JPH06105317A - マルチ標準方式観測カメラと該カメラを使用する監視システム - Google Patents

マルチ標準方式観測カメラと該カメラを使用する監視システム

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JPH06105317A
JPH06105317A JP5142169A JP14216993A JPH06105317A JP H06105317 A JPH06105317 A JP H06105317A JP 5142169 A JP5142169 A JP 5142169A JP 14216993 A JP14216993 A JP 14216993A JP H06105317 A JPH06105317 A JP H06105317A
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charge
standard
storage device
integration
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Application number
JP5142169A
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English (en)
Inventor
Jean-Pierre Fouilloy
ジヤン・ピエール・フヨイ
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Thales SA
Original Assignee
Thomson CSF SA
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/33Transforming infrared radiation
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/711Time delay and integration [TDI] registers; TDI shift registers
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    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
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    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/14Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by means of electrically scanned solid-state devices
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主要なテレビジョン標準に対応可能なマルチ
標準カメラを提供する。 【構成】 互いに位置合せされた及び/又は互いにずら
された2つの列に配置された感光要素を含む検出器と、
この検出器と同一の平面内に置かれたクロックシーケン
サとが取り付けられた、マルチ標準方式観測カメラを提
供する。このクロックシーケンサは、ディスプレーモニ
タのテレビジョン標準に適合したビテオ信号を出力する
ように、CCD読取り回路の中へのセンサからの電荷の
転送を制御するために使用される。このクロックシーケ
ンサは、電荷が積分される周期と電荷が読取り回路に転
送される時点とを決定するプログラム可能な計数リソー
スを含み、これらの計数リソースが、複数の標準を規定
するために必要とされるデータを含む記憶装置への結線
によってプログラムされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に赤外領域内での画
像収集に使用され、具体的には、ディスプレイモニタで
使用される標準に従って画像を形成するために、ディス
プレイモニタにビデオ信号を出力することが意図されて
いる観測カメラに関する。
【0002】本発明は、複数のテレビジョン標準に出力
ビデオ信号を適合させることが可能なマルチ標準方式観
測カメラ(multi-standard observation camera )を提
供する。
【0003】具体的には、しかし非限定的に、本発明は
サーマルカメラ(thermal camera)に応用され、パノラ
マ形又はセクタ形の監視システムに使用される。
【0004】
【従来の技術】被観測光景から受け取られた光束をビデ
オ信号に変換するために、従来、サーマルカメラは、低
温維持装置内に配置された検出器を含む。該検出器は、
主として多数のセンサ要素から構成される。これらのセ
ンサ要素は、特定の赤外スペクトル帯域を感知し、これ
らのセンサ要素に与えられる照度に比例した量の電荷を
出力することが可能である。この電荷出力は、処理及び
多重化回路に伝送される。このような回路内での電荷の
転送は、ディスプレイモニタで使用される標準に従うビ
デオ信号を形成するように調整されたクロックシーケン
サによって発生させられるパルスによってトリガされ
る。
【0005】これらのセンサ要素は、カメラによって出
力されるビデオ信号から形成され且つモニタ上に表示さ
れる最終画像の水平方向に沿って配置される。
【0006】一般的に、これらのセンサ要素は、同一の
水平方向に対して平行な複数の列の形に配置され、検出
器は、光景画像を投射し且つ検出器上に投射された光景
画像を垂直方向に走査する光学機械システムと組み合わ
されて使用される。この場合に、検出器が、モニタ上に
表示される画像と同一の線(line)又はフレームパター
ン(frame pattern )を使用して光景を解析する。線の
幾何学的配置は表示の標準によって定められる。
【0007】複数の列の形のセンサ要素の構成は、次の
ような複数の目的を満たすように意図される。
【0008】− 所与の検出器長さ(例えば6.33mm)内
に適切な数のセンサを備えること、 − 信号標本化周波数に関するシャノンの標本化定理に
従うこと(このことは、検出ゾーンが重なり合わなけれ
ばならないということを意味する)、 − 個々の検出ゾーンから生成され且つ連続的に観測さ
れる光景の同一の画像点に対応する信号を、当業者に公
知の方法を使用して遅延を伴って累算することによっ
て、検出器の感度を増大させること。
【0009】従来、次のような2つのタイプの列配置が
夫々使用される。
【0010】− 上記の標本化定理に従うために、1つ
のセンサの大きさの半分だけ列が水平方向に互いにずら
される。この場合、出力信号が、輝度情報の部分的重複
を伴う垂直走査と同期して、処理回路内で再同期化され
る。
【0011】− 感度を改善するために、各列は、水平
方向にずらすことなく数回反復される。垂直走査によっ
てもたらされる、同一の垂直線上に位置し且つ同一の画
像点に対応する、対応したセンサからの信号が、その垂
直走査と同期して、「時間遅延と積分(Time Delay and
Integration)」(略称TDI)と呼ばれる当業者に公
知の方法を使用して、処理回路内で累算される。
