JPH0756617Y2 - 極数切換形回転電機 - Google Patents
極数切換形回転電機Info
- Publication number
- JPH0756617Y2 JPH0756617Y2 JP1986079309U JP7930986U JPH0756617Y2 JP H0756617 Y2 JPH0756617 Y2 JP H0756617Y2 JP 1986079309 U JP1986079309 U JP 1986079309U JP 7930986 U JP7930986 U JP 7930986U JP H0756617 Y2 JPH0756617 Y2 JP H0756617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- pole
- coil
- winding
- poles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は倍数切換を行う単一巻線方式の極数切換形回転
電機に関する。
電機に関する。
（従来の技術） 従来、この種の回転電機の電機子巻線は、二層重ね巻方
式を採用することが一般的であった。
式を採用することが一般的であった。
（考案が解決しようとする問題点） ところが、二層重ね巻方式ではスロットへのコイル挿入
の機械化が困難であるため、従来の極数切換形回転電機
では、生産性に極めて劣るという問題があった。
の機械化が困難であるため、従来の極数切換形回転電機
では、生産性に極めて劣るという問題があった。
本考案は上記問題点を解決すべくなされたもので、従っ
てその目的は、コイル挿入の機械化が容易になって生産
性を向上させ得る極数切換形回転電機を提供するにあ
る。
てその目的は、コイル挿入の機械化が容易になって生産
性を向上させ得る極数切換形回転電機を提供するにあ
る。
［考案の構成］ （問題点を解決するための手段） 本考案の極数切換形回転電機は、電機子巻線を、高速極
の１極１相当りのスロット数をｑとしたときに、１相分
の高速極１極を同心状に配置したｑ個のコイルにて構成
すると共に、各極各相の外側コイルの各コイル辺が互い
に異なる異相の外側コイルのコイル辺と同一スロット内
に収納されるように構成したところに特徴を有するもの
である。
の１極１相当りのスロット数をｑとしたときに、１相分
の高速極１極を同心状に配置したｑ個のコイルにて構成
すると共に、各極各相の外側コイルの各コイル辺が互い
に異なる異相の外側コイルのコイル辺と同一スロット内
に収納されるように構成したところに特徴を有するもの
である。
（作用） １極１相のコイルが同心状のｑ個のコイルから構成され
た同心巻であるから、コイル挿入作業が極めて容易であ
る。
た同心巻であるから、コイル挿入作業が極めて容易であ
る。
（実施例） 以下本考案を4/8極切換形の３相誘導電動機に適用した
第１実施例につき第１図乃至第５図を参照して説明す
る。尚、図面中、矩形の枠内に記載した数字はスロット
番号を示す。第１図の巻線配列展開図に示した通り、ス
ロット数は24であり、従って高速極の１極１相当りのス
ロット数ｑは、24/（４×３）＝２である。同図中、Ｕ
相巻線は実線、Ｖ相巻線は一点鎖線、Ｗ相巻線は破線に
て夫々示す。例えばＵ相の巻線は夫々電気角で180°離
れて位置する第１乃至第４のコイル群u1〜u4から構成さ
れ、各コイル群u1〜u4はコイルピッチが４の外側コイル
1a〜4aとコイルピッチが２の内側コイル1b〜4bとを同心
状に配置して構成されている。即ち、Ｕ相１のコイル群
u1は高速極の１極１相のスロット数ｑに相当する２個の
コイル1a,1bから構成され、第２乃至第４の各コイル群u
2〜u4も同様に夫々２個のコイル2a〜4a,2b〜4bから構成
されている。また、Ｖ相及びＷ相についてもＵ相に対し
電気角で120°,240°ずれて配置される以外はＵ相と同
様の構成であって、図面中、Ｖ相巻線を構成する第１乃
至第４のコイル群にはv1〜v4の符号を付し、Ｗ相巻線を
構成する第１乃至第４のコイル群にはw1〜w4の符号を付
して示す。ここで、各相巻線の関係を更に述べると、例
えばＵ相の第２のコイル群u2の外側コイル2aの各コイル
辺は、番号が7,11のスロット内に収納され、その各スロ
ットにＷ相の第４のコイル群w4の外側コイル4a及びＶ相
の第２のコイル群v2の外側コイル2aが夫々挿入されてい
る。即ち、Ｕ相第２極の外側コイル2aの各コイル辺は、
互いに異なる異相、即ちＶ相及びＷ相の外側コイル4a,2
aと同一スロット内に収納されており、この関係は他の
全ての各相各極について同様である。そして、各相の第
１乃至第４のコイル群は、第１−第３−第２−第４の順
で直列接続され、図示の通りに端子U1,U2,V1,V2,W1,W2
が設けられている。
第１実施例につき第１図乃至第５図を参照して説明す
る。尚、図面中、矩形の枠内に記載した数字はスロット
番号を示す。第１図の巻線配列展開図に示した通り、ス
ロット数は24であり、従って高速極の１極１相当りのス
ロット数ｑは、24/（４×３）＝２である。同図中、Ｕ
相巻線は実線、Ｖ相巻線は一点鎖線、Ｗ相巻線は破線に
て夫々示す。例えばＵ相の巻線は夫々電気角で180°離
れて位置する第１乃至第４のコイル群u1〜u4から構成さ
