JPH06105390B2 - 液晶装置の信号転送方式 - Google Patents
液晶装置の信号転送方式Info
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- JPH06105390B2 JPH06105390B2 JP23892487A JP23892487A JPH06105390B2 JP H06105390 B2 JPH06105390 B2 JP H06105390B2 JP 23892487 A JP23892487 A JP 23892487A JP 23892487 A JP23892487 A JP 23892487A JP H06105390 B2 JPH06105390 B2 JP H06105390B2
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- G09G3/34—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
- G09G3/36—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
- G09G3/3611—Control of matrices with row and column drivers
- G09G3/3622—Control of matrices with row and column drivers using a passive matrix
- G09G3/3629—Control of matrices with row and column drivers using a passive matrix using liquid crystals having memory effects, e.g. ferroelectric liquid crystals
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- G—PHYSICS
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- Liquid Crystal (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液晶装置の信号転送方式に関し、詳しくは走査
線を任意に選択して書き換えを行なう強誘電性液晶表示
パネルを用いた液晶表示装置の信号転送方式に関する。
線を任意に選択して書き換えを行なう強誘電性液晶表示
パネルを用いた液晶表示装置の信号転送方式に関する。
［開示の概要］ 本明細書及び図面は、液晶表示装置の信号転送方式にお
いて、水平帰線期間部に走査線アドレス信号を設定し、
続く映像信号走査期間部に映像情報信号を設定して直列
転送すると共に、前記走査線アドレス信号と映像情報信
号を切り換えるための指示信号を水平同期信号に同期さ
せて転送し、任意の走査電極の部分書き込み（書き換
え）を行なうことにより、大画面，多画素数の表示パネ
ルの表示の応答をみかけ上速くし、且つ低消費電力化を
可能とする技術を開示するものである。
いて、水平帰線期間部に走査線アドレス信号を設定し、
続く映像信号走査期間部に映像情報信号を設定して直列
転送すると共に、前記走査線アドレス信号と映像情報信
号を切り換えるための指示信号を水平同期信号に同期さ
せて転送し、任意の走査電極の部分書き込み（書き換
え）を行なうことにより、大画面，多画素数の表示パネ
ルの表示の応答をみかけ上速くし、且つ低消費電力化を
可能とする技術を開示するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の表示装置で例えば走査電極群と情報電極
群をマトリクス状に構成し、その電極間に液晶を充填
し、多数の画素を形成して画像表示を行なう液晶表示装
置においては、走査電極群に順次一定周期で走査信号を
印加し、情報電極群には走査信号と同期させて映像信号
を印加して駆動する方法が採用されているが、この時の
映像信号の転送方式と走査電極の選択の方法は、第４図
のように垂直同期信号VD、水平同期信号HD、映像信号Da
taの少なくとも３本の信号線で行なわれている。垂直同
期信号VDは、一画面（１フレーム）を構成するのに要す
る時間の周期で一定に保たれて垂直同期信号が出力され
ており、１フレーム期間内に少なくとも水平走査電極を
走査する本数分だけ一定周期（1H期間）で水平同期信号
が出力される。更に、このVDとHDは定まった関係、つま
り常に同期された状態にあり、1H期間内に映像信号Data
は情報電極群の本数分であるｎケ転送される。
群をマトリクス状に構成し、その電極間に液晶を充填
し、多数の画素を形成して画像表示を行なう液晶表示装
置においては、走査電極群に順次一定周期で走査信号を
印加し、情報電極群には走査信号と同期させて映像信号
を印加して駆動する方法が採用されているが、この時の
映像信号の転送方式と走査電極の選択の方法は、第４図
のように垂直同期信号VD、水平同期信号HD、映像信号Da
taの少なくとも３本の信号線で行なわれている。垂直同
期信号VDは、一画面（１フレーム）を構成するのに要す
る時間の周期で一定に保たれて垂直同期信号が出力され
ており、１フレーム期間内に少なくとも水平走査電極を
走査する本数分だけ一定周期（1H期間）で水平同期信号
