〜V
d、Wa〜Wdの最大コイルピッチも{Ns/P+(q−
1)}スロット間隔、最大コイルピッチの極の隣の極で
は、最小コイルピッチは{Ns/P−(q−1)}スロ
ット間隔となる。したがって、コイルをスロットに挿入
する際にはコイルが互いに交錯せず、コイル挿入作業が
容易で、自動挿入が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電気自動車に
使用される三相電動機の電機子巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車等に使用される三相電動機の
電機子巻線は、同心巻方式や重ね巻方式により電機子に
巻回される。これらの巻線方式は、矩形状あるいは亀甲
状に巻線整形されたコイルを電機子のスロットに挿入す
る方式である。図2は、電機子巻線が同心巻方式により
電機子に巻回された状態の概略構成図であり、三相、二
極、24スロット、q(毎極毎相のスロット数)=4の
場合の例である。図2において、U1(実線)、V1(破
線)、W1(一点鎖線)は、それぞれ2コイルからなる
U相、V相、W相のN極コイル群、U2(実線)、V2
(破線)、W2(一点鎖線)は、それぞれ2コイルから
なるU相、V相、W相のS極コイル群である。そして、
コイルU1は、矩形状に巻線整形され、スロット番号
1、2、11、12に挿入され、コイルU2は、同様に
矩形状に巻線整形され、スロット番号13、14、2
3、24に挿入される。また、コイルV1は、矩形状に
巻線整形され、スロット番号9、10、19、20に挿
入され、コイルV2は、同様に矩形状に巻線整形され、
スロット番号21、22、7、8に挿入される。さら
に、コイルW1は、矩形状に巻線整形され、スロット番
号17、18、3、4に挿入され、コイルW2は、同様
に矩形状に巻線整形され、スロット番号5、6、15、
16に挿入される。
【0003】なお、三相電動機の電機子巻線の例として
は、特開平4−178133号公報に記載されたものが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、三
相電動機を電気自動車用モータとして用いる場合、この
三相電動機の小型軽量化が望まれている。しかしなが
ら、従来の三相電動機においては、電機子巻線が、上記
同心巻又は重ね巻方式で巻回される構成となっているた
め、電機子鉄心の両端にトルクの発生には寄与しないコ
イルエンド部分が形成されていた。このため、電動機の
軸方向寸法を短縮することが困難であり、小型化及び軽
量化が困難であった。
【0005】本発明の目的は、三相電動機の小型軽量化
が可能な電機子巻線構造を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。三相電動機の電機
子巻線において、各相毎に、波状に巻線整形された巻線
が上記電機子のスロットに挿入される。
【0007】好ましくは、上記三相電動機の電機子巻線
において、各極を形成する各相の巻線群の最大コイルピ
ッチは、{Ns/P+(q−1)}スロット間隔(ただ
し、Nsはスロット数、Pは極数、qは毎極毎相のスロ
ット数)であり、最大コイルピッチとなった極の隣の極
の最小コイルピッチは、{Ns/P−(q−1)}スロ
ット間隔であり、スロットに巻線を挿入する際には、巻
線どうしが互いに交錯しない構成とされる。
【0008】
【作用】各相毎に、波状に巻線整形された巻線が電機子
のスロットに挿入される構成となっているので、電機子
鉄心の一方端のコイルエンドを省略することができる。
これにより、電動機の軸方向寸法が短縮され、軽量化さ
れる。また、最大コイルピッチは{Ns/P+(q−
1)}スロット間隔であり、最大コイルピッチとなった
極の隣の極の最小コイルピッチは{Ns/P−(q−
1)}スロット間隔であり、スロットに巻線を挿入する
際には、巻線どうしが互いに交錯しない構成となってい
るので、スロットへの巻線挿入作業が容易となり、自動
化が可能となる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である電機子巻線
の概略構成図であり、三相、二極、24スロット、q
(上述したように毎極毎相のスロット数)=4、一相あ