れ、各コイル群u1〜u4はコイルピッチが４の外側コイル
1a〜4aとコイルピッチが２の内側コイル1b〜4bとを同心
状に配置して構成されている。即ち、Ｕ相１のコイル群
u1は高速極の１極１相のスロット数ｑに相当する２個の
コイル1a,1bから構成され、第２乃至第４の各コイル群u
2〜u4も同様に夫々２個のコイル2a〜4a,2b〜4bから構成
されている。また、Ｖ相及びＷ相についてもＵ相に対し
電気角で120°,240°ずれて配置される以外はＵ相と同
様の構成であって、図面中、Ｖ相巻線を構成する第１乃
至第４のコイル群にはv1〜v4の符号を付し、Ｗ相巻線を
構成する第１乃至第４のコイル群にはw1〜w4の符号を付
して示す。ここで、各相巻線の関係を更に述べると、例
えばＵ相の第２のコイル群u2の外側コイル2aの各コイル
辺は、番号が7,11のスロット内に収納され、その各スロ
ットにＷ相の第４のコイル群w4の外側コイル4a及びＶ相
の第２のコイル群v2の外側コイル2aが夫々挿入されてい
る。即ち、Ｕ相第２極の外側コイル2aの各コイル辺は、
互いに異なる異相、即ちＶ相及びＷ相の外側コイル4a,2
aと同一スロット内に収納されており、この関係は他の
全ての各相各極について同様である。そして、各相の第
１乃至第４のコイル群は、第１−第３−第２−第４の順
で直列接続され、図示の通りに端子U1,U2,V1,V2,W1,W2
が設けられている。
さて、上記構成とした電機子巻線において、次表に示す
ように各端子を接続した場合の電圧ベクトル図及び起磁
力波形図を第２図乃至第５図に夫々示す。
ように各端子を接続した場合の電圧ベクトル図及び起磁
力波形図を第２図乃至第５図に夫々示す。
４極とした場合の電圧ベクトル図は第２図に示されてお
り、３相が夫々平衡していることが明らかで、巻線係数
は0.683である。８極の場合の電圧ベクトル図は第３図
に示され、この場合も３相が平衡し、巻線係数は0.866
となる。一方、起磁力波形は、Ｕ相巻線に＋1.0、Ｖ相
巻線及びＷ相巻線に夫々−0.5に相当する電流が流れる
瞬間において、４極では第４図に示すようになり、８極
では第５図に示すようになり、ここでも全く問題がない
ことが明らかにされている。
り、３相が夫々平衡していることが明らかで、巻線係数
は0.683である。８極の場合の電圧ベクトル図は第３図
に示され、この場合も３相が平衡し、巻線係数は0.866
となる。一方、起磁力波形は、Ｕ相巻線に＋1.0、Ｖ相
巻線及びＷ相巻線に夫々−0.5に相当する電流が流れる
瞬間において、４極では第４図に示すようになり、８極
では第５図に示すようになり、ここでも全く問題がない
ことが明らかにされている。
以上述べた第１実施例によれば、電圧ベクトル及び起磁
力波形に何等問題がないことは勿論のこと、同心巻であ
るから、従来の二層重ね巻方式では困難であったスロッ
トへのコイルの機械挿入を簡単に行うことができ、もっ
て生産性を大幅に向上させることができる。
力波形に何等問題がないことは勿論のこと、同心巻であ
るから、従来の二層重ね巻方式では困難であったスロッ
トへのコイルの機械挿入を簡単に行うことができ、もっ
て生産性を大幅に向上させることができる。
次に、本考案を36スロットの4/8極切換形の３相誘導電
動機に適用した第２実施例につき第６図乃至第10図を参
照して説明する。前記第１実施例と相違する点は、高速
極の１極１相当りのスロット数ｑが36/（４×３）＝３
となることに併せて、１相分の高速極１極を同心状の３
個のコイルから構成したところにある。そして、各極各
相の外側コイルの各コイル辺が互いに異なる異相の外側
コイルのコイル辺と同一スロット内に収納されるように
した点においては前記第１実施例と同様に構成し、第６
図に示すように、各相のコイル群を接続している。斯か
る電機子巻線の各端子を前表と同様に接続すれば、４極
及び８極が択一的に構成される。４極及び８極の場合の
電圧ベクトル図は第７図及び第８図に夫々示しており、
明らかに平衡している。この場合、巻線係数は、４極で
は0.617、８極では0.831である。また、第９図及び第10
図は夫々Ｕ相巻線に＋1.0、Ｖ相巻線及びＷ相巻線に夫
々−0.5に相当する電流が流れた瞬間における４極及び
８極の起磁力波形を示している。電圧ベクトル及び起磁
力波形共に何等問題がない。このように構成しても、同
心巻であるから、やはりスロットへのコイルの機械挿入
を簡単に行ない得て生産性が向上する。
動機に適用した第２実施例につき第６図乃至第10図を参
照して説明する。前記第１実施例と相違する点は、高速
極の１極１相当りのスロット数ｑが36/（４×３）＝３
となることに併せて、１相分の高速極１極を同心状の３
個のコイルから構成したところにある。そして、各極各
相の外側コイルの各コイル辺が互いに異なる異相の外側
コイルのコイル辺と同一スロット内に収納されるように
した点においては前記第１実施例と同様に構成し、第６
図に示すように、各相のコイル群を接続している。斯か
る電機子巻線の各端子を前表と同様に接続すれば、４極
及び８極が択一的に構成される。４極及び８極の場合の
電圧ベクトル図は第７図及び第８図に夫々示しており、
明らかに平衡している。この場合、巻線係数は、４極で
は0.617、８極では0.831である。また、第９図及び第10
図は夫々Ｕ相巻線に＋1.0、Ｖ相巻線及びＷ相巻線に夫