が出力される。更に、このVDとHDは定まった関係、つま
り常に同期された状態にあり、1H期間内に映像信号Data
は情報電極群の本数分であるｎケ転送される。
このような３種類の信号線を用いた転送方式では通常、
VDパルスのところで画面の先頭走査電極が選択され、そ
の走査電極から走査し始め、順次HDパルスによって走査
電極を画面の上から下へと１ラインずつ順次走査してい
る。同時に、これと平行して映像信号Dataが順次選択さ
れる走査電極に対応して転送されてきて一画面を構成す
る。以上の動作を１秒間に30回（30フレーム）、又はそ
れ以上の回数で繰り返している。
VDパルスのところで画面の先頭走査電極が選択され、そ
の走査電極から走査し始め、順次HDパルスによって走査
電極を画面の上から下へと１ラインずつ順次走査してい
る。同時に、これと平行して映像信号Dataが順次選択さ
れる走査電極に対応して転送されてきて一画面を構成す
る。以上の動作を１秒間に30回（30フレーム）、又はそ
れ以上の回数で繰り返している。
［発明が解決しようとする問題点］ ところで、大画面，多画素数になると表示パネルを毎秒
30フレーム以上で駆動する場合、VD,HD,Dataの周波数は
必然的に速くなってくる。ちなみに走査電極数400本の
表示パネルで毎秒30フレームの速さで駆動することを考
えた場合、1H期間は約80μsecとなる。
30フレーム以上で駆動する場合、VD,HD,Dataの周波数は
必然的に速くなってくる。ちなみに走査電極数400本の
表示パネルで毎秒30フレームの速さで駆動することを考
えた場合、1H期間は約80μsecとなる。
しかしながら、このような表示パネルの液晶材料として
強誘電性液晶を用いた場合、走査電極を1H期間約80μse
cで所望のパルスを印加して書き込み（書き換え）でき
るような性能を有する実用的な強誘電性液晶材料はな
い。しかも、1H期間80μsecより多くの時間を与えて、
所望のパルス印加して全画面の書き込み（書き換え）
を、前述した従来の信号転送方式、駆動方法を用いる
と、毎秒30フレームより少ないフレーム数となってしま
う。これは人間の視覚に走査状態が認識されてしまい、
表示上問題となってしまう。更には、走査電極が順次走
査し、全情報電極が走査信号に同期して常に印加状態に
あるため、消費電力も大きい値となってしまう。
強誘電性液晶を用いた場合、走査電極を1H期間約80μse
cで所望のパルスを印加して書き込み（書き換え）でき
るような性能を有する実用的な強誘電性液晶材料はな
い。しかも、1H期間80μsecより多くの時間を与えて、
所望のパルス印加して全画面の書き込み（書き換え）
を、前述した従来の信号転送方式、駆動方法を用いる
と、毎秒30フレームより少ないフレーム数となってしま
う。これは人間の視覚に走査状態が認識されてしまい、
表示上問題となってしまう。更には、走査電極が順次走
査し、全情報電極が走査信号に同期して常に印加状態に
あるため、消費電力も大きい値となってしまう。
本発明は、上記従来例の欠点を除去し、大画面，多画素
数の表示パネルの表示の応答をみかけ上速くし、且つ低
消費電力化を可能とする信号転送方式を提供することを
目的とする。
数の表示パネルの表示の応答をみかけ上速くし、且つ低
消費電力化を可能とする信号転送方式を提供することを
目的とする。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、強誘電性液晶のメモリー性を利用し、書き換
えのあった行に対応する走査電極を示す走査線アドレス
信号を水平帰線期間部に設定し、その行の画像データを
示す映像情報信号を、続く映像信号走査期間部に設定し
て直列転送すると共に、前記走査線アドレス信号と映像
情報信号を切り換えるための指示信号を、水平同期信号
に同期させて転送することを特徴とする信号転送方式で
ある。
えのあった行に対応する走査電極を示す走査線アドレス
信号を水平帰線期間部に設定し、その行の画像データを
示す映像情報信号を、続く映像信号走査期間部に設定し
て直列転送すると共に、前記走査線アドレス信号と映像
情報信号を切り換えるための指示信号を、水平同期信号
に同期させて転送することを特徴とする信号転送方式で
ある。
［作 用］ 強誘電性液晶等のメモリー性を有する表示パネルの画面
の部分的書き込み（書き換え）については、書き込み
（書き換え）する画素の走査電極のみを走査することに
より、画面の他の部分を変化させることなく書き込み
（書き換え）ができる。本発明による信号転送方式は、
走査線への選択信号（走査線アドレス信号）と、情報線
への情報信号（映像情報信号）を時系列に設定し、各信
号を切り換えて表示パネルに与えることにより、任意の
走査電極の部分書き込みを行なうものであり、リフレッ
シュ駆動することなく書き換えのあった行のみの画素の
書き込みが実現される。
の部分的書き込み（書き換え）については、書き込み
（書き換え）する画素の走査電極のみを走査することに
より、画面の他の部分を変化させることなく書き込み
（書き換え）ができる。本発明による信号転送方式は、
走査線への選択信号（走査線アドレス信号）と、情報線
への情報信号（映像情報信号）を時系列に設定し、各信
号を切り換えて表示パネルに与えることにより、任意の
走査電極の部分書き込みを行なうものであり、リフレッ
シュ駆動することなく書き換えのあった行のみの画素の
