JPH06105489A - ロータマグネット固定方法 - Google Patents

ロータマグネット固定方法

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Publication number
JPH06105489A
JPH06105489A JP4254883A JP25488392A JPH06105489A JP H06105489 A JPH06105489 A JP H06105489A JP 4254883 A JP4254883 A JP 4254883A JP 25488392 A JP25488392 A JP 25488392A JP H06105489 A JPH06105489 A JP H06105489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor
adhesive
cylindrical magnet
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP4254883A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Shimazaki
準 島▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4254883A priority Critical patent/JPH06105489A/ja
Publication of JPH06105489A publication Critical patent/JPH06105489A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱膨張によるマグネットの破損や接着剤の剥
離を解決するためのロータマグネットを得る。 【構成】 介在部の中心にシャフトが打ち込みによって
固定され、介在部品の外周に接着剤を塗布し、マグネッ
トワイヤをセットしたロータマグネットで、介在部品の
外周に偏心したV溝が刻設されている構造を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタやフロッピーデ
ィスクドライブ等に使用されているステッピングモータ
等のロータに関し、更に詳しくは、円筒状マグネットと
中心に位置しているシャフトと、その2部品を固定する
介在部品から構成されるロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータはプリンタやフロッピーディスク
ドライブ等のOA機器を始め、家電、車載用と多くの分
野で使用されているが、これらの製品の軽薄短小化のニ
ーズによりモータに対しても小型、高性能、低騒音化の
要求が益々高まってきている。
【0003】上記性能を満足するため、ロータについて
も振れに対する改善が従来以上に必要とされている。従
来ロータはマグネットと介在部品の間に接着剤を塗布し
固定されているが、介在部品の外周面は溝などなく滑ら
かである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロータの組立は、位置
出し治具によってシャフトと介在部品は打ち込みによっ
て固定される。そして接着剤を介在部品の外周に塗布し
た後円筒状マグネットを挿入し乾燥させて固定させてい
る。
【0005】円筒状マグネットと介在部品の隙間は、ロ
ータの触れを起こさせないためにも円筒状マグネットの
内径と介在部品に外径の隙間は可能な限り小さくするこ
とが望ましいが、小さすぎると接着剤が隙間にしみ込み
にくかったり円筒状マグネットと介在部品の熱膨張率が
異なるため、ロータが加熱されたときに介在部品の方が
膨張率が高いため円筒状マグネットの破損や接着剤の剥
離の恐れが生じる。そこで、熱膨張が起きても円筒状マ
グネットが割れない程度の隙間を設け接着剤で熱膨張し
た分を吸収することで改善される。しかし接着剤は高温
下や滑らかな表面の金属では接着強度が低下してしまう
ためにロータは回転動作中の回転、停止、反転といった
複雑な動作を行うため、接着強度が満たされずに接着剤
が剥離して円筒状マグネットと介在部品とがスリップし
てしまう恐れがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は円筒状マグネッ
トとその中心に位置しているシャフトとの間に固定する
ための介在部品を設置して、接着剤で介在部品と円筒状
マグネットを固定する構造のロータマグネットである。
そして、外周面に偏心V溝が形成された構造をしてい
る。また、円筒状マグネットの内径と介在部品の外径と
の隙間はわずかな状態で組み合わされ接着剤で固定され
ており、これが本発明の特徴である。ここで介在部品の
外周面はV溝で幅0.1mm〜3.0mm,深さ0.1
mm〜1.0mmの範囲で偏心している。
【0007】
【作用】このロータマグネットを組み立てるには、介在
部品の外周面のV溝に接着剤を塗布した後に円筒状マグ
ネットを介在部品に回しながらセットする。すると円筒
状マグネットの内径と介在部品の外径はほぼ同じのた
め、接着剤が溝より多く付着しているところは押し流さ
れるが溝の部分の接着剤は残るため円筒状マグネットを
固定するには充分な量が確保でき強度も向上することが
できる。また、円筒状マグネットの内径と介在部品の外
径がほぼ同じなため回転時のロータの触れが起こること
もない。
【0008】
【実施例】次に本発明の詳細を図示する。
【0009】図1は本発明のロータマグネット固定方法
の一実施例を示す分解斜視図であり、図2はその断面
図、図3は平面図、図4は介在部品の詳細図で、図5は