々−0.5に相当する電流が流れた瞬間における４極及び
８極の起磁力波形を示している。電圧ベクトル及び起磁
力波形共に何等問題がない。このように構成しても、同
心巻であるから、やはりスロットへのコイルの機械挿入
を簡単に行ない得て生産性が向上する。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定さ
れるものではなく、例えば相数及び極数を所望に設定す
る等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施でき
るものである。
れるものではなく、例えば相数及び極数を所望に設定す
る等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施でき
るものである。
［考案の効果］ 本考案は以上述べたように、単一巻線方式の倍数切換形
でありながら、電機子巻線を同心巻により構成したか
ら、スロットへのコイルの挿入作業が極めて簡単になっ
てコイル挿入の機械化により生産性を大幅に向上させる
ことができるという優れた効果を奏するものである。
でありながら、電機子巻線を同心巻により構成したか
ら、スロットへのコイルの挿入作業が極めて簡単になっ
てコイル挿入の機械化により生産性を大幅に向上させる
ことができるという優れた効果を奏するものである。
第１図乃至第５図は本考案の第１実施例を示し、第１図
は巻線配列展開図、第２図及び第３図は夫々４極及び８
極の場合における電圧ベクトル図、第４図及び第５図は
同起磁力波形図、第６図乃至第10図は本考案の第２実施
例を示す第１図乃至第５図相当図である。 図面中、u1〜u4,v1〜v4,w1〜w4は各相のコイル群、1a〜
4aは外側コイル、1b〜4bは内側コイルである。
は巻線配列展開図、第２図及び第３図は夫々４極及び８
極の場合における電圧ベクトル図、第４図及び第５図は
同起磁力波形図、第６図乃至第10図は本考案の第２実施
例を示す第１図乃至第５図相当図である。 図面中、u1〜u4,v1〜v4,w1〜w4は各相のコイル群、1a〜
4aは外側コイル、1b〜4bは内側コイルである。
Claims (1)
- 【請求項１】単一巻線方式の倍数切換形であって、電機
子巻線を、高速極の１極１相当りのスロット数をｑとし
たときに、１相分の高速極１極を同心巻のｑ個のコイル
にて構成すると共に、各極各相の外側コイルの各コイル
辺が互いに異なる異相の外側コイルのコイル辺と同一ス
ロット内に収納されるように構成したことを特徴とする
極数切換形回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986079309U JPH0756617Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 極数切換形回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986079309U JPH0756617Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 極数切換形回転電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62191364U JPS62191364U (ja) | 1987-12-05 |
| JPH0756617Y2 true JPH0756617Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=30929048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986079309U Expired - Lifetime JPH0756617Y2 (ja) | 1986-05-26 | 1986-05-26 | 極数切換形回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756617Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6688247B2 (ja) * | 2017-04-10 | 2020-04-28 | 株式会社Ｓｏｋｅｎ | 回転電機及び回転電機システム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57189549A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pole change rotary electric machine |
| JPS58201566A (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 極数変換型回転電機 |
-
1986
- 1986-05-26 JP JP1986079309U patent/JPH0756617Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62191364U (ja) | 1987-12-05 |
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