書き込みが実現される。
［実施例］ 以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明す
る。
る。
先ず、第１図は、本発明に使用される表示パネルの概略
構成を示す図である。ここで１は表示パネルで情報線電
極DL（640本）と走査線電極SL（400本）との間に強誘電
性液晶が封入されて構成されている。２は情報線駆動回
路で情報線電極DLに信号を印加する為のものである。３
は、走査線駆動回路で走査線電極SLに信号を印加する為
のものである。４は、映像データシフトレジスタで、こ
の表示パネル１によって表示すべく送られてきた映像デ
ータの１ライン分のシリアルデータを受ける。５は、ラ
インメモリで、映像データシフトレジスタ４に送られて
きた１ライン分のシリアルデータをパラレルに受けて記
憶しておく。６は、情報電極ドライバで、ラインメモリ
５に記憶された１ライン分のデータに従って、情報線電
極DLの各電極に対して電圧を印加する。
構成を示す図である。ここで１は表示パネルで情報線電
極DL（640本）と走査線電極SL（400本）との間に強誘電
性液晶が封入されて構成されている。２は情報線駆動回
路で情報線電極DLに信号を印加する為のものである。３
は、走査線駆動回路で走査線電極SLに信号を印加する為
のものである。４は、映像データシフトレジスタで、こ
の表示パネル１によって表示すべく送られてきた映像デ
ータの１ライン分のシリアルデータを受ける。５は、ラ
インメモリで、映像データシフトレジスタ４に送られて
きた１ライン分のシリアルデータをパラレルに受けて記
憶しておく。６は、情報電極ドライバで、ラインメモリ
５に記憶された１ライン分のデータに従って、情報線電
極DLの各電極に対して電圧を印加する。
７は、アドレスデータラッチで、この表示パネル１によ
って表示すべく送られてきた映像データとともに送られ
てきた走査線電極SLの内の１本の電極を指定することの
できるアドレスデータをラッチする。
って表示すべく送られてきた映像データとともに送られ
てきた走査線電極SLの内の１本の電極を指定することの
できるアドレスデータをラッチする。
８は、アドレスデコーダで、アドレスデータラッチ７に
ラッチされたアドレスデータに従って、電圧を印加すべ
き走査線電極SLの１本を選択する。
ラッチされたアドレスデータに従って、電圧を印加すべ
き走査線電極SLの１本を選択する。
９は、走査電極ドライバで、アドレスデコーダ８によっ
て選択された走査線電極SLの１本に対して、電圧を印加
する。
て選択された走査線電極SLの１本に対して、電圧を印加
する。
10は、指示信号線で、表示すべく送られて来るデータの
アドレス部、データ部を指示する。
アドレス部、データ部を指示する。
11は、画像メモリVRAMからの情報信号を転送するアドレ
ス・データ線である。
ス・データ線である。
12は、スイッチでアドレス・データ線11からの情報信号
を切換信号線10からの信号に従って、映像データシフト
レジスタ４に送るか、アドレスデータラッチ７に送るか
を切り換える。
を切換信号線10からの信号に従って、映像データシフト
レジスタ４に送るか、アドレスデータラッチ７に送るか
を切り換える。
13は、画像メモリで、表示パネル１の情報線電極DLと走
査線電極SLとの交点を画素とする画像データを、この画
素に対応するビット毎に記憶している。
査線電極SLとの交点を画素とする画像データを、この画
素に対応するビット毎に記憶している。
14は、CPUで、画像メモリ13の書き換え制御や、書き換
えのあった行に対応する走査線アドレス信号、その行の
画像データである映像情報信号とをアドレス・データ線
11に送出したり、指示信号を指示信号線10に送ったりす
る。
えのあった行に対応する走査線アドレス信号、その行の
画像データである映像情報信号とをアドレス・データ線
11に送出したり、指示信号を指示信号線10に送ったりす
る。
次に、上記表示装置における信号転送方式について説明
する。
する。
第２図は指示信号線10に現われる指示信号10Sとアドレ
ス・データ線11に現われる情報信号11Sのタイミングチ
ャートを示す。
ス・データ線11に現われる情報信号11Sのタイミングチ
ャートを示す。
指示信号10Sがハイレベルのとき、情報信号11Sは、走査
線電極SLの内の１本を指示する走査線アドレスＡを含
み、その後の指示信号10Sがローレベルのとき、情報信
号11Sは、映像情報Ｂ、即ち情報線電極DLの１本、１本
に対する電圧のデータをシリアルに転送している。又、
次に指示信号11Sがハイレベルになる前にデッドタイム
Ｃという期間があるが、これは、外部転送装置に使われ
る処理時間で極めて短かい時間である。
線電極SLの内の１本を指示する走査線アドレスＡを含
み、その後の指示信号10Sがローレベルのとき、情報信
号11Sは、映像情報Ｂ、即ち情報線電極DLの１本、１本
に対する電圧のデータをシリアルに転送している。又、
次に指示信号11Sがハイレベルになる前にデッドタイム
Ｃという期間があるが、これは、外部転送装置に使われ
る処理時間で極めて短かい時間である。
この指示信号10Sがハイレベルのとき、スイッチ12は、
アドレス・データ線11をアドレスデータラッチ７側に切
り換える。この為、情報信号11S内の走査線電極アドレ
スがアドレスデータラッチ７にラッチされて、アドレス
