JPH06104602A - 高周波切換器 - Google Patents
高周波切換器Info
- Publication number
- JPH06104602A JPH06104602A JP25497292A JP25497292A JPH06104602A JP H06104602 A JPH06104602 A JP H06104602A JP 25497292 A JP25497292 A JP 25497292A JP 25497292 A JP25497292 A JP 25497292A JP H06104602 A JPH06104602 A JP H06104602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high frequency
- diodes
- changeover device
- bonding wire
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロ波帯又はミリ波帯の高周波信号の通
過量を切り換える高周波切換器に関し、従来よりも小型
でありながら分離特性の良い高周波切換器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 線路に並列に設けられたpinダイオード3
8間の線路40にコンデンサ42を挿入して直流的に各
pinダイオード38を分離し、隣接するpinダイオ
ード間のコンデンサ42を含む線路の等価線路長がλ/
4になるように線路40の長さを設定し、各pinダイ
オード38に個別に直流バイアスを与える。
過量を切り換える高周波切換器に関し、従来よりも小型
でありながら分離特性の良い高周波切換器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 線路に並列に設けられたpinダイオード3
8間の線路40にコンデンサ42を挿入して直流的に各
pinダイオード38を分離し、隣接するpinダイオ
ード間のコンデンサ42を含む線路の等価線路長がλ/
4になるように線路40の長さを設定し、各pinダイ
オード38に個別に直流バイアスを与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯又はミリ
波帯の高周波信号の通過量を切り換える高周波切換器、
特に機器の小型化に適した高周波切換器に関する。高周
波切換器は、例えば増幅器に供給される電源を断続する
ことなくその出力を断続するために用いられ、パルスレ
ーダ等の機器に使用される。
波帯の高周波信号の通過量を切り換える高周波切換器、
特に機器の小型化に適した高周波切換器に関する。高周
波切換器は、例えば増幅器に供給される電源を断続する
ことなくその出力を断続するために用いられ、パルスレ
ーダ等の機器に使用される。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の高周波切換器を表わす回路
図である。伝送路に並列に複数のpinダイオード10
が配置され、それらの間の線路長をλ/4(λは信号の
波長)にするためのストリップ線路12が配置される。
誘導素子14はpinダイオード10とストリップ線路
12,16の間を接続するためのボンディングワイヤを
等価的に表わしたものである。左端のストリップ線路1
6には各pinダイオード10に直流バイアスを供給す
べく、高周波信号阻止のためのインダクタ18とコンデ
ンサ20からなるバイアス回路を経てドライバ回路22
が接続されている。
図である。伝送路に並列に複数のpinダイオード10
が配置され、それらの間の線路長をλ/4(λは信号の
波長)にするためのストリップ線路12が配置される。
誘導素子14はpinダイオード10とストリップ線路
12,16の間を接続するためのボンディングワイヤを
等価的に表わしたものである。左端のストリップ線路1
6には各pinダイオード10に直流バイアスを供給す
べく、高周波信号阻止のためのインダクタ18とコンデ
ンサ20からなるバイアス回路を経てドライバ回路22
が接続されている。
【0003】ドライバ回路22から直流バイアスが供給
されていない間、各pinダイオード10は高周波的に
オフであり、したがって入力側から供給される高周波信
号は出力側へ出力される。ドライバ回路22から直流バ
イアスが供給されると各pinダイオード10は高周波
的にオンになってその接続点はショートになる。このと
き、入力された高周波信号は最初のpinダイオード1
0の接続点で大部分が反射される。反射されなかった信
号は次のpinダイオード10の接続点で反射され、そ
れでも反射されなかった信号はさらに次のpinダイオ
ード10の接続点で反射される。この様にして、70dB
程度の高い分離特性が得られる。なお、図示のものは反
射型の切換器であるが、無反射型では各pinダイオー
ド10に直列にインピーダンス素子が挿入される。
されていない間、各pinダイオード10は高周波的に
オフであり、したがって入力側から供給される高周波信
号は出力側へ出力される。ドライバ回路22から直流バ
イアスが供給されると各pinダイオード10は高周波
的にオンになってその接続点はショートになる。このと
き、入力された高周波信号は最初のpinダイオード1
0の接続点で大部分が反射される。反射されなかった信
号は次のpinダイオード10の接続点で反射され、そ
れでも反射されなかった信号はさらに次のpinダイオ
ード10の接続点で反射される。この様にして、70dB
程度の高い分離特性が得られる。なお、図示のものは反
射型の切換器であるが、無反射型では各pinダイオー
ド10に直列にインピーダンス素子が挿入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示された従来の