【0012】課せられた問題は、高品質画像を得るため
の、且つ、複数のテレビジョン標準に適合するための、
上記の標本化と感度との要件を同時に満たす画像収集シ
ステムを提供することである。
【0013】しかし、上記の2つの第1の要件(標本化
と感度)は、比較的多数の列の使用を必要とするが、一
方、第3の要件(複数のテレビジョン標準への適合性)
は、電荷転送の瞬間が、各々の列毎に独立的に起動させ
られ、各々の標準毎に異なっているということ意味し、
このことは、対応する数のクロック信号を発生させるこ
とを必要とする。こうしたクロック信号は、低温維持装
置の外側に配置された「周辺電子装置(proximity elec
tronics )」によって発生され、従って、列の数に比例
した、低温維持装置の外部へ向かう接続の数は、非常に
多く、その結果として、接続容量と熱漏出とに関する大
きな障害をもたらす。
【0014】従って、現在まで、互いにずらされた又は
互いに位置合せされた副次列(sub-row )の形のセンサ
の配置は、ただ1つの標準にしか適合できず、唯一の種
類の列の配置にしか適合できない。従来、1つの標準に
対する適合性は、当該のテレビジョン標準における画像
線又はフレーム線の間の距離の整数約数に列の間の距離
を調整することによって確保される。この場合には、接
続の問題を軽減するためには、限定された数の列を有す
る1種類のセンサ配置だけを使用することが可能であ
る。
【0015】例えば、SOFRADIR社は、 288×4のセンサ
から構成されるセンサストリップ(sensor strip)を既
に開発している。このセンサストリップは、テレビジョ
ン標準が水平方向には量的に規定されていないが故に、
水平走査装置と組み合わせて使用される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題と課題を解決するための
手段】上記の接続の困難な問題をもたらすことなしに、
高品質画像を提供し且つ主要テレビジョン標準に適合す
ることが可能なカメラを提供するために、低温維持装置
内に配置された計数回路を使用して、センサからの電荷
の積分と転送を制御する様々なパルスを時間管理するこ
とが提案される。これらの計数回路は、選択された標準
の特徴に適合するように、外部からプログラムされるこ
とが可能であり、更に、全ての電荷転送の制御を容易に
するように、センサの副次列の配置に適合するよう互い
に組み合わせることが可能である。
【0017】更に特に、本発明は、マルチ標準方式観測
カメラを提供する。このマルチ標準方式観測カメラは、
− 特定のスペクトル帯に亙って感光性があり、且つ、
所与のタイプの構造を形成するように長さに亙って同じ
水平方向の列に配置されたセンサから成る、特定の長さ
の検出器と、 − 画像の幅が前記検出器の長さに概ね等しい被観測光
景画像を、検出器平面に一致する焦点面の上に投射し、
且つ前記検出器上の前記画像を垂直方向に走査するため
の投射及び走査光学機械システムと、 − 前記検出器とその検出器に接続された読取り回路と
を収容する低温維持装置とを含み、前記読取り回路が、
センサによって受けられる照度に比例して出力され、更
に垂直走査と同期されたクロックシーケンサの制御の下
で転送され多重化される電荷を使用して、線周波数によ
って又はディジタルTVの場合には表示画像の標本化周
波数特性によって規定される特定のテレビジョン標準に
従って、ディスプレイモニタにビデオ信号を出力し、前
記クロックシーケンサが、前記低温維持装置内に配置さ
れ、前記読取回路内における電荷積分の周期と積分後の
電荷転送瞬間と電荷多重化瞬間とを決定するための時間
計数リソースを含み、これらの時間計数リソースが、前
記低温維持装置の外部の記憶装置によって予め設定さ
れ、この記憶装置が、積分周期と、電荷転送瞬間と電荷
多重化瞬間とを、前記記憶装置内で予め選択された複数
の標準から選択された1つのテレビジョン標準に関する
線周波数と同期化させるための命令を含み、前記テレビ
ジョン標準がディスプレイモニタの標準に一致する。
【0018】本発明によるカメラは、同じ1つの検出器
を使用して複数のテレビジョン標準に適合することが可
能である。更に、この検出器のセンサの副次列の間の距
離は、テレビジョン走査線の間の距離には依存しない。
従って、検出器と周辺電子装置との間の接続が単純化さ
れることが可能であるように、列の間の距離を技術的制
約だけに適合させれば良い。
【0019】実施例の1つでは、プログラム可能な計数
リソースは、電荷転送瞬間を決定するための他のカウン
タに結合された、積分周期を決定するクロックサイクル
カウンタを含み、このサイクルは標本化周波数から計算
され、これらのカウンタはモニタの線周波数と同期して
起動される。
【0020】別の実施例では、その計数リソースは、
「先入れ先出し方式」即ちFIFO記憶装置としても知
られる累算用記憶装置によって構成される。本発明によ
って、計数リソースは、操作者によって選択される標準
に適合するように、例えばカメラが起動させられる度
に、あらゆる瞬間においてプログラム命令を受けること
が可能である。
【0021】本発明によるカメラは、セクタ形又はパノ
ラマ形の監視システムに有利に使用される。
【0022】本発明の他の利点と特徴とは、添付図面を
参照しながら以下の説明を理解することによって、明確
になるであろう。
【0023】
【実施例】一般的に、サーマルカメラは、検出器の感応
帯域に対応する8〜12μmスペクトル帯域又は3〜5μ
mスペクトル帯域のいずれかで動作する。この検出器
は、垂直走査のための検出器ストリップ構造を有する。
このようなカメラの構造の一例が、図1に概略的に示さ
れている。この図では、カメラは、基本的に、光の伝播
方向を見て、必要とされる観察視野にその拡大率が適合
した無限焦点インレット光学系1と、垂直走査鏡2と、
集束光学系3と、冷却された低温維持チャンバ5内に閉
じ込められた感光ストリップ4とを有する。低温維持チ
ャンバ5は、当該帯域における赤外放射に対して透過性
である窓6によって閉じられる。検出器の視野は、低温
維持装置の内側に位置する、「冷スクリーン(cold scr
een )」としても知られている冷絞り(cold diaphrag
m)6′によって制限される。
【0024】無限焦点インレット光学系1は、被観測光
景からの光ビームを無限遠に集束させる。その後で、そ
の光ビームは、鏡2によって反射され、更に、感光スト
リップ4の平面上に被観測光景画像Iを形成するよう
に、集束光学系3によって感光ストリップ4上に投射さ
れる。冷スクリーン6′は、構造によってもたらされる
寄生光束を除去するために、集束光学系3の出口ひとみ
に一致させることが可能である。
【0025】垂直走査用の検出器は、水平方向に長く形
成されるので、「検出器ストリップ」と呼ばれる。従来
的には、複数の列に配置された多数のセンサ要素かまた
は光電セルか光伝導セルを含み、これらの列の全長がそ
のストリップの長さを規定する。例えば、8〜12μmス
ペクトル帯域用のセンサは、シリコン基板上にハイブリ
ッド技術によって取り付けられた25×25μmの大きさの
HgCdTe(水銀−カドミウム−テルル)フォトダイ
オードであることが可能である。
【0026】鏡2のような関連の垂直走査鏡が水平軸線
AA′の周りに振動する時に、集束系3によって形成さ