デコーダ８を介して走査電極ドライバ９によって走査線
電極SLの一本に電圧が印加される。
アドレス・データ線11をアドレスデータラッチ７側に切
り換える。この為、情報信号11S内の走査線電極アドレ
スがアドレスデータラッチ７にラッチされて、アドレス
デコーダ８を介して走査電極ドライバ９によって走査線
電極SLの一本に電圧が印加される。
そして、指示信号10Sがローレベルになると、スイッチ1
2はアドレス・データ線11を映像データシフトレジスタ
４側に切り換える。この為に、情報信号11S内の映像情
報は映像データシフトレジスタ４に送られて、ラインメ
モリ５を介して、情報電極ドライバ６によって、情報線
電極DLの各電極は、電圧を印加されたり、されなかった
りする。
2はアドレス・データ線11を映像データシフトレジスタ
４側に切り換える。この為に、情報信号11S内の映像情
報は映像データシフトレジスタ４に送られて、ラインメ
モリ５を介して、情報電極ドライバ６によって、情報線
電極DLの各電極は、電圧を印加されたり、されなかった
りする。
つまり、走査電極駆動回路３へ送る走査線電極アドレス
信号と情報電極駆動回路２へ送る映像情報信号を一本の
アドレス・データ線11を用い、先頭に選択された走査線
電極アドレスをのせ、その後に続けて選択された走査線
電極の映像情報を情報線電極に送るという順番の前後関
係を維持した状態で直列転送し、且つ、走査電極アドレ
ス信号と映像情報信号の区別をするための指示信号を、
情報信号Data、すなわち水平同期信号HDに同期させて転
送することにより、任意の走査電極の部分書き込み（書
き換え）が実現できる。
信号と情報電極駆動回路２へ送る映像情報信号を一本の
アドレス・データ線11を用い、先頭に選択された走査線
電極アドレスをのせ、その後に続けて選択された走査線
電極の映像情報を情報線電極に送るという順番の前後関
係を維持した状態で直列転送し、且つ、走査電極アドレ
ス信号と映像情報信号の区別をするための指示信号を、
情報信号Data、すなわち水平同期信号HDに同期させて転
送することにより、任意の走査電極の部分書き込み（書
き換え）が実現できる。
ここで、第２図において、指示信号10Sは、第４図の水
平同期信号HDにタイミング的に相当しており、10Sがハ
イレベルの時が、水平帰線期間，ローレベルの時が映像
信号期間に時間的に割り当てられている。
平同期信号HDにタイミング的に相当しており、10Sがハ
イレベルの時が、水平帰線期間，ローレベルの時が映像
信号期間に時間的に割り当てられている。
ところで、部分書き込み（書き換え）を行なうためには
液晶材料および液晶セルにメモリー性という性格を持っ
ていなくてはならない。ここでメモリー性についてその
現象を述べておく。第３図に示すように強誘電性液晶を
上下電極基板31,32の間に保持し、一定の閾値以上の電
界Ｅを印加すると、液晶分子は第１の安定状態33に配向
するが、この状態は電界Ｅを切っても保たれる。また、
逆向きの電界−Ｅを印加すると、液晶分子は第２の安定
状態34に配向するが、やはり電界−Ｅを切ってもこの状
態に留まる。更に、与える電界Ｅまたは−Ｅが一定の閾
値を越えない限り、それぞれの配向状態はやはり維持さ
れている。
液晶材料および液晶セルにメモリー性という性格を持っ
ていなくてはならない。ここでメモリー性についてその
現象を述べておく。第３図に示すように強誘電性液晶を
上下電極基板31,32の間に保持し、一定の閾値以上の電
界Ｅを印加すると、液晶分子は第１の安定状態33に配向
するが、この状態は電界Ｅを切っても保たれる。また、
逆向きの電界−Ｅを印加すると、液晶分子は第２の安定
状態34に配向するが、やはり電界−Ｅを切ってもこの状
態に留まる。更に、与える電界Ｅまたは−Ｅが一定の閾
値を越えない限り、それぞれの配向状態はやはり維持さ
れている。
この現象によって、情報線電極DLと走査線電極SLとに電
圧を印加すると、その交点の電界によって強誘電性液晶
の配向を変えることができ、一端変えた後は、電圧の印
加をなくしてもその配向状態は保たれるのである。
圧を印加すると、その交点の電界によって強誘電性液晶
の配向を変えることができ、一端変えた後は、電圧の印
加をなくしてもその配向状態は保たれるのである。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、この部分書き込
み（書き換え）操作をすることにより、所望の応答速度
を満足できない強誘電性液晶を用いた大画面，多画素数
の液晶表示パネルの表示の応答をみかけ上速くすること
ができる。更に、部分書き込み（書き換え）操作によ
り、印加する走査電極数は必要最小限になり、単発的と
もなるので、低消費電力化が可能となる。
み（書き換え）操作をすることにより、所望の応答速度
を満足できない強誘電性液晶を用いた大画面，多画素数
の液晶表示パネルの表示の応答をみかけ上速くすること
ができる。更に、部分書き込み（書き換え）操作によ
り、印加する走査電極数は必要最小限になり、単発的と
もなるので、低消費電力化が可能となる。
第１図は本発明に使用される表示パネルの概略構成図、
第２図は指示信号と情報信号のタイムチャートを示す
図、第３図は強誘電性液晶のメモリー性を示す模式図、
第４図は従来の信号転送方式を示す図である。 1:表示パネル、 2:情報線駆動回路、 3:走査線駆動回路、 10:指示信号線、 11:アドレス・データ線、 12:スイッチ、 SL:走査線電極、 DL:情報線電極。