たり4コイルの場合の例である。図1において、Ua、
Ub、Uc、UdはU相のコイル群(実線図示)であり、
これらコイルUa、Ub、Uc、Udのそれぞれは、波状に
巻線整形されている。そして、コイルUaは、スロット
14及び23に挿入され、コイルUbは、スロット13
及び24に挿入される。また、コイルUcは、スロット
1及び12に挿入され、コイルUdは、スロット2及び
11に挿入される。このコイル群Ua、Ub、Uc、Ud
は、N極、S極に対応する部分のコイルエンドの一方が
無い構造となっている。
【0010】また、このコイル群Ua、Ub、Uc、Udの
最大コイルピッチは、{Ns/P+(q−1)}スロッ
ト間隔であり、最大コイルピッチとなった極の隣の極に
おいては、最小コイルピッチは、{Ns/P−(q−
1)}スロット間隔となっている。ただし、Nsはスロ
ット数、Pは極数である。つまり、図示した例において
は、Nsは、24、Pは2、qは4であるので、最大コ
イルピッチは、15スロット、最小コイルピッチは、9
スロットとなる。コイルUaを例にすると、最大コイル
ピッチは、スロット23、24、1〜14の15スロッ
ト間隔となり、最小コイルピッチは、スロット14〜2
3の9スロット間隔となっている。コイルUb、Uc、U
dも同様に、最大コイルピッチは、15スロット間隔、
最小コイルピッチは、9スロット間隔となっている。し
たがって、コイル群Ua、Ub、Uc、Udをスロットに挿
入する際には、コイルUa、Ub、Uc、Udが互いに交錯
せず、コイル挿入作業が容易で、自動挿入が可能となっ
ている。
【0011】また、Va、Vb、Vc、VdはV相のコイル
群(破線図示)であり、これらコイルVa、Vb、Vc、
Vdは、コイルUa、Ub、Uc、Udと同様に、波状に巻
線整形されている。そして、コイルVaは、スロット7
及び22に挿入され、コイルVbは、スロット8及び2
1に挿入される。また、コイルVcは、スロット9及び
20に挿入され、コイルVdは、スロット10及び19
に挿入される。このコイル群Va、Vb、Vc、Vdも、N
極、S極に対応する部分のコイルエンドの一方が無い構
造となっている。
【0012】さらに、このコイル群Va、Vb、Vc、Vd
もコイル群Ua、Ub、Uc、Udと同様に、最大コイルピ
ッチは、{Ns/P+(q−1)}スロット間隔であ
り、最大コイルピッチとなった極の隣の極においては、
最小コイルピッチは、{Ns/P−(q−1)}スロッ
ト間隔となっている。コイルVaを例にすると、最大コ
イルピッチは、スロット7〜22の15スロット間隔と
なり、最小コイルピッチは、スロット22、23、2
4、1〜7の9スロット間隔となっている。コイルU
b、Uc、Udも同様に、最大コイルピッチは、15スロ
ット間隔、最小コイルピッチは、9スロット間隔となっ
ている。したがって、コイル群Va、Vb、Vc、Vdをス
ロットに挿入する際には、コイルVa、Vb、Vc、Vdが
互いに交錯せず、コイル挿入作業が容易で、自動挿入が
可能となっている。
【0013】さらに、Wa、Wb、Wc、WdはW相のコイ
ル群(一点鎖線図示)であり、これらコイルWa、Wb、
Wc、Wdも、波状に巻線整形されている。そして、コイ
ルWaは、スロット6及び15に挿入され、コイルWb
は、スロット5及び16に挿入される。また、コイルW
cは、スロット4及び17に挿入され、コイルWdは、ス
ロット3及び18に挿入される。このコイル群Wa、W
b、Wc、Wdも、N極、S極に対応する部分のコイルエ
ンドの一方が無い構造となっている。
【0014】さらに、このコイル群Va、Vb、Vc、Vd
も、最大コイルピッチは、{Ns/P+(q−1)}ス
ロット間隔であり、最大コイルピッチとなった極の隣の
極においては、最小コイルピッチは、{Ns/P−(q
−1)}スロット間隔となっている。つまり、最大コイ
ルピッチは、15スロット間隔となり、最小コイルピッ
チは、9スロット間隔となっている。したがって、コイ
ル群Wa、Wb、Wc、Wdをスロットに挿入する際には、
コイルWa、Wb、Wc、Wdが互いに交錯せず、コイル挿
入作業が容易で、自動挿入が可能となっている。
