JPH0610495B2 - 車両用変速機 - Google Patents

車両用変速機

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JPH0610495B2
JPH0610495B2 JP59030398A JP3039884A JPH0610495B2 JP H0610495 B2 JPH0610495 B2 JP H0610495B2 JP 59030398 A JP59030398 A JP 59030398A JP 3039884 A JP3039884 A JP 3039884A JP H0610495 B2 JPH0610495 B2 JP H0610495B2
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gear
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shaft
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洋二 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として横置型エンジンを有するFF車に適
用される車両用変速機に関する。
一般にこの主変速機においては収納スペースの関係で変
速機の軸方向寸法が制約され従来例えば前進3段後進1
段の伝動系を備える変速機においては、後進伝動系のク
ラツチを省略し、前進用の例えば2速伝動系のクラツチ
を後進伝動系と共用することにより軸方向寸法を短縮化
しており、変速段数を更に増加させるための軸方向寸法
の余裕は無く、段数増加は極めて困難であつた。
そこで本願出願人は先に特願昭56−73410号(特
公昭62−51168)により、かかる変速機におい
て、最低速段の1速伝動系の被動ギアをワンウエイクラ
ツチを介して変速機の出力軸に連結すると共に、変速機
の入力軸に平行の中間軸を設け、該入力軸から該中間軸
を介して該出力軸に動力を伝達する伝動機構として、1
速クラツチを介して該入力軸に連結される該1速伝動系
の駆動ギアと同軸上にこれと一体に結合される第1ギア
と、これに咬合し該中間軸上に回転自在に支持される第
2ギアと、後進伝動系とクラツチを共用する前記2速伝
動系の駆動ギアに咬合し該中間軸に固定される第3ギア
と、該1速伝動系の駆動ギアに対向する位置において該
中間軸上に配置され該第2ギアを該中間軸に連結する中
間クラツチとを備える4速伝動系を付加し、該1速クラ
ツチと該中間クラツチとの同時締結によれば入力軸から
1速クラツチと第1ギアと第2ギアと中間クラツチと中
間軸と第3ギアと2速伝動系の駆動ギアと被動ギアとを
介して出力軸に動力が伝達され、この際1速伝動系を介
しての動力伝達はワンウエイクラツチの機能で実質的に
停止されるようにし、かくて変速機の軸方向寸法を増加
せずに変速段数を1段増加し得るようにしたものを提案
した。
本発明は、かかる変速機に軸方向寸法及び全体としての
収納スペースを殆んど増加せずに変速段数を更に1段追
加し得るようにした変速機を提供することをその目的と
するもので、先の提案のものにおいて、中間軸を介して
動力を伝達する伝動機構に、後進伝動系とクラツチを共
用する第2前進伝動系の駆動ギアと同軸上にこれと一体
に結合される第4ギアと、これに咬合し該中間軸上に回
転自在に支持される第5ギアと、該後進伝動系の駆動ギ
アに対向する位置において該中間軸上に配置され、該第
5ギアと、最低速段の第1前進伝動系の駆動ギアに一体
の第1ギアに咬合する該中間軸上の第2ギアとを連結す
る第2の中間クラツチとを有して、該第2中間クラツチ
と該第1前進伝動系のクラツチとの同時締結により確立
される伝動系を付加し、該伝動機構を2段構成としたこ
とを特徴とする。
以下本発明を図示の実施例に付説明する。
図面で(1)は変速機ケース、(2)(3)は該ケース(1)内
に互に平行に軸支した入力軸と出力軸を示し、該入力軸
(2)はトルクコンバータ(4)を介してエンジン(E)と、該
出力軸(3)はデフギア(5)を介して車両の駆動輪(W)
(W)とに各連結され、該両軸(2)(3)間には、互に
軸方向に並設して前進用の1速乃至3速の伝動系(G1)
(G2)(G3)と、後進伝動系(GR)とを備える。最低速
段の第1前進伝動系たる1速伝動系(G1)は、入力軸
(2)上の1速クラツチ(6)と、その出力側の1速駆動ギア
(7)と、これに咬合し出力軸(3)にワンウエイクラツチ
(8)を介して連結される1速被動ギア(9)とで構成され、
又2速伝動系(G2)は、入力軸(2)に固定の2速駆動ギ
ア(10)と、これに咬合し出力軸(3)上に回転自在に支持
される2速被動ギア(11)と、これを出力軸(3)に連結す