第２図は指示信号と情報信号のタイムチャートを示す
図、第３図は強誘電性液晶のメモリー性を示す模式図、
第４図は従来の信号転送方式を示す図である。 1:表示パネル、 2:情報線駆動回路、 3:走査線駆動回路、 10:指示信号線、 11:アドレス・データ線、 12:スイッチ、 SL:走査線電極、 DL:情報線電極。
Claims (1)
- 【請求項１】走査電極と情報電極を設けた一対の平行基
板間に強誘電性液晶を挟持し、走査電極に走査線アドレ
スを供給する走査線駆動回路と、情報電極に映像情報信
号を供給する情報線駆動回路を備えた液晶装置の信号転
送方式において、水平帰線期間部に走査線アドレス信号
を設定し、続く映像信号走査期間部に映像情報信号を設
定して直列転送すると共に、前記走査線アドレス信号と
映像情報信号を切り換えるための指示信号を水平同期信
号に同期させて転送することを特徴とする液晶装置の信
号転送方式。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23892487A JPH06105390B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 液晶装置の信号転送方式 |
| EP88115825A EP0308987A3 (en) | 1987-09-25 | 1988-09-26 | Display apparatus |
| US08/003,868 US5264839A (en) | 1987-09-25 | 1993-01-11 | Display apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23892487A JPH06105390B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 液晶装置の信号転送方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6481995A JPS6481995A (en) | 1989-03-28 |
| JPH06105390B2 true JPH06105390B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=17037298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23892487A Expired - Fee Related JPH06105390B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 液晶装置の信号転送方式 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0308987A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06105390B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU617006B2 (en) * | 1988-09-29 | 1991-11-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing system and apparatus |
| JP2584871B2 (ja) * | 1989-08-31 | 1997-02-26 | キヤノン株式会社 | 表示装置 |
| ATE140815T1 (de) * | 1989-09-08 | 1996-08-15 | Canon Kk | Datenverarbeitungssystem mit anzeigetafel |
| JPH08101669A (ja) | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置駆動回路 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4655561A (en) * | 1983-04-19 | 1987-04-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of driving optical modulation device using ferroelectric liquid crystal |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP23892487A patent/JPH06105390B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-09-26 EP EP88115825A patent/EP0308987A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6481995A (en) | 1989-03-28 |
| EP0308987A2 (en) | 1989-03-29 |
| EP0308987A3 (en) | 1990-01-17 |
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