【0015】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、U相、V相、W相の各相のコイル群が波状に巻線整
形され、スロットに挿入され、N極、S極に対応する部
分のコイルエンドの一方を省略できる構成となっている
ので、電動機軸方向寸法を短縮でき、重量を軽減するこ
とができる。さらに、各相のコイル群の最大コイルピッ
チは{Ns/P+(q−1)}スロット間隔であり、最
大コイルピッチとなった極の隣の極においては、最小コ
イルピッチは{Ns/P−(q−1)}スロット間隔と
したので、コイルをスロットに挿入する際に、コイルが
互いに交錯することがなく、コイル挿入作業が容易で、
自動挿入が可能となる。なお、上述した例は、二極の電
動機の場合の例であるが、本発明は、二極の場合に限ら
ず、二極以上の多極の電動機にも適用することができ
る。
【0016】また、本発明は、電気自動車に使用される
三相電動機のみならず、他の用途に使用される三相電動
機にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、構成さ
れているため、次のような効果がある。三相電動機の電
機子巻線において、各相毎に、波状に巻線整形された巻
線が上記電機子のスロットに挿入される構成となってい
るので、電機子鉄心の一方端のコイルエンドを省略する
ことができる。これにより、電動機の軸方向寸法が短縮
され、軽量化され、三相電動機の小型軽量化が可能な電
機子巻線構造を実現することができる。
【0018】また、各極を形成する各相の巻線群の最大
コイルピッチは、{Ns/P+(q−1)}スロット間
隔(ただし、Nsはスロット数、Pは極数、qは毎極毎
相のスロット数)であり、最大コイルピッチとなった極
の隣の極の最小コイルピッチは、{Ns/P−(q−
1)}スロット間隔であり、スロットに巻線を挿入する
際には、巻線どうしが互いに交錯しない構成となってい
るので、スロットへの巻線挿入作業が容易となり、自動
化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電機子巻線の概略構成
図である。
【図2】従来の電機子巻線の概略構成図である。
【符号の説明】
1〜24 スロット番号 Ua、Ub、Uc、Ud U相のコイル群 Va、Vb、Vc、Vd V相のコイル群 Wa、Wb、Wc、Wd W相のコイル群

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相電動機の電機子巻線において、各相
    毎に、波状に巻線整形された巻線が上記電機子のスロッ
    トに挿入されることを特徴とする三相電動機の電機子巻
    線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の三相電動機の電機子巻線
    において、各極を形成する各相の巻線群の最大コイルピ
    ッチは、{Ns/P+(q−1)}スロット間隔(ただ
    し、Nsはスロット数、Pは極数、qは毎極毎相のスロ
    ット数)であり、最大コイルピッチとなった極の隣の極
    の最小コイルピッチは、{Ns/P−(q−1)}スロ
    ット間隔であり、スロットに巻線を挿入する際には、巻
    線どうしが互いに交錯しない構成であることを特徴とす
    る三相電動機の電機子巻線。
JP24913992A 1992-09-18 1992-09-18 三相電動機の電機子巻線 Pending JPH06105495A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1328057A2 (en) * 2002-01-11 2003-07-16 Denso Corporation Vehicle ac generator having vibration-resistant stator
JP2011182522A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Toyota Industries Corp 回転電機の固定子及び回転電機の固定子に用いる相プリフォームコイル

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