れた高さhの画像が、ストリップ4上において、方向D
Vに沿って垂直方向に移動しながら線毎に解析される。
図1の平面に垂直である方向DHに形成されるその画像
の幅は、検出器4の長さLである。
【0027】被観測光景を線毎に再現するビデオ信号を
発生させるために、特定の時間間隔に亙って各々のセン
サ要素によって受けられた照度に比例して、センサ要素
によって出力される電荷は、これらの電荷の積分と移動
と多重化を行うシフト読取りレジスタを含む読取り回路
内で処理される。電荷結合素子(CCD )又はCMOSの
タイプのこのような回路が、ビデオ信号を増幅して出力
するために、出力レジスタに接続される。
【0028】上記の標本化要件と感度要件とを満たすた
めに、検出器ストリップ内のセンサは複数の列に配置さ
れ、この配置が前記検出器の構造を決定する。このよう
な構造の場合には、各列毎に電荷を積分し転送し多重化
するために、様々なクロック命令が生成されなければな
らない。
【0029】図2は、そうした命令の生成を可能にす
る、本発明によるカメラの様々なハードウェア構成要素
の構成を示す。さまざまなクロック命令が、集束光学系
3の焦点面に合致する検出器平面20内で、シーケンサ22
によって生成され、このシーケンサ22は、検出器読取り
回路24に一体化される時間計数リソースを含み、この時
間計数リソースは、外部記憶装置25によって出力された
選択されたテレビジョン標準に対応する線同期信号と標
本化周波数信号とによって、低温維持装置の外部から予
め設定されることが可能である。低温維持装置の内側で
クロック命令信号を生成することは、信号中の電気雑音
を低減させ、従って、制御の信頼性を向上させる。
【0030】周辺電子装置26は、記憶装置25とその記憶
装置25の選択制御装置27とを含む。スイッチ(図示され
ていない)を介して遠隔起動される制御装置27は、特定
の構造を有する検出器のための読取り回路によって決定
される電荷積分周期と電荷転送瞬間と電荷多重化瞬間と
を、望ましいディスプレイ標準に適合させる。センサ要
素の列が、下記の2つの主要なタイプの構成のいずれに
基づいて構成されるかに係わらずに、且つ、列の間のず
れによる従来の標本化方法(「オフセット構成」と呼ば
れる)と、列の間のずれなしの反復によるTDIモード
(「位置合せ構成」と呼ばれる)のいずれを使用するか
に係わらずに、本発明による装置は、この適合性を保証
する。
【0031】これらの構成では、上記の理由から多数の
センサ列を使用することが好ましく、各々の列が、積分
周期と、読取りレジスターの各キャパシタ間の電荷転送
瞬間とを、各列に固有に有するので、そのタイミングを
調整するために非常に多数のクロック信号が必要とされ
る。更に、検出器が、本発明の目標であるマルチ標準方
式用に設計されている時には、このクロック信号の数
は、更に使用可能な標準の数で乗じられなければならな
い。低温維持装置の外部からクロック信号全てを送り込
まなければならない時には、このような多数のクロック
信号の管理は不可能であるが、本発明は、こうした多数
の信号が低温維持装置内で管理されることを可能にす
る。
【0032】制御装置27によって選択される標準(例え
ば、下記で説明される4つの標準の1つ)の線同期と標
本化周波数とに関するプリセット命令は、例えばカメラ
が起動される毎に、記憶装置25からの適当な導線28を通
して、これらの命令に従ってプログラムされる計数リソ
ースに伝送される。電荷の積分周期と中間蓄積周期と
が、サイクル数の形で標本化周波数によって決定され、
一方、積分の瞬間と転送の瞬間とが線同期によって決定
される。第1の組の計数リソース231 は、積分命令パル
スを出力し、電荷積分周期に適合するように調整された
第2の組の計数リソース232 は、各々の電荷積分周期の
終わりに、転送命令パルスを出力する。
【0033】本発明によるカメラの実施例の1つは、後
述の構造を有する検出器を含む。この検出器は感光部分
と処理部分とで構成される。この感光部分は、互いにず
らされた2つのグループ(又はブロック)の形に配置さ
れたセンサ列を含み、これらのグループ(又はブロッ
ク)の各々が、256 つのセンサから構成された互いに位
置合せされたセンサ列を3つ含み、従って、2つの主た
る構成のタイプを組み合わせたものである。一方、前記
処理部分は、特に、時間計数リソースに結合された電荷
積分キャパシタと中間蓄積キャパシタとを含む。これら
の時間計数リソースは、一方では、電荷積分キャパシタ
と中間蓄積キャパシタとの数量に適合し、他方では、プ
ログラム命令(後に詳述する。)に応じて積分周期と転
送瞬間を調整することによって、選択されたテレビジョ
ン標準に適合する。
【0034】ハイブリッド技術においては、Cd−Hg
−Teのような材料で作られる感光センサが、例えばマ
イクロはんだ線かインジウムビーズから作られた電荷転
送導線によって、電荷積分ウェル(well)又はキャパシ
タと中間蓄積ウェル又はキャパシタと多重化回路とを含
むシリコン基板上に、ハイブリッド技術によって形成さ
れる。モノリシック技術においては、センサと積分ウェ
ル又はキャパシタと中間蓄積ウェル又はキャパシタと多
重化回路が、同じ1つの基板の中に集積化される。この
場合には、キャパシタ又は蓄積ウェルが、読取りレジス
タの段を形成し、一方のウェルから他方のウェルへの電
荷の転送によって信号を読み取られる。
【0035】図3は、実施例の1つにおける、センサと
これらのセンサに組み合わされた積分キャパシタと蓄積
キャパシタとの配置を概略的に示す。この配置は、図を
分かり易くするために、部分的に示されており、特に、
センサ列の第1のセンサの蓄積キャパシタだけが示され
ている。
【0036】これらのセンサは、センサ列の水平方向
に、1つのセンサの長さに等しい距離だけ互いにずらさ
れた2つのブロックA、Bを形成する。各々のブロック
は、各々に256 つのセンサから構成された、互いに位置
合せされたセンサ列を3つ含む。各々の寸法が25μm×
25μmであるこれらのセンサが、25μmだけ互いにずら
された3つのセンサの512 つの垂直列を形成し、このこ
とは、検出器の長さを12.8mmにし、従って、その検出器
上に投射される画像の長さも12.8mmでなければならな
い。
【0037】同じ1つのブロック内の互いに位置合せさ
れた列の間の距離d2は、62.5μmであり、互いにずら
されたブロック間のずれの距離d1は、 175μmであ
る。
【0038】各々のブロックの中では、電荷の蓄積と転
送が、検出器上の画像の線毎の走査と同期して、前述さ
れたように、同じ1つの列のセンサからの電荷の累算と
共に、TDIモードで行われる。電荷は、中間キャパシ
タの中で累算される。図3では、センサ列の第1のセン
サの各々、即ち、ブロックAに関してはCa、Cb又は
Ccと、ブロックBに関してはCd、Ce又はCfが、
電荷積分キャパシタに、即ち、Cia、Cib、Ci
c、Cid、Cie、Cif各々に接続される。電荷積
分キャパシタCia〜Cifの各々が2つの連続した中
間キャパシタC′ia、C″iaに結合され、即ち、
C′iaとC″iaが各々にCiaに接続され、C′ibとC″
ibが各々にCibに接続され、C′icがCicに接続され、
……、C′ifがCifに接続される。これらの中間キャパ