高周波切換器ではバイアスが1ケ所から供給されて全ダ
イオードに同時に加えられるので、大電流を供給する必
要があり、ドライバ回路22に使用されるスイッチング
素子としてディスクトリートのトランジスタを使用した
大がかりなものが必要である。
高周波切換器ではバイアスが1ケ所から供給されて全ダ
イオードに同時に加えられるので、大電流を供給する必
要があり、ドライバ回路22に使用されるスイッチング
素子としてディスクトリートのトランジスタを使用した
大がかりなものが必要である。
【0005】また、ドライバ回路22を接続する金ワイ
ヤ24に大電流が流れるという問題もある。一方、小型
化を重視してドライバ回路22に小型のチップIC程度
による駆動回路を使用するためには、消費電流を下げな
ければならず、そのためにはダイオードの段数を少なく
しなければならない。そうすると、分離特性を充分に得
ることができないという問題があった。
ヤ24に大電流が流れるという問題もある。一方、小型
化を重視してドライバ回路22に小型のチップIC程度
による駆動回路を使用するためには、消費電流を下げな
ければならず、そのためにはダイオードの段数を少なく
しなければならない。そうすると、分離特性を充分に得
ることができないという問題があった。
【0006】したがって本発明の目的は、従来よりも小
型でありながら分離特性の良い高周波切換器を提供する
ことにある。
型でありながら分離特性の良い高周波切換器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成する本
発明の高周波切換器は、高周波信号の伝送路に並列に接
続された複数のダイオードと、該複数のダイオードの各
々を直流的に分離するように、伝送路に直列に挿入され
た複数の容量素子と、該容量素子のそれぞれに直列に挿
入され、該容量素子の両側にあるダイオードの間の等価
線路長を、λを高周波信号の波長としてλ/4にする長
さを有する複数の線路とを具備することを特徴とするも
のである。
発明の高周波切換器は、高周波信号の伝送路に並列に接
続された複数のダイオードと、該複数のダイオードの各
々を直流的に分離するように、伝送路に直列に挿入され
た複数の容量素子と、該容量素子のそれぞれに直列に挿
入され、該容量素子の両側にあるダイオードの間の等価
線路長を、λを高周波信号の波長としてλ/4にする長
さを有する複数の線路とを具備することを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】各ダイオードは容量素子で直流的に分離されて
いるので、複数のゲートを有し、1ゲートあたりの駆動
電流が大きくないチップICの使用が可能となり、駆動
回路の小型化が実現される。ダイオード間の容量素子を
含む等価線路長は、複数の線路によりλ/4に設定され
るので、分離度が低下することはない。
いるので、複数のゲートを有し、1ゲートあたりの駆動
電流が大きくないチップICの使用が可能となり、駆動
回路の小型化が実現される。ダイオード間の容量素子を
含む等価線路長は、複数の線路によりλ/4に設定され
るので、分離度が低下することはない。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る高周波切換器
の平面図であり、図2はその等価回路図である。高周波
信号入出力端子30、電源入力端子32、通過/分離切
換のための制御信号の入力端子34を備えたパッケージ
36内に回路が組み込まれている。
の平面図であり、図2はその等価回路図である。高周波
信号入出力端子30、電源入力端子32、通過/分離切
換のための制御信号の入力端子34を備えたパッケージ
36内に回路が組み込まれている。
【0010】2つの高周波信号入出力端子30の間の主
線路に並列に3個のpinダイオード38が接続され、
隣接する2つのダイオード間のマイクロストリップ線路
40はコンデンサ42により直流的に分断されている。
ダイオード38と線路40との間はボンディングワイヤ
44で接続され、線路40とコンデンサ42の間はボン
ディングワイヤ46で接続される。
線路に並列に3個のpinダイオード38が接続され、
隣接する2つのダイオード間のマイクロストリップ線路
40はコンデンサ42により直流的に分断されている。
ダイオード38と線路40との間はボンディングワイヤ
44で接続され、線路40とコンデンサ42の間はボン
ディングワイヤ46で接続される。
【0011】隣接する2つのダイオード38間の分断さ
れた2本のマイクロストリップ線路40の長さは、ボン
ディングワイヤ44、マイクロストリップ線路40、コ
ンデンサ42、ボンディングワイヤ46、マイクロスト
リップ線路40、ボンディングワイヤ44からなる線路
の等価線路長がλ/4になるように定められる。なお、
図示された実施例では、マイクロストリップ線路40の
中央部をコンデンサ42で分離しているが、マイクロス
トリップ線路40の一端においてコンデンサ42で分離
するようにしても良い。
れた2本のマイクロストリップ線路40の長さは、ボン
ディングワイヤ44、マイクロストリップ線路40、コ
ンデンサ42、ボンディングワイヤ46、マイクロスト
リップ線路40、ボンディングワイヤ44からなる線路
の等価線路長がλ/4になるように定められる。なお、
図示された実施例では、マイクロストリップ線路40の
中央部をコンデンサ42で分離しているが、マイクロス
トリップ線路40の一端においてコンデンサ42で分離
するようにしても良い。
【0012】コンデンサ42によって直流的に相互に分
離されたpinダイオード38の各々には、ドライバ回
路48から、ストリップ線路で構成したインダクタンス
素子50およびコンデンサ52からなるバイアス回路5