る2速クラツチ(12)とで構成されるものとした。
そして、後進伝動系(GR)とクラツチを共用する第2前
進伝動系を3速伝動系(G3)で構成し、即ち3速伝動系
(G3)の駆動ギア(13)と後進伝動系(GR)の駆動ギア(1
4)とを互に同軸上に一体に結合して共用クラツチたる3
速クラツチ(15)を介して共通に入力軸(2)に連結し、更
に3速駆動ギア(13)に咬合する3速被動ギア(16)と、後
進駆動ギア(14)にアイドルギア(17)を介して咬合する後
進被動ギア(18)とを夫々出力軸(3)上に回転自在に軸支
し、3速伝動系(G3)と後進伝動系(GR)とを選択的に
確立すべく、常時は3速被動ギア(16)を出力軸(3)に連
結し、後進時のみ後進被動ギア(18)を出力軸(3)に連結
する前後進切換機構(19)を該両被動ギア(16)(18)間
に設けた。
更に、変速機ケース(1)内に入力軸(2)と平行に中間軸(2
0)を軸支し、入力軸(2)から該中間軸(20)を介して出力
軸(3)に動力を伝達する前進用伝動機構(21)を設けるも
のとし、これを詳述するに該伝動機構(21)は、1速駆動
ギア(7)と同軸上にこれと一体に結合される第1ギア(2
2)と、これに咬合し中間軸(20)上に回転自在に支持され
る第2ギア(23)と、中間軸(20)に固定され3速駆動ギア
(13)に咬合する第3ギア(24)と、該第2ギア(23)を中間
軸(20)に連結する第1中間クラツチ(25)とを有する第1
付加伝動系としての4速伝動系(G4)を備えるものと
し、1速クラツチ(6)と第1中間クラツチ(25)との同時
締結によれば、入力軸(2)から1速クラツチ(6)→第1ギ
ア(22)→第2ギア(23)→第1中間クラツチ(25)→中間軸
(20)→第3ギア(24)→3速駆動ギア(13)→3速被動ギア
(16)の系路で出力軸(3)に至る該4速伝動系(G4)が確
立されるようにした。
尚、4速伝動系(G4)の確立時、1速クラツチ(6)の締
結により1速駆動ギア(7)を介して1速被動ギア(9)が回
転されるが、出力軸(3)は該ギア(9)との間に介在させた
ワンウエイクラツチ(8)により該ギア(9)の回転に拘束さ
れずに4速伝動系(G4)による高速回転が与えられる。
又、第1中間クラツチ(25)は、比較的小径の1速駆動ギ
ア(7)に対向する位置において中間軸(20)上に配置され
るものとし、中間軸(20)と1速駆動ギア(7)との間の比
較的大径の空間をクラツチ配置スペースに利用して、ク
ラツチ設置による軸方向長さの増加を可及的に減少させ
た。
以上は上記した先の提案のものと特に異らないが、図示
の実施例では本発明の特徴とするところに従い、前記伝
動機構(21)に4速伝動系(G4)に加えて第2付加伝動系
としての5速伝動系(G5)を設け、該伝動機構(21)を2
段構成とするもので、これを詳述するに、3速駆動ギア
(13)と同軸上にこれと一体に結合される第4ギア(26)
と、これに咬合し中間軸(20)上に回転自在に支持される
第5ギア(27)と、該第5ギア(27)を前記第2ギア(23)に
連結する第2中間クラツチ(28)とを設け、1速クラツチ
(6)と該第2中間クラツチ(28)との同時締結によれば、
入力軸(2)から1速クラツチ(6)→第1ギア(22)→第2ギ
ア(23)→第2中間クラツチ(28)→第5ギア(27)→第4ギ
ア(26)→3速駆動ギア(13)→3速被動ギア(16)の系路で
出力軸(3)に至る5速伝動系(G5)が確立されるように
した。
そして、該第2中間クラツチ(28)は、比較的小径の後進
駆動ギア(14)に対向する位置において中間軸(20)上に配
置されるものとし、中間軸(20)と後進駆動ギア(14)との
間の比較的大径の空間をクラツチ配置スペースに利用し
て、第1中間クラツチ(25)の場合と同様にクラツチ配置
による軸方向長さの増加を可及的に減少させ、5速伝動
系(GR)の付加による軸方向寸法の増加を実質的に第4
ギア(26)のギア1枚分の増加に抑えられるようにした。
又、第4ギア(26)を3速駆動ギア(13)に一体に結合する
ことで、第5ギア(27)からの動力を出力軸(3)に伝達す
る別個専用のギア列が不要となり、その分構造が簡単と
なる。
更に図示のものでは第2図に明示する如く、第2ギア(2
3)と一体のギア軸(23a)を第2中間クラツチ(28)側に
延長し、その延長端に該クラツチ(28)のクラツチドラム
をスプライン係合させるようにし、中間軸(20)の軸孔で
構成される油路(29)から該ギア軸(23a)に形成した油
孔(30)を介して該クラツチ(28)にクラツチ圧を供給せし
めるようにした。
尚、1速伝動系(G1)を除く2速乃至5速伝動系(G2)
(G3)(G4)(G5)の配置位置は図示の実施例に限られ