ロータを組み立てる際の詳細図である。このロータマグ
ネットは円筒状のマグネット2とその中心に位置してい
るシャフト1とその間に固定するための介在部品3とか
ら構成されている。介在部品3は金属からなり、その中
心には貫通穴4が設置されており、その貫通穴4にはシ
ャフト1が打ち込みによって固定されている。
【0010】本発明は介在部品3の外周面に偏心したV
溝が刻まれているところが特徴である。また介在部品3
の外径は、円筒状マグネット2に対して若干の隙間があ
り、これを組み合わせることによって一つのロータマグ
ネットとなる。シャフト1が打ち込まれた介在部品3の
外周に接着剤を塗布し円筒状マグネット2をセットし固
定する。接着剤は6で示す介在部品3の外周面に偏心し
たV溝が刻まれているところに塗布されている。この偏
心V溝6が刻設されているため、円筒状マグネット2の
内径と介在部品3の外径の隙間がほとんどなくても円筒
状マグネット2をセットする際、外周面に付着している
接着剤は押し流されても溝の中に入っている接着剤は押
し流されないため強力な固定力が確保される。また、円
筒状マグネット2をセットする際回しながら行えば、溝
にムラなく接着剤がいきわたり均一な接着層ができ、よ
り強力な固定力が得られる。また、円筒状マグネット2
と介在部品3との熱膨張率の違いにより、円筒状マグネ
ット2に大きな応力が加わるのを溝が刻まれていること
により、その応力が吸収され円筒状マグネット2の割れ
が防止でき、また接着剤の剥離も防止できる。偏心した
V溝は図4で示すように三日月状に刻まれている。組立
は図5に示すように組立治具5を使用し介在部品3をセ
ットし貫通穴4にシャフト1を位置決めした所まで挿入
する。
【0011】そして、それを取り出して接着剤を溝の部
分に塗布し円筒状マグネット2をセットし固定させ一つ
のロータマグネットにする。ここで円筒状マグネット2
の内径と介在部品3の外径との隙間は回転運動する際振
れを小さくするためできるだけ小さいのが望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記のように介在部品の外周面
に偏心したV溝を設けその溝に接着剤を塗布し円筒状マ
グネットをセットし固定したロータマグネットで、接着
剤がV溝に存在しているため高い接着強度が得られる。
また熱による膨張率の違いを接着剤で吸収されることに
よりマグネットに大きな応力がかかるのを防止し、さら
に接着剤の剥離も防止できる。この結果マグネットと介
在部品の隙間が可能な限り小さくすることができるため
回転動作時のロータの触れを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータマグネット固定方法の一実施例
を示す分解斜視図。
【図2】本発明のロータマグネット固定方法の一実施例
を示す断面図。
【図3】本発明のロータマグネット固定方法の一実施例
を示す平面図。
【図4】本発明のロータマグネット固定方法の一実施例
の介在部品の詳細図。
【図5】本発明のロータマグネット固定方法の一実施例
のロータを組み立てる際の詳細図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 円筒状マグネット 3 介在部品 4 貫通穴 5 組立治具 6 V溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状マグネットとその中心に位置してい
    るシャフトと、その2部品を固定する介在部品(継鉄)
    から構成されるロータについて、マグネットと介在部品
    の接合面に溝を設け接着剤によって固定されることを特
    徴とするロータマグネット固定方法。
  2. 【請求項2】介在部の外周にV溝を設けたことを特徴と
    する前記請求項1記載のロータマグネット固定方法。
  3. 【請求項3】V溝は偏心しており、幅0.1mm〜3.
    0mm、深さ0.1mm〜1.0mmの範囲内で偏心し
    ていることを特徴とする請求項2記載のロータマグネッ
    ト固定方法。
JP4254883A 1992-09-24 1992-09-24 ロータマグネット固定方法 Pending JPH06105489A (ja)

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JP4254883A JPH06105489A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 ロータマグネット固定方法

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JPH06105489A true JPH06105489A (ja) 1994-04-15

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JP4254883A Pending JPH06105489A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 ロータマグネット固定方法

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JP (1) JPH06105489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070166A1 (ja) * 2010-11-24 2012-05-31 パナソニック株式会社 変換体モジュール及びその製造方法

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