4を経て、直流バイアスが供給される。複数の制御ゲー
トを備えたチップICからなるドライバ回路48から供
給される直流バイアスは制御信号入力端子34から与え
られる制御信号に応じて断続される。したがってこれら
ダイオードを同時に駆動するように制御信号を与えれば
従来と同等の通過/分離の制御が実現され、個別に駆動
すれば分離度を段階的に可変することができる。例え
ば、ダイオード1個のみをオンとしてショート点を形成
した場合、20dBの分離度が得られ、2個をオンとすれ
ば、45dBの分離度が得られ、3個をオンとすれば70
dBの分離度が得られる。
離されたpinダイオード38の各々には、ドライバ回
路48から、ストリップ線路で構成したインダクタンス
素子50およびコンデンサ52からなるバイアス回路5
4を経て、直流バイアスが供給される。複数の制御ゲー
トを備えたチップICからなるドライバ回路48から供
給される直流バイアスは制御信号入力端子34から与え
られる制御信号に応じて断続される。したがってこれら
ダイオードを同時に駆動するように制御信号を与えれば
従来と同等の通過/分離の制御が実現され、個別に駆動
すれば分離度を段階的に可変することができる。例え
ば、ダイオード1個のみをオンとしてショート点を形成
した場合、20dBの分離度が得られ、2個をオンとすれ
ば、45dBの分離度が得られ、3個をオンとすれば70
dBの分離度が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
ディスクトリートなトランジスタの替わりに複数の制御
ゲートを有するチップICが使用可能となるので、小型
でありながら分離度の良い高周波切換器が実現される。
さらに、分離度を段階的に可変にすることも可能とな
る。
ディスクトリートなトランジスタの替わりに複数の制御
ゲートを有するチップICが使用可能となるので、小型
でありながら分離度の良い高周波切換器が実現される。
さらに、分離度を段階的に可変にすることも可能とな
る。
【図1】本発明の高周波切換器の一実施例を表わす平面
図である。
図である。
【図2】図1の等価回路図である。
【図3】従来の高周波切換器を表わす回路図である。
30…高周波信号入出力端子 34…制御信号入力端子 38…pinダイオード 40…マイクロストリップ線路 42…コンデンサ 44,46…ボンディングワイヤ 48…ドライバ回路 50…バイアス回路
Claims (2)
- 【請求項1】 高周波信号の伝送路に並列に接続された
複数のダイオードと、 該複数のダイオードの各々を直流的に分離するように、
伝送路に直列に挿入された複数の容量素子と、 該容量素子のそれぞれに直列に挿入され、該容量素子の
両側にあるダイオードの間の等価線路長を、λを高周波
信号の波長としてλ/4にする長さを有する複数の線路
とを具備することを特徴とする高周波切換器。 - 【請求項2】 前記複数のダイオードのそれぞれに直流
バイアスを供給する複数のバイアス回路をさらに具備す
る請求項1記載の高周波切換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497292A JPH06104602A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 高周波切換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497292A JPH06104602A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 高周波切換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104602A true JPH06104602A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17272430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25497292A Pending JPH06104602A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 高周波切換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104602A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106025450A (zh) * | 2016-07-10 | 2016-10-12 | 北京遥感设备研究所 | 一种Ka波段高隔离PIN开关组件 |
CN109494432A (zh) * | 2017-09-12 | 2019-03-19 | 北京遥感设备研究所 | 一种毫米波高隔离开关组件 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP25497292A patent/JPH06104602A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106025450A (zh) * | 2016-07-10 | 2016-10-12 | 北京遥感设备研究所 | 一种Ka波段高隔离PIN开关组件 |
CN106025450B (zh) * | 2016-07-10 | 2019-02-19 | 北京遥感设备研究所 | 一种Ka波段高隔离PIN开关组件 |
CN109494432A (zh) * | 2017-09-12 | 2019-03-19 | 北京遥感设备研究所 | 一种毫米波高隔离开关组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991019 |