るものではなく、これら伝動系(G2)(G3)(G4)(G
5)においては夫々の間で配置位置を相互に入れ換るこ
とが出来、更に本発明は、入出力軸(2)(3)を直結す
る前進伝動系を2段、中間軸(20)を介して動力伝達を行
う伝動系を2段として、全体として前進4段後進1段の
変速機を構成する場合にも勿論適用可能である。
この様に本発明によるときは、最低速段の第1前進伝動
系の駆動ギアをこれと一体の第1ギアと中間軸上の第2
ギアと第1中間クラツチと第3ギアとを介して後進伝動
系とクラツチを共用する第2前進伝動系の駆動ギアに連
結する第1付加伝動系を備えた伝動機構に、該第2前進
伝動系用の駆動ギアと一体に結合される第4ギアと、こ
れに咬合し第2中間クラツチを介して第2ギアに連結さ
れる第5ギアとを有する第2付加伝動系を設けて、該伝
動機構を2段構成とし、且つ該第2中間クラツチを、後
進伝動系用の駆動ギアと中間軸との間に形成される比較
的大きな空間を利用してこれに収容すべく該後進伝動系
用の駆動ギアと対向する位置において該中間軸上に配置
するもので、上記した先の提案の変速機の軸方向寸法や
全体としての収納スペースを殆んど増加せずに変速段数
を更に1段増加させることが出来る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明変速機の1例の線図、第2図はその具体
的構造を示す截断側面図である。 (1)…変速機ケース (2)…入力軸 (3)…出力軸 (G1)…1速伝動系(第1前進伝動系) (6)…第1速
クラツチ (7)…1速駆動ギア (8)…ワンウエイクラツチ (9)…
1速被動ギア (G3)…3速伝動系(第2前進伝動系) (GR)…後進伝動系 (13)…3速駆動ギア (14)…後進
駆動ギア (15)…3速クラツチ(共用クラツチ) (16)…3速被動
ギア (17)…アイドルギア (18)…後進被動ギア (19)…前後
進切換機構 (20)…中間軸 (21)…伝動機構 (G4)…4速伝動系
(第1付加伝動系) (22)…第1ギア (23)…第2ギア
(24)…第3ギア (25)…第1中間クラツチ (G5)…5速伝動系(第2付
加伝動系) (26)…第4ギア (27)…第5ギア (28)…第2中間クラ
ツチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機ケース内に互に平行に軸支される入
    力軸と出力軸との間に、軸方向に並設される少なくとも
    2段の前進伝動系と、後進伝動系とを備え、これら前進
    伝動系のうち最低速段の第1前進伝動系を除く任意の第
    2前進伝動系と該後進伝動系との各駆動ギアを互に同軸
    上に一体に結合して共用クラツチを介して該入力軸に連
    結すると共に、該第2前進伝動系の駆動ギアに咬合する
    被動ギアと該後進伝動系の駆動ギアにアイドルギアを介
    して咬合する被動ギアとを該出力軸に選択的に連結する
    前後進切換機構を設けて、該第2前進伝動系と該後進伝
    動系とを選択的に確立させるようにし、該第1前進伝動
    系は、該入力軸に該第1前進伝動系用のクラツチを介し
    て連結される駆動ギアと、これに咬合しワンウエイクラ
    ツチを介して該出力軸に連結される従動ギアとを備える
    ものとし、更に該入力軸に平行の中間軸を設けて、該入
    力軸から該中間軸を介して該出力軸に動力を伝達する前
    進用の伝動機構を付加し、該伝動機構は、該第1前進伝
    動系の駆動ギアと同軸上にこれと一体に結合される第1
    ギアと、これに咬合し該中間軸上に回転自在に支持され
    る第2ギアと、該中間軸に固定され該第2前進伝動系の
    駆動ギアに咬合する第3ギアと、該第1前進伝動系の駆
    動ギアに対向する位置において該中間軸上に配置され該
    第2ギアを該中間軸に連結する第1中間クラツチとを有
    して該第1前進伝動系用のクラツチと該第1中間クラツ
    チとの同時締結により確立される第1付加伝動系を備え
    るものにおいて、該伝動機構に、該第2前進伝動系の駆
    動ギアと同軸上にこれと一体に結合される第4ギアと、
    これに咬合し該中間軸上に回転自在に支持される第5ギ
    アと、該後進伝動系の駆動ギアに対向する位置において
    該中間軸上に配置され該第5ギアと該第2ギアとを連結
    する第2中間クラツチとを有して該第1前進伝動系用の
    クラツチと該第2中間クラツチとの同時締結により確立
    される第2付加伝動系を設けて、該伝動機構を2段構成
    としたことを特徴とする車両用変速機。
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