シタの働きと数は後述される。
【0039】センサによって出力される電荷は、積分キ
ャパシタの中に蓄積され、その後で、連続的に中間キャ
パシタの中に転送される。最後の中間キャパシタの出力
では、センサからの電荷が、同じ列の中の直ぐ上位に位
置したセンサのための中間キャパシタの中に蓄積された
センサ電荷に加えられ、これらのセンサは、TDI原理
に従って同一の光束を受け取っている。従って、図3で
は、キャパシタC″iaはキャパシタC′ibに接続され、
キャパシタC″ibはキャパシタC′icに接続され、キャ
パシタC″idはキャパシタC′ieに接続され、キャパシ
タC″ieはキャパシタC′ifに接続される。
【0040】TDIモードで働く同じ1つのブロック内
の各列は、後述されるような1つだけの「マスタ列(ma
ster row)」と同等である。こうして形成された2つの
互いにずらされたマスタ列が、後述されるように、ビデ
オシーケンスを得るために遅延線によってセンサ出力信
号を同期化することにある「ずれ」モードによって動作
する。同様に、図3に示される実施例において、同じ1
つのセンサ列から得られる信号が、ブロック毎の電荷転
送レジスタ(ブロックAに関してはレジスタTCA、ブ
ロックBに関してはレジスタTCB)に伝送された後
に、遅延線によって同期化される。このために、レジス
タTCA、TCBの出力は、遅延線(TCAの場合には
61)を経由して、マルチプレクサ60に接続される。マル
チプレクサとレジスタTCA、TCBの出力とが、その
スイッチング速度が標本化周波数によって調整されるイ
ンバータ62によって制御される。インバータ62は、標本
化周波数に等しい周波数に回路TCA、TCBの出力が
交互に同期化されることを可能にする。マルチプレクサ
60は、後処理回路63による増幅とフィルタリングの後
に、出力信号Sを出力する。
【0041】この検出器を時間管理するためには、何よ
りもまず第1に、積分周期とキャパシタ内への電荷転送
との時間シーケンスを規定することが必要であり、この
シーケンスは、計数リソースによって制御され、選択さ
れた標準の特性に適合させなければならない。
【0042】センサ列内の第1のセンサに限定された図
3の実施例では、これらの命令は参合符号K1〜K18で
示される。時間周期の算出を容易にするためには、2つ
のタイプの命令、即ち、命令K1、K4、K7、K10、
K13、K16である、積分キャパシタCia〜Cif内におい
てセンサCa〜Cfの電荷積分時間を制御する命令と、
各々に命令K2、K3、K5、K6、K8、K9、K1
1、K12、K14、K15、K17で示される、中間キャパシ
タCiaとC′ia、C′iaとC″ia、CibとC′ib、C′
ibとC″ib、CicとC′ic、C′icとC″ic、Cid
C′id、C′idとC″id、CieとC′ie、C′ieとC″
ie、CifとC′ifの間での転送の瞬間を調整する命令と
を、区別することが重要である。特定の命令が、TDI
原理に従って電荷を累算するための同時転送を管理しな
ければならない。前述された転送時点に加えて、C″ia
とC′ib、C″ibとC′ic、C″idとC′ie、C′ie
C′ifの間の転送時点をも同等に且つ別々に制御する命
令K5、K8、K14、K17が、これに該当する。
【0043】最後に、特定の命令が、転送レジスタTC
A、TCBへ向けての中間キャパシタからの転送の瞬間
を制御し、即ち、C′icとTCAの間では命令K9が制
御し、C′ifとTCBの間では命令K18が制御する。
【0044】この実施例では、当然のことながら、命令
K1〜K18は、検出器の256 つの列に関する転送を制御
するために、256 回反復される。
【0045】選択されたテレビジョン標準への適合は、
256 回反復される様々な命令K1〜K18に積分時間と
電荷転送瞬間を従わせる。例えば、タイミング図4a、
4bは、走査線数625 のCCIR標準と走査線数525 の
走査線のUS標準の各々に関する時間値を示す。
【0046】これらの標準の何方の場合にも、タイミン
グ図中の命令信号の高レベルに相当する約60μsに等し
い周期に亙って、命令K1、K4、K7、K10、K13、
K16は電荷を効果的に積分し、この周期は、低レベルで
示される4μsのリセットによって区分される。相互接
続された中間キャパシタの間の電荷転送は、他の命令K
2、K3、K5、K6、K8、K9、K11、K12、K1
4、K15、K17、K18によって、CCIR標準の場合に
は64μsの周期で、US標準の場合には63.49 μsの周
期で、制御される。例えば、図4a、4b上の矢印付き
の線L、L′は、センサCaから送られる電荷の連続的
移動を示す。これらの線は、一方では、キャパシタ
ia、C′ia、C″ia、C′ib、C″ib、C′icの各々
の中での蓄積時間を示す連続的なレベルによって、他方
では、一方のキャパシタから他方のキャパシタへの電荷
転送の瞬間に相当する下降端によって構成される。K
4、K7、K10、K16によって起動される積分キャパシ
タ内での電荷積分の開始の瞬間は、対応するタイミング
図の間の比較によって明らかであるように、これらの2
つの標準の間で互いにずれている。このずれは、2つの
標準で使用される異なった走査速度によってもたらされ
る。これらの速度の値は、詳細に後述される。
【0047】必要とされる中間キャパシタの数と、従っ
て中間命令の数と、図4a、4bに示されるような各セ
ンサの個々の電荷蓄積周期の間の時間的ずれの値と、遅
延線61によってもたらされるブロックAとブロックBの
間の遅延の値は、同じ1つのブロックに関する計算に関
しては、互いに位置合せされたセンサ列を有する検出器
の場合と同様に、及び、ブロック間の遅延の計算に関し
ては、互いにずらされた列を有する検出器の場合と同様
に、標準の特徴に応じて計算されなければならない。こ
の計算は、下記においてその根拠を説明される。
【0048】例えば、前述の2つの標準、即ち、走査線
数625 のCCIR標準と走査線数525 のUS標準の場合
における、画像の基本的特徴(画像高さ、走査線間の距
離、TV線周期)の結果としての、中間キャパシタ数
と、センサ間の時間的ずれの値と、ブロック間の遅延の
値が、下記の表1に要約されている。
【0049】
【表1】
【0050】本発明のマルチ標準方式カメラの検出器で
使用される命令(例えば上記の実施例の命令K1〜K1
8)による、センサとキャパシタと遅延線とに伝送され
る、積分と転送の開始の瞬間は、計数リソースを含むシ
ーケンサによって検出器平面内で発生される。
【0051】実施例の1つでは、この計数リソースは、
対応する第1の積分キャパシタに対する命令を発生させ
るための、選択されたテレビジョン標準の特徴(即ち、
標本化周波数と線同期)に適合するように予め設定可能
な第1の組の計数器を含む。第1の組の計数器の出力
は、積分キャパシタ内で電荷が積分される周期に適合す
るように調整可能な第2の組の計数器に接続される。
【0052】この時間周期は、標本化周波数の値に基づ
くクロックサイクルの数として計数される。
【0053】例えば、図5は、図3に示された検出器の
2つの第1のセンサ列に命令K1〜K18を供給するため
に8MHzのクロックを使用する、プログラム可能な計
数器と調整可能な計数器とから成る基本構造を示す。検
出器全体を管理するためには、当然のことながら、この
基本構造が 256回反復させなければならない。この基本
構造は、6つの他の調整可能な計数器CR1〜CR6の
入力の各々にその出力が接続された6つの第1段のプロ
グラム可能な計数器CP1〜CP6を含む。外部記憶装
置(図5には図示されていない)から与えられ且つ選択
された標準の特徴に対応した計数器調整命令が、バスラ
インの一部である導線LRを通して計数器に供給され
る。線同期パルス信号と計数周波数を決定するクロック
信号とが、同じバスラインに属する導線LS、LHを経
由して、計数器CP1〜CP6に入力される。第2の組
の計数器CR1〜CR6は、選択された標準の電荷積分
周期を積分するために、導線LR、LFに接続される。
計数器CP1〜CP6によるクロックサイクルの計数
は、走査速度に応じて、LSによって供給される線同期
パルスによって制御され、一方、計数器CR1〜CR6
によるクロックサイクルの計数は、計数器CP1〜CP
6によって出力されるパルスによって起動される。
【0054】例えば、走査線数625 のCCIR標準と走
査線数525 のUS標準の各々に対して、1マイクロセカ
ンド当たり8つ(即ち、8MHzクロック)又は8.064
つのサンプルを与えるような標本化クロック周波数に関
する、命令K1〜K18を生成するために各計数器によっ
て計数され且つ計数調整導線LRによって制御されるク
ロックサイクル数が、図5上で命令に向き合って配置さ
れた表に示されている。この場合、電荷積分瞬間と電荷
転送瞬間は、図4a、4bのタイミング図に示されてい
る通りである。
【0055】計数器CP1〜CP6は、その出力におい
て、積分命令K1、K4、K7、K10、K13、K16を送
り出す。
【0056】計数器CR1〜CR6の各々は、転送命令
K3とK2、K6とK5、K9とK8、K12とK11、K
15とK14、K18とK17を各々に出力する2つの出力を有
する。命令K2、K5、K8、K11、K14、K17は、そ
の次に上位の行の第1の中間キャパシタ内の電荷に対し
て第2の中間キャパシタ内の電荷が累積される瞬間に一
致して、積分キャパシタから第1の中間キャパシタへの
電荷の転送を起動する。当然のことながら、こうした瞬
間の一致は、各ブロックの第1の列のセンサの電荷には
当てはまらない。命令K3、K6、K9、K12、K15、
K18は、第1の中間キャパシタから第2の中間キャパシ
タへの電荷の転送を起動する。
【0057】転送命令の周期は、線周期、即ち、US標準
の場合には63.49 μmであり、CCIR標準の場合には
64μmであり、積分の周期は、走査線数625 のCCIR
標準と走査線数525 のUS標準とに従って60μsと59.5
1 μsに予め設定される。第1の中間キャパシタと第2
の中間キャパシタの間の電荷の転送の瞬間は、蓄積ウェ
ルからの電荷を排出するのに要する時間間隔だけ時間的
にずらされ、この排出の時間間隔は、従来においては、
4μsであり、即ち、標本化周波数が8MHzである場
合には、32つのクロックサイクルである。この時間ずれ
は、各々の調整可能な計数器内に一体化された遅延線の
使用によって、計数器CR1〜CR6の出力に付与され
る。上記の2つの参照標準に関する中間キャパシタ内の
蓄積周期の間の4つのサイクル分の差は、0.51μsの線
周期の差、従って、0.51μsの積分周期の差から生じ
る。
【0058】別の実施例では、プログラム可能な計数リ
ソースは、累算用記憶装置又は先入れ先出し(FIFO)記
憶装置から成る。FIFO記憶装置は、標準に適合する
ように調整され、積分命令を積分キャパシタに出力す
る。その出力は、中間キャパシタへの転送の命令を生成
する2次FIFO記憶装置に接続される。
【0059】図6は、調整可能な時間計数器として使用
されるこのFIFO記憶装置の実施例を示す。積分キャ
パシタにおける積分の開始は、6つの第1の組のFIF
O記憶装置F1〜F6によって制御され、これらの第1
の組のFIFO記憶装置は、カメラの起動時に、選択さ
れた標準に応じてロードされる。通常の作動時には、こ
れらのFIFO記憶装置を巡る循環シフトループを形成
するために、入力スイッチが位置2に合わせられる。
【0060】6つのFIFOは、命令K1、K4、K
7、K10、K13、K16の各々によって制御される積分キ
ャパシタ内において電荷の積分を開始させるためのパル
スを出力する。
【0061】記憶装置F1〜F6の各々は、iが1〜6
の値をとる場合に、記憶装置Fiの出力に接続された、
並列に取り付けられた4つの2次FIFO記憶装置Fi1
〜Fi4のグループの中にも、そのパルスを送り込む。4
つの2次記憶装置のグループ6つが、スイッチQ1〜Q
6によって選択可能な4つの周期を決定し、これらの周
期は、外部制御装置によって選択される標準に関する積
分キャパシタにおける積分周期に一致する。2次FIF
O記憶装置によって計数される周期は、命令K3、K
6、K9、K12、K15、K18によって起動される第1の
中間キャパシタから第2の中間キャパシタへの電荷の転
送時間である。積分の終了と第1の中間キャパシタへ向
かっての電荷の転送とをマーキングするためのパルスを
各スイッチQ1〜Q6の出力に送るために、第2の組の
FIFO記憶装置F′1〜F′6が、積分キャパシタの
電荷の排除時間に相当する約32個のクロックサイクルに
よって起動される。これらの転送は、命令K2、K5、
K8、K11、K14、K17と連携して調整される。
【0062】検出器が、上記において説明された従来技
術で公知の2つのタイプの構成の一方に従って構成され
たセンサから成る時にも、本発明が同様に適用される。
これらの場合の各々において、積分周期と電荷転送瞬間
の計算は、その検出器の構成の特徴と個々のテレビジョ
ン標準とに基づいて、下記に説明する。
【0063】図7には、「ずれ構成」が示され、1つの
直線ストリップのN個のセンサ要素が、後続の列に比べ
てDだけ水平方向にずらされたn個の列SR1、SR
2、SR3、……、SRnに配置され、これらの列の第
1のセンサが参照符号C1、C2、C3、……、Cnで
夫々示される。このnは、図6では4に制限されている
が、その値は、より大きくすることも可能である。各々
の行は、N/n個のセンサから成る。副次列の水平方向
DHに沿ったずれDは、シャノンの標本化定理を満たす
ように、この方向に沿ったセンサ長さの1/2 に等しい。
この場合には、信号の標本化周波数は、センサ要素の間
隔によって決まる空間遮断周波数の2倍に等しい。
【0064】ずれDの値と列の数nは、方向DHに沿っ
た同じ列のセンサの間の距離psの値を決定し、このp
sはDとnの積に等しい。DHに垂直な垂直方向DVに
沿った列の間の距離である別のパラメタd1 が、互いに
ずらされた列の形のセンサ構成を特徴付ける。同じ1つ
の行SRi(iは1〜nの値をとる)内のセンサは、そ
の関連した電荷転送レジスタCTiの入力に接続され
る。これらの転送レジスタCTiは、遅延線LR1〜L
Rn-1(図示された実施例ではLR1〜LR3)を経由
してマルチプレクサMに接続される。これらの遅延線
は、転送レジスタCT1〜CT3からの出力に夫々接続
され、レジスタCT4からの出力は遅延されない。
【0065】集束光学系によって形成された画像を線毎
に検出器上に再生するために、各々の副次列SRiの各
々のセンサ要素によって生成される電荷が、対応する列
SRiに関連付けられた転送レジスタCTiに送られる
前に、テレビジョン標準に適合した蓄積周期の間、積分
キャパシタの中に蓄積され、その後で、中間キャパシタ
の中に蓄積される。これらのキャパシタ(図示されてい
ない)は、公知のCMOS技術を使用し、一方、CCD
技術は蓄積ウェルを必要とする。入力の流れと出力の流
れは、適切な電位差によって制御される。
【0066】1つの変形例では、電荷を転送レジスタの
中へ転送する代わりに、多重化回路を使用して直接的に
読み取る。
【0067】読取り周波数又は電荷転送周波数は、1つ
の画像線の最大周期の間に亙って同じ1つの列からの全
電荷が読み取られるかまたは伝送されるような周波数で
ある。標準への適合に必要なこの基本的な規則が、全て
のセンサ構成形態に適用される。
【0068】多重化と各レジスタCTiへの転送との後
に、信号が、その対応する遅延線LRiによって遅延さ
れ、この遅延は、同じ1つの画像線に対応する信号全て
が同期化されることを確実にするように選択される。従
って、再同期化された信号が、ビデオ出力信号Sを形成
するように最終的にマルチプレクサMによって多重化さ
れ、増幅器Aによって増幅される。
【0069】ディスプレイモニタのテレビジョン標準
は、蓄積キャパシタ内に電荷が蓄積される周期と、遅延
線内における信号遅延の周期とを規定する。これらの周
期と使用標準のタイプの間の関係は、後に詳述する。
【0070】図8は、N個のセンサを有する検出器の感
度を増大させることを意図する、別のタイプのセンサ構
成とセンサ信号処理方法を示す。この構成では、1つの
画像線に関するN個のセンサが、各列がN/k個のセン
サから形成されるk個の列SR′1、SR′2、……、
SR′kの形に分けられ、この図示された実施例ではk
は4であるが、4よりも著しく大きな値にすることもで
きる。その第1のセンサC1、C2、……、Ckだけが
図に参照符号で示される。これらのセンサ列は、反復的
に整列され、距離d2だけ垂直方向に間隔を置かれる。
従って、これらのセンサは、各列がk個のセンサを有す
るN/k個の垂直列を形成する。
【0071】検出器感度を増大させるために、従来、同
じ1つの列のセンサが、時間遅延及び積分回路(TDI )
を介して互いに接続され、この時間遅延及び積分回路
は、各センサによって出力された信号を、遅延を伴って
走査線と同期して出力レジスタRSに転送し、それらの
信号を累算する。
【0072】一般的に信号が線形的に累積され、雑音が
平方的に累積されるということが知られている。従っ
て、この場合には、同じ1つの画像線の信号が係数kに
よって増幅されるが、一方、雑音はk1/2 を乗じられる
にすぎない。従って、そのSN比即ち感度はk1/2 倍に
なる。
【0073】実際には、列SR′j(jは1〜kの値を
とる)の各センサによって出力される電荷は、処理回路
を経由して、積分キャパシタ内に蓄積され、その次に、
中間蓄積キャパシタ内に蓄積される。行SR′jに対応
する中間キャパシタの電荷は、垂直走査と同期して、副
次列SR′j+1の同じ1つの列のセンサに対応する中
間キャパシタの電荷に加えられる。それらのキャパシタ
内の蓄積周期は、出力レジスタRSに転送される電荷が
累算されるように、この同期に適合するように選択され
る。出力レジスタRSは、シフト読取りレジスタ又は多
重化回路であってよい。
【0074】この出力レジスタは、使用されるテレビジ
ョン標準に適合可能な周波数のビデオ信号を供給しなけ
ればならない。これを可能にするために、積分キャパシ
タ内と中間キャパシタ内とに電荷が蓄積される周期と、
中間キャパシタ数とが、後述の規則に従って計算され
る。キャパシタ内に収容された電荷は、それが別の電荷
を蓄積するために使用されることが可能になる前に転送
されなければならず、従って、線周波数の周期で転送さ
れなければならない。
【0075】特定の標準に関する積分キャパシタの蓄積
のタイミング図は、上記の2つのタイプのセンサ構成の
両方において同一である。例えば、画像線L1、L2、
……、Lpの連続的形成のための、上記の1次センサC
1〜Cn又はC1〜Ckの電荷が積分される時間は、k
=nとし且つ次の記号表記を使用する場合に、下記の表
2にまとめられる。Toは積分開始瞬間であり、ΔTi
は積分周期であり、dは列の間の間隔であり(d=d1
又はd2、fは2つの画像線の間の距離であり、vは画
像解析の垂直方向速度である。
【0076】
【表2】
【0077】積分時間が個々のセンサ毎に異なった瞬間
に開始し終了するということを、この表が示しており、
このことは、センサと同じだけの数のクロック命令が必
要であるということを意味する。従って、同じ1つの線
L1、L2、……、又はLpに関して、センサC1、C
2、……、の電荷が積分キャパシタ内で積分され、セン
サ1つ当たりd/vの時間的ずれを伴って連続的に積分
キャパシタから放出される。同様に、各々のセンサC
1、C2、……1又はCnに関して、連続した画像線L
1、L2、……、Lpに対応する積分時間が、線1つ当
たりf/vの時間的ずれ(この後では「線周期」と呼ば
れる)によって隔てられた瞬間に開始する。
【0078】例えば、4つの参照標準、即ち、625 本の
走査線(CCIR)の標準と、525 本の走査線(US)の標準
と、875 本の走査線の標準と、別の525 本の走査線の標
準におけるこれらのパラメタの値が、次の表3にまとめ
られている。
【0079】
【表3】
【0080】図9a〜図9dのタイミング図は、これら
の標準の各々における、第1のセンサC1〜C4に関し
て表1で規定された積分周期のタイミングを示し、上記
の2つのタイプの構成のどちらにも適用されることが可
能である。各々のセンサに関する積分周期は、f/vだ
け時間的に隔てられており、連続画像線L1、L2、L
3、L4、L5、L6等に対応する。
【0081】タイミング図9a、9bは、時間ずれ値d
/v、f/vに基づいている。同じ1つの画像線内での
1つのセンサに関する積分周期とその次のセンサに関す
る積分周期の間の時間ずれ(d/v )と、特定のセンサに
おける線毎の時間ずれ(f/v)は、その表示標準の特
徴の幾つか、即ち、線周波数Feと、画像周期T
(又は、従来の方法を使用して2つのフレームをイ
ンタレースすることによって画像が形成される場合に
は、フレーム周期)と、長さLの検出器によって形成さ
れる4/3 フォーマット画像の高さhとから容易に算出さ
れることが可能である(数値例では、L=15.36mm 、h
=11.52mm である。これらは、ストリップ形の互いにず
らされた4×256 のセンサを使用してTRT社によって
開発された垂直走査カメラの従来的な値である)。従っ
て、これらの特徴から、次のものを直ちに計算すること
が可能である。
【0082】− 2つの画像線の間の距離f:f=h/
e ×Ft 。Fext は、Fe ×Tt に等しい1つの画
像(又はフレーム)内の線の数である。
【0083】 − 解析速度 v=h/Tt − 線又は線周期1つ当たりの時間ずれ f/v − センサ1つ当たりの時間ずれ d/v。
【0084】表4は、タイミング図9a〜9dによって
示される様々な標準に関する、これらの特徴の数値を示
す。
【0085】
【表4】
【0086】各々の積分キャパシタにおける蓄積周期の
終了時に、電荷が中間キャパシタに転送される。中間キ
ャパシタにおける蓄積時間は、これらのキャパシタが画
像線周期の間に最大限度まで満たされなければならない
という規則に従わなければならない。
【0087】積分キャパシタによって連続的に放出され
る電荷に対応する信号をテレビジョン標準の線周波数に
再同期化するために、中間キャパシタの数と、その中間
キャパシタ内での蓄積時間とが、この標準に適合させな
ければならない。
【0088】従って、上記の規則と、標準とが、特定の
タイプのセンサ構成における中間段の数を決定する。
【0089】− TDI構成の場合には、中間段gの
数、即ち、中間蓄積キャパシタの数は、同一の線におけ
る1つのセンサとその次のセンサとからの電荷が積分さ
れる各々の瞬間の間の時間ずれと、1つの画像線とその
次の画像線の間の時間ずれとの間の、整数に切上げられ
た比率である。
【0090】 g=(d2/v)/(f/v)=d2/f 例えば、上記の標準の場合には、各々のセンサに関し
て、2つ、2つ、3つ、1つの中間キャパシタが必要と
される。タイミング図9a上の矢印付き点線は、第1の
線L1の開始を生じさせるための、センサC1〜C4か
ら電荷の連続的な累算を示す。その水平部分は、中間キ
ャパシタにおける蓄積時間を表し、その垂直部分は、転
送瞬間を示す。
【0091】− 図7に示されるようなずれ構成の場合
には、N/nのセンサから形成される特定の列からの電
荷が、最初に、関連した処理回路の多重化及び転送回路
によって、特定の列の中のセンサからの電荷の全てが1
つの画像線周期の間に多重化され転送されるような周波
数において、伝送される。
【0092】例えば、その線周期が64μsであり、検出
器が、 704個のセンサを含み、長さ6.33mmであり、且つ
列1つ当たり704/4 =176 のセンサを与える、前述の検
出器であり、多重化又は転送の周波数が176/64=2.75M
Hzであり、多重化又は転送の周期が64/176=0.36μs
である。その後で、信号が、マルチプレクサM内で多重
化される前に、前述のように遅延線LR1〜LR3内で
遅延させられる。
【0093】ずれ構成のこの実施例では、必要とされる
中間段の数が各々の遅延線に影響を与える。この中間段
の数は、1つのセンサから別のセンサへの時間ずれであ
る遅延線の遅延時間と、多重化又は転送回路の中への転
送のための転送時間との間の比率に最も近く且つそれよ
り大きな整数である。
【0094】従って、そのタイミング図が図4aに示さ
れる走査線数625 のCCIR標準に適合する上記の実施
例では、線LR1〜LR3における遅延は各々に349.5
μs、233 μs、116.5 μsであり、0.36μsの転送時
間を得るためには、640 +320 =960 の段が必要とされ
る。
【0095】TDI構成に関して説明された遅延及び多
重化構造に類似した読取り回路の変形例も、ずれ構成の
形の1組のセンサからの電荷を遅延させ多重化させるた
めに使用されることが可能であるということに留意され
たい。
【0096】そうした構造が図10に示され、この構造
は、R1、R2、R3のような遅延回路を介してC1、
C2、C3、C4のようなセンサ全てに接続された単一
の転送回路CTを含み、これらの遅延回路の各々は、上記
遅延線と同じ遅延をもたらし、即ち、走査線数625 のC
CIR標準の場合には349.5 μs、233 μs、116.5 μ
sの遅延をもたらす。遅延回路内の段の数は、遅延周期
と線周期の間の比率に最も近い整数であり、この数は特
定のセンサ列に接続された全ての遅延回路において同一
である。例えば、走査線数625 のCCIR標準の場合に
は、遅延回路の段の数は、64μsの線周期の場合に、列
SR1〜SR3の各々に関し、6つ、4つ、2つであ
る。
【0097】互いにずらされた列を有する検出器からの
電荷を遅延させるために使用される読取り回路構造のこ
の最後の実施例と、TDI管理構造との間の違いは、中
間キャパシタの数が列毎に変化するということである。
【0098】本発明は、互いにずらされた列の形の、又
は、互いに位置合せされた(即ち、互いにずらされてい
ない)列の形のセンサに、更に特に4つより多い数の列
数のセンサに適用可能であるだけでなく、更に一般的
に、上記の2つのタイプのセンサ構成各々の利点を得る
ために、これら2つのタイプのセンサ構成の両方の形に
組み合わされたセンサを含む検出器にも適用可能であ
る。
【0099】実際には、図11aと図11bに各々に示され
る2つのタイプの組み合わせ構成が実現可能である。
【0100】− 図7に示されるタイプの互いにずらさ
れた列のパターンがn回反復される検出器。この場合に
は、互いにずらされた列の間の距離d1は、互いに位置
合せされた列の間の距離d2よりも著しく小さい。
【0101】− 図8に示される互いに位置合せされた
パターンがn回反復され、各反復毎に列が図7と同様に
ずれる検出器。この場合には、距離d2は距離d1より
も著しく小さい。
【0102】これらの両方の組み合わせでは、互いに位
置合せされた列は、前述のようにTDIモードにおいて
時間管理を行うので、「TDI回路」と呼ばれる回路を
形成する積分キャパシタと中間蓄積キャパシタを介し
て、互いに接続される。図を分かり易くするために、図
11a、11aは、第1の互いに位置合せされたセンサのた
めのTDI回路だけを示している。前述のように、必要
とされる標準に対応する積分周期と中間キャパシタ蓄積
周期を使用して電荷がこれらの列から転送される場合に
は、個々の列よりもk倍強い信号とk1/2 倍強い雑音を
発生させるただ1つの「マスタ列」と見なされることが
可能である。
【0103】互いにずらされたn個のマスタ列によって
発生された信号は、その後で、n−1本の遅延線に結合
されたn個の電荷転送回路へ伝送することによって、又
は、当然のことながら第1のマスタ列のセンサを除くセ
ンサの数と同じ数の遅延線を介して、個々の電荷転送回
路に伝送することによって、互いにずらされたセンサ列
によって出力される電荷を処理するために前述の方法の
1つを使用して処理される。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマル観測カメラの構造を示す概略的な説明
図である。
【図2】本発明による構造における特定のハードウェア
構成要素の配置を示すブロック図である。
【図3】2つの異なったタイプの構成を組み合わせるセ
ンサ構成の実施例を示す説明図である。
【図4】1つのテレビジョン標準及び別のテレビジョン
標準に適した上記の実施例に対応する電荷の積分と転送
の周期と瞬間とを示すタイミング図である。
【図5】プログラム可能な計数器シーケンサの実施例を
示す説明図である。
【図6】FIFO記憶装置シーケンサの実施例を示す説
明図である。
【図7】検出器内のセンサ要素とその関連した処理回路
とに関する従来技術で公知の1つの構成を示す説明図で
ある。
【図8】検出器内のセンサ要素とその関連した処理回路
とに関する従来技術で公知の別の構成を示す説明図であ
る。
【図9】公知の第1から第4のテレビジョン標準におけ
る第1のセンサに関する電荷積分周期のタイミング図で
ある。
【図10】互いにずらされた副次列の形に構成されたセ
ンサによって発生される電荷のための処理回路の変形例
を示す説明図である。
【図11】センサ列の構成の組み合わせ例を示す説明図
である。
【符号の説明】 1 無限焦点インレット光学系 2 垂直走査鏡 3 集束光学系 4 感光ストリップ 5 低温維持チャンバ 6 窓 20 検出器平面 22 シーケンサ 24 検出器 25 外部記憶装置 26 周辺電子装置 27 制御装置 231 第1計数器列 232 第2計数器列 C1、C2、C3、C4、……、Ca、Cb、Cc、C
d、Ce、Cf センサ要素 CP1〜CP6 プログラム可能計数器 CR1〜CR6 調整可能計数器 F1〜F6、F11〜F64 FIFO記憶装置 Cia〜Cif 積分キャパシタ C′ia〜C′if、C″ia〜C″if 中間キャパシタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所与のスペクトル帯に亙って感光性があ
    り、且つ、所与のタイプの構造を形成するようにその長
    さに沿った水平な列に配置されたセンサ要素を含む所与
    の長さを有する検出器と、 画像の幅が前記検出器の長さに概ね等しい観測された光
    景の画像を、前記検出器の平面に一致する焦点面の上に
    投射し、且つ前記検出器上の前記画像を垂直方向に走査
    するための投射及び走査光学機械システムと、 前記検出器と該検出器に接続された読取り回路とを収容
    する低温維持装置とを含み、 前記読取り回路が、前記センサ要素によって受け取られ
    る照度に比例して出力され且つ垂直走査と同期して作動
    するクロックシーケンサの制御の下で転送されて多重化
    される電荷を使用して特定のテレビジョン標準に従って
    ディスプレイモニタにビデオ信号を出力し、前記標準が
    線周波数によって及びディジタルTVの場合には表示画
    像の標本化周波数特性によって規定され、 更に、前記クロックシーケンサが、前記低温維持装置内
    に配置され、前記読取り回路内における電荷積分の周期
    と積分後の電荷転送の瞬間と電荷多重化の瞬間とを決定
    するための時間計数リソースを含み、前記時間計数リソ
    ースが、前記低温維持装置の外部に配置された記憶装置
    によって予め設定され、前記記憶装置が、積分周期と電
    荷転送の瞬間と電荷多重化の瞬間とを、前記記憶装置内
    で予め選択された複数の標準から選択され且つ前記ディ
    スプレイモニタの標準に対応する特定のテレビジョン標
    準の線周波数と同期化させるための命令を含む観測カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記計数リソースが、積分キャパシタ内
    での電荷積分が始まる瞬間を決定する第1のプログラム
    可能計数器列を含み、前記プログラム可能計数器の各々
    が調整可能計数器に結合され、前記調整可能計数器が、
    前記積分キャパシタ内で電荷が積分される周期と中間キ
    ャパシタに電荷が転送される瞬間とを決定する第2の計
    数器列を形成し、前記第2の計数器列が、前記第1のプ
    ログラム可能計数器列からの出力によって時間的に制御
    される請求項1に記載の観測カメラ
  3. 【請求項3】 前記計数リソースが、第1のFIFO記
    憶装置列を含み、前記第1のFIFO記憶装置列の各々
    のFIFO記憶装置が2次FIFO記憶装置グループに
    結合され、前記第1のFIFO記憶装置列が、前記積分
    キャパシタ内での電荷積分が始まる瞬間を決定し、前記
    2次FIFO記憶装置グループが第2のFIFO記憶装
    置列を形成し、前記2次FIFO記憶装置グループの各
    々の2次FIFO記憶装置が、選択されたディスプレイ
    標準に適合するように前記中間キャパシタ内での積分周
    期を出力するために再ロード可能であり、第2の2次F
    IFO記憶装置列が、前記第1のFIFO記憶装置列か
    らの個々の出力によって起動される請求項1に記載の観
    測カメラ。
  4. 【請求項4】 前記検出器の前記センサ要素が、標本化
    条件を満たすように、互いにずらされた複数の列に配置
    される請求項1から3のいずれか一項に記載の観測カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記検出器の前記センサ要素が、TDI
    モードで動作するように、互いに位置合せされた複数の
    列に配置される請求項1から4のいずれか一項に記載の
    観測カメラ。
  6. 【請求項6】 前記検出器の前記センサ要素が、互いに
    ずらされた2つのブロックに配置され、前記ブロック各
    々の列が互いに位置合せされている請求項1から4のい
    ずれか一項に記載の観測カメラ。
  7. 【請求項7】 前記検出器の前記センサ要素が、互いに
    位置合せされた2つのブロックに配置され、前記ブロッ
    ク各々の列が互いにずらされている請求項1から4のい
    ずれか一項に記載の観測カメラ。
  8. 【請求項8】 マルチ標準方式観測カメラを含む監視シ
    ステムであって、 所与のタイプの構造を形成するようにその長さに沿った
    水平な列に配置されたセンサ要素を含み、所与の長さを
    有し、且つ所与のスペクトル帯に亙って感光性を有する
    検出器と、 画像の幅が前記検出器の長さに概ね等しい観測された光
    景の画像を、前記検出器の平面に一致する焦点面の上に
    投射し、且つ前記検出器上の前記画像を垂直方向に走査
    するための投射及び走査光学機械システムと、 前記検出器とその検出器に接続された読取り回路とを収
    容する低温維持装置を含み、 前記読取り回路が、前記センサ要素によって受け取られ
    る照度に比例して出力され且つ垂直走査と同期して作動
    するクロックシーケンサの制御の下で転送されて多重化
    される電荷を使用して特定のテレビジョン標準に従って
    ディスプレイモニタにビデオ信号を出力し、前記標準
    が、線周波数によって、又は、ディジタルTVの場合に
    は表示画像の標本化周波数特徴によって規定され、 更に、前記クロックシーケンサが、前記低温維持装置内
    に配置され、前記読取り回路内における電荷積分の周期
    と積分後の電荷転送の瞬間と電荷多重化の瞬間とを決定
    するための時間計数リソースを含み、前記時間計数リソ
    ースが、前記低温維持装置の外部に配置された記憶装置
    によって予め設定され、前記記憶装置が、積分周期と電
    荷転送の瞬間と電荷多重化の瞬間とを、前記記憶装置内
    で予め選択された複数の標準から選択され且つ前記ディ
    スプレイモニタの標準に対応する特定のテレビジョン標
    準の線周波数と同期化させるための命令を含むことを特
    徴とする監視システム。
JP5142169A 1992-06-16 1993-06-14 マルチ標準方式観測カメラと該カメラを使用する監視システム Pending JPH06105317A